JP4714681B2 - 情報表示装置の駆動方法およびそれを用いる情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置の駆動方法およびそれを用いる情報表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、単純マトリックス駆動およびダイナミック駆動の粒子移動式情報表示装置を駆動する、情報表示装置の駆動方法および、該駆動方法を用いて単純マトリックス駆動およびダイナミック駆動の粒子移動式情報表示装置を駆動するようにした情報表示装置に関するものである(第1発明〜第3発明)。
また、本発明は、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に、表示媒体を封入し、電極から表示媒体に電界を与えて、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示装置の駆動方法およびそれを用いる情報表示装置に関するものである(第4発明〜第5発明)。
従来より、液晶(LCD)に代わる情報表示装置として、電気泳動方式、エレクトロクロミック方式、サーマル方式、2色粒子回転方式等の技術を用いた情報表示装置が提案されている。
これら従来技術は、LCDと比較すると、通常の印刷物に近い広い視野角が得られる、消費電力が小さい、メモリー機能を有している等のメリットがあることから、次世代の安価な情報表示装置に使用可能な技術として考えられており、携帯端末用情報表示、電子ペーパー等への展開が期待されている。特に最近では、分散粒子と着色溶液から成る分散液をマイクロカプセル化し、これを対向する基板間に配置して成る電気泳動方式が提案され、期待が寄せられている。
しかしながら、電気泳動方式では、液中を粒子が泳動するために液の粘性抵抗により応答速度が遅くなるという問題がある。さらに、低比重の溶液中に酸化チタン等の高比重の粒子を分散させているため沈降しやすくなっており、分散状態の安定性維持が難しく、情報繰り返し安定性に欠けるという問題を抱えている。また、マイクロカプセル化にしても、セルサイズをマイクロカプセルレベルにして、見かけ上、上述した欠点が現れにくくしているだけであって、本質的な問題は何ら解決されていない。
一方、溶液中での挙動を利用する電気泳動方式に対し、溶液を使わず、導電性粒子と電荷輸送層とを基板の一部に組み入れる方式も提案され始めている(例えば、趙 国来、外3名、“新しいトナーディスプレイデバイス(I)”、1999年7月21日、日本画像学会年次大会(通算83回)“Japan Hardcopy’99”論文集、p.249-252参照)。しかし、電荷輸送層、さらには電荷発生層を配置するために構造が複雑化するとともに、導電性粒子に電荷を一定に注入することは難しいため、安定性に欠けるという問題もある。
上述した種々の問題を解決するための一方法として、前面電極を有する前面基板及び背面電極を有する背面基板の間に、表示媒体(粒子群あるいは粉流体)を封入し、表示媒体に電界を与え、クーロン力等により表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルを備える情報表示装置が知られている。
(第1発明〜第3発明の課題)
情報表示装置において情報表示用パネルをマトリックス駆動やダイナミック駆動(セグメントパネル)によって駆動するための駆動回路は、行および列のそれぞれに対して両極性の駆動電圧を出力し得る駆動用集積回路を使用したり、行および列のそれぞれに対して多値の駆動電圧を出力し得る駆動用集積回路を使用したりする必要があるが、そのような2種類以上の電圧を出力する機能を有する駆動用集積回路はコストが高いため、情報表示装置のコストアップを招いてしまう。
また、両極性の電圧を出力する機能を有する駆動用集積回路の代わりに耐圧の高い駆動用集積回路を用いることもできるが、そのような耐圧の高い駆動用集積回路はコストが高いため、情報表示装置のコストアップを招いてしまう。
(第4発明〜第5発明の課題)
図10は従来の情報表示装置の駆動方法の一例を説明するためのブロック図である。図10に示す例において、表示パネル51において、そのロウ方向の端子52にはロウドライバ61からパネル駆動電圧が印加され、そのカラム方向の端子53にはカラムドライバ71からパネル駆動電圧が印加される。ロウドライバ61の出力段は、2つのFET62−1、62−2によりC-MOS構造に構成され、同様に、カラムドライバ71の出力段は2つのFET72−1、72−2によりC-MOS構造に構成されている。
図10に示す従来の表示パネル51では、表示情報が変更される毎に、ロウ方向にパネル駆動電圧を走査して画像等の情報書換えを行う。そして、表示情報の変更がない状態では、図10に示すように、電源OFFとなり、ロウドライバ61の2つのFET62−1、62−2及びカラムドライバ71の2つのFET72−1、72−2はすべて開放状態となる。そのため、表示パネル51のロウ方向の端子52及びカラム方向の端子53はすべてOPEN(ハイ・インピーダンス)の状態で、次回の書換えまで待機している。
上述した表示メモリー性を有する情報表示装置の場合、表示情報の変更が発生しない限り情報書換え(走査)を行わない場合が多い(定期的に情報更新する方法などもあるが)。この場合、静電気放電などで情報が乱れ、それがたとえ次回の表示情報更新(走査)で復帰できるものであったとしても、長時間不具合状態が継続してしまう。また、超低消費電力を謳う情報表示装置の多くは、表示メモリー性を有するとともにハイ・インピーダンスであることが多く、静電気放電などの非常に微小なエネルギーで容易に画像等の情報が乱されることが多かった。
本発明の第1発明及び第2発明は、駆動電圧の見直しに基づき、安価な駆動用集積回路を用いて構成した駆動回路を使用することにより情報表示装置のコストダウンを可能にした情報表示装置の駆動方法を提供することを目的とする。
本発明の第3発明は、上記情報表示装置の駆動方法を採用することによりコストダウンした情報表示装置を提供することを目的とする。
また、本発明の第4発明および第5発明の目的は上述した課題を解消して、情報更新(走査)を行わない情報保持期間において表示情報の乱れが発生しない情報表示装置の駆動方法およびそれを用いる情報表示装置を提供しようとするものである。
