JP3260916B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP3260916B2
JP3260916B2 JP16459793A JP16459793A JP3260916B2 JP 3260916 B2 JP3260916 B2 JP 3260916B2 JP 16459793 A JP16459793 A JP 16459793A JP 16459793 A JP16459793 A JP 16459793A JP 3260916 B2 JP3260916 B2 JP 3260916B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路装置に係
り、詳しくは半導体集積回路装置における内部回路の特
性を測定し、その特性に基づいて動作電源を供給するこ
とができる半導体集積回路装置に関する。
【0002】近年、半導体集積回路装置においては、高
集積化、低消費電力化及び高速化が要求されている。こ
の各要求に答えるために精度の高い半導体集積回路装置
の製造技術が要求されているが、半導体集積回路装置自
体にも許容範囲の広い半導体集積回路装置が望まれてい
る。
【0003】
【従来の技術】従来、半導体集積回路装置においては、
高集積化、低消費電力化及び高速化を図る一つとして、
個々のトランジスタサイズをさらに小さくする必要があ
る。しかし、トランジスタのサイズを小さくするほど、
精度の高い製造が要求される。例えばプロセス条件にぶ
れがでてMOSトランジスタのゲート長が設計通りに行
かないと、トランジスタ特性が変動する。この特性の変
動は内部回路の動作に大きく影響する。即ち、ゲート長
が短い場合には高速になるものの低消費電力が図れな
い。反対に、ゲート長が長い場合には高速化が図れな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このプ
ロセス条件ぶれは、トランジスタのサイズが小さくなる
ほど起こりやすく、完全に払拭することは困難であっ
た。その結果、検査工程で検査してトランジスタ特性が
定格通りでない全ての半導体集積回路装置は廃品として
処分されていた。勿論、少し定格から外れたものでも同
様である。従って、半導体集積回路装置を製造するにあ
たって、非常に歩留まりが悪かった。
【0005】また、前記検査を通って製品となって出荷
された半導体集積回路装置においても、何らかの原因で
トランジスタ特性が変化した場合、何ら補償する機能を
半導体集積回路装置自身に有しないため、直ちに半導体
集積回路装置又は該半導体集積回路装置を含む電子機器
が廃棄されるといった問題があった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、若干のトランジスタ特性の異なって
も使用可能にすることができ、製造歩留まりを向上させ
るとができるとともに、耐久性のある半導体集積回路装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1及び図6は本発明の
原理説明図である。半導体チップ100上に内部回路1
01、昇圧回路102、動作電源生成回路103特性
測定回路104及び、スタンバイ信号生成回路17が形
成されている。昇圧回路102は、外部電源から供給さ
れる電源電圧VDDを昇圧して内部電源電圧VCPを生成す
る。動作電源生成回路103は、その内部電源電圧VCP
を使用して、内部回路101を構成する半導体素子の特
性に適応する動作電源を生成する。
【0008】特性測定回路104は、内部回路101を
構成する半導体素子とともに形成された半導体素子から
構成され、その半導体素子の特性を測定する。動作電源
生成回路103は、特性測定回路104の測定結果に基
づいて内部回路101を構成する半導体素子に適した動
作電源電圧を生成する。スタンバイ信号生成回路17
は、前記内部回路101がスリープ状態にあるか否かを
判定する。
【0009】
【作用】本発明によれば、特性測定回路104は該回路
104構成する半導体素子の特性を測定する。この測
定結果は、同一半導体チップ100上に形成された内部
回路101内に構成された半導体素子の特性と実質同じ
である。従って、特性測定回路104はその測定結果に
基づいて内部回路101を構成する半導体素子に適した
動作電源電圧生成する
【0010】
【実施例】
(第一実施例)以下、本発明を具体化した一実施例を図
2〜図5に従って説明する。
【0011】図2は半導体集積回路装置の電気的構成を
示すブロック回路図であって、昇圧回路1、分圧回路
2、特性測定回路3及び内部回路4とから構成されてい
る。そして、これら昇圧回路1、分圧回路2、特性測定
回路3及び内部回路4は1つの半導体チップ上に形成さ
れ、本実施例では図3に示すように半導体チップ5上に
レイアウトされている。従って、各回路1〜4に組み込
まれている各トランジスタ(本実施例ではMOSトラン
ジスタ)の製造プロセスによって生ずるトランジスタ特
