JP4716941B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ノイズの発生源となる回路部分と、演算処理にノイズの影響を受けやすい回路部分とを備えた半導体集積回路装置に関するもので、特に、それぞれの回路に供給される電源ラインが分割された半導体集積回路装置に関する。
デジタル画像処理や高速通信などを行う半導体集積回路装置が提供されているが、近年、処理するデータ容量の大容量化や処理速度の高速化などに伴い、半導体集積回路装置が大規模化又は複雑化する傾向にある。これにより、半導体集積回路装置内では、発振回路などのノイズの発生源となる回路による影響が、この回路周辺に配置された別の回路に与えられることとなり、誤作動の原因や演算処理精度を悪化させる原因となる。
このように、同一の半導体集積回路装置に搭載された別の回路のノイズの影響を防ぐために、ノイズを発生する回路とノイズの影響を受ける回路のそれぞれに接続する電源ラインを分離させて、ノイズが他の回路に影響することを防ぐようにしているものがある(特許文献1参照)。この特許文献1の半導体集積回路装置は、高速スイッチング動作を行うDC−DCコンバータ回路からのノイズの影響を、メモリや制御部などの他の回路が受けないようにするために、電源ラインに抵抗を設置し、電源ラインの配線容量とでフィルタを構成するものとしている。
特開2000−151376号公報
しかしながら、特許文献1に記載の半導体集積回路装置を初めとして、ノイズの影響を低減させるためのフィルタを構成するための抵抗や容量は一定のものとされている。そのため、ノイズの影響を受ける側となる回路において、その動作状態に応じてノイズの発生源となる回路からのノイズに対する影響度が変更するが、その影響度に応じたノイズ除去ができず、ノイズの影響を最大限の抑制することができない。例えば、通信装置などの復調回路などにおいて、その動作状態においてうけるノイズの影響を抑制できないため、符号誤り率が高いままとなってしまうことがある。
このような問題を鑑みて、本発明は、動作時に応じたノイズの影響に対応したフィルタリングを行うことができ、そのノイズの影響を低減することができる半導体集積回路を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の半導体集積回路装置は、ノイズの発生源となる第1回路と、該第1回路から信号が与えられて演算処理を行う第2回路と、前記第1及び第2回路それぞれに電源供給を行う分割された第1及び第2電源供給路と、を備える半導体集積回路装置において、前記第2回路の動作状態を検出する状態検出回路と、該状態検出回路で確認された前記第2回路の動作状態に基づいて、前記第1回路のノイズによる影響の大きさを確認して、前記第1回路の動作状態を決定するパラメータ値を変化させる制御回路と、を備えることを特徴とする。
このような半導体集積回路装置において、前記状態検出回路が、前記第2回路における前記演算処理におけるエラーの度合いを、前記第2回路の動作状態として、所定時間毎に検出するものとする。前記制御回路が、前記状態検出回路で前記所定時間毎に検出された前記演算処理におけるエラーの度合いの大きさに応じて前記パラメータ値を変化させるものとしても構わない。このとき、前記制御回路が、前記状態検出回路で前記所定時間毎に検出された前記演算処理におけるエラーの度合いの大きさの変化に基づいて、前記パラメータ値を変化させる方向を決定するものとする。
更に、前記状態検出回路が、前記第2回路で演算処理されて得たデータを受け、当該データにおける誤りを検出することで、前記演算処理におけるエラーの度合いを検出するものとしても構わない。このとき、前記状態検出回路が、前記第2回路での前記演算処理でデータを取得する際の誤り訂正処理において誤り訂正したビット数を計数し、計数した誤り訂正された前記ビット数を前記演算処理におけるエラーの度合いとする。
上述の半導体集積回路装置において、前記第2回路が、前記演算処理として、復調動作又は復号化動作を行うものとしても構わない。
又、上述の半導体集積回路装置において、前記第1回路に接続された前記第1電源供給路上に設置されるとともに、インピーダンス値を可変とした可変インピーダンスを備え、前記制御回路が、前記状態検出回路で確認された前記第2回路の動作状態に基づいて、前記第1回路のノイズによる影響の大きさを確認し、前記可変インピーダンスのインピーダンス値を変化させるインピーダンス制御回路を有するものであっても構わない。
そして、前記インピーダンス制御回路が、前記状態検出回路で前記所定時間毎に検出された前記演算処理におけるエラーの度合いの大きさに応じて前記可変インピーダンスのインピーダンス値を変化させるものとしても構わない。このとき、前記インピーダンス制御回路が、前記状態検出回路で前記所定時間毎に検出された前記演算処理におけるエラーの度合いの大きさの変化に基づいて、前記可変インピーダンスのインピーダンス値を変化させる方向を決定するものとする。
又、前記可変インピーダンスが、可変容量、可変抵抗、又は、コイルなどのインピーダンスを変更することの可能な回路で構成される。更に、前記可変インピーダンスが、複数のスイッチと複数のインピーダンスとを組み合わせた回路によって構成されるものとしても構わない。
