JP4714784B1 - クラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つのクラッチが同時に連結されるのを抑制できるクラッチ装置を提供する。
【解決手段】クラッチ装置1は、入力回転体10と、第1クラッチC1と、第2クラッチC2と、第1駆動機構7Aと、第2駆動機構7Bと、を備えている。第1遮断状態および第2遮断状態で、第1駆動支持部材78と第2駆動支持部材79との軸方向間には、駆動隙間Hが形成されている。駆動隙間Hは、第1ストロークSL1と第2ストロークSL2との総和よりも小さい。
【選択図】図13

Description

本発明は、エンジンからトランスミッションへ動力を伝達するためのクラッチ装置に関する。
車両の変速を自動的に行う手段として自動変速機(AT)が知られている。近年のATは、例えばトルクコンバータ、複数の遊星ギヤおよびクラッチを組み合わせたものが主流となっている。トルクコンバータの無段変速作用および複数のクラッチの自動切換により、ATは手動変速機(MT)で必要とされている発進時、停止時および変速時のドライバーによるクラッチ操作が不要になる。
しかし、トルクコンバータは流体を介して動力を伝達するので、入力側と出力側とを機械的に直接連結しトルクを伝達するMTに比べて、ATは動力伝達効率が低下する。したがって、ATは、ドライバーの労力が軽減されるという利点を有している反面、車両の燃費が低下するという欠点を有している。
そこで、MTの伝達効率を確保しつつクラッチ操作を不要とすることを目的として、MTの構造をベースとした自動変速機(AMT)が提案されている。この自動変速機では、MTのクラッチ操作およびトランスミッションの変速操作が自動化されている。この自動変速機により、従来のMTと同様の伝達効率を確保しつつ、クラッチ操作を不要とすることができる。
しかし、変速操作をする間はMTと同様にクラッチの連結を解除するので、トルク伝達が一時的に遮断される。トルク伝達が遮断される間は、車両が加速することなく慣性のみで走行する。このようなトルク切れは、車両の加速性能に大きく影響するとともに、ドライバーに不快感を与えやすい。
そこで、このトルク切れの問題を解決するため、ツインクラッチ装置を採用した自動変速機が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−174262号公報
しかし、特許文献1に記載のクラッチ装置では、2つのクラッチが同時に連結され得るが、このような観点に基づく提案は未だなされていない。
本発明の課題は、2つのクラッチが同時に連結されるのを抑制できるクラッチ装置を提供することにある。
本発明に係るクラッチ装置は、エンジンからトランスミッションの第1入力軸および第2入力軸に動力を伝達するための装置であって、入力回転体と、第1クラッチと、第2クラッチと、第1駆動機構と、第2駆動機構と、を備えている。入力回転体はエンジンから動力が伝達される。第1クラッチは、入力回転体から第1入力軸へ動力を伝達する第1伝達状態と、入力回転体から第1入力軸への動力伝達が遮断される第1遮断状態と、に切り替え可能に設けられている。第2クラッチは、入力回転体から第2入力軸へ動力を伝達する第2伝達状態と、入力回転体から第2入力軸への動力伝達が遮断される第2遮断状態と、に切り替え可能に設けられている。第1駆動機構は、第1クラッチの動力伝達を操作するための機構であって、第1クラッチを第1遮断状態から第1伝達状態まで切り替える際に第1ストロークだけ軸方向に移動するように設けられた第1駆動支持部材を有している。第2駆動機構は、第2クラッチの動力伝達を操作するための機構であって、第2クラッチを第2遮断状態から第2伝達状態まで切り替える際に第2ストロークだけ軸方向に移動するように設けられた第2駆動支持部材を有している。第1遮断状態および第2遮断状態で、第1駆動支持部材と第2駆動支持部材との軸方向間には、駆動隙間が形成されている。駆動隙間は、第1ストロークと第2ストロークとの総和よりも小さい。
このクラッチ装置では、第1遮断状態および第2遮断状態で、第1駆動支持部材と第2駆動支持部材との軸方向間には、駆動隙間が形成されている。駆動隙間が第1ストロークSL1と第2ストロークSL2との総和よりも小さいので、第1クラッチC1および第2クラッチC2を同時に連結しようとしても、第1駆動支持部材と第2駆動支持部材とが干渉する。
以上より、本発明に係るクラッチ装置であれば、第1クラッチC1および第2クラッチC2が同時に連結されるのを抑制できる。
クラッチ装置の断面図 クラッチ装置の断面図 クラッチ装置の断面図(図1の上半分) クラッチ装置の断面図(図1の下半分) クラッチ装置の断面図(図2の上半分) クラッチ装置の断面図(図2の上半分) クラッチ装置の斜視図 図7の部分拡大図 クラッチ装置の分解斜視図 図9の部分拡大図 ダイヤフラムスプリングの平面図 (A)第1プレッシャプレートの部分平面図、(B)第2プレッシャプレートの部分平面図 (A)ストロークおよびトルク容量の関係(実施形態)、(B)ストロークおよびトルク容量の関係(比較例) クラッチ装置の部分断面図(他の実施形態) クラッチ装置の部分断面図(他の実施形態) クラッチ装置の部分断面図(他の実施形態)
<クラッチ装置の全体構成>
図1から図9に示すように、クラッチ装置1は、エンジンからトランスミッションの第1入力軸91および第2入力軸92に動力を伝達するための装置であって、入力回転体10と、第1プレッシャプレート39と、第2プレッシャプレート49と、第1クラッチディスク組立体5と、第2クラッチディスク組立体6と、駆動機構7と、を備えている。入力回転体10、第1プレッシャプレート39、第1クラッチディスク組立体5および駆動機構7の第1駆動機構7Aにより第1クラッチC1が構成されている。入力回転体10、第2プレッシャプレート49、第2クラッチディスク組立体6および駆動機構7の第2駆動機構7Bにより第2クラッチC2が構成されている。第1クラッチC1および第2クラッチC2は、いわゆるノーマルオープンタイプのクラッチである。第1クラッチC1が第1速、第3速および第5速において動力を伝達し、第2クラッチC2が第2速および第4速において動力を伝達する。
<入力回転体10>
入力回転体10は、エンジンから動力が伝達される部材であり、フレキシブルプレート93を介してクランクシャフト99に連結されている。フレキシブルプレート93の内周部はボルト99aによりクランクシャフト99に固定されており、フレキシブルプレート93の外周部はボルト94により入力回転体10に固定されている。クランクシャフト99の端部にはベアリング98が固定されており、ベアリング98により第1入力軸91の先端が回転可能に支持されている。
