JP4713165B2 - ショットブラスト方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、対象物に付着する付着物をショットによって除去するショットブラスト方法および装置に関する。
金属鋼帯の製造過程においては、鋼帯の表面に酸化鉄被膜であるスケールが生じる。このスケールを除去する、いわゆるデスケーリング方法の1つにショットブラスト方法がある。これはインペラーを用いて、ショットと呼ばれる投射材を移動中の鋼帯の表面に投射し、スケールを機械的に除去する方法である。
従来技術のショットブラスト方法として、たとえば特許文献1に開示される。この技術では、複数台のインペラーが鋼帯の幅方向に移動可能に設けられる。鋼帯の幅方向にスケール付着量ムラがある場合には、スケール付着ムラに応じて、ショット投射装置を幅方向に位置合わせし、ショットの投射密度を独立的に調整する。これによってショットの幅方向投射密度を所望のパターンにすることができる。
従来のショットブラスト方法では、インペラーの幅方向位置を手動で調整していた。具体的には、経験に基づいて、インペラーを位置合わせした状態で、ショットを試行的に投射し、鋼帯表面のショット跡から、目視判断によって鋼帯のエッジ部まで幅方向に均一にショットが投射されるように、インペラーの幅方向位置を調整する。このようにして、ショットブラストを本格的に開始するまでに、インペラーの位置を調整する。仮に鋼帯の移動中に、インペラーを適正な幅方向位置に設定しようとしても、その設定は目視判断では困難である。
ショットブラストが行われる鋼帯は、板幅範囲が広く板幅が不均一である場合がほとんどである。たとえば熱間圧延鋼帯の場合、鋼帯19の板幅範囲は、800mm〜1500mmであって、不均一である。上述したように従来技術では、鋼帯の移動中にインペラーを適正な位置に配置することができないので、想定される鋼帯の最大板幅でショット投射量分布が均一になるように、インペラーの位置が設定されていた。
図13は、鋼帯1とインペラー2との位置関係を示す図である。図13(1)は、最大板幅W1の鋼帯部分がインペラー2を通過したときに、鋼帯搬送方向に垂直な平面で切断した断面図である。図13(2)は、図13(1)におけるショットの投射量分布を説明するためのグラフである。
図13(1)において、鋼帯1は、紙面に垂直となる方向に移動する。鋼帯1の厚み方向一方側表面4には、2つのインペラー2A,2Bから投射されるショット3が衝突する。図13(2)は、2つのうち一方のインペラー2Aから投射されるショット3の投射量の幅方向分布を一点鎖線P1で示す。他方のインペラー2Bから投射されるショット3の投射量の幅方向分布を2点鎖線P2で示す。2つのインペラー2A,2Bを合計したショット3の合計投射量の幅方向分布を実線P3で示す。
2つのインペラー2A,2Bの幅方向位置がそれぞれ設定されることで、鋼帯のうち最大板幅W1の鋼帯部分が移動する場合であっても、その鋼帯部分に衝突するショット3の合計投射量分布P3が、幅方向にわたってほぼ均一となる。
特開平7−9024号公報
図14は、鋼帯1とインペラー2との他の位置関係を示す図である。図14(1)は、中心位置Qからずれた鋼帯部分がインペラー2を通過したときに、鋼帯搬送方向に垂直な平面で切断した断面図である。図14(2)は、図14(1)におけるショットの投射量分布を説明するためのグラフである。
上述したように鋼帯通過中には、適正な位置にインペラー2を調整することができないので、図14に示すように、鋼帯が板寄り等でパスラインのセンターから外れた場合には、鋼帯のエッジ部1Aに衝突するショット3Aの投射量が不十分となり、スケール残りの原因となるおそれがある。
図15は、鋼帯1とインペラー2とのさらに他の位置関係を示す図である。図15(1)は、最大板幅W1よりも小さい板幅W2の部分がインペラー2を通過したときに、鋼帯搬送方向に垂直な平面で切断した断面図である。図15(2)は、図15(1)におけるショットの投射量分布を説明するためのグラフである。図15(2)では、縦軸にショットの投射量を示し、横軸に板幅方向を示す。
上述したように、移動中にインペラー2を通過する鋼帯部分の幅方向寸法W2が変化しても、インペラー2は、最大板幅W1の鋼帯部分に対してショット投射量分布が均一になるように設定されている。したがって図15に示すように、板幅の小さい鋼帯部分がインペラー2を通過するときには、鋼帯部分に衝突しないショット3Bが多く、ショット3をデスケールに十分に活用することができない。
このように従来技術のショットブラスト方法および装置では、移動中にインペラーを適性な位置に配置させることができず、デスケールを効率よくかつ正確に行うことができない。
