JP4715084B2 - 遊技機側機器と接続されて用いられる信号情報記憶装置 - Google Patents

遊技機側機器と接続されて用いられる信号情報記憶装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数種類の信号を出力する遊技機側機器に接続して用いられ、その遊技機側機器から出力された信号に関する情報(本明細書では信号情報という)を記憶する装置に関する。
遊技機側機器とは、遊技機自体(典型的にはパチンコ機やスロットマシン)、いわゆるアウトメータ、いわゆる玉貸し機等の機器等や、それらの各機器の組合せを意味する。
ここで、遊技機側機器から出力される典型的な信号について簡単に説明しておく。
アウト信号とは、遊技機に遊技媒体が投入されたことを示す信号である。例えば、パチンコ機に取り付けられたアウトメータは、所定数のパチンコ玉が遊技機に投入される毎にアウト信号を出力する。例えば、多くのスロットマシンは、遊技機にメダルが投入される毎にアウト信号を出力する。
セーフ信号とは、遊技機から遊技媒体が払出されたことを示す信号である。例えば、多くのパチンコ機は、所定数のパチンコ玉が遊技機から払出される毎にセーフ信号を出力する。例えば、多くのスロットマシンは、遊技機からメダルが払出される毎にセーフ信号を出力する。
特賞状態信号とは、特賞状態に切換えられた(又は特賞状態が終了した)ことを示す信号である。
図柄変動信号とは、図柄変動が行なわれたことを示す信号である。パチンコ機は、図柄変動が行なわれる毎に図柄変動信号を出力するものが多い。
なお、例示した種類以外の信号を出力する遊技機側機器であっても本発明の技術は適用することができる。
一般的に、パチンコ機やスロットマシンに代表される遊技機は、遊技が進行していく過程で様々な種類の信号を出力する。例えばパチンコ機は、アウト信号、セーフ信号、図柄変動信号、特賞状態信号等を出力する。また、例えばスロットマシンは、アウト信号、セーフ信号、特賞状態信号等を出力する。
遊技機が設置されている多くの遊技場には、遊技機から出力された各種の信号を取り込んで、出力された信号に関する情報(信号情報)を記憶する装置が設置される。例えば、特許文献1には、1分毎の信号情報を累積して記憶していく遊技情報監視装置が開示されている。1分毎の信号情報が累積して記憶されると、1分毎の遊技情報(例えばアウト数、セーフ数、図柄変動回数等)を得ることができる。得られた遊技情報は、遊技場の管理者が遊技機の釘調整状態やいわゆる設定を決定するための指標とされる。
特開2003−38831号公報
上記した特許文献1に記載の技術では、1分間に出力された信号の順序を含めた情報を得ることができない。例えば、一般的に、特賞状態中の総セーフ数を収集することが行なわれているが、1分間の間に特賞信号とセーフ信号がともに出力された場合、そのセーフ信号が特賞信号の前に出力されたものなのか、後に出力されたものなのかがわからない。従って、特賞状態中の総セーフ数を正確に収集することができない。
信号情報を記憶する間隔を短時間にすれば(例えば1秒毎の信号情報を記憶するようにすれば)、信号が出力された順序をほぼ正確に知ることができる。しかしながら、この場合、膨大な記憶容量が必要になる。例えば、1日の営業時間が12時間の遊技場で1秒毎の信号情報を記憶するようにすれば、遊技機毎に43200秒分の記憶容量が必要になる。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、少ない記憶容量で詳しい信号情報を記憶することができる技術を提供することを目的とする。
本発明によって提供される技術は、複数種類の信号を出力する遊技機側機器と接続されて用いられ、当該遊技機側機器から出力された信号に関する情報を記憶する信号情報記憶装置である。
前記複数種類の信号は、アウト信号、セーフ信号、図柄変動信号、特賞信号のうちの少なくとも1種類を含む。
前記遊技機側機器は、遊技機と、アウトメータを含む。
前記アウト信号は、前記アウトメータから出力される信号であって、前記遊技機に遊技媒体が投入されたことを示す信号である。
前記セーフ信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機から遊技媒体が払出されたことを示す信号である。
前記図柄変動信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機において図柄変動が行われたことを示す信号である。
前記特賞信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機が特賞状態に切り換えられたこと又は前記遊技機の特賞状態が終了したことを示す信号である。
前記特賞状態とは、パチンコ機又はスロットマシンの大当り状態である。
また、この信号情報記憶装置は、プロセッサと記憶手段を備える。
図1を参照にしながら、上記したプロセッサが実行する処理について説明する。図1(a)は、A種類の信号とB種類の信号が遊技機から出力された様子を例示しているタイムチャートである。図1(b)には、記憶手段に記憶される内容を例示している。
プロセッサは、前回に出力された前回信号(ここでは図1のA1とする)と異なる種類の第1種の信号(ここでは図1のB1とする)が出力される毎に、以下の各処理、即ち、
(1)前記第1種の信号と異なる種類の第2種の信号(A2)が出力されるのを監視する監視処理、
(2)前記第2種の信号(A2)が出力された場合に、前記前回信号(A1)が出力されてから前記第2種の信号(A2)が出力されるまでの間において一番目に出力された前記第1種の信号(B1)の出力時(t1)と、前記第2種の信号(A2)の出力時(t2)との差分時間(T1)を特定する差分時間特定処理、
(3)前記第2種の信号(A2)が出力された場合に、前記前回信号(A1)が出力されてから前記第2種の信号(A2)が出力されるまでの間に、前記第1種の信号(B1)と同種類の信号が出力された回数(2回;B1とB2)を特定する回数特定処理、
(4)前記第2種の信号(A2)が出力された場合に、前記第1種の信号の種類特定情報(B)と、特定された差分時間(T1)と、特定された回数(2回)とが対応づけられた信号情報を記憶手段に累積して記憶させる記憶処理、
を実行する。このプロセッサは、前記した記憶処理では、前記した差分時間特定処理で特定可能な桁数よりも少ない桁数で差分時間を記憶させる。
前記前回信号は、前記複数種類の信号のうちのいずれか1種類の信号である。
前記第1種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記前回信号と異なる1種類の信号である。
前記第2種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記第1種の信号と異なる1種類の信号である。
この信号情報記憶装置によると、差分時間特定処理で特定可能な桁数よりも小さい桁数で差分時間を記憶させる。このようにすると、差分時間を特定するためには高い分解能(例えばmsec単位)を維持しながらも、記憶させるときには少ない桁数(例えばsec単位)で記憶させることができる。このために、記憶容量を圧縮しながら、遊技機から出力された順に信号の種類を正確に記憶することができる。
なお、「差分時間特定処理で特定可能な桁数よりも少ない桁数で差分時間を記憶させる」とは、例えば、msec単位で差分時間を特定し、それを整数のsec単位に変換して記憶させることによって実現することができる。また、例えば、3123msecと特定された差分時間の最小桁を四捨五入することによって、312と変換して記憶させるようにしてもよい。この場合、切上げや切り捨て等によって変換することもできる。
本発明は、差分時間を用いて記憶するようにしているために、例えば1秒毎の信号情報を記憶していく場合よりも記憶容量を圧縮することができる。さらに、同一種類の信号が連続して出力された場合には、その連続して出力された回数を記憶するようにしているために、記憶容量をより少なくすることが実現されている。
この信号情報記憶装置によると、少ない記憶容量で詳しい信号情報を記憶することができる。
図2を参照して、本発明によって提供される他の信号情報記憶装置について説明する。この信号情報記憶装置も、アウト信号、セーフ信号、図柄変動信号、特賞信号のうちの少なくとも1種類の信号を含む複数種類の信号を出力する遊技機側機器と接続されて用いられ、当該遊技機側機器から出力された信号に関する情報を記憶する装置である。
前記遊技機側機器は、遊技機と、アウトメータを含む。
前記アウト信号は、前記アウトメータから出力される信号であって、前記遊技機に遊技媒体が投入されたことを示す信号である。
前記セーフ信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機から遊技媒体が払出されたことを示す信号である。
前記図柄変動信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機において図柄変動が行われたことを示す信号である。
前記特賞信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機が特賞状態に切り換えられたこと又は前記遊技機の特賞状態が終了したことを示す信号である。
前記特賞状態とは、パチンコ機又はスロットマシンの大当り状態である。
この信号情報記憶装置も、プロセッサと記憶手段を備える。
プロセッサは、前回に出力された前回信号(ここでは図2のA1とする)と異なる種類の第1種の信号(ここでは図2のB1とする)が出力される毎に、以下の各処理、即ち、
(1)前記第1種の信号と異なる種類の第2種の信号(A2)が出力されるのを監視する監視処理、
(2)前記第2種の信号(A2)が出力された場合に、前記前回信号(A1)の出力時(t1)と、前記第2種の信号(A2)の一つ前に出力された前記第1種の信号(B2)の出力時(t2)との差分時間(T1)を特定する差分時間特定処理、
