JP4712864B2 - トリメチロールプロパンの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はトリメチロールプロパン(TMP)の製造方法に関する。さらに詳しくは、n−ブチルアルデヒド、ホルムアルデヒド水溶液及びアルカリ金属ヒドロキシド水溶液からアルドール縮合反応とカニッツァロ反応を通じてTMPを合成する工程;炭素数6〜10個のアルコール、好ましくは炭素数8個のアルコール、より好ましくは2−エチルヘキサノールを用いて混合物からトリメチロールプロパンを抽出する工程;水を用いて抽出物からアルカリ金属イオンを除去する工程;及びアルカリ金属イオンが除去されたトリメチロールプロパン含有抽出物を蒸留する工程;を含むトリメチロールプロパンの製造法に関するものである。本発明によれば、TMP抽出工程とアルカリ金属イオン除去工程を分離することによって、TMP抽出のための溶媒とアルカリ金属イオンを除去するための水の使用量を低減しながら、優れた効率でTMPを製造し、抽出することができる。
トリメチロールプロパン(TMP)は常温で白色結晶物質であり、アルキド樹脂、飽和ポリエステル、合成潤滑油、ポリウレタン樹脂、及び可塑剤分野などの様々な分野で原料物質として広く使用されている。従って、産業的に重要な原料物質であるTMPを経済的な方法で生産するための研究が持続的に行われている。
TMPは下記反応式1と2に示されるように、アルドール縮合反応とカニッツァロ反応を通じて、n−ブチルアルデヒド(nBAL)、ホルムアルデヒド、及びアルカリ金属ヒドロキシドから合成される。
Figure 0004712864
特許文献1には、TMPの製造において、過剰量のホルムアルデヒドを用いて反応収率を向上させ、抽出溶媒の使用量を低減するために抽出前に濃縮工程を導入する技術が開示されている。しかし、上記方法は反応工程収率を向上させるために過剰量のホルムアルデヒドを使用することから、反応後、残存ホルムアルデヒドを回収する工程を追加的に必要とする。合成反応から得られた混合物からのTMP抽出効率を増大させるために、原料対比約7倍程度の多量の抽出溶媒が使用される。従って、上記方法は溶媒を回収するための設備コストが増加し、それによって、投資コストと運転コストが増大してしまうという短所があった。さらに、過剰量の抽出溶媒と水を使用しているにもかかわらず、反応により得られた混合物から有機溶媒を使用してTMPを抽出するとき、抽出された有機相に相当量のギ酸ナトリウムが含まれる。従って、このTMPの有機相を真空蒸留するとき、TMPの変色問題を引き起こすという問題点があった。
一方、特許文献2には、 TMPの製造において、2種類の抽出溶媒を使用して反応された混合物からTMPを分離する方法が開示されている。しかし、上記方法は抽出工程で使われた2種類の抽出溶媒を回収するために、抽出工程後に2つの分離工程が追加的に必要とされる。さらに、最終的に、精製されたTMP中のアルカリ金属含量が約42ppm程度と過度に高いという問題点があった。
一方、特許文献3には、トリアルキルアミン触媒を使用してジメチロールブタナール(Dimethylolbutanal)を中間体として合成した後、鉛(Pb)触媒を使用し、これを水素化反応させることによって、TMPを合成する技術が開示されている。しかし、上記方法は、高温及び高圧の反応条件が必要とされるため、工程投資コストが高くなる。また、触媒としてアミンを長期間使用する場合、収率が低くなるため、適切に安定した収率を得るためには周期的な触媒の交替が求められている。
上述するように、従来のTMP製造技術は、反応収率の増加させるために出発原料を過剰量使用するか、または反応中に生成されたアルカリ金属塩をTMPから分離するために様々な抽出溶媒や条件の使用を試みた。その結果、抽出過程で相当量のTMP損失が生じ、過剰量の抽出溶媒使用によって抽出及び回収設備の規模が大きくなる等の問題のため、その商業的応用には制限があった。さらに、上記のような先行技術では、アルカリ金属塩の除去工程を経たにもかかわらず、生成物中に残留するアルカリ金属含量が40ppm以上と相当高く、これらの残留アルカリ金属はTMPを高純度製品に精製するための、その後の真空蒸留工程で高温によるTMP分解を引き起こし、その結果、最終製品の変色をもたらしていた。
