JP4711592B2 - 光ディスク原盤のカッティング方法及びその光学的カッティング装置 - Google Patents

光ディスク原盤のカッティング方法及びその光学的カッティング装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク原盤作製用感光性原盤(感光膜を有するガラス原盤)にレーザ光を照射して音楽信号等の情報に基づく変調信号を光学的に記録する、いわゆるカッティングを行う方法、及びその際に使用される光学的カッティング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクの製作プロセスは、2つに分けられる。すなわち光ディスク作製用の原盤作製工程(マスタリングプロセス)とディスク化工程である。原盤作製工程は、記録原盤の作製から金属原盤(金属スタンパ)を作製する工程であり、ディスク化工程は金属スタンパを用いて光ディスクを作製する工程である。
【0003】
光ディスク、たとえばコンパクトディスクを製造する場合、まずマスタリングプロセス(原盤工程)において、ガラス原盤に感光膜を形成した後に、高精度なレーザカッティングにより、たとえば音楽信号等の情報をレーザビームで露光することによって情報の記録を行う、いわゆるカッティング処理を行う。このように記録される情報は、予め作製、編集され、準備されていなければならない。
【0004】
一般に、ガラス原盤に対してプリマスタリングと呼ばれるカッティング信号を記録する工程では、磁気記録媒体や光記録媒体に記録されているカッティング信号を読み出し、そのデータを転送して、カッティング信号を発生させる。カッティングの際、内部のクロックに基づいてカッティング信号を出力するために、カッティングマシンのスピンドルの回転ムラの影響を受けて、原盤に対しては回転ムラがあるカッティング信号が記録されてしまう。
【0005】
例えば、特開平8−167175号公報には、原盤を回転してカッティングする時に回転ムラを検出し、その回転ムラに相当する変調されたカッティング信号の周期を変化させて前記回転ムラを補正する補正手段を有するカッティング装置が開示されている。
【0006】
しかしながら、この装置で使用されるカッティング速度等の条件を制御するクロック(内部クロック)を発生するクロック発振器として、水晶発振器が使用され、そして、この発振器から発生する発信周波数を周波数変換器等を通してクロックに変換されている。このような周波数変換器を通した場合、得られるクロック周波数は、温度、湿度等の環境変化の影響を受けて微妙なゆらぎを発生することがあり、これを完全に避けることは困難である。
【0007】
また、「無線と実験」、2001年10月号には、「ディジタルオーディオにおけるルビジウム発振器の仕組みと応用」(日本総合制作・タイムロード/柴崎功)において、ルビジウム発振器の10MHzの出力を周波数変換器で44.1KHzに周波数変換し、さらに変調信号を送出する信号発生器の中で4.3218MHzに定倍している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等は、カッティング速度等の条件を制御するクロックを高度に安定化させ、高度に安定化されたクロックに基づくチャンネルクロック(クロックパルス)でカッティング信号を発生させる方法を求めて、鋭意研究を重ねてきた。
【0009】
その結果、上記クロックの高度安定化を阻害している周波数変換器等による変動要因を除去するため、クロック発振器として高精度のものを使用し、この発振数を周波数変換することなく直接クロックとして使用することにより高度に安定化したカッティングを行うことができることを見出した。この場合、上記「無線と実験」に記載のように周波数変換したのでは、その変換の際水晶発振器を用いて行われるため、せっかくの高精度のクロックが劣化するとの問題がある。
【0010】
従って、本発明は、高度に安定化されたクロックに基づくチャンネルクロック(クロックパルス)でカッティング信号を発生させ、カッティング処理を行う方法を提供することを目的とする。
【0011】
また本発明は、上記方法を行う光学的カッティング装置を提供することも目的とする。
【0012】
【発明を解決するための手段】
本発明は、基盤上に設けられたレーザにより記録可能な感光膜に、クロック及び変調信号により制御されたレーザを照射してカッティングする方法であって、
