JP4716916B2 - 消音装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンク等の容器内に取り付けられて液体の波打ち等に伴う液音を緩和吸収、つまり液波のエネルギーを分散したり減衰する場合に好適な消音装置に関する。
燃料タンク内には、特許文献1〜3に例示される色々な構造の消音装置が配設されている。そのうち、特許文献1の構造は、網目状のメッシュを複数枚用い、各メッシュの間に隆起部を介在させて間隔を確保した状態で層状に重ねられており、燃料タンクの内壁に沿って配置され、ブラケット等を介し取り付けられる。この作動特徴は、タンク内の燃料液が振動等により波打つたり液移動すると、その波動が各メッシュの網目を通過し、更にメッシュ同士の間隔を通過する過程で分散されたり緩和吸収されるようにする。
特許文献2の構造は、取付用ブラケットの一部に海綿状のバッフル部を固着したものである。すなわち、バッフル部は、溶融した樹脂材料を多数のノズルからブラケットの対応部に樹脂線材として細長く押し出しつつ、糸屑状に絡み合わせ、所定大に積み重ねたものである。この作動特徴は、タンク内の燃料液が振動等により波打つたり液移動すると、その波動がバッフル部の多数の小空間や迷路状となった間隔を通過する過程で分散されたり緩和吸収されるようにする。
特許文献3は、特に消音装置の燃料タンク内への取付構造の従来例として挙げたものである。すなわち、この燃料タンクは、ブロー成形により一体に形成されたもので、ユニットゲージ取付用の開口を有し、また、スタッド(ステー)がタンク取付壁からタンク内へ突出されている。そして、消音装置(バッフル)は、厚さ方向に貫通した取付穴を有し、前記タンク側の開口からタンク内に挿入された後、スタッドに対し取付穴を挿入して該スタッドの突出先端にクリップを装着することで固定されている。
実公平6−6986号公報 特許第2719002号公報 特許第3555335号公報
上記従来装置では次のような問題を有している。特許文献1の構造では、メッシュ体が層状に重ねられているため取り扱い難く、燃料タンク内への取付作業に時間がかかり、消音特性が取付状態などで変動し易い。特許文献2の構造では、溶融樹脂をノズルから押し出しながら海綿状のバッフル部を作るため成形効率が悪く、消音特性がノズル押出態様や硬化態様により変動し易い。特許文献3のものは、特に、取付方法や取付構造として、消音装置が燃料タンクに設けられているユニットゲージ取付用の開口からタンク内に挿入された後、めくら操作にて、スタッドに対し消音装置側の取付穴を挿入すること、その状態で消音装置から突出したスタッドの突出先端にクリップを装着することから、時間がかかり、しかも取付精度も不安定となる。そこで、本発明の目的は、以上の様な問題を全て解消して、取扱性と量産性並びに安定した消音特性を具備した消音装置を提供することにある。
以上の目的を達成するため、請求項1の発明は、液体が収容される容器内に取り付けられて、前記容器内の液体移動に伴う液音を緩和吸収(これは液波のエネルギーを分散したり減衰すること、以下、同じ)する消音装置において、板上下面を貫通して液体を一方側から他方側へ逃がす通し孔、及び板から突出した突出部を形成しているプレート本体と、前記プレート本体を前記容器内の取付壁に取り付ける取付手段とを有し、前記突出部は基端側から先端にいくほど細くなる形状であることを特徴としている。
以上の発明は請求項2のごとく具体化することが好ましい。すなわち、請求項1において、前記通し孔は前記突出部同士の間に設けられている構成である(請求項2)。
請求項1と2の消音装置では、取付手段を有しているとともに通し孔及び突出部を形成しているプレート本体からなるため、簡易で取扱性に優れ、製品間に生じ易い作動特性のばらつきをなくし、突出部とともに通し孔の数や孔の大きさにより液波動を緩和吸収して、容器形状や大きさに応じて燃料等の液波動を設計通り効率よく吸収可能にする。
