JP4711883B2 - 衝撃吸収ジャケット - Google Patents

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本発明は、人体に装着して用いられ、基布を貼り合わせた袋体よりなる膨張室を備え、圧力流体を前記膨張室に供給して膨張させて前記人体外部からの衝撃を吸収する衝撃吸収ジャケットに関する。
従来、自動二輪車などに搭乗する人体の拘束用具として、衝突事故などに遭遇した際に人体が着用するジャケットの膨張室に供給される圧力流体により前記膨張室を外部に展開させて人体外部からの衝撃を吸収する衝撃吸収ジャケットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−20907号公報
上記従来技術の衝撃吸収ジャケットは、衝突時にガスシリンダーから瞬時に供給される圧力流体により膨張室を外部側に展開させ、その展開する膨張室で人体全体の外周部を囲んで拘束するようになっている。
しかしながら、衝撃吸収機能を強化するために展開膨張量を大きくすると、平常時においては人体との膨張室内側との間に隙間が生じて人体側に密着(フィット)しなくなり、人体との位置関係が安定しなくなる恐れがある。逆に平常において予め人体側に密着させようとすると膨張展開量を小さくせざるを得ず、衝撃吸収機能に制約が生じる。
本発明の目的は、衝撃吸収機能を強化しつつ、平常時に隙間を生じず人体に密着できる衝撃吸収ジャケットを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、人体に装着して用いられ、基布を貼り合わせた袋体よりなる膨張室を備え、圧力流体を前記膨張室に供給して膨張させて前記人体外部からの衝撃を吸収する衝撃吸収ジャケットであって、前記人体への装着時の左右方向に沿って第1膨張室、第2膨張室、第3膨張室の順で3つの前記膨張室を配設するとともに、第1膨張室と第2膨張室とを連結すると共に、第2膨張室と第3膨張室とを連結することにより、3つの膨張室が繋がった膨張室の連結体を構成し、前記3つの膨張室のうち前記左右方向に沿った中央側に位置する前記第2膨張室の前記人体側に、人体密着用の第4膨張室を配設するとともに、当該第2膨張室に設けた連通孔と前記第4膨張室に設けた連通孔とを連通させつつ、それら2つの連通孔の周囲部において前記第2膨張室と前記第4膨張室とを連結し、前記3つの膨張室からなる前記連結体の前記左右方向における両端部と、前記第4膨張室の前記左右方向における両端部とが、一致するように、前記連結体と前記第4膨張室とを連結し、前記連結体を構成する前記3つの膨張室のうち、前記左右方向に沿った中央側に位置する前記第2膨張室の膨張時の断面積が、前記左右方向に沿った両端側に位置する前記第1膨張室及び前記第3膨張室の膨張時の断面積よりも大きくなり、かつ、前記第4膨張室の断面積が、前記第2膨張室の膨張時の断面積よりも、小さくなるように構成したことを特徴とする。
本願第1発明においては、衝突発生時には、インフレ−タから噴出した圧力流体が、第1膨張室、第2膨張室、第3膨張室からなる膨張室の連結体と、第4膨張室とに供給され、各膨張室がそれぞれ膨張する。このようにして、複数の膨張室がそれぞれ個別に膨張する態様となることから、最も内側(人体側)第4膨張室の膨張量を比較的小さくしてこの第4膨張室が平常時に人体側に密着するようにしても、その外側にある第2膨張室の膨張量を適宜設定する(例えば比較的大きくする)ことによって、第2膨張室と第4膨張室とを合わせた全体として大きな膨張量を確保して衝撃吸収力を増大させることができる。この結果、平常時には人体に密着させつつ、膨張展開時に大きな衝撃吸収機能を得ることができる。
また、第2膨張室と第4膨張室とが連通孔を介して連通していることにより、衝撃発生時に供給される圧力流体を、連通を通して第2膨張室及び第4膨張室に行き渡らせ、各膨張室に膨張力を円滑に作用させることができる
また、人体側にある密着用の第4膨張室の断面積が、その外側にある第2膨張室の膨張時の断面積よりも、小さくなるように構成したことにより、内側の第4膨張室の膨張量は比較的小さくなって平常時に人体側に密着させることができるとともに、外側の第2膨張室の膨張量は比較的大きくなることから全体として大きな膨張量を確保し衝撃吸収力を増大させることができる。また、衝撃発生時において、断面積の小さい内側(人体側)の第4膨張室が先に膨張してから外側の大きい第2膨張室が膨張することとなるので、内側の第4膨張室が先に人体側に密着し人体が拘束された状態で、時間差をもって外側の第2膨張室が大きく膨張して衝撃力を吸収することができる