性は同じとなる。
【0012】昇圧回路1は外部電源電圧VDDを入力し、
予め定めた電位まで昇圧してを内部電源電圧VCP(>V
DD)を生成する。尚、本実施例では、外部電源電圧VDD
は5ボルト、内部電源電圧VCPは6ボルトとしている。
【0013】昇圧回路1で生成した内部電源電圧VCPは
分圧回路2に供給される。分圧回路2は内部電源電圧V
CPの電圧をゼロボルト〜6ボルトの間で複数種類(本実
施例ではn−1種類)の分圧電圧を作り、その内の1つ
分圧電圧を選択し内部回路4に駆動電源として供給す
る。従って、半導体集積回路装置の内部回路4はこの駆
動電源によって動作することになる。
【0014】前記分圧回路2内での分圧電圧の選択は特
性測定回路3によって制御されている。特性測定回路3
は半導体集積回路装置、即ち内部回路4の動作特性を判
定し、その特性に基づく最適な内部回路4の動作電源を
決定し、その決定に基づく選択信号を前記分圧回路2に
出力する。そして、分圧回路2はこの選択信号に基づい
て前記した1つ分圧電圧を動作電源として選択し出力す
ることになる。
【0015】次に、昇圧回路1、分圧回路2及び特性測
定回路3について順に詳述する。図4に示すように、昇
圧回路1はNMOSトランジスタTr1、コンデンサC
1,C2及びダイオードD1〜D3とから構成されてい
る。NMOSトランジスタTr1はそのドレイン及びゲ
ートに外部電源電圧VDDが入力され、ソースがコンデン
サC1を介してグランド(外部電源電圧VDDに対して低
電圧電源であって本実施例ではゼロボルト)に接続され
ている。従って、NMOSトランジスタTr1に外部電
源電圧VDDが入力されている状態では、NMOSトラン
ジスタTr1のドレインは外部電源電圧VDDが保持され
ることになる。
【0016】NMOSトランジスタTr1のドレインに
はコンデンサC2の一端が接続されている。コンデンサ
C2の他端は外部から、予め定めたクロック信号CLが
入力される。従って、クロック信号CLが低電位(以
下、Lレベルという)から高電位(以下、Hレベルとい
う)に立ち上がると、NMOSトランジスタTr1のド
レインの電位は保持されている外部電源電圧VDDを基準
にクロック信号CLのHレベルの電位を加算した電位に
向かって上昇する。続いて、クロック信号CLがHレベ
ルからLレベルに立ち下がると、NMOSトランジスタ
Tr1のドレインの電位は外部電源電圧VDDより高い上
昇した電圧から外部電源電圧VDDに向かって下降する。
従って、クロック信号CLを所定の周期で制御すること
で、NMOSトランジスタTr1のドレインの電位を外
部電源電圧VDDより高い電位に昇圧している。
【0017】NMOSトランジスタTr1のソースとド
レイン間には直列に接続された3個のダイオードD1〜
D3が接続されている。このダイオードD1〜D3は昇
圧した電位が予め定めた電位以上にならないようにする
ための回路である。そして、予め定め電位以上になる
と、ダイオードD1〜D3を介して外部電源電圧VDDの
電源側に電流を流し、常にNMOSトランジスタTr1
のドレインの電位が一定となるようにしている。そし
て、本実施例では、5ボルトの外部電源電圧VDDに対し
てNMOSトランジスタTr1のドレインの電位が6ボ
ルトになるようにしている。そして、このNMOSトラ
ンジスタTr1のドレインから出力される6ボルトの電
圧を内部電源電圧VCPとして次段の分圧回路2に出力さ
れる。
【0018】分圧回路2は図4に示すようにn個の抵抗
R1〜Rnとn−1個のNMOSトランジスタTr21〜
Tr2n-1とから構成されている。n個の抵抗R1〜Rn
は直列に接続されてラダー抵抗を形成し、一端の抵抗R
1には前記内部電源電圧VCPが印加され、他端の抵抗R
nにはグランドが接続されている。そして、各抵抗R1
〜Rnの抵抗値は同一であって、6ボルトの内部電源電
圧VCPを各抵抗R1〜Rnの抵抗値で分圧した分圧電圧
V1〜Vn−1がれぞれ各抵抗間から出力される。各抵
抗間にはそれぞれ対応するNMOSトランジスタTr21
〜Tr2n-1のドレインが接続されている。そして、各N
MOSトランジスタTr21〜Tr2n-1のソースは内部回
路4の高電位電源線に接続されている。
【0019】各NMOSトランジスタTr21〜Tr2n-1
のゲートは特性測定回路3からの選択信号S1 〜Sn-1
をそれぞれ入力するようになっている。そして、本実施
例では、NMOSトランジスタTr21〜Tr2n-1が選択
信号S1 〜Sn-1 に基づいて各トランジスタTr21〜T
r2n-1のうち1つのみが選択されてオンするように制御
されるようになっている。
【0020】従って、各トランジスタTr21〜Tr2n-1
のうち1つのみが選択されてオンする場合には、そのオ
ンされたNMOSトランジスタに対応する分圧電圧が内
部回路4の高電位電源線に印加されることになる。その
結果、特性測定回路3からの選択信号S1 〜Sn-1 に基
づいて0ボルトから6ボルトの間にある各分圧電圧V1
〜Vn−1の一つが選択され、内部回路4の動作電源と
