JP2011243885A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スミア特性の低下を抑制しつつ、高感度を実現した固体撮像装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る固体撮像装置100は、半導体基板101と、半導体基板101に行列状に形成され、入射光を信号電荷に変換する複数の受光部103とを備え、半導体基板101は、表面から突出し滑らかな曲面で構成される複数の凸部102を備え、複数の凸部102のそれぞれは、複数の受光部103のそれぞれに対応して配置され、半導体基板101と一体形成されている。
【選択図】図1B

Description

本発明は、固体撮像装置及びその製造方法に関する。
CCD(Charge Coupled Device)型固体撮像装置に代表される固体撮像装置は、デジタルスチルカメラ及びデジタルビデオカメラ等の撮像装置の撮像素子として広く利用されており、その需要は益々増加している。近年は、撮像画素数の増加が非常に強く要請されており、画素の配列密度を高くしつつ、さらに画素を小型化する必要がある。
ところが、画素サイズを縮小した場合、単位画素に入射する光量は減少し、各画素の受光部の感度特性が低下するという不具合が生じてしまう。
この観点から、受光部上方に設けたオンチップカラーフィルタ上にオンチップレンズを設け、受光部への集光効率を高める工夫がなされている。しかし、例えば4×4μm以下の画素サイズを有する固体撮像装置では、オンチップレンズ単独で集光効率を高めることは、ほぼ限界に近づいている。
そこで、上記の集光効率の向上を達成する新たな技術として、オンチップレンズと受光部との間の層内に光透過材料の膜からなる、もう一つのレンズ(層内レンズ)を形成することで集光効率をさらに向上させることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
この層内レンズは、光電変換をなす受光部の直上において、層間膜中に形成されるレンズであり、オンチップレンズと同様にこの層内レンズに入射した光を当該層内レンズの上面側または下面側の界面で屈折させ、受光部に導くものである。
また、受光部の直上位置の平坦化膜に孔部を形成し、その後、高屈折率材料を孔部に埋め込むことにより、光導波路を形成し、光導波路となる高屈折率膜と平坦化膜との界面で光を全反射させて、受光部に取り込む技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭61−287263号公報 特開2003−060179号公報
しかしながら、近年、画素の小型化が益々進み、例えば2×2μm以下の画素サイズを有する固体撮像装置も提案されている。このような画素サイズの小型化に伴って電荷転送部と受光部の開口端との距離が縮小するために、受光部への集光効率を高めることで、電荷転送部への光の混入によるスミアが発生しやすくなるという課題がある。層内レンズを用いた場合は、集光効率を高めるためにレンズ曲率を高めなければならず、集光焦点が受光部表面より上に来てしまう。そのため、受光部に斜めに入射する光成分が増加し、電荷転送部へ光が混入しやすくなる。スミアを抑制するためには、斜め入射光を抑制するために、逆に集光効率を下げる必要があり、感度が低下するという別の課題が発生する。
また光導波路を用いた場合においても、導波路の下端で光が拡がって受光部に入射するため、同様に電荷転送部へ光が混入しやすくなり、スミアが発生しやすくなる。つまり、層内レンズ、光導波路のいずれの技術を用いても、スミアと感度を両立させることは不可能である。
本発明は、上記課題を解決するものであり、スミア特性の低下を抑制しつつ感度の高い固体撮像装置、及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置は、半導体基板と、前記半導体基板に行列状に形成され、入射光を信号電荷に変換する複数の受光部とを備え、前記半導体基板は、表面から突出し滑らかな曲面で構成される複数の凸部を備え、前記複数の凸部のそれぞれは、前記複数の受光部のそれぞれに対応して配置され、前記半導体基板と一体形成されている。
この構成によれば、本発明に係る固体撮像装置では、半導体基板の表面の凸部が上に凸の曲面を有するために、レンズの効果を発揮する。これにより、半導体基板の表面に斜めに入射した光を凸部にて屈折させ、より垂直に近い角度で受光部内に導くことができる。よって、本発明に係る固体撮像装置は、スミア特性の低下を抑制しつつ感度を向上できる。
また、前記受光部の表面は上に凸の滑らかな曲面で構成されてもよい。
また、さらに、前記凸部の上に、透明な膜から成るレンズを備えてもよい。