したがって本発明の目的は、ショット投射中であってもインペラーを適正な位置に配置することができ、デスケールを効率よくかつ確実に行うことができるショットブラスト方法および装置を提供することである。
また本発明の他の目的は、ショット投射量分布を精度よく判断することができるショット投射量分布判断方法を提供することである。
本発明は、複数の投射装置本体によってショットを対象物に投射して対象物に付着する付着物を除去するショットブラスト方法であって、
ショット投射によって対象物に発生する熱の温度分布を検出する温度検出工程と、
温度検出工程によって検出した対象物の幅方向の温度分布に基づいて、ショットの投射量分布を判断する分布判断工程と、
分布判断工程によって判断されるショットの投射量分布が、予め定めるショット投射量分布となるように、ショットの投射量分布を調整する投射量調整工程とを含み、
前記投射量調整工程では、ショットを投射する複数の投射装置本体を対象物の幅方向に個別に移動させて、ショットの投射量分布を調整することを特徴とするショットブラスト方法である。
また本発明は、投射量調整工程は、ショット投射中に、対象物の被投射領域にわたって、対象物に投射するショットの投射量分布が対象物の幅方向に均一になるように、ショットの投射量分布を調整することを特徴とする。
また本発明は、複数の投射装置本体によってショットを対象物に投射して対象物に付着する付着物を除去するショットブラスト装置であって、
複数の投射装置本体と、投射装置本体を変位移動する駆動手段とを備える投射装置であって、ショットを投射するとともに、対象物に投射するショットの投射量分布を変更可能な投射装置と、
ショット投射によって対象物に発生する熱の温度分布を検出する温度検出手段と、
温度検出手段によって検出される対象物の幅方向の温度分布に基づいて、ショットの投射量分布を判断し、ショットの投射量分布が予め定めるショット投射量分布となるように、駆動手段を制御して投射装置本体を対象物の幅方向に移動させることによって、投射装置によるショットの投射量分布を調整する制御手段とを含み
記駆動手段は、投射装置本体毎に設けられ、
前記各投射装置本体は、個別に移動可能であることを特徴とするショットブラスト装置である。
請求項1記載の本発明によれば、ショットを対象物に投射することによって、対象物は熱を発する。ショットの投射量が多いほど、対象物に発生する熱も大きくなる。したがって対象物の被投射領域におけるショットの投射量の分布と、対象物の被投射領域における温度分布とは対応関係にある。
本発明では、対象物のうちショットが衝突する被投射領域における温度分布を検出し、その対象物の幅方向の温度分布に基づいてショットの投射量分布を判断する。そして判断したショットの投射量分布が予め定める投射量分布となるように、ショットの投射量分布を調整する。これによって目視判断することなくショットの投射量分布を把握することができる。したがってショット投射中であっても、ショットの投射量分布を容易に把握することができ、ショット投射中にショットの投射量分布量が適正となるように、ショット投射量分布を調整することができる。
また、本発明では投射装置本体を個別に対象物の幅方向に移動することによって、ショットの投射量分布を調整する。これによって投射装置のショット噴射方向および噴射速度などを調整するよりも、ショット投射量分布を簡単かつ高速に調整することができる。ショット投射量分布を高速で調整できることで、対象物のスライド移動および形状の急な変化に追従して、ショット投射量分布を調整することができる。また投射装置本体の構成を大きく変更する必要がないので、本発明のショットブラスト方法を容易に実現することができる。
請求項記載の本発明によれば、ショット投射中に、対象物に衝突するショットの投射量分布が対象物の幅方向に均一になるようにすることで、対象物にほぼ均一に付着する付着物をムラなく除去することができる。たとえば、さらにショットの投射量が、ショット投射中に、予め定める最低投射量を超えるようにすることで、対象物から付着物を確実に除去することができる。
請求項3記載の本発明によれば、制御手段は、温度検出手段によって検出される対象物の幅方向の温度分布に基づいて、ショット投射量分布を判断し、ショット投射量分布が予め定めるショット投射量分布となるように、投射装置を動作させる。これによってショット投射中であっても、作業者の力を借りることなく、ショットの投射量分布量が適正となるように、ショット投射量分布を調整することができる。
また、本発明では、制御手段が駆動手段を制御して投射装置本体を個別に対象物の幅方向に移動させ、ショット投射量分布を調整する。これによってショット噴射方向などを調整するよりも、ショット投射量分布を簡単かつ高速に調整することができる。ショット投射量分布を高速で調整できることで、対象物のスライドおよび形状の急な変化に追従して、ショット投射量分布を調整することができる。また投射装置本体の構成を大きく変更する必要がないので、本発明のショットブラスト装置を容易に実現することができる。
