JP2009267000A - 固体撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】高解像度および高精細な画像に必須の微細なセルサイズであっても、高角度(広角)入射可能な固体撮像素子を提供する。
【解決手段】入射光を受光する単位画素が二次元状に複数配置された固体撮像素子100は、入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅で同心形状に分割された第1の光透過膜を有し、当該第1の光透過膜の分割により凸レンズ型の実効屈折率分布を有する分布屈折率型レンズ1と、入射光の伝搬方向に対し分布屈折率型レンズ1と直列に配置され、入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅で同心形状に分割された第2の光透過膜からなり、当該第2の光透過膜の分割により凹レンズ型の実効屈折率分布を有する分布屈折率型レンズ3とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像素子に関し、特にデジタルカメラ等に使用される固体撮像素子およびその製造方法に関する。
近年、デジタルカメラやカメラ付携帯電話の普及に伴い、固体撮像素子の市場は著しく拡大してきた。多種多様なアプリケーション展開が実施されているなか、技術のトレンドは、画素サイズの微細化、広ダイナミックレンジ、高感度と多岐にわたっている。特に画素サイズの微細化は、高解像度および高精細な画像を得るためには必要不可欠な技術である。
CCDやMOSイメージセンサなどの固体撮像素子では、複数の受光部分を有する半導体集積回路が2次元的に配列され、被写体からの光信号が電気信号に変換される。固体撮像素子の感度は、入射光量に対する受光素子の出力電流の大きさによって定義されていることから、入射した光が確実に受光素子に導入されることが感度向上のため重要な要素となっている。
そのため、CCD、MOSイメージセンサを始めとするほとんどの固体撮像素子には、マイクロレンズや層内レンズといった球面レンズが形成されている。
図14は、従来の固体撮像素子における一画素の基本構成の一例を示す構造断面図である。同図における固体撮像素子は、マイクロレンズ501と、カラーフィルタ502と、層内レンズ503および505と、遮光層504と、配線層506と、Si基板507と、受光素子508と、透明平坦化膜509とを備える。マイクロレンズ501に垂直に入射した入射光は、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のいずれかのカラーフィルタ502によって色分離された後、2個の層内レンズ503および505を通過し、受光素子508において電気信号への変換がなされる。
図15(a)は、マイクロレンズと層内レンズとを備えた従来の固体撮像素子における入射光の光伝搬プロファイルを示す図である。画素サイズは2.8μm角である。画素面に対して、垂直に入射した入射光519は、マイクロレンズ501と層内レンズ503によって集光され、遮光層504、配線層506を通過した後、受光素子508に到達している。
一方、図15(b)は、マイクロレンズと2個の層内レンズとを備えた従来の固体撮像素子における入射光の光伝搬プロファイルを示す図である。同図における固体撮像素子では、層内レンズ505が追加されたことにより、集光特性が改善され、入射光が効率よく受光素子に到達している。現在では、マイクロレンズと1または2個の層内レンズとを備えた固体撮像素子が主流であり、これらについては、特許文献1および2に記載されている。
特許文献1に記載された技術を用いた固体撮像素子は、図15(a)に示されたようなマイクロレンズと層内レンズとの構成が開示されている。エッチバックによって、シリコン窒化膜が凸レンズ形状に加工され、その上部にポリスチレンのマイクロレンズが形成されている。2枚の集光レンズによる集光効率の改善が感度向上の要因である。
特許文献2に記載された技術を用いた固体撮像素子は、図15(b)に示されたようなマイクロレンズと2枚の層内レンズとの構成が開示されている。層内レンズとして、シリコン窒化膜で構成されている上凸レンズと下凸レンズの組み合わせが採用されている。3枚の集光レンズによる集光効率の改善が感度向上の要因である。
特許第3809708号公報 特開2007−294667号公報
しかしながら、図15(a)に示された固体撮像素子の構造では、層内レンズ503によって集光された光が、配線層506を通過した後、ビームが広がり、受光素子508以外の領域に入射してしまい、非常に大きな感度ロスとなっている。また、図15(b)に示された固体撮像素子の構造では、集光特性は改善されているが、層内レンズ505が追加されることにより、マイクロレンズ501と受光素子508との間の距離が長くなっている。
