JP5129932B2 - 情報表示用パネルの駆動方法および情報表示用パネル - Google Patents
情報表示用パネルの駆動方法および情報表示用パネル Download PDFInfo
- Publication number
- JP5129932B2 JP5129932B2 JP2006088136A JP2006088136A JP5129932B2 JP 5129932 B2 JP5129932 B2 JP 5129932B2 JP 2006088136 A JP2006088136 A JP 2006088136A JP 2006088136 A JP2006088136 A JP 2006088136A JP 5129932 B2 JP5129932 B2 JP 5129932B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- voltage
- information display
- display medium
- display panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Description
なお、上述した例では、基板1の内側に電極5を、基板2の内側に電極6を、それぞれ設けたが、電極5、6の配置については、(1)基板1の外側に電極5を設け、基板2の外側に電極6を設ける配置、(2)基板1の外側に電極5を設け、基板2の内側に電極6を設ける配置、(3)基板1の内側に電極5を設け、基板2の外側に電極6を設ける配置、(4)基板1の内部に埋め込むように電極5を設け、および/または、基板2の内部に埋め込むように電極6を設ける配置、のいずれでも良い。
図2は従来の情報表示用パネルにおける3電位駆動の一例を説明するための図であり、図3は本発明の情報表示用パネルにおける3電位駆動と同等な駆動方法の一例を説明するための図である。
図4は従来の情報表示用パネルにおける4電位駆動の一例を説明するための図であり、図5は本発明の情報表示用パネルにおける4電位駆動と同等な駆動方法の一例を説明するための図である。
図6は本発明の情報表示用パネルの駆動方法のさらに他の例を説明するための図である。図6に示す例において、本発明の情報表示用パネルを構成する、上側の画素電極11と下側の画素電極12、および、上側の画素電極11に接続され、外部電源との接続に用いられる、画素電極11よりも幅の狭い引き回し電極13と、下側の画素電極12に接続され、外部電源との接続に用いられる、画素電極12よりも幅の狭い引き回し電極14と、を考える。図6に示す例の等価回路を考えると、引き回し電極13の部分は抵抗R1、引き回し電極14の部分は抵抗R2、各画素における画素電極11と画素電極12との間はキャパシタC、と置き換えられる。そのため、実際の情報表示用パネルの駆動方法を考える場合に、本例では、τ=C(R1+R2)が生じることがわかる。
また、隔壁を形成するにあたり、対向する両基板1、2の各々にリブを形成した後に接合する両リブ法、片側の基板上にのみリブを形成する片リブ法が考えられる。この発明では、いずれの方法も好適に用いられる。
これらのリブからなる隔壁により形成されるセルは、図9に示すごとく、基板平面方向からみて四角状、三角状、ライン状、円形状、六角状が例示され、配置としては格子状やハニカム状や網目状が例示される。表示面側から見える隔壁断面部分に相当する部分(セルの枠部の面積)はできるだけ小さくした方が良く、表示の鮮明さが増す。
ここで、隔壁の形成方法を例示すると、金型転写法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、フォトリソ法、アディティブ法が挙げられる。いずれの方法もこの発明の情報表示用パネルに好適に用いることができるが、これらのうち、レジストフィルムを用いるフォトリソ法や金型転写法が好適に用いられる。
本発明に表示媒体として例えば用いる粉流体とは、先に述べたように、気体の力も液体の力も借りずに、自ら流動性を示す、流体と粒子の特性を兼ね備えた両者の中間状態の物質である。この粉流体は、特にエアロゾル状態とすることができ、本発明の情報表示用パネルでは、気体中に固体状の物質が分散質として比較的安定に浮遊する状態で表示媒体として用いられる。
粒子には、その主成分となる樹脂に、必要に応じて、従来と同様に、荷電制御剤、着色剤、無機添加剤等を含ますことができる。以下に、樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤を例示する。
青色着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等がある。
赤色着色剤としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、C.I.ピグメントレッド2等がある。
緑色着色剤としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、C.I.ピグメントグリーン7、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
橙色着色剤としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK、C.I.ピグメントオレンジ31等がある。
紫色着色剤としては、マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等がある。
白色着色剤としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等がある。
これらの顔料および無機系添加剤は、単独であるいは複数組み合わせて用いることができる。このうち特に黒色顔料としてカーボンブラックが、白色顔料として酸化チタンが好ましい。
上記着色剤を配合して所望の色の表示媒体用粒子を作製できる。
Span=(d(0.9)−d(0.1))/d(0.5)
(但し、d(0.5)は粒子の50%がこれより大きく、50%がこれより小さいという粒子径をμmで表した数値、d(0.1)はこれ以下の粒子の比率が10%である粒子径をμmで表した数値、d(0.9)はこれ以下の粒子が90%である粒子径をμmで表した数値である。)
Spanを5以下の範囲に納めることにより、各粒子のサイズが揃い、均一な表示媒体としての移動が可能となる。