この構成によれば、本発明に係る固体撮像装置は、凸部の上で、レンズにより集光効率を高めつつ、更に半導体基板の表面に斜めに入射した光を凸部にて屈折させ、より垂直に近い角度で受光部内に導くことができる。よって、本発明に係る固体撮像装置は、スミア特性の低下を抑制しつつ、更に感度を向上できる。
また、前記レンズは、窒化珪素を含んでもよい。
この構成によれば、通常の半導体の製造方法で、レンズを形成することができる。よって、低コスト化できる。
また、前記半導体基板と平行な方向の前記レンズの外径は、前記半導体基板と平行な方向の前記凸部の外径と比較して、同等以上であってもよい。
この構成によれば、本発明に係る固体撮像装置は、レンズに入射した光を凸部に効果的に集光できる。よって、本発明に係る固体撮像装置は、スミア特性の低下を抑制しつつ、更に感度を向上できる。
また、前記固体撮像装置は、さらに、前記半導体基板の上に設けられたカラーフィルタを備え、前記レンズは、前記カラーフィルタの下に設けられていてもよい。
また、さらに、前記半導体基板の上に各受光部に対応して設けられ、柱状構造の透明な膜から成る高屈折率膜と、前記高屈折率膜の側面を覆い、前記高屈折率膜の屈折率より屈折率が低い低屈折率膜とを備えてもよい。
この構成によれば、本発明に係る固体撮像装置は、受光部の上に光導波路を形成し、光導波路となる高屈折率膜と低屈折率膜との界面で光を全反射させて、半導体基板の表面に光を導き、かつ、半導体基板の表面に斜めに入射した光を半導体基板の表面にて屈折させ、より垂直に近い角度で受光部内に導くことができる。よって、本発明に係る固体撮像装置は、スミア特性の低下を抑制しつつ、更に感度を向上できる。
また、前記高屈折率膜は、窒化珪素を含んでもよい。
この構成によれば、通常の半導体の製造方法で、光導波路を形成することができる。よって、低コスト化できる。
また、前記低屈折率膜は、酸化珪素を含んでもよい。
この構成によれば、通常の半導体の製造方法で、高屈折率膜と十分に屈折率差のある低屈折率膜を形成できる。よって、さらに低コスト化できる。
また、前記高屈折率膜の前記受光部側の端部の外径は、前記半導体基板と平行な方向の前記凸部の外径と比較して、同等以下であってもよい。
この構成によれば、本発明に係る固体撮像装置は、高屈折率膜の受光部側の端部から、半導体基板の表面に入射した光を、凸部にて効率良く屈折させ、より垂直に近い角度で受光部内に導くことができる。よって、本発明に係る固体撮像装置は、スミア特性の低下を抑制しつつ、更に感度を向上できる。
本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、半導体基板の表面からの深さの異なる酸化膜を形成した後、前記酸化膜を除去することにより、前記半導体基板の表面から突出し滑らかな曲面で構成される複数の凸部を行列状に形成する第1工程と、前記複数の凸部の下に、入射光を信号電荷に変換する複数の受光部を形成する第2工程とを含む。
これによれば、本発明に係る固体撮像装置では、特殊な設備を使うことなく、通常の半導体の製造方法で、半導体基板の表面から突出し滑らかな曲面で構成される凸部を備える固体撮像装置を製造できる。
よって、本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、スミア特性の低下を抑制しつつ、更に感度を向上できる固体撮像装置を製造できる。
なお、本発明は、このような固体撮像装置の機能の一部又は全てを実現する半導体集積回路(LSI)として実現したり、このような固体撮像装置を備えるデジタルスチルカメラ、又はデジタルビデオカメラとして実現したりできる。
以上より、本発明は、スミア特性の低下を抑制しつつ、感度の高い固体撮像装置、及びその製造方法を提供できる。
実施の形態1に係る固体撮像装置の一部分を拡大して示す平面図である。 図1AのX−X’線での断面構成を示す断面図である。 製造過程の断面構成を示す断面図である。 図2(c)での構成を示す上面図である。 図2(c)での断面構成の一部を拡大して示す断面図である。 図2(d)での構成を示す上面図である。 図2(d)での断面構成の一部を拡大して示す断面図である。 図2(g)での構成を示す上面図である。 図2(g)での断面構成の一部を拡大して示す断面図である。 実施の形態2に係る固体撮像装置の一部分を拡大して示す平面図である。 図6AのX−X’線での断面構成を示す断面図である。 受光部の表面が凸である固体撮像装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態における固体撮像装置及びその製造方法について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置は、半導体基板と、半導体基板に行列状に形成され、入射光を信号電荷に変換する複数の受光部とを備え、半導体基板は、表面から突出し滑らかな曲面で構成される複数の凸部を備え、複数の凸部のそれぞれは、複数の受光部のそれぞれに対応して配置され、半導体基板と一体形成されている。