図16は、従来の固体撮像素子における単位画素のアスペクト比および感度の画素サイズ(セルサイズ)依存性を示すグラフである。ここでアスペクト比とは、マイクロレンズ―受光素子間距離をセルサイズで割った値である。セルサイズが6μm程度であればアスペクト比はほぼ1である。セルサイズの減少に伴って、アスペクト比は増加し、セルサイズが2μmよりも小さくなるとアスペクト比は3以上となる。このとき、画素面に対して光が垂直に入射(図16では0度で図示されている)したときの感度は、セルサイズの減少とともに、急激に減少している。また、光の入射角度が30°(図16では30度で図示されている)の場合、感度の減少はより顕著となっている。これは、アスペクト比の増加が、斜め入射特性に悪影響を及ぼすことを示唆している。
図17(a)は従来の固体撮像素子と入射光との関係を説明する図である。同図は、固体撮像素子511と撮像レンズ512とで構成された一般的な撮像系を表す。また、同図は、単位画素が2次元配列され、撮像レンズ512よって光が中心画素に集光された場合を示している。
図17(b)は、従来の固体撮像素子における一画素に垂直入射した入射光の光伝搬プロファイルを示す図である。撮像レンズ512の中心を通過した入射光520は、中心画素に対して垂直に入射し、撮像レンズ512の周辺を通過した入射光521は、中心画素に対して斜めに入射する。垂直に入射した入射光520は、3枚のレンズによって受光素子に効率よく集光されている。
一方、図17(c)は、従来の固体撮像素子における一画素に斜め入射した入射光の光伝搬プロファイルを示す図である。撮像レンズ512から斜め入射した入射光521は、配線層によって遮光されているのがわかる。アスペクト比の増加に伴って、斜め入射光の遮光角度はより小さくなるため、図16に示されたような、低感度化が顕著になる。また、この結果は、各画素に入射できる光の立体角が小さいことを示しており、撮像レンズの高NA(開口数)化、光学モジュールの短焦点化(薄型化)が非常に困難であることを示唆している。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、高解像度および高精細な画像に必須の微細なセルサイズであっても、高角度(広角)入射可能な固体撮像素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る固体撮像素子は、入射光を受光する単位画素が二次元状に複数配置された固体撮像素子であって、前記単位画素は、前記入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅で同心形状に分割された第1の光透過膜を有し、当該第1の光透過膜の分割により凸レンズ型の実効屈折率分布を形成する第1のレンズと、前記入射光の伝搬方向に対し前記第1のレンズと直列に配置され、前記入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅で同心形状に分割された第2の光透過膜を有し、当該第2の光透過膜の分割により凹レンズ型の実効屈折率分布を形成する第2のレンズとを備えることを特徴とする。
これにより、固体撮像素子内に光透過膜を用いて凸レンズ効果および凹レンズ効果を有する光学系が構築されるので、層内レンズの枚数を増やすことなく、また、各単位画素のアスペクト比を大きくすることなく受光素子への集光効率を上昇させ、感度を向上させることができる。
また、前記第1のレンズは、前記入射光の伝搬方向に対して、前記第2のレンズの前段に配置されていることが好ましい。
これにより、入射光を効率よく受光素子に導入することができ、感度が向上する。
また、前記第2のレンズは、前記入射光の伝搬方向に対して、前記第1のレンズの前段に配置されていてもよい。
これにより、各画素に光を広角入射することができ、斜め入射特性の向上、ならびに短焦点モジュールが実現できる。
また、前記第1のレンズおよび前記第2のレンズのうち少なくともいずれか一方は、前記単位画素の表面中心に対し画素面方向に非対称である実効屈折率分布を有してもよい。
これにより、斜め入射特性が向上するので、高角度(広角)入射光に対して感度が向上する。
また、前記第1のレンズおよび前記第2のレンズは、それぞれ、前記第1の光透過膜および前記第2の光透過膜を前記入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅で同心形状に分割することにより生成された複数のゾーン領域の組み合わせで構成され、前記複数のゾーン領域のうち少なくとも一のゾーン領域は、第1の幅および第1の膜厚を有し同心形状である下段ゾーン領域と、前記下段ゾーン領域の上に接して構成され、第2の幅および第2の膜厚を有し同心形状である上段ゾーン領域とを含んでもよい。
これにより、高精度な分布屈折率レンズを現有半導体薄膜プロセスで容易に形成でき、生産コストを抑制することができる。
また、本発明は、上記のような特徴を有する固体撮像素子として実現することができるだけでなく、このような固体撮像素子を備えるカメラとしても、同様の構成と効果がある。