なる。
【0021】特性測定回路3は図5に示す。特性測定回
路3は遅延測定回路部3aとセレクト信号生成回路部3
bとから構成されている。遅延測定回路部3aは自身の
回路動作に基づいて同じプロセスで製造された内部回路
4のMOSトランジスタの動作特性を判定し、その判定
結果をセレクト信号生成回路部3bに出力する。セレク
ト信号生成回路部3bはその判定結果に基づいて選択信
号S1 〜Sn-1 を作成し前記分圧回路2に出力する。
【0022】遅延測定回路部3aについて詳述する。遅
延測定回路部3aはn−1個の分圧電圧V1〜Vn−1
に対応してn−1個のクロックドインバータINV1 〜
INVn-1 、n−1個のラッチ回路L1 〜Ln-1 、抵抗
RとコンデンサCとからなる積分回路及その積分回路に
接続されたインバータINVとからなる。
【0023】各クロックドインバータINV1 〜INV
n-1 はそれぞれ出力端子に接続したラッチ回路L1 〜L
n-1 を介して直列に接続されている。そして、初段のク
ロックドインバータINV1 の入力端子には外部電源電
圧VDDが入力される。また、初段のクロックドインバー
タINV1 の入力端子とグランドとの間には、抵抗Rと
コンデンサCとからなる積分回路が接続されている。そ
して、積分回路のコンデンサCの蓄積電圧は各クロック
ドインバータINV1 〜INVn-1 に出力されるととも
に、インバータINVを介して反転信号となって各クロ
ックドインバータINV1 〜INVn-1 に出力される。
【0024】積分回路に外部電源電圧VDDが印加される
と、積分回路のコンデンサCの蓄積電圧は抵抗Rとコン
デンサCとで決まる時定数で上昇する。そして、コンデ
ンサCの蓄積電圧がインバータINVのスレッシホール
ド電圧を超えると、インバータINVはHレベルから反
転したLレベルの反転信号を各クロックインバータI
NV1〜INVn-1に出力する。またこの時、コンデンサ
Cの蓄積電圧は直接LレベルからHレベルになった信号
として各クロックドインバータINV1〜INVn-1に出
力する。
【0025】そして、コンデンサCの蓄積電圧がLレベ
ル(インバータINVの反転信号がHレベル)のとき、
各クロックドインバータINV1 〜INVn-1 の入力端
子にHレベルの信号が入力されると、各クロックドイン
バータINV1 〜INVn-1はLレベルの信号をそれぞ
れ次段のラッチ回路L1 〜Ln-1 に出力する。従って、
各ラッチ回路L1 〜Ln-1 の出力はHレベルを保持す
る。
【0026】また、コンデンサCの蓄積電圧がHレベル
(インバータINVの反転信号がLレベル)のとき、各
クロックドインバータINV1 〜INVn-1 の入力端子
にHレベルの信号が入力されると、各クロックドインバ
ータINV1 〜INVn-1 はこのHレベルの信号に応答
せず、出力端子は反転せずHレベルのままとなる。従っ
て、各ラッチ回路L1 〜Ln-1 の出力はLレベルのまま
になっている。
【0027】すなわち、初段のクロックドインバータI
NV1 に外部電源電圧VDDが印加されると、コンデンサ
Cの蓄積電圧は上昇を開始する。一方、初段のクロック
ドインバータINV1 は反転しその出力はLレベルとな
りラッチ回路L1 にラッチされる。そして、この初段の
ラッチ回路L1 のHレベルの出力は次段のクロックドイ
ンバータINV2 に出力され、クロックドインバータI
NV2 は同様に反転動作しそのラッチ回路L2 も同様に
動作する。以後、コンデンサCの蓄積電圧がHレベル
(インバータINVの反転信号がLレベル)になるま
で、後段の各クロックドインバータ及び各ラッチ回路が
連鎖動作を続ける。
【0028】そして、コンデンサCの蓄積電圧がHレベ
ル(インバータINVの反転信号がLレベル)になる
と、各クロックドインバータINV1 〜INVn-1 を入
力信号に基づき動作を停止する。従って、それまでに動
作したクロックドインバータはラッチ回路にデータが保
持され、動作していないクロックドインバータはラッチ
回路にデータが保持されないことになる。
【0029】つまり、コンデンサCの蓄積電圧がHレベ
ル(インバータINVの反転信号がLレベル)になるま
での時間に、クロックドインバータINV1 から数えど
こまでクロックドインバータが動作したが各ラッチ回路
L1 〜Ln-1 の出力の状態で判定することができる。
【0030】この動作するインバータの数はクロックド
インバータINV1 〜INVn-1 及びラッチ回路L1 〜
Ln-1 の動作速度で決定される。この動作速度はクロッ
クドインバータINV1 〜INVn-1 及びラッチ回路L
1 〜Ln-1 を構成しているMOSトランジスタのトラン
ジスタ特性によって決まる。そのトランジスタ特性はM
OSトランジスタのゲート長等によって決まる。
【0031】すなわち、MOSトランジスタのゲート長
が短いと、動作速度が速くなり動作するインバータの数
は多くなる。また、MOSトランジスタのゲート長が長
いと、動作速度が遅くなり動作するインバータの数は少