図1は、本発明の実施の一形態であるショットブラスト装置20を示す正面図である。図2は、ショットブラスト装置20を鋼帯搬送方向Xに垂直な平面で切断し、一部を省略して示す断面図である。本発明の実施の一形態であるショットブラスト装置20は、コイルフォームで製造され、表面にスケールが存在する熱間圧延鋼帯19に対して、そのスケールを除去する装置である。ショットブラスト装置20は、直径が300μmの鋼鉄の粒などによって実現されるショット18を、インペラー21によって移動中の鋼帯19の厚み方向表面17に向けて、所定の速度、所定の量、所定の方向に投射する。ショット18が鋼帯19の厚み方向表面17に衝突することによって、鋼帯19の表面17に形成されるスケールが鋼帯19から分離する。
ショットブラスト装置20は、鋼帯19が搬送される搬送経路に臨んで配置され、ショット18を投射する投射装置本体であるインペラー21と、インペラー21を変位駆動する駆動手段22と、鋼帯19の温度分布を検出する温度検出手段23と、温度検出手段23から与えられる温度検出結果に基づいて、駆動手段22を制御する制御手段24とを含む。本実施の形態では、インペラー21と駆動手段22とを含んで、ショット18を投射する投射装置とする。
本実施の形態では、搬送される鋼帯19の厚み方向一方の表面17Aに臨んで、複数のインペラー21が設けられる。具体的には、第1インペラー21Aと、第2インペラー21Bとが設けられる。第1および第2インペラー21A,21Bは、鋼帯19の搬送方向Xに並んで配置され、それぞれ個別に幅方向Yに変位可能に設けられる。
駆動手段22は、インペラー21A,21B毎に設けられる。各駆動手段22は、対応するインペラー21に連結され、対応するインペラー21を鋼帯19の幅方向Yに変位駆動する。これによって各インペラー21は、それぞれ個別に変位駆動される。本実施の形態では、各駆動手段22は、電動式直動シリンダによって実現される。
温度検出手段23は、厚み方向一方側の表面17Aに臨み、第1および第2インペラー21A,21Bよりも鋼帯搬送方向下流X2に配置される。温度検出手段23は、搬送される鋼帯19のうち、各インペラー21A,21Bよりも搬送方向下流側の部分の温度を鋼帯19の幅方向Yにわたって連続的にリアルタイムに検出する。温度検出手段23は、ショット18が鋼帯19に衝突することによって発生する熱を温度として検出することができる。本実施の形態では、温度検出手段23は、鋼帯19から投射される赤外線を検出することによって、鋼帯厚み方向一方側の表面17の温度を検出することができる。
本実施の形態では図2に示すように、搬送される鋼帯19の厚み方向一方側に配置される、インペラー21A,21B、駆動手段22および温度検出手段23と同様の構成が、鋼帯19の厚み方向他方側の表面17Bにもそれぞれ設けられる。したがって鋼帯19は、厚み方向両側の表面17a,17Bにそれぞれ形成されるスケールを除去することができる。鋼帯19の厚み方向他方側に配置される、インペラー21A,21B、駆動手段および温度検出手段は、鋼帯19の厚み方向一方側に配置される、インペラー21A,21B、駆動手段22および温度検出手段23と同様であるので、説明を省略する。
またショットブラスト装置20は、ショットブラスト室25内に収容される。ショットブラスト室25は、インペラー21から投射されたショット18が不所望に飛散することを防ぐための部屋を形成する。ショット18は、ショットブラスト室25内で移動して、インペラー21から鋼帯19に衝突する。ショット18は、鋼帯19に衝突した後、鋼帯19から離れ、一カ所に集められて、インペラー21に再投入される。またショット18によって鋼帯19から分離したスケールは、ショット18から分離されて別途回収される。
制御手段24は、鋼帯19の板幅方向Yの温度分布を示す情報が、温度検出手段23から与えられる。そして制御手段24は、その鋼帯19の板幅方向Yの温度分布に基づいて、ショットの投射量分布を判断する。ショット18が鋼帯19に衝突することによって、鋼帯19は熱を発生する。ショット18の投射量が多いほど、鋼帯19に発生する熱も大きくなる。したがって制御手段24は、鋼帯19の温度が高い部分は投射されるショット18が多く、鋼帯19の温度が低い部分は投射されるショット18が少ないことを判断する。
制御手段24は、鋼帯19の温度分布が均一となるように、駆動手段22に指令を与えてインペラー21の幅方向位置を調整することによって、鋼帯19に投射されるショット投射量分布を幅方向に均一にすることができる。また鋼帯19の温度が予め定める温度以上となるように、駆動手段22に指令を与えてインペラー21の幅方向位置を調整することによって、鋼帯19に衝突するショット18が不足することを解消することができる。