第2の発明は、上記第1発明において、前記第1〜第4膨張室のそれぞれは、重ね合わせた前記基布の対面する周縁部にシール剤を塗布してシール部を形成し、前記シール部を縫合糸で縫合することにより、区画形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、衝撃吸収機能を強化しつつ、平常時に隙間を生じず人体に密着させることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態による衝撃吸収ジャケットを人体に装着した状態を示す正面図、図2は衝撃吸収ジャケットを人体に装着した状態を示す平面図、図3は衝撃吸収ジャケットを人体に装着した状態を示す側面図であり、図4は衝撃吸収ジャケットを人体に装着した状態を示す上面図である。
これら図1〜図4において、衝撃吸収ジャケット1は、例えば図示しない自動二輪車(以下適宜「バイク」という)に搭乗する人体(搭乗者)Mに装着して使用されるものであって、人体Mが着用する上着(例えばスーツなど)の外側に装着するアウタータイプと、上着の内側に装着するインナータイプがある。
この衝撃吸収ジャケット1は、2枚の基布を貼り合わせて(=接着、溶着、縫合によるものを含む)重ね合わせ、それらが対面する周縁部に、シール剤を塗布したシール部S(後述の図8、図9等参照)を縫合糸Hで縫合した縫着部T(後述のT1,T2,T3等も含む。なお、接着部や溶着部としてもよい。以下同様)を有している。この縫着部Tで人体の腹部、背中部、左脇腹部、右脇腹部にそれぞれ対応するように複数の袋状の膨張室を区画形成しており、各膨張室どうしは図示しない連通孔を介して内部で連通している。
すなわち、前記衝撃吸収ジャケット1は、人体正面の腹部に対応する腹部膨張室2と、背中部に対応する背中部膨張室4と、人体の左脇腹部に対応する左脇腹部膨張室7aと、右脇腹部に対応する右脇腹部膨張室7bと、両肩部に対応する両肩部膨張室5a,5bと、
前記各膨張室を膨張展開させるために圧力流体(ガス)を噴出すべく前記背中部膨張室4の下方に設けたインフレータFを有している。
前記両脇腹部膨張室7a,7bの上方には、左右の両腕を通す一対の腕部開口8が形成されるとともに左右両肩部膨張室5a,5bの中央には首部を通すための首部開口10が形成されている。
前記腹部膨張室2は、外側膨張室2aと人体側に面する内側膨張室2bとからなる2重構造の膨張室で構成され、互いに重ね合わされる前記外側膨張室2aと内側膨張室2bの間は、略中央領域に設けられた後述する連通孔12a,12bにより密封状態で連通接続されている。
前記外側膨張室2aの両側には、縦長の左胸部膨張室6aと右胸部膨張室6bが設けられ、これら左胸部膨張室6aと右胸部膨張室6bは上記縫着部Tによりそれぞれ区画されており、縫着部Tには圧力流体を流通するための連通孔(図示せず)が形成されている。
前記腹部膨張室2の内側膨張室2bと背中部膨張室4は、前記両腕部開口8の上部側が左右両肩部膨張室5a,5bにより連結されると共に、両腕部開口8の下部側が所定幅の横長帯状に形成された左脇腹部膨張室7a及び右脇腹部膨張室7bによりそれぞれ連結されており、前記両肩部膨張室5a,5bの間には前記首部開口10が形成されている。尚、右脇腹部膨張室7bの一端は、前記内側膨張室2bの片側端縁から分離されており、図示しないファスナーまたは適宜のテープなどで着脱可能となっている。
次に、衝撃吸収ジャケットにおける腹部膨張室の非膨張時における態様、ないし膨張時における動作態様につき説明する。図5は衝撃吸収ジャケットを人体に装着した状態を示し非膨張時における衝撃吸収ジャケットの斜視図、図6は図5のA−A断面図、図7は衝撃吸収ジャケットを人体に装着した状態を示し膨張時における衝撃吸収ジャケットの斜視図、図8は図7のB−B断面図である。
図5に示すように、衝撃吸収ジャケット1が平常時における非膨張状態の場合では、2重構造となる腹部膨張室2は、図6のように外側膨張室2aと人体側に面する内側膨張室2bとを互いに重ね合わせた平坦状とされている。
前記腹部膨張室2は、図6に示すように、一対の基布B1とB2及びB3とB4をそれぞれ貼り合わせ2つの膨張室2a,2bを構成してなる2重構造である。