入力回転体10は主に、第1フライホイール3と、第2フライホイール4と、中間プレート38と、3つの第1ストラッププレート82と、3つの第2ストラッププレート85と、を有している。
(1)第1フライホイール3
第1フライホイール3は、環状の第1円板部33と、3つの第1固定部31と、複数の第1挿入孔31dと、複数の第2挿入孔31cと、複数の第1通気孔31eと、を有している。第1固定部31は、円弧状の部分であり、第1円板部33の外周部から第2フライホイール4側に突出している。第1固定部31は円周方向に等ピッチで配置されている。
図9および図10に示すように、第1固定部31の先端には第1位置決め部31aが形成されている。第1位置決め部31aは第1固定部31からさらに軸方向に突出している。第1位置決め部31aは中間プレート38の第2固定部38dの内周面と半径方向に当接している。これにより、第1フライホイール3に対する中間プレート38の半径方向位置が決まる。
第1挿入孔31dは、第1ボルト78aに対応する位置に配置されており、軸方向に貫通している。第2挿入孔31cは、第2ボルト79aに対応する位置に配置されており、軸方向に貫通している。第1通気孔31eは、第1リベット53bと概ね同じ半径方向位置に配置されており、軸方向に貫通している。
(2)第2フライホイール4
第2フライホイール4は、第2円板部43と、3つの第2固定部41と、9つの突出部42と、複数の第3挿入孔41cと、複数の第2通気孔41と、を有している。
第2円板部43は第1円板部33と軸方向に空間を隔てて配置されている。第2固定部41、円弧状の部分であり、第2円板部43の外周部から第1フライホイール3側に突出している。第2固定部41は円周方向に等ピッチで配置されている。各第2固定部41に対応して3つ突出部42が配置されている。3つの突出部42は第2固定部41において円周方向に等ピッチで配置されており、各第2円板部43の外周部からトランスミッション側(第1フライホイール3と反対側)に突出している。また、第2円板部43にはトランスミッション側に突出する支持突出部43aが形成されている。支持突出部43aは第2ダイヤフラムスプリング72と当接している。
図9および図10に示すように、第2固定部41の先端には第2位置決め部41aが形成されている。第2位置決め部41aは第1位置決め部31aと軸方向に対向して配置されている。第2位置決め部41aは第2固定部41からさらに軸方向に突出している。第2位置決め部41aは中間プレート38の第2固定部38dの内周面と半径方向に当接している。これにより、第2フライホイール4に対する中間プレート38の半径方向位置が決まる。
(3)中間プレート38
中間プレート38は、第1フライホイール3と第2フライホイール4との間に挟み込まれており、第1フライホイール3および第2フライホイール4と一体回転可能に設けられている。具体的には、中間プレート38は、環状の中間プレート本体38aと、3つの第1固定部38bと、第2固定部38dと、突出部38eと、を有している。中間プレート本体38aは第1固定部31および第2固定部41の軸方向間に挟み込まれている。第1固定部38b、第2固定部38dおよび突出部38eは中間プレート本体38aから半径方向内側に突出している。第1固定部38bには2つの第1孔38cが形成されている。一方の第1孔38cを用いて、第1ストラッププレート82および第2ストラッププレート85の端部が中間プレート38に固定されている。第2固定部38dには第2孔38fが形成されている。
(4)第1ストラッププレート82
第1ストラッププレート82は、第1プレッシャプレート39を中間プレート38に一体回転可能にかつ軸方向に弾性的に連結する。第1ストラッププレート82は、例えば3枚のプレートを重ね合わせて構成されている。第1ストラッププレート82の第1端部82aは第3リベット81により中間プレート38の第1固定部38bに固定されている。第1ストラッププレート82の第2端部82bは第1リベット83により第1プレッシャプレート39の第1突出部39aに固定されている。第1ストラッププレート82は隣り合う第1固定部31の円周方向間に配置されている。
(5)第2ストラッププレート85
第2ストラッププレート85は、第2プレッシャプレート49を中間プレート38に一体回転可能にかつ軸方向に弾性的に連結する。第2ストラッププレート85は、例えば3枚のプレートを重ね合わせて構成されている。第2ストラッププレート85の第1端部85aは第1ストラッププレート82の第1端部82aとともに第3リベット81により中間プレート38の第1固定部38bに固定されている。つまり、第3リベット81は、第1ストラッププレート82および第2ストラッププレート85を中間プレート38に固定している。また、第2ストラッププレート85の第2端部85bは第2リベット84により第2プレッシャプレート49の第2突出部49aに固定されている。第2ストラッププレート85は隣り合う第2固定部41の円周方向間に配置されている。
<回転支持機構11>
回転支持機構11は、第1入力軸91と入力回転体10との間、および第2入力軸92と入力回転体10との間に設けられており、入力回転体10を第1入力軸91および第2入力軸92に対して回転可能に支持する。
具体的には、回転支持機構11は、第1ベアリング34と、第2ベアリング44と、支持部材35と、を有している。第1ベアリング34は、第1円板部33と第1入力軸91との間に配置されており、第1円板部33を第1入力軸91に対して回転可能に支持している。第1ベアリング34は、支持部材35と第1円板部33との間に配置されており、スナップリング34aにより第1円板部33に対する軸方向の移動が規制されている。
第2ベアリング44は、第2円板部43と第2入力軸92との間に配置されており、第2円板部43を第2入力軸92に対して回転可能に支持している。第2ベアリング44は、第2入力軸92によりトランスミッション側への移動を規制されている。
支持部材35は、第1入力軸91に装着されており、第1フライホイール3および第1クラッチディスク組立体5を支持している。支持部材35は、第1円筒部35bと、第1円筒部35bの端部に形成された第2円筒部35aと、位置決め部35cと、を有している。第1円筒部35bは第1入力軸91のスプラインに嵌め込まれている。第1円筒部35bの外周部にはスプラインが形成されており、第1円筒部35bは第1クラッチディスク組立体5の第1ハブ51に嵌め込まれている。第1円筒部35bはリング36aおよび固定部材36bにより第1入力軸91に対するエンジン側への移動が規制されている。第1円筒部35bの外径は第2入力軸92の外径と概ね同じであるので、第1ハブ51および第2ハブ61の部品の共通化が可能となる。