該カッティングを、高精度周波数発振器から発生する原発振周波数を周波数変換することなく直接前記クロックとして用い、このクロックと前記変調信号の変調方式とから決定される速度で行い、及びロックのタイミングでカッティング情報及びクロック周波数から周波数変換データを計算し、スピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号を生成し、これにより前記カッティングの速度を形成するスピンドル及びフィードの速度を、前記クロックに同期させて設定し、及び前記高精度周波数発振器がセシウム又はルビジウムを用いた周波数発振器であり、及び前記カッティングの速度は、クロックとして通常使用される4.3218MHzの周波数と前記高精度周波数発振器の周波数に従って決定される動作速度で行われることを特徴とするカッティング方法にある。
【0013】
上記カッティング方法において、変調信号を、前記クロックに同期して発生させることが好ましい。これにより信号の精度がさらに向上する。変調信号として、EFM又はEFM+の変調方式に基づく変調信号を使用することが好ましい。前記カッティング速度を形成するスピンドル及びフィードの速度を、前記クロックに同期させて設定することが好ましい。また前記高精度周波数発振器がセシウム又はルビジウムを用いた周波数発振器であることが好ましい。
【0014】
また、本発明は、光ディスク原盤製造用の、基盤とその上に設けられたレーザにより記録可能な感光膜とからなる記録用原盤に、カッティングするためのカッティング信号の基礎となるデータを保持するデータサーバからカッティング信号を得て、この信号を高精度周波数発振器から発生する原発振周波数を周波数変換することなく直接クロックとして用いて、このクロックに同期させて変調信号を送出する工程、なくともカッティング開始径、線速度、ピッチ、カッティング開始タイミングを含むカッティング情報及びクロック周波数からスピンドル回転数とフィード送り速度を計算し、スピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号を生成する工程、
前記スピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号、及び前記変調信号に基づきカッティングを行う工程を含み、
ロックのタイミングでスピンドル回転数とフィード送り速度を計算し、スピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号を生成し、これにより前記カッティングの速度を形成するスピンドル及びフィードの速度を、前記クロックに同期させて設定し、前記高精度周波数発振器がセシウム又はルビジウムを用いた周波数発振器であることを特徴とする記録用原盤にカッティングする方法にもある。
【0015】
さらに本発明は、光ディスク原盤製造用の、基盤とその上に設けられたレーザにより記録可能な記録層とからなる記録用原盤にカッティングするためのカッティング信号の基礎となるデータを保持するデータサーバ、高精度周波数発振器、前記データサーバからカッティング信号の基礎となるデータを得て、このデータを前記周波数発振器から発生する原発振周波数を周波数変換することなく直接クロックとして用いて、このクロックに同期させて変調信号を送出する信号発生器、カッティング装置からカッティング情報を得て、周波数発振器からのクロックに同期させてスピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号を発生する光学的カッティングマシン制御用リファレンス信号発生器、及びスピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号が入力され、前記変調信号に基づきカッティングを行うカッティング装置を含み、ロックのタイミングでカッティング情報及びクロック周波数から周波数変換データを計算し、スピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号を生成し、これにより、前記カッティングの速度を形成するスピンドル及びフィードの速度が、前記クロックに同期させて設定され、
前記高精度周波数発振器がセシウム又はルビジウムを用いた周波数発振器であることを特徴とする光学的カッティング装置にもある。
【0016】
上記装置において、変調信号として、EFM又はEFM+変調形式に基づく変調信号を使用することが好ましい。
【0017】
尚、前記高精度周波数発振器は、通常の水晶周波数発振器より高精度のもので、一般に周波数安定度が1×10−10以下のものを言う。
【0018】
また、本発明における変調信号は、例えばCDに用いられるEFM変調信号であっても、チャンネルクロックとして通常使用される4.3218MHzは使用せず、高精度周波数発振器のクロックを使用するものであり、カッティングする際、このクロックと前記変調信号の変調方式とから決定される速度(即ち、CDの変調方式に合う、言い換えれば再生条件にあわせてピット形成できるようなカッティング速度)が設定される。
【0019】