(3)前記第2種の信号(A2)が出力された場合に、前記前回信号(A1)が出力されてから前記第2種の信号(A2)が出力されるまでの間に、前記第1種の信号(B1)と同種類の信号が出力された回数(2回;B1とB2)を特定する回数特定処理、
(4)前記第2種の信号(A2)が出力された場合に、前記第1種の信号の種類特定情報(B)と、特定された差分時間(T1)と、特定された回数(2回)とが対応づけられた信号情報を記憶手段に累積して記憶させる記憶処理、
を実行する。このプロセッサは、前記した記憶処理において、前記した差分時間特定処理で特定可能な桁数よりも少ない桁数で差分時間を記憶させる。
前記前回信号は、前記複数種類の信号のうちのいずれか1種類の信号である。
前記第1種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記前回信号と異なる1種類の信号である。
前記第2種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記第1種の信号と異なる1種類の信号である。
この信号情報記憶装置によると、信号の種類が出力された順に正確に記憶されることになる。
また、差分時間を用いて記憶するようにしているために、例えば毎秒の信号情報を記憶する場合よりも記憶容量を圧縮することができる。さらに、同一種類の信号が連続して出力された場合には、その連続して出力された回数を記憶するようにしているために、記憶容量をより少なくすることが実現されている。
この信号情報記憶装置によると、少ない記憶容量で詳しい信号情報を記憶することができる。
図3を参照して、本発明によって提供される他の信号情報記憶装置について説明する。この信号情報記憶装置も、アウト信号、セーフ信号、図柄変動信号、特賞信号のうちの少なくとも1種類の信号を含む複数種類の信号を出力する遊技機側機器と接続されて用いられ、当該遊技機側機器から出力された信号に関する情報を記憶する装置である。
前記遊技機側機器は、遊技機と、アウトメータを含む。
前記アウト信号は、前記アウトメータから出力される信号であって、前記遊技機に遊技媒体が投入されたことを示す信号である。
前記セーフ信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機から遊技媒体が払出されたことを示す信号である。
前記図柄変動信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機において図柄変動が行われたことを示す信号である。
前記特賞信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機が特賞状態に切り換えられたこと又は前記遊技機の特賞状態が終了したことを示す信号である。
前記特賞状態とは、パチンコ機又はスロットマシンの大当り状態である。
この信号情報記憶装置も、プロセッサと記憶手段を備える。
プロセッサは、前回に出力された前回信号(ここでは図3のA1とする)と異なる種類の第1種の信号(ここでは図3のB1とする)が出力される毎に、以下の各処理、即ち、
(1)前記前回信号(A1)が出力されてから前記第1種の信号と異なる種類の第2種の信号(A2)が出力されるまでの間において一番目に出力された前記第1種の信号(B1)の出力時(t1)を特定する出力時特定処理、
(2)前記第2種の信号(A2)が出力されるのを監視する監視処理、
(3)前記第2種の信号(A2)が出力された場合に、前記前回信号(A1)が出力されてから前記第2種の信号(A2)が出力されるまでの間に、前記第1種の信号(B1)と同種類の信号が出力された回数(2回;B1とB2)を特定する回数特定処理、
(4)前記第2種の信号(A2)が出力された場合に、前記第1種の信号の種類特定情報(B)と、特定された出力時(t1)と、特定された回数(2回)とが対応づけられた信号情報を記憶手段に累積して記憶させる記憶処理、
を実行する。そして、プロセッサは、前記した記憶処理において、出力時特定処理で特定可能な桁数よりも少ない桁数で出力時を記憶させる。
前記前回信号は、前記複数種類の信号のうちのいずれか1種類の信号である。
前記第1種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記前回信号と異なる1種類の信号である。
前記第2種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記第1種の信号と異なる1種類の信号である。
この信号情報記憶装置によると、信号の種類が出力された順序で正確に記憶されることになる。
また、同一種類の信号が連続して出力された場合には、その連続して出力された回数を記憶するようにしているために、記憶容量を少なくすることが実現されている。
この信号情報記憶装置によると、少ない記憶容量で詳しい信号情報を記憶することができる。
図4を参照して、本発明によって提供される他の信号情報記憶装置について説明する。この信号情報記憶装置も、アウト信号、セーフ信号、図柄変動信号、特賞信号のうちの少なくとも1種類の信号を含む複数種類の信号を出力する遊技機側機器と接続されて用いられ、当該遊技機側機器から出力された信号に関する情報を記憶する装置である。
前記遊技機側機器は、遊技機と、アウトメータを含む。
前記アウト信号は、前記アウトメータから出力される信号であって、前記遊技機に遊技媒体が投入されたことを示す信号である。
前記セーフ信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機から遊技媒体が払出されたことを示す信号である。
前記図柄変動信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機において図柄変動が行われたことを示す信号である。
前記特賞信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機が特賞状態に切り換えられたこと又は前記遊技機の特賞状態が終了したことを示す信号である。
前記特賞状態とは、パチンコ機又はスロットマシンの大当り状態である。
この信号情報記憶装置も、プロセッサと記憶手段を備える。
プロセッサは、前回に出力された前回信号(ここでは図4のA1とする)と異なる種類の第1種の信号(ここでは図4のB1とする)が出力される毎に、以下の各処理、即ち、
(1)前記第1種の信号と異なる種類の第2種の信号(A2)が出力されるのを監視する監視処理、
(2)前記第2種の信号(A2)が出力された場合に、前記第2種の信号(A2)の一つ前に出力された前記第1種の信号(B2)の出力時(t1)を特定する出力時特定処理、
(3)前記第2種の信号(A2)が出力された場合に、前記前回信号(A1)が出力されてから前記第2種の信号(A2)が出力されるまでの間に、前記第1種の信号(B1)と同種類の信号が出力された回数(2回;B1とB2)を特定する回数特定処理、
(4)前記第2種の信号(A2)が出力された場合に、前記第1種の信号の種類特定情報(B)と、特定された出力時(t1)と、特定された回数(2回)とが対応づけられた信号情報を記憶手段に累積して記憶させる記憶処理、
を実行する。そして、プロセッサは、前記した出力時特定処理で特定可能な桁数よりも少ない桁数で出力時を記憶させる。
前記前回信号は、前記複数種類の信号のうちのいずれか1種類の信号である。
前記第1種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記前回信号と異なる1種類の信号である。
前記第2種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記第1種の信号と異なる1種類の信号である。
この信号情報記憶装置によると、信号の種類が出力された順序で正確に記憶されることになる。
また、同一種類の信号が連続して出力された場合には、その連続して出力された回数を記憶するようにしているために、記憶容量を少なくすることが実現されている。
この信号情報記憶装置によると、少ない記憶容量で詳しい信号情報を記憶することができる。
図5を参照して、本発明によって提供される他の信号情報記憶装置について説明する。この信号情報記憶装置も、アウト信号、セーフ信号、図柄変動信号、特賞信号のうちの少なくとも1種類の信号を含む複数種類の信号を出力する遊技機側機器と接続されて用いられ、当該遊技機側機器から出力された信号に関する情報を記憶する装置である。
前記遊技機側機器は、遊技機と、アウトメータを含む。
前記アウト信号は、前記アウトメータから出力される信号であって、前記遊技機に遊技媒体が投入されたことを示す信号である。
前記セーフ信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機から遊技媒体が払出されたことを示す信号である。
前記図柄変動信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機において図柄変動が行われたことを示す信号である。
前記特賞信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機が特賞状態に切り換えられたこと又は前記遊技機の特賞状態が終了したことを示す信号である。
前記特賞状態とは、パチンコ機又はスロットマシンの大当り状態である。
この信号情報記憶装置も、プロセッサと記憶手段を備える。
プロセッサは、前記複数種類の信号のうちのいずれかの種類の信号が出力される毎に、以下の各処理、即ち、
(1)前記複数種類の信号のうちのいずれかの種類の特定の信号(ここでは図5のB1とする)が、次に前記遊技機側機器から出力されるのを監視する監視処理、
(2)前記特定の信号(B1)が出力された場合に、前記特定の信号(B1)の前回に出力された信号(ここでは図5のA1とする)の出力時(t1)と、前記特定の信号(B1)の出力時(t2)との差分時間(T1)を特定する差分時間特定処理、