第2円筒部35aは第1ベアリング34の内周側に嵌め込まれている。第2円筒部35aの外径は第1円筒部35bの外径よりも大きく、第2円筒部35aの内径は第1円筒部35bの内径よりも大きい。第2円筒部35aの内周側にリング36aおよび固定部材36bが配置されている。
位置決め部35cは第2円筒部35aから半径方向外側に突出した環状の部分であり、第2円筒部35aのエンジン側の縁に配置されている。第2円筒部35aにより第1ベアリング34の軸方向の位置決めが行われている。
<第1プレッシャプレート39>
第1プレッシャプレート39は、入力回転体10内に配置されており、第1円板部33に対して一体回転可能かつ軸方向に移動可能に配置されている。具体的には、第1プレッシャプレート39は、概ね円板状の第1本体部39bと、複数の第1フィン39cと、3つの第1突出部39aと、複数の第1支持部39dと、を有している。
第1本体部39bは第1円板部33と軸方向に対向して配置されている。図12(A)に示すように、複数の第1フィン39cは、第1本体部39bから第2円板部43側に突出しており、円周方向に間隔を空けて配置されている。第1フィン39cは円周方向に等ピッチで配置されている。
3つの第1突出部39aは、第1本体部39bから半径方向外側に突出しており、円周方向に等ピッチで配置されている。第1突出部39aには第1ストラッププレート82の第2端部82bが固定されている。第1支持部39dは、第1本体部39bから半径方向外側に突出しており、円周方向に等ピッチで配置されている。第1支持部39dには第1駆動機構7Aの第1駆動支持部材78が連結されている。
<第2プレッシャプレート49>
第2プレッシャプレート49は、入力回転体10内に配置されており、第2円板部43に対して一体回転可能かつ軸方向に移動可能に配置されている。具体的には、第2プレッシャプレート49は、概ね円板状の第2本体部49bと、複数の第2フィン49cと、3つの第2突出部49aと、複数の第2支持部49dと、を有している。
第2本体部49bは第2円板部43と軸方向に対向して配置されている。図12(B)に示すように、複数の第2フィン49cは、第2本体部49bから第1円板部33側に突出しており、円周方向に間隔を空けて配置されている。第2フィン49cは円周方向に等ピッチで配置されている。第1フィン39cの一部は、隣り合う第2フィン49cの円周方向間に配置されている。第1フィン39cは第2フィン49cと円周方向に交互に配置されている。
3つの第2突出部49aは、第2本体部49bから半径方向外側に突出しており、円周方向に等ピッチで配置されている。第2突出部49aには第2ストラッププレート85の第2端部85bが固定されている。第2支持部49dは、第2円板部43から半径方向外側に突出しており、円周方向に等ピッチで配置されている。第2支持部49dには第2駆動機構7Bの第2駆動支持部材79が連結されている。
<第1クラッチディスク組立体5>
第1クラッチディスク組立体5は、入力回転体10から第1入力軸91へ動力を伝達するためのアッセンブリであり、支持部材35を介して第1入力軸91に連結されている。第1クラッチディスク組立体5は、第1摩擦部57と、第1入力部材52と、第1ハブ51と、複数の第1スプリング55と、を有している。
第1摩擦部57は、環状の1対の第1摩擦フェーシング57aと、1対の第1摩擦フェーシング57aが固定された環状の第1芯板57bと、を有している。第1摩擦部57(より詳細には、第1摩擦フェーシング57a)は第1円板部33と第1プレッシャプレート39との軸方向間に配置されている。第1摩擦部57は入力回転体10および第1プレッシャプレート39と摺動可能に設けられている。
第1入力部材52は、第1摩擦部57から動力が伝達される部材であり、第1摩擦部57と連結されている。第1入力部材52は、第1クラッチプレート53と、第1リティーニングプレート54と、第1リベット53bと、を有している。第1クラッチプレート53は、軸方向に貫通する複数の第1固定孔53aを有している。第1固定孔53aは第1クラッチプレート53の外周部に形成されている。第1リベット53bは、第1固定孔53aに挿入されており、第1摩擦部57を第1クラッチプレート53に固定している。第1リティーニングプレート54は、第1クラッチプレート53とともに第1スプリング55を弾性変形可能に保持しており、軸方向に貫通する複数の第1予備孔54aを有している。第1予備孔54aは、第1固定孔53aと概ね同じ半径方向位置に配置されている。第1予備孔54aは、第1固定孔53aと概ね同じ内径を有しており、第1固定孔53aと軸方向に対向する位置に配置されている。第1予備孔54aは第1リティーニングプレート54の外周部に形成されている。
第1ハブ51は支持部材35を介して第1入力軸91に連結されている。第1スプリング55は、第1入力部材52により弾性変形可能に支持されており、第1入力部材52と第1ハブ51とを回転方向に弾性的に連結している。
<第2クラッチディスク組立体6>
第2クラッチディスク組立体6は、入力回転体10から第2入力軸92へ動力を伝達するためのアッセンブリであり、第2入力軸92に連結されている。第2クラッチディスク組立体6は、第2摩擦部67と、第2入力部材62と、第2ハブ61と、複数の第2スプリング65と、を有している。
第2摩擦部67は、環状の1対の第2摩擦フェーシング67aと、1対の第2摩擦フェーシング67aが固定された環状の第2芯板67bと、を有している。第2摩擦部67(より詳細には、第2摩擦フェーシング67a)は第2円板部43と第2プレッシャプレート49との軸方向間に配置されている。第2摩擦部67は入力回転体10および第2プレッシャプレート49と摺動可能に設けられている。
第2入力部材62は、第2摩擦部67から動力が伝達される部材であり、第2摩擦部67と連結されている。第2入力部材62は、第2クラッチプレート63と、第2リティーニングプレート64と、第2リベット63bと、を有している。第2クラッチプレート63は、軸方向に貫通する複数の第2固定孔63aを有している。第2固定孔63aは第2クラッチプレート63の外周部に形成されている。第2リベット63bは、第2固定孔63aに挿入されており、第2摩擦部67を第2クラッチプレート63に固定している。第2リティーニングプレート64は、第2クラッチプレート63とともに第2スプリング65を弾性変形可能に保持しており、軸方向に貫通する複数の第2予備孔64aを有している。第2予備孔64aは、第2固定孔63aと概ね同じ半径方向位置に配置されている。第2予備孔64aは、第2固定孔63aと概ね同じ内径を有しており、第2固定孔63aと軸方向に対向する位置に配置されている。第2予備孔64aは第2リティーニングプレート64の外周部に形成されている。
第2ハブ61は第2入力軸92に連結されている。第2スプリング65は、第2入力部材62により弾性変形可能に支持されており、第2入力部材62と第2ハブ61とを回転方向に弾性的に連結している。