また、本発明は、このような特徴的な手段を備える固体撮像素子として実現することができるだけでなく、固体撮像素子に含まれる特徴的な手段をステップとする固体撮像素子の製造方法として実現することができる。
本発明に係る固体撮像素子によれば、素子内に凸レンズ効果と凹レンズ効果を有する光学系を簡便な半導体薄膜プロセスを用いて構築することができるので、アスペクト比を高くすることなく、広角入射可能な微細セルサイズを実現できる。
(実施の形態1)
本実施の形態1における固体撮像素子の各単位画素は、入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅で同心円状に分割された第1光透過膜を有し当該第1光透過膜の分割により凸レンズ型の実効屈折率分布を伴う第1のレンズと、入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅で同心円状に分割された第2光透過膜を有し当該第2光透過膜の分割により凹レンズ型の実効屈折率分布を伴う第2のレンズとを備え、第1のレンズと第2のレンズは入射光の伝搬方向に対し直列配置されている。
この実施の形態によれば、アスペクト比を高くすることなく受光素子への集光効率が上昇し、素子感度を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態1に係る固体撮像素子について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像素子における単位画素の構造断面図である。同図における固体撮像素子100は、フルHD仕様(200万画素)であり、図1ではその一単位画素が図示されている。単位画素のセルサイズは2.8μm角である。また、固体撮像素子100は、分布屈折率型レンズ1および3と、カラーフィルタ2と、遮光層4と、配線層5と、受光素子6と、Si基板7と、透明平坦化膜8とを備える。なお、遮光層4、配線層5、受光素子6、Si基板7、透明平坦化膜8は、半導体集積回路9を構成する。
分布屈折率型レンズ1は、第1のレンズであり、単位画素の最上層に形成され、凸レンズ効果を有する分布屈折率型のマイクロレンズとしての機能を有する。また、分布屈折率型レンズ1は、第1の光透過膜であるSiO2膜(n=1.45)を同心円状に掘り込んだ同心形状を有し、周りの媒質は空気10(n=1.00)である。ここで、同心円状に分割されたSiO2の各領域である同心円環の幅は、入射光の波長と同程度かそれよりも短い。また、分布屈折率型レンズ1の膜厚は、例えば、1.2μmである。
分布屈折率型レンズ3は、第2のレンズであり、遮光層4とカラーフィルタ2との間に形成され、凹レンズ効果を有する分布屈折率型のマイクロレンズとしての機能を有する。また、分布屈折率型レンズ3は、同心円状に掘り込まれた第2の光透過膜であるSiO2膜302の上に、SiN膜301(n=2.00)を埋め込んだ構造である。ここで、同心円状に分割されたSiO2膜302の各領域である同心円環の幅は、入射光の波長と同程度かそれよりも短い。また、分布屈折率型レンズ3の膜厚は、例えば、1μmである。
カラーフィルタ2は、分布屈折率型レンズ1に入射した入射光を、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のいずれかに色分離し、当該色分離された入射光を後段の分布屈折率型レンズ3へ低ロスで伝達する機能を有する。
受光素子6は、例えば、Siフォトダイオードで構成され、入射光を受光し、光信号としての入射光を電気信号へ変換する機能を有する。
図2(a)、図2(b)および図2(d)は、それぞれ、本発明の固体撮像素子における凸レンズ効果を有する分布屈折率型レンズの上面図、断面図および実効屈折率分布を示すグラフある。一般的に、凸レンズ効果を有するためには、分布屈折率型レンズの屈折率は光学中心で最も高くなる。図2(a)および図2(b)に示されたように、レンズ中心付近ではSiO2が密に集まり、外側のゾーン領域になるに従って疎へと変わっていく。このとき、各ゾーン領域幅14が入射光の波長と同程度かそれよりも小さければ、光が感じる実効屈折率は、そのゾーン領域内の高屈折率材料13(例えば、SiO2)と低屈折率材料12(例えば、空気)の体積比によって決まる。つまり、図2(d)に示されたように、ゾーン領域内の高屈折率材料13を増やせば有効屈折率は高くなり、ゾーン領域内の高屈折率材料13を減らせば、有効屈折率は低くなる。なお、ゾーン領域とは、光透過膜を入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅で同心形状に分割することにより生成された同心円環、同心円、またはこれらの組み合わせで構成された領域である。