(3)前記特定の信号(B1)が出力された場合に、前記特定の信号(B1)の種類特定情報(B)と、特定された差分時間(T1)とが対応づけられた信号情報を記憶手段に累積して記憶させる記憶処理、
を実行する。そして、プロセッサは、前記した記憶処理では、前記した差分時間特定処理で特定可能な桁数よりも少ない桁数で差分時間を記憶させる。
この信号情報記憶装置によると、信号情報が出力された順序で正確に記憶されることになる。
また、差分時間を用いて記憶するようにしているために、例えば毎秒の信号情報を記憶する場合よりも記憶容量を圧縮することができる。
図6を参照して、本発明によって提供される他の信号情報記憶装置について説明する。この信号情報記憶装置も、アウト信号、セーフ信号、図柄変動信号、特賞信号のうちの少なくとも1種類の信号を含む複数種類の信号を出力する遊技機側機器と接続されて用いられ、当該遊技機側機器から出力された信号に関する情報を記憶する装置である。
前記遊技機側機器は、遊技機と、アウトメータを含む。
前記アウト信号は、前記アウトメータから出力される信号であって、前記遊技機に遊技媒体が投入されたことを示す信号である。
前記セーフ信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機から遊技媒体が払出されたことを示す信号である。
前記図柄変動信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機において図柄変動が行われたことを示す信号である。
前記特賞信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機が特賞状態に切り換えられたこと又は前記遊技機の特賞状態が終了したことを示す信号である。
前記特賞状態とは、パチンコ機又はスロットマシンの大当り状態である。
この信号情報記憶装置も、プロセッサと記憶手段を備える。
プロセッサは、前記複数種類の信号のうちのいずれかの種類の信号が出力される毎に、以下の各処理、即ち、
(1)前記複数種類の信号のうちのいずれかの種類の特定の信号(ここでは図6のB1とする)が、次に前記遊技機側機器から出力されるのを監視する監視処理、
(2)前記特定の信号(B1)が出力された場合に、前記特定の信号(B1)の前回に出力された信号(ここでは図6のA1とする)の出力時(t1)と、前記特定の信号(B1)の出力時(t2)との差分時間(T1)を特定する差分時間特定処理、
(3)前記特定の信号(B1)が出力された場合に、前記特定の信号(B1)の前回に出力された信号(A1)の種類特定情報(A)と、特定された差分時間(T1)とが対応づけられた信号情報を記憶手段に累積して記憶させる記憶処理、
を実行する。そして、プロセッサは、前記した記憶処理では、前記した差分時間特定処理で特定可能な桁数よりも少ない桁数で差分時間を記憶させる。
この信号情報記憶装置によると、信号情報が出力された順序で正確に記憶されることになる。
また、差分時間を用いて記憶するようにしているために、例えば毎秒の信号情報を記憶する場合よりも記憶容量を圧縮することができる。
続いて、下記の実施例に記載の技術の主要な特徴をまとめておく。
(形態1)台ユニットが、接続先の遊技機の信号情報を記憶する。台ユニットで記憶された信号情報は、ホールコンピュータに送られる。
(形態2)ホールコンピュータは、送られてきた信号情報から遊技機毎の遊技情報(アウト数、セーフ数、図柄変動回数、特賞回数、特賞中セーフ総数等)を収集する。
(形態3)台ユニットは、遊技機から出力される信号の種類毎に、その種類の信号の連続出力回数をカウントするカウンタを有する。
(形態4)台ユニットの制御部は、msec単位で差分時間を計算し、msec単位の差分時間を整数のsec単位の差分時間に変換し、sec単位の差分時間を記憶させる。
(形態5)なお、上記した各請求項に記載の発明において、プロセッサは、差分時間特定処理又は出力時特定処理で特定可能な桁数よりも少ない桁数で記憶させないようにしてもよい。即ち、差分時間特定処理又は出力時特定処理で特定可能な桁数で記憶させるようにしてもよい。以下にこの形態の場合のプロセッサが実行する処理を例示する。
即ち、プロセッサが、前回に出力された前回信号と異なる種類の異種類信号が出力される毎に、以下の各処理、即ち、
(1)当該異種類信号以外の種類の信号が出力されるのを監視する処理、
(2)当該異種類信号以外の種類の信号が出力された場合に、当該異種類信号の出力時と、当該異種類信号以外の種類の信号の出力時との差分時間を特定する処理、
(3)当該異種類信号以外の種類の信号が出力された場合に、当該前回信号が出力されてから当該異種類信号以外の種類の信号が出力されるまでの間に、当該異種類信号と同種類の信号が出力された回数を特定する処理、
(4)当該異種類信号以外の種類の信号が出力された場合に、当該異種類信号の種類特定情報と、特定された差分時間と、特定された回数とが対応づけられた信号情報を記憶手段に累積して記憶させる処理、
を実行するようにしてもよい。
(第1実施例)図面を参照して本発明の実施例を説明する。図7は、遊技場10の概略図を示す。遊技場10は、遊技機群20,21,22等と、台ユニット群40,41,42等と、島ユニット群50,51等と、ホールコンピュータ60を備えている。
遊技機21,22,23等によっていわゆる島55が形成されている。遊技場10には、複数の島55,56等が形成されている。図7では、全ての島を図示していない。一つの島は、約20台の遊技機によって構成される。図7では、島55を構成する遊技機20,21,22等には符号を付しているが、他の島56等を構成する遊技機には符号を付していない。
遊技機毎に台ユニット40,41,42等が設置されている。各台ユニット40,41,42は、対応する遊技機21,22,23等と通信可能に接続されている。図7では、島55を構成する遊技機20,21,22等と接続されている台ユニット40,41,42等には符号を付しているが、他の島56等を構成する遊技機と接続されている台ユニットには符号を付していない。
島毎に島ユニット50,51等が設置されている。各島ユニット50,51は、それぞれの島55,56等の台ユニット40等と通信可能に接続されている。各島ユニット50,51等は、ホールコンピュータ60と通信可能に接続されている。
本実施例における遊技機21,22,23等は、パチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機である。特に、以下のパチンコ機である。
(1)3つの図柄を変動表示する図柄表示装置を備えている。その図柄変動が停止したときにゾロ目が表示されると特賞状態(大当り状態)に移行する。
(2)図柄表示装置の図柄変動は、始動入賞口をパチンコ玉が通過すると(始動入賞すると)開始される。
(3)特賞状態中は、いわゆる大入賞口が開放され、大入賞口をパチンコ玉が通過できるようになる。
(4)大入賞口をパチンコ玉が通過する毎に所定数(本実施例では15個)のパチンコ玉が払出される。始動入賞口をパチンコ玉が通過する毎に所定数(本実施例では5個)のパチンコ玉が払出される。
(5)遊技機毎に台番号が設定されている。台番号とは、遊技場10において遊技機を特定する番号である。この実施例では、遊技機20の台番号は符号と同じ「20」とする。同様に、遊技機21の台番号は「21」であり、遊技機22の台番号は「22」である。
図8を参照して遊技機の構成を説明する。図8は、遊技機20とそれに接続されている台ユニット40の構成を示す模式図である。図8には、本発明に関連するものを中心に示している。即ち、遊技機20には、図示したものの他に、遊技者によって操作されるハンドルや、ハンドル操作によって投入されたパチンコ玉が流下する遊技盤や、遊技盤に設置される複数の釘や、遊技盤に備えられる各種遊技装置(例えば役物、図柄表示装置)等が備えられるが、それらは公知のパチンコ機と同様のものであればよく、図示を省略している。
遊技機20には、特賞状態信号出力手段80と図柄変動信号出力手段82とセーフ信号出力手段84が備えられている。また、遊技機20の外部にはアウトメータ86が備えられる。アウトメータは遊技機毎に備えられる。
特賞状態信号出力手段80は、遊技機20が特賞状態のときにhigh状態の信号を出力し、それ以外の遊技状態(これを通常状態と称することにする)のときにlow状態の信号を出力する。以下では、この信号を特賞状態信号という。
図柄変動信号出力手段82は、図柄表示装置で図柄変動が1回行なわれる毎に1パルスの信号を出力する。以下では、この信号を図柄変動信号という。本実施例における図柄変動信号は、図柄変動の終了時に出力されるパルス信号(いわゆる図柄確定信号)である。なお、図柄変動信号として、図柄変動の開始時に出力されるパルス信号(いわゆる始動信号)を採用してもよい。また、始動入賞毎に信号(始動入賞信号)を出力する遊技機にも本技術を適用することができる。
セーフ信号出力手段84は、遊技機20から払出されるパチンコ玉(セーフ玉)を検出し、10個のパチンコ玉が遊技機20から払出される毎に1パルスの信号(セーフ信号と呼ぶ)を出力する。
アウトメータ86は、遊技者のハンドル操作によって遊技機20に投入されたパチンコ玉(アウト玉)を検出し、10個のパチンコ玉が遊技機20に投入される毎に1パルスの信号(アウト信号と呼ぶ)を出力する。
遊技機20から出力された特賞状態信号、図柄変動信号、セーフ信号、及びアウト信号(アウト信号は実際は遊技機20外から出力されるが遊技機20から出力されると記載する)は台ユニット40に送られる。
他の遊技機21,22等も特賞状態信号、図柄変動信号、セーフ信号、及びアウト信号を出力し、出力された各信号は対応する台ユニット41,42等に送られる。
続いて、台ユニット40,41,42等の構成について説明する。ここでは、図8を参照して、台ユニット40の構成について説明する。他の台ユニット41,42等も、台ユニット40と同様の構成を有しており、同様に機能する。