たとえば制御手段24は、CPU(中央演算装置)と、メモリと、入出力インターフェースと含むコンピュータによって実現される。メモリには、CPUを動作させるためのプログラムであって、ショット投射量分布を判断して駆動手段22を制御するためのプログラムが記憶される。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行することによって、駆動手段22を制御することができる。入出力インターフェースは、温度検出手段23からの情報をCPUに与えるとともに、CPUの演算結果を駆動手段22に与える。
図3は、インペラー21を示す斜視図であり、図4は、インペラー21の一部を切断して示す断面図である。インペラー21は、ディストリビュータ30と、コントロールージ31と、ブレード32と、インペラー側板33と、導入筒35を含んで構成される。ディストリビュータ30は、円筒状に形成され、インペラー側板33に固定されて、インペラー側板33とともに軸線まわりに回転する。ディストリビュータ30は、その周壁部を半径方向に挿通する複数の挿通孔が形成される。
コントロールージ31は、円筒状に形成され、ディストリビュータ30を覆う。コントロールージ31は、その周壁部を半径方向に挿通する放出孔34が形成される。コントロールージ31は、予め定める固定位置に連結され、ディストリビュータ30、ブレード32およびインペラー側板33が、コントロールージ31に対して相対的に回転する。またコントロールージ31は、固定位置に対して軸線まわりに角変位することで、放出孔34の位置を変更することができる。ブレード32は、インペラー側板33に固定される。ブレード32は、複数設けられて、コントロールージ31に対して周方向にそれぞれ並び、半径方向に放射状に延びる。またブレード32は、コントロールージ31に対して間隔をあけて配置される。導入筒35は、ディストリビュータ30内にショット18を導く。
インペラー21によってショット18を投射するにあたって、まず、導入筒35によってディストリビュータ30内にショット18を導く。ディストリビュータ30内に導かれたショット18は、ディストリビュータ30とともに回転する。そしてショット18は、遠心力によってディストリビュータ30の挿通孔から脱出し、コントロールージ31によって脱出方向が規制されて、コントロールージ31の放出孔34のみから脱出する。放出孔34から脱出したショット18は、回転翼であって回転するブレード32に衝突し、ブレード31によって加速されて鋼帯19に向かって移動する。これによって単位時間あたりに、所定の数のショット18が、所定の速度で所定の方向に投射される。ここでコントロールージ31は、放出孔34の位置を調整可能であって、放出孔34の位置を変更することによって、ショット18の投射方向を変更することができる。
図5は、制御手段24の制御動作を示すフローチャートである。制御手段24は、鋼帯19がショットブラスト装置20を通過する間に、駆動手段22を制御して、インペラーの位置を調整する。具体的には、ステップa0で、作業者などによって、ショットブラストの開始を示す開始指令が与えられると、インペラー21へのショット18の供給を開始させるとともに、インペラー21によるショット18の投射を開始させ、ステップa1に進む。ステップa1に進むと、制御手段24は、駆動手段22の制御動作を開始する。
ステップa1では、制御手段24は、温度検出手段23から鋼帯19の幅方向Yの温度分布を示す情報を取得し、ステップa2に進む。ステップa2では、制御手段24は、ステップa1で取得した温度分布に基づいて、ショット投射量分布を判断し、ステップa3に進む。
ステップa3では、ステップa2で判断したショット投射量に基づいて、ショット18の投射量が、予め定めるショット投射量を超えて鋼帯19の幅方向Yに均一となるように、インペラー21を幅方向Yに移動させる移動量を演算し、演算した演算結果を駆動指令として駆動手段22に与える。これによって駆動手段22は、演算手段24から与えられる駆動指令に従って、インペラー21を変位駆動する。制御手段24が、駆動指令を駆動手段23に与えると、ステップa4に進む。
ステップa4では、制御手段24は、作業者などによってショットブラストの終了を示す終了指令が与えられたか否かを判断し、終了指令が与えられていないと判断すると、ステップa1に戻る。そして終了指令が与えられるまで、ステップa1〜a4を繰返す。また、作業指令が与えられるとステップa5に進む。ステップa5では、インペラー21へのショット18の供給を停止するとともに、インペラー21によるショット18の投射を停止させて、制御手段24による動作を終了する。