前記制御回路が、前記状態検出回路で確認された前記第2回路の動作状態に基づいて、前記第1回路のノイズによる影響の大きさを確認し、前記第1回路の消費電力値を変化させる電力制御回路を有するものであっても構わない。
そして、前記電力制御回路が、前記状態検出回路で前記所定時間毎に検出された前記演算処理におけるエラーの度合いの大きさに応じて前記第1回路の消費電力値を変化させるものとしても構わない。このとき、前記電力制御回路が、前記状態検出回路で前記所定時間毎に検出された前記演算処理におけるエラーの度合いの大きさの変化に基づいて、前記第1回路の消費電力値を変化させる方向を決定するものとする。
又、前記第1回路が、帰還抵抗と水晶振動子の並列回路に対して並列となるように接続された複数のインバータを備え、このインバータの個数を変化させることで、消費電力値が変化されるものとしても構わない。
本発明によると、ノイズの発生源となる回路とノイズの影響を受ける回路とに対して、分離された電源供給路が設けられることで、この電源供給路をフィルタとして機能させて、ノイズの発生源となる回路の影響を低減させることができる。このとき、ノイズの影響を受ける回路の動作状態に基づいて、ノイズの発生源となる回路の動作状態を決定するパラメータ値を変化させることができる。そのため、ノイズの影響を受ける回路の動作状態に最適なパラメータ値を設定し、ノイズの発生源となる回路からの影響を常に小さくすることができる。
<通信装置の構成例>
まず、以下の各実施形態における半導体集積回路装置を備える通信装置の構成例を、図1に挙げて説明する。
図1に示す通信装置は、高周波信号を受信するアンテナ1と、アンテナ1での受信信号より所望の周波数帯の高周波信号を抽出するバンドパスフィルタ(BPF)2と、BPF2で抽出された高周波信号を増幅するアンプ3と、アンプ3で増幅された高周波信号を中間周波数信号(IF信号)に変換するミキサ4と、ミキサ4に対して局部発振信号を与える電圧制御発振器(VCO)5と、VCO5の発振周波数を設定する位相ロックループ回路(PLL回路)6と、ミキサ4で変換されたIF信号からノイズを除去するローパスフィルタ(LPF)7と、LPF7でノイズ除去されたIF信号を増幅するアンプ8と、アンプ8で増幅されたIF信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換回路(AD変換回路)9と、AD変換回路9からのデジタル信号を復調する復調回路10と、復調回路10で復調された信号を復号化する復号化回路11と、通信装置内の各ブロックを制御する制御回路12と、PLL回路6、AD変換回路9、復調回路10、復号化回路11、及び制御回路12といったデジタル処理を行う回路に対してクロック信号を生成して与えるクロック発振回路13と、を備える。
このように構成される通信装置によると、制御回路12によって受信チャンネルが設定されると、PLL回路6内の分周器の分周率が設定されることにより、VCO5からの局部発振信号の発振周波数が設定される。そして、VCO5から局部発振信号が与えられるミキサ4では、アンテナ1で受信された後にBPF2を通過してアンプ3で増幅された高周波信号と局部発振信号とのミキシングが行われる。これにより、所望の受信チャンネル周波数の高周波信号が抽出されて、ベースバンド信号となるIF信号に変換される。このIF信号は、LPF7でノイズ除去された後、アンプ8で増幅されて、AD変換回路9でデジタル信号に変換される。
AD変換回路9でデジタル信号に変換されたIF信号が、復調回路10に与えられて、複数位相変調(BPSK、QPSK、8PSK)や直交振幅変調(QAM)などの所定の変調方式による復調処理が成された後、復号化回路11において、所定の符号化方式による復号化処理が成される。このとき、クロック発振回路13で発生するクロックが、復調回路10及び復号化回路11に与えられて、デジタル処理が成されるとともに、制御回路12からの制御に基づいて、復調処理及び復号化処理が行われる。
<第1の実施形態>
上述の通信装置に用いられる半導体集積回路装置における第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図2は、本実施形態における半導体集積回路装置の内部構成を示すブロック図である。
図2に示す半導体集積回路装置は、クロック発振回路13と、復調回路10と、復号化回路11とを備える半導体集積回路装置100が構成されるものとする。この半導体集積回路装置100は、クロック発振回路13と、復調回路10と、復号化回路11と、電源電位Vccと接続されてクロック発振回路13に電源供給を行う電源供給路101と、電源電位Vccと接続されて復調回路10及び復号化回路11に電源供給を行う電源供給路102と、電源供給路101において電源電位Vccとクロック発振回路13との間に設置される可変インピーダンス103と、可変インピーダンス103のインピーダンス値の制御を行うインピーダンス制御回路104と、復号化回路11での復号化処理において誤り訂正符号を用いた誤り訂正処理の内容を確認して符号誤り率を検出する符号誤り検出回路105と、を備える。この半導体集積回路装置100において、インピーダンス制御回路104及び符号誤り検出回路105それぞれについても、電源供給路102を通じて電源供給が行われる。