台ユニット40は、遊技機20から出力された各種信号(特賞状態信号、図柄変動信号、セーフ信号、アウト信号)を入力し、所定の情報を収集する。
台ユニット40は、制御部100と図柄変動信号カウンタ102とセーフ信号カウンタ104とアウト信号カウンタ106と信号情報記憶部108と信号種類記憶部110とタイマ112とタイマカウント値記憶部114等を備えている。制御部100と、他の各要素102,104,106,108,110,112,114とは信号線116によって通信可能に接続されている。
制御部100のハード構成は、一般的なマイクロプロセッサと同様の構成であり、ここでは詳しく説明しない。制御部100は、台ユニット40の動作を統括的に制御する。特に、遊技機20から出力された信号に関する情報(信号情報)を信号情報記憶部108に記憶させる処理を実行する。制御部100が実行する処理内容については後で詳しく説明する。
図柄変動信号カウンタ102は、図柄変動信号の入力数をカウントする。セーフ信号カウンタ104は、セーフ信号の入力数をカウントする。アウト信号カウンタ106は、アウト信号の入力数をカウントする。制御部100は、各信号カウンタ102,104,106のカウント値を読込むことができる。また、制御部100は、各信号カウンタ102,104,106のカウント値をクリアすることができる。
信号情報記憶部108は、制御部100によって収集された信号情報を記憶する。この記憶内容については後で詳しく説明する。
信号種類記憶部110は、直近に入力された信号の種類を記憶する。例えば、セーフ信号→アウト信号→アウト信号の順で信号が入力された場合には、「アウト信号」と記憶している。上記の例において、次に図柄変動信号が入力された場合は、「アウト信号」という記憶内容がクリアされて、かわりに「図柄変動信号」と記憶する(即ち記憶内容が書換えられる)。記憶内容の書換えは、制御部100によってなされる。
タイマ112は、遊技場10の営業開始時からの経過時間をカウントする。タイマ112は、msecの単位で時間をカウントする。制御部100は、タイマ112のカウント値を読込むことができる。
タイマカウント値記憶部114は、制御部100によって読取られたタイマ112のカウント値を記憶している。どのようなタイミングでタイマカウント値が記憶されるのかは後で説明する。タイマカウント値記憶部114の記憶内容の書換えは、制御部100によってなされる。
なお、台ユニット40は、接続先の遊技機20の台番号(この場合は20)を記憶している。他の台ユニット41,42等も、接続先の遊技機21,22等の台番号をそれぞれ記憶している。
台ユニット40は、信号線160によって島ユニット50と接続されている。台ユニット40で収集された情報は所定のタイミングで島ユニット50に送られる。
図9に、台ユニット40の制御部100が実行する処理のフローチャートが示されている。
台ユニット40の制御部100は、遊技機20から出力された信号を入力したか否かを常時監視している(ステップS2)。この処理は、特賞状態信号、図柄変動信号、セーフ信号、及びアウト信号のいずれかの信号を入力するとYESとする。なお、特賞状態信号に関しては、信号レベルの変化を入力したときにYESとされる。即ち、low状態からhigh状態に変化したときにYESとされるとともに、high状態からlow状態に変化したときにYESとされる。
信号が入力された場合(ステップS2でYESの場合)は、入力された信号の種類と、信号種類記憶部110に記憶されている信号の種類とが一致しているか否かを判別する(ステップS4)。例えば、ステップS2で入力された信号がアウト信号であり、そのときに信号種類記憶部110にアウト信号が記憶されている場合は、ステップS4でYESと判別される。ステップS4でYESと判別された場合は、ステップS2に戻って信号が入力されたか否かを監視する。
ステップS4でNOと判別された場合は、ステップS6〜S18の処理を実行する。これらの各処理については次で説明する。
ステップS6では、タイマ112のカウント値を読取る。これにより、台ユニット40に信号が入力された時のカウント値(即ち遊技機20から信号が出力された時のカウント値)が取得されることになる。
続いて差分時間を計算する(ステップS8)。差分時間は、ステップS6で読込まれたカウント値からタイマカウント値記憶部114に記憶されているカウント値を減算することによって算出する。これにより、ある種類の信号が入力されてから、他の種類の信号が入力されるまでの時間(差分時間)が算出されることになる。この処理では、msec単位で差分時間が算出される。このステップS8では、さらに、msec単位で算出された差分時間を四捨五入し、整数のsec単位で差分時間を算出する。
次に、信号種類記憶部110に記憶されている種類のカウンタ(102、104、又は106)のカウント値を読取る(ステップS10)。これにより、所定種類の信号が入力されてから、他の種類の信号が入力されるまでの間における、その所定種類の信号の入力数(即ち遊技機から出力された回数)が読取られることになる。
ステップS12では、信号種類記憶部110に記憶されている信号の種類と、ステップS8で算出された差分時間(sec単位)と、ステップS10で読取られた信号入力数とが対応づけられた信号情報を、信号情報記憶部108で記憶する。例えば、「アウト信号−2(sec)−2つ」といった信号情報が記憶されることになる。信号情報記憶部108の記憶内容については後で詳しく記憶する。なお、このステップS12の処理が実行される毎に信号情報記憶部108では信号情報が記憶されていくことになるが、各信号情報はステップS12の処理が行なわれた順に累積して記憶されていく。なお、ステップS12の処理で特賞状態信号を記憶する場合には、信号入力数を記憶するのではなく、low状態からhigh状態に変化したこと、あるいは、high状態からlow状態に変化したことを判別できる情報を記憶しておく。
ステップS14では、信号種類記憶部110の記憶内容を、ステップS2で入力された信号の種類に書換える。特賞信号の場合は、low状態からhigh状態に変化したこと、あるいは、high状態からlow状態に変化したことを記憶しておく。
ステップS16では、タイマカウント値記憶部114の記憶内容を、ステップS6で読取られたカウント値に書換える。
ステップS18では、ステップS10で読取られた信号カウンタ(102、104、又は106)のカウント値をクリアする。
図10には、遊技場10の営業開始時から台ユニット40に入力された各種信号のタイムチャートの一例が示されている。図10の最下には、四捨五入して算出された差分時間が示されている。図10の上下方向に伸びる矢印は、信号情報が記憶されるタイミングを示している。
図10に示されるように、アウト信号201→アウト信号202→図柄変動信号203…という順で信号が入力されている。上記したステップS2(図9参照)では、これらの各信号が入力される毎にYESとされる。遊技場10の営業開始時においては、各カウンタ102、104、106、信号情報記憶部108、信号種類記憶部110、タイマ112、及びタイマカウント値記憶部114の記憶内容がクリアされている。
制御部100は、1つ目のアウト信号201が入力された場合には、信号種類記憶部110にアウト信号と記憶させる。この場合、アウト信号カウンタ106は、カウント値をアップさせる(即ち0から1にする)。
2つ目のアウト信号202が入力された場合は、ステップS4でYESと判断される。アウト信号カウンタ106は、カウント値をアップさせる(即ち1から2にする)。
図柄変動信号203が入力された場合は、図柄変動信号カウンタ102のカウント値が0から1にアップする。また、図柄変動信号203が入力された場合は、ステップS4でNOと判断され、ステップS6〜S18の処理が実行される。この場合のステップS6では、図柄変動信号203が入力された時のタイマカウント値が読取られる。そして、ステップS8では、タイマカウント値記憶部114の記憶内容(この場合はゼロである)と、ステップS6で読取られたタイマカウント値との差分時間が算出される。ステップS10では、算出された差分時間(図10の例では12(sec))と、信号種類(図10の例ではアウト信号)と、信号入力数(図10の例では2つ)とが対応づけて記憶されることになる。この場合のステップS14では、信号種類記憶部110の記憶内容が、アウト信号から図柄変動信号に書換えられる。ステップS16では、ステップS6で読取られたタイマ112のカウント値が、カウント値記憶部114に記憶されることになる。ステップS18では、アウト信号カウンタ106のカウント値(この場合は2)をクリアしてゼロにする。
図柄変動信号203の次のセーフ信号204が入力された場合は、上記した図柄変動信号203が入力された場合と同様に、ステップS4でNOと判断されて以降の処理が実行される。
上記した処理を繰り返して実行することによって、信号情報記憶部108には、信号情報が累積して順に記憶されていくことになる。図11には、図10に例示されたタイムチャートの場合に、信号情報記憶部108に記憶される信号情報を例示している。
図11をみると、信号種類と差分時間と信号数が対応づけて記憶されているのがわかる。図11の最左欄のアルファベットは、図10のアルファベットに対応しており、信号情報を記憶するタイミングを示している。例えば、図10におけるAのタイミング(図柄変動信号203が入力されたタイミング)で、信号種類(1)(これはアウト信号を示す)と、差分時間12(sec)と、信号数2(個)が対応づけて記憶されたことが記憶されている。
特賞信号を記憶する場合は、差分時間と信号レベルを記憶し、信号数は記憶しない。信号レベルは、特賞信号がlow状態からhigh状態に切換えられた場合は「H」と記憶し(E欄参照)、high状態からlow状態に切換えられた場合は「L」と記憶する(J欄参照)。
なお、図柄変動信号213(図10参照)が入力されてからセーフ信号214が入力されるまでの差分時間は四捨五入されるとゼロになる。従って、図11に示されるように、Lの欄では、差分時間がゼロと記憶されている。しかしながら、Kの欄の信号情報とLの欄の信号情報との順序は、KがLより先であることが正確に記憶されている。