図6は、制御手段24による駆動手段22の制御を行ってない場合における鋼帯19の温度分布を示すグラフである。図6では、幅方向一方側となるオペレータ側(OP側)から幅方向他方側となるドライブ側(DR)側に向かう各幅方向位置における鋼帯19の温度をそれぞれ示す。また図7は、図6に示す状態における各インペラー21A,21Bの位置を示す平面図である。
鋼帯19の幅方向寸法変化および鋼帯19の搬送位置変化によって、鋼帯19に対するショットの投射量分布が変化し、鋼帯19の温度分布に偏りが生じることがある。たとえば図6では、鋼帯19のDR側エッジ部16の温度が残余の部分に比べて低下している。このことは、DR側エッジ部16へのショット投射量が残余の部分に比べて不足していることを示す。この場合、図7に示すように、各インペラー21A,21Bの幅方向位置Yが不適正であり、各インペラー21A,21Bが、鋼帯19のOR側エッジ部15寄りに位置していることを意味する。
図8は、制御手段24による駆動手段22の制御を行った場合における鋼帯19の温度分布を示すグラフである。図8では、OP側からDR側に向かう各幅方向位置における鋼帯19の温度をそれぞれ示す。また図9は、図8に示す状態における各インペラー21A,21Bの位置を示す平面図である。
制御手段24によって制御を行った場合には、鋼帯19の温度分布に偏りが生じると、温度分布の偏りを解消するように、各インペラー21A,21Bが移動する。これによって鋼帯19の幅方向寸法変化および鋼帯19の搬送位置変化が生じても、ショットの投射量分布を均一とすることができる。
たとえば制御手段24によって、図6の温度分布状態から図8に示す温度分布状態に移行させることによって、ショット18の投射量を鋼帯19の幅方向Yに均一にすることができる。この場合、各インペラー21A,21Bは、図9に示すように、図7に示す状態から鋼帯19のDR側エッジ部16寄りに移動する。
図10は、鋼帯19と、各インペラー21A,21Bとを示す図である。図10(1)は、中心位置Qに配置された状態14から鋼帯19が幅方向Yにスライドしたときに、鋼帯搬送方向Yに垂直な平面で切断した断面図である。図10(2)は、図10(1)におけるショット投射量分布を説明するためのグラフである。
図10(1)において、鋼帯19は、紙面に垂直となる方向に移動する。鋼帯19の厚み方向一方側表面17Aには、2つのインペラー21A,21Bから投射されるショット18が衝突する。図10(2)は、第1インペラー21Aから投射されるショット18の投射量の幅方向分布を一点鎖線P1で示す。また、第2インペラー21Bから投射されるショット18の投射量の幅方向分布を2点鎖線P2で示す。2つのインペラー21A,21Bを合計したショット18の合計投射量の幅方向分布を実線P3で示す。
鋼帯19の温度分布に基づいて、残余の部分に比べて鋼帯19のエッジ部の温度が低いことを判断すると、制御手段24は、現状の位置13A,13Bから、温度が低いエッジ部に向かう方向に、各インペラー21A,21Bを移動させる。これによって図10(2)に示すように、2つのインペラー21A,21Bを合計したショット18の投射量P3を、スライドした鋼帯19の幅方向にわたって均一化することができる。
図11は、鋼帯19と、各インペラー21A,21Bとを示す図である。図11(1)は、最大板幅W1よりも小さい板幅W2の部分がインペラー21A,21Bを通過したときに、鋼帯搬送方向に垂直な平面で切断した断面図である。図11(2)は、図11(1)におけるショット投射量分布を説明するためのグラフである。
図11(1)において、鋼帯19は、紙面に垂直となる方向に移動する。鋼帯19の厚み方向一方側表面には、2つのインペラー21A,21Bから投射されるショット18が衝突する。図11(2)は、第1インペラー21Aから投射されるショット18の投射量の幅方向分布を一点鎖線P1で示す。また第2インペラー21Bから投射されるショット18の投射量の幅方向分布を2点鎖線P2で示す。2つのインペラー21A,21Bを合計したショット18の合計投射量の幅方向分布を実線P3で示す。
検出される温度分布のうち、急激な温度変化が生じる位置を判断することによって、制御手段24は、ショットブラスト装置20を通過する鋼帯19の板幅寸法を判断することができる。制御手段24は、鋼帯19の温度分布に基づいて、ショットブラスト装置20を通過する鋼帯19の板幅が小さくなったことを判断すると、制御手段24は、現状の位置13A,13Bから、板幅の縮小に応じて互いに中心位置Qに向かう方向に、各インペラー21A,21Bを移動させる。これによって図11(2)に示すように、2つのインペラー21A,21Bを合計したショット18の投射量P3が大きくなり、板幅が小さくなった鋼帯19へのショット投射量を増やすことができる。