なくなる。従って、動作した数を知ることで製造プロセ
ス条件のぶれによって大きく左右されるMOSトランジ
スタのゲート長、即ちチップ5上に形成された各回路1
〜5内のトランジスタ特性が検出されることになる。
【0032】そして、動作速度が速すぎる場合(例え
ば、MOSトランジスタのゲート長が短い)には、動作
電流が大きく消費電力が大きいため、内部回路4の消費
電力を抑えるために内部回路4の動作電源電圧を低くす
る必要がある。反対に、動作速度が遅すぎる場合(例え
ば、MOSトランジスタのゲート長が長い)には、内部
回路4の動作速度を速くするために内部回路4の動作電
源電圧を高くする必要がある。
【0033】各ラッチ回路L1 〜Ln-1 の出力信号SL1
〜SLn-1はレベルコンバータCV1〜CVn-1 を介して
セレクト信号生成回路部3bに出力される。レベルコン
バータCV1 〜CVn-1 は昇圧回路1で生成した内部電
源電圧VCPを動作電源として入力している。すなわち、
本実施例では遅延測定回路部3aのラッチ回路L1 〜L
n-1 は外部電源電圧VDDで動作され、次段のセレクト信
号生成回路部3bは内部電源電圧VCPで動作されるよう
になっている。そこで、レベルコンバータCV1 〜CV
n-1 はラッチ回路L1 〜Ln-1 とセレクト信号生成回路
部3bの動作電源の電位差に基づくラッチ回路L1 〜L
n-1 のラッチアップ等の誤動作を防止する。
【0034】セレクト信号生成回路部3bは初段のラッ
チ回路L1からn−2番目のラッチ回路Ln-2に対応した
n−2個のインバータINVa1〜INVan-2、2段目
のラッチ回路L2から最終段のラッチ回路Ln-1に対応し
たn−2個のNMOSトランジスタよりなるゲートトラ
ンジスタTra2〜Tran-1が設けられている。
【0035】そして、初段のラッチ回路L1 の出力信号
SL1はインバータINVa1 を介して選択信号S1 とな
って分圧回路2のNMOSトランジスタTr21 のゲート
に出力される。また、後続の各ラッチ回路L2 〜Ln-2
の出力信号SL2〜SLn-2はそれぞれゲートトランジスタ
Tra2〜Tran-2、インバータINVa1 〜INVan-
2 を介して選択信号S2 〜Sn-2 となって、対応するN
MOSトランジスタTr22 〜Tr2n-2 のゲートに出力さ
れる。そして、最終段のラッチ回路Ln-1 の出力信号S
Ln-1はゲートトランジスタTran-1を介して選択信号S
n-1 となって、対応するNMOSトランジスタTr2n-1
のゲートに出力される。
【0036】各ゲートトランジスタTra2〜Tran-2と
インバータINVa1 〜INVan-2 とを結ぶ信号線に
は、それぞれPMOSトランジスタTrb2〜Trbn-2が
接続されている。また、ゲートトランジスタTran-1に
はPMOSトランジスタTrbn-1が接続されている。
【0037】最終段のPMOSトランジスタTrbn-1を
除く各PMOSトランジスタTrb2〜Trbn-2のドレイ
ンは、それぞれ対応するゲートトランジスタTra2〜T
ran-2とインバータINVa1 〜INVan-2 とを結ぶ
信号線に接続されている。また、各PMOSトランジス
タTrb2〜Trbn-2のソースは、前記昇圧回路1で昇圧
した6ボルトの内部電源電圧VCPが供給されている。
【0038】さらに、各PMOSトランジスタTrb2〜
Trbn-2のゲートは、対応するゲートトランジスタTr
a2〜Tran-2のゲートとともにそれぞれ一つ前のラッチ
回路L1 〜Ln-3 の出力信号SL1〜SLn-3が入力される
ようになっている。すなわち、PMOSトランジスタT
rb2及びゲートトランジスタTra2のゲートには、初段
のラッチ回路L1 の出力信号SL1が入力され、PMOS
トランジスタTrb3及びゲートトランジスタTra3のゲ
ートには、2段目のラッチ回路L2 の出力信号SL2が入
力される。そして、PMOSトランジスタTrbn-2及び
ゲートトランジスタTran-2のゲートには、n−3段目
の出力信号SLn-3が入力される。
【0039】従って、出力信号SL1〜SLn-3がLレベル
のとき、対応するPMOSトランジスタTrb2〜Trbn
-2はオンしゲートトランジスタTra2〜Tran-2はオフ
し、それぞれインバータINVa2 〜INVan-2 には
内部電源電圧VCP(Hレベル)が印加される。その結
果、それぞれインバータINVa2 〜INVan-2 から
出力される選択信号S2 〜Sn-2 は強制的にLレベルと
なる。
【0040】また、出力信号SL1〜SLn-3がHレベルの
とき、対応するPMOSトランジスタTrb2〜Trbn-2
はオフしゲートトランジスタTra2〜Tran-2はオン
し、それぞれインバータINVa2 〜INVan-2 には
ラッチ回路L2 〜Ln-2 の出力信号SL2〜SLn-2が入力
される。その結果、インバータINVa2 〜INVan-
2 から出力される選択信号S2 〜Sn-2 はラッチ回路L