台ユニット40は、収集した信号情報を遊技場10の営業終了後に島ユニット50に送る。このとき、送られる信号情報には、台ユニット40と接続されている遊技機20の台番号「20」が対応づけられる。
他の台ユニット41,42等も、遊技機の台番号と対応づけた信号情報を、それぞれが接続されている島ユニット50,51等に送る。
図12には、島ユニット50とホールコンピュータ60が接続されている様子が示されているとともに、ホールコンピュータ60の構成が簡単に示されている。
島ユニット50は、台ユニット40等から送られくる信号情報(台番号が対応づけられている)を入力することができる。島ユニット50は、信号線162を介してホールコンピュータ60と通信可能に接続されており、台ユニット40等から送られてきた情報をホールコンピュータ60に送ることができる。他の島ユニット51等も島ユニット50と同様に機能する。
ホールコンピュータ60は、入力ポート120と出力ポート122とディスプレイ124と情報処理手段126と記憶装置128とマウス130等から構成される。入力ポート120と出力ポート122は、信号線132によって情報処理手段126と通信可能に接続されている。
入力ポート120には信号線162が接続されている。入力ポート120は、島ユニット50から出力された情報を入力することができる。図12では図示省略しているが、入力ポート120は他の島ユニット51等とも接続されており、入力ポート120には各島ユニット50,51等から出力された情報が入力される。入力された情報は、信号線132を介して情報処理手段126に取込まれる。また、入力ポート120はマウス130と接続されている。
出力ポート122にはディスプレイ124が接続されている。情報処理手段126で作成された種々の情報がディスプレイ124で表示される。
情報処理手段126は、ホールコンピュータ60の動作を統括的に管理する。例えば、入力された信号情報を記憶装置128に記憶させる処理を実行する。島ユニット50等から送られてくる信号情報は、台番号が対応づけらており、どの遊技機のものなのかを特定することができる。情報処理手段126は、遊技機毎の信号情報を記憶装置128に記憶させる。また、情報処理手段126は、記憶装置128に記憶されている各遊技機の信号情報を加工(集計)する処理や、加工した情報をディスプレイ124で表示する処理等を実行する。これらの具体的な処理内容は後で説明する。
記憶装置128は、入力ポート120に入力された信号情報を記憶したり、情報処理手段126で作成された情報を記憶したりする。
情報処理手段126は、台ユニット40等で記憶された信号情報を得ることによって、遊技機毎の各遊技情報を収集する処理を実行する。以下に、情報処理手段126によって収集される遊技情報を例示する。
(1)アウト信号数の和を計算して計算された和に10を乗じることによって、遊技台毎の累積アウト数を収集する。
(2)セーフ信号数の和を計算して計算された和に10を乗じることによって、遊技台毎の累積セーフ数を収集する。
(3)図柄変動信号数の和を計算することによって、遊技台毎の累積図柄変動回数を収集する。
(4)特賞信号がlow状態からhigh状態に切換えられた回数を計算することによって、遊技機毎の特賞回数を収集する。
(5)遊技機毎に、特賞状態毎の総セーフ数を収集する。これは以下のようにして計算する。特賞信号がlow状態からhigh状態に切換えられてから、そのhigh状態がlow状態に切換えられるまでの間におけるセーフ信号数の和を計算して計算された和に10を乗じることによって、特賞状態中の総セーフ数を収集する。この処理は特賞状態毎に実行する。これにより、特賞状態毎の総セーフ数を得ることができる。
本実施例では、差分時間がゼロであっても信号が入力された前後関係を正確に特定することができるために、特賞状態中の総セーフ数を正確に特定することができる。
(6)遊技機毎のスランプグラフを作成する。スランプグラフとは、差玉数の経時的変化を示したグラフである。差玉数とは、累積セーフ数と累積アウト数の差をいう。スランプグラフの横軸は、時間の単位であってもよいし、累積アウト数でもよい。
情報処理手段126で収集された各種の遊技情報は、ディスプレイ124で表示される。遊技場10の関係者は、ディスプレイ124に表示された遊技情報を見ることによって、各遊技機20等の今後の釘調整状態を決定したり、台入替を検討したりする。
図13に、情報処理手段126によって作成されるスランプグラフの一例を示している。ディスプレイ124には、図13に例示されるようなスランプグラフが表示される。遊技場10の関係者は、スランプグラフの表示画面においてマウス130によるクリック操作を行なうことができる。図13には、マウス130によって操作されるカーソル230が示されている。情報処理手段126は、グラフ上にカーソル230が位置する状態でマウス130がクリックされると、カーソル230が位置する時間の前後5分間の信号情報を表示する。即ち、計10分間の信号情報(図12参照)が表示される。
本実施例によると、台ユニット40等では、遊技機20等から出力された順に信号情報が正確に記憶されることになる。
また、差分時間を用いて信号情報が記憶されるために、記憶容量を抑えながら信号情報を記憶することができる。また、同一種類の信号が連続して出力された場合には、その連続して出力された回数を記憶するようにしているために、記憶容量を少なくすることが実現されている。さらに、msec単位で特定できる差分時間を四捨五入してsec単位で記憶するようにしているために、記憶容量をより少なくすることができる。
(第1実施例の変形例)
本変形例では、台ユニット40等の制御部100等が実行する処理が第1実施例と異なる。図14に、本変形例の台ユニット40の制御部100が実行する処理のフローチャートを示している。
ステップS2〜S18までの処理は、第1実施例と同様であるために説明を省略する。第1実施例では、ステップS4でYESと判別されると、ステップS2に戻っていたが、本変形例ではステップS20に進む。
ステップS20では、ステップS2で入力された信号種類をカウントしている信号カウンタ(102、104、又は106)のカウント値が予め設定された最大値(本実施例では8)に達したか否かを判別する。ここでNOと判別されると、ステップS2に戻る。
ステップS20でYESと判別されると、ステップS22〜S32の処理を実行する。ステップS22〜S28は、ステップS6〜S12と同じ処理であり、説明を省略する。ステップS28の処理を終えると、信号種類記憶部110の記憶内容を変更することなくステップS30に進む(即ちステップS14に相当する処理が存在しない)。ステップS30,S32は、ステップS16,S18と同様であり、説明を省略する。
このようにすると、信号情報記憶部108において、8より大きい信号数が記憶されることはない。信号数を記憶するための記憶容量として3bitを用意しておけばよく、記憶容量を圧縮することができる。
なお本変形の場合、ステップS20〜S32の処理を設けたために、図14のステップS10においてゼロが読取られる可能性がある。ステップS10においてゼロが読取られた場合は、ステップS12の処理を実行しないようにしてもよい。こうすると、信号数がゼロという意味のない情報が記憶されることがなくなる。この場合、ステップS12以降の処理については、ステップS14は実行し、ステップS16,S18は実行しないようにする。
(第2実施例)
ここでは、第1実施例と異なる点について説明する。
本実施例の台ユニット40のタイマカウント値記憶部114(図8参照)は、2つの記憶スペース(第1記憶スペース、第2記憶スペース)を有している(これらは図示省略している)。これらの記憶スペースに、どのようなタイミングでタイマカウント値が記憶されるのかは後で説明する。
図15には、本実施例の台ユニット40の制御部100(図8参照)が実行する処理のフローチャートが示されている。
ステップS42,S44は、上述した図9のステップS2,S4と同様であり、説明を省略する。
ステップS44でYESと判断されると、ステップS60に進み、タイマ112のカウント値を読取る。
ステップS60でタイマ112のカウント値を読取ると、次に、タイマカウント値記憶部114の記憶内容を変更する(ステップS62)。即ち、タイマカウント値記憶部114の第2記憶スペースに記憶されているカウント値をクリアして、ステップS60で読取られたカウント値を新たに記憶する(記憶内容を書換える)。これにより、第2記憶スペースには、直近の信号の入力時におけるタイマ112のカウント値が記憶されることになる。
一方、ステップS44でNOとされた場合は、ステップS46に進む。ステップS46では、差分時間を計算する。ここでの差分時間は、タイマカウント値記憶部114の第1記憶スペースに記憶されているタイマカウント値と、タイマカウント値記憶部114の第2記憶スペースに記憶されているタイマカウント値との差を計算することによって求める。第1記憶スペースのタイマカウント値は、後で説明するステップS56で記憶されるものである。なお、ステップS46において、msec単位からsec単位に差分時間を変換するのは第1実施例と同様である。
ステップS48〜S52の処理は、上述したステップS10〜S14の処理と同様であり、説明を省略する。
ステップS54では、タイマ112のカウント値を読取る。そして、ステップS56において、タイマカウント値記憶部114の記憶内容を変更する。具体的には、(1)第1記憶スペースのタイマカウント値をクリアし、(2)その第1記憶スペースでは第2記憶スペースのタイマカウント値を記憶させ、(3)第2記憶スペースのタイマカウント値をクリアし、(4)その第2記憶スペースにはステップS54で読取られたタイマカウント値を記憶させる。
ステップS58の処理は、上述した図9のステップS18と同様の処理であり、説明を省略する。