本発明形態の消音装置を図面を参照し説明する。図1は消音装置の使用状態と装置外観を示し、図2は前記消音装置の概略拡大断面を示している。図3と図4は前記消音装置を取付前状態で示し、図5は前記消音装置を構成しているプレート単品を示し、図6と図7は他のプレート単品を示し、図8は連結具単品を示している。図9と図10は上記消音装置を簡略化した第1変形例を図1と図2に対応して示している。図11は上記消音装置の形状を変えた第2変形例を示している。以下の説明では、装置構造、組立・作動、取付方法、第1変形例、第2変形例の順に詳述する。
(装置構造)図1〜図8の消音装置1は、複数枚のプレート2〜5を間隔を保って連結具6により一体に積層した構成であり、液体としての燃料が収容された、容器としての燃料タンク10内の取付壁13に立設されたスタッド7を利用して取り付けられる。材質は、各プレート2〜5及び連結具6ともに樹脂製であるが、樹脂以外でも差し支えない。ここで、プレート2〜5は、何れもが変形し難い略矩形の剛性板であるが、形状が取付壁13に最も近い位置に配置される内側プレート(1番目のプレート)2と、それ以外のプレート3〜5とで大きく異なっている。各プレートの説明では、便宜上、取付壁13に対向する面を下面と称し、その反対側の面を上面と称する。プレート3〜5は、形状的に同じか類似しているためプレート3の例で説明する。
なお、燃料タンク10は、図1(a)に例示したように、従来と同様に上タンク半体(アッパシェル)11及び下タンク半体(ロアシェル)12が互いのフランジ部を溶接等により接合した状態で一体化されている。また、上タンク半体11の内側には、例えば、符号13で示した壁部分を取付壁として設定されている。また、燃料タンク10には、図示を省略したフィラーチューブやユニットゲージ取付用の開口が取付壁13の近くに設けられている。ところで、以上の燃料タンク10としては、例えば、特許文献3(特許第3555335号公報)に開示されているごとく、全体がプロー成形により作製されることもある。その場合、燃料タンク10には、ブロー成形の際もしくは二次加工によりフィラーチューブやユニットゲージ取付用の開口と、取付壁13側にスタッド挿通用の貫通孔14が形成される。後述する取付構造や取付方法は、そのような開口付きの燃料タンクを想定して工夫されたものである。取付壁13には消音装置1を取り付けるための対のスタッド7が立設されている。各スタッド7は、図2に示されるように、取付壁13に溶接等で固定される頭部15と、頭部15上に突設されて取付壁13の貫通孔14から挿通される軸部16と、軸部16の軸方向に沿って略等間隔に設けられた複数の弾性係止翼17を一体に形成している。
内側プレート2は、図6と図7に示されるように、板20の上下面21、22を貫通している複数の通し孔23と、板20の上面21に突設されている多数の突出部24及び2つの筒形部25と、板20の下面22(取付壁13に対向配置される被取付面)に突設されているガイドリブ26と、板20の前又は後側縁から前方へ立設されている立壁27とを一体に形成している。
このうち、各通し孔23は、左右及び前後ともに略等間隔で、かつ略同形孔として設けられている。つまり、通し孔23は、小円形孔であるが、孔形状はこれ以外でもよい。各突出部24は、左右及び前後ともに略等間隔で、かつ筒形部25の箇所を除いて1つの通し孔23を4つの突出部24で囲む配置で設けられている。突出部24の形状は、内側を肉抜きした円錐形状であるが、基端側から先端にいくほど細くなる形状であればよい。突出部24の高さは、内側プレート2を除く他のプレートの使用枚数やプレート同士の間隔配置を考慮して決められる。筒形部25は、上面21の左右に突設されて、上下に貫通され、横断面が略矩形枠状となっている。各筒形部25は、突出部24よりも高く形成されるとともに、基端側にあって、矩形の前後壁に対向して穿設された係止孔25aと、矩形の左右壁の外面に突設された対の規制リブ28とを有している。右側の筒形部25には、上下に延びる規制リブ29が矩形の左右壁の内面に対向して設けられている。係止孔25aは、略矩形孔として形成され、ここに後述する連結具6の弾性爪62が係止される。規制リブ28は、上面21とこの上に配置されるプレート3との間隔を保つ突起である。規制リブ29は連結具6をガイドするリブである。左側の筒形部25には、取付壁13側のスタッド17に対する筒形部25内に差し込まれる連結具6の位置だしを許容するためリブ29が省略されている。