ここで、図2(a)に記載されたように、分布屈折率型レンズ1を形成する画素領域は、各単位画素の開口に合わせて四角形状としている。一般に、入射窓の領域が円形の場合、隣接支合うレンズの間に隙間ができるため、漏れ光が発生し、集光ロスが増大する原因となる。これに対し、入射窓の領域が四角形状の場合には、画素の全領域で入射光を集光することができるので、上記漏れ光は無くなり、集光ロスを低減させることが可能となる。
図2(c)は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像素子における2段構造を有する分布屈折率型レンズの断面図である。分布屈折率型レンズ1は、SiO2を材料とし、第2の膜厚が0.4μm、第1の膜厚が0.8μmの2段同心構造の光透過膜によって構成されている。各ゾーン領域は、第1の幅および第2の幅としての2種類の幅を有するだけでなく、膜厚も変化させることによって、より精度の高い実効屈折率分布の制御が可能となる。本実施の形態における分布屈折率型レンズ1は、この2段同心構造を採用している。
図3(a)、図3(b)および図3(c)は、それぞれ、本発明の実施の形態1に係る分布屈折率型レンズを組み合わせた場合の構造断面図、実効屈折率分布を示すグラフおよび入射光の伝搬経路を示す図である。
図3(a)では、光の伝搬方向に対して、分布屈折率型レンズ1が前段に、また、分布屈折率型レンズ3が後段に配置されている。このとき、前述したように、分布屈折率型レンズ1は凸レンズとして機能する。これに対して、分布屈折率型レンズ3は、レンズ中心111付近では、SiO2の割合が高く、レンズ周辺ではSiNの割合が高くなっている。そのため、図3(b)下段に示されるように、分布屈折率型レンズ3の屈折率は、レンズ中心での1.45から、レンズ周辺での2まで変化することになり、凹レンズとして機能する。結果として、図3(a)に記載された分布屈折率型レンズの配置は、図3(c)に記載された、凸レンズ17と凹レンズ18で構成される一般的な光学系と等価となる。入射光19は、凸レンズ17によって集光された後、凹レンズ18によって並行伝搬光となる。
図4は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像素子における単位画素の光伝搬プロファイルを示す図である。図中の下方より入射光19が単位画素に入射される。同図より、入射光19は、凸レンズ効果を有する分布屈折率型レンズ1によって集光された後、凹レンズ効果を有する分布屈折率型レンズ3によって並行伝搬光となり、遮光層4、配線層5を通過した後、受光素子6に到達していることがわかる。
また、本発明の実施の形態に係る固体撮像素子100は、素子内に、凸レンズ効果と凹レンズ効果を有する光学系が光透過膜により容易に構築されるので、アスペクト比を高くすることなく、高受光効率を有する微細セルサイズが実現される。
図5は、本発明の実施の形態1に係る分布屈折率型レンズの作製工程を示す図である。分布屈折率型レンズ1および3の形成は、2回のフォトリソグラフィとエッチングにより実現される。
まず、通常の半導体プロセスを用いて、Si基板上に受光素子、遮光層、およびカラーフィルタを含む半導体集積回路9(図5では、その詳細については図示していない)を形成する。一単位画素のサイズは、2.8μm角であり、受光部は1.3μm角である。その後に、CVD装置を用いて、SiO2膜22を形成し、その上にレジスト20を塗布する(図5(a))。
次に、露光によって、レジスト20のパターニングを行う(図5(b))。このとき、SiO2膜22とレジスト20の厚みはそれぞれ、1.2μmと0.5μmである。
次に、エッチングを行い、その後、残っているレジスト20を除去し、画素表面に同心構造を形成する(図5(c))。このときの同心構造とは、例えば、図2(a)に記載されたような光透過膜からなる同心円構造である。
次に、Bottom Anti−Reflective Coating(以下、BARCと記す)材料24を埋め込み、平坦化する(図5(d))。
次に、平坦化されたBARC材料24の上に、レジスト21を塗布した後、再び露光によって、パターニングを行う(図5(e))。
次に、既に加工されているSiO2膜22を、途中段階までエッチングする(図5(f))。
次に、残っているレジスト21とBARC材料24を取り除き、SiN25を埋め込み、平坦化することによって、凹レンズ効果を有する分布屈折率型レンズ3を形成する。形成された分布屈折率型レンズ3の上に、SiO2膜26を堆積する(図5(g))。
最後に、図5(a)〜図5(f)を繰り返すことによって、凸レンズ効果を有する分布屈折率型レンズ1を形成する。
なお、本作製工程では、分布屈折率型レンズ3の上に直接SiO2膜26を積層しているが、本発明に係る固体撮像素子の製造工程では、分布屈折率型レンズ3とSiO2膜26との間にカラーフィルタ2や必要な透明平坦化膜8が形成される。
本実施の形態に係る分布屈折率型レンズの製造工程では、同心円環の幅が0.1μm程度の微細な構造であり、入射光の波長以下の微細凹凸構造を形成するため、フォトリソグラフィ工程において位相マスクを用いている。これにより、レジストのパターニングの幅(ピッチ)を高精度に制御することが可能となる。
