JP4711657B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディジタルカメラ等に使用される固体撮像装置に関する。
ディジタルカメラやカメラ付携帯電話の普及に伴い、それらに用いられる固体撮像装置の市場は著しく拡大している。固体撮像装置に対する要望は、高感度化や高画素化に止まらない。固体撮像装置には、それが搭載される機器の薄型化に伴うカメラ部分の薄型化に対応できる広角対応の要望が強くなっている。これは、カメラ部分に用いられるレンズの焦点距離が短くなっても、受光面に対して垂直な方向と広角を形成する方向からの光を確実に受光することが要求されることを意味する。
現在、固体撮像装置として広く使用されているCCDやMOSイメージセンサでは、複数の受光素子を有する半導体集積回路が2次元に配列され、受光素子が被写体からの光信号を電気信号に変換する。固体撮像装置の感度は、入射光量に対する受光素子の出力電流の大きさによって定義されることから、広角対応を実現するためには、広角から入射した光を確実に受光素子に導く必要がある。
また、ディジタルカメラは、価格競争が激しく、主要部品である固体撮像装置の低コスト化も強く要望されている。そのため、CCDやMOSイメージセンサの小型化も進んでいる。小型化と高画素化とにより、1画素あたりの受光面積は小さくなってきている。そのため、受光素子への集光技術が重要となっている。
図14は、従来の一般的な固体撮像装置の断面を示す図である。図14に示すように、マイクロレンズ101に垂直に入射する光102(実線で示した光)は、カラーフィルタ108に進行する。カラーフィルタ108は、入射光102のうちのそのカラーフィルタ108に対応する色の光のみを透過させる。カラーフィルタ108を透過した光は、受光素子106によって電気信号へ変換される。比較的高い集光効率が得られることから、マイクロレンズ101は、ほとんど全ての固体撮像装置において使用されている。なお、固体撮像装置の構成については、例えば特許文献1にも記載されている。
特開平5―251673号公報
上述したように、広角対応の固体撮像装置には、広角から入射した光を確実に受光素子に導くことが要求される。
しかしながら、マイクロレンズ101を用いる場合、集光効率は、信号光の入射角度が大きくなるとともに低下する。つまり、図14に示すように、マイクロレンズ101に対して垂直に入射してくる光102に関しては集光効率は高いが、斜め入射の光112(1点差線で示した光)に関しては集光効率は低い。これは、斜め入射の光112の進行が画素中の金属配線103に遮られたり、斜め入射の光112がマイクロレンズ101により大きく屈折することにより、受光素子106まで到達しない斜め入射の光112が存在するためである。
固体撮像装置は、2次元に配列された複数の画素で構成されているので、入射光が広がり角を持つ場合、外周部の画素に入射する光の角度は、中央の画素に入射する光の角度より大きい。つまり、外周部の画素には、斜めからの光112が入射する。そのため、外周部の画素における集光効率は中央の画素における集光効率より低い。
更に、マイクロレンズ101に対して垂直に入射する光であっても、図14に示すように、画素境界部に入射してくる光122(点線で示した光)を高効率で集めることはできない。金属配線103に遮られて、受光素子106に到達することができない光が存在するからである。
また、ほとんど全ての固体撮像装置において、入射光を色毎に分離するための赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のカラーフィルタ108が設けられており、コストを上げる要因となっている。
本発明は、上記課題を考慮し、広角から入射した光をも効率よく集めるとともに色分離機能を有する光学素子を備える固体撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の固体撮像装置は、2次元状に複数の画素が配列された固体撮像装置であって、前記画素は、受光素子と、前記受光素子の上方に配置された、少なくとも表面が金属により形成された光学素子とを有し、前記光学素子は、前記金属に形成された開口と、前記金属に凸部からなるパターンを、前記開口を中心に、周期的に複数形成した周期構造とからなり、隣接する前記凸部相互の距離、及び前記凸部の幅は、集光対象の光の1波長以下であって、0を超える長さであり、前記光学素子の前記周期構造のピッチと前記パターン形状が、画素毎に異なっており、外周部の前記画素の有する光学素子の前記ピッチは、中心部分の画素のそれよりも長く、前記画素の中心からずれて配置された前記受光素子の垂直上方の位置に、前記光学素子の前記開口が配置された構成である。