【発明の実施の形態】
まず本発明の光学的カッティング装置について説明する。市販の光ディスク(光情報記録媒体)は一般に金属スタンパを用いて樹脂成形により製造される。このスタンパ作製に使用する光ディスク原盤を製造するための装置が、本発明の光学的カッティング装置である。本発明は、高精度周波数発振器から得られるクロックを周波数変換することなく直接用いて、カッティング処理を高精度に行うことに特徴がある。
【0020】
本発明の光学的カッティング装置の代表的態様を図1に示す。本発明の光学的カッティング装置は、図1に示すように、データサーバ1、高精度周波数発振器2、EFM信号発生器3、光学的カッティングマシン制御用リファレンス信号発生器4、光変調器5、カッティング情報6、及び光学的カッティングマシン7から構成される。
【0021】
データサーバ1は、光ディスクに記録する情報を格納し、その情報をEFM信号発生器3に供給するためのものである。データサーバ1は、データサーバから選択的にカッティング信号が書き込まれる複数の固体メモリを有していても良い。
【0022】
高精度周波数発振器2は高精度なクロックを発生することができる発振器であり、通常の水晶周波数発振器より高精度のもので、一般に周波数安定度が1×10−10以下のものを言う。発振周波数は、高周波数で、例えば10MHz、5MHz等種々である。本発明ではセシウム又はルビジウムを用いた周波数標準発振器が好ましい。
【0023】
この発振器から出力されるクロックは、本発明のカッティング装置におけるチャンネルクロック(クロックパルス)として、周波数変換することなく、EFM信号発生器3、光学的カッティングマシン制御用リファレンス信号発生器4に供給される。
【0024】
EFM信号発生器3は、必要十分なRAM又はHDD等のデータ記憶装置を具備し、上記高精度クロック発生器のチャンネルクロックに同期して、光ディスクに納めるべき情報をEFM又はEFM+の変調方式による変調信号として出力する。ここでは、変調信号発生器としてEFM信号発生器を用いているが、EFM信号以外の変調信号を発生する信号発生器も使用可能することができる。
【0025】
上記EFM信号発生器3は、通常CD、DVDに用いられるEFM又はEFM+の変調方式による変調信号を発生するものであり、基本的にEFM信号は8ビットを14ビットに、EFM+信号は8ビットを16ビットにマッピングする変調方式である。
【0026】
光学的カッティングマシン制御用リファレンス信号発生器4は、光学的カッティングマシンからのカッティング情報6(カッティング開始径、線速度、ピッチ、カッティング開始タイミング)を参照し、上記高精度周波数発振器のチャンネルクロックに同期して光学的カッティングマシンのスピンドル(回転)およびスレッド(送り)に必要なリファレンスとなるデータを計算し(即ち、スピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号)、光学的カッティングマシン7に供給する。
【0027】
光学的カッティングマシン7は、光変調器5及びカッティング情報6を有しており、スピンドルリファレンス信号入力部及びフィードリファレンス信号入力部を有している。このマシン7は、EFM信号発生器から光変調器側に入力されたEFM又はEFM+変調信号が、光変調器でレーザ光の明滅に対応する信号に変換され、感光性原盤上に記録する。
【0028】
スピンドルは、モータ等の駆動手段により回転され、従って原盤を乗せて回転させることができる。また送り機構(フィード)は、送りネジ等の駆動手段により移動させるもので、原盤上を移動できる。
【0029】
図2に、本発明の高精度周波数発振器2からもたらされる高精度クロック(チャンネルクロック)と、EFM又はEFM+変調信号との関係が示されている。EFM又はEFM+変調信号の、Hi信号及びLo信号への切り替わりは、すべて高精度クロック(チャンネルクロック;例えば10MHz)に同期していることが分かる。この同期したEFM又はEFM+変調信号はそのまま、光変調器に入力され、レーザ光の明滅に対応する信号に変換され、感光性原盤上にレーザ記録される。
【0030】
図3に、光学的カッティングマシン制御用リファレンス信号発生器4が生成するカッティング経過時間とスピンドル及びフィードのリファレンスデータとの関係が示されている。光ディスク原盤は定線速度(CLV: Constant Linear Velocity)でカッティング記録されるため、カッティング情報(カッティング開始径、線速度、ピッチ、カッティング開始タイミング)及びチャンネルクロック周波数からスピンドル回転数とフィード送り速度が計算され、カッティングマシンに供給される必要がある。
【0031】
次に本発明の光学的カッティング方法について説明する。