以上のように本実施の形態によれば、鋼帯19の幅方向Yの温度分布を検出し、その検出した温度分布に基づいてショット投射量分布を判断する。そして判断したショット投射量分布に基づいて、インペラー21の板幅方向位置を調整する。このように鋼帯19の温度分布を検出することによって、ショット18が飛散する空間を通過する鋼帯19のショット投射量分布を精度よく検出することができる。
たとえばCCDカメラを用いて、ショット18の衝突状態を撮像したり、鋼帯19のショット投射跡を撮像したりしても、精度よくショット投射量分布を求めることができない。これに対して、本実施の形態のように鋼帯19の温度分布からショット投射量分布を求めることで、単位時間あたりに複数のショット18から鋼帯19に与えられるエネルギーとして、ショット投射量分布を精度よく求めることができる。また本実施の形態に従うと、ショット投射によって鋼帯19に与えられるエネルギーであるショット投射量分布に基づくことで、ショット18の大きさ、重さ、速度および単位時間あたりの投射量、第1インペラー21Aと第2インペラー21Bの性能差などにかかわらず、ショット投射量分布を正確に求めることができる。
またショット18を投射してから鋼帯19の温度を検出するまでの板幅方向の温度低下率を考慮することによって、ショット投射量分布をより正確に求めることができる。たとえばエッジ部では、ショット18を投射してから温度分布を検出するまでの温度低下率が、幅方向中央部に比べて大きい。このことを考慮することによって、エッジ部の温度低下が、ショット投射不足によるものか、ショット投射後の温度低下によるものかを判断して、ショット投射量分布をより正確に求めることができる。
制御手段24は、このように現状のショット投射量分布を求め、求めたショット投射量分布が予め定めるショット投射量分布となるように、インペラー21の幅方向位置を演算する。これによって板幅範囲が広く板幅が不均一な鋼帯であっても、また鋼帯19の搬送位置がスライドする場合であっても、鋼帯通過中にショット投射量分布を適正にすることができ、鋼帯19の幅方向Yにわたって予め定めるショット投射量でショット18を鋼帯19に投射することができる。
したがって図10に示すように、鋼帯19が中心位置Qから板幅方向Yにスライドしたとしても、そのスライドに追従して各インペラー21A,21Bを移動させることで、ショット投射量分布を板幅方向にわたって均一にすることができる。これによって鋼帯19のショット投射不足を解消するとともに、鋼帯19に付着するスケールをムラなく除去することができる。
また図11に示すように、鋼帯19の幅方向寸法が変化しても、その変化に追従して各インペラー21A,21Bを移動させることで、インペラー21から投射されるショットのうちで、鋼帯部分に接触しないショット18を少なくすることができ、ショット18を有効に鋼帯19に衝突させることができる。これによってショット18によるスケールの除去性を向上することができる。
さらに鋼帯19をショットブラスト装置20に通過させる前に、試験的に、インペラー21の位置を作業者が経験に基づいて手動で調整する必要がなく、ショットブラストを開始するための準備期間を短縮することができ、生産性を向上することができる。なお、上述した説明では、鋼帯19の厚み方向一方側に設けられるインペラー21A,21Bの位置制御について説明したが、鋼帯19の厚み方向他方側に設けられるインペラー21A,21Bの位置制御についても同様にして、制御手段24が制御することで、厚み方向一方側と同様の効果を得ることができる。
また本実施の形態によれば、インペラー21A,21Bを鋼帯19の幅方向Yに移動させて、ショット投射量分布を調整する。これによってインペラー21A,21Bのショット噴射方向および噴射速度などを調整するよりも、ショット投射量分布を簡単かつ高速に調整することができる。このようにショット18の投射量分布を高速で調整できることで、鋼帯19のスライド変位および形状の急な変化に追従して、ショット18の投射量分布を調整することができる。またインペラー21A,21Bの構成を大きく変更する必要がないので、本実施の形態のショットブラスト装置および方法を容易に実現することができる。
また本実施の形態では、鋼帯19の熱間圧延工程または、熱間圧延工程後のバッチ焼鈍工程もしくは連続焼鈍工程において生じるスケールを除去する目的でショットブラスト装置20が用いられたが、他のデスケール工程一般に用いることができる。たとえば加熱炉によって発生する1次スケールおよび圧延中に生じる2次スケールおよび熱間圧延鋼帯の焼鈍スケールのいずれの除去にも対応が可能である。また鋼帯19に付着するスケールにムラに予め傾向がある場合、たとえばエッジ部に多くのスケールが発生する傾向がある場合などには、そのスケール付着分布の傾向に基づいて、予め定めるショット投射量分布を決定して、インペラー21を調整してもよい。たとえば幅方向中央部よりもエッジ部のほうが、スケールが多く付着する傾向がある場合には、エッジ部のショット投射量を多くして、言い換えると、エッジ部の温度が中央部よりも高くなるようにインペラー21を調整してもよい。これによって発生するスケールにムラが生じる場合であっても、ショットブラスト装置20によって、効率よく確実にスケールを除去することができる。