米国特許第3,183,274号明細書 米国特許第3,956,406号明細書 米国特許第4,594,461号明細書
本発明は、上記のような従来技術等の問題点を解決するものである。従って、本発明の目的は、n−ブチルアルデヒド、ホルムアルデヒド水溶液、及びアルカリ金属ヒドロキシド水溶液の出発原料から、たくさんの抽出溶媒を用いることなく、 効果的、且つ経済的な方法で、精製されたTMPを製造する方法を提供することにある。
本発明によれば、トリメチロールプロパンの製造方法であって、
1)n−ブチルアルデヒド、ホルムアルデヒド水溶液及びアルカリ金属ヒドロキシド水溶液を用いて、アルドール縮合反応とカニッツァロ反応を通じてトリメチロールプロパンを合成する工程;2)上記工程1)の結果から得られた混合物と炭素数6〜10個のアルコールを接触させて、トリメチロールプロパンを抽出する工程;3)上記工程2)の結果から得られた抽出物と水を接触させて、アルカリ金属イオンを除去する工程;及び4)上記工程3)の結果から得られた、アルカリ金属イオンが除去されたトリメチロールプロパン含有抽出物を蒸留する工程;を含むトリメチロールプロパンの製造方法が提供される。
本発明に係るTMPの製造方法の各詳細工程を下記に具体的に説明する。
本発明に係るTMPの製造方法において、上記工程1)ではn−ブチルアルデヒド、ホルムアルデヒド水溶液及びアルカリ金属ヒドロキシド水溶液を用いて、アルドール縮合反応とカニッツァロ反応を通じてTMPが合成される。このとき、アルドール縮合反応とカニッツァロ反応が行われる反応器には、n−ブチルアルデヒド、ホルムアルデヒド水溶液及びアルカリ金属ヒドロキシド水溶液が、同時に投入されていてもよく、これらの中の一部が先に反応器に投入されていてよい。但し、反応効率を向上させるためにはホルムアルデヒド水溶液を、反応器にまず、投入した後、n−ブチルアルデヒド及びアルカリ金属ヒドロキシド水溶液を投入することが好ましい。また、反応効率の側面で、n−ブチルアルデヒドは70分〜120分かけて投入することが好ましく、アルカリ金属ヒドロキシド水溶液は70分〜90分かけて投入することが好ましい。
また、上記工程1)で、上記ホルムアルデヒド水溶液中に含まれるホルムアルデヒドの量は、上記n−ブチルアルデヒドの1モル当たり、3モル〜5モルを使用することが好ましい。また、TMPの合成は、20℃〜70℃の温度で、90分〜180分間、遂行することが好ましい。本発明において、上記工程1)でのホルムアルデヒド使用量と反応温度及び時間が上記した好ましい範囲内であれば、TMP合成が最適化され、ホルムアルデヒド回収のための別途の工程が要らなくなる。
さらに、上記工程1)で、上記アルカリ金属ヒドロキシドとして、リチウムヒドロキシド、ナトリウムヒドロキシド、カリウムヒドロキシドまたはその混合物などが用いられる。
本発明に係るTMPの製造方法において、上記工程1)では、n−ブチルアルデヒド、ホルムアルデヒド水溶液及びアルカリ金属ヒドロキシド水溶液を使用してアルドール縮合反応とカニッツァロ反応を完了させた後、反応生成液に、ギ酸のような有機酸を投入して未反応物を中和し、反応生成液のpHを5〜7の範囲内に調節する。中和が完了すれば、例えば真空蒸留を通じて反応生成液中の水を除去する。このとき、除去される水の量は、真空蒸留に投入された反応生成液の総量100重量部に対して、65〜75重量部であることが、以後の抽出及びアルカリ金属除去工程の効率性の側面から好ましい。上記した合成反応、中和及び濃縮の詳細工程は、一つの反応器内で順次行ってもよく、それぞれ別途の装置内で行ってもよい。