本発明の第1発明に係る情報表示装置の駆動方法は、単純マトリックス駆動およびダイナミック駆動の粒子移動式情報表示装置を駆動する、情報表示装置の駆動方法であって、所定の駆動電圧値とグランドレベルとの2値のみを出力可能な出力段等価回路を有する駆動回路を用いて粒子移動式情報表示装置を駆動することを特徴とする。
第1発明の情報表示装置の駆動方法において、第1の表示情報の書き込みと第2の表示情報の書き込みとの切換を、行および列の内の走査しない側の駆動電圧を切り換えることにより行うことが好ましい。
本発明の第2発明に係る情報表示装置の駆動方法は、単純マトリックス駆動およびダイナミック駆動の粒子移動式情報表示装置を駆動する、情報表示装置の駆動方法であって、出力側アナログ回路のグランドレベルを入力側デジタル回路のグランドレベルに対して独立して設定可能な駆動回路を用いて粒子移動式情報表示装置を駆動することを特徴とする。
第2発明の情報表示装置の駆動方法において、前記駆動回路は、トリプルウエル構造の駆動用集積回路を備えること、前記駆動回路は、フローティング回路を備えること、が好ましい。
また、本発明の第3発明に係る情報表示装置は、上記第1発明及び第2発明に係る情報表示装置の駆動方法を用いて、単純マトリックス駆動およびダイナミック駆動の粒子移動式情報表示装置を駆動するようにしたことを特徴とする。
上記構成の第1発明の情報表示装置の駆動方法によれば、単純マトリックス駆動およびダイナミック駆動の粒子移動式情報表示装置を駆動する際には、所定の駆動電圧値とグランドレベルとの2値のみを出力可能な出力段等価回路を有する駆動回路を用いて粒子移動式情報表示装置を駆動するから、多値の電圧を出力する機能を有する高価な駆動用集積回路の代わりに所定の駆動電圧値とグランドレベルとの2値のみを出力可能な廉価な駆動用集積回路を行および列の制御用に用いた廉価な駆動回路を用いることができるようになり、情報表示装置のコストダウンが可能になる。
上記構成の第2発明の情報表示装置の駆動方法によれば、単純マトリックス駆動およびダイナミック駆動の粒子移動式情報表示装置を駆動する際には、アナログ回路のグランドレベルをデジタル回路のグランドレベルに対して独立して設定可能な駆動回路を用いて粒子移動式情報表示装置を駆動するから、両極性出力可能な駆動用集積回路の代わりに単極性の電圧出力しかできない一般的なC-MOS構造の出力段を有する廉価な駆動用集積回路を行および列の制御用に用いた廉価な駆動回路を用いることができるようになり、情報表示装置のコストダウンが可能になる。
上記構成の第3発明の情報表示装置によれば、上記第1発明及び第2発明に係る情報表示装置の駆動方法を用いて、単純マトリックス駆動およびダイナミック駆動の粒子移動式情報表示装置を駆動するようにしたから、コストダウンした情報表示装置を提供することができる。
本発明の第4発明に係る情報表示装置の駆動方法は、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に、表示媒体を封入し、各基板上にそれぞれ設けた電極からなる電極対に電圧を印加することで表示媒体に電界を与えて、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する表示パネルであって、表示パネルの電極と接続したパネル端子のそれぞれに、行方向のパネル端子に印加する電圧を制御する行ドライバまたは列方向のパネル端子に印加する電圧を制御する列ドライバの出力段C−MOSトランジスタ構造のスイッチング機能により、パネル駆動電圧または接地電位を印加するよう構成された表示パネルを備える情報表示装置の駆動方法において、情報更新を行わない情報保持期間の間、情報表示装置に電源を供給せず、パネル駆動電圧を接地電位とすることで、すべてのパネル端子をC−MOSトランジスタ構造のソース・ドレイン方向の寄生ダイオードを介して接地電位に接続し、パネル端子を接地電位に低インピーダンスで接続することを特徴とするものである。
また、本発明の第5発明に係る情報表示装置は、上記第4発明に係る情報表示装置の駆動方法を用いて、情報表示装置を駆動するようにしたことを特徴とする。
本発明の第4発明に係る情報表示装置の駆動方法によれば、情報更新(走査)を行わない間、情報表示装置のパネル端子を駆動電圧範囲内の所定の電位好ましくはGNDレベルに、低インピーダンスで接続することで、静電気放電を受けても情報が乱れないようにすることができる。
(a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示装置に用いる情報表示用パネルの一例を示す図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示装置に用いる情報表示用パネルの他の例を示す図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示装置に用いる情報表示用パネルのさらに他の例を示す図である。 (a)〜(e)はそれぞれ本発明の情報表示装置の駆動方法の一例を従来技術と比較しながら説明するための図である。 本発明の情報表示装置の駆動方法の一例を説明するためのブロック図である。 本発明の情報表示装置における隔壁の形状の一例を示す図である。 本発明の実施例2の情報表示装置の駆動回路を示す図である。 (a)〜(c)はそれぞれ実施例2の情報表示装置の駆動回路の駆動電圧を説明するための図である。 本発明の実施例3の情報表示装置の駆動回路を示す図である。 従来の情報表示装置の駆動方法の一例を説明するためのブロック図である。
まず、粒子群を利用する本発明の情報表示装置が備える情報表示用パネルの基本的な構成について説明する。本発明で用いる情報表示用パネルでは、対向する2枚の基板間に封入した粒子群に電界が付与される。付与された電界方向にそって、高電位側に向かっては低電位に帯電した粒子群がクーロン力などによって引き寄せられ、また、低電位側に向かっては高電位に帯電した粒子群がクーロン力などによって引き寄せられ、それら粒子群が電位の切替による電界方向の変化によって移動方向が切り換わることにより、情報表示がなされる。従って、粒子群が、均一に移動し、かつ、表示書き換えを繰り返して行う時あるいは継続表示すなわち表示をそのまま保存しておく時の安定性を維持できるように、情報表示用パネルを設計する必要がある。ここで、粒子にかかる力は、粒子同士のクーロン力により引き付けあう力の他に、電極や基板との電気影像力、分子間力、液架橋力、重力などが考えられる。
本発明の対象となる情報表示用パネルの例を、図1(a)、(b)〜図3(a)、(b)に基づき説明する。