また、本実施の形態に係る分布屈折率型レンズは、製造工程に大きな違いが無く、容易に現有の薄膜形成プロセスを用いて製造することができることから、生産コストが低減される。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る固体撮像素子における単位画素の構造断面図である。同図における固体撮像素子200は、フルHD仕様(200万画素)であり、図6ではその一単位画素が図示されている。単位画素のセルサイズは2.8μm角である。また、固体撮像素子200は、分布屈折率型レンズ1Aおよび3Aと、カラーフィルタ2と、遮光層4と、配線層5と、受光素子6と、Si基板7と、透明平坦化膜8とを備える。なお、遮光層4、配線層5、受光素子6、Si基板7、透明平坦化膜8は、半導体集積回路9を構成する。図6に記載された固体撮像素子200は、図1に記載された固体撮像素子100と比較して、分布屈折率型レンズ1の代わりに分布屈折率型レンズ1Aを、および分布屈折率型レンズ3の代わりに分布屈折率型レンズ3Aを備える点のみ異なる。以下、固体撮像素子100と同じ点は説明を省略し、異なる点のみ説明をする。
分布屈折率型レンズ1Aは、第1のレンズであり、遮光層4とカラーフィルタ2との間に形成され、凸レンズ効果を有する分布屈折率型のマイクロレンズとしての機能を有する。また、分布屈折率型レンズ1Aは、同心円状に掘り込まれた第1の光透過膜であるSiN膜101(n=2.00)の2段同心構造の上に、SiO2膜102(n=1.45)を埋め込んだ構造である。ここで、同心円状に分割されたSiN膜101の各領域である同心円環の幅は、入射光の波長と同程度かそれよりも短い。分布屈折率型レンズ1Aの膜厚は、例えば、1μmである。
分布屈折率型レンズ3Aは、第2のレンズであり、単位画素の最上層に形成され、凹レンズ効果を有する分布屈折率型のマイクロレンズとしての機能を有する。また、分布屈折率型レンズ3Aは、同心円状に掘り込まれた第2の光透過膜であるSiO2膜302(n=1.45)の2段同心構造の上に、SiN膜301(n=2.00)を埋め込んだ構造である。ここで、同心円状に分割されたSiO2膜302の各領域である同心円環の幅は、入射光の波長と同程度かそれよりも短い。分布屈折率型レンズ3Aの膜厚は、例えば、1μmである。
図7(a)、図7(b)および図7(c)は、それぞれ、本発明の実施の形態2に係る分布屈折率型レンズを組み合わせた場合の構造断面図、実効屈折率分布を示すグラフおよび入射光の伝搬経路を示す図である。
図7(a)では、光の伝搬方向に対して、分布屈折率型レンズ3Aが前段に、また、分布屈折率型レンズ1Aが後段に配置されている。このとき、分布屈折率型レンズ3Aは、SiO2とSiNとの割合変化により、凹レンズとして機能する。これに対して、分布屈折率型レンズ1Aは、SiO2とSiNの割合変化により、凸レンズとして機能する。そのため、分布屈折率型レンズ3Aおよび分布屈折率型レンズ1Aの実効屈折率分布は、それぞれ、図7(b)上段および下段のような面内分布を有する。結果として、図7(a)に記載された分布屈折率型レンズの配置は、図7(c)に記載された、凹レンズ18と凸レンズ17とで構成される一般的な光学系と等価となる。この構成によれば、ある立体角を持って入射する入射光19は、凹レンズ18によって並行伝搬光となった後、凸レンズ17によって集光される。
図8(a)は、本発明の実施の形態2に係る分布屈折率型レンズを組み合わせた場合の入射光の伝搬経路を示す図である。また、図8(b)および図8(c)は、それぞれ、本発明の実施の形態2に係る固体撮像素子における単位画素面に垂直に入射された場合および斜め入射された場合の光伝搬プロファイルを示す図である。いずれの図においても、図中の下方より入射光が単位画素に入射されている。レンズ中心を通過する入射光191は、図8(b)に示されたプロファイルにより、素子内を垂直に伝搬し、受光素子6に到達している様子が確認される。これに対して、レンズ周辺に斜め入射する入射光192は、図8(c)に示されたプロファイルにより、凹レンズ効果を有する分布屈折率型レンズ3によって並行伝搬光となった後、凸レンズ効果を有する分布屈折率型レンズ1によって集光され、遮光層4、配線層5を通過した後、高効率に受光素子6に到達している様子が確認される。
これにより、本実施の形態に係る固体撮像素子200は、広角度入射に対しても高効率に入射光を受光できるので、本発明の固体撮像素子を含む光学モジュールの短焦点化に非常に有用である。