本発明に係るTMPの製造方法において、上記工程2)では、上記工程1)の結果から得られた反応生成物から、炭素数6〜10個のアルコール、好ましくは炭素数8個のアルコール、より好ましくは2−エチルヘキサノールを抽出溶媒として用いてTMPを抽出する。上記抽出溶媒であるアルコールの炭素数が6未満であるか、10を超える場合、抽出効率が下がる問題点がある。また、上記工程2)で、炭素数6〜10個のアルコールは抽出の対象となる工程1)の生成物の重量の1倍〜2倍の量を使用することが好ましい。また、上記工程2)で、抽出温度は30℃〜80℃が好ましく、抽出時間は30分〜90分が好ましい。本発明の上記工程2)において、炭素数6〜10個のアルコール使用量と抽出温度及び時間が上記好ましい範囲内であれば、TMPの抽出が最適化されるので、工程1)の生成物に存在するTMPの100%を実質的に有機相、即ち、抽出溶媒として使われたアルコールの相に回収することができる。
本発明の上記工程2)で使用される抽出装置には特に制限されなく、従って、Scheibel−typeのような多段抽出装置のように、この技術分野で抽出溶媒を使用した特定対象物質の抽出に通常的に使用される多段抽出装置が用いられる。
本発明に係るTMPの製造方法において、上記工程3)では、水を用いて上記工程2)の結果から得られたTMP含有抽出物に含まれたアルカリ金属イオンを除去する。本発明の上記工程3)では、脱イオン化された水を使用することが好ましく、洗浄の対象となるTMP含有抽出物100重量部に対して、5〜20重量部の量を使用することが好ましい。また、アルカリ金属イオンの除去は30℃〜80℃で、30分〜90分間、行うのがこのましい。本発明において、上記工程3)での水の使用量と洗浄温度及び時間が上記好ましい範囲内であれば、アルカリ金属イオンの除去が最適化されるので、上記工程3)から得られたイオンが除去された抽出物のアルカリ金属イオンの含量を、40ppm以下、好ましくは35ppm以下、より好ましくは30ppm以下にすることができる。
本発明の上記工程3)で洗浄に使われる装置には特に制限されなく、従って、Scheibel−typeのような多段洗浄装置のように、この技術分野で通常的に使用される多段洗浄装置が用いられる。
本発明の好ましい一具体例によれば、上記工程3)で洗浄に使われた水を上記工程1)が行われた反応器に再循環させることによって、洗浄によるTMP損失を低減させ、全体工程のTMP収率を増大させることができる。
本発明に係るTMPの製造方法において、上記工程4)では、上記工程3)の結果から得られた、アルカリ金属イオンが除去されたTMP含有抽出物を蒸留して、精製されたTMPを得る。本発明の好ましい一具体例によれば、上記工程4)では上記アルカリ金属イオンが除去されたTMP含有抽出物から、まず、上記工程2)で抽出溶媒として用いられたアルコールを分離して回収または上記工程2)に再循環させ、次いで、低沸点成分と高沸点成分を順次に除去することによって、高純度に精製されたTMPを効果的に得ることができる。抽出溶媒であるアルコールの分離及び回収には、15段Oldershaw蒸留装置のような通常の多段蒸留装置が用いられ、この時の蒸留条件は、アルコールの種類及び装置の種類によって変わる。好ましい蒸留条件は、200〜250mbarの蒸留塔圧力、130℃〜180℃の温度、0.1〜1の還流比であってもよい。抽出溶媒として用いられたアルコールの分離後、通例的に使われる真空蒸留装置を使用して低沸点成分と高沸点成分が順次に除去される。ここで、低沸点成分とは、TMP、水、抽出溶媒のアルコール及びギ酸のアルカリ金属塩を除く有機物中でTMPより沸点の低い物質を意味し、高沸点成分とは、TMP、水、抽出溶媒のアルコール及びギ酸のアルカリ金属塩を除く有機物中でTMPより沸点の高い物質を意味する。低沸点成分と高沸点成分の蒸留条件は、蒸留される成分等の種類及び蒸留装置の種類によって変わる。
以下、図1を参照して本発明をより詳細に説明する。