ガイドリブ26は、図6(c)に示されるように、各筒形部25の筒孔入り口に対応して設けられており、筒形部25の筒孔入り口の両側に設けられて略ハ字形に突出している誘いリブ26a,26bと、前記筒孔入り口の一方辺の外側に設けられて前記誘いリブ26a,26bのハ字形の接近する端部同士を連結している係止リブ26cとを組として構成されている。換言すると、ガイドリブ26は、誘いリブ26a,26b及び係止リブ26cを組としかつ同じ高さに形成されていること、誘いリブ26a,26b及び係止リブ26cが両側の筒形部25(連結具6に通じる入り口)に対応してそれぞれ設けられていること、誘いリブ26a,26b及び係止リブ26cが両側の筒形部25(連結具6)と関係ない箇所、つまり筒形部25と筒形部25との間を形成している板部分にも連続して設けられている。これに対し、立壁27は、消音装置1の取付状態で、タンク側取付壁13の対応部に当接することで衝撃を受けてもがたつかないよう安定保持可能にするものであるが、省略されることもある。
これに対し、プレート3は、図2と図5に示されるように、内側プレート2と略同じ大きさの矩形状で、板30の上下面31、32が同形状となっており、上下面を貫通している複数の通し孔33及び通し孔34と、左右に設けられて筒形部25を挿通する枠部35と、各枠部35の上下を縁取っている規制リブ36とを有している。
このうち、各通し孔33は、内側プレート2の通し孔23と同径の円形孔であり、通し孔23と同様に左右及び前後ともに略等間隔に設けられている。但し、各通し孔33は、プレート3が内側プレート2に重ねられたとき、通し孔23に対し孔中心が少しずれるよう設定されている。各通し孔34は、内側プレート2の突出部24を遊びを持って挿通する大きさ円形孔であり、突出部24と同様に左右及び前後ともに略等間隔に設けられている。つまり、各通し孔34は、プレート3が内側プレート2に重ねられるときに、突出部24が対応する箇所の通し孔34に遊挿される関係である。枠部35は、筒形部25に対応した矩形孔であり、上下面31,32に突設された規制リブ36で縁取りされている。規制リブ36は、プレート3(4,5)を内側プレート2に積層するため、各筒形部25を対応する枠部35内に挿通した状態で、プレート2とプレート3との間隔(及びプレート3とプレート4との間隔、プレート4とプレート5との間隔)を所定寸法に保つ。
連結具6は、図8に示されるように、概略矩形筒状をなし、筒形部25内に差し込まれる差込部60aと、差込部60aの上に接続されて筒形部25の外に配置される把持部60bと、差込部60aと把持部60bとを仕切るよう筒外周に突設されている矩形のフランジ部61と、差込部60aを区画している対向壁にそれぞれ設けられている弾性爪62と、差込部60aを区画している対向壁のうち、弾性爪62が設けられていない対向壁の内面にそれぞれ突設されている係合片部63とを有している。
差込部60aは、図8から推察されるように断面矩形枠状であるが、筒形部25の内部に対し、弾性爪62を形成している側が隙間なく差し込まれる寸法であり、係合片部63を形成している側がリブ29を有していると該リブ29に沿って隙間なく差し込まれ、リブ29を有していないと若干の隙間を保って差し込まれる。該隙間は、スタッド7同士の間隔が設計値から若干ずれているときでも、弾性爪62と係止孔25aとの係合を維持しながら連結具6を微動可能にしてスタッド7に対して位置調整可能にする。把持部60bは、連結具6を手やロボットハンドで掴む箇所であるとともに、スタッド7の先端側を覆う筒部である。フランジ部61は、差込部60aが筒形部25に差し込まれて、弾性爪62が係止孔25aに係合された状態で、筒形部25の端面に当接するとともに、筒形部25を介して積層されているプレート3〜5の抜けを防ぐ抜止め部として作用する。なお、このようなフランジ部61には、例えば、最も外側に配置されたプレート5のリブ36等に付設される凸部と係合する係合孔を形成し、連結具6が前記凸部と係合孔との係合を介してより安定固定されるようにしてもよい。各弾性爪62は、差込部60aの下側部分に略コ形のスリット62aで区画された状態で設けられており、筒形部25に差し込まれる過程で内側へ弾性変位し、係止孔25aに達すると元の状態に復帰して該係止孔25aと係合する。