これにより、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置は、半導体基板の表面の凸部が表面から突出した曲面を有するために、レンズの効果を発揮する。これにより、半導体基板の表面に斜めに入射した光を凸部にて屈折させ、より垂直に近い角度で受光部内に導くことができる。よって、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置は、スミア特性の低下を抑制しつつ、更に感度を向上できる。
また、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置は、さらに、凸部の上に、透明な膜から成るレンズを備える。これにより、凸部の上で、レンズにより集光効率を高めつつ、さらに半導体基板の表面に斜めに入射した光を凸部にて屈折させ、より垂直に近い角度で受光部内に導くことができる。よって、本発明に係る固体撮像装置は、スミア特性の低下を抑制しつつ、更に感度を向上できる。
以下、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置100の構造について、図1A及び図1Bを参照しながら説明する。図1A及び図1Bに示す固体撮像装置100は、CCD型固体撮像装置である。
図1Aは、固体撮像装置100の一部分を拡大して示す平面図であり、具体的には、固体撮像装置100の一つの画素を中心とした構成を示す平面図である。なお、同図には、当該一つの画素の隣の画素の一部の構成も示されている。図1Bは、図1AのX−X’線での断面構成を示す断面図であり、図中の太線は入射光の入射経路を示す。
固体撮像装置100は、半導体基板101と、行列状に配置された複数の受光部103と、列毎に設けられた複数の垂直電荷転送部115とを備える。具体的には、固体撮像装置100は、表面(図1Bの上側の面)に凸部102を有する半導体基板101と、半導体基板101に形成された受光部103と、転送チャネル104と、絶縁膜105と、転送電極106と、絶縁膜107と、反射防止膜108と、遮光膜109と、絶縁膜110と、層内レンズ111と、平坦化膜112と、カラーフィルタ113と、マイクロレンズ114とを備える。
半導体基板101は、例えば、n型のシリコン基板である。この半導体基板101の表面のうち、受光部103に対応する領域は、上に凸の曲率を有する。つまり、半導体基板101は、表面から突出し滑らかな曲面で構成される凸部102を備え、凸部102は受光部103に対応して配置され、半導体基板101と一体形成されている。なお、一体形成とは、同一材料で構成されていることを意味する。これにより、半導体基板101の表面に斜めに入射した光を凸部102にて屈折させ、より垂直に近い角度で受光部103内に導くことができる。よって、実施の形態1に係る固体撮像装置100は、スミア特性の低下を抑制しつつ、感度を向上できる。
複数の受光部103のそれぞれは、半導体基板101に形成され、入射光を信号電荷に光電変換する。
転送チャネル104は、絶縁膜105の一部、複数の第1転送電極106a及び複数の第2転送電極106bと共に、垂直電荷転送部115を構成する。この垂直電荷転送部115は、対応する列に配置された複数の受光部103により光電変換された信号電荷を読み出し、読み出した信号電荷を垂直方向(列方向)に転送したうえで、水平電荷転送部(図示せず)に出力する。なお、図1Aにおいて、垂直方向(列方向)は縦方向であり、水平方向(行方向)は横方向である。
転送チャネル104は、半導体基板101の表層側に形成されたn型の拡散層である。また、転送チャネル104は、垂直方向に延び、対応する列に配置された複数の受光部103とそれぞれ水平方向に連結される。この転送チャネル104は、対応する列に配置された複数の受光部103により光電変換された信号電荷を読み出し、読み出した信号電荷を垂直方向に転送したうえで、水平電荷転送部(図示せず)に出力するために用いられる。
絶縁膜105は、ゲート絶縁膜であり、転送チャネル104が形成された半導体基板101の表面を覆うように形成される。例えば、絶縁膜105は、シリコン酸化膜(酸化シリコン)であり、絶縁膜105の厚みは、10〜100nmが好ましく、更に35nm程度がより好ましい。
複数の第1転送電極106a及び複数の第2転送電極106bは、同一の階層に形成され、印加される電圧に応じて転送チャネル104の電圧ポテンシャルを変化させる。これにより、転送チャネル104の信号電荷は転送される。また、複数の第1転送電極106a及び複数の第2転送電極106bは、転送チャネル104の上方に、絶縁膜105を介して形成される。例えば、第1転送電極106a及び第2転送電極106bは、ポリシリコンにより構成される。また、複数の第1転送電極106a及び複数の第2転送電極106bの膜厚は、0.1〜0.3μmが好ましく、更に0.2μm程度がより好ましい。また、第1転送電極106a及び第2転送電極106bは、転送チャネル104を横切るように形成される。