図1は、本発明に係るTMP製造方法を実施するための装置及び配管構成の一具体例に対する工程図である。
図1によれば、ホルムアルデヒド水溶液、n−ブチルアルデヒド(nBAL)、及びNaOHのようなアルカリ金属ヒドロキシド水溶液は、それぞれ、配管10、11、12を通じて反応器1内に投入される。好ましい具体例では、まず、ホルムアルデヒド水溶液の一定量を反応器1内に投入した後、n−ブチルアルデヒド及びアルカリ金属ヒドロキシド水溶液を一定の時間の間、連続的に反応器に投入する。ここで、好ましくは、上記nBALの1モルに対して、ホルムアルデヒド水溶液はホルムアルデヒド3モル〜5モルの量で、アルカリ金属ヒドロキシドは1モル〜1.5モルの量で投入される。投入完了後、20℃〜70℃で、90分〜180分間、反応を行って、TMPを合成する。反応完了後、配管13を通じて一定量のギ酸を投入して反応生成液をpH5〜7水準に中和する。中和完了後、反応生成液を真空蒸留し、その中に含まれた過剰量の水を、配管15を通じて除去する。このとき、真空蒸留に投入された反応生成液の総量100重量部対比65〜75重量部の水を除去すれば、濃縮液総量100重量部対比TMP40〜50重量部を含む反応生成物の濃縮液が得られる。
次に、上記で得られた反応生成物の濃縮液は配管16を通じて連続的にTMP抽出用多段抽出装置2に供給される。その一方で、抽出溶媒として、炭素数6〜10個のアルコール、好ましくは炭素数8個のアルコール、より好ましくは2−エチルヘキサノールを上記反応生成物濃縮液供給重量対比1〜2倍で配管21を通じて供給した後、TMPを30℃〜80℃で、30分〜90分間、抽出する。TMPを含有する抽出物は配管17を通じて多段抽出装置2から排出される。
その後、上記で得られたTMP含有抽出物は配管17を通じて連続的に多段洗浄装置3に供給される一方、洗浄用の水はTMP含有抽出物100重量部対比5〜20重量部の量で配管19を通じて供給される。その後、30℃〜80℃で、30分〜90分間、TMP含有抽出物を洗浄した。洗浄に使用された水は、配管14を通じて多段洗浄装置3から排出され、それによって、TMP含有抽出物内に含まれていたアルカリ金属塩が除去される。配管14から排出された洗浄水は反応器1に再循環させてTMPの損失を最小化した。
次に、洗浄によりアルカリ金属イオンを除去して得られたTMP含有抽出物を配管20を通じて溶媒回収用蒸留塔4に供給し、真空蒸留条件で、抽出溶媒として用いたアルコールを蒸留して回収し、回収されたアルコールを配管21を通じて多段抽出装置2に再循環させることによって、抽出溶媒の損失を最小化した。その後、抽出溶媒の蒸留によって得られたTMP含有抽出物は、当技術分野で通常的に広く知られた真空蒸留を使用する低沸点蒸留塔5及び高沸点蒸留塔6を順次に投入され、それによって、抽出物内にTMPと共に存在する低沸点成分と高沸点成分を順に除去する。最終的に配管25を通じて高純度のTMP製品が排出され、その他の残留物は配管26を通じて排出される。
上述するように、本発明では、TMP合成のためのホルムアルデヒド使用量及び反応条件を最適化することで、別途のホルムアルデヒド回収工程を省略することができる。また、最適の抽出溶媒と条件を選定することによって、相対的に少ない量の抽出溶媒を使用しながら、TMP抽出効率を極大化することができる。さらに、本発明において、TMP抽出のために混合溶媒を使用しないので、抽出溶媒の分離及び回収工程を単純にすることができる。また、洗浄に用いた水を反応器に再循環させることによって、そのときに発生する廃水の量を最小化できると同時に、TMP収率を極大化することができる。
以下、実施例を通じて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明の保護範囲が実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
1)TMP合成及び反応生成物の濃縮