例えば、セーフ信号→アウト信号という順に信号が入力されて、次いでアウト信号が再び入力されて上記の処理が実行される場合は、ステップS44でYESとされる。この場合、ステップS62において、2回目のアウト信号の入力時のタイマカウント値がタイマカウント値記憶部114の第2記憶スペースに記憶される。なお、タイマカウント値記憶部114の第1記憶スペースには、セーフ信号の入力時のタイマカウント値が記憶されている。
次に、例えば図柄変動信号が入力された場合は、ステップS44でNOと判別され、ステップS46において差分時間が計算される。この場合、セーフ信号の入力時のタイマカウント値(第1記憶スペースに記憶されている)と、2回目のアウト信号の入力時のタイマカウント値(第2記憶スペースに記憶されている)との差分時間が計算される。この場合、ステップS56では、第2記憶スペースに記憶されている「2回目のアウト信号の入力時のタイマカウント値」が第1記憶スペースに記憶され、図柄変動信号の入力時のタイマカウント値が第2記憶スペースに記憶されることになる。
本実施例のようにしても、第1実施例と同様の作用と効果を得ることができる。本実施例によると、記憶容量を抑えながら正確な信号情報を記憶することができる。
(第3実施例)
ここでは、上記した第1実施例と異なる点を説明する。
本実施例では、制御部100(図8参照)が実行する処理内容が第1実施例と異なる。図16に、本実施例の制御部100が実行する処理のフローチャートを示している。
ステップS72,S74は、図9のステップS2,S4と同様の処理であり、説明を省略する。
ステップS74でNOと判別されると、ステップS72で入力された信号の信号カウンタ(102、104又は106)のカウント値を読取る(ステップS76)。
次に、タイマカウント値記憶部114に記憶されているタイマカウント値と、信号種類記憶部110に記憶されている信号種類と、ステップS76で読取られたカウント値とを対応づけて信号情報記憶部108に記憶する(ステップS78)。ここでは、タイマカウント値を四捨五入してsec単位で記憶するようにしてもよい。
ステップS80は、上述した図9のステップS14と同様の処理であり、説明を省略する。
ステップS82では、タイマ112のカウント値を読取る。そして、読取られたタイマカウント値をタイマカウント値記憶部114において記憶する(ステップS84)。
なお、ステップS86は、上述した図9のステップS18と同様の処理であり、説明を省略する。
例えば、セーフ信号→アウト信号という順に信号が入力されて、次いでアウト信号が再び入力されて上記の処理が実行される場合は、ステップS74でYESとされる。この場合、ステップS76以降の処理は行なわれない。なお、タイマカウント値記憶部114には、1回目のアウト信号の入力時のタイマカウント値が記憶されている。
次に、例えば図柄変動信号が入力された場合は、ステップS74でNOと判別され、ステップS76以降の処理が実行される。この場合、ステップS78では、1回目のアウト信号の入力時のタイマカウント値と、アウト信号を特定する情報と、2回(アウト信号の入力数)とが対応づけて記憶される。また、この場合のステップS84では、図柄変動信号の入力時のタイマカウント値が記憶されることになる。
本実施例のようにしても、記憶内容を圧縮しながら正確に信号情報を記憶することができる。特に、本実施例のようにすると、差分時間を計算する処理が必要ないために、制御部100の処理負担も軽減される。
(第4実施例)
ここでは、第1実施例と異なる点を説明する。
本実施例では、制御部100(図8参照)が実行する処理内容が第1実施例と異なる。図17には、本実施例の台ユニット40の制御部100が実行する処理のフローチャートが示されている。
ステップS92,S94は、上述した図9のステップS2,S4と同様であり、説明を省略する。
ステップS94でYESと判別されると、タイマ112のカウント値を読取る(ステップS108)。これにより、ステップS92で入力された信号の入力時(即ち遊技機20の信号出力時)におけるタイマカウント値が読取られることになる。
ステップS110では、タイマカウント値記憶部114の記憶内容を変更する。即ち、タイマカウント値記憶部114で記憶されているタイマカウント値をクリアし、ステップS108で読取られたタイマカウント値を新たに記憶させる処理を実行する。
一方、ステップS94でNOと判別された場合には、ステップS92で入力された信号の信号カウンタ(102、104、又は106)のカウント値を読取る(ステップS96)。
そして、タイマカウント値記憶部114で記憶されているタイマカウント値と、信号種類記憶部110で記憶されている信号種類と、ステップS96で読取られたカウント値(信号入力数)とを対応づけて信号情報記憶部108で記憶させる(ステップS98)。ここでは、タイマカウント値を四捨五入してsec単位で記憶させることが好ましい。
ステップS100の処理は、上述した図9のステップS14の処理と同様であり、説明を省略する。
ステップS102では、タイマ112のカウント値を読取る。そして、タイマカウント値記憶部114で記憶されているタイマカウント値をクリアし、ステップS102で読取られたタイマカウント値を新たに記憶させる(ステップS104)。
ステップS106の処理は、上述した図9のステップS18の処理と同様であり、説明を省略する。
例えば、セーフ信号→アウト信号という順に信号が入力されて、次いでアウト信号が再び入力されて上記の処理が実行される場合は、ステップS94でYESとされる。この場合、ステップS110では、2回目のアウト信号の入力時のタイマカウント値がタイマカウント値記憶部114で記憶されることになる。
次に、例えば図柄変動信号が入力された場合は、ステップS94でNOと判別され、ステップS96以降の処理が実行される。この場合、ステップS98では、2回目のアウト信号の入力時のタイマカウント値と、アウト信号を特定する情報と、2回(アウト信号の入力数)とが対応づけて記憶される。また、この場合のステップS102では、図柄変動信号の入力時のタイマカウント値が記憶されることになる。
本実施例のようにしても、記憶内容を圧縮しながら正確に信号情報を記憶することができる。本実施例のようにすると、差分時間を計算する処理が必要ないために、制御部100の処理負担も軽減される。
(第5実施例)
ここでは、第1実施例と異なる点について説明する。図18に、遊技機20と台ユニット40が接続されている様子を示している。
本実施例の台ユニット40は、制御部300と信号情報記憶部308と信号種類記憶部310とタイマ312とタイマカウント値記憶部314等を備えている。
制御部300は、台ユニット40の動作を統括的に制御する。制御部300が実行する処理内容については後で説明する。
信号情報記憶部308は、遊技機20から出力された信号情報を記憶する。
信号種類記憶部310は、台ユニット40に入力された信号の種類を記憶する。どのようなタイミングで信号の種類が記憶されるのかは後で説明する。
タイマ312は、遊技場10の営業開始時刻からの経過時間をmsec単位でカウントする。制御部300は、タイマ312のカウント値を読込むことができる。
タイマカウント値記憶部314は、制御部300によって読取られたタイマ312のカウント値を記憶している。どのようなタイミングでタイマカウント値が記憶されるのかは後で説明する。
図19に、制御部300が実行する処理のフローチャートが示されている。
制御部300は、遊技機20から出力された信号を入力したか否かを常時監視している(ステップS120)。この処理は、特賞状態信号、図柄変動信号、セーフ信号、及びアウト信号のいずれかの信号を入力するとYESとする。特賞状態信号に関しては、信号レベルの変化を入力したときにYESとされる点は第1実施例と同じである
信号が入力された場合(ステップS120でYESの場合)は、入力された信号の種類を信号種類記憶部310で記憶する(ステップS122)。
続いて、タイマ312のカウント値を読取り(ステップS124)、次いで、差分時間を計算する(ステップS126)。差分時間は、ステップS124で読込まれたカウント値からタイマカウント値記憶部314に記憶されているカウント値を減算することによって算出する。これにより、ある信号が入力(遊技機から出力)されてから、次に信号が入力(遊技機から出力)されるまでの時間(差分時間)が算出されることになる。ここまでの処理では、msec単位で差分時間が算出される。このステップS126では、さらに、msec単位で算出された差分時間を四捨五入して、sec単位で差分時間を算出する。
次に、信号種類記憶部310に記憶されている信号の種類(ステップS122で記憶された信号の種類)と、ステップS126で算出された差分時間(sec単位)とが対応づけられた情報を信号情報記憶部308に記憶させる(ステップS128)。例えば、「アウト信号−2(sec)」といった情報が記憶されることになる。信号情報記憶部308の記憶内容については後で詳しく記憶する。このステップS128の処理が実行される毎に信号情報記憶部308では信号情報が記憶されていくことになるが、各信号情報はステップS128の処理が行なわれた順に累積して記憶されていく。
タイマカウント値記憶部114の記憶内容が、ステップS124で読取られたカウント値に書換えられる(ステップS130)ことは、第1実施例と同様である(図9のステップS16参照)。
図20には、本実施例の信号情報記憶部308に記憶される信号情報の一例を示している。図20中のアルファベットは、第1実施例のアルファベット(図10や図11)に対応するものではない。A’の欄に記憶されている信号情報が最も古いものであり、B’、C’…と下欄に進むにつれて新しくなる。
図20を見ると、差分時間がゼロであったとしても順序が正確に記憶されているのがよくわかる。本実施例によると、差分時間を大きい単位(sec)で記憶するために記憶容量を圧縮することができ、しかも、遊技機20等から信号が出力された順に正確に記憶することができる。ホールコンピュータ60(図12参照)は、信号情報を解析することによって、遊技機20等で行なわれた遊技の経過(遊技情報)を正確に再現することができる。