また、一つの受光部103に対応して、それぞれ一つの第1転送電極106a及び第2転送電極106bが配置される。また、複数の第1転送電極106a及び複数の第2転送電極106bは、垂直方向に沿って転送チャネル104上に交互に配置される。
また、同一の行に配置される複数の第1転送電極106aは、水平方向(行方向)に隣接する垂直電荷転送部115が備える別の第1転送電極106aと水平方向にポリシリコン層で連結される。言い換えると、同一の行に配置されて隣り合う2つの第1転送電極106aは、接続される。また、複数の第1転送電極106a同士を接続する部分の配線は、受光部103と重ならないように、垂直方向において隣接する受光部103の間を通るように形成される。例えば、隣り合う2つの第1転送電極106a同士を接続する部分の配線の幅W1は0.1〜0.5μmが好ましく、更に0.25μm程度がより好ましい。
また、第2転送電極106bも、第1転送電極106aと同様の構成を有する。
なお、以下、第1転送電極106aと第2転送電極106bとを特に区別しない場合、転送電極106と記載する場合がある。
絶縁膜107は、転送電極106上に形成され、転送電極106と遮光膜109とを絶縁する。この絶縁膜107は、転送電極106と遮光膜109とを短絡させないために設けられ、絶縁膜107の厚さは0.03μm〜0.15μm程度である。また、絶縁膜107は、例えば、酸化シリコンで構成される。
反射防止膜108は、受光部103の上方の絶縁膜105上に形成され、受光部103に入射する光の反射を防止する(図1Aでは図示せず)。この反射防止膜108は、絶縁膜105よりも高屈折率を有する材料で構成され、例えば、窒化珪素で構成される。反射防止膜108の膜厚は、30〜100nmが好ましく、更に50nm程度がより好ましい。
遮光膜109は、転送電極106の上部及び側部に絶縁膜107を介して形成され、垂直電荷転送部115への光の入射を防止する。この遮光膜109は、遮光性能を有する材料で構成され、例えばタングステンで構成される。遮光膜109の膜厚は、50〜150nmが好ましく、更に100nm程度がより好ましい。
絶縁膜110は、絶縁膜105、反射防止膜108及び遮光膜109上に形成され、層内レンズ111の高さ位置及び層内レンズ111の下に凸の領域の形状を決定している。なお、層内レンズ111の高さ位置とは、例えば、受光部103上面から層内レンズ111の厚み方向の中心位置までの距離に相当する。絶縁膜110は、光学的に透明な材料で構成され、例えばBPSG(Boro−Phospho−Silicate−Glass/ボロン−リン−シリカガラス)で構成される。絶縁膜110の膜厚は、50〜200nmが好ましく、更に100nm程度がより好ましい。
層内レンズ111は、絶縁膜110上に形成され、層内レンズ111に入射した光を層内レンズ111の上面側または下面側の界面で屈折させることにより集光する。具体的には、この層内レンズ111は、下に凸に形成された第1サブレンズ部111a、及び、上に凸に形成された第2サブレンズ部111bを有する。つまり、第1サブレンズ部111a及び第2サブレンズ部111bは、レンズとして機能する。言い換えると、第1サブレンズ部111a及び第2サブレンズ部111bは、本発明のレンズに相当する。第1サブレンズ部111a及び第2サブレンズ部111bは、例えば図1Aに示すように略円形に形成される。
この層内レンズ111は、光学的に透明な高屈折率材料で構成され、窒化珪素で構成されることが好ましい。これにより、通常の半導体の製造方法で層内レンズ111を形成することができ、低コスト化できる。
さらに、この層内レンズ111の第1サブレンズ部111a及び第2サブレンズ部111bの直径D1と、受光部103の凸部102の直径D2とは、次の(式1)に示す関係であることが好ましい。ただし、直径D1は、半導体基板101と平行な方向の第1サブレンズ部111a及び第2サブレンズ部111bの直径であり、直径D2は、半導体基板101と平行な方向の凸部102の直径である。
(式1)・・・・D1≧D2
これにより、第1サブレンズ部111a及び第2サブレンズ部111bに入射した光を凸部102に効果的に集光できる。
平坦化膜112は、層内レンズ111上に形成され、当該平坦化膜112の上面が平坦となるように形成されている。この平坦化膜112は、光学的に透明な材料で構成される。
カラーフィルタ113は、平坦化膜112上に形成され、カラーフィルタ113に入射した光を所望の範囲の波長のみ透過させ、分光する。