各係合片部63は、下から上向きに傾斜した傾斜片として形成されており、連結具6内に挿入されるスタッド側軸部16の弾性係止翼17のうち、係合片部63より先端側の係止翼17の通過を弾性変位を伴って許容し、かつ、図2のごとく目的の高さにある係止翼17が通過したときに係止翼同士の間の首部に係合する。
(組立・作動等)以上の各プレート3〜5は、内側プレート(1番目のプレート)2に対し筒形部25と枠部35との嵌合を介して積層された後、連結具6が筒形部25内に差し込まれて弾性爪62と係止孔25aとの係合により消音装置1として組み立てられる。組立状態では、図2に示されるように、プレート2とプレート3との間隔がリブ28及びリブ36により、プレート3とプレート4との間隔及びプレート4とプレート5との間隔がそれぞれリブ36及びリブ36等に比例した寸法だけ離れている。また、プレート2の各突出部24は、プレート3の通し孔34、プレート4の通し孔34に順に差し込まれている。これにより、この構造では、各プレート3〜5が所定間隔に保持され、又、突出部24が略円錐状になっており、プレート3の通し孔34からプレート4の通し孔34へ順に差し込まれることで、プレート3〜5の通し孔34の実質的な孔面積を変えている。この場合、通し孔34の実質的な孔面積は、消音装置1を取り付けるタンク側取付壁13から離れるプレートほど大きくなるよう設定されている。また、各プレート2〜5のうち、タンク側取付壁13に最も近い内側プレート2の通し孔23と、取付壁13から最も離れる外側プレート5の通し孔23とは孔位置がずれている。これらは、タンク10内の燃料移動に伴う液音、つまり液波のエネルギーを効率よく分散したり減衰する上で好ましいとの試験結果から採用されたものである。
また、この構造では、誘いリブ26a,26b及び係止リブ26cが同じ高さであるため燃料タンク10の取付壁13に対する当接部として利用することで、消音装置1を取付壁13と一定間隔を保って、かつ安定した状態で取付可能にする。しかも、この利点は、形態例のごとく誘い26a,26b及び係止リブ26cが連結具6と関係ない箇所、つまり両側の連結具6,6の間の板部分にも形成されているためより確実なものとなる。また、誘いリブ26a,26b及び係止リブ26cは、ガイド作用以外にも、左右連続して複数箇所に形成されているため燃料の液波動を緩和吸収する上でも有効となる。つまり、消音作用としては、例えば、燃料が誘いリブ26a,26bや係止リブ26に当たることにより、また、誘いノブ26a,26bのハ形状の狭まった側へ抵抗を受けながら流れることにより、液波動を効率よく緩和吸収できる。
(取付方法)以上の消音装置1は、タンク側取付壁13に設けられたスタッド7に対し連結具6を介して取り付けられる。すなわち、この取付方法としては、消音装置1を燃料タンク10の開口から燃料タンク内へ挿入する挿入工程と、燃料タンク10内でスタッド7にガイドリブ26を当てながら位置決めする位置決工程と、スタッド7に連結具6を係合固定する係合工程とを経る。ここで、燃料タンク10には、上述したように、取付壁13に近い箇所にフィラーチューブやユニットゲージ取付用の開口が設けられている。そして、挿入工程においては、消音装置1がロボットハンドや作業者の手に把持されて、前記燃料タンク10の開口からタンク内へ差し込み操作される。位置決工程においては、消音装置1が上記したガイドリブ26の存在で目視できないめくら作業でも簡単に位置だし可能となる。