この半導体集積回路装置100では、復号化回路11において復号化処理を行う際に誤り訂正符号による誤り訂正処理が行われるが、一定の時間の間に誤り訂正が成されたビット数を、符号誤り検出回路105において計数する。そして、一定時間毎に、符号誤り検出回路105で計数された誤りビット数が、インピーダンス制御回路104に与えられる。よって、インピーダンス制御回路104では、与えられた誤りビット数によって、可変インピーダンス103のインピーダンス値を変化させる。
これにより、ノイズ発生源となるクロック発振回路13により、復調回路10及び復号化回路11に与える影響を低減させ、復号化回路11における誤りビット数を低減させる。即ち、可変インピーダンス103と電源供給路101,102による浮遊容量及び配線抵抗とによるフィルタ効果が最適になるように、インピーダンス制御回路104が可変インピーダンス103のインピーダンス値を変化させることとなる。このインピーダンス制御回路104と符号誤り検出回路105との詳細な動作について、図3及び図4のフローチャートを参照して、以下に説明する。
まず、符号誤り検出回路105における動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。符号誤り検出回路105では、不図示のカウンタによる誤りビット数を計数した計数値を0とするとともに、不図示のタイマによって計測される時間を0として、初期化する(STEP1)。その後、復号化回路11において復号化処理が行われる度に、誤り訂正が行われた際の誤りビット数が復号化回路11より入力されたか否かが確認される(STEP2)。このとき、誤りビット数が入力された場合(Yes)、既に記憶している誤りビット数に、入力された誤りビット数を計数した後(STEP3)、STEP4に移行する。又、誤りビット数が入力されなかった場合もSTEP4に移行する。
そして、STEP4に移行すると、所定時間が経過したか否かが、不図示のタイマによる計測時間に基づいて確認される。このとき、所定時間の経過が確認されていない場合は(No)、STEP2に移行して、誤りビット数の入力の有無が確認される。又、所定時間の経過が確認されると(Yes)、不図示のカウンタで計数された誤りビット数をインピーダンス制御回路104に出力する(STEP5)。その後、動作を終了することが指示されたか否かが確認され(STEP6)、動作終了の指示がない場合は(No)、STEP1に移行して初期化動作を行い、又、動作終了の指示がある場合は(Yes)、動作を終了する。
次に、インピーダンス制御回路104における動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。インピーダンス制御回路104では、可変インピーダンス103のインピーダンス値を変化させる方向(以下、「インピーダンス変化方向」とする)を読み出す(STEP101)。尚、このインピーダンス変化方向は、可変インピーダンス103に対して、そのインピーダンス値を大きくする方向(以下、「正方向」とする)と、そのインピーダンス値を小さくする方向(以下、「負方向」とする)との、2方向によるものである。
その後、まず、所定時間毎に符号誤り検出回路105より入力される誤りビット数が入力されたか否かが確認される(STEP102)。このとき、符号誤り検出回路105が図3のフローチャートにおけるSTEP5の動作を行うことで、誤りビット数がインピーダンス制御回路104に入力されることとなる。そして、符号誤り検出回路105からの誤りビット数の入力が確認されると(Yes)、所定時間前に入力された誤りビット数が記憶されているか否かが確認される(STEP103)。逆に、符号誤り検出回路105からの誤りビット数の入力が確認されない場合(No)、再び、STEP102において、符号誤り検出回路105からの誤りビット数の入力の有無が確認される。
STEP103において、所定時間前に入力された誤りビット数が記憶されている場合(YES)、STEP102で入力が確認されたばかりの誤りビット数と、記憶された所定時間前に入力された誤りビット数とが比較される(STEP104)。そして、その比較結果に基づいて、STEP102で入力が確認されたばかりの誤りビット数が大きいか否かが確認される(STEP105)。このとき、STEP102で入力が確認されたばかりの誤りビット数が大きい場合(Yes)、現在のインピーダンス変化方向を逆方向に反転させる(STEP106)。即ち、現在のインピーダンス変化方向が正方向の場合、負方向に反転し、逆に、負方向の場合、正方向に反転する。
そして、STEP103において、初めての入力で誤りビット数の記憶が確認されなかった場合(No)、又は、STEP105において、STEP102で入力が確認されたばかりの誤りビット数が等しいか又は小さい場合(No)、又は、STEP106におけるインピーダンス変化方向の反転動作が行われると、STEP102で入力が確認されたばかりの誤りビット数が所定の閾値以上であるか否かが確認される(STEP107)。即ち、所定の閾値以上である場合は、クロック発振回路13によるノイズの影響が大きいものとし、可変インピーダンス103のインピーダンス値を変化させる必要があるものとされる。