図1(a)、(b)に示す例では、それぞれが少なくとも1種以上の粒子から構成される少なくとも2種以上の光学的反射率および帯電特性の異なる表示媒体3(ここでは粒子群からなる白色表示媒体3Wと粒子群からなる黒色表示媒体3Bを示す)を、基板1、2の外部に配置した電極(図示せず)から加えられる電界に応じて、基板1、2と垂直に移動させ、黒色表示媒体3Bを観察者に視認させて黒色の表示を行うか、あるいは、白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示を行っている。なお、図1(b)に示す例では、図1(a)に示す例に加えて、基板1、2との間に例えば格子状に隔壁4を設けセルを形成している。また、図1(b)において、手前にある隔壁は省略している。
図2(a)、(b)に示す例では、それぞれが少なくとも1種以上の粒子から構成される少なくとも2種以上の光学的反射率および帯電特性の異なる表示媒体3(ここでは粒子群からなる白色表示媒体3Wと粒子群からなる黒色表示媒体3Bを示す)を、基板1に設けた電極5と基板2に設けた電極6との間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と垂直に移動させ、黒色表示媒体3Bを観察者に視認させて黒色の表示を行うか、あるいは、白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示を行っている。なお、図2(b)に示す例では、図2(a)に示す例に加えて、基板1、2との間に例えば格子状に隔壁4を設けセルを形成している。また、図2(b)において、手前にある隔壁は省略している。
図3(a)、(b)に示す例では、少なくとも1種以上の粒子から構成される1種の光学的反射率および帯電性を有する表示媒体3(ここでは粒子群からなる白色表示媒体3Wを示す)を、基板1に設けた電極5と電極6との間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と平行方向に移動させ、白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示を行うか、あるいは、電極6または基板1の色を観察者に視認させて電極6または基板1の色の表示を行っている。なお、図3(b)に示す例では、図3(a)に示す例に加えて、基板1、2との間に例えば格子状の隔壁4を設けセルを形成している。また、図3(b)において、手前にある隔壁は省略している。
以上の説明は、粒子群からなる白色表示媒体3Wを粉流体からなる白色表示媒体に、粒子群からなる黒色表示媒体3Bを粉流体からなる黒色表示媒体に、それぞれ置き換えた場合も同様に適用することが出来る。
(第1発明〜第3発明の説明)
本発明の情報表示装置の駆動方法の一例を図4(a)〜(e)に基づいて従来技術と比較しながら説明する。図4(a)〜(e)では、説明の都合上、情報表示素子(画素)が3×3のマトリックス状に配置された情報表示用パネルを模式的に示しているが、各画素に駆動電圧を印加するための各行および各列の電極は記載していない。なお、以下においては、本発明の情報表示装置の駆動方法を単純マトリックス駆動の粒子移動式情報表示装置に適用した例を示しているが、ダイナミック駆動(セグメントパネル)の粒子移動式情報表示装置に適用することも可能である。
図4(a)は、単純マトリックス駆動の原理を説明するための図であり、情報表示用パネルの表示書換電圧が10Vの場合を例示している。3×3のマトリックスの中央の画素を駆動する場合、2行目に−5Vを印加するとともに2列目に+5Vを印加すると、これら電圧の差分値である5V−(−5V)=10Vが中央の画素に掛かるため、その画素が駆動されて所定の表示(例えば黒色表示)がなされる。その際、行または列には、負極性の電圧を印加する必要がある。
図4(b)、(c)はそれぞれ、単純マトリックス駆動を実現するための従来技術である「1/2バイアス法」および「−1/2バイアス法」を説明するための図である。これらの図に示すように、行および列の印加電圧を駆動電圧の1/2の電圧としてバイアスすると、印加電圧の中から負極性の電圧、正極性の電圧が消え、印加電圧の極性が統一されるが、各画素に印加される電圧は図4(a)と全く同一である。ただし、この場合、図4(b)では列側、図4(c)では行側に、0Vではない2種類の電圧が同時に必要となるため、「0Vを除くと1種類の出力しかできない一般的なC-MOS出力段構造の駆動用集積回路(ドライバIC)」を使用することができず、「2種類以上の電圧を出力する機能を有する高価なドライバIC」を使用せざるを得ない。
そこで、本発明では、図4(d)、(e)に示すように、行および列のそれぞれにおいて、印加電圧は2種類とするが、その内の低い方を0V(グランドレベル)とすることにより、「0Vと駆動電圧(書込み(例えば黒反転)時5V、消去(例えば白反転)時10V)との2値のみを出力可能な、廉価な一般的なC-MOS出力段構造のドライバIC」を使用可能にした。その際、2種類の電圧の低い方を0Vとしたので、クロストーク電圧の絶対値を増加させることもない。
図4(d)、(e)の駆動方法を採用した場合、行方向/列方向における印加電圧の対称性が崩れる2つのパターンが生じ、図4(d)の場合は行方向に、図4(e)の場合は列方向に、クロストーク電圧が0Vとなる部分(クロストークの影響のない部分)が生じる。ここで、図4(d)の場合と図4(e)の場合とを比較してみると、図4(e)では図中に負極性のクロストーク電圧(−5V)は選択された行の部分にしか生じず、1画面形成するにあたり一瞬しかクロストークが発生しない。クロストーク電圧は1画面の形成にあたり行を走査していく間に繰り返し印加されるが、図4(e)の構成を採用することにより、図中のマイナス方向のクロストーク(例えば黒に表示すべき画素を白くするクロストーク)は1回しか発生せず、クロストークの影響を最小限に抑えることができる。
上記本発明の情報表示装置の駆動方法の一例においては、「0Vと駆動電圧(書込み(例えば黒反転)時5V、消去(例えば白反転)時10V)との2値のみを出力可能な、廉価な一般的なC-MOS出力段構造のドライバIC」を使用することにより駆動回路をコストダウンしたが、本発明の情報表示装置の駆動方法の他の例においては、後述する実施例で詳細に説明するように、アナログ回路のグランドレベルをデジタル回路のグランドレベルに対して独立して設定可能な駆動回路を用いて、「駆動電圧および中間階調電圧を出力し得る高価なドライバIC」の代わりに、「耐圧の低い廉価な一般的なC-MOS出力段構造のドライバIC」を使用することにより、駆動回路をコストダウンしている。