またスケールの付着ムラがない場合などには、検出手段23によって検出される温度分布が、板幅方向にわたって予め定める温度範囲となるように設定することが好ましい。たとえば予め定める温度を超えると、ショット18によって鋼帯19に与えられるエネルギーが過剰となってしまい、不所望に鋼帯19を削ってしまう。また予め定める温度未満であると、ショット18によって鋼帯19に与えられるエネルギーが不足し、鋼帯19のスケールが残ってしまう。本実施の形態では、鋼帯19の温度を予め定められる範囲にすることによって、スケールを確実に除去するとともに、鋼帯19の削りすぎを防止することができる。このために上述するようにインペラー21の幅方向位置を調整するとともに、ショット18によって鋼帯19に与えるエネルギーを予め定める値にするようにしてもよい。
たとえば鋼帯温度が予め定める温度範囲となるように、制御手段24は、インペラー21の回転速度を変化させてショット18の投射速度を変化させてもよく、インペラー21に供給するショット供給量を変化させて単位時間あたりに投射するショット18の投射量を変化させてもよい。たとえば図11に示すように、鋼帯19の板幅方向Yが短くなった場合に、2つのインペラー21A,21Bを近接させて投射密度を大きくすると、鋼帯温度が予め定める範囲を超える場合には、投射速度または投射量を小さくしてもよい。これによってショット18を有効に鋼帯19に投射したうえで、鋼帯19の削りすぎを抑えることができる。
またショットブラスト前の鋼帯19の温度、ショット18による鋼帯19の温度上昇率およびショットブラスト室25内の雰囲気温度に基づいて、前記予め定める温度範囲を調整することによって、季節や材質などにかかわらずに、正確なショット投射量分布を得ることができ、効率よくスケールを除去することができる。
図12は、本発明の実施の他の形態であるショットブラスト装置によるショット投射量分布調整を説明するための図である。他の実施の形態であるショットブラスト装置は、図1に示すショットブラスト装置と類似した構成を示し、ショット投射量を調整するための調整方法が異なる。具体的には、駆動手段22と制御手段24の構成が異なり、他の構成については同様である。同様の形態については、説明を省略し、異なる部分について説明する。
駆動手段は、コントロールージ31を角変位駆動し、放出孔34の角度位置を調整する。制御手段は、温度検出手段23の検出結果に基づいて、駆動手段にコントロールージ31の変位指令を与える。駆動手段は、制御手段から与えられるコントロールージ31の変位指令に従って、コントロールージ31を変位駆動する。
図12(1)〜図12(3)に示すように、コントロールージ31を角変位して、放出孔34の角度位置を調整することによって、インペラー21から投射されるショットの噴射方向を変更することができる。インペラー21の回転軸線が、鋼帯搬送方向Xと平行に延びることによって、放出孔34の角度位置を調整すると、ショット18が鋼帯19に衝突する幅方向位置を調整することができる。このように駆動手段によって放出孔34の角度位置を調整することによって、図1に示す場合のように駆動手段によってインペラー21を幅方向に移動させるのと同様の効果を得ることができる。したがって、他の実施の形態であっても図1に示す実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また上述した本実施の形態は、本発明の実施の一例示であって、発明の範囲内で構成を変更することができる。本実施の形態では、制御手段24によってショット投射量分布を調整させた。これに対して制御手段24に代えて作業者が、温度検出結果に基づいて、ショット投射量分布を調整してもよい。
具体的には、作業者が行うショットブラスト方法として、ショット投射によって鋼帯19に発生する熱の温度分布を検出する温度検出工程と、温度検出工程によって検出した鋼帯19の温度分布に基づいて、ショット投射量分布を判断する分布判断工程と、分布判断工程によって判断されるショット投射量分布が、予め定める投射量分布となるように、ショット投射量分布を調整する投射量調整工程工程とを行ってもよい。これによっても上述と同様の効果を得ることができる。
また鋼帯19の温度分布に基づいて、ショット投射量分布を判断するショット投射量分布判断方法についても、本発明に含まれる。たとえば従来では、作業者の経験に基づいてショット投射量分布を判断する必要があったが、本発明のショット投射量分布判断方法に基づけば、経験を必要とすることなく、ショット投射量分布を求めることができる。これによってインペラー21の位置調整などの前準備を短時間で行うことができる。