ホルムアルデヒド390.6g(ホルムアルデヒド含量:4.8モル)と脱イオン水 719.2gを2リットル反応器に投入した。その後、反応器に、n−ブチルアルデヒド(nBAL)108.2g(1.5モル)は90分間、48%ナトリウムヒドロキシド水溶液 132.5g(ナトリウムヒドロキシド含量:1.6モル)は75分間、連続的に投入した。上記反応物質の投入時の反応器温度は45℃を保持した。投入が完了した後、反応器温度を50℃に昇温し、反応を30分間、さらに行った。30分間の追加反応後、得られた反応生成物中のトリメチロールプロパン(TMP)含量は182.2g(1.4モル)で、反応生成物100重量部に対して、13.5重量部に該当する量であった。
上記反応生成物にギ酸7.7gを投入して反応生成物を中和した後、真空蒸留した。これにより、反応器上部を通じて水を除去して最終的に濃縮生成物 304.8gを得た。上記反応生成物及び濃縮生成物の組成を、ガスクロマトグラフィーを用いて分析した。分析結果を下記表1に示した。
Figure 0004712864
2)TMPの抽出
上記1)から得られた濃縮生成物を40g/分の速度で、7LのScheibel−type多段抽出装置上部に供給し、抽出溶媒として2−エチルヘキサノールを60g/分の速度で、連続的に多段抽出装置下部に投入して濃縮生成物からTMPを抽出した。抽出温度は60℃であった。反応抽出物として、多段抽出装置最上部を通じてTMPを含有する2−エチルヘキサノール溶液を83.3g・分の速度で得た。抽出時のTMP損失はなかった(抽出効率:100%)。下記表2に抽出生成物の組成分析結果を示した。
3)アルカリ金属イオンの除去のためのTMP洗浄
上記2)で得られたTMP含有2−エチルヘキサノール溶液を集めた後、100g/分の速度で、7LのScheibel−type多段洗浄器の下部に供給して、洗浄用脱イオン水を8g/分の速度で多段洗浄器上部に連続的に供給し、TMP含有2−エチルヘキサノール溶液を洗浄することによって、TMP含有2-エチルヘキサノール溶液内に存在するナトリウムイオンを除去した。洗浄温度は60℃であった。洗浄生成物として、洗浄器最上部を通じて洗浄されたTMP含有2−エチルヘキサノール溶液を105.5g/分の速度で得た。下記表2に洗浄生成物内のナトリウムイオンの含量をイオンメーター(Ion meter) 分析器を使用して測定した結果、28ppmであった。洗浄生成物の分析結果を下記表2に示した。
Figure 0004712864
4)抽出溶媒の蒸留及び回収、並びにTMPの精製
抽出溶媒として用いられた2−エチルヘキサノールを回収するために、15段のOldershaw蒸留装置の中間に位置する供給端を通じて、上記3)から得られた洗浄生成物を14.8g/分の速度で蒸留装置に連続的に投入した。蒸留条件は、圧力が200mbar、温度が130℃、還流比が0.5であった。蒸留装置上部を通じて上部排出物の100重量部に対して、99.5重量部の2−エチルヘキサノールを12.3g/分の速度で回収し、蒸留装置下部を通じて下部排出物の100重量部に対して、TMP 84.5重量部を含む溶媒除去生成物を得た。
その後、15段のOldershaw蒸留装置を使用し、溶媒除去生成物から低沸点成分を除去して低沸点成分が除去された生成物を得た。低沸点成分除去条件は、圧力が200mbar、温度が131℃、還流比が2.0であった。
その後、5段のOldershaw蒸留装置を使用し、低沸点成分が除去された生成物から高沸点成分を除去して最終的に精製されたTMP(含量:製品100重量部対して、99.5重量部)を得た。高沸点成分除去条件は、圧力が5mbar、温度が223℃、還流比が2.0であった。上記TMP精製過程でTMP変色は観察されなかった。上記溶媒除去生成物、上記低沸点成分除去生成物、及び最終精製されたTMPの分析結果を下記表3に示した。
Figure 0004712864
[実施例2]