本発明の情報表示装置の駆動方法によれば、情報表示装置を駆動する際には、所定の駆動電圧値とグランドレベルとの2値のみを出力可能な出力段等価回路を有するドライバICを用いて駆動したり、アナログ回路のグランドレベルをデジタル回路のグランドレベルに対して独立して設定可能な駆動回路を用いて駆動したりするから、「0Vと駆動電圧との2値のみを出力可能な廉価なC-MOS出力段構造のドライバIC」や「耐圧の低い廉価な一般的なC-MOS出力段構造のドライバIC」を用いて駆動回路を構成することができ、情報表示装置のコストダウンが可能になる。
(第4発明〜第5発明の説明)
本発明の情報表示装置の駆動方法の特徴は、上述した構成の情報表示装置において、情報更新(走査)を行わない間、情報表示装置のパネル端子を駆動電圧範囲内の所定の電位に低インピーダンスで接続した点である。ここで、情報表示装置のパネル粒子を駆動電圧範囲内の所定の電位に低インピーダンスで接続するためには、どのような手段を用いても良いが、以下に説明する回路を用いることが好適である。
図5は本発明の情報表示装置の駆動方法の一例を説明するためのブロック図である。図5に示す例において、表示パネル21において、そのロウ方向の端子22にはロウドライバ31からパネル駆動電圧が印加され、そのカラム方向の端子23にはカラムドライバ41からパネル駆動電圧が印加される。ロウドライバ31の出力段は、2つのFET32−1、32−2によりC-MOS構造に構成されるとともに、C-MOS構造のソース・ドレイン方向に2つの寄生ダイオード33−1、33−2を設けている。同様に、カラムドライバ41の出力段は、2つのFET42−1、42−2によりC-MOS構造に構成されるとともに、C-MOS構造のソース・ドレイン方向に2つの寄生ダイオード43−1、43−2を設けている。
図5に示す例では、電源OFF時に、ロウドライバ31とカラムドライバ41に供給されるパネル駆動電源がGNDレベルに落ちるようにパネル駆動電源回路を構成し、電源OFF時でも、出力段のFET32−1、32−2またはFET42−1、42−2のソース・ドレイン間の寄生ダイオード33−1、33−2または寄生ダイオード43−1、43−2を利用して、ドライバ出力端子(=パネル21の端子22及び23)をGNDレベルに低インピーダンスで接続している。
この場合、低インピーダンスとは、試験結果より、パネル21のインピーダンスの1/10以下であれば有効と考えられる。本発明の表示媒体を用いた情報表示装置の場合は、約1MΩ以下でGNDレベルに接続することで、±8kVまでの気中放電試験に対して不具合を生じない。
以下、本発明の対象となる情報表示用パネルを構成する各部材について説明する。
基板については、少なくとも一方の基板は情報表示用パネル外側から表示媒体の色が確認できる透明な前面基板2であり、可視光の透過率が高くかつ耐熱性の良い材料が好適である。背面基板1は透明でも不透明でもかまわない。基板材料を例示すると、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリイミド、アクリルなどのポリマーシートや、金属シートのように可とう性のあるもの、および、ガラス、石英などの可とう性のない無機シートが挙げられる。基板の厚みは、2〜5000μmが好ましく、さらに5〜2000μmが好適であり、薄すぎると、強度、基板間の間隔均一性を保ちにくくなり、5000μmより厚いと、薄型の情報表示用パネルとする場合に不都合がある。
情報表示用パネルに電極を設ける場合の電極形成材料としては、アルミニウム、銀、ニッケル、銅、金等の金属類やITO、酸化インジウム、導電性酸化錫、導電性酸化亜鉛等の導電金属酸化物類、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェンなどの導電性高分子類が例示され、適宜選択して用いられる。電極の形成方法としては、上記例示の材料をスパッタリング法、真空蒸着法、CVD(化学蒸着)法、塗布法等で薄膜状に形成する方法や、導電剤を溶媒や合成樹脂バインダーに混合して塗布したりする方法が用いられる。視認側(表示面側)基板に設ける電極は透明である必要があるが、背面側基板に設ける電極は透明である必要がない。いずれの場合もパターン形成可能である導電性である上記材料を好適に用いることができる。なお、電極厚みは、導電性が確保でき光透過性に支障がなければ良く、3〜1000nm、好ましくは5〜400nmが好適である。背面側基板に設ける電極の材質や厚みなどは上述した表示側基板に設ける電極と同様であるが、透明である必要はない。なお、この場合の外部電圧入力は、直流あるいは交流を重畳しても良い。
必要に応じて設ける隔壁4については、その形状は表示にかかわる表示媒体の種類により適宜最適設定され、一概には限定されないが、隔壁の幅は2〜100μm、好ましくは3〜50μmに、隔壁の高さは10〜500μm、好ましくは10〜200μmに調整される。また、隔壁を形成するにあたり、対向する両基板の各々にリブを形成した後に接合する両リブ法、片側の基板上にのみリブを形成する片リブ法が考えられる。本発明では、いずれの方法も好適に用いられる。
これらのリブからなる隔壁により形成されるセルは、図6に示すごとく、基板平面方向からみて四角状、三角状、ライン状、円形状、六角状が例示され、配置としては格子状やハニカム状や網目状が例示される。表示側から見える隔壁断面部分に相当する部分(セルの枠部の面積)はできるだけ小さくした方が良く、表示状態の鮮明さが増す。ここで、隔壁の形成方法を例示すると、金型転写法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、フォトリソ法、アディティブ法が挙げられる。このうち、レジストフィルムを用いるフォトリソ法や金型転写法が好適に用いられる。
次に、本発明の対象となる情報表示用パネルで表示媒体として用いる粒子群について説明する。粒子群を構成する粒子は、その主成分となる樹脂に、必要に応じて、従来と同様に、荷電制御剤、着色剤、無機添加剤等を含ますことができる。以下に、樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤を例示する。