<駆動機構7>
(1)第1駆動機構7A
第1駆動機構7Aは、第1クラッチC1の動力伝達を操作するための機構であって、第1プレッシャプレート39に軸方向の押し付け力を伝達する。第1駆動機構7Aは、入力回転体10に支持された第1駆動支持部材78と、第1駆動支持部材を第1プレッシャプレート39に取り外し可能に連結し第1駆動支持部材78および第1プレッシャプレート39の第1支持部39dに螺合する第1ボルト78aと、第1駆動支持部材78が入力回転体10に対して第1円板部33側に移動するように第1駆動支持部材78に駆動力を伝達する第1ダイヤフラムスプリング71と、を有している。
第1ダイヤフラムスプリング71は、環状の第1連結部71aと、第1連結部71aから半径方向内側に延び円周方向に間隔を空けて配置された複数の第1中間部71dと、第1中間部71dからさらに半径方向に延び円周方向に間隔を空けて配置された複数の第1レバー部71bと、を有している。
第1レバー部71bの円周方向の最大寸法H11は、第1中間部71dの円周方向の最大寸法H12よりも大きい。第1連結部71aの半径方向寸法H14は、第1レバー部71bから第1連結部71aまでの半径方向寸法H13(第1中間部71dの半径方向寸法に相当)と同等または半径方向寸法H13よりも小さい。第1連結部71aは、第1駆動支持部材78と軸方向に当接している。
第1駆動支持部材78は、環状の第2支持プレート73と、6つの第1筒状部材78bと、を有している。第2支持プレート73は、環状の第2本体部73cと、トランスミッション側に突出する突起部73aと、第2本体部73cから半径方向外側に突出する6つの第2駆動突出部73bと、3つの第2案内部73dと、を有している。第2駆動突出部73bには1つの第1筒状部材78bが固定されている。第2駆動突出部73bは隣り合う突出部42の間に配置されている。第2案内部73dは、隣り合う第2固定部41の両端に設けられた突出部42の間に配置されている。第2固定部41により第2支持プレート73は第2フライホイール4と一体回転可能かつ軸方向に移動可能に支持されている。
(2)第2駆動機構7B
第2駆動機構7Bは、第2クラッチC2の動力伝達を操作するための機構であって、第2プレッシャプレート49に軸方向の押し付け力を伝達する。第2駆動機構7Bは、入力回転体10に支持された第2駆動支持部材79と、第2駆動支持部材79を第2プレッシャプレート49に取り外し可能に連結し第2駆動支持部材79に螺合する第2ボルト79aと、第2駆動支持部材79が入力回転体10に対して第2円板部43側に移動するように第2駆動支持部材79に駆動力を伝達する第2ダイヤフラムスプリング72と、を有している。
第2ダイヤフラムスプリング72は、環状の第2連結部72aと、第2連結部72aから半径方向内側に延び円周方向に間隔を空けて配置された複数の第2中間部72dと、第2中間部72dからさらに半径方向に延び円周方向に間隔を空けて配置された複数の第2レバー部72bと、を有している。
第2レバー部72bの円周方向の最大寸法H21は、第2中間部72dの円周方向の最大寸法H22よりも大きい。第2連結部72aの半径方向寸法H24は、第2レバー部72bから第2連結部72aまでの半径方向寸法H23(第2中間部72dの半径方向寸法に相当)と同等または半径方向寸法H23よりも小さい。第1連結部71aは、第1駆動支持部材78と軸方向に当接している。
第2駆動支持部材79は、環状の第3支持プレート74と、6つの第2筒状部材79bと、を有している。第3支持プレート74は、環状の第3本体部74cと、エンジン側に突出する第3突起部74aと、第3本体部74cから半径方向外側に突出する6つの第3駆動突出部74bと、3つの第3案内部74dと、を有している。第3駆動突出部74bには1つの第2筒状部材79bが固定されている。第3駆動突出部74bは隣り合う突出部42同士の間に配置されている。第3案内部74dは、隣り合う第2固定部41の両端に設けられた突出部42同士の間に配置されている。第2固定部41により第3支持プレート74は第2フライホイール4と一体回転可能かつ軸方向に移動可能に支持されている。
<ストロークと伝達トルクとの関係>
ここで、図13(A)および(B)を用いて、第1クラッチC1および第2クラッチC2のストロークおよび伝達トルクの関係について説明する。図13(A)はクラッチ装置1に対応しており、図13(B)は比較例としてのクラッチ装置に対応している。図13(A)において、横軸は第1プレッシャプレート39および第2プレッシャプレート49のストロークを示しており、縦軸は第1クラッチC1および第2クラッチC2のトルク容量を示している。第1プレッシャプレート39のストロークは横軸の右端を原点(駆動機構7の駆動力が作用していない場合の位置)としており、第2プレッシャプレート49のストロークは横軸の左端を原点(駆動機構7の駆動力が作用していない場合の位置)としている。
ここで、前述の構成により、第1クラッチC1は、入力回転体10から第1入力軸91へ動力を伝達する第1伝達状態S11と、入力回転体10から第1入力軸91への動力伝達が遮断される第1遮断状態S12と、に切り替え可能に設けられている。具体的には、第1駆動支持部材78(あるいは第1プレッシャプレート39)は、第1クラッチC1を第1遮断状態S12から第1伝達状態S11まで切り替える際に第1ストロークSL1だけ軸方向に移動するように設けられている。したがって、第1伝達状態S11から第1遮断状態S12までの第1プレッシャプレート39の移動量は第1ストロークSL1となっている。図13(A)に示す最大トルク容量は、第1クラッチC1が完全に連結されている状態でのトルク容量であり、第1ストロークSL1でのトルク容量を意味している。
また、前述の構成により、第2クラッチC2は、入力回転体10から第2入力軸92へ動力を伝達する第2伝達状態S21と、入力回転体10から第2入力軸92への動力伝達が遮断される第2遮断状態S22と、に切り替え可能に設けられている。第2駆動支持部材79(あるいは第2プレッシャプレート49)は、第2クラッチC2を第2遮断状態S22から第2伝達状態S21まで切り替える際に第2ストロークSL2だけ軸方向に移動するように設けられている。したがって、第2伝達状態S21から第2遮断状態S22までの第2プレッシャプレート49の移動量は第2ストロークSL2となっている。図13(A)に示す最大トルク容量は、第2クラッチC2が完全に連結されている状態でのトルク容量であり、第2ストロークSL2でのトルク容量を意味している。