上記実施例1の2)TMP抽出工程で、抽出溶媒として2−エチルヘキサノールを80g/分の速度で、多段抽出装置に連続的に供給し、3)TMP洗浄工程で洗浄水として脱イオン水を10g/分の速度で、多段洗浄器上部に連続的に供給したことを除いては、上記実施例1と同様にして、実験を行った。実験の結果、TMP抽出工程(抽出効率の100%)でのTMPの損失はなく、TMP洗浄により得られた有機物中のナトリウムイオン含量は17ppmであった。
[実施例3]
上記実施例1の1)TMP合成反応工程で、n−ブチルアルデヒド(nBAL)108.2g(1.5モル)を105分間、反応器に連続的に投入し、48%ナトリウムヒドロキシド水溶液 138g(ナトリウムヒドロキシド含量:1.7モル)を90分間、反応器に連続的に投入したことを除いては、上記実施例1と同様にして、実験を行った。TMP合成反応の生成物中のトリメチロールプロパン(TMP)含量は181.7g(1.4モル)、反応生成物100重量部に対して、13.4重量部、以後のTMP抽出工程でのTMP抽出効率は100%であった。TMP洗浄生成から得られた有機物中のナトリウムイオン含量は31ppmであった。
[比較例1]
上記実施例1の1)TMP合成及び反応生成物の濃縮工程を通じて得た濃縮生成物を40g/分の速度で、7LのScheibel−type多段抽出装置の中間部に供給し、抽出溶媒として2−エチルヘキサノールを60g/分の速度出、連続的に多段抽出装置下部に投入し、洗浄水として脱イオン水を3.2g/分の速度で、抽出器上部に連続的に供給して抽出と洗浄を同時に行った。洗浄温度は60℃であった。多段抽出装置最上部を通じてTMPを含有する2−エチルヘキサノール溶液を92.1g/分の速度で得た。TMP抽出及び洗浄工程でのTMP抽出効率は97.4%と低く、TMP抽出及び洗浄生成から得られた有機物中のナトリウムイオン含量は4,530ppmと非常に高かった。
[比較例2]
上記実施例1の1)TMP合成及び反応生成物の濃縮工程を通じて得た濃縮生成物を40g/分の速度で、7LのScheibel−type多段抽出装置上部に供給し、抽出溶媒としてアミルアルコールを80g/分の速度で連続的に多段抽出装置下部に投入し、濃縮生成物からTMPを抽出した。多段抽出装置最上部を通じてTMPを含有するアミルアルコール溶液を、多段抽出装置最上部を通じて94g/分の速度で得た。TMP抽出工程でのTMP抽出効率は82%と非常に低かった
次に、上記TMP抽出工程で得られたTMP含有アミルアルコール溶液を集めた後、これを80g/分の速度で7LのScheibel−type多段洗浄器下部に供給し、洗浄水として脱イオン水を44g/分の速度で多段洗浄器上部に連続的に供給してTMP含有アミルアルコール溶液を洗浄することによって、TMP含有アミルアルコール溶液内に存在するナトリウムイオンを除去した。洗浄温度は60℃であった。多段洗浄時、最上部最上部を通じてTMP含有アミルアルコール溶液を68g/分の速度で得た。TMP洗浄により得られた有機物中のナトリウムイオン含量は500ppmと高かった。
以上で説明するように、本発明によれば、別途のホルムアルデヒド回収工程を省略することができ、相対的に少ない量の抽出溶媒を使用しながらも、TMP抽出効率を極大化することができ、TMP抽出のために混合溶媒を使用しないことから、抽出溶媒の分離及び回収工程を単純にすることができ、廃水の発生量を最小化すると同時にTMP収率を極大することができるので、経済的、且つ優れた効率でTMPを生産することができる。
図1は、本発明に係るTMPの製造方法を実施するための装置及び配管構成の一具体例に対する工程図である。
符号の説明
1:反応器、
2:多段抽出装置、
3:多段洗浄器、
4:溶媒回収塔、
5:低沸点蒸留塔、
6:高沸点蒸留塔
10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26:配管

Claims (16)

  1. トリメチロールプロパンの製造方法であって、以下の工程:
    1)n−ブチルアルデヒド、ホルムアルデヒド水溶液及びアルカリ金属ヒドロキシド水溶液を用いて、アルドール縮合反応とカニッツァロ反応を通じてトリメチロールプロパンを合成する工程;
    2)前記工程1)の結果から得られた混合物と炭素数6〜10個のアルコールを接触させて、抽出温度30℃〜80℃、抽出時間30分〜90分でトリメチロールプロパンを抽出する工程;
    3)前記工程2)の結果から得られた抽出物と水を接触させて、アルカリ金属イオンを除去する工程;及び
    4)前記工程3)の結果から得られたアルカリ金属イオンが除去されたトリメチロールプロパン含有抽出物を蒸留する工程;
    を含む、トリメチロールプロパンの製造方法。
  2. 前記工程1)において反応器に、まず、ホルムアルデヒド水溶液を投入した後、n−ブチルアルデヒド及びアルカリ金属ヒドロキシド水溶液を投入することを特徴とする、請求項1に記載のトリメチロールプロパンの製造方法。
  3. 前記工程1)においてn−ブチルアルデヒドを、70分〜120分かけて投入することを特徴とする、請求項1に記載のトリメチロールプロパンの製造方法。
  4. 前記工程1)においてアルカリ金属ヒドロキシド水溶液を、70分〜90分かけて投入することを特徴とする、請求項1に記載のトリメチロールプロパンの製造方法。
  5. 前記工程1)においてホルムアルデヒド水溶液中に含まれるホルムアルデヒドの量は、前記n−ブチルアルデヒドの1モル当たり、3モル〜5モルであることを特徴とする、請求項1に記載のトリメチロールプロパンの製造方法。
  6. 前記工程1)においてアルカリ金属ヒドロキシドは、リチウムヒドロキシド、ナトリウムヒドロキシド、またはカリウムヒドロキシドであることを特徴とする、請求項1に記載のトリメチロールプロパンの製造方法。
  7. 前記工程1)において合成反応の生成液に、有機酸を投入することを特徴とする請求項1に記載のトリメチロールプロパンの製造方法。
  8. 前記工程1)において有機酸が投入された後の液から水を除去することを特徴とする、請求項7に記載のトリメチロールプロパンの製造方法。
  9. 前記工程2)において炭素数6〜10個のアルコールの使用量は、前記工程1)の生成物の重量の1倍〜2倍であることを特徴とする、請求項1に記載のトリメチロールプロパンの製造方法。
  10. 前記工程3)において水の使用量は、前記工程2)のトリメチロールプロパン含有抽出物100重量部に対して、5〜20重量部であることを特徴とする、請求項1に記載のトリメチロールプロパンの製造方法。
  11. 前記工程3)において洗浄温度は30℃〜80℃で、洗浄時間は30分〜90分であることを特徴とする、請求項1に記載のトリメチロールプロパンの製造方法。
  12. 前記工程3)の結果から得られた、水で洗浄されたトリメチロールプロパン含有抽出物中のアルカリ金属イオンの含量が40ppm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトリメチロールプロパンの製造方法。
  13. 前記工程3)において洗浄に使用された水を、前記工程1)が行われる反応器に再循環させることを特徴とする、請求項1に記載のトリメチロールプロパンの製造方法。
  14. 前記炭素数6〜10個のアルコールを、前記工程4)で回収し、前記工程2)に再循環させることを特徴とする、請求項1に記載のトリメチロールプロパンの製造方法。
  15. 前記工程4)において炭素数6〜10個のアルコールを蒸留した後、トリメチロールプロパンより沸点の低い低沸点成分と、トリメチロールプロパンより沸点の高い高沸点成分とを順次に蒸留することを特徴とする、請求項1に記載のトリメチロールプロパンの製造方法。
  16. 前記工程2)において抽出溶媒として用いるアルコールは、炭素数8個のアルコールであることを特徴とする、請求項1〜15のいずれかに記載の方法。
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