2 〜Ln-2 の出力信号SL2〜SLn-2に基づく信号とな
る。
【0041】最終段のPMOSトランジスタTrbn-1の
ソースはゲートトランジスタTran-1とNMOSトラン
ジスタTr2n-1 とを結ぶ信号線に接続され、ドレインは
グランドに接続されている。さらに、PMOSトランジ
スタTrbn-1のゲートは、ゲートトランジスタTran-1
のゲートとともにそれぞれ一つ前のラッチ回路Ln-2の
出力信号SLn-2が入力されるようになっている。出力信
号SLn-2がLレベルのとき、PMOSトランジスタTr
bn-1はオンし、ゲートトランジスタTran-1はオフす
る。出力信号SLn-2がHレベルのとき、PMOSトラン
ジスタTrbn-1はオフし、ゲートトランジスタTran-1
はオンする。
【0042】また、ゲートトランジスタTran-1にはC
MOS構造のPMOSトランジスタT1とNMOSトラ
ンジスタT2が接続されている。そして、PMOSトラ
ンジスタT1はそのソースに昇圧回路1で昇圧した6ボ
ルトの内部電源電圧VCPが印加され、ゲートにラッチ回
路Ln-1 の出力信号SLn-1が入力される。また、NMO
SトランジスタT2のゲートには一つ前のラッチ回路L
n-2 の出力信号SLn-2が入力される。従って、ラッチ回
路Ln-1 の出力信号SLn-1がLレベルのとき、PMOS
トランジスタT1はオンする。そして、ラッチ回路Ln-
1 の出力信号SLn-1がHレベルのとき、PMOSトラン
ジスタT1はオフする。また、ラッチ回路Ln-2 の出力
信号SLn-2がLレベルのとき、NMOSトランジスタT
2はオフする。そして、ラッチ回路Ln-2 の出力信号S
Ln-2がHレベルのとき、NMOSトランジスタT2はオ
ンする。
【0043】また、ゲートトランジスタTran-1とレベ
ルコンバータCVn-1 との間には、NMOSトランジス
タT3が接続されている。NMOSトランジスタT3の
ゲートには、前記PMOSトランジスタT1のゲートと
ともにラッチ回路Ln-1 の出力信号SLn-1が入力され
る。従って、ラッチ回路Ln-1 の出力信号SLn-1がLレ
ベルのとき、NMOSトランジスタT3はオフする。そ
して、ラッチ回路Ln-1の出力信号SLn-1がHレベルの
とき、NMOSトランジスタT3はオンする。
【0044】そして、一つ前のラッチ回路Ln-2 の出力
信号SLn-2 がLレベルの時(ラッチ回路Ln-1 の出力
信号SLn-1 もLレベルである)、ゲートトランジスタ
Tran-1はオフし、PMOSトランジスタTrbn-1はオ
ンする。その結果、選択信号Sn-1 は強制的にLレベル
となる。また、出力信号SLn-2 がHレベルであって、
そのラッチ回路Ln-2 の出力信号SLn-1 がLレベルの
時、PMOSトランジスタT1及びNMOSトランジス
タT2はオンし、NMOSトランジスタT3はオフす
る。その結果、選択信号Sn-1 もは内部電源電圧VCPが
印加され、強制的にHレベルとなる。さらに、出力信号
SLn-2 がHレベルであって、そのラッチ回路Ln-2 の
出力信号SLn-1 がHレベルの時、そのHレベルの出力
信号SLn-1 が選択信号Sn-1 となって出力される。
【0045】従って、セレクト信号生成回路部3bの各
選択信号S1 〜Sn-1 は、遅延測定回路部3aのクロッ
クドインバータINV1 〜INVn-1 のうち動作した
数、即ち最も最後に動作した次のクロックドインバータ
の出力端子に接続したラッチ回路から出力された出力信
号に対応した選択信号のみがHレベルとなる。すなわ
ち、例えば、最後に動作したのが2段目のクロックドイ
ンバータINV2 場合には、対応する3番目の選択信号
S4 のみがHレベルとなる。また、最後に動作したのが
3段目のクロックドインバータINV3 場合には、対応
する4番目の選択信号S4 のみがHレベルとなる。ちな
みに、全てのクロックドインバータINV1〜INVn-1
が動作した場合には、最終段の選択信号Sn-1 のみが
Hレベルとなる。従って、動作速度が速ければ速いほ
ど、Hレベルとなる選択信号が最終段に近い選択信号と
なる。
【0046】そして、各選択信号S1 〜Sn-1 は対応す
る分圧回路2のNMOSトランジスタTr21〜Tr2n-1
のゲートに出力される。すなわち、分圧回路2のNMO
SトランジスタTr21〜Tr2n-1と選択信号S1 〜Sn-
1 の間には低電位の分圧電圧を出力するNMOSトラン
ジスタほど最終段の選択信号を入力するようになってい
る。従って、遅延測定回路部3aの測定結果に基づいて
分圧回路2から内部回路4に出力される動作電源電圧は
制御される。つまり、内部回路4のMOSトランジスタ
特性が製造プロセス条件のぶれによって動作速度が速す
ぎる場合には、分圧電圧V1〜Vn−1の中から相対し
た低電位の分圧電圧が選択され、動作速度が遅すぎる場
合には分圧電圧V1〜Vn−1の中から相対した高電位
の分圧電圧が選択される。そして、分圧電圧V1〜Vn
−1の中から選択された分圧電圧が動作電源電圧として