よって、STEP107において、誤りビット数が所定の閾値以上である場合(Yes)、可変インピーダンス103のインピーダンス値を、現在設定されるインピーダンス変化方向に所定値分変化させ(STEP108)、STEP109に移行する。又、STEP107において、誤りビット数が所定の閾値より小さい場合は(No)、そのまま、STEP109に移行する。そして、STEP109において、動作を終了することが指示されたか否かが確認される。このとき、終了動作の指示がある場合は(Yes)、現在のインピーダンス変化方向を記憶して(STEP110)、動作を終了する。又、動作終了の指示がない場合は(No)、STEP102で入力された誤りビット数を記憶した後(STEP111)、STEP102に移行して誤りビット数の入力を確認する。
このようにインピーダンス制御回路104及び符号誤り検出回路105が動作するとき、例えば、インピーダンス制御回路104に記憶されたインピーダンス変化方向が負方向とする。この場合において、最初に符号誤り検出回路105において、所定時間の間に計数された誤りビット数がB1であったとき、この誤りビット数B1がインピーダンス制御回路104に与えられる。そして、インピーダンス制御回路104では、初めて入力された誤りビット数であり、記憶している誤りビット数がないため、この誤りビット数B1が閾値Th以上であるか否か確認する。
このとき、誤りビット数B1が閾値Th以上であることが確認されると、現在の可変インピーダンス103のインピーダンス値R1を所定値rだけ低い値R1−rに変更する。そして、動作終了の指示がない場合、インピーダンス制御回路104では、誤りビット数B1を記憶する。その後、再び、符号誤り検出回路105において、所定時間Tの間の誤りビット数が計数される。このときの誤りビット数がB2であったとき、この誤りビット数B2がインピーダンス制御回路104に与えられる。
インピーダンス制御回路104では、記憶した誤りビット数B1を読み出して、入力された誤りビット数B2との比較を行う。このとき、入力された誤りビット数B2が記憶した誤りビット数B1より大きくなる場合は、インピーダンス変化方向を反転する。即ち、この場合は、インピーダンス変化方向を、負方向から正方向へ反転させる。そして、誤りビット数B2が閾値Th以上であることを確認するため、現在の可変インピーダンス103のインピーダンス値R1−rを所定値rだけ高い値R1に変更する。
そして、動作終了の指示がない場合、インピーダンス制御回路104では、誤りビット数B2を記憶する。その後、再び、符号誤り検出回路105において、所定時間Tの間の誤りビット数B3が計数されて、インピーダンス制御回路104に与えられる。インピーダンス制御回路104では、記憶した誤りビット数B2を読み出して、入力された誤りビット数B3との比較を行う。このとき、入力された誤りビット数B3が記憶した誤りビット数B2より小さくなると、誤りビット数B3が閾値Th以上であることを確認する。このとき、誤りビット数B3が閾値Th以上となると、現在の可変インピーダンス103のインピーダンス値R1を所定値rだけ高い値R1+rに変更する。
更に動作終了の指示がない場合、インピーダンス制御回路104では、誤りビット数B3を記憶する。その後、再び、符号誤り検出回路105において、所定時間Tの間の誤りビット数B4が計数されて、インピーダンス制御回路104に与えられると、記憶した誤りビット数B3と比較される。そして、この入力された誤りビット数B4が記憶した誤りビット数B3より小さくなると、更に、誤りビット数B4が閾値Th以上であることを確認する。このとき、誤りビット数B4が閾値Thより小さくなると、現在の可変インピーダンス103のインピーダンス値R1+rのままとする。
このように動作することで、動作終了の指示が行われるまで、所定時間T毎に、符号誤り検出回路105で検出された誤りビット数がインピーダンス制御回路104に与えられ、前回測定された誤りビット数との比較及び閾値Thとの比較が行われる。これにより、動作終了の指示が行われない間、常に、可変インピーダンス103のインピーダンス値を最適な状態として、クロック発振回路13による他の回路に対するノイズの影響を低減させることができる。
尚、このインピーダンス制御回路104における上述の図4のフローチャートの動作は一例であり、STEP108におけるインピーダンスの変化量を、閾値との関係により変化させるものとしても構わない。又、インピーダンス変化方向が反転された場合、前回変化させたときにおける変化前の可変インピーダンス103のインピーダンス値から変化させるようにするものとしても構わない。即ち、前回、インピーダンス値Rからインピーダンス値R+rに変化された場合において、インピーダンス変化方向が反転されると、一旦、インピーダンス値Rに戻した後、このインピーダンス値Rからインピーダンス値R−rに変化させる。
又、図4のフローチャートに示すインピーダンス制御回路104の動作において、符号誤り検出回路105より入力された誤りビット数と記憶した誤りビット数の大きさを比較した後、入力された誤りビット数を閾値との比較を行うものとしたが、入力された誤りビット数と閾値の比較を最初に行うものとしても構わない。
即ち、図5のフローチャートに示すように、STEP102で誤りビット数の入力を確認するとSTEP107における誤りビット数と閾値との比較を行う。そして、STEP107において、入力された誤りビット数が閾値以上となる場合は、STEP103〜STEP106の動作を行って、インピーダンス変化方向を設定した後に、STEP108に移行して、可変インピーダンス103のインピーダンス値を変化させる。又、STEP107において、入力された誤りビット数が閾値より小さい場合は、STEP109に移行して、終了の指示の有無が確認される。