上記光学素子が用いられることにより、広角から入射した光をも効率よく集めることができる。また、隣接する凸部相互の距離、及び凸部の幅に応じた波長に対応する色の光を効率よく集めることができる。
また、前記複数の凸部は、(1)前記開口を中心に持つ複数の同心円それぞれの上に一体化された状態で設けられた凸部、(2)前記開口を中心に持つ、互いに相似な関係を有する複数の多角形それぞれの上に一体化された状態で設けられた凸部、(3)前記複数の同心円それぞれの上に、間隔をおいて設けられた複数の柱状の凸部、又は、(4)前記複数の多角形それぞれの上に、間隔をおいて設けられた複数の柱状の凸部である。
また、隣接する前記凸部相互の距離、及び前記凸部の幅は、集光対象の光の波長に対応した値である。
これにより、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の色を分離することができる。
また、隣接する前記凸部相互の距離、及び前記凸部の幅は、集光対象の光の入射角に対応した値である。
これにより、広角から入射した光を確実に集めることができる。
また、前記受光素子の上面と前記光学素子の下面との距離は、集光対象の光の3波長以下である。
これにより、開口からの光を確実に受光素子に導くことができる。
また、前記凸部の高さは、集光対象の光の1波長以下であって、0を超える高さであることが好ましい。
また、隣接する前記光学素子相互は電気的に分離されていることが好ましい。
これにより、各画素に対応する色とそれと異なる色との混色やクロストークを確実に防止することができる。
本発明は、広角から入射した光をも効率よく集めるとともに色分離機能を有する光学素子を備える固体撮像装置を提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
先ず、実施の形態1の固体撮像装置について説明する。
図1は、実施の形態1の固体撮像装置の断面図である。図1に示すように、各画素(サイズ:2.8μm角)は、光学素子1と、金属配線3と、信号伝送部4と、平坦化層5と、受光素子(例えば、Siフォトダイオード)6と、Si基板7とで構成されている。本実施の形態の固体撮像装置は、光学素子1を備えている点が、図14を用いて説明した従来の固体撮像装置と異なる。また、本実施の形態の固体撮像装置は、従来の固体撮像装置が備えるマイクロレンズ101及びカラーフィルタ108を備えていない。光学素子1は、集光機能と分光機能とを有する。
光学素子1は、金、銀、アルミニウム等の金属で形成されている。図2(a)は光学素子1の断面図であり、図2(b)は光学素子1の上面図である。図2に示すように、金属で形成されている光学素子1は、中心に開口(貫通孔)10が設けられた正方形の板の上に、開口10を中心とする、所定の幅を有する同心円状の複数の一体化された凸部が設けられた形状を有している。隣り合う円の半径差tは20〜400nmである。つまり、各凸部の幅t及び隣り合う凸部相互の間隔tは、20〜400nmである。また、凸部の高さhは20〜800nmである。なお、以下では、説明の便宜上、複数の同心円状の凸部を「パターン」ともいう。
また、光学素子1の開口10は円柱状の貫通孔であり、開口10の断面の円の直径dは、上記半径差t(各凸部の幅t及び隣り合う凸部相互の間隔t)と同じ値である。また、図1に示すように、隣接する光学素子1相互の間隔11は、開口10の直径dより大きい。
図1は、波長λの入射光2を各画素に対してほぼ垂直に入射させて集める様子を示している。直線矢印は入射光2の伝播及び伝播方向を示しており、波線矢印は、金属で形成されている光学素子1の表面のプラズモン8の伝播及び伝播方向を概念的に示している。プラズモン8は、光学素子1の表面の電子が垂直方向に振動することにより生じる疎密波である。なお、金属表面のプラズモンに関する技術は、文献“Tineke Thio et.al.;Giant optical transmission of sub‐wavelength apertures:physics and applications ;INSTITUTE OF PHYSICS PUBLISHING Nanotechnology 13(2002)429‐432”に記載されている。
周期構造のパターンを有する光学素子1に入射した光2は、光学素子1の表面でプラズモン8とカップリングし、入射光2のエネルギーはプラズモン8のエネルギーに変換される。開口10の断面の円の直径dが上記半径差t(各凸部の幅t及び隣り合う凸部相互の間隔t)と同じ値であるとともに、隣接する光学素子1相互の間隔11が開口10の直径dより大きい。これにより、プラズモン8は、パターンの中心に設けられた開口10に集められ、開口10を通り、光学素子1の裏面(Si基板7側)に伝播する。裏面に伝播したプラズモン8は、光に変換され、放射光9として受光素子6に進行する。このように、光学素子1は入射した全ての光を集めることができる。