なお、本実施例では、特賞信号のレベル変化を記憶していないが、特賞信号のレベル変化を特定することができる。即ち、遊技場10の営業開始時に特賞状態である遊技機は存在しないために、最初の特賞信号(図11のF’)はlow状態からhigh状態に切換えられたものである。そうすると、その次の特賞信号(図11のJ’)はhigh状態からlow状態に切換えられたものである。以後同様に解析していくことで、特賞状態のレベル変化を特定することができる。
(第5実施例の変形例)
ここでは、第5実施例と異なる点を説明する。図21に、本変形例の制御部100が実行する処理のフローチャートが示されている。このフローチャートをみるとわかるように、信号種類記憶部310に信号種類を記憶させるタイミングが第5実施例と異なる。即ち、第5実施例では、信号を入力するとすぐにその信号の種類を記憶しているが(図19のステップS122)、本変形例では、信号情報を記憶した後に信号の種類を記憶している(図21のステップS150)。
このようにすると、信号情報記憶部308で記憶される信号種類が、第5実施例よりも一つ前にずれて記憶されることになる。このようにしても、ホールコンピュータ60(図12参照)は、信号情報を解析することによって、遊技機20等で行なわれた遊技の経過(遊技情報)を正確に再現することができる。
本変形例によっても、記憶容量を抑えながら信号情報を正確に記憶することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
台ユニットは、複数台の遊技機に対して設けられるものであってもよい。この場合、台ユニットは、接続先の複数台の遊技機の信号情報を記憶する。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
(a)遊技機から2種類の信号が出力される様子を示すタイムチャートである。(b)記憶手段の記憶内容の一例を示す。 (a)遊技機から2種類の信号が出力される様子を示すタイムチャートである。(b)記憶手段の記憶内容の一例を示す。 (a)遊技機から2種類の信号が出力される様子を示すタイムチャートである。(b)記憶手段の記憶内容の一例を示す。 (a)遊技機から2種類の信号が出力される様子を示すタイムチャートである。(b)記憶手段の記憶内容の一例を示す。 (a)遊技機から2種類の信号が出力される様子を示すタイムチャートである。(b)記憶手段の記憶内容の一例を示す。 (a)遊技機から2種類の信号が出力される様子を示すタイムチャートである。(b)記憶手段の記憶内容の一例を示す。 実施例に係る遊技場の構成を簡単に示している。 遊技機の構成と台ユニットの構成を示している。 台ユニットの制御部が実行する処理のフローチャートである。 台ユニットに各種信号が入力される様子を示すタイムチャートである。 信号情報記憶部の記憶内容を例示している。 ホールコンピュータの構成を示している。 スランプグラフの一例を示している。 第1実施例の変形例に係る台ユニットの制御部が実行する処理のフローチャートである。 第2実施例に係る台ユニットの制御部が実行する処理のフローチャートである。 第3実施例に係る台ユニットの制御部が実行する処理のフローチャートである。 第4実施例に係る台ユニットの制御部が実行する処理のフローチャートである。 遊技機の構成と台ユニットの構成を示している(第5実施例)。 第5実施例に係る台ユニットの制御部が実行する処理のフローチャートである。 信号情報記憶部の記憶内容を例示している(第5実施例)。 第5実施例の変形例に係る台ユニットの制御部が実行する処理のフローチャートである。
符号の説明
10・・遊技場
20〜25・・遊技機
40〜45・・台ユニット
50,51・・島ユニット
55,56・・島
60・・ホールコンピュータ
80・・特賞状態信号出力手段
82・・図柄変動信号出力手段
84・・セーフ信号出力手段
86・・アウトメータ
100・・制御部
102・・図柄変動信号カウンタ
104・・セーフ信号カウンタ
106・・アウト信号カウンタ
108・・信号情報記憶部
110・・信号種類記憶部
112・・タイマ
114・・タイマカウント値記憶部

Claims (6)

  1. 複数種類の信号を出力する遊技機側機器と接続されて用いられ、当該遊技機側機器から出力された信号に関する情報を記憶する信号情報記憶装置であり、
    前記複数種類の信号は、アウト信号、セーフ信号、図柄変動信号、特賞信号のうちの少なくとも1種類の信号を含み、
    前記遊技機側機器は、遊技機と、アウトメータを含み、
    前記アウト信号は、前記アウトメータから出力される信号であって、前記遊技機に遊技媒体が投入されたことを示す信号であり、
    前記セーフ信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機から遊技媒体が払出されたことを示す信号であり、
    前記図柄変動信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機において図柄変動が行われたことを示す信号であり、
    前記特賞信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機が特賞状態に切り換えられたこと又は前記遊技機の特賞状態が終了したことを示す信号であり、
    前記特賞状態とは、パチンコ機又はスロットマシンの大当り状態であり、
    前記信号情報記憶装置は、プロセッサと記憶手段を備え、
    プロセッサは、前回に出力された前回信号と異なる種類の第1種の信号が出力される毎に、以下の各処理、即ち、
    (1)前記第1種の信号と異なる種類の第2種の信号が出力されるのを監視する監視処理、
    (2)前記第2種の信号が出力された場合に、前記前回信号が出力されてから前記第2種の信号が出力されるまでの間において一番目に出力された前記第1種の信号の出力時と、前記第2種の信号の出力時との差分時間を特定する差分時間特定処理、
    (3)前記第2種の信号が出力された場合に、前記前回信号が出力されてから前記第2種の信号が出力されるまでの間に、前記第1種の信号と同種類の信号が出力された回数を特定する回数特定処理、
    (4)前記第2種の信号が出力された場合に、前記第1種の信号の種類特定情報と、特定された差分時間と、特定された回数とが対応づけられた信号情報を記憶手段に累積して記憶させる記憶処理、
    を実行するとともに、前記記憶処理では、前記差分時間特定処理で特定可能な桁数よりも少ない桁数で差分時間を記憶させ、
    前記前回信号は、前記複数種類の信号のうちのいずれか1種類の信号であり、
    前記第1種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記前回信号と異なる1種類の信号であり、
    前記第2種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記第1種の信号と異なる1種類の信号である、
    ことを特徴とする信号情報記憶装置。
  2. 複数種類の信号を出力する遊技機側機器と接続されて用いられ、当該遊技機側機器から出力された信号に関する情報を記憶する信号情報記憶装置であり、
    前記複数種類の信号は、アウト信号、セーフ信号、図柄変動信号、特賞信号のうちの少なくとも1種類の信号を含み、
    前記遊技機側機器は、遊技機と、アウトメータを含み、
    前記アウト信号は、前記アウトメータから出力される信号であって、前記遊技機に遊技媒体が投入されたことを示す信号であり、
    前記セーフ信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機から遊技媒体が払出されたことを示す信号であり、
    前記図柄変動信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機において図柄変動が行われたことを示す信号であり、
    前記特賞信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機が特賞状態に切り換えられたこと又は前記遊技機の特賞状態が終了したことを示す信号であり、
    前記特賞状態とは、パチンコ機又はスロットマシンの大当り状態であり、
    前記信号情報記憶装置は、プロセッサと記憶手段を備え、
    プロセッサは、前回に出力された前回信号と異なる種類の第1種の信号が出力される毎に、以下の各処理、即ち、
    (1)前記第1種の信号と異なる種類の第2種の信号が出力されるのを監視する監視処理、
    (2)前記第2種の信号が出力された場合に、前記前回信号の出力時と、前記第2種の信号の一つ前に出力された前記第1種の信号の出力時との差分時間を特定する差分時間特定処理、
    (3)前記第2種の信号が出力された場合に、前記前回信号が出力されてから前記第2種の信号が出力されるまでの間に、前記第1種の信号と同種類の信号が出力された回数を特定する回数特定処理、
    (4)前記第2種の信号が出力された場合に、前記第1種の信号の種類特定情報と、特定された差分時間と、特定された回数とが対応づけられた信号情報を記憶手段に累積して記憶させる記憶処理、
    を実行するとともに、前記記憶処理では、前記差分時間特定処理で特定可能な桁数よりも少ない桁数で差分時間を記憶させ、
    前記前回信号は、前記複数種類の信号のうちのいずれか1種類の信号であり、
    前記第1種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記前回信号と異なる1種類の信号であり、
    前記第2種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記第1種の信号と異なる1種類の信号である、