なお、本実施の形態に係る分布屈折率型レンズの製造工程については、実施の形態1で説明した製造工程が含む各工程の順序や材料の選択を変更することのみにより、実施の形態1で説明した製造工程を適用することが可能となる。従って、本実施の形態に係る分布屈折率型レンズにおいても、製造工程に大きな違いが無く、容易に現有の薄膜形成プロセスを用いて製造することができることから、生産コストが低減される。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3に係る固体撮像素子における単位画素の構造断面図である。同図における固体撮像素子300は、フルHD仕様(200万画素)であり、図9ではその一単位画素が図示されている。単位画素のセルサイズは2.8μm角である。また、固体撮像素子300は、分布屈折率型レンズ1Bおよび3と、カラーフィルタ2と、遮光層4と、配線層5と、受光素子6と、Si基板7と、透明平坦化膜8とを備える。なお、遮光層4、配線層5、受光素子6、Si基板7、透明平坦化膜8は、半導体集積回路9を構成する。図9に記載された固体撮像素子300は、図1に記載された固体撮像素子100と比較して、分布屈折率型レンズ1の代わりに分布屈折率型レンズ1Bを備える点のみ異なる。以下、固体撮像素子100と同じ点は説明を省略し、異なる点のみ説明をする。
分布屈折率型レンズ1Bは、第1のレンズであり、単位画素の最上層に形成され、凸レンズ効果を有する分布屈折率型のマイクロレンズとしての機能を有する。また、分布屈折率型レンズ1Bは、第1の光透過膜であるSiO2膜(n=1.45)を同心円状に掘り込んだ同心形状であり、周りの媒質は空気10(n=1.00)である。ここで、同心円状に分割されたSiO2の各領域である同心円環の幅は、入射光の波長と同程度かそれよりも短い。また、分布屈折率型レンズ1Bの膜厚は、例えば、1.2μmである。特筆するべき点として、分布屈折率型レンズ1Bのレンズ中心が画素中心に対して、非対称配置されていることが挙げられる。
図10(a)および図10(b)は、本発明の実施の形態3に係る凸レンズ効果を有する分布屈折率型レンズの上面図と実効屈折率分布を示すグラフである。図10(a)に記載されたように、分布屈折率型レンズ1Bは、同心構造の中心を画素中心からシフトさせ、偏心構造としている。これにより、図10(b)に示されたように、実効屈折率分布が、画素中心11に対して非対称形状となる。そのため、分布屈折率型レンズ1Bは、集光性だけではなく偏向性も具備することになる。
図10(c)は、非対称な屈折率分布を有する分布屈折率型レンズを介して伝搬する光の様子を示す図である。特定の角度で入射してきた入射光193は、画素中心11に対して非対称な屈折率分布を有する、分布屈折率型レンズ1Bによって偏向され、画素中心11軸上に集光する。
図11は、本発明の実施の形態3に係る固体撮像素子における単位画素の光伝搬プロファイルを示す図である。図中の下方より入射光193が単位画素に斜め入射される。入射光193は、画素中心11に対して非対称な屈折率分布を有し、凸レンズ効果を具備した分布屈折率型レンズ1Bによって伝搬方向を画素面垂直方向に偏向されているのがわかる。その後、凹レンズ効果を有する分布屈折率型レンズ3によって並行伝搬光となり、遮光層4、配線層5を通過した後、高効率に受光素子6に到達している様子が確認される。
これにより、本発明の実施の形態3に係る固体撮像素子300は、高角度入射に対しても高効率に入射光を受光できるので、固体撮像素子面内で様々な角度の光が入射するような、非線形光学系でも有用である。
なお、本実施の形態では、凸レンズ効果を有する分布屈折率型レンズを偏心させた場合を例としたが、もちろん凹レンズ効果を有する分布屈折率型レンズを偏心させてもよい。
なお、本実施の形態に係る分布屈折率型レンズの製造工程については、実施の形態1で説明した製造工程のレジストパターンのみを変更することにより、実施の形態1で説明した製造工程を適用することが可能となる。従って、本実施の形態に係る分布屈折率型レンズにおいても、製造工程に大きな違いが無く、容易に現有の薄膜形成プロセスを用いて製造することができることから、生産コストが低減される。
上述した実施の形態1〜3により、素子内に凸レンズ効果と凹レンズ効果を有する光学系を簡便な半導体薄膜プロセスを用いて構築することができるので、アスペクト比を高くすることなく、広角入射可能な微細セルサイズを実現することが可能となる。
なお、本発明に係る固体撮像素子は、上記実施の形態に限定されるものではない。実施の形態1〜3における任意の構成要素を組み合わせて実現される別の実施の形態や、実施の形態1〜3に対して本発明の主旨を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例や、本発明に係る固体撮像素子を内蔵した各種機器も本発明に含まれる。例えば、本発明に係る固体撮像素子が内蔵されたカメラも本発明に含まれる。