樹脂の例としては、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルウレタンシリコーン樹脂、アクリルウレタンフッ素樹脂、アクリルフッ素樹脂、シリコーン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレンアクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ブチラール樹脂、塩化ビニリデン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられ、2種以上混合することもできる。特に、基板との付着力を制御する観点から、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、アクリルフッ素樹脂、アクリルウレタンシリコーン樹脂、アクリルウレタンフッ素樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂が好適である。
荷電制御剤としては、特に制限はないが、負荷電制御剤としては例えば、サリチル酸金属錯体、含金属アゾ染料、含金属(金属イオンや金属原子を含む)の油溶性染料、4級アンモニウム塩系化合物、カリックスアレン化合物、含ホウ素化合物(ベンジル酸ホウ素錯体)、ニトロイミダゾール誘導体等が挙げられる。正荷電制御剤としては例えば、ニグロシン染料、トリフェニルメタン系化合物、4級アンモニウム塩系化合物、ポリアミン樹脂、イミダゾール誘導体等が挙げられる。その他、超微粒子シリカ、超微粒子酸化チタン、超微粒子アルミナ等の金属酸化物、ピリジン等の含窒素環状化合物及びその誘導体や塩、各種有機顔料、フッ素、塩素、窒素等を含んだ樹脂等も荷電制御剤として用いることもできる。
着色剤としては、以下に例示するような、有機または無機の各種、各色の顔料、染料が使用可能である。
黒色着色剤としては、カーボンブラック、酸化銅、二酸化マンガン、アニリンブラック、活性炭等がある。
青色着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等がある。
赤色着色剤としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、C.I.ピグメントレッド2等がある。
黄色着色剤としては、黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファーストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ、C.I.ピグメントイエロー12等がある。
緑色着色剤としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、C.I.ピグメントグリーン7、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
橙色着色剤としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK、C.I.ピグメントオレンジ31等がある。
紫色着色剤としては、マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等がある。
白色着色剤としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等がある。
体質顔料としては、バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイト等がある。また、塩基性、酸性、分散、直接染料等の各種染料として、ニグロシン、メチレンブルー、ローズベンガル、キノリンイエロー、ウルトラマリンブルー等がある。
無機系添加剤の例としては、酸化チタン、亜鉛華、硫化亜鉛、酸化アンチモン、炭酸カルシウム、鉛白、タルク、シリカ、ケイ酸カルシウム、アルミナホワイト、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、カドミウムオレンジ、チタンイエロー、紺青、群青、コバルトブルー、コバルトグリーン、コバルトバイオレット、酸化鉄、カーボンブラック、マンガンフェライトブラック、コバルトフェライトブラック、銅粉、アルミニウム粉などが挙げられる。
これらの顔料および無機系添加剤は、単独であるいは複数組み合わせて用いることができる。このうち特に黒色顔料としてカーボンブラックが、白色顔料として酸化チタンが好ましい。
また、本発明で用いる粒子は平均粒子径d(0.5)が、0.1〜20μmの範囲であり、均一で揃っていることが好ましい。平均粒子径d(0.5)がこの範囲より大きいと表示上の鮮明さに欠け、この範囲より小さいと粒子同士の凝集力が大きくなりすぎるために粒子の移動に支障をきたすようになる。
更に本発明では、各粒子の粒子径分布に関して、下記式に示される粒子径分布Spanを5未満、好ましくは3未満とする。
Span=(d(0.9)−d(0.1))/d(0.5)
(但し、d(0.5)は粒子の50%がこれより大きく、50%がこれより小さいという粒子径をμmで表した数値、d(0.1)はこれ以下の粒子の比率が10%である粒子径をμmで表した数値、d(0.9)はこれ以下の粒子が90%である粒子径をμmで表した数値である。)
Spanを5以下の範囲に納めることにより、各粒子のサイズが揃い、均一な粒子移動が可能となる。
さらにまた、各粒子の相関について、使用した粒子の内、最大径を有する粒子のd(0.5)に対する最小径を有する粒子のd(0.5)の比を50以下、好ましくは10以下とすることが肝要である。たとえ粒子径分布Spanを小さくしたとしても、互いに帯電特性の異なる粒子が互いに反対方向に動くので、互いの粒子サイズが近く、互いの粒子が当量ずつ反対方向に容易に移動できるようにするのが好適であり、それがこの範囲となる。
なお、上記の粒子径分布および粒子径は、レーザー回折/散乱法などから求めることができる。測定対象となる粒子にレーザー光を照射すると空間的に回折/散乱光の光強度分布パターンが生じ、この光強度パターンは粒子径と対応関係があることから、粒子径および粒子径分布が測定できる。
ここで、本発明における粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られたものである。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粒子を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、粒子径および粒子径分布の測定を行なうことができる。