このように動作するインピーダンス制御回路104は、可変インピーダンス103が連続的にインピーダンス値を変化させるものである場合、アナログ信号を可変インピーダンス103に与える。又、可変インピーダンス103が複数の抵抗又は複数のコンデンサ又は複数のコイルから1つを選択的に切り換えてインピーダンス値を変化させるものである場合は、デジタル信号がインピーダンス制御回路104より可変インピーダンス103に与えられる。図6に、このデジタル信号が与えられる可変インピーダンス103の構成の一例を示すが、他の構成としても構わない。
図6に示す可変インピーダンス103は、電源電位Vccが一端に印加されるとともに互いに並列に接続されたn個の抵抗R1〜Rnと、抵抗R1〜Rnのそれぞれの他端にそれぞれの一端が接続されるとともに他端がクロック発振回路13に接続されたスイッチS1〜Snと、インピーダンス制御回路104より与えられるデジタル信号よりスイッチS1〜SnそれぞれをON/OFF制御するためのnビットの信号を出力するマルチプレクサ30と、を備える。
これにより、インピーダンス制御回路104よりインピーダンス値を変更する制御信号がマルチプレクサ30に与えられると、デジタル信号である制御信号が解析されることで、スイッチS1〜Snのうちの1つを選択的にONとするnビットの信号を生成する。このnビットの信号の各ビットの値がスイッチS1〜Snに与えられて、スイッチS1〜Snのうちの1つがONとなり、可変インピーダンス103のインピーダンス値が選択されたスイッチSk(kは、1≦k≦nの整数)に接続された抵抗Rkの抵抗値となる。
尚、このように構成されるとき、スイッチS1〜Snを、MOSトランジスタのスイッチング素子によるものとしても構わない。又、この可変インピーダンス103は、図6の構成を代表するように抵抗を変化させる可変抵抗回路としても構わないし、容量値を変化させるコンデンサを備えた可変容量回路としても構わないし、インダクタンス値を変化させるコイルを備えた可変インダクタンス回路としても構わない。
<第2の実施形態>
上述の通信装置に用いられる半導体集積回路装置における第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図7は、本実施形態における半導体集積回路装置の内部構成を示すブロック図である。尚、図7において、図2の半導体集積回路装置と同一の目的で使用する部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図7に示す半導体集積回路装置100aは、図2の半導体集積回路装置100におけるインピーダンス制御回路104の代わりに、クロック発振回路13の消費電力を変更させる電力制御回路106を備えるとともに、可変インピーダンス103を除いた構成となる。そして、電力制御回路106は、インピーダンス制御回路104と同様、符号誤り検出回路105で計数された誤りビット数が与えられ、与えられた誤りビット数に基づいてクロック発振回路13の消費電力の調整を行う。その他の構成については、第1の実施形態の半導体集積回路装置100と同一の構成である。
この半導体集積回路装置100aでは、第1の実施形態における半導体集積回路装置100と同様、復号化回路11において復号化処理を行う際、一定の時間の間に誤り訂正が成されたビット数が符号誤り検出回路105において計数され、電力制御回路106に与えられる。よって、電力制御回路106では、与えられた誤りビット数によって、クロック発振回路13の消費電力の調整を行う。
これにより、ノイズ発生源となるクロック発振回路13により、復調回路10及び復号化回路11に与える影響を低減させ、復号化回路11における誤りビット数を低減させることができる。この電力制御回路106の詳細な動作について、図8のフローチャートを参照して、以下に説明する。尚、図8のフローチャートにおいて、図4のフローチャートと同一の動作ステップについては、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。又、符号誤り検出回路105については、第1の実施形態の半導体集積回路装置100と同様、図3のフローチャートに従って動作する。
電力制御回路106では、クロック発振回路13での消費電力を変化させる方向(以下、「電力変化方向」とする)を読み出す(STEP131)。尚、この電力変化方向は、クロック発振回路13の消費電力を大きくする方向(以下、「正方向」とする)と、クロック発振回路13の消費電力を小さくする方向(以下、「負方向」とする)との、2方向によるものである。その後、所定時間毎に誤りビット数の入力が確認され、符号誤り検出回路105からの出力があると、入力された誤りビット数の記憶した後、既に記憶された所定時間前に入力された誤りビット数と比較される(STEP102〜STEP104)。
そして、その比較結果に基づいて、STEP102で入力が確認されたばかりの誤りビット数が大きいか否かが確認され(STEP105)、誤りビット数が大きくなった場合は(Yes)、電力変化方向を反転させる(STEP136)。即ち、現在の電力変化方向が正方向の場合、負方向に反転し、逆に、負方向の場合、正方向に反転する。そして、STEP105及びSTEP136における各動作が行われると、次に、STEP102で入力が確認されたばかりの誤りビット数が所定の閾値以上であるか否かが確認される(STEP107)。このとき、誤りビット数が所定の閾値以上である場合(Yes)、クロック発振回路13の消費電力を、現在設定される電力変化方向に所定値分変化させる(STEP138)。