ここで、本発明における粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られたものである。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粒子を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、粒子径および粒子径分布の測定を行なうことができる。
この空隙部分とは、図1(a)、(b)において、対向する基板1、基板2に挟まれる部分から、電極5、6(電極を基板の内側に設けた場合)、表示媒体3の占有部分、隔壁4の占有部分(隔壁を設けた場合)、情報表示用パネルのシール部分を除いた、いわゆる表示媒体が接する気体部分を指すものとする。
空隙部分の気体は、先に述べた湿度領域であれば、その種類は問わないが、乾燥空気、乾燥窒素、乾燥アルゴン、乾燥ヘリウム、乾燥二酸化炭素、乾燥メタンなどが好適である。この気体は、その湿度が保持されるように情報表示用パネルに封入することが必要であり、例えば、表示媒体の充填、情報表示用パネルの組み立てなどを所定湿度環境下にて行い、さらに、外からの湿度侵入を防ぐシール材、シール方法を施すことが肝要である。
対向する基板間の空間における表示媒体の体積占有率は5〜70%が好ましく、さらに好ましくは5〜60%である。70%を超える場合には表示媒体の移動に支障をきたし、5%未満の場合にはコントラストが不明確となり易い。
3 表示媒体
3W 白色表示媒体
3Wa 白色表示媒体用粒子
3B 黒色表示媒体
3Ba 黒色表示媒体用粒子
4 隔壁
5、6 電極
11、12 画素電極
13、14 引き回し電極
Claims (7)
- 少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に、少なくとも1種以上の粒子から構成される少なくとも1種類以上の表示媒体を封入し、一方の基板に設けたロウ電極と他方の基板に設けたカラム電極とが対向する対電極に電圧を印加することにより、基板内に発生させた電界により表示媒体を移動させて情報を表示する情報表示用パネルの駆動方法であって、継続印加の場合前記表示媒体の移動が開始するしきい値以上の電圧をVHとし、前記表示媒体の移動が完了しない範囲の連続印加時間内でしきい値以下の電圧をVLとし、前記VHを選択電圧として用いるロウ電極側において、前記VHを選択電圧として用いない電極を非選択電極とし、前記VLを選択電圧として用いるカラム電極側において、前記VLを選択電圧として用いない電極を非選択電極とし、前記非選択電極に対し、前記電圧VHが前記電圧VLに遷移し、さらに前記電圧VHに遷移する電圧波形を印加することを特徴とする情報表示用パネルの駆動方法。
- 印加電圧の種類が前記VHとVLの2種類のみであるとともに、前記ロウ電極、前記カラム電極のうち、前記VHを選択電圧として用いる側の非選択電極の印加電圧のVH:VL連続印加時間比を約1:1とし、VLを選択電圧として用いる側の非選択電極の印加電圧のVH:VL連続印加時間比を約1:1とすることを特徴とする請求項1に記載の情報表示用パネルの駆動方法。
- 印加電圧の種類が前記VHとVLの2種類のみであるとともに、前記ロウ電極、前記カラム電極のうち、前記VHを選択電圧として用いる側の非選択電極の印加電圧のVH:VL連続印加時間比を約1:2とし、VLを選択電圧として用いる側の非選択電極の印加電圧のVH:VL連続印加時間比を約2:1とすることを特徴とする請求項1に記載の情報表示用パネルの駆動方法。
- 複数の出力を一斉に前記VHもしくはVLにすることができる制御入力を有するドライバICを使用したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の情報表示用パネルの駆動方法。
- 各画素におけるロウ電極およびカラム画素との間の静電容量Cと、ロウ電極に接続され、外部電極との接続に用いられる、ロウ電極よりも幅の狭い引き回し電極の電気抵抗R1、および、カラム電極に接続され、外部電極との接続に用いられる、カラム電極よりも幅の狭い引き回し電極の電気抵抗R2と、による時定数τ(τ=C(R1+R2))より短いVH印加時間および/またはVL印加時間を有する印加電圧波形を用いたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の情報表示用パネルの駆動方法。
- 継続印加の場合前記表示媒体の移動が開始するしきい値以上の電圧VHを、前記表示媒体の移動が完了しない範囲の連続印加時間内でしきい値以下の電圧VLに遷移させるような電圧波形を印加する電極に関する電圧印加を、前記以外の電圧波形を印加する電極に対する電圧印加開始より先行して行うことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の情報表示用パネルの駆動方法。
- 少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に、少なくとも1種以上の粒子から構成される少なくとも1種類以上の表示媒体を封入し、基板内に発生させた電界により表示媒体を移動させて情報を表示する情報表示用パネルであって、電圧を印加することによって電界を発生させる対電極を基板に設け、請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報表示用パネルの駆動方法に従って駆動することを特徴とする情報表示用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006088136A JP5129932B2 (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 情報表示用パネルの駆動方法および情報表示用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006088136A JP5129932B2 (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 情報表示用パネルの駆動方法および情報表示用パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007264225A JP2007264225A (ja) | 2007-10-11 |