このクラッチ装置1では、図3および図4に示すように、第1遮断状態S12および第2遮断状態S22で、第1駆動支持部材78と第2駆動支持部材79との軸方向間には、駆動隙間Hが形成されている。より詳細には、第1遮断状態S12および第2遮断状態S22で、第2支持プレート73と第3支持プレート74との軸方向間には、駆動隙間Hが形成されている。この駆動隙間Hは、第1ストロークSL1と第2ストロークSL2との総和よりも小さく設定されている。これにより、第1クラッチC1および第2クラッチC2を同時が連結されるのを抑制できる。
また、トルク容量の関係から説明すると、第1伝達状態S11での第1クラッチC1のトルク容量は、第1最大トルク容量T1maxである。第2伝達状態S21での第2クラッチC2のトルク容量は、第2最大トルク容量T2maxである。第2クラッチC2が第2伝達状態S21である場合において、第1駆動支持部材78と第2駆動支持部材79とが当接している際の第1クラッチC1のトルク容量は、第1最小トルク容量T1minである。第1クラッチC1が第1伝達状態S11である場合において、第1駆動支持部材78と第2駆動支持部材79とが当接している際の第2クラッチC2の伝達トルクは、第2最小トルク容量T2minである。
第1駆動支持部材78と第2駆動支持部材79とが駆動隙間Hの中間位置で当接している状態を、中間当接状態とすると、中間当接状態における第1クラッチC1および第2クラッチC2の伝達トルクの総和Tmは、第1最大トルク容量T1maxと第2最小トルク容量T2minとの総和T12max以下である。同様に、中間当接状態における第2クラッチC2および第1クラッチC1の伝達トルクの総和Tmは、第2最大トルク容量T2maxと第1最小トルク容量T1minとの総和T21max以下である。
さらには、最大トルク容量T12maxおよびT21maxのうちいずれか大きい最大トルク容量(T_total)は、車輪が路面に対してロック(スリップ)するトルク(T_lock)よりも小さくなるように、駆動隙間Hが設定されている。
このように、駆動隙間Hを調整することで、第1クラッチC1および第2クラッチC2が両方とも連結されて車輪がロックあるいはスリップするのを防止できる。
なお、比較例であるクラッチ装置では、図13(B)に示すように、中間当接状態における第2クラッチC2および第1クラッチC1の伝達トルクの総和Tmが、ロックトルク(T_lock)よりも大きくなるので、第1クラッチC1および第2クラッチC2が同時に連結されることで車輪がロック(スリップ)する可能性がある。
<クラッチ装置1の動作>
クラッチ装置1の動作について説明する。図1〜図6に示す状態は、駆動機構7により第1クラッチC1および第2クラッチC2に押付力が付与されていない状態であり、第1クラッチC1および第2クラッチC2で動力伝達が行われていない状態である。この状態では、第1プレッシャプレート39は第1ストラッププレート82により図1〜図6に示す軸方向位置に保持されており、第2プレッシャプレート49は第2ストラッププレート85により図1〜図6に示す軸方向位置に保持されている。エンジンから動力が入力回転体10に伝達されると、入力回転体10、第1プレッシャプレート39、第2プレッシャプレート49および駆動機構7は一体回転する。第1入力軸91が支持部材35を介して第1ベアリング34を支持しており、第1ベアリング34が第1フライホイール3を回転可能に支持している。また、第2入力軸92が第2ベアリング44を支持しており、第2ベアリング44が第2フライホイール4を回転可能に支持している。したがって、入力回転体10の回転が安定する。
例えば、車両が第1速で発進する際、トランスミッションの第1入力軸91側が第1速に切り替えられ、第1駆動機構7Aの第1駆動ベアリング76が第1アクチュエータ(図示せず)によりエンジン側に押される。この結果、第1突起75aを支点として第1ダイヤフラムスプリング71が弾性変形し、第2支持プレート73がエンジン側に押される。第2支持プレート73が第1ダイヤフラムスプリング71を介して押されると、第1駆動支持部材78および第1プレッシャプレート39がエンジン側に移動する。この結果、第1クラッチディスク組立体5の第1摩擦部57が第1プレッシャプレート39と第1フライホイール3(より詳細には、第1円板部33)との間に挟み込まれ、第1クラッチディスク組立体5を介して第1入力軸91に動力が伝達される。これらの動作により、車両は第1速で発進を開始する。
第1速から第2速への変速時には、トランスミッションの第2入力軸92側が第2速に切り替えられる。トランスミッションが第2速の状態で、第1クラッチC1の解除とほぼ同時に第2クラッチC2が連結状態に切り替えられる。具体的には、第1駆動機構7Aに付与されている駆動力が解放され、第1駆動ベアリング76がトランスミッション側に戻る。この結果、第1ダイヤフラムスプリング71の状態が図1〜図4に示す状態に戻り、第1クラッチC1を介した動力伝達が解除される。
一方で、第2駆動機構7Bの第2駆動ベアリング77が第2アクチュエータ(図示せず)によりエンジン側に押される。この結果、支持突出部43aを支点として第2ダイヤフラムスプリング72が弾性変形し、第3支持プレート74がトランスミッション側に引っ張られる。第3支持プレート74が第2ダイヤフラムスプリング72により押されると、第2駆動支持部材79および第2プレッシャプレート49がトランスミッション側に移動する。この結果、第2クラッチディスク組立体6の第2摩擦部67が第2プレッシャプレート49と第2フライホイール4(より詳細には、第2円板部43)との間に挟み込まれ、第2クラッチディスク組立体6を介して第2入力軸92に動力が伝達される。これらの動作により、変速段が第1速から第2速に切り替えられる。
<特徴>
以上に説明したクラッチ装置1の特徴を以下にまとめる。
〔A〕
(1)図1〜図4に示すように、このクラッチ装置1は、入力回転体10を第1入力軸91および第2入力軸92に対して回転可能に支持する回転支持機構11を備えている。回転支持機構11は、第1入力軸91と入力回転体10との間、および第2入力軸92と入力回転体10との間に設けられている。
具体的には、回転支持機構11は、第1ベアリング34および第2ベアリング44を有している。第1ベアリング34は第1フライホイール3の第1円板部33と第1入力軸91との間に配置されている。第2ベアリング44は第2フライホイール4の第2円板部43と第2入力軸92との間に配置されている。
このような構成を採用することで、入力回転体10の回転の安定性を高めることができ、クラッチ装置1の性能の安定化を図ることができる。
(2)図1〜図4に示すように、回転支持機構11は第1入力軸91に装着される支持部材35を有している。第1ベアリング34は支持部材35と第1円板部33との間に配置されている。この場合、支持部材35を異なる内径を有する別の部材に置き換えることで、第1ベアリング34の仕様を容易に変更することができ、様々なトランスミッションに対応可能なクラッチ装置1を提供できる。