このSTEP107及びSTEP138における各動作が行われると、STEP109に移行して、終了動作の有無が確認される。そして、終了動作が指示される場合は(Yes)、現在の電力変化方向を記憶させて(STEP140)、動作を終了し、又、終了動作の指示がない場合は(No)、STEP102で入力された誤りビット数を記憶した後(STEP111)、STEP102に移行して誤りビット数の入力を確認する。
このように電力制御回路106が動作するとき、所定時間Tが経過する毎に誤りビット数が符号誤り検出回路105から入力されると、まず、誤りビット数が大きくなったか否かが確認される。そして、誤りビット数が大きくなった場合は、電力変化方向を反転させ、又、誤りビット数が等しいか又は小さくなった場合、電力変化方向の変更を行わない。その後、入力された誤りビット数が閾値Th以上となると、設定した電力変化方向に対して、クロック発振回路13の消費電力を所定値分変化させる。又、入力された誤りビット数が閾値Thよりも小さい場合は、現在のクロック発振回路13の消費電力を保持させたままとする。これにより、動作終了の指示が行われない間、常に、クロック発振回路13の消費電力を最適な状態として、クロック発振回路13による他の回路に対するノイズの影響を低減させることができる。
尚、本実施形態においても、電力制御回路106における上述の図8のフローチャートの動作は、一例であり、STEP138における電力変化量を、閾値との関係により変化させるものとしても構わない。又、電力変化方向が反転された場合、前回変化させたときにおける変化前のクロック発振回路13の消費電力値から変化させるようにするものとしても構わない。即ち、前回、消費電力値Eから消費電力値E+eに変化された場合において、電力変化方向が反転されると、一旦、消費電力値Eに戻した後、この消費電力値Eから消費電力値E−eに変化させる。
又、図8のフローチャートに示す電力制御回路106の動作において、符号誤り検出回路105より入力された誤りビット数と記憶した誤りビット数の大きさを比較した後、入力された誤りビット数を閾値との比較を行うものとしたが、第1の実施形態における図5のフローチャート同様、入力された誤りビット数と閾値の比較を最初に行うものとしても構わない。
即ち、図9のフローチャートに示すように、STEP102で誤りビット数の入力を確認するとSTEP107における誤りビット数と閾値との比較を行う。そして、STEP107において、入力された誤りビット数が閾値以上となる場合は、STEP103〜STEP105及びSTEP136の動作を行って、電力変化方向を設定した後に、STEP138に移行して、クロック発振回路13の消費電力を調整する。又、STEP107において、入力された誤りビット数が閾値より小さい場合は、STEP109に移行して、終了の指示の有無が確認される。
このように動作する電力制御回路106によって消費電力が調整されるクロック発振回路13の構成の一例を図10に示す。図10に示すクロック発振回路13は、発振子となる水晶振動子131と、この水晶振動子131と並列に接続される帰還用の抵抗Rxと、水晶振動子131の両端それぞれに一端が接続されるとともに他端が接地されたコンデンサC1,C2と、水晶振動子131及び抵抗Rxと並列に接続されるn個の3ステートインバータIv1〜Ivnと、電力制御回路106より与えられるデジタル信号より3ステートインバータIv1〜IvnそれぞれをON/OFF制御するためのnビットの信号を出力するマルチプレクサ132と、を備える。
このように構成されるクロック発振回路13では、3ステートインバータIv1〜Ivnそれぞれの入力が水晶振動子131とコンデンサC1との接続ノードに接続され、3ステートインバータIv1〜Ivnそれぞれの出力が水晶振動子131とコンデンサC2との接続ノードに接続される。そして、3ステートインバータIv1〜Ivnの出力より、デジタル処理を行う回路に対して与えるクロック信号を出力する。
又、マルチプレクサ132では、電力制御回路106よりクロック発振回路13の消費電力を調整するための制御信号が入力され、このデジタル信号である制御信号が解析される。即ち、クロック発振回路13の消費電力に基づいてONとする3ステートインバータIv1〜Ivnの個数を設定するための制御信号がマルチプレクサ132に入力され、n個の3ステートインバータIv1〜Ivnそれぞれの制御端子に入力するためのnビットの信号が生成される。
このとき、k個の3ステートインバータをONとすることが設定されると、マルチプレクサ132から出力されるnビットの信号のうちk桁がハイとなるとともに、残りのn−k桁がローとなる。これにより、k個の3ステートインバータIv1〜IvkがONとなるとともに、n−k個の3ステートインバータIv(k+1)〜IvnがOFFとなる。この3ステートインバータIv1〜IvnのうちONとする3ステートインバータの個数と誤りビット率の関係について、図11を参照して説明する。
一般的に、図11の領域Aに示すように、ONとする3ステートインバータの個数を増加させて、その消費電力を増加させていくと、復調回路10及び復号化回路11に与えるノイズの影響が増大し、誤りビット率が増大する。しかしながら、ONとする3ステートインバータの個数が少なすぎると、クロック発振回路13を駆動する電流駆動能力が不足してくるので、発振の安定性が損なわれる。そのため、クロック発振回路13から出力されるクロック信号の発振周波数の振れなどが大きくなり、図11の領域Bのように3ステートインバータの個数が減少することで、誤りビット率が増大してしまう。
このように、3ステートインバータIv1〜IvnのうちONとする3ステートインバータの個数が多くても、逆に少なすぎても、復調回路10及び復号化回路11に誤りビット率が悪化する。それに対して、上述のように、電力制御回路106において、符号誤り検出回路105で検出された誤りビット数の変化に応じて、電力変化方向を設定して、誤りビット数を小さくするのに最適な消費電力量が設定できる。よって、本実施形態の半導体集積回路装置100aでは、クロック発振回路13によるノイズの影響を最小に抑えるように、3ステートインバータIv1〜IvnのうちONとする3ステートインバータの個数を最適な値に設定することができる。
上述したように、第1の実施形態において、可変インピーダンス103及びインピーダンス制御回路104を設け、符号誤り検出回路105より与えられる誤りビット数に基づいて、可変インピーダンス103のインピーダンス値を変更するものとし、第2の実施形態において、電力制御回路106を設け、符号誤り検出回路105より与えられる誤りビット数に基づいて、クロック発振回路13の消費電力を調整するものとした。更に、この第1及び第2の実施形態を組み合わせることにより、可変インピーダンス103のインピーダンス値及びクロック発信回路13の消費電力を変更して、クロック発振回路13によるノイズの影響を低減させるものとしても構わない。
即ち、図12に示す半導体集積回路装置100bのように、符号誤り検出回路105で検出された誤りビット数がインピーダンス制御回路104及び電力制御回路106に与えられる。そして、誤りビット数の変化に応じて、インピーダンス制御回路104が図4や図5のフローチャートに従って動作して可変インピーダンス103のインピーダンス値を最適な値に調整し、又、電力制御回路106が図8や図9のフローチャートに従って動作してクロック発振回路13の消費電力値を最適な値に調整する。
尚、上述の各実施形態において、符号誤り検出回路105が、復号化回路11で復号化処理された信号に基づいて誤りビット数を計数するものとしたが、復調回路10で復調処理された信号に基づいて誤りビット数を計数するものとしても構わない。更に、半導体回路装置100,100a,100bが、上述のように、クロック発振回路13と復調回路10及び復号化回路11とを備えるものとしたが、それ以外の回路を備えるものとしても構わない。
このとき、第1及び第2の実施形態における構成(図2、図7、図11参照)と同様、クロック発振回路13のように他の回路にノイズの影響を与える回路と、ノイズの影響を受ける回路とに対して、別の電源供給路101,102を設ける。そして、第1の実施形態の構成(図2又は図11参照)と同様、可変インピーダンス103、インピーダンス制御回路104、及び、符号誤り検出回路105を設けて、又は、第2の実施形態の構成(図7又は図11参照)と同様、電力制御回路106、及び、符号誤り検出回路105を設けて、上述の動作を行うことで、ノイズの影響を受ける回路におけるノイズの影響を低減させることができる。
即ち、例えば、VCO5及びクロック発生回路13それぞれをノイズ発生源となる回路とするとともに、VCO5及びクロック発生回路13以外の各ブロックに接続する電源供給路を、VCO5及びクロック発生回路13それぞれに接続する電源供給路と分離するものとしても構わない。このとき、VCO5及びクロック発生回路13それぞれに接続する電源供給路に設置した可変インピーダンス、又は、クロック発生回路13内の3ステートインバータの個数を、復調動作又は復号化動作により発生する誤りビット数に基づいて変化させる。
又、上述の各実施形態において、通信装置により、受信信号を復調又は復号化したときの誤り訂正処理における誤りビット数に基づいて、ノイズの影響を検出するものとしたが、他の演算処理における誤り率に基づいて、ノイズの影響を検出するものとしても構わない。即ち、例えば、演算処理において遅延レートの変化による回路内のエラーの回数を計数し、所定時間内のエラーの発生回数に応じて、可変インピーダンス103のインピーダンス、又は、クロック発生回路13内の3ステートインバータの個数を、変化させるものとしても構わない。
本発明は、高速で演算処理を行うとともにノイズ発生源となる発振回路を備えるとともに、この発振回路からの発振信号に基づいて演算処理を行うアナログ又はデジタルで構成される別回路を備えた半導体集積回路装置に適用可能である。更に、携帯電話や放送信受信装置などの通信装置などに適用することが可能である。