    ことを特徴とする信号情報記憶装置。
  3. 複数種類の信号を出力する遊技機側機器と接続されて用いられ、当該遊技機側機器から出力された信号に関する情報を記憶する信号情報記憶装置であり、
    前記複数種類の信号は、アウト信号、セーフ信号、図柄変動信号、特賞信号のうちの少なくとも1種類の信号を含み、
    前記遊技機側機器は、遊技機と、アウトメータを含み、
    前記アウト信号は、前記アウトメータから出力される信号であって、前記遊技機に遊技媒体が投入されたことを示す信号であり、
    前記セーフ信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機から遊技媒体が払出されたことを示す信号であり、
    前記図柄変動信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機において図柄変動が行われたことを示す信号であり、
    前記特賞信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機が特賞状態に切り換えられたこと又は前記遊技機の特賞状態が終了したことを示す信号であり、
    前記特賞状態とは、パチンコ機又はスロットマシンの大当り状態であり、
    前記信号情報記憶装置は、プロセッサと記憶手段を備え、
    プロセッサは、前回に出力された前回信号と異なる種類の第1種の信号が出力される毎に、以下の各処理、即ち、
    (1)前記前回信号が出力されてから前記第1種の信号と異なる種類の第2種の信号が出力されるまでの間において一番目に出力された前記第1種の信号の出力時を特定する出力時特定処理、
    (2)前記第2種の信号が出力されるのを監視する監視処理、
    (3)前記第2種の信号が出力された場合に、前記前回信号が出力されてから前記第2種の信号が出力されるまでの間に、前記第1種の信号と同種類の信号が出力された回数を特定する回数特定処理、
    (4)前記第2種の信号が出力された場合に、前記第1種の信号の種類特定情報と、特定された出力時と、特定された回数とが対応づけられた信号情報を記憶手段に累積して記憶させる記憶処理、
    を実行するとともに、前記記憶処理では、前記出力時特定処理で特定可能な桁数よりも少ない桁数で出力時を記憶させ、
    前記前回信号は、前記複数種類の信号のうちのいずれか1種類の信号であり、
    前記第1種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記前回信号と異なる1種類の信号であり、
    前記第2種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記第1種の信号と異なる1種類の信号である、
    ことを特徴とする信号情報記憶装置。
  4. 複数種類の信号を出力する遊技機側機器と接続されて用いられ、当該遊技機側機器から出力された信号に関する情報を記憶する信号情報記憶装置であり、
    前記複数種類の信号は、アウト信号、セーフ信号、図柄変動信号、特賞信号のうちの少なくとも1種類の信号を含み、
    前記遊技機側機器は、遊技機と、アウトメータを含み、
    前記アウト信号は、前記アウトメータから出力される信号であって、前記遊技機に遊技媒体が投入されたことを示す信号であり、
    前記セーフ信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機から遊技媒体が払出されたことを示す信号であり、
    前記図柄変動信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機において図柄変動が行われたことを示す信号であり、
    前記特賞信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機が特賞状態に切り換えられたこと又は前記遊技機の特賞状態が終了したことを示す信号であり、
    前記特賞状態とは、パチンコ機又はスロットマシンの大当り状態であり、
    前記信号情報記憶装置は、プロセッサと記憶手段を備え、
    プロセッサは、前回に出力された前回信号と異なる種類の第1種の信号が出力される毎に、以下の各処理、即ち、
    (1)前記第1種の信号と異なる種類の第2種の信号が出力されるのを監視する監視処理、
    (2)前記第2種の信号が出力された場合に、前記第2種の信号の一つ前に出力された前記第1種の信号の出力時を特定する出力時特定処理、
    (3)前記第2種の信号が出力された場合に、前記前回信号が出力されてから前記第2種の信号が出力されるまでの間に、前記第1種の信号と同種類の信号が出力された回数を特定する回数特定処理、
    (4)前記第2種の信号が出力された場合に、前記第1種の信号の種類特定情報と、特定された出力時と、特定された回数とが対応づけられた信号情報を記憶手段に累積して記憶させる記憶処理、
    を実行するとともに、前記記憶処理では、前記出力時特定処理で特定可能な桁数よりも少ない桁数で出力時を記憶させ、
    前記前回信号は、前記複数種類の信号のうちのいずれか1種類の信号であり、
    前記第1種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記前回信号と異なる1種類の信号であり、
    前記第2種の信号は、前記複数種類の信号のうち、前記第1種の信号と異なる1種類の信号である、
    ことを特徴とする信号情報記憶装置。
  5. 複数種類の信号を出力する遊技機側機器と接続されて用いられ、当該遊技機側機器から出力された信号に関する情報を記憶する信号情報記憶装置であり、
    前記複数種類の信号は、アウト信号、セーフ信号、図柄変動信号、特賞信号のうちの少なくとも1種類の信号を含み、
    前記遊技機側機器は、遊技機と、アウトメータを含み、
    前記アウト信号は、前記アウトメータから出力される信号であって、前記遊技機に遊技媒体が投入されたことを示す信号であり、
    前記セーフ信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機から遊技媒体が払出されたことを示す信号であり、
    前記図柄変動信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機において図柄変動が行われたことを示す信号であり、
    前記特賞信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機が特賞状態に切り換えられたこと又は前記遊技機の特賞状態が終了したことを示す信号であり、
    前記特賞状態とは、パチンコ機又はスロットマシンの大当り状態であり、
    前記信号情報記憶装置は、プロセッサと記憶手段を備え、
    プロセッサは、前記複数種類の信号のうちのいずれかの種類の信号が出力される毎に、以下の各処理、即ち、
    (1)前記複数種類の信号のうちのいずれかの種類の特定の信号が、次に前記遊技機側機器から出力されるのを監視する監視処理、
    (2)前記特定の信号が出力された場合に、前記特定の信号の前回に出力された信号の出力時と、前記特定の信号の出力時との差分時間を特定する差分時間特定処理、
    (3)前記特定の信号が出力された場合に、前記特定の信号の種類特定情報と、特定された差分時間とが対応づけられた信号情報を記憶手段に累積して記憶させる記憶処理、
    を実行するとともに、前記記憶処理では、前記差分時間特定処理で特定可能な桁数よりも少ない桁数で差分時間を記憶させることを特徴とする信号情報記憶装置。
  6. 複数種類の信号を出力する遊技機側機器と接続されて用いられ、当該遊技機側機器から出力された信号に関する情報を記憶する信号情報記憶装置であり、
    前記複数種類の信号は、アウト信号、セーフ信号、図柄変動信号、特賞信号のうちの少なくとも1種類の信号を含み、
    前記遊技機側機器は、遊技機と、アウトメータを含み、
    前記アウト信号は、前記アウトメータから出力される信号であって、前記遊技機に遊技媒体が投入されたことを示す信号であり、
    前記セーフ信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機から遊技媒体が払出されたことを示す信号であり、
    前記図柄変動信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機において図柄変動が行われたことを示す信号であり、
    前記特賞信号は、前記遊技機から出力される信号であって、前記遊技機が特賞状態に切り換えられたこと又は前記遊技機の特賞状態が終了したことを示す信号であり、
    前記特賞状態とは、パチンコ機又はスロットマシンの大当り状態であり、
    前記信号情報記憶装置は、プロセッサと記憶手段を備え、
    プロセッサは、前記複数種類の信号のうちのいずれかの種類の信号が出力される毎に、以下の各処理、即ち、
    (1)前記複数種類の信号のうちのいずれかの種類の特定の信号が、次に前記遊技機側機器から出力されるのを監視する監視処理、
    (2)前記特定の信号が出力された場合に、前記特定の信号の前回に出力された信号の出力時と、前記特定の信号の出力時との差分時間を特定する差分時間特定処理、
    (3)前記特定の信号が出力された場合に、前記特定の信号の前回に出力された信号の種類特定情報と、特定された差分時間とが対応づけられた信号情報を記憶手段に累積して記憶させる記憶処理、
    を実行するとともに、前記記憶処理では、前記差分時間特定処理で特定可能な桁数よりも少ない桁数で差分時間を記憶させることを特徴とする信号情報記憶装置。
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