周期構造のパターンが形成されていなければ、開口10に入射する光しか受光素子6へ到達しない。しかしながら、周期構造のパターンにより、光がプラズモン8とカップリングし、画素全体に入射した光を集めることができる。光学素子1にパターンが形成されていることにより、開口10から放射する光の量は、パターンが形成されていない場合において開口10を通過する光の量の20倍を超える。このとき、上記半径差t(各凸部の幅t及び隣り合う凸部相互の間隔t)が、集めようとする光の1波長以下である場合、入射光2のエネルギーはプラズモン8のエネルギーに変換され、集光効率が最大となる。
また、プラズモン8の励起に伴い、近接場光(電磁波)が光学素子1の表面近傍に発生するが、その電磁波の強度は、表面近傍から離れるに従って減少し、波長程度の距離で強度が半減するため、各凸部の高さhは、波長程度が好ましい。
また、集めようとする光の色に応じて、光学素子1の周期構造のパターンを形成しておくことにより、その色の光のみを受光素子6に導くことができる。具体的には、図2に示すパターンの周期ピッチp(上記半径差t(各凸部の幅t及び隣り合う凸部相互の間隔t)の2倍)を、集めようとする光の色に応じて変えることにより、プラズモンとカップリングする光の波長を変える。これにより、光を色毎に分離することができる。例えば、光学素子1が銀で形成されている場合、パターンの周期ピッチpを550nmにすると、赤色の光(波長λ:0.65μm)を効率よく集めることができる。また、パターンの周期ピッチpを450nmにすると、緑色の光(波長λ:0.55μm)を効率よく集めることができ、パターンの周期ピッチpを300nmにすると、青色の光(波長λ:0.45μm)を効率よく集めることができる。
また、図3に示すように、斜めから入射する光32に対しても、周期ピッチpを、斜めから入射する光32を集光することができるピッチにしておくことにより、光学素子1は、入射した全部の光を集めることができる。
このように、各画素に入射する光の角度と集めようとする光の色とに応じて、最適な周期ピッチpを形成しておくことにより、光学素子1は、集めようとする光を、いずれの入射角であっても高い効率で集めることができる。
更に、開口10からの放射光9を確実に受光素子6に到達させるために、放射光9の広がりを考慮して、図4に示すように、光学素子1の下面から受光素子6の上面までの距離は、集めようとする光の3波長以下であることが好ましい。
また、図5に示すように、受光素子6が画素中心からずれている場合においても、図5並びに図6(a)の断面図及び図6(b)の上面図に示すように、光学素子1の開口10を受光素子6の垂直上方の位置に設けることにより、入射した光を高効率で受光素子6に集めることができる。
なお、上述した実施の形態1では、図2に示すように、光学素子1を上方から見た場合の形状は正方形状である。しかしながら、光学素子1の形状は、上方から見た場合、長方形であってもよいし、円形、三角形等であってもよい。上方から見た場合の光学素子1の形状は限定されない。
また、光学素子1のパターンは、同心円構造ではなく、図7に示すような、開口10を中心として、所定の幅を有する複数の正方形状の一体化された凸部が、対応する辺相互が平行となるように配置されたパターンであってもよい。図7(a)はそのような光学素子1の断面図であり、図7(b)はそのような光学素子1の上面図である。その際、各凸部の幅と、互いに平行な隣り合う凸部相互の間隔とが同じであり、それらが集めようとする光の1波長以下でなければならない。
また、光学素子1のパターンは、図8に示すような、円柱が所定の間隔で繰り返し配置された構造のパターンであってもよい。図8(a)はそのような光学素子1の断面図であり、図8(b)はそのような光学素子1の上面図である。その際、各凸部の直径と、その凸部と開口10とを結ぶ直線上の隣り合う凸部相互の間隔とが同じであり、それらが集めようとする光の1波長以下でなければならない。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2の固体撮像装置について説明する。
図9は、実施の形態2の固体撮像装置23における画素の配列状況を示す図である。信号光21は、光学レンズ22によって集光され、光学素子1を備える固体撮像装置23の上に照射される。受光素子と配線等とを含む半導体集積回路及び光学素子1が2次元に配列されている固体撮像装置23においては、中心部分の画素と外周部の画素とでは、光の入射角度が異なる。光は、中心部分の画素に対してはほぼ0°で入射するが、外周部の画素に対しては約30〜40°で入射する。