また、支持部材35が第1クラッチディスク組立体5を支持しており、第2入力軸92の外径が支持部材35の第1円筒部35bの外径と概ね同じである。したがって、第1クラッチディスク組立体5および第2クラッチディスク組立体6の部品(第1ハブ51および第2ハブ61)を共有化することができる。
(3)図7および図8に示すように、入力回転体10が、第1ストラッププレート82および第2ストラッププレート85を中間プレート38に固定する複数の第3リベット81を有しているので、部品の共有化を図ることができ、部品点数を削減することができる。すなわち、このような構成を採用することで、製造コストの低減が可能となる。
(4)図12(A)に示すように、第1プレッシャプレート39は複数の第1フィン39cを有している。第1フィン39cは、第1本体部39bから第2円板部43側に突出しており、円周方向に間隔を空けて配置されている。また、図12(B)に示すように、第2プレッシャプレート49は第2フィン49cを有している。第2フィン49cは、第2本体部49bから第1円板部33側に突出しており、円周方向に間隔を空けて配置されている。
このように、第1プレッシャプレート39および第2プレッシャプレート49に冷却用の第1フィン39cおよび第2フィン49cをそれぞれ設けることで、放熱面積を増加させることができ、第1プレッシャプレート39および第2プレッシャプレート49の耐久性を高めることができる。
また、第1フィン39cの少なくとも一部が隣り合う第2フィン49cの円周方向間に配置されているので、第1フィン39cおよび第2フィン49cの間を通る空気が、確実に第1プレッシャプレート39の表面付近および第2プレッシャプレート49の表面付近を流れる。これにより、第1プレッシャプレート39および第2プレッシャプレート49の冷却効果をさらに高めることができる。
(5)図1、図3および図4に示すように、第1駆動機構7Aが、入力回転体10に支持された第1駆動支持部材78と、第1駆動支持部材を第1プレッシャプレート39に取り外し可能に連結し第1プレッシャプレート39に螺合する第1ボルト78aと、第1駆動支持部材78が入力回転体10に対して第1円板部33側に移動するように第1駆動支持部材78に駆動力を伝達する第1ダイヤフラムスプリング71と、を有している。
第1ボルト78aにより第1駆動支持部材78が第1プレッシャプレート39に取り外し可能に装着されているので、メンテナンス時の作業性が向上する。
第2駆動機構7Bの場合も同様に、第2ボルト79aにより第2駆動支持部材79が第2プレッシャプレート49に取り外し可能に装着されているので、メンテナンス時の作業性が向上する。
また、入力回転体10の第1フライホイール3が第1ボルト78aに対応する位置に配置され軸方向に貫通する第1挿入孔31dを有しているので、第1ボルト78aの着脱作業が容易となる。
さらに、第1摩擦部57が摩耗した際に第1ボルト78aの胴長さを変更することで、第1摩擦部57の摩耗に第1プレッシャプレート39の位置を追従させることができる。
第2駆動機構7Bの場合も同様に、第2フライホイール4が第2ボルト79aに対応する位置に配置され軸方向に貫通する第2挿入孔31cを有しているので、第2ボルト79aの着脱作業が容易となる。
(6)図11に示すように、第1ダイヤフラムスプリング71は、環状の第1連結部71aと、第1連結部71aから半径方向内側に延び円周方向に間隔を空けて配置された複数の第1中間部71dと、第1中間部71dからさらに半径方向に延び円周方向に間隔を空けて配置された複数の第1レバー部71bと、を有している。第1レバー部71bの円周方向の最大寸法H11は、第1中間部71dの円周方向の最大寸法H12よりも大きい。第1連結部71aの半径方向寸法H14は、第1レバー部71bから第1連結部71aまでの半径方向寸法H13(第1中間部71dの半径方向寸法に相当)よりも小さい。したがって、第1ダイヤフラムスプリング71の剛性を大幅に低減することができ、ノーマルオープンタイプのクラッチ装置1に適した剛性に第1ダイヤフラムスプリング71の剛性を調整することができる。
なお、第2ダイヤフラムスプリング72についても第1ダイヤフラムスプリング71と同様である。
〔B〕
(1)図3〜図6に示すように、第1遮断状態S12および第2遮断状態S22で、第1駆動支持部材78と第2駆動支持部材79との軸方向間には、駆動隙間Hが形成されている。駆動隙間Hは、第1ストロークSL1と第2ストロークSL2との総和よりも小さい。このため、第1クラッチC1および第2クラッチC2が同時に連結されるのを防止できる。
(2)図13に示すように、第1伝達状態S11での第1クラッチC1の伝達トルクは、第1最大トルク容量T1maxである。第1クラッチC1が第1伝達状態S11である場合において、第1駆動支持部材78と第2駆動支持部材79とが当接している際の第2クラッチC2の伝達トルクは、第2最小トルク容量T2minである。第1駆動支持部材78と第2駆動支持部材79とが駆動隙間Hの中間位置で当接している状態は、中間当接状態である。中間当接状態における第1クラッチC1および第2クラッチC2の伝達トルクの総和Tmは、第1最大トルク容量T1maxと第2最小トルク容量T2minとの総和T12max以下である。このため、第1クラッチC1および第2クラッチC2が同時に連結されるのをより確実に防止できる。
また、図13に示すように、第2伝達状態S21での第2クラッチC2の伝達トルクは、第2最大トルク容量T2maxである。第2クラッチC2が第2伝達状態S21である場合において、第1駆動支持部材78と第2駆動支持部材79とが当接している際の第1クラッチC1の伝達トルクは、第1最小トルク容量T1minである。中間当接状態における第2クラッチC2および第1クラッチC1の伝達トルクの総和Tmは、第2最大トルク容量T2maxと第1最小トルク容量T1minとの総和T21max以下である。このため、第1クラッチC1および第2クラッチC2が同時に連結されるのをより確実に防止できる。
〔C〕
(1)図3〜図6に示すように、第1入力部材52は、軸方向に貫通する少なくとも1つの第1固定孔53aを有する第1クラッチプレート53と、第1固定孔53aに挿入され第1摩擦部57を第1クラッチプレート53に固定する第1リベット53bと、軸方向に貫通する少なくとも1つの第1予備孔54aを有し第1クラッチプレート53とともに第1スプリング55を弾性変形可能に保持する第1リティーニングプレート54と、を有している。第1予備孔54aは、第1固定孔53aと概ね同じ半径方向位置に配置されている。これにより、第1クラッチプレート53および第1リティーニングプレート54のどちらにでも同じ第1摩擦部57を固定することができ、部品の共有化を図ることができる。第2クラッチディスク組立体6についても同様である。