すなわち、消音装置1は、ロボットハンドや作業者の手に把持されてタンク内へ挿入された状態から、対応するスタッド7をプレート2の下面側から筒形部25(及び該筒形部内に挿入されている連結具6)内に差し入れるため、例えば、消音装置1をハ字形の誘いリブ26aと26bとの間にあって、リブ同士の内側で広くなった片側のリブ内面にスタッド7の先端側を当てた状態で、全体をスタッド7に向かって動かすと、リブのガイド作用により筒形部25の筒孔入り口をスタッド7に一致させ、ワンタッチで位置出可能となる。係合工程においては、消音装置1を取付壁13に向けて押すが、その際、ガイドリブ26が取付壁13の内面に当接するまで押し操作する。すると、消音装置1は、連結具6内に挿入されるスタッド側軸部16の係止翼17のうち、係合片部63より先端側の係止翼17の通過を弾性変位を伴って許容し、図2のごとく目的の高さにある係止翼17が通過したときに係止翼同士の間の首部に係合片部63が係合固定される。よって、以上の取付方法では、ガイドリブ26の案内作用による位置決め、及び係合手段(連結具側係合片部63とスタッド側係止翼17との係合)により、しかも目視できずめくら操作となる場合でも簡単かつ確実に取り付けることができ、作業効率及び歩留まりを向上できる。
(第1変形例)図9と図10は上記した消音装置を簡略化した例であり、図1と図2に対応させて示している。図9(a)の燃料タンク10は、図1(a)の構成に比べて、タンク内面に設定された取付壁13に取り付けられた第1変形例の消音装置1Aを備えている。すなわち、第1変形例では、図10のごとく取付壁13に対し消音装置1Aを取り付けるための対のスタッド7が立設されている。なお、各スタッド7は、取付壁13に溶接等で固定される頭部15と、頭部15上に突設されて取付壁13の貫通孔14から挿通される軸部16と、軸部16の軸方向に沿って略等間隔に設けられた複数の弾性係止翼17とを一体に形成している。
図9(b)は(a)の消音装置1Aを正面側から見た図であり、図10はその断面図である。この消音装置1Aは、上記した内側プレート(1番目のプレート)2をプレート本体として、該プレート本体であるプレート2と、該プレート2を燃料タンク10の取付壁13に取り付ける連結具6等の取付手段とで構成したものである。つまり、プレート本体であるプレート2は、上述したものと同じであり、板20の上下面21、22を貫通している複数の通し孔23と、板20の上面21に突設されている多数の突出部24及び2つの筒形部25と、板20の下面22に突設されているガイドリブ26と、板20の前又は後側縁から前方へ立設されている立壁27とを一体に形成している。
以上のプレート本体であるプレート2には、取付手段である連結具6が筒形部25内に差し込まれて弾性爪62と係止孔25aとの係合により消音装置1Aとして組み立てられる。そして、消音装置1Aは、タンク側取付壁13に設けられたスタッド7に対し連結具6の係合片部63がスタッド側の任意高さの係止翼17と係合することで固定される。この場合、ガイドリブ26は、消音装置1Aをタンク側取付壁13のスタッド7に取り付ける操作として、ロボットハンドで自動的に行ったり、作業者が手探りで行うような際、対応するスタッド7をプレート下面側から筒形部25(及び該筒形部内に挿入されている連結具6)内に差し入れるとき、消音装置1Aをスタッド7に向かって動かすと、リブのガイド作用により筒形部25の筒孔入り口をスタッド7に一致させ、ワンタッチで位置出可能にする。つまり、上記した消音装置1で述べた段落0022や0023に記載したことがほぼ同様に当てはまる。