は、本発明の半導体集積回路装置を備える通信装置の内部構成を示すブロック図である。 は、本発明の第1の実施形態における半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。 は、符号誤り検出回路の動作を示すフローチャートである。 は、インピーダンス制御回路の動作を示すフローチャートである。 は、インピーダンス制御回路の別の動作例を示すフローチャートである。 は、可変インピーダンスの構成の一例を示す図である。 は、本発明の第2の実施形態における半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。 は、電力制御回路の動作を示すフローチャートである。 は、電力制御回路の別の動作例を示すフローチャートである。 は、クロック発振回路の構成の一例を示す図である。 は、ONとする3ステートインバータの個数と誤りビット率の関係を示すグラフである。 は、本発明の第1及び第2の実施形態における半導体集積回路装置の構成を組み合わせた半導体集積回路装置の構成示すブロック図である。
符号の説明
1 アンテナ
2 BPF
3 アンプ
4 ミキサ
5 VCO
6 PLL回路
7 LPF
8 アンプ
9 AD変換回路
10 復調回路
11 復号化回路
12 制御回路
13 クロック発振回路
100 半導体集積回路装置
101,102 電源供給路
103 可変インピーダンス
104 インピーダンス制御回路
105 符号誤り検出回路
106 電力制御回路

Claims (9)

  1. ノイズの発生源となる第1回路と、該第1回路から信号が与えられて演算処理を行う第2回路と、前記第1及び第2回路それぞれに電源供給を行う分割された第1及び第2電源供給路と、を備える半導体集積回路装置において、
    前記第2回路の動作状態を検出する状態検出回路と、
    該状態検出回路で確認された前記第2回路の動作状態に基づいて、前記第1回路のノイズによる影響の大きさを確認して、前記第1回路の動作状態を決定するパラメータ値を変化させる制御回路と、
    を備え
    前記状態検出回路が、前記第2回路における前記演算処理におけるエラーの度合いを、前記第2回路の動作状態として、所定時間毎に検出し、
    前記制御回路が、前記状態検出回路で前記所定時間毎に検出された前記演算処理におけるエラーの度合いの大きさの変化に基づいて、前記パラメータ値を変化させる方向を決定するとともに、前記演算処理におけるエラーの度合いの大きさに応じて前記パラメータ値を変化させることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記状態検出回路が、前記第2回路で演算処理されて得たデータを受け、当該データにおける誤りを検出することで、前記演算処理におけるエラーの度合いを検出することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記状態検出回路が、前記第2回路での前記演算処理でデータを取得する際の誤り訂正処理において誤り訂正したビット数を計数し、計数した誤り訂正された前記ビット数を前記演算処理におけるエラーの度合いとすることを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記状態検出回路が、前記第2回路での前記演算処理でデータを取得する際の誤り訂正処理において、前記所定時間以内のエラーの発生回数を計数し、計数した前記エラーの発生回数を前記演算処理におけるエラーの度合いとすることを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記第2回路が、前記演算処理として、復調動作又は復号化動作を行うことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記第1回路に接続された前記第1電源供給路上に設置されるとともに、インピーダンス値を可変とした可変インピーダンスを備え、
    前記制御回路が、前記状態検出回路で確認された前記第2回路の動作状態に基づいて、前記第1回路のノイズによる影響の大きさを確認し、前記可変インピーダンスのインピーダンス値を変化させるインピーダンス制御回路を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記制御回路が、前記状態検出回路で確認された前記第2回路の動作状態に基づいて、前記第1回路のノイズによる影響の大きさを確認し、前記第1回路の消費電力値を変化させる電力制御回路を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記第1回路は、並列に接続された複数のインバータと、前記複数のインバータそれぞれをオン/オフ制御するマルチプレクサとを備え、
    前記電力制御回路は、前記演算処理におけるエラーの度合いの大きさに応じて前記第1回路の消費電力を調整するための制御信号を前記マルチプレクサに出力し、
    前記マルチプレクサは、前記制御信号に基づいて前記複数のインバータそれぞれをオン/オフ制御することを特徴とする請求項7に記載の半導体集積回路装置。
  9. 前記インバータは、3ステートインバータであって、
    前記電力制御回路は、前記演算処理におけるエラーの度合いの大きさに応じて調整される前記第1回路の消費電力に基づいて、オンとする3ステートインバータの個数を設定するための前記制御信号を前記マルチプレクサに出力することを特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路装置。
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