図12は、本発明の固体撮像素子が内蔵されたカメラの機能構成図である。同図に記載されたカメラは、レンズ51と、固体撮像素子52と、駆動回路53と、信号処理部54と、外部インターフェイス部55とを備える。レンズ51を通過した光は、固体撮像素子52に入射する。信号処理部54は、駆動回路53を介して固体撮像素子52を駆動し、固体撮像素子52からの出力信号を取り込む。その出力信号は、信号処理部54で各種信号処理が施され、外部インターフェイス部55を介して外部に出力される。ここで、固体撮像素子52は、入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅で同心円状に分割された第1光透過膜を有し当該第1光透過膜の分割により凸レンズ型の実効屈折率分布を伴う第1のレンズと、入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅で同心円状に分割された第2光透過膜を有し当該第2光透過膜の分割により凹レンズ型の実効屈折率分布を伴う第2のレンズとを備え、第1のレンズと第2のレンズは入射光の伝搬方向に直列に配置されているので、層内レンズの枚数を増やすことなく低アスペクト比で良好な集光効率および感度を有する。このような固体撮像素子を有するカメラは、広角な入射光に対しても、鮮明な画像を撮影することができる利点を有し、例えば、図13(a)に示されるデジタルスチルカメラおよび図13(b)に示されるビデオカメラとして実現される。
本発明は、固体撮像素子を内蔵するデジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、カメラ付携帯電話機、監視用カメラ、車載用カメラ、放送用カメラをはじめとするイメージセンサ関連製品に有用であり、特に広角入射可能な微細セルサイズが要求される固体撮像素子に用いられるのに最適である。
本発明の実施の形態1に係る固体撮像素子における単位画素の構造断面図である。 (a)は、本発明の固体撮像素子における凸レンズ効果を有する分布屈折率型レンズの上面図である。(b)は、本発明の固体撮像素子における凸レンズ効果を有する分布屈折率型レンズの断面図である。(c)は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像素子における2段構造を有する分布屈折率型レンズの断面図である。(d)は、本発明の固体撮像素子における凸レンズ効果を有する分布屈折率型レンズの実効屈折率分布を示すグラフある。 (a)は、本発明の実施の形態1に係る分布屈折率型レンズを組み合わせた場合の構造断面図である。(b)は、本発明の実施の形態1に係る分布屈折率型レンズを組み合わせた場合の実効屈折率分布を示すグラフである。(c)は、本発明の実施の形態1に係る分布屈折率型レンズを組み合わせた場合の入射光の伝搬経路を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る固体撮像素子における単位画素の光伝搬プロファイルを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る分布屈折率型レンズの作製工程を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る固体撮像素子における単位画素の構造断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態2に係る分布屈折率型レンズを組み合わせた場合の構造断面図である。(b)は、本発明の実施の形態2に係る分布屈折率型レンズを組み合わせた場合の実効屈折率分布を示すグラフである。(c)は、本発明の実施の形態2に係る分布屈折率型レンズを組み合わせた場合の入射光の伝搬経路を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態2に係る分布屈折率型レンズを組み合わせた場合の入射光の伝搬経路を示す図である。(b)は、本発明の実施の形態2に係る固体撮像素子における単位画素面に垂直に入射された場合の光伝搬プロファイルを示す図である。(c)は、本発明の実施の形態2に係る固体撮像素子における単位画素面に斜め入射された場合の光伝搬プロファイルを示す図である。 本発明の実施の形態3に係る固体撮像素子における単位画素の構造断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態3に係る凸レンズ効果を有する分布屈折率型レンズの上面図である。(b)は、本発明の実施の形態3に係る凸レンズ効果を有する分布屈折率型レンズの実効屈折率分布を示すグラフである。 本発明の実施の形態3に係る固体撮像素子における単位画素の光伝搬プロファイルを示す図である。 本発明の固体撮像素子が内蔵されたカメラの機能構成図である。 (a)は、デジタルスチルカメラの外観図である。(b)は、ビデオカメラの外観図である。 従来の固体撮像素子における一画素の基本構成の一例を示す構造断面図である。 (a)は、マイクロレンズと層内レンズとを備えた従来の固体撮像素子における入射光の光伝搬プロファイルを示す図である。(b)は、マイクロレンズと2個の層内レンズとを備えた従来の固体撮像素子における入射光の光伝搬プロファイルを示す図である。 従来の固体撮像素子における単位画素のアスペクト比および感度の画素サイズ(セルサイズ)依存性を示すグラフである。 (a)は従来の固体撮像素子と入射光との関係を説明する図である。(b)は、従来の固体撮像素子における一画素に垂直入射した入射光の光伝搬プロファイルを示す図である。(c)は、従来の固体撮像素子における一画素に斜め入射した入射光の光伝搬プロファイルを示す図である。