全部の画素について、入射光を高い効率で集めるために、画素毎に、光学素子1の周期構造やパターンの形状を異ならせておく。例えば、図10に示すように、外周部の画素の光学素子1の周期ピッチを、中心部分の画素のそれよりも長くする。これにより、光の入射角が異なっても、光は高効率で集められる。
パターンは以下のように設計する。先ず、光の波数をkとし、波数のx成分をkx、y成分をkyと定義する。周期構造の周期をTとし、q=2π/Tとしたとき、“q”のx方向をqx=2π/Tx、y方向をqy=2π/Tyと定義する。|m|を2以上の整数としたとき、kx+mqx及びky+mqyが、プラズモンのエネルギーと一致するように、パターンを設計する。
ここで、光の入射角と集光効率との関係を図11に示す。図11は、固体撮像装置23全体の集光効率の特性を示している。横軸の角度は、固体撮像装置23に入射する光の角度を示しており、0°が中心部分の画素に対する入射角、30°以上が外周部の画素に対する入射角を意味している。
図11に示すように、マイクロレンズを備える従来の固体撮像装置では、集光効率は入射角度20°付近から急激に低下する。それに対して、実施の形態2の固体撮像装置23では、集光効率は、入射角度が20°を超えてもほとんど低下しない。つまり、実施の形態2の固体撮像装置23では、外周部の画素においても、高い集光効率が保たれている。図11から明らかなように、光学素子1は、マイクロレンズと比較して、入射光の角度に依らず高い効率で集光することができる。これにより、光学素子1を備えた固体撮像装置23は、携帯電話用カメラ等の短焦点光学系を有する装置に用いることができる。
更に、隣接する光学素子1相互の隙間は、集光ロスの原因となるため、できるだけ小さいほうがよいが、各光学素子1は、電気的に分離されていなければならない。例えば、隣接する光学素子1相互の距離を、光学素子1の半径差t及び開口dより長くすることにより、各光学素子1を電気的に分離する。加えて、光学素子1は、絶縁層の上に形成されていることが好ましい。これらが実現されることにより、各画素に対応する色の混色やクロストークを確実に防止することができる。
例えば、図10に示すように、光学素子1を、上方から見た状態で四角形とし、隣接する画素相互の間隔を、それらの画素が電気的に分離される距離に設定しておき、画素領域全体に2次元に配置する。これにより、各画素に対応する色の混色やクロストークを確実に防止することができる。また、漏れ光が無く、集光ロスも低減することができる。
(実施の形態3)
次に、光学素子1の製造方法を、図12を用いて説明する。
まず、半導体製造プロセスを用いて、Si基板上に受光素子、配線、遮光層、信号伝送部を配置して固体撮像素子基板31を形成する。1画素のサイズは2.8μm角であり、受光素子は1.1μm角である。その後、図12(a)に示すように、固体撮像素子基板31の上に、蒸着法又はスパッタ法により、例えば厚み0.5μmの金属膜32を形成し、その上に例えば厚み0.5μmのレジスト33を塗布する。
次に、図12(b)に示すように、リソグラフィーにより、レジスト33を同心円構造等のパターンに変形する。その後、図12(c)に示すように、ウエットエッチング又はドライエッチングによって、金属膜32を同心円構造等のパターンに変形する。
更に、図12(d)に示すように、開口部35を形成するために、及び隣接する画素相互を電気的に分離する画素分離部36を形成するために、金属膜32のパターンの上にレジスト34を塗布する。その後、リソグラフィーにより、開口部35及び画素分離部36を形成する位置のレジスト34を除去する。そして、レジスト34が塗布されていない金属膜32をエッチングして、開口部35及び画素分離部36を形成する。金属膜32のエッチングは、ウエットエッチングでもよいし、ドライエッチングでもよい。その後、図12(e)に示すように、レジスト34を除去する。これにより、光学素子1が完成する。
(実施の形態4)
次に、実施の形態3の製造方法とは異なる、光学素子1の製造方法を、図13を用いて説明する。
まず、半導体製造プロセスを用いて、Si基板上に受光素子、配線、遮光層、信号伝送部を配置して固体撮像素子基板31を形成する。1画素のサイズは2.8μm角であり、受光素子は1.1μm角である。その後、図13(a)に示すように、プラズマCVD法を用いて、固体撮像素子基板31の上に、例えば厚み0.5μmのSiO2膜37を形成し、その上に例えば厚み0.5μmのレジスト33を塗布する。