外側膨張室2aは、外側の基布B1と内側の基布B2の内側領域の両側縁対面には上述のようにして構成した縫着部T1によって囲まれた袋体として構成されている。このとき、縫着部T1で区画された外側膨張室2aの両外側には、対面にシール剤を塗布したシール部Sを介して外側縁部を縫合糸Hで縫合した縫着部T2で囲まれた左胸部膨張室6aと右胸部膨張室6bが袋体として形成されている。これら左胸部膨張室6aと右胸部膨張室6bは、背中部膨張室4と、両肩部膨張室5a,5b及び左脇腹部膨張室7aを介して圧力流体が連通可能とされている。一方、人体側に面する内側膨張室2bは、人体側に面する内側の基布B4とその外側に配設される基布B3の外周縁どうしが、シール剤を塗布したシール部Sを介して縫合糸Hで縫合した両縫着部T3で囲まれた袋体として構成されている。
そして、前記外側膨張室2aの内側に配設される基布B2と、この基布B2と対面するように内側膨張室2bの外側に配設される基布B3とは、互いに中央領域に形成される連通孔12a,12bを介して連通しており、これら連通孔12a,12bは、その周縁対面にシール剤塗布したシール部Sを介して縫合糸Hで環状に縫合された環状縫着部Toにより、密封状態で接合されている。また左胸部膨張室6a及び右胸部膨張室6bの両外側周縁と、内側膨張室2bの外側周縁どうしは、縫合糸Hで縫合されている。
例えばバイクが衝突した際などには、バイク側または人体側の衝撃吸収ジャケット1に備えた加速度検知装置(図示せず)が作動して、この検知装置から出力された検出信号により制御装置から点火指令信号が出力されてインフレ−タFが作動するようになっている。この点火指令信号により、前記インフレ−タFから噴出した圧力流体は、背中部膨張室4を膨張させたのち前記背中部膨張室4から左脇腹部膨張室7a、右脇腹部膨張室7bを通して腹部膨張室2を構成する図8に示す人体側を膨張し、次いで内側膨張室2bから連通孔12a,12bを通して前記外側膨張室2aを膨張させる。一方、前記背中部膨張室4を膨張させた圧力流体は、前記左右両肩部膨張室5a,5bをも膨張させる。
図7はこのようにして衝撃吸収ジャケット1が膨張した状態を表し、図8はその横断面図をあらわしている。図示のように、膨張時において、2重構造となる腹部膨張室2を構成する外側膨張室2aは、人体側の内側膨張室2bの断面積より大きく形成されている。
次に、前記腹部膨張室2を縫製する手順の一例に付き図9(a)〜図9(c)により説明する。
まず、図9(a)に示すように、(外側膨張室2aの内側の基布となる)基布B2と(内側膨張室2bの外側の基布となる)基布B3とは、ぞれぞれの基布B2と基布B3の略中央に形成される連通孔12a,12bを整合させた状態で、両連通孔12a,12bの周囲がシール剤を塗布したシール部Sを介して縫合糸Hで環状に縫合された環状縫着部Toで接合される。
次に、図9(b)は、シール剤を塗布したシール部を介して基布B1,B2,B3,B4の外側を貼り合わせた状態を表している。まず、連通孔12a,12bの周囲で上記環状縫着部Toにより基布B3に接合した基布B2に、(外側膨張室2aの外側の基布となる)基布B1を対面させた状態で、基布B1,B2の内側領域の外周をシール部Sで貼着することで外側膨張室2aを袋体として構成する。このとき、外側膨張室2aの両側には、シール部Sの貼着によりそれらシール部Sに囲まれた左胸部膨張室6aと右胸部膨張室6bが袋体として構成される。
一方、連通孔12a,12bの周囲で環状縫着部Toにより基布B2に接合した基布B3に、(内側膨張室2bの内側の基布となる)基布B4を対面させた状態で、基布B3と基布B4の両側をシール部Sで貼着することで、内側膨張室2bが袋体として構成される。
その後、図9(c)に示すように、上記の各シール部Sを縫合糸Hで縫合することにより、縫着部T1,T2,T3を形成し、さらに縫着部T2,T3よりさらに外縁側においてすべての基布T1,T2,T3,T4を串刺しとするように縫合糸Hで縫合することにより、
以上のように構成した本実施形態の衝撃吸収ジャケット1は、衝突発生時において、前述のようにしてインフレータFからの圧力流体によって人体Mの各部に対応する位置の各膨張室2,4,5(5a,5b),7を膨張させ、外部から人体Mが直接受ける衝撃を吸収することができる。
このとき、腹部膨張室2が、外側膨張室2aと内側膨張室2bとの衝撃吸収方向に略重なる多重(この例では二重)構造となっており、膨張展開時には、インフレ−タFから噴出した圧力流体によって外側膨張室2aと内側膨張室2bとの両方が膨張する。このように複数の膨張室2a,2bがそれぞれ個別に膨張する態様となることから、内側膨張室2bの膨張量を比較的小さくして平常時に人体M側に密着するようにしても(図5、図6等参照)、残りの外側膨張室2aの膨張量を適宜設定する(例えば比較的大きくする)ことによって、全体として、それら膨張室2a,2bの各膨張量を合わせた大きな膨張量を確保して衝撃吸収力を増大させることができる(図7、図8等参照)。この結果、平常時には人体Mに密着させつつ、膨張展開時に大きな衝撃吸収機能を得ることができる。