(変形例2)図11は図1〜図8に示した消音装置の第2変形例をプレート毎に示している。すなわち、第2変形例では、プレート構成が上記形態の内側プレート2に対応した(a)の内側プレート2Aと、上記形態のプレート3と4に対応した(b)と(c)のプレート3Aと4Aとの合計3枚となっている。内側プレート2Aは、上記形態の突出部24及び立壁27が省略されており、板20の上下面を貫通している複数の通し孔23と、板20の上面に突設されている2つの筒形部25と、板20の下面(取付壁13に対向配置される面)に突設されている不図示のガイドリブとを一体に形成している。プレート3Aと4Aは、内側プレート2Aと略同じ大きさの矩形状で、板30の上下面が同形状となっており、左右に設けられて筒形部25を挿通する枠部35と、各枠部35の縁取っている規制リブ36とを有している点で同じくしている。しかし、プレート3Aは、プレート2Aとプレート4Aとの間に配置されるもので、通し孔23より大きい複数の通し孔34だけが設けられている。プレート4Aは、タンク取付壁13から最も離れて位置に配置されるもので、複数の通し孔23及び通し孔34が設けられている。以上の各プレート3Aと4Aは、図示を省いたが、上記形態と同様に内側プレート2Aに対し筒形部25と枠部35との嵌合を介して積層された後、連結具6が筒形部25内に差し込まれて弾性爪62と係止孔25aとの係合により消音装置1として組み立てられる。このように、本発明は、請求項1で特定される要件を除いて種々変更可能なものである。勿論、上記した第1変形例の消音装置1Aとしては、プレート本体として第2変形例の内側プレート2Aであっても差し支えないものである。また、燃料タンク10は、タンクを区画している任意の壁部分を取付壁13として設定される以外に、例えば、タンク内に付設されるブラケット等を取付壁として活用することもある。
なお、上記した形態としては、容器として燃料タンクを用いた例を記載したが、本発明はこれに限られず、様々な液体収容用の容器に適用できる。また、上記の形態において、上記突出部は略円錐形状としたが、円錐状の先端をカットした形状や、周壁が湾曲した形状でも良い。上記通し孔は板平面部に形成しているが、例えば中空状の突出部に形成することも可能である。この場合、中空状の突出部の先端に通し孔や小孔を形成していると、突出部が先端を下向きにした状態で配置されても、内部に燃料等の液が溜まることを抑制できる。
(a),(b)は消音装置例の使用状態及び装置外観を示す模式図である。 図1の消音装置を示す拡大断面図である。 (a)〜(c)は上記消音装置単品の上面と正面並びに下面図である。 図3の消音装置の左又は右側面図である。 (a)と(b)は上記消音装置を構成しているプレートの上面と正面図である。 (a)〜(c)は上記消音装置を構成している他のプレートの上面と正面並びに下面図である。 (a)は図6の消音装置の左又は右側面図、(b)は(a)のA−A線に沿った右側部分の拡大断面図である。 (a)〜(d)は連結具の正面、右端面、(b)のB−BとC−C線断面図である。 (a),(b)上記消音装置を簡略化した第1変形例について、図1に対応させて示す使用状態及び装置の正面図である。 上記第1変形例の消音装置を図2に対応させて示す拡大断面図である。 (a)〜(c)は第2変形例の消音装置を構成している各プレートを示す上面図である。
1,1A・・・消音装置
2,2A・・・内側プレート(20は板、23は通し孔、24は突出部、25は筒状部)
3〜5・・・他のプレート(30は板、33と34は通し孔、35は枠部、36はリブ)
3A,4A・・・他のプレート(30は板、33と34は通し孔、35は枠部)
6・・・連結具(60aは差込部、61はフランジ部、62は係止爪)
7・・・スタッド(15は頭部、16は軸部)
10・・・燃料タンク(13は取付壁、14は貫通孔)
17・・・スタッドの弾性係止翼(係合手段)
63・・・連結具の係合片部(係合手段)

Claims (2)

  1. 液体が収容される容器内に取り付けられて、前記容器内の液体移動に伴う液音を緩和吸収する消音装置において、
    板上下面を貫通して液体を一方側から他方側へ逃がす通し孔、及び板から突出した突出部を形成しているプレート本体と、前記プレート本体を前記容器内の取付壁に取り付ける取付手段とを有し、前記突出部は基端側から先端にいくほど細くなる形状であることを特徴とする消音装置。
  2. 前記通し孔は前記突出部同士の間に設けられている請求項1に記載の消音装置。
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