マイクロレンズ114は、カラーフィルタ113上に形成され、マイクロレンズ114に入射した光をマイクロレンズ114の上面側の界面で屈折させ、層内レンズ111の第1サブレンズ部111a及び第2サブレンズ部111bに導く。
以上のように、本実施の形態に係る固体撮像装置100は、半導体基板101と、半導体基板101に行列状に形成され、入射光を信号電荷に変換する複数の受光部103とを備え、半導体基板101は、表面から突出し滑らかな曲面で構成される複数の凸部102を備え、複数の凸部102のそれぞれは、複数の受光部103のそれぞれに対応して配置され、半導体基板101と一体形成されている。
これにより、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置100は、半導体基板101の表面の凸部102が上に凸の曲面を有するために、レンズの効果を発揮する。これにより、半導体基板101の表面に斜めに入射した光を凸部102にて屈折させ、より垂直に近い角度で受光部103内に導くことができる。よって、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置100は、スミア特性の低下を抑制しつつ、感度を向上できる。
また、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置100は、さらに、凸部102の上に、透明な膜から成る第1サブレンズ部111a及び第2サブレンズ部111bを備える。これにより、凸部102の上で、第1サブレンズ部111a及び第2サブレンズ部111bにより集光効率を高めつつ、さらに半導体基板101の表面に斜めに入射した光を凸部102にて屈折させ、より垂直に近い角度で受光部103内に導くことができる。よって、本発明に係る固体撮像装置100は、スミア特性の低下を抑制しつつ、更に感度を向上できる。
次に、実施の形態1に係る固体撮像装置100の製造方法について、図2〜図5Bを用いて説明する。図2〜図5Bは、図1A及び図1Bに示す固体撮像装置100の製造過程における構造を示す図である。図2は、図1A及び図1Bに示す固体撮像装置100の製造過程の断面構成を示す断面図である。図3A、図4A及び図5Aは、図2に示した固体撮像装置100の製造過程の一部の平面構成を示す平面図である。図3Bは、図3Aに示すX−X’線での断面構成の一部を示す断面図である。図4Bは、図4Aに示すX−X’線での断面構成の一部を示す断面図である。図5Bは、図5Aに示すX−X’線での断面構成の一部を示す断面図である。
まず、半導体基板101を準備し(図2(a))、熱酸化法によって半導体基板101の表面に熱酸化膜151(例えば酸化シリコン)を形成する(図2(b))。続いて、酸化シリコン以外の絶縁膜であるレジスト152(例えば窒化珪素)をCVD(Chemical Vapor Deposition)法などにより形成する。次に、例えば500〜800nm程度の直径を有するレジストパターンをフォトリソグラフィー法により形成したうえで、当該レジストパターンを用いて異方性エッチングを行うことにより、レジスト152を円状に形成する(図2(c))。図3Aは図2(c)での上面図であり、図3Bは図2(c)での断面構成の一部を拡大して示す断面図である。
次に、熱酸化法を再度用いて半導体基板101を酸化する。このとき、レジスト152で覆われている半導体基板101の表面と比較して、レジスト152で覆われていない半導体基板101の表面は、容易に酸化される。つまり、熱酸化膜151が厚く形成される。一方、レジスト152で覆われている半導体基板101の表面は、レジスト152の下面端部からの距離が近いほど、容易に酸化される。つまり、レジスト152で覆われている半導体基板101の表面は、レジスト152の下面端部からの距離が近いほど、熱酸化膜151が厚く形成される。これにより、半導体基板101の表面に凸部102が形成される(図2(d))。図4Aは図2(d)での上面図であり、図4Bは図2(d)での断面構成の一部を拡大して示す断面図である。
続いて、熱酸化膜151及びレジスト152を除去することで、凸部102を有する半導体基板101が形成される(図2(e))。
次に、熱酸化法によって、凸部102を有する半導体基板101の表面に絶縁膜105を形成する(図2(f))。