内部回路4に出力される。
【0047】次に、上記のように構成した半導体集積回
路装置の作用について説明する。いま、上記のように構
成された半導体集積回路装置をパッケージしたのち、回
路基板上に配置する。そして、半導体集積回路装置に定
格の5ボルトの外部電源電圧VDDが供給されると、その
外部電源電圧VDDは直ちに昇圧回路1と特性測定回路3
の遅延測定回路部3aに印加される。昇圧回路1はこの
外部電源電圧VDDとあわせて外部から入力されるクロッ
ク信号CLとで外部電源電圧VDDを昇圧して6ボルトの
内部電源電圧VCPを生成し、次段の分圧回路2に出力す
る。
【0048】一方、遅延測定回路部3aは外部電源電圧
VDDが印加されると、積分回路のコンデンサCへの充電
が開始され、所定の電位まで到達するまでの間、初段の
クロックドインバータINV1 から順番に最終段のクロ
ックドインバータINVn-1に向かって動作を開始す
る。そして、コンデンサCが所定の電位まで到達するま
での間に動作をするクロックドインバータの数は同クロ
ックドインバータの動作速度、即ちクロックドインバー
タを構成するMOSトランジスタのトランジスタ特性に
よって決まる。クロックドインバータを構成するMOS
トランジスタのトランジスタ特性は、内部回路4を構成
するMOSトランジスタのトランジスタ特性と同じであ
る。
【0049】いま、動作したクロックドインバータが2
個(クロックドインバータINV1,INV2 )場合に
は、ラッチ回路L1 ,L2 の出力信号SL1 ,SL2 が
Hレベルとなる(他のラッチ回路L3 〜Ln-1 の出力信
号SL3 〜SLn-1 はLレベル)となる。動作したクロ
ックドインバータが2個の場合には、動作速度が遅すぎ
ることを意味する。すなわち、この場合には何らかの原
因で製造プロセス条件にぶれが生じて定格どうりのトラ
ンジスタ特性を得ることができず、例えばゲート長が長
すぎて動作スピードの遅いMOSトランジスタから構成
される半導体集積回路装置であることがわかる。
【0050】Hレベルの出力信号SL1 ,SL2 が遅延
測定回路部3aから出力されると、セレクト信号生成回
路部3bから出力される選択信号S1 〜Sn-1 の内の3
段目のラッチ回路L3 に対応する選択信号S3 のみがH
レベルとなる。Hレベルの選択信号S3 に基づいて分圧
回路2中のNMOSトランジスタTr23がオンする。N
MOSトランジスタTr23をオンすると、分圧電圧V3
が内部回路4の動作電源として該内部回路4に供給され
る。
【0051】このとき、例えば分圧回路2の抵抗R1〜
Rnが60個である場合には、分圧電圧V3 は5.7ボ
ルトとなり、定格の5ボルトの外部電源電圧VDDより高
い電圧が動作電源として内部回路4に供給されることに
なる。従って、動作スピードの遅いMOSトランジスタ
からなる内部回路4は5.7ボルトといった高い電圧の
動作電源で動作することになる。その結果、設計段階で
は定格が5ボルトで動作するMOSトランジスタを設計
したにもかかわらず、製造プロセス条件のぶれで5ボル
トでは動作速度が非常に遅いトランジスタが製造されて
も、その高くなった動作電源電圧の分だけ高速動作する
ことになる。すなわち、動作電源電圧を上げることで、
動作速度の遅いトランジスタ特性を補償している。
【0052】ちなみに、動作速度が速い場合には、その
速さに応じた選択信号がHレベルとなり、その速すぎる
分だけ定格電圧より低い分圧電圧が動作電源として出力
される。製造プロセス条件のぶれで5ボルトでは動作速
度が速いトランジスタが製造されても、その低くなった
動作電源電圧の分だけ低速動作するとともに消費電力の
低減を図ることができる。すなわち、動作電源電圧を下
げることで、動作速度の速いトランジスタ特性を補償し
ている。
【0053】このように本実施例では、分圧回路2で昇
圧回路1で昇圧した内部電源電圧VCPを用いて複数種類
の分圧電圧V1〜Vn−1を用意する。そして、遅延測
定回路部3aで半導体集積回路装置のトランジスタ特性
を検出し、その検出結果に基づいてセレク信号生成回
路部3bでそのトランジスタ特性に応じた内部回路4の
動作電源として分圧電圧V1〜Vn−1を選択させるた
めの選択信号を生成するようにした。
【0054】従って、製造プロセス条件のぶれでトラン
ジス特性が設計どうりでない半導体集積回路装置が製造
されても、該半導体集積回路装置は使用不能の廃品とな
らず使用することができ、製造される半導体集積回路装
置の歩留りを上げることができる。
【0055】また、当初使用時おいては正常の各トラン
ジスタが定格どおり動作していても、例えば耐湿性が使
用中に劣化する等によってトランジスタ特性が変化して
も、補償されるため、廃品にならずしかも内部回路4を
修正することなく動作の保証をすることができる。 (第二実施例)本実施例は、PLL周波数シンセサイザ
回路を含みそのシンセサイザからのクロック信号を内部
回路4が内部クロック信号として利用する半導体集積回
路装置に具体化したものである。従って、本発明にかか