符号の説明
1、1A、1B、3、3A 分布屈折率型レンズ
2、502 カラーフィルタ
4、504 遮光層
5、506 配線層
6、508 受光素子
7、507 Si基板
8、509 透明平坦化膜
9 半導体集積回路
10 空気
11 画素中心
12 低屈折率材料
13 高屈折率材料
14 ゾーン領域幅
17 凸レンズ
18 凹レンズ
19、191、192、193、519、520、521 入射光
20、21 レジスト
22、26、102、302 SiO2
24 BARC材料
25 SiN
51 レンズ
52、100、200、300、511 固体撮像素子
53 駆動回路
54 信号処理部
55 外部インターフェイス部
101、301 SiN膜
111 レンズ中心
501 マイクロレンズ
503、505 層内レンズ
512 撮像レンズ

Claims (7)

  1. 入射光を受光する単位画素が二次元状に複数配置された固体撮像素子であって、
    前記単位画素は、
    前記入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅で同心形状に分割された第1の光透過膜を有し、当該第1の光透過膜の分割により凸レンズ型の実効屈折率分布を形成する第1のレンズと、
    前記入射光の伝搬方向に対し前記第1のレンズと直列に配置され、前記入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅で同心形状に分割された第2の光透過膜を有し、当該第2の光透過膜の分割により凹レンズ型の実効屈折率分布を形成する第2のレンズとを備える
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記第1のレンズは、前記入射光の伝搬方向に対して、前記第2のレンズの前段に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記第2のレンズは、前記入射光の伝搬方向に対して、前記第1のレンズの前段に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  4. 前記第1のレンズおよび前記第2のレンズのうち少なくともいずれか一方は、前記単位画素の表面中心に対し画素面方向に非対称である実効屈折率分布を有する
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  5. 前記第1のレンズおよび前記第2のレンズは、それぞれ、前記第1の光透過膜および前記第2の光透過膜を前記入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅で同心形状に分割することにより生成された複数のゾーン領域の組み合わせで構成され、
    前記複数のゾーン領域のうち少なくとも一のゾーン領域は、
    第1の幅および第1の膜厚を有し同心形状である下段ゾーン領域と、
    前記下段ゾーン領域の上に接して構成され、第2の幅および第2の膜厚を有し同心形状である上段ゾーン領域とを含む
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の固体撮像素子を備える
    ことを特徴とするカメラ。
  7. 入射光を受光する単位画素が二次元状に複数配置された固体撮像素子の製造方法であって、
    基板上に、受光素子、配線層および遮光層を有する半導体集積回路を形成する半導体集積回路形成ステップと、
    前記半導体集積回路の上に、第1の光透過膜を積層する第1光透過膜積層ステップと、
    前記第1の光透過膜を、凹レンズ型または凸レンズ型の実効屈折率分布を形成するように、入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅に、かつ、同心形状に分割する第1光透過膜分割ステップと、
    第1の光透過膜の上に、第2の光透過膜を積層する第2光透過膜積層ステップと、
    前記第2の光透過膜を、前記第1の光透過膜の有する実効屈折率分布と異なる型の実効屈折率分布を有するように、前記入射光の波長と同程度かそれよりも短い幅に、かつ、同心形状に分割する第2光透過膜分割ステップとを含む
    ことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
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