続いて、半導体基板101に対して種々のレジストパターンの形成とイオン注入とが行われる。これにより、受光部103及び転送チャネル104が形成される。続いて絶縁膜105上にポリシリコン膜等の導電膜を成膜した後、当該導電膜の一部を分離することにより、第1転送電極106a及び第2転送電極106bを形成する。更に、絶縁膜107を成膜し、次にCVD法等を用いて反射防止膜108として全面に窒化珪素膜を成膜した後、フォトリソグラフィー法を用いて当該窒化珪素膜にエッチングを行うことにより、受光部103の上面の少なくとも一部を覆うように、反射防止膜108を形成する。続いて、遮光膜109として全面にタングステン膜を成膜した後、フォトリソグラフィー法を用いて当該タングステン膜にエッチングを行うことにより、第1転送電極106a及び第2転送電極106bを覆うように、遮光膜109を形成する(図2(g))。図5Aは図2(g)での上面図であり、図5Bは図2(g)での断面構成の一部を拡大して示す断面図である。
次に、CVD法等を用いた成膜によって、絶縁膜110としてBPSG膜を堆積した後、熱フローにより、受光部103の上に、下に凸状の窪みを形成する(図2(h))。続いて、CVD法等を用いた成膜によって、窒化珪素膜111’を堆積し、下に凸状の窪みに窒化珪素膜111’を埋め込む。次に、窒化珪素膜111’を平坦にした後、更に窒化珪素膜111’を堆積する。次に、受光部103の上方に、例えば800〜1800nm程度の直径を有するレジストパターンをフォトリソグラフィー法により形成したうえで、レジストパターンをベークして半球状のレジスト153を形成する(図2(i))。
その後、異方性エッチングで窒化珪素膜111’及びレジスト153をエッチングすることにより、窒化珪素膜111’の表面を上に凸状の形状に形成する。これにより、層内レンズ111が形成される(図2(j))。次に平坦化膜112を塗布し、カラーフィルタ113、マイクロレンズ114を順次形成する(図2(k))。
以上の工程により、図1A及び図1Bに示す固体撮像装置100が形成される。
以上のように、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置100の製造方法は、図2(c)及び図2(d)に示すように半導体基板101の表面を選択的に酸化して熱酸化膜151を形成した後、熱酸化膜151を除去することにより、半導体基板101の表面を行列状に上に凸の曲率を有する形状に形成する工程と、図2(g)に示すように行列状に形成された半導体基板101の表面の上に凸の曲率を有する領域を含む領域の下方に、入射光を信号電荷に変換する複数の受光部103を形成する工程とを含む。言い換えると、半導体基板101の表面からの深さの異なる熱酸化膜151を形成した(図2(d))後、熱酸化膜151を除去することにより、半導体基板101の表面から突出し滑らかな曲面で構成される複数の凸部102を行列状に形成する第1工程(図2(e))と、複数の凸部102の下に、入射光を信号電荷に変換する複数の受光部103を形成する(図2(g))第2工程とを含む。
これにより、特殊な設備を使うことなく、通常の半導体の製造方法で、半導体基板101の表面から突出し滑らかな曲面で構成される凸部102を有する固体撮像装置100を製造できる。つまり、受光部103の上の層内レンズ111で集光効率を高めつつ、更に半導体基板101の表面に斜めに入射した光を凸部102にて屈折させ、垂直に近い角度で受光部103内に導くことができる固体撮像装置100を製造できる。よって、本発明に係る固体撮像装置100の製造方法は、スミア特性の低下を抑制しつつ、高感度を実現できる固体撮像装置100を製造できる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置は、実施の形態1に係る固体撮像装置100と比較してほぼ同じであるが、受光部103の上の集光構造が異なる。具体的には、実施の形態2に係る固体撮像装置は、実施の形態1に係る固体撮像装置100と比較して、絶縁膜110及び層内レンズ111に代わり、半導体基板101の上に各受光部103に対応して設けられ、柱状構造の光学的に透明な膜から成る高屈折率膜と、高屈折率膜の側面を覆い、高屈折率膜の屈折率より屈折率が低い低屈折率膜とを備える。
これにより、実施の形態2に係る固体撮像装置は、受光部103の上に光導波路を形成し、光導波路となる高屈折率膜と低屈折率膜との界面で光を全反射させて、半導体基板101の表面に光を導き、かつ、半導体基板101の表面に斜めに入射した光を凸部102にて屈折させ、より垂直に近い角度で受光部103内に導くことができる。よって、実施の形態2に係る固体撮像装置は、実施の形態1に係る固体撮像装置100と同様に、スミア特性の低下を抑制しつつ、更に感度を向上できる。
以下、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置について、実施の形態1に係る固体撮像装置100と異なる点を中心に図6A及び図6Bを参照して説明する。
図6Aは、実施の形態2に係る固体撮像装置の一部分を拡大して示す平面図であり、具体的には、固体撮像装置200の一つの画素を中心とした構成を示す平面図である。なお、同図には、当該一つの画素の隣の画素の一部も示されている。図6Bは、図6Aに示すX−X’線での断面構成を示す断面図であり、図中の太線は入射光の入射経路を示す。