【0032】
本発明の方法は、上記光ディスク原盤の製造装置の説明から明らかである。即ち、本発明の方法は、基盤上に設けられたレーザにより記録可能な記録層に、クロック周波数(チャンネルクロック)に同期して記録すべき信号をレーザによりカッティングする際、クロック周波数として、高精度周波数発振器から発生する原発振周波数を直接用いて、この原発振周波数と変調信号の変調方式から決定される速度をカッティングスピードとして用いて行うことに特徴がある。この記録すべき信号として、前記クロック周波数に同期して発生するEFM又はEFM+フォーマット信号に基づく信号を一般に使用する。またカッティングは、スピンドル及びフィードが相互に前記クロック周波数に同期した状態で行うことが好ましい。
【0033】
本発明の方法は、例えば下記の工程に従い行われる。
【0034】
1)高精度周波数発振器2の出力(クロック出力)は、EFM信号発生器3の外部入力、及び光学的カッティングマシン制御用リファレンス信号発生器4の外部クロック入力に常に接続しているようにする。
【0035】
2)カッティング開始前に、データサーバ1からカッティングに必要なデータをEFM信号発生器3にダウンロードする。
【0036】
3)ダウンロード終了後、EFM信号発生器3は上記高精度周波数発振器2からのクロックに同期してカッティング信号の基礎となるEFM又はEFM+変調信号の生成を開始する。
【0037】
4)光学的カッティングマシンの準備後、EFM信号発生器3は上記高精度クロック発生器2からのクロックに同期したEFM又はEFM+信号を順次出力する。
【0038】
5)EFM又はEFM+変調信号(カッティング信号の基礎となる信号)は、光変調器5に入力され、光学的カッティングマシン7のレーザ光源から出射されるレーザ光の明滅のカッティング信号に変調されて、回転する感光性原盤にレーザ光が照射されてカッティングがなされる。すなわち、EFM信号発生器3からの信号が変調され、カッティング信号が得られる。
【0039】
6)この時、光学的カッティングマシン制御用リファレンス信号発生器4は、カッティング情報6(カッティング開始径、線速度、ピッチ、カッティング開始タイミング)を取得し、カッティングスタートと同時に高精度クロック発生器2から供給されるチャンネルクロックのタイミングで周波数変換データを計算し、スピンドルリファレンス信号およびフィードリファレンス信号を生成する。
【0040】
7)生成したスピンドルリファレンス信号およびフィードリファレンス信号は、光学的カッティングマシンの外部クロック入力に入力され、上記5)のカッティングが行われる。
【0041】
【実施例】
[実施例1]
前記図1に示すカッティング装置を用いて、下記の条件でEFM変調信号をカッティングして、CD用光ディスク原盤を作製した。
【0042】
ルビジウム周波数発振器(高精度周波数発振器):発振周波数(クロック)=10MHz、周波数安定度=±2.7×10−12/10秒
線速度: 3.216m/秒(CD等速の1.390m/秒に相当)、
ピッチ: 1.6μm。
【0043】
[比較例1]
周波数発振器として従来の水晶発振器を用いる方法でカッティングを行った。
[評価結果]
上記で得られた光ディスク原盤で作製されたCDを再生して、社内の音質評価を専門とする者3人で試聴した。
【0044】
その結果、3人ともから、比較例1に比べて実施例1の方が歪みが無く、高音(High)から最高音(High end)までスムーズに伸びていて、音像全体のディテール表現に富み、聴感上ソフトに感ずるとの評価を得た。
【0045】
【発明の効果】
本発明は、高精度周波数発振器を使用し、発振周波数を変換せずにチャンネルクロックとして使用するシステムであるので、周波数変換器を用いた場合に生ずる揺らぎや光学的カッティング手段における回転ムラの影響のない信号を感光性原盤に記録することが可能となり、従来のカッティングに比較して高精度の信号を記録することができる。
【0046】
また、発振器の周波数に従ってシステムの動作速度(倍速)が決定される方法であるので、チャンネルクロックの周波数に制限が無くなり、任意の発振周波数の高精度発振器を自由に選択することができる。即ち、高速カッティングを行いたい場合は、周波数の高い高精度発振器を選択することにより可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学的カッティング装置の代表的態様である。
【図2】本発明の高精度クロック発生器2からもたらされる高精度クロック(チャンネルクロック)とEFM又はEFM+信号との関係を示す。
【図3】光学的カッティングマシン制御用リファレンス信号発生器4が生成するカッティング経過時間とスピンドル及びフィードのリファレンスデータとの関係を示す。