粒子の帯電量は当然その測定条件に依存するが、情報表示用パネルにおける粒子の帯電量はほぼ、初期帯電量、隔壁との接触、基板との接触、経過時間に伴う電荷減衰に依存し、特に粒子の帯電挙動の飽和値が支配因子となっているということが分かった。
本発明者らは鋭意検討の結果、ブローオフ法において同一のキャリア粒子を用いて、それぞれの粒子の帯電量測定を行うことにより、用いる粒子の適正な帯電特性値の範囲を評価できることを見出した。
次に、本発明の対象となる情報表示用パネルで表示媒体として用いる粉流体について説明する。なお、本発明の情報表示装置で用いる粉流体の名称については、本出願人が「電子粉流体(登録商標)」の権利を得ている。
本発明における「粉流体」は、気体の力も液体の力も借りずに、自ら流動性を示す、流体と粒子の特性を兼ね備えた両者の中間状態の物質である。例えば、液晶は液体と固体の中間的な相と定義され、液体の特徴である流動性と固体の特徴である異方性(光学的性質)を有するものである(平凡社:大百科事典)。一方、粒子の定義は、無視できるほどの大きさであっても有限の質量をもった物体であり、重力の影響を受けるとされている(丸善:物理学事典)。ここで、粒子でも、気固流動層体、液固流動体という特殊状態があり、粒子に底板から気体を流すと、粒子には気体の速度に対応して上向きの力が作用し、この力が重力とつりあう際に、流体のように容易に流動できる状態になるものを気固流動層体と呼び、同じく、流体により流動化させた状態を液固流動体と呼ぶとされている(平凡社:大百科事典)。このように気固流動層体や液固流動体は、気体や液体の流れを利用した状態である。本発明では、このような気体の力も、液体の力も借りずに、自ら流動性を示す状態の物質を、特異的に作り出せることが判明し、これを粉流体と定義した。
すなわち、本発明における粉流体は、液晶(液体と固体の中間相)の定義と同様に、粒子と液体の両特性を兼ね備えた中間的な状態で、先に述べた粒子の特徴である重力の影響を極めて受け難く、高流動性を示す特異な状態を示す物質である。このような物質はエアロゾル状態、すなわち気体中に固体状もしくは液体状の物質が分散質として安定に浮遊する分散系で得ることができ、本発明の情報表示用パネルで固体状物質を分散質とするものである。
本発明の対象となる情報表示用パネルは、少なくとも一方が透明な、対向する基板間に、気体中に固体粒子が分散質として安定に浮遊するエアロゾル状態で高流動性を示す粉流体を封入するものであり、このような粉流体は、低電圧の印加でクーロン力などにより容易に安定して移動させることができる。
本発明に用いる粉流体とは、先に述べたように、気体の力も液体の力も借りずに、自ら流動性を示す、流体と粒子の特性を兼ね備えた両者の中間状態の物質である。この粉流体は、特にエアロゾル状態とすることができ、本発明の情報表示用パネルでは、気体中に固体状の物質が分散質として比較的安定に浮遊する状態で用いられる。
エアロゾル状態の範囲は、粉流体の最大浮遊時の見かけ体積が未浮遊時の2倍以上であることが好ましく、更に好ましくは2.5倍以上、特に好ましくは3倍以上である。上限は特に限定されないが、12倍以下であることが好ましい。
粉流体の最大浮遊時の見かけ体積が未浮遊時の2倍より小さいと表示上の制御が難しくなり、また、12倍より大きいと粉流体を装置内に封入する際に舞い過ぎてしまうなどの取扱い上の不便さが生じる。なお、最大浮遊時の見かけ体積は次のようにして測定される。すなわち、粉流体が透過して見える密閉容器に粉流体を入れ、容器自体を振動或いは落下させて、最大浮遊状態を作り、その時の見かけ体積を容器外側から測定する。具体的には、平均粒子径d(0.5)(内径)6cm、高さ10cmのポリプロピレン製の蓋付き容器(商品名アイボーイ:アズワン(株)製)に、未浮遊時の粉流体として1/5の体積相当の粉流体を入れ、振とう機に容器をセットし、6cmの距離を3往復/secで3時間振とうさせる。振とう停止直後の見かけ体積を最大浮遊時の見かけ体積とする。
また、本発明では、粉流体の見かけ体積の時間変化が次式を満たすものが好ましい。
10/V>0.8
ここで、Vは最大浮遊時から5分後の見かけ体積(cm)、V10は最大浮遊時から10分後の見かけ体積(cm)を示す。なお、本発明の情報表示装置は、粉流体の見かけ体積の時間変化V10/Vが0.85よりも大きいものが好ましく、0.9よりも大きいものが特に好ましい。V10/Vが0.8以下の場合は、通常のいわゆる粒子を用いた場合と同様となり、本発明のような高速応答、耐久性の効果が確保できなくなる。
また、粉流体を構成する粒子物質の平均粒子径d(0.5)(d(0.5))は、好ましくは0.1〜20μm、更に好ましくは0.5〜15μm、特に好ましくは0.9〜8μmである。0.1μmより小さいと表示上の制御が難しくなり、20μmより大きいと、表示上の鮮明さに欠けるようになる。なお、粉流体を構成する粒子物質の平均粒子径d(0.5)(d(0.5))は、次の粒子径分布Spanにおけるd(0.5)と同様である。
粉流体を構成する粒子物質は、下記式に示される粒子径分布Spanが5未満であることが好ましく、更に好ましくは3未満である。
粒子径分布Span=(d(0.9)−d(0.1))/d(0.5)
ここで、d(0.5)は粉流体を構成する粒子物質の50%がこれより大きく、50%がこれより小さいという粒子径をμmで表した数値、d(0.1)はこれ以下の粉流体を構成する粒子物質の比率が10%である粒子径をμmで表した数値、d(0.9)はこれ以下の粉流体を構成する粒子物質が90%である粒子径をμmで表した数値である。粉流体を構成する粒子物質の粒子径分布Spanを5以下とすることにより、サイズが揃い、均一な粉流体移動が可能となる。
なお、以上の粒子径分布および粒子径は、レーザー回折/散乱法などから求めることができる。測定対象となる粉流体にレーザー光を照射すると空間的に回折/散乱光の光強度分布パターンが生じ、この光強度パターンは粒子径と対応関係があることから、粒子径および粒子径分布が測定できる。この粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られる。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粉流体を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、測定を行うことができる。