特に、外側膨張室2aの膨張時断面積が内側膨張室2bの膨張時断面積よりも大きくなっていることにより、内側膨張室2bの膨張量は比較的小さくなって平常時に人体M側に密着させることができるとともに、外側膨張室2aの膨張量は比較的大きくなることから全体として大きな膨張量を確保し衝撃吸収力を増大させることができる。また、衝撃発生時において、断面積の小さい内側膨張室2bが先に膨張してから外側膨張室2aが膨張することとなるので、内側膨張室2bが先に人体M側に密着し人体Mが拘束された状態で、時間差をもって外側膨張室2aが大きく膨張して衝撃力を吸収することができる。
このとき、内側膨張室2bの膨張時に人体M側に密着(フィット)するので、人体Mに多少の体格差があっても対応する人体Mの部位を適切に拘束できる効果もある。
またこのとき、腹部膨張室2の外側膨張室2aと内側膨張室2bどうしが連通していることにより、衝撃発生時に供給される圧力流体を二重構造の各膨張室2a,2bに行き渡らせ、各膨張室2a,2bに膨張力を円滑に作用させることができる。
なお、以上においては腹部膨張室2を外側膨張室2aと内側膨張室の2重構造にしたが、これに限られず、3重以上の多重構造としてもよい。また、このように多重構造とするのは腹部膨張室2に限られず、背中部膨張室4、左脇腹部膨張室7a、右脇腹部膨張室7b、両肩部膨張室5a,5bのいずれかを多重構造としてもよい。また、それらのうちの複数箇所を多重構造としてもよい。
また、更に各膨張室の膨張時の断面形状は略円形に限られず、適宜人体Mの体格に合わせた形状に構成することもできる。
本発明の一実施形態による衝撃吸収ジャケットを人体に装着した状態を示す正面図である。 衝撃吸収ジャケットを人体に装着した状態を示す平面図である。 衝撃吸収ジャケットを人体に装着した状態を示す側面図である。 衝撃吸収ジャケットを人体に装着した状態を示す上面図である。 衝撃吸収ジャケットを人体に装着した状態を示し非膨張時における衝撃吸収ジャケットの斜視図である。 図5のA−A断面図である。 衝撃吸収ジャケットを人体に装着した状態を示し膨張時における衝撃吸収ジャケットの斜視図である。 図7のB−B断面図である。 腹部膨張室を縫製する手順の一例を表す工程説明図である。
符号の説明
1 衝撃吸収ジャケット
2 腹部膨張室
2a 外側膨張室
2b 内側膨張室
4 背中部膨張室
6a 左胸部膨張室
6b 右胸部膨張室
7a 左脇腹部膨張室
7b 右脇腹部膨張室
12a,12b 連通孔
B1〜B4 基布
F インフレータ
H 縫合糸
M 人体
S シール部
T 縫着部

Claims (2)

  1. 人体に装着して用いられ、基布を貼り合わせた袋体よりなる膨張室を備え、圧力流体を前記膨張室に供給して膨張させて前記人体外部からの衝撃を吸収する衝撃吸収ジャケットであって、
    前記人体への装着時の左右方向に沿って第1膨張室、第2膨張室、第3膨張室の順で3つの前記膨張室を配設するとともに、第1膨張室と第2膨張室とを連結すると共に、第2膨張室と第3膨張室とを連結することにより、3つの膨張室が繋がった膨張室の連結体を構成し、
    前記3つの膨張室のうち前記左右方向に沿った中央側に位置する前記第2膨張室の前記人体側に、人体密着用の第4膨張室を配設するとともに、当該第2膨張室に設けた連通孔と前記第4膨張室に設けた連通孔とを連通させつつ、それら2つの連通孔の周囲部において前記第2膨張室と前記第4膨張室とを連結し、
    前記3つの膨張室からなる前記連結体の前記左右方向における両端部と、前記第4膨張室の前記左右方向における両端部とが、一致するように、前記連結体と前記第4膨張室とを連結し、
    前記連結体を構成する前記3つの膨張室のうち、前記左右方向に沿った中央側に位置する前記第2膨張室の膨張時の断面積が、前記左右方向に沿った両端側に位置する前記第1膨張室及び前記第3膨張室の膨張時の断面積よりも大きくなり、かつ、前記第4膨張室の断面積が、前記第2膨張室の膨張時の断面積よりも、小さくなるように構成した
    ことを特徴とする衝撃吸収ジャケット。
  2. 請求項1記載の衝撃吸収ジャケットにおいて、
    前記第1〜第4膨張室のそれぞれは、重ね合わせた前記基布の対面する周縁部にシール剤を塗布してシール部を形成し、前記シール部を縫合糸で縫合することにより、区画形成されている
    ことを特徴とする衝撃吸収ジャケット。
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