また、実施の形態1と同様の構成については、説明を省略し、以下では、実施の形態1との相違点のみを説明する。
図6A及び図6Bに示すように、本実施の形態に係る固体撮像装置200は、図1A及び図1Bに示した固体撮像装置100と比較して、絶縁膜110及び層内レンズ111に代わり、低屈折率膜201及び高屈折率膜202を備える。
低屈折率膜201は、絶縁膜105、反射防止膜108及び遮光膜109上に形成され、柱状構造の高屈折率膜202の形状を決定する、絶縁膜である。この低屈折率膜201は、高屈折率膜202の屈折率より低い屈折率を有する材料で構成され、特に酸化シリコンが好ましい。つまり、低屈折率膜201は、高屈折率膜202の側面を覆い、高屈折率の屈折率より屈折率が低い。低屈折率膜201の膜厚は、200〜1500nmが好ましく、更に1000nm程度がより好ましい。
高屈折率膜202は、半導体基板101の上に各受光部103に対応して設けられ、柱状構造の光学的に透明な膜からなる。高屈折率膜202は、反射防止膜108上に形成され、低屈折率膜201と合わせて光導波路を構成し、この高屈折率膜202に入射した光を高屈折率膜202と低屈折率膜201との界面で光を全反射させて、半導体基板101の受光部103に導く。この高屈折率膜202は、光学的に透明な高屈折率材料で構成され、特には窒化珪素で構成されることが好ましい。
さらにこの高屈折率膜202の受光部103側の端部の直径D3と、半導体基板101の凸部102の直径D2とは、次の(式2)に示す関係であることが好ましい。
(式2)・・・・D2≧D3
このように、実施の形態2に係る固体撮像装置200は、半導体基板101の上に各受光部103に対応して設けられ、柱状構造の光学的に透明な膜から成る高屈折率膜202と、高屈折率膜の側面を覆い、高屈折率膜の屈折率より屈折率が低い低屈折率膜201とを備える。
これにより、実施の形態2に係る固体撮像装置200は、受光部103の上に光導波路を形成し、光導波路となる高屈折率膜202と低屈折率膜201との界面で光を全反射させて、半導体基板101の表面に光を導き、かつ、半導体基板101の表面に斜めに入射した光を凸部102にて屈折させ、より垂直に近い角度で受光部103内に導くことができる。よって、実施の形態2に係る固体撮像装置200は、実施の形態1に係る固体撮像装置100と同様に、スミア特性の低下を抑制しつつ、更に感度を向上できる。
次に、実施の形態2に係る固体撮像装置200の製造方法について、説明する。ただし、遮光膜109を形成する工程(図2(g))までは、実施の形態1に係る固体撮像装置100の製造方法と同様であるため、説明を省略する。
実施の形態2に係る固体撮像装置200の製造方法は、遮光膜109を形成した後に、CVD法等を用いた成膜によって、低屈折率膜の材料である酸化珪素膜を堆積する。次に、受光部103の上方に、例えば1000〜1500nm程度の開口径を有するレジストパターンをフォトリソグラフィー法により形成したうえで、異方性エッチングにより、受光部103の上方にある酸化珪素膜を除去する。これにより、受光部103の上方に貫通孔を有する低屈折率膜201が形成される。このとき、低屈折率膜201の受光部103側の端部の開口径は、300〜700nm程度が好ましい。続いて、CVD法等を用いた成膜によって、高屈折率膜202の材料である窒化珪素膜を堆積し、低屈折率膜201の開口部に窒化珪素膜を埋め込み、低屈折率膜201上の窒化珪素膜を除去することにより、柱状構造の高屈折率膜202を形成する。次に平坦化膜112を塗布し、カラーフィルタ113、マイクロレンズ114を順次形成する。
以上の工程により、図6A及び図6Bに示す本実施の形態に係る固体撮像装置200が形成される。
以上のように、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置200の製造方法は、低屈折率膜201を形成した後に、低屈折率膜201の貫通孔に窒化珪素膜を埋め込むことにより高屈折率膜202を形成する。
これにより、特殊な設備を使うことなく、通常の半導体の製造方法で、低屈折率膜201と高屈折率膜202とからなる光導波路を形成できる。つまり、低コストで、スミア特性の低下を抑制しつつ、高感度の固体撮像装置を製造できる。
なお、本発明は、以上に記載した実施の形態1及び2の説明に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
例えば、上記実施の形態1及び2で挙げた数値及び材料等は一例であり、本発明は、これらに限定されるものではない。
また、例えば、集光する波長の範囲毎に、凸部102の曲面の形状を変えるなど、集光構造を同一固体撮像装置内で変えても良い。