なお、この場合の第1クラッチディスク組立体5および第2クラッチディスク組立体6が搭載される装置は、クラッチ装置1に限定されず、例えば、シングルクラッチ装置であってもよい。
(2)第1予備孔54aは、第1固定孔53aと概ね同じ内径を有している。第1予備孔54aは、第1固定孔53aと軸方向に対向する位置に配置されている。さらに、第1固定孔53aは、第1クラッチプレート53の外周部に形成されている。第1予備孔54aは、第1リティーニングプレート54の外周部に形成されている。したがって、部品の共有化をさらに図りやすくなる。
<他の実施形態>
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱することなく種々の変形または修正が可能である。なお、前述の実施形態の構成と実質的に同じ機能を有する構成については、前述の実施形態と同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
(1)前述の実施形態では、第1クラッチディスク組立体5および第2クラッチディスク組立体6にダンパー機構が設けられているが、エンジンと入力回転体10との間にダンパー機構が配置されていてもよい。例えば、図14に示すクラッチ装置101は、第1クラッチディスク組立体105と、第2クラッチディスク組立体106と、エンジンと入力回転体10との間に配置されたダンパー機構120と、を備えている。ダンパー機構120は、エンジンのクランクシャフト99を入力回転体10に弾性的に連結している。また、第1クラッチディスク組立体105および第2クラッチディスク組立体106にはダンパー機構が設けられていない。具体的には、第1クラッチディスク組立体105は、第1摩擦部57および第1ハブ51を有しているが、第1スプリング55は有していない。また、第2クラッチディスク組立体106は第2摩擦部67および第2ハブ61を有しているが、第2スプリング65は有していない。
一方、ダンパー機構120は、第1入力プレート124と、第2入力プレート123と、複数のスプリング126と、出力プレート125と、中間部材122と、フレキシブルプレート121と、シール機構127と、を有している。第1入力プレート124はボルト99aによりクランクシャフト99に固定されている。第2入力プレート123は第1入力プレート124に固定されている。第1入力プレート124および第2入力プレート123によりスプリング126が弾性変形可能に保持されている。また、スプリング126が収容されている作動空間は潤滑油が充填されており、シール機構127により作動空間はシールされている。スプリング126は第1入力プレート124と出力プレート125とを回転方向に弾性的に連結されている。中間部材122は出力プレート125の内周部にフレキシブルプレート121とともに固定されている。フレキシブルプレート121はボルト129により第1フライホイール3に固定されている。
このクラッチ装置101であっても、前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(2)前述の実施形態では、第1ストラッププレート82および第2ストラッププレート85を用いて第1プレッシャプレート39および第2プレッシャプレート49を入力回転体10に連結しているが、他の構成を用いてもよい。例えば、図15に示すクラッチ装置201は、入力回転体210が、シャフト299と、第1支持スプリング297と、第2支持スプリング298と、を有している。シャフト299は、第1フライホイール3および第2フライホイール4に装着されており、第1フライホイール3および第2フライホイール4に対して第1プレッシャプレート39および第2プレッシャプレート49を一体回転可能かつ軸方向に移動可能に支持している。第1支持スプリング297は、シャフト299により弾性変形可能に支持されており、第1フライホイール3と第1プレッシャプレート39との間に配置されている。第2支持スプリング298は、シャフト299により弾性変形可能に支持されており、第2フライホイール4と第2プレッシャプレート49との間に配置されている。
さらに、第1プレッシャプレート39は筒状の第1ゴム部材295(第3弾性部材の一例)を有している。第2プレッシャプレート49は筒状の第2ゴム部材296(第4弾性部材の一例)を有している。具体的には図15に示すように、第1ゴム部材295は、シャフト299と第1プレッシャプレート39と間に配置されており、シャフト299を第1プレッシャプレート39に弾性的に連結している。第2ゴム部材296は、シャフト299と第2プレッシャプレート49との間に配置されており、シャフト299を第2プレッシャプレート49に弾性的に連結している。第1ゴム部材295および第2ゴム部材296により、第1プレッシャプレート39および第2プレッシャプレート49がシャフト299と衝突して音が発生するのを防止できる。
このクラッチ装置201であっても、前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(3)前述の実施形態では、回転支持機構11が第1ベアリング34および第2ベアリング44を有しているが、いずれか一方のベアリングのみでもよい。
例えば、図16に示すクラッチ装置301が考えられる。このクラッチ装置301は、入力回転体310と、第1プレッシャプレート39と、第2プレッシャプレート49と、ベアリング334と、駆動機構7と、ダンパー機構(図示せず)と、を備えている。このダンパー機構は、前述のダンパー機構120のようにクランクシャフト99と入力回転体310とを弾性的に連結する機構が考えられる。
入力回転体310は、第1フライホイール303と、第2フライホイール304と、カバー302と、を有している。第1フライホイール303は、ベアリング334により回転可能に支持されている。ベアリング334は、支持部材35の外周側に嵌め込まれている。
第1フライホイール303は、第1円板部333と、内周固定部339と、を有している。第1円板部333は第1クラッチディスク組立体5の第1摩擦部57と摺動する。内周固定部339は、ベアリング334の外周部にスナップリング334aにより固定されている。第1円板部333は、内周固定部339よりもエンジン側に全体として突出しており、ベアリング334よりもエンジン側に配置されている。第2フライホイール304は第1フライホイール303に固定されている。第2フライホイール304は、フランジ部341と、筒状部342と、第2円板部343と、を有している。フランジ部341が第1フライホイール303の外周部に固定されている。筒状部342は第1クラッチディスク組立体5および第2クラッチディスク組立体6の外周側に配置されている。第2円板部343は第2クラッチディスク組立体6の第2摩擦部67と摺動する。カバー302は、第2フライホイール304に固定されており、駆動機構7を支持している。