またたとえば本実施の形態では、インペラー21の幅方向位置または放出孔34の角度位置を調整したが、ショット投射量分布を変更するための手段の設定を変更することによって、ショット投射量分布を調整してもよい。たとえばインペラー21を高さ方向Zに移動させてもよく、インペラー21自体を角変位させてもよい。またインペラー21のブレード32の回転速度、インペラー21へのショット供給量を変更してもよく、またこれら複数の設定を組み合わせてショット投射量分布を変更してもよい。
また本実施の形態では、ショット18を衝突させる対象物を、鋼帯19として説明したが、鋼帯19以外であっても同様の効果を得ることができる。たとえば、通板される板状の鋼板のデスケーリングについても、本実施の形態のショットブラスト方法および装置を用いることができる。またショット噴射装置として、インペラー21を用いたが、インペラー21以外のショット噴射装置を用いてもよい。また本実施の形態では、インペラー21が、鋼帯19の厚み方向一方側に2つ設けられるとしたが、1つまたは2つ以上のインペラー21が設けられてもよい。
本発明の実施の一形態であるショットブラスト装置20を示す正面図である。 ショットブラスト装置20を鋼帯搬送方向Xに垂直な平面で切断し、一部を省略して示す断面図である。 インペラー21を示す斜視図である。 インペラー21の一部を切断して示す断面図である。 制御手段24の制御動作を示すフローチャートである。 制御手段24による駆動手段22の制御を行ってない場合における鋼帯19の温度分布を示すグラフである。 駆動手段24による駆動手段22の制御を行ってない場合における各インペラー21A,21Bの位置を示す平面図である。 制御手段24による駆動手段22の制御を行った場合における鋼帯19の温度分布を示すグラフである。 駆動手段24による駆動手段22の制御を行った場合における各インペラー21A,21Bの位置を示す平面図である 鋼帯19と、各インペラー21A,21Bとを示す図である。図10 鋼帯19と、各インペラー21A,21Bとを示す図である。 本発明の実施の他の形態であるショットブラスト装置によるショット投射量分布調整を説明するための図である。 鋼帯1とインペラー2との位置関係を示す図である。 鋼帯1とインペラー2との他の位置関係を示す図である。 鋼帯1とインペラー2とのさらに他の位置関係を示す図である。
符号の説明
18 ショット
19 鋼帯
20 ショットブラスト装置
21 インペラー
22 駆動手段
23 温度検出手段
24 制御手段
25 ショットブラスト室
X 鋼帯搬送方向
Y 鋼帯板幅方向

Claims (3)

  1. 複数の投射装置本体によってショットを対象物に投射して対象物に付着する付着物を除去するショットブラスト方法であって、
    ショット投射によって対象物に発生する熱の温度分布を検出する温度検出工程と、
    温度検出工程によって検出した対象物の幅方向の温度分布に基づいて、ショットの投射量分布を判断する分布判断工程と、
    分布判断工程によって判断されるショットの投射量分布が、予め定めるショット投射量分布となるように、ショットの投射量分布を調整する投射量調整工程とを含み、
    前記投射量調整工程では、ショットを投射する複数の投射装置本体を対象物の幅方向に個別に移動させて、ショットの投射量分布を調整することを特徴とするショットブラスト方法。
  2. 投射量調整工程は、ショット投射中に、対象物の被投射領域にわたって、対象物に投射するショットの投射量分布が対象物の幅方向に均一になるように、ショットの投射量分布を調整することを特徴とする請求項1記載のショットブラスト方法。
  3. 複数の投射装置本体によってショットを対象物に投射して対象物に付着する付着物を除去するショットブラスト装置であって、
    複数の投射装置本体と、投射装置本体を変位移動する駆動手段とを備える投射装置であって、ショットを投射するとともに、対象物に投射するショットの投射量分布を変更可能な投射装置と、
    ショット投射によって対象物に発生する熱の温度分布を検出する温度検出手段と、
    温度検出手段によって検出される対象物の幅方向の温度分布に基づいて、ショットの投射量分布を判断し、ショットの投射量分布が予め定めるショット投射量分布となるように、駆動手段を制御して投射装置本体を対象物の幅方向に移動させることによって、投射装置によるショットの投射量分布を調整する制御手段とを含み
    記駆動手段は、投射装置本体毎に設けられ、
    前記各投射装置本体は、個別に移動可能であることを特徴とするショットブラスト装置。
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