る部分は分圧回路2が若干回路構成が異なるだけで基本
的に第一実施例と同一のため、説明の便宜上その要部に
ついて説明し、同一部材は符号を同じにして詳細な説明
は省略する。
【0056】図6は半導体集積回路装置の要部回路を示
す。半導体チップ5上にはPLL周波数シンセサイザ1
0が形成されている。PLL周波数シンセサイザ10は
公知の位相比較回路11、チャージポンプ12、ローパ
スフィルタ(LPF)13、電圧制御発振器(VCO)
14及び分周器15,16とから構成されている。
【0057】位相比較回路11は分周器15を介して帰
還されるパルス信号f1と外部発振器からのクロック信
号f2と入力し、その位相差に応じたパルス幅の信号を
チャージポンプ12に出力する。チャージポンプ12は
位相差に応じたパルス幅の信号を昇圧しLPF13に出
力する。LPF13は直流成分をVCO14に出力し、
その電圧値に応じた周波数の信号が分周器16を介して
内部回路4の内部クロック信号CLKaとして同内部回
路4に出力される。また、VCO14からの信号は分周
器15を介して位相比較回路11に帰還されるパルス信
号f1として出力される。
【0058】内部クロック信号CLKaを出力する分周
器16は10メガHZ と2メガHZの2通りの内部クロ
ック信号CLKaが生成でき、いずれか一方を出力する
ようになっている。この2通りの内部クロック信号CL
Kaはスタンバイ信号STによって決定されている。
【0059】スタンバイ信号STはスタンバイ信号生成
回路17から出力される。スタンバイ信号生成回路17
は内部回路4に対して行われるデータの入出力が行われ
ているいるかどうか、即ちアクセスされているかどうか
を判定する。そして、アクセスされていない状態が予め
定めた時間経過した時、スタンバイ信号生成回路17は
内部回路4はスリープ状態としてLレベルのスタンバイ
信号STを出力する。反対に、スタンバイ信号生成回路
17はスリープ状態でない時にはHレベルのスタンバイ
信号STを出力する。
【0060】そして、このスタンバイ信号STはラッチ
回路18を介して分周器16に出力され、スタンバイ信
号STがHレベルの時、分周器16は10メガHZ の内
部クロック信号CLKaを出力する。反対に、スタンバ
イ信号STがLレベルの時、分周器16は2メガHZ の
内部クロック信号CLKaを出力する。
【0061】すなわち、スリープ状態に内部回路4があ
るときには、2メガHZ の内部クロック信号CLKaが
内部回路4に入力され、スリープ状態でなくアクセスさ
れている状態に内部回路4があるときには、10メガH
Z の内部クロック信号CLKaが内部回路4に入力され
る。そして、スリープ状態にある内部回路4は10メガ
HZ より低い2メガHZ の内部クロック信号CLKaで
動作することになり、その動作回数も少なくなる分だけ
消費電力の低減を図っている。
【0062】一方、スタンバイ信号STはラッチ回路1
8を介して分圧回路2に出力されるようになっている。
分圧回路2は選択された分圧電圧が内部回路4の動作電
源として印加される電源線にNMOSトランジスタT1
0が接続され、そのゲートはインバータ19を介して前
記ラッチ回路18に接続されている。また、本実施例で
は、最も低い分圧電圧Vn-1 は他の分圧電圧V1 〜Vn-
2 とは分離されている。そして、そのNMOSトランジ
スタTr2n-1の一端は前記NMOSトランジスタT10
より内部回路4側の電源線に接続されている。また、N
MOSトランジスタTr2n-1のゲートは特性測定回路3
に接続しないで前記ラッチ回路18に接続されている。
従って、スリープ状態にないときには(スタンバイ信号
STがHレベル)、NMOSトランジスタTr2n-1はオ
フし、NMOSトランジスタT10はオンする。反対
に、スリープ状態にあるときには(スタンバイ信号ST
がLレベル)、NMOSトランジスタTr2n-1はオン
し、NMOSトランジスタT10はオフする。
【0063】そして、スリープ状態でないときには、内
部回路4には選択された最適な分圧電圧がNMOSトラ
ンジスタT10を介して内部回路4に供給される。反対
に、スリープ状態にあるときには、内部回路4には最も
低い分圧電圧Vn-1 が動作電源として供給されることに
なる。従って、スリープ状態にある内部回路4には最も
低い分圧電圧Vn-1 が動作電源として供給されることに
なり、消費電力の低減が図られる。
【0064】このように本実施例では、前記実施例に加
えて、内部回路4に一定時間アクセスがないスリープ状
態にあるときには、内部回路4には周波数の低い2メガ
HZの内部クロック信号CLKaが入力され、最も低い
分圧電圧Vn-1 が動作電源として供給される。従って、
前記実施例の効果に加えて内部回路4の消費電力を非常
に低く抑えることができる。
【0065】なお、本発明は前記各実施例に限定される
ものではなく以下の態様で実施してもよい。 (1)昇圧回路1、分圧回路2は半導体チップ5の外に
形成し、測定回路部3a等からなる特性測定回路3と内
部回路4のみを半導体チップ5上に形成した半導体集積
回路装置に具体化してもよい。この場合、特性測定回路
3が測定した測定結果を外部に出力し、その出力信号に
基づいて直接外部に設けた分圧回路2又は外部中央処理
装置(CPU)を介して分圧回路2を制御して最適な動
作電源を内部回路4に供給するようにしてもよい。
【0066】また、外部に出力された検出結果を、モニ
タ装置や検査装置に出力し、特性測定のためのデータと
して利用するようにして実施してもよい。 (2)特性測定回路3のクロックドインバータの数、分
圧電圧の種類等を適宜変更して実施してもよい。 (3)前記実施例では外部電源電圧VDDが投入される毎
に測定を行い、その都度最適な動作電源を出力するよう
にしたが、これを例えば出荷前の検査の段階で行った後
は行わないようにしてもよい。この場合、内部に特性測
定回路3が測定した結果を保持するメモリを用意する必
要がある。
【0067】また、測定する時期も半導体集積回路装置
の動作時に一定のタイミングを持って1度又は定期的に
実行してもよい。 (4)前記実施例では特性測定回路3は外部電源VDDを
使用して特性を測定したが、例えば内部電源電圧VCP
等、その他信号を用いて測定してもよい。 (5)前記実施例において、スリープ状態に供給する低
電源電圧を適宜変更して実施してもよい。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の半導体集
積回路装置によれば、若干のトランジスタ特性の異なっ
ても使用可能にすることができ、製造歩留まりを向上さ
せるとができるとともに、耐久性のあるものにすること
ができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】第一実施例の半導体集積回路装置の電気的構成
を示すブロック回路図である。
【図3】第一実施例の半導体集積回路装置の各回路のレ
イアウト図である。
【図4】第一実施例の昇圧回路及び分圧回路の回路図で
ある。
【図5】第一実施例の特性測定回路の回路図である。
【図6】第二実施例のPLL周波数シンセサイザ回路及
び分圧回路の回路図である。
【符号の説明】
100 半導体チップ 101 内部回路 102 昇圧回路 103 動作電源生成回路 104 特性測定回路 VDD 外部電源 VCP 内部電源電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−133543(JP,A) 特開 平4−264277(JP,A) 特開 平2−307083(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/26 G01R 31/28 - 31/319 H01L 21/66

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部電源から電源電圧が供給される半導
    体チップにおいて、 内部回路と、 前記電源電圧を昇圧して内部電源電圧を生成する昇圧回
    路と、 前記内部電源電圧に基づいて前記内部回路に供給する動
    作電源電圧を生成する動作電源生成回路と、 前記内部回路を構成する半導体素子とともに形成された
    半導体素子から構成され、該半導体素子の特性を測定す
    る特性測定回路と、前記内部回路がスリープ状態にあるか否かを判定するス
    タンバイ信号生成回路と、 を備え、 前記動作電源生成回路は、 前記特性測定回路の測定結果に基づいて前記内部回路を
    構成する半導体素子の特性に適した動作電源電圧を生成
    することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記動作電源生成回路は、 複数の抵抗と、該複数の抵抗の間と前記内部回路との間
    を接続するゲート回路とを有し、 前記ゲート回路は、前記特性測定回路の測定結果に基づ
    いて制御されることを特徴とする請求項1に記載の半導
    体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記特性測定回路は、 データを伝達するために接続された複数のインバータ回
    路と、該複数のインバータ回路の各々の出力に挿入され
    たラッチ回路とを有する遅延測定回路部を備え、 前記遅延測定回路部は、 所定期間内にデータがどのインバータ回路まで伝達され
    たかを前記ラッチ回路の出力信号により判定することを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体集積回
    路装置。
  4. 【請求項4】 前記内部回路がスリープ状態にある場合
    には低周波数のクロ ックを該内部回路に供給するPLL
    周波数シンセサイザを有することを特徴とする請求項
    1、請求項2又は請求項3に記載の半導体集積回路装
    置。
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