【符号の説明】
1 データサーバ
2 高精度周波数発振器
3 EFM信号発生器
4 光学的カッティングマシン制御用リファレンス信号発生器
5 光変調器
6 カッティング情報
7 光学的カッティングマシン

Claims (6)

  1. 基盤上に設けられたレーザにより記録可能な感光膜に、クロック及び変調信号により制御されたレーザを照射してカッティングする方法であって、
    該カッティングを、高精度周波数発振器から発生する原発振周波数を周波数変換することなく直接前記クロックとして用い、このクロックと前記変調信号の変調方式とから決定される速度で行い、及び
    ロックのタイミングでカッティング情報及びクロック周波数から周波数変換データを計算し、スピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号を生成し、これにより前記カッティングの速度を形成するスピンドル及びフィードの速度を、前記クロックに同期させて設定し、及び
    前記高精度周波数発振器がセシウム又はルビジウムを用いた周波数発振器であり、及び 前記カッティングの速度は、クロックとして通常使用される4.3218MHzの周波数と前記高精度周波数発振器の周波数に従って決定される動作速度で行われることを特徴とするカッティング方法。
  2. 前記変調信号を、前記クロックに同期して発生させる請求項1に記載のカッティング方法。
  3. 前記変調信号として、EFM又はEFM+の変調方式に基づく変調信号を使用する請求項1に記載のカッティング方法。
  4. 光ディスク原盤製造用の、基盤とその上に設けられたレーザにより記録可能な感光膜とからなる記録用原盤に、カッティングするためのカッティング信号の基礎となるデータを保持するデータサーバからカッティング信号を得て、この信号を高精度周波数発振器から発生する原発振周波数を周波数変換することなく直接クロックとして用いて、このクロックに同期させて変調信号を送出する工程、
    なくともカッティング開始径、線速度、ピッチ、カッティング開始タイミングを含むカッティング情報及びロック周波数からスピンドル回転数とフィード送り速度を計算し、スピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号を生成する工程、
    前記スピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号、及び前記変調信号に基づきカッティングを行う工程を含み、
    ロックのタイミングでスピンドル回転数とフィード送り速度を計算し、スピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号を生成し、これにより前記カッティングの速度を形成するスピンドル及びフィードの速度を、前記クロックに同期させて設定し、
    前記高精度周波数発振器がセシウム又はルビジウムを用いた周波数発振器であることを特徴とする記録用原盤にカッティングする方法。
  5. 光ディスク原盤製造用の、基盤とその上に設けられたレーザにより記録可能な記録層とからなる記録用原盤にカッティングするためのカッティング信号の基礎となるデータを保持するデータサーバ、高精度周波数発振器、前記データサーバからカッティング信号の基礎となるデータを得て、このデータを前記周波数発振器から発生する原発振周波数を周波数変換することなく直接クロックとして用いて、このクロックに同期させて変調信号を送出する信号発生器、カッティング装置からカッティング情報を得て、周波数発振器からのクロックに同期させてスピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号を発生する光学的カッティングマシン制御用リファレンス信号発生器、及びスピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号が入力され、前記変調信号に基づきカッティングを行うカッティング装置を含み、
    ロックのタイミングでカッティング情報及びクロック周波数から周波数変換データを計算し、スピンドルリファレンス信号及びフィードリファレンス信号を生成し、これにより、前記カッティングの速度を形成するスピンドル及びフィードの速度が、前記クロックに同期させて設定され、
    前記高精度周波数発振器がセシウム又はルビジウムを用いた周波数発振器であることを特徴とする光学的カッティング装置。
  6. 前記変調信号として、EFM又はEFM+の変調方式に基づく変調信号を使用する請求項5に記載のカッティング装置。
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