JP6007772B2 - 自動変速機の摩擦締結装置及びそのトルク容量変更方法 - Google Patents
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Description
ここで、前記クラッチパックは、ブレーキを構成する複数のドリブンプレート及びドライブプレートからなるパックを含むものとする。また、前記第1及び第2の被締結部材については、第1の被締結部材が内側に配置され、第2の被締結部材が外側に配置される場合と、第1の被締結部材が外側に配置され、第2の被締結部材が内側に配置される場合とを含むものとする。
また更に、本願の請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に係る発明において、前記ドリブンプレート、前記ドライブプレート及び前記保持部材のうち軸方向の最も一端側及び他端側に配置されるものは、前記ドリブンプレート及び前記保持部材のいずれかであることを特徴とする。
ここで、前記クラッチパックは、ブレーキを構成する複数のドリブンプレート及びドライブプレートからなるパックを含むものとする。また、前記第1及び第2の被締結部材については、第1の被締結部材が内側に配置され、第2の被締結部材が外側に配置される場合と、第1の被締結部材が外側に配置され、第2の被締結部材が内側に配置される場合とを含むものとする。
また更に、本願の請求項7に係る発明は、請求項5又は請求項6に係る発明において、前記ドリブンプレート、前記ドライブプレート及び前記保持部材のうち軸方向の最も一端側及び他端側に配置されるものは、前記ドリブンプレート及び前記保持部材のいずれかであることを特徴とする。
また更に、本願の請求項8に係る発明は、軸方向にオーバーラップさせて配置された第1及び第2の被締結部材と、前記第1及び第2の被締結部材間において軸方向に交互に配置された複数のドリブンプレート及びドライブプレートからなるクラッチパックと、前記クラッチパックの軸方向一端側に配置されたピストンと、前記クラッチパックの軸方向他端側に配置された保持部材とを備え、前記ドライブプレートは金属板の両面に摩擦材が貼付されて形成され、作動圧の供給により前記ピストンを前記保持部材側に移動して前記クラッチパックのドリブンプレートとドライブプレートとを締結する自動変速機の摩擦締結装置であって、前記複数のドライブプレートが前記第1の被締結部材に係合されると共に前記複数のドリブンプレートのうち一部のドリブンプレートが前記第1の被締結部材に係合され且つ前記複数のドリブンプレートのうち残部のドリブンプレートが前記第2の被締結部材に係合されることを特徴とする。
また更に、本願の請求項9に係る発明は、軸方向にオーバーラップさせて配置された第1及び第2の被締結部材と、前記第1及び第2の被締結部材間において軸方向に交互に配置された複数のドリブンプレート及びドライブプレートからなるクラッチパックと、前記クラッチパックの軸方向一端側に配置されたピストンと、前記クラッチパックの軸方向他端側に配置された保持部材とを備え、前記ドライブプレートは金属板の両面に摩擦材が貼付されて形成され、作動圧の供給により前記ピストンを前記保持部材側に移動して前記クラッチパックのドリブンプレートとドライブプレートとを締結する自動変速機の摩擦締結装置であって、前記複数のドライブプレートが前記第1の被締結部材に係合されると共に前記複数のドリブンプレートのうち一部のドリブンプレートがトルクを伝達しないように前記第1の被締結部材に係合され且つ前記複数のドリブンプレートのうち残部のドリブンプレートが前記第2の被締結部材に係合される、又は、前記複数のドリブンプレートが前記第2の被締結部材に係合されると共に前記複数のドライブプレートのうち一部のドライブプレートがトルクを伝達しないように前記第2の被締結部材に係合され且つ前記複数のドライブプレートのうち残部のドライブプレートが前記第1の被締結部材に係合されることを特徴とする。
また更に、本願の請求項4に係る発明によれば、ドリブンプレート、ドライブプレート及び保持部材のうち軸方向の最も一端側及び他端側に配置されるものは、ドリブンプレート及び保持部材のいずれかであることにより、前記効果を有効に得ることができる。
また更に、本願の請求項7に係る発明によれば、ドリブンプレート、ドライブプレート及び保持部材のうち軸方向の最も一端側及び他端側に配置されるものは、ドリブンプレート及び保持部材のいずれかであることにより、前記効果を有効に得ることができる。
また更に、本願の請求項8に係る発明によれば、第1及び第2の被締結部材間に軸方向に交互に配置された複数のドリブンプレート及びドライブプレートは、複数のドライブプレートが第1の被締結部材に係合されると共に一部のドリブンプレートが第1の被締結部材に係合され且つ残部のドリブンプレートが第2の被締結部材に係合されることにより、一部のドリブンプレートはトルクを伝達しないようにすることができるので、ドリブンプレート及びドライブプレートの枚数を変更することなく摩擦締結装置のトルク容量を変更することができる。