粉流体の作製は、必要な樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤を混練り粉砕しても、モノマーから重合しても、既存の粒子を樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤でコーティングしても良い。以下、粉流体を構成する樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤を例示する。
樹脂の例としては、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン変性アクリル樹脂、シリコーン樹脂、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂、ブチラール樹脂、塩化ビニリデン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂などが挙げられ、2種以上混合することもでき、特に、基板との付着力を制御する上から、アクリルウレタン樹脂、アクリルウレタンシリコーン樹脂、アクリルウレタンフッ素樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂が好適である。
荷電制御剤の例としては、正電荷付与の場合には、4級アンモニウム塩系化合物、ニグロシン染料、トリフェニルメタン系化合物、イミダゾール誘導体などが挙げられ、負電荷付与の場合には、含金属アゾ染料、サリチル酸金属錯体、ニトロイミダゾール誘導体などが挙げられる。
着色剤としては、以下に例示するような、有機または無機の各種、各色の顔料、染料が使用可能である。
黒色着色剤としては、カーボンブラック、酸化銅、二酸化マンガン、アニリンブラック、活性炭等がある。
青色着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等がある。
赤色着色剤としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、C.I.ピグメントレッド2等がある。
黄色着色剤としては、黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファーストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ、C.I.ピグメントイエロー12等がある。
緑色着色剤としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、C.I.ピグメントグリーン7、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
橙色着色剤としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK、C.I.ピグメントオレンジ31等がある。
紫色着色剤としては、マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等がある。
白色着色剤としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等がある。
体質顔料としては、バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイト等がある。また、塩基性、酸性、分散、直接染料等の各種染料として、ニグロシン、メチレンブルー、ローズベンガル、キノリンイエロー、ウルトラマリンブルー等がある。
無機系添加剤の例としては、酸化チタン、亜鉛華、硫化亜鉛、酸化アンチモン、炭酸カルシウム、鉛白、タルク、シリカ、ケイ酸カルシウム、アルミナホワイト、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、カドミウムオレンジ、チタンイエロー、紺青、群青、コバルトブルー、コバルトグリーン、コバルトバイオレット、酸化鉄、カーボンブラック、マンガンフェライトブラック、コバルトフェライトブラック、銅粉、アルミニウム粉などが挙げられる。
これらの顔料および無機系添加剤は、単独であるいは複数組み合わせて用いることができる。このうち特に黒色顔料としてカーボンブラックが、白色顔料として酸化チタンが好ましい。
更に、本発明においては基板間の表示媒体(粒子群あるいは粉流体)を取り巻く空隙部分の気体の管理が重要であり、表示安定性向上に寄与する。具体的には、空隙部分の気体の湿度について、25℃における相対湿度を60%RH以下、好ましくは50%RH以下、更に好ましくは35%RH以下とすることが重要である。
この空隙部分とは、図1(a)、(b)〜図3(a)、(b)において、対向する基板1、基板2に挟まれる部分から、電極5、6(電極を基板内側に設けた場合)、表示媒体3の占有部分、隔壁4の占有部分(隔壁を設けた場合)、情報表示用パネルのシール部分を除いた、いわゆる表示媒体が接する気体部分を指すものとする。
空隙部分の気体は、先に述べた湿度領域であれば、その種類は問わないが、乾燥空気、乾燥窒素、乾燥アルゴン、乾燥ヘリウム、乾燥二酸化炭素、乾燥メタンなどが好適である。この気体は、その湿度が保持されるように情報表示用パネルに封入することが必要であり、例えば、粒子群あるいは粉流体の充填、情報表示用パネルの組み立てなどを所定湿度環境下にて行い、さらに、外からの湿度侵入を防ぐシール材、シール方法を施すことが肝要である。
本発明の対象となる情報表示用パネルにおける基板と基板との間隔は、表示媒体が移動できて、コントラストを維持できればよいが、通常10〜500μm、好ましくは10〜200μmに調整される。
対向する基板間の空間における表示媒体の体積占有率は5〜70%が好ましく、さらに好ましくは5〜60%である。70%を超える場合には表示媒体の移動の支障をきたし、5%未満の場合にはコントラストが不明確となり易い。
以下、本発明の第1発明〜第3発明に係る実施例を示して、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は下記に限定されるものではない。
<実施例1>