次に、図13(b)に示すように、リソグラフィーにより、レジスト33を同心円構造等の凹凸を有するパターンに変形する。その後、図13(c)に示すように、ドライエッチングによって、SiO2膜37を同心円構造等の凸部を有するパターンに変形する。そして、図13(d)に示すように、蒸着法又はスパッタ法により、固体撮像素子基板31及びSiO2膜37のパターン上に金属膜38を形成する。
更に、図13(e)に示すように、隣接する画素相互を電気的に分離するための画素分離部36を形成するために、金属膜38の上にレジスト34を塗布する。次に、リソグラフィーにより、開口部35及び画素分離部36を形成する位置のレジスト34を除去する。その後、図13(f)に示すように、エッチングにより、開口部35及び画素分離部36を形成する位置の金属膜38と、レジスト34とを除去する。この場合、エッチングは、ウエットエッチングでもよいし、ドライエッチングでもよい。これにより、光学素子1が完成する。
本発明の固体撮像装置は、ディジタルビデオカメラ、ディジタルスチルカメラ、カメラ付携帯電話等に有用であり、それらの装置の性能向上、低価格化を実現することができる。
実施の形態1の固体撮像装置の断面図である。 (a)は実施の形態1の光学素子1の断面図であり、(b)は光学素子1の上面図である。 実施の形態1の固体撮像装置の断面図である。 実施の形態1の固体撮像装置の断面図である。 実施の形態1の固体撮像装置の断面図である。 (a)は実施の形態1の光学素子1の断面図であり、(b)は光学素子1の上面図である。 (a)は実施の形態1の光学素子1の断面図であり、(b)は光学素子1の上面図である。 (a)は実施の形態1の光学素子1の断面図であり、(b)は光学素子1の上面図である。 実施の形態2の固体撮像装置における画素の配列状況等を示す図である。 実施の形態2の固体撮像装置における画素の配列状況を示す図である。 実施の形態2の固体撮像装置における光の入射角と集光効率との関係を示す図である。 実施の形態3の光学素子の製造プロセスを示す図である。 実施の形態4の光学素子の製造プロセスを示す図である。 従来の固体撮像装置の断面図である。
符号の説明
1 光学素子
2 入射光
3 金属配線
4 電気信号伝送部
5 平坦化層
6 受光素子
7 Si基板
8 プラズモン
9 放射光
10 開口
21 信号光
22 光学レンズ
23 固体撮像装置
31 固体撮像素子基板
32、38 金属膜
33、34 レジスト
35 開口部
36 画素分離部
37 SiO2
101 マイクロレンズ
102 入射光(垂直入射)
103 金属配線
104 電気信号伝送部
106 受光素子
108 カラーフィルタ
112 入射光(斜め入射)
122 入射光(垂直入射、画素境界部)

Claims (6)

  1. 2次元状に複数の画素が配列された固体撮像装置であって、
    前記画素は、
    受光素子と、
    前記受光素子の上方に配置された、少なくとも表面が金属により形成された光学素子とを有し、
    前記光学素子は、
    前記金属に形成された開口と、
    前記金属に凸部からなるパターンを、前記開口を中心に、周期的に複数形成した周期構造とからなり
    隣接する前記凸部相互の距離、及び前記凸部の幅は、集光対象の光の1波長以下であって、0を超える長さであり、
    前記光学素子の前記周期構造のピッチと前記パターン形状が、画素毎に異なっており、
    外周部の前記画素の有する光学素子の前記ピッチは、中心部分の画素のそれよりも長く、
    前記画素の中心からずれて配置された前記受光素子の垂直上方の位置に、前記光学素子の前記開口が配置された構成である
    固体撮像装置。
  2. 隣接する前記凸部相互の距離、及び前記凸部の幅は、集光対象の光の波長に対応した値である
    請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 隣接する前記凸部相互の距離、及び前記凸部の幅は、集光対象の光の入射角に対応した値である
    請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 前記受光素子の上面と前記光学素子の下面との距離は、集光対象の光の3波長以下である
    請求項1記載の固体撮像装置。
  5. 前記凸部の高さは、集光対象の光の1波長以下であって、0を超える高さである
    請求項1記載の固体撮像装置。
  6. 隣接する前記光学素子相互は電気的に分離されている
    請求項1記載の固体撮像装置。
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