このクラッチ装置301では、第1円板部333がベアリング334よりもエンジン側に配置しているので、入力回転体310全体の重心がベアリング334に近づく。このため、ベアリング334のみで入力回転体310を支持することができる。
(4)前述の実施形態では、第1位置決め部31aおよび第2位置決め部41aは、中間プレート38の内周側に配置されているが、中間プレート38の半径方向の位置決めができる構成であればよい。例えば、第1位置決め部31aおよび第2位置決め部41aは、中間プレート38の外周側、あるいは中間プレート38の内周側および外周側の両方に配置されていてもよい。
1 クラッチ装置
3 第1フライホイール(第1回転体の一例)
4 第2フライホイール(第2回転体の一例)
5 第1クラッチディスク組立体
6 第2クラッチディスク組立体
7 駆動機構
7A 第1駆動機構
7B 第2駆動機構
10 入力回転体
11 回転支持機構
31 第1固定部
33 第1円板部
31c 第2挿入孔
31d 第1挿入孔
31e 第1通気孔
34 第1ベアリング
35 支持部材
38 中間プレート
38a 中間プレート本体
38b 第1固定部
39 第1プレッシャプレート
39b 第1本体部
39c 第1フィン(第1フィン部の一例)
41 第2固定部
42 突出部
43 第2円板部
49 第2プレッシャプレート
49b 第2本体部
49c 第2フィン(第2フィン部の一例)
44 第2ベアリング
41c 第3挿入孔
41 第2通気孔
51 第1ハブ(出力部材の一例)
53 第1クラッチプレート(固定プレートの一例)
53a 第1固定孔
54 第1リティーニングプレート(第1保持プレートの一例)
54a 第1予備孔
55 第1スプリング(第1弾性部材の一例、弾性部材の一例)
56 第1入力部材
57 第1摩擦部
61 第2ハブ(出力部材の一例)
63 第2クラッチプレート(固定プレートの一例)
63a 第2固定孔
64 第2リティーニングプレート(保持プレートの一例)
64a 第2予備孔
65 第2スプリング(第2弾性部材の一例、弾性部材の一例)
66 第2入力部材
67 第2摩擦部
71 第1ダイヤフラムスプリング(第1駆動部材の一例)
71a 第1連結部
71b 第1レバー部
71c 第1開口
71d 第1中間部
72 第2ダイヤフラムスプリング(第2駆動部材の一例)
72a 第2連結部
72b 第2レバー部
72c 第2開口
72d 第2中間部
78 第1駆動支持部材
78a 第1ボルト(第1ネジ部材の一例)
78b 第1筒状部材
79 第2駆動支持部材
79a 第2ボルト(第2ネジ部材の一例)
79b 第2筒状部材
81 第3リベット(固定部材の一例)
82 第1ストラッププレート(第1連結部材の一例)
85 第2ストラッププレート(第2連結部材の一例)
91 第1入力軸(出力回転体の一例)
92 第2入力軸(出力回転体の一例)
99 クランクシャフト
120 ダンパー機構
295 第1ゴム部材(第3弾性部材の一例)
296 第2ゴム部材(第4弾性部材の一例)
297 第1支持スプリング(第1弾性支持部材の一例)
298 第2支持スプリング(第2弾性支持部材の一例)
299 シャフト
C1 第1クラッチ
C2 第2クラッチ

Claims (4)

  1. エンジンからトランスミッションの第1入力軸および第2入力軸に動力を伝達するためのクラッチ装置であって、
    前記エンジンから動力が伝達される入力回転体と、
    前記入力回転体から前記第1入力軸へ動力を伝達する第1伝達状態と、前記入力回転体から前記第1入力軸への動力伝達が遮断される第1遮断状態と、に切り替え可能に設けられた第1クラッチと、
    前記入力回転体から前記第2入力軸へ動力を伝達する第2伝達状態と、前記入力回転体から前記第2入力軸への動力伝達が遮断される第2遮断状態と、に切り替え可能に設けられた第2クラッチと、
    前記第1クラッチの動力伝達を操作するための機構であって、前記第1クラッチを前記第1遮断状態から前記第1伝達状態まで切り替える際に第1ストロークだけ軸方向に移動するように設けられた第1駆動支持部材を有する第1駆動機構と、
    前記第2クラッチの動力伝達を操作するための機構であって、前記第2クラッチを前記第2遮断状態から前記第2伝達状態まで切り替える際に第2ストロークだけ軸方向に移動するように設けられた第2駆動支持部材を有する第2駆動機構と、を備え、
    前記第1遮断状態および前記第2遮断状態で、前記第1駆動支持部材と前記第2駆動支持部材との軸方向間には、第1隙間が形成されており、
    前記第1隙間は、前記第1ストロークと前記第2ストロークとの総和よりも小さい、
    クラッチ装置。
  2. 前記第1伝達状態での前記第1クラッチの伝達トルクは、第1最大伝達トルクであり、
    前記第1クラッチが前記第1伝達状態である場合において、前記第1駆動支持部材と前記第2駆動支持部材とが当接している際の前記第2クラッチの伝達トルクは、第2最小伝達トルクであり、
    前記第1駆動支持部材と前記第2駆動支持部材とが前記第1隙間の中間位置で当接している状態は、中間当接状態であり、
    前記中間当接状態における前記第1クラッチおよび前記第2クラッチの伝達トルクの総和は、前記第1最大伝達トルクと前記第2最小伝達トルクとの総和以下である、
    請求項1に記載のクラッチ装置。
  3. 前記第2伝達状態での前記第2クラッチの伝達トルクは、第2最大伝達トルクであり、
    前記第2クラッチが前記第2伝達状態である場合において、前記第1駆動支持部材と前記第2駆動支持部材とが当接している際の前記第1クラッチの伝達トルクは、第1最小伝達トルクであり、
    前記中間当接状態における前記第2クラッチおよび前記第1クラッチの伝達トルクの総和は、前記第2最大伝達トルクと前記第1最小伝達トルクとの総和以下である、
    請求項2に記載のクラッチ装置。
  4. 前記第2伝達状態での前記第2クラッチの伝達トルクは、第2最大伝達トルクであり、
    前記第2クラッチが前記第2伝達状態である場合において、前記第1駆動支持部材と前記第2駆動支持部材とが当接している際の前記第1クラッチの伝達トルクは、第1最小伝達トルクであり、
    前記第1駆動支持部材と前記第2駆動支持部材とが前記第1隙間の中間位置で当接している状態は、中間当接状態であり、
    前記中間当接状態における前記第2クラッチおよび前記第1クラッチの伝達トルクの総和は、前記第2最大伝達トルクと前記第1最小伝達トルクとの総和以下である、
    請求項1に記載のクラッチ装置。
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