図4(d)、(e)に示す駆動原理となる情報表示装置の駆動回路を作製した。その際、「2種類の電圧を出力する機能を有する高価なドライバIC」を用いる代わりに、「0Vと駆動電圧(5V)との2値のみを出力可能な、廉価な一般的なC-MOS出力段構造のドライバIC」を使用した。
実施例1の情報表示装置によれば、行もしくは列の印加電圧波形を工夫することによって、0Vおよび駆動電圧の2値のみを出力可能な最も廉価なC-MOS出力段のドライバICを用いて単純マトリクスの駆動を可能としたため、駆動回路をコストダウンすることができ、情報表示装置のコストダウンにもなる。
<実施例2>
図7に示す情報表示装置の駆動回路を作製した。実施例2の駆動回路は、行ドライバ回路11および列ドライバ回路12より成り、行ドライバ回路11はデジタル回路11aおよびアナログ回路11bより成り、列ドライバ回路12はデジタル回路12aおよびアナログ回路12bより成る。差動信号によりデジタル回路11aからアナログ回路11bへ、デジタル回路12aからアナログ回路12bへ情報伝達を行う構成としたことで、各々のグランドレベルを別個に設定可能とした。デジタル回路11aおよびデジタル回路12aは共通接続されるデジタル・グランドであるGND出力端を備えており、アナログ回路11aは、パネル駆動電源−1であるVpanel 出力端およびアナログ・グランド−1であるGND出力端を備えており、アナログ回路12aは、パネル駆動電源−2であるVpanel 出力端およびアナログ・グランド−2であるGND出力端を備えている。なお、図7中のデジタル・グランド、パネル駆動電源−1、パネル駆動電源−2、アナログ・グランド−1およびアナログ・グランド−2は、それぞれ独立に設定し得るようになっている。
上記実施例2の駆動回路において、行ドライバ回路11は、図8(a)に示すように、パネル駆動電源−1およびアナログ・グランド−1間の電位差である+Vを情報表示用パネルに出力し、列ドライバ回路12は、パネル駆動電源−2およびアナログ・グランド−2間の電位差である−Vを情報表示用パネルに出力し、あるいは、行ドライバ回路11は、図8(b)に示すように、パネル駆動電源−1およびアナログ・グランド−1間の電位差である−Vを情報表示用パネルに出力し、列ドライバ回路12は、パネル駆動電源−2およびアナログ・グランド−2間の電位差である+Vを情報表示用パネルに出力するようになっている。このように、デジタル回路とアナログ回路(出力回路)とを差動ドライブしたことにより、アナログ回路のグランドレベルをドライバICの耐圧以内で任意に設定することができる。図8(a)、(b)に示したように、行・列のそれぞれを両極性で使用することによって、耐圧の2倍までの電圧を扱う駆動回路を構成することができる。言い換えれば、耐圧の低い廉価なドライバICで、高耐圧駆動することができるようになる。また、図8(c)に示すように、「グランド・レベル(0V)を含む2値のみを出力可能なドライバIC」を用いて、クロストークの影響の少ない1/3バイアスで情報表示用パネルを駆動する駆動回路を構成することができる。
実施例2の情報表示装置によれば、アナログ回路のグランドレベルをデジタル回路のグランドレベルに対して独立して設定可能な図9の構成の駆動回路を使用することによりアナログ回路のGNDレベルをデジタル回路のGNDレベルから切り離し、単極性出力のC-MOS出力段のドライバICを用いて両極性出力を可能な駆動回路を構成することができたので、「駆動電圧および中間階調電圧を出力し得る高価なドライバIC」の代わりに、「耐圧の低い廉価な一般的なC-MOS出力段構造のドライバIC」を使用することができ、駆動回路をコストダウンすることができ、情報表示装置のコストダウンにもなる。
なお、上記実施例2の情報表示装置の駆動回路の行ドライバ回路および列ドライバ回路を「トリプルウエル構造ドライバIC」により構成するのが、更なるコストダウンを図る上で好ましい。
<実施例3>
図9に示す情報表示装置の駆動回路を作製した。実施例3の駆動回路は、デジタル回路およびアナログ回路のGNDが同一(内部で結合されており)の駆動回路の行ドライバ回路11および列ドライバ回路12の前段にそれぞれフローティング回路13−1、フローティング回路13−2を追設したものである。このようにフローティング回路を別に設けることによって、あらゆる種類のドライバICを使用して駆動回路を構成することが可能になった。
実施例3の情報表示装置によれば、フローティング回路を備えるドライバICを使用することによりアナログ回路のGNDレベルをデジタル回路のGNDレベルから切り離し、単極性出力のC-MOS出力段のドライバICを用いて両極性出力を可能な駆動回路を構成することができたので、駆動回路をコストダウンすることができ、情報表示装置のコストダウンにもなる。
本発明の情報表示装置は、ノートパソコン、PDA、携帯電話、ハンディターミナル等のモバイル機器の表示部、電子ブック、電子新聞等の電子ペーパー、看板、ポスター、黒板等の掲示板、電卓、家電製品、自動車用品等の表示部、ポイントカード、ICカード等のカード表示部、電子広告、電子POP、電子値札、電子棚札、電子楽譜、RF−ID機器の表示部などに好適に用いられる。

Claims (2)

  1. 少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に、表示媒体を封入し、各基板上にそれぞれ設けた電極からなる電極対に電圧を印加することで表示媒体に電界を与えて、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する表示パネルであって、表示パネルの電極と接続したパネル端子のそれぞれに、行方向のパネル端子に印加する電圧を制御する行ドライバまたは列方向のパネル端子に印加する電圧を制御する列ドライバの出力段C−MOSトランジスタ構造のスイッチング機能により、パネル駆動電圧または接地電位を印加するよう構成された表示パネルを備える情報表示装置の駆動方法において、
    情報更新を行わない情報保持期間の間、情報表示装置に電源を供給せず、パネル駆動電圧を接地電位とすることで、すべてのパネル端子をC−MOSトランジスタ構造のソース・ドレイン方向の寄生ダイオードを介して接地電位に接続し、パネル端子を接地電位に低インピーダンスで接続することを特徴とする情報表示装置の駆動方法。
  2. 請求項1記載の情報表示装置の駆動方法に従って駆動することを特徴とする情報表示装置。
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