また、上記図において、各構成要素の角部及び辺を直線的に記載しているが、製造上の理由により、角部及び辺が丸みをおびたものも本発明に含まれる。
また、上記各実施の形態では受光部103の上面は平坦であったが、図7に示すように受光部103の表面は凸であってもよい。言い換えると、受光部103の表面は上に凸の滑らかな曲面で構成されてもよい。
また、図1Bでは、受光部103は半導体基板101の内部に形成されているが、半導体基板101の表面に形成されていてもよい。この場合、受光部103の上面は半導体基板101の上面と共通であり、受光部103表面は、上に凸の形状を有していてもよい。
また、上記各実施の形態では、凸部102、第1サブレンズ部111a、第2サブレンズ部111b及び高屈折率膜202それぞれの、半導体基板101に平行な方向の断面を略円形としたが、これに限らない。例えば、凸部102、第1サブレンズ部111a、第2サブレンズ部111b及び高屈折率膜202それぞれの、半導体基板101に平行な方向の断面は、略長方形及び略正方形であってもよい。
更に、本発明は、CCD型固体撮像装置を実施例として説明したが、MOS(Metal Oxide Semiconductor)型固体撮像装置においても、使用可能で、その場合は、高感度を実現できる。
本発明は、固体撮像装置に適用でき、例えば、デジタルスチルカメラ及びデジタルビデオカメラに適用できる。
100、200 固体撮像装置
101 半導体基板
102、 凸部
103 受光部
104 転送チャネル
105、107、110 絶縁膜
106 転送電極
106a 第1転送電極
106b 第2転送電極
108 反射防止膜
109 遮光膜
111 層内レンズ
111a 第1サブレンズ部
111b 第2サブレンズ部
111’ 窒化珪素膜
112 平坦化膜
113 カラーフィルタ
114 マイクロレンズ
115 垂直電荷転送部
151 熱酸化膜
152、153 レジスト
201 低屈折率膜
202 高屈折率膜

Claims (11)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板に行列状に形成され、入射光を信号電荷に変換する複数の受光部とを備え、
    前記半導体基板は、表面から突出し滑らかな曲面で構成される複数の凸部を備え、
    前記複数の凸部のそれぞれは、前記複数の受光部のそれぞれに対応して配置され、前記半導体基板と一体形成されている
    固体撮像装置。
  2. 前記受光部の表面は上に凸の滑らかな曲面で構成される
    請求項1記載の固体撮像装置。
  3. さらに、前記凸部の上に、透明な膜から成るレンズを備える
    請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  4. 前記レンズは、窒化珪素を含む
    請求項3記載の固体撮像装置。
  5. 前記半導体基板と平行な方向の前記レンズの外径は、前記半導体基板と平行な方向の前記凸部の外径と比較して、同等以上である
    請求項3又は4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記固体撮像装置は、さらに、
    前記半導体基板の上に設けられたカラーフィルタを備え、
    前記レンズは、前記カラーフィルタの下に設けられている
    請求項3〜5のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. さらに、
    前記半導体基板の上に各受光部に対応して設けられ、柱状構造の透明な膜から成る高屈折率膜と、
    前記高屈折率膜の側面を覆い、前記高屈折率膜の屈折率より屈折率が低い低屈折率膜とを備える
    請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  8. 前記高屈折率膜は、窒化珪素を含む
    請求項7記載の固体撮像装置。
  9. 前記低屈折率膜は、酸化珪素を含む
    請求項7又は8記載の固体撮像装置。
  10. 前記高屈折率膜の前記受光部側の端部の外径は、前記半導体基板と平行な方向の前記凸部の外径と比較して、同等以下である
    請求項7〜9のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  11. 半導体基板の表面からの深さの異なる酸化膜を形成した後、前記酸化膜を除去することにより、前記半導体基板の表面から突出し滑らかな曲面で構成される複数の凸部を行列状に形成する第1工程と、
    前記複数の凸部の下に、入射光を信号電荷に変換する複数の受光部を形成する第2工程とを含む
    固体撮像装置の製造方法。
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