また更に、本願の請求項9に係る発明によれば、第1及び第2の被締結部材間に軸方向に交互に配置された複数のドリブンプレート及びドライブプレートは、複数のドライブプレートが第1の被締結部材に係合されると共に一部のドリブンプレートがトルクを伝達しないように第1の被締結部材に係合され且つ残部のドリブンプレートが第2の被締結部材に係合される、又は、複数のドリブンプレートが第2の被締結部材に係合されると共に一部のドライブプレートがトルクを伝達しないように第2の被締結部材に係合され且つ残部のドライブプレートが第1の被締結部材に係合されるように配置されることにより、ドリブンプレート及びドライブプレートの枚数を変更することなく摩擦締結装置のトルク容量を変更することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る摩擦締結装置を備えた自動変速機の一部を示す断面図である。図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る摩擦締結装置を備えた自動変速機1は、高排気量エンジン用のものを小排気量エンジン用に一部を変更して適用したもので、エンジンの出力軸に直結されたトルクコンバータ(不図示)と、トルクコンバータの出力側に連結された変速機構2とを有している。
摩擦締結装置としての第1クラッチ10及び第2クラッチ30は、第2クラッチ30にスペーサ41が配設されること以外は、同様の構成要素を備えて同様の作用をなすものであるので、以下では第1クラッチ10について説明する。
摩擦締結装置を備えた自動変速機、あるいはこれを搭載する車両の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
10,30,50,70,90 クラッチ
11 クラッチハブ
12 クラッチドラム
13 ドリブンプレート
14 ドライブプレート
15 金属板
16 摩擦材
17,37,57,77,97 クラッチパック
18 ピストン
19 保持部材
Claims (9)
- 軸方向にオーバーラップさせて配置された第1及び第2の被締結部材と、前記第1及び第2の被締結部材間において軸方向に交互に配置された複数のドリブンプレート及びドライブプレートからなるクラッチパックと、前記クラッチパックの軸方向一端側に配置されたピストンと、前記クラッチパックの軸方向他端側に配置された保持部材とを備え、前記ドライブプレートは金属板の両面に摩擦材が貼付されて形成され、作動圧の供給により前記ピストンを前記保持部材側に移動して前記クラッチパックのドリブンプレートとドライブプレートとを締結する自動変速機の摩擦締結装置であって、
前記複数のドライブプレートが前記第1の被締結部材に係合されると共に前記複数のドリブンプレートのうち一部のドリブンプレートが前記第1の被締結部材に係合され且つ前記複数のドリブンプレートのうち残部のドリブンプレートが前記第2の被締結部材に係合される、又は、
前記複数のドリブンプレートが前記第2の被締結部材に係合されると共に前記複数のドライブプレートのうち一部のドライブプレートが前記第2の被締結部材に係合され且つ前記複数のドライブプレートのうち残部のドライブプレートが前記第1の被締結部材に係合される、
ことを特徴とする自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記一部のドリブンプレート又は前記一部のドライブプレートが、前記クラッチパックの軸方向一端側又は軸方向他端側に配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記一部のドリブンプレート又は前記一部のドライブプレートが、前記クラッチパックの軸方向内側に配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記ドリブンプレート、前記ドライブプレート及び前記保持部材のうち軸方向の最も一端側及び他端側に配置されるものは、前記ドリブンプレート及び前記保持部材のいずれかである、
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 軸方向にオーバーラップさせて配置された第1及び第2の被締結部材と、前記第1及び第2の被締結部材間において軸方向に交互に配置された複数のドリブンプレート及びドライブプレートからなるクラッチパックであって、前記複数のドリブンプレートが前記第1の被締結部材に係合されると共に前記複数のドライブプレートが前記第2の被締結部材に係合されるクラッチパックと、前記クラッチパックの軸方向一端側に配置されたピストンと、前記クラッチパックの軸方向他端側に配置された保持部材とを備え、前記ドライブプレートは金属板の両面に摩擦材が貼付されて形成され、作動圧の供給により前記ピストンを前記保持部材側に移動することにより前記クラッチパックのドリブンプレートとドライブプレートとを締結する自動変速機の摩擦締結装置において前記第1及び第2の被締結部材間のトルク容量を変更する自動変速機の摩擦締結装置のトルク容量変更方法であって、
前記複数のドリブンプレートのうち一部のドリブンプレートを前記第2の被締結部材に係合するように変更し、又は、前記複数のドライブプレートのうち一部のドライブプレートを前記第1の被締結部材に係合するように変更し、前記第1及び第2の被締結部材間のトルク容量を変更する、
ことを特徴とする自動変速機の摩擦締結装置のトルク容量変更方法。 - 前記一部のドリブンプレートの枚数又は前記一部のドライブプレートの枚数は、前記第1及び第2の被締結部材間のトルク容量に応じて設定される、
ことを特徴とする請求項5に記載の自動変速機の摩擦締結装置のトルク容量変更方法。 - 前記ドリブンプレート、前記ドライブプレート及び前記保持部材のうち軸方向の最も一端側及び他端側に配置されるものは、前記ドリブンプレート及び前記保持部材のいずれかである、
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の自動変速機の摩擦締結装置のトルク容量変更方法。 - 軸方向にオーバーラップさせて配置された第1及び第2の被締結部材と、前記第1及び第2の被締結部材間において軸方向に交互に配置された複数のドリブンプレート及びドライブプレートからなるクラッチパックと、前記クラッチパックの軸方向一端側に配置されたピストンと、前記クラッチパックの軸方向他端側に配置された保持部材とを備え、前記ドライブプレートは金属板の両面に摩擦材が貼付されて形成され、作動圧の供給により前記ピストンを前記保持部材側に移動して前記クラッチパックのドリブンプレートとドライブプレートとを締結する自動変速機の摩擦締結装置であって、
前記複数のドライブプレートが前記第1の被締結部材に係合されると共に前記複数のドリブンプレートのうち一部のドリブンプレートが前記第1の被締結部材に係合され且つ前記複数のドリブンプレートのうち残部のドリブンプレートが前記第2の被締結部材に係合される、
ことを特徴とする自動変速機の摩擦締結装置。 - 軸方向にオーバーラップさせて配置された第1及び第2の被締結部材と、前記第1及び第2の被締結部材間において軸方向に交互に配置された複数のドリブンプレート及びドライブプレートからなるクラッチパックと、前記クラッチパックの軸方向一端側に配置されたピストンと、前記クラッチパックの軸方向他端側に配置された保持部材とを備え、前記ドライブプレートは金属板の両面に摩擦材が貼付されて形成され、作動圧の供給により前記ピストンを前記保持部材側に移動して前記クラッチパックのドリブンプレートとドライブプレートとを締結する自動変速機の摩擦締結装置であって、
前記複数のドライブプレートが前記第1の被締結部材に係合されると共に前記複数のドリブンプレートのうち一部のドリブンプレートがトルクを伝達しないように前記第1の被締結部材に係合され且つ前記複数のドリブンプレートのうち残部のドリブンプレートが前記第2の被締結部材に係合される、又は、
前記複数のドリブンプレートが前記第2の被締結部材に係合されると共に前記複数のドライブプレートのうち一部のドライブプレートがトルクを伝達しないように前記第2の被締結部材に係合され且つ前記複数のドライブプレートのうち残部のドライブプレートが前記第1の被締結部材に係合される、
ことを特徴とする自動変速機の摩擦締結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012273344A JP6007772B2 (ja) | 2012-12-14 | 2012-12-14 | 自動変速機の摩擦締結装置及びそのトルク容量変更方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012273344A JP6007772B2 (ja) | 2012-12-14 | 2012-12-14 | 自動変速機の摩擦締結装置及びそのトルク容量変更方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014119009A JP2014119009A (ja) | 2014-06-30 |
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JP2012273344A Active JP6007772B2 (ja) | 2012-12-14 | 2012-12-14 | 自動変速機の摩擦締結装置及びそのトルク容量変更方法 |
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JP6455542B2 (ja) * | 2017-04-20 | 2019-01-23 | マツダ株式会社 | 自動変速機の摩擦締結装置 |
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JPH07119755A (ja) * | 1993-10-26 | 1995-05-09 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 湿式多板クラッチ |
JP2002357232A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-12-13 | Tochigi Fuji Ind Co Ltd | カップリング及び発進クラッチ |
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2012
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