JP5129932B2 true JP5129932B2 (ja) | 2013-01-30 |
Family
ID=38637281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006088136A Expired - Fee Related JP5129932B2 (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 情報表示用パネルの駆動方法および情報表示用パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5129932B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011118809A1 (ja) * | 2010-03-26 | 2011-09-29 | 株式会社ブリヂストン | 情報表示装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000056342A (ja) * | 1998-06-01 | 2000-02-25 | Canon Inc | 電気泳動表示装置及びその駆動方法 |
JP2003270675A (ja) * | 2002-03-19 | 2003-09-25 | Canon Inc | 表示素子 |
CN1714383A (zh) * | 2002-11-22 | 2005-12-28 | 皇家飞利浦电子股份有限公司 | 电泳显示面板 |
JP4532938B2 (ja) * | 2003-03-04 | 2010-08-25 | キヤノン株式会社 | 電気泳動表示装置及びその駆動方法 |
JP5129919B2 (ja) * | 2004-04-21 | 2013-01-30 | 株式会社ブリヂストン | 画像表示装置の駆動方法 |
-
2006
- 2006-03-28 JP JP2006088136A patent/JP5129932B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007264225A (ja) | 2007-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5054953B2 (ja) | 情報表示用パネルの駆動方法 | |
JP2007140129A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP4945119B2 (ja) | 情報表示用パネルの駆動方法 | |
WO2010067584A1 (ja) | 情報表示用パネルの駆動方法 | |
JP4939778B2 (ja) | 情報表示用パネルの駆動方法 | |
JP2005331936A (ja) | 情報表示装置の駆動方法 | |
JP2007156444A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP4714681B2 (ja) | 情報表示装置の駆動方法およびそれを用いる情報表示装置 | |
JP2006330213A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP5129932B2 (ja) | 情報表示用パネルの駆動方法および情報表示用パネル | |
JP2009103886A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2008058474A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2008076659A (ja) | 情報表示用パネルの駆動方法 | |
JP2009020359A (ja) | 情報表示用パネルの駆動方法 | |
JP2007164155A (ja) | 情報表示用パネルの駆動方法 | |
JP4925771B2 (ja) | 情報表示用パネルの製造方法 | |
JP2007322657A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP4657639B2 (ja) | 画像表示用パネルの画像形成方法 | |
JP2007156445A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2007322805A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2008096495A (ja) | 情報表示装置 | |
JP5078387B2 (ja) | 情報表示用パネルの駆動方法 | |
JP4657677B2 (ja) | 情報表示用パネルおよび情報表示装置 | |
JP4624080B2 (ja) | 情報表示用パネル | |
JP5002225B2 (ja) | 情報表示用パネルの駆動方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090316 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110830 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111028 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20111028 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111206 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120206 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120703 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120903 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121009 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121105 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |