JP3274986B2 - ピット長調整装置および光ディスク原盤露光装置および光ディスクドライブ装置 - Google Patents

ピット長調整装置および光ディスク原盤露光装置および光ディスクドライブ装置

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JP3274986B2
JP3274986B2 JP23428297A JP23428297A JP3274986B2 JP 3274986 B2 JP3274986 B2 JP 3274986B2 JP 23428297 A JP23428297 A JP 23428297A JP 23428297 A JP23428297 A JP 23428297A JP 3274986 B2 JP3274986 B2 JP 3274986B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ピット長調整装
置および光ディスク原盤露光装置および光ディスクドラ
イブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ディスク原盤を製作するの
に用いられる光ディスク原盤露光装置では、レジストが
塗布されたガラス原盤を回転させて、AO(音響光学)変
調器もしくはEO(電気光学)変調器に入力された記録パ
ルスによってオン/オフ制御されたレーザをフォーカス
用対物レンズを介して上記ガラス原盤に照射した後、そ
のガラス原盤を現像することによって、ガラス原盤に記
録ピットを形成している。また、レーザを用いて光ディ
スクにデータを記録する光ディスクドライブ装置では、
多値制御されたレーザをフォーカス用対物レンズを介し
て回転制御された光ディスクに照射することによって、
光ディスクの記録面に記録ピットを形成している。
【0003】上記ピットを形成するための記録パルスの
パルス幅は、記録周波数の逆数Tの整数倍か、または、
特開平4−298822号公報に記載のように、記録周
波数の逆数Tの整数倍からTだけ短くしている。また、
特開平4−344324号公報に記載されたピット長調
整装置では、規定パルスがn×△t時間(ただし、nは
整数、△tは最小分解能とする)遅延されたパルスを基
準として、規定パルスのパルス幅よりも2×n×△t時
間短いかまたは長い記録パルスを発生させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
4−298822号公報に記載のピット長調整装置で
は、記録周波数の逆数Tの整数倍およびその整数倍から
Tだけ短い記録パルスによってピットを形成した場合、
その記録パルスにより生成されたピットの再生波形の振
幅方向と時間方向の特性を最適にするには、記録するた
めのレーザパワーを微妙に調整する必要があり、振幅方
向と時間方向の特性が最適な再生波形が得られるよう
に、再現性よく記録することが困難であるという欠点が
ある。
【0005】また、上記特開平4−344324号公報
に記載のピット長調整装置では、パルス幅を変化させる
場合、連続したピットにおいてピット長の変化量を変え
る必要があるとき、例えば、遅延量のパラメータである
nをn1からn2に変更するときに、n1により記録され
たピットとn2により記録されたピットの間のスペース
は、その記録される部分のガラス原盤または光ディスク
における線速度をvとしたとき、期待されるスペースの
長さから(n2−n1)×△t×v時間だけ長いかまたは短
くなるため、記録されたピットの再生波形は、その変化
量だけジッタ成分が大きくなるという欠点がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、ピットの再生
波形の振幅方向と時間方向の特性を最適にできるピット
長調整装置および光ディスク原盤露光装置および光ディ
スクドライブ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のピット長調整装置は、記録周波数の逆数
Tの整数倍の規定パルスをT時間だけ遅延させた第0パ
ルスをピット記録の基準とし、そのピット記録の基準と
なる第0パルスに対してパルス幅を調整することによっ
て、光ディスクの記録面上に形成されるピットの長さを
調整するピット長調整装置であって、上記規定パルスが
n×△t時間(ただし、nは整数、△tは上記規定パル
スの遅延時間の最小分解能とする)遅延された第1パル
スを出力する第1遅延回路と、上記規定パルスがT+m
×△t時間(ただし、Tは記録周波数の逆数、mは整数
とする)遅延された第2パルスを出力する第2遅延回路
と、上記第1遅延回路からの上記第1パルスと上記第2
遅延回路からの上記第2パルスの論理積の結果を表す第
3パルスを出力する論理積回路と、上記第1遅延回路か
らの上記第1パルスと上記第2遅延回路からの上記第2
パルスの論理和の結果を表す第4パルスを出力する論理
和回路とを備えたことを特徴としている。
【0008】上記請求項1のピット長調整装置によれ
ば、上記記録周波数の逆数Tの整数倍のパルス幅の規定
パルスにおいて、規定パルスに対してn×△tだけ遅延
された第1パルスと、規定パルスに対してT+m×△t
時間だけ遅延された第2パルスとの論理積された結果を
表す第3パルスを生成する。そうして得られた第3パル
スは、規定パルスをT時間だけ遅延させたピット記録の
基準となる第0パルスに対して、前縁部がm×△t時間
だけ短く、かつ、後縁部がT−n×△t時間だけ短くな
ようにパルス幅を調整する。また、上記規定パルスに
対してn×△tだけ遅延された第1パルスと、規定パル
スに対してT+m×△t時間だけ遅延された第2パルス
との論理和された結果を表す第4パルスを生成する。そ
うして得られた第4パルスは、規定パルスをT時間だけ
遅延させたピット記録の基準となる第0パルスに対し
て、前縁部がT−n×△t時間だけ長く、かつ、後縁部
がm×△t時間だけ長くなるようにパルス幅を調整す
。これら第3,第4パルスを用いて、n,mを変えるこ
とによって、自由度の高いパルス幅の変更を行うことが
でき、このピット長調整装置を用いた例えば光ディスク
原盤露光装置や光ディスクドライブ装置において、光デ
ィスクに記録されたピットを再生したとき、振幅方向と
時間方向の特性が最適な再生波形を得ることが可能にな
る。
【0009】また、請求項2のピット長調整装置は、請
求項1のピット長調整装置において、上記ピット記録の
基準となる第0パルスに対してパルス幅が調整されたピ
ットを記録するときの記録信号をT時間だけ早める補正
を行うことを特徴としている。
【0010】上記請求項2のピット長調整装置によれ
ば、上記ピット記録の基準となる第0パルスに対してパ
ルス幅が調整されたピットを記録するときの記録信号を
T時間だけ早めることによって、規定パルスに対する記
録信号のT時間の遅れを補正する。
【0011】また、請求項のピット長調整装置は、請
求項1または2のピット長調整装置において、上記規定
パルスの遅延時間の最小分解能△tを最高記録周波数の
逆数Tminの10%以下としたことを特徴としている。
【0012】上記請求項のピット長調整装置によれ
ば、上記最小分解能△tを記録周波数の逆数Tが最も短
くなる最高記録周波数の逆数Tminの10%以下にする
ことで、上記第3,第4パルスのパルス幅を微調整で
き、光ディスクに記録されるピット長をより精度よく調
整できる。
【0013】また、請求項の光ディスク原盤露光装置
は、請求項1乃至3のいずれか1つのピット長調整装置
を備えたことを特徴としている。
【0014】上記請求項の光ディスク原盤露光装置に
よれば、光ディスク原盤を露光するとき、上記ピット長
調整装置により記録パルス幅を調整して、光ディスク原
盤に記録するピットの長さを調整することによって、そ
の露光工程を経て製作された光ディスク原盤により製造
された光ディスクに記録されたピットの再生波形を最適
にできる。
【0015】また、請求項の光ディスクドライブ装置
は、請求項1乃至3のいずれか1つのピット長調整装置
を備えたことを特徴としている。
【0016】上記請求項の光ディスクドライブ装置に
よれば、光ディスクにピットを記録するとき、上記ピッ
ト長調整装置により記録パルス幅を調整して、光ディス
クに記録するピットの長さを調整することによって、光
ディスクに記録されたピットの再生波形を最適にでき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明のピット長調整装
置および光ディスク原盤露光装置および光ディスクドラ
イブ装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0018】図1はこの発明の実施の一形態のピット長
調整装置の回路図である。このピット長調整装置は、記
録周波数の逆数Tの整数倍のパルス幅の規定パルスPを
受けて、規定パルスPが遅延された第1パルスP1を出
力する第1遅延回路1と、規定パルスPを受けて、規定
パルスPが遅延された第2パルスP2を出力する第2遅
延回路2と、上記第1遅延回路1からの第1パルスP1
と第2遅延回路2からの第2パルスP2とを受けて、第
1パルスP1と第2パルスP2の論理積の結果を表す第3
パルスP3を出力する論理積回路3と、上記第1遅延回
路1からの第1パルスP1と第2遅延回路2からの第2
パルスP2とを受けて、第1パルスP1と第2パルスP2
の論理和の結果を表す第4パルスP4を出力する論理和
回路4とを有している。上記ピット長調整回路は、光デ
ィスク原盤露光装置の光ディスク原盤にピットを形成す
るとき、または、光ディスクドライブ装置の光ディスク
の記録面上にピットを形成するとき、規定パルスPに対
してパルス幅を調整する。
【0019】上記構成のピット長調整装置において、パ
ルス幅が3Tの規定パルスPに対して、ピット長を調整
する動作について図2に従って説明する。なお、n,m
を整数、△tを記録パルスを遅延させる時間の最小単位
とする。
【0020】図2において、パルス幅が3Tの規定パル
スPをn×△t時間の遅延量を有する第1遅延回路1に
入力することによって、規定パルスPよりもn×△t時
間だけ遅延された第1パルスP1を得る(図2(A),(C))。
また、T+m×△t時間の遅延量を有する第2遅延回路
2に規定パルスPを入力することによって、規定パルス
PよりもT+m×△t時間だけ遅延された第2パルスP
2を得る(図2(D))。上記第1,第2パルスP1,P2を論理
積回路3に入力することによって、第1,第2パルス
1,P2の論理積をとった結果を表す第3パルスP3が生
成される(図2(E))。また、上記第1,第2パルスP1,P
2を論理和回路4に入力することによって、第1,第2パ
ルスP1,P2の論理和をとった結果を表す第4パルスP4
が生成される(図2(F))。このようにして得られた第3
パルスP3は、規定パルスPをTだけ遅延された第0パ
ルスP0の前縁部がm×△t時間だけ短く、後縁部がT
−n×△t時間だけ短いものとなる(図2(B),(E))。ま
た、上記第4パルスP4は、第0パルスP0の前縁部がT
−n×△t時間だけ長く、後縁部がm×△t時間だけ長
いものとなる(図2(B),(F))。上記第3,第4パルスP3,
4は、必ず規定パルスPからTだけ遅延された第0パ
ルスP0に対してパルス幅を補正するため、連続するピ
ットに対して補正値を変更するときにも、ピットの中心
位置を変えることなく、ピット長を補正することが可能
となる。なお、基準とする第0パルスP0は、規定パル
スPに対して記録周波数の逆数Tだけ必ず遅れるため、
光ディスク原盤露光装置や光ディスクドライブ装置にお
いて、ピットを記録するときに記録信号をTだけ早める
補正を行う。
【0021】このようにして得られた記録パルスをレー
ザのオン/オフ制御に用いて、感度の高い光ディスクに
対しては、第3パルスP3のようにパルス幅の短いもの
を入力し、感度の低い光ディスクに対しては、第4パル
スP4のようにパルス幅の長いものを入力することによ
って、光ディスク原盤および光ディスクの記録面に形成
するピットの長さを調整することができ、再生波形とし
て振幅方向と時間方向の特性が良好な波形を得ることが
できる。
【0022】また、図3は上記ピット長調整装置を用い
た光ディスク原盤露光装置のブロック図を示している。
【0023】図3に示すように、上記光ディスク原盤露
光装置は、記録周波数を発生する周波数発生器11と、
上記周波数発生器11からの信号を受けて、格納された
記録情報(例えばトラックのアドレス情報)を表す信号を
出力する記録情報格納部12と、上記周波数発生器11
からの信号と上記記録情報格納部12からの記録情報を
表す記録信号とを受けて、記録信号を所定の変調方式に
従って変調するデータエンコーダ13と、上記周波数発
生器11からの信号とデータエンコーダ13からの変調
された記録情報を表す記録信号とを受けて、上記記録信
号のパルス幅を補正して、パルス幅が補正された記録信
号を出力するパルス幅補正回路14とを備えている。上
記パルス幅補正回路14は、図1に示すピット長調整装
置を有している。また、上記光ディスク原盤露光装置
は、上記記録情報格納部12からの信号を受けて、格納
された半径位置データを表す信号を出力する半径位置デ
ータ部18と、上記半径位置データ部8からの半径位置
データを表す信号を受けて、格納された露光光量データ
に基づいて、露光光量を表す信号を出力する露光光量デ
ータ部19とを備えると共に、上記パルス幅補正回路1
4からの補正された記録信号と上記露光光量データ部1
9からの露光光量を表す信号とを受けて、露光光量を設
定して、光ディスク露光部16に制御信号を出力する露
光光量設定回路15と、上記制御信号に基づいて、ガラ
ス原盤17にレーザを照射する光ディスク露光部16と
を備えている。
【0024】上記構成の光ディスク原盤露光装置におい
て、周波数発生器11により発生された記録周波数に同
期して、記録情報格納部12より記録情報を表す信号が
出力され、その記録情報を表す信号をデータエンコーダ
13により光ディスクに書き込む記録信号に変調され
る。そして、上記データエンコーダ13により変調され
た記録信号のパルス幅をパルス幅補正回路14により補
正する。また、上記半径位置データ部18からの半径位
置データを表す信号に基づいて、露光光量データ部19
により決定される露光光量データを表す信号を露光光量
設定回路15に入力する。上記露光光量設定回路15で
は、パルス幅補正回路14からのパルス幅が補正された
記録信号と露光光量データ部19からの露光光量データ
を表す信号とに基づいて、光ディスク露光部16に制御
信号を出力する。そして、上記光ディスク露光部16
は、制御信号に基づいて、一定回転数で回転する円形の
ガラス原盤17に変調光を照射して、上記記録信号に応
じたピットを露光する。なお、上記ガラス原盤17の表
面には、予めレジストを塗布している。
【0025】その後、上記露光されたガラス原盤17の
レジストを現像して、パターンを形成した後、ガラス原
盤17上に電鋳により金属板を形成し、ガラス原盤17
から引き剥がされた金属板により光ディスク原盤を製造
する。
【0026】このように、光ディスク原盤の製作過程に
おいて、上記光ディスク原盤露光装置によりガラス原盤
を露光するとき、上記パルス幅補正回路14のピット長
調整装置により記録信号のパルス幅を調整して、ガラス
原盤に形成されるピットの長さを調整することによっ
て、その露光工程を経て製作された光ディスク原盤によ
り製造された光ディスクのピットの再生波形を最適にす
ることができる。
【0027】また、図4は上記ピット長調整装置を用い
た光ディスクドライブ装置のブロック図を示している。
なお、図4の光ディスクドライブ装置のブロック図で
は、光ディスクの読み込みに関する構成部を省略してい
る。
【0028】図4に示すように、上記光ディスクドライ
ブ装置は、記録周波数を発生する周波数発生器21と、
上記周波数発生器21からの信号を受けて、格納された
記録情報を表す信号を出力する記録情報格納部22と、
上記周波数発生器21からの信号と上記記録情報格納部
22からの記録情報を表す記録信号とを受けて、記録信
号を所定の変調方式に従って変調するデータエンコーダ
23と、上記周波数発生器21からの信号とデータエン
コーダ23からの変調された記録信号とを受けて、上記
記録信号のパルス幅を補正して、パルス幅が補正された
記録信号を出力するパルス幅補正回路24とを備えてい
る。上記パルス幅補正回路24は、図1に示すピット長
調整装置を有している。また、上記光ディスクドライブ
装置は、格納されたアドレスデータを表す信号を出力す
るアドレスデータ部28と、上記アドレスデータ部28
からのアドレスデータを表す信号を受けて、格納された
レーザ光量データに基づいて、レーザ光量を表す信号を
出力するレーザ光量データ部29とを備えている。上記
記録情報格納部22は、書き込み命令部30からの書き
込みアドレス,データを表す信号に基づいて、記録情報
を表す記録信号を出力する。また、上記アドレスデータ
部28は、書き込み命令部30からの書き込みアドレ
ス,データを表す信号に基づいて、アドレスに応じた周
波数指令信号を周波数発生器21に出力する。すなわ
ち、書き込みを行う光ディスクのアドレスに応じて記録
周波数を変化させるのである。また、上記光ディスクド
ライブ装置は、上記パルス幅補正回路24からの補正さ
れた記録信号と上記レーザ光量データ部29からのレー
ザ光量を表す信号とを受けて、光ディスクドライブ光学
系26に制御信号を出力するレーザ変調回路25と、上
記制御信号に基づいて、オン/オフおよび出力が制御さ
れたレーザを回転制御された光ディスク27の所定の位
置に照射する光ディスクドライブ光学系26とを備えて
いる。
【0029】上記構成の光ディスクドライブ装置におい
て、周波数発生器21により発生された記録周波数に同
期して、記録情報格納部22より記録情報を表す信号が
出力され、その記録情報を表す信号をデータエンコーダ
23により光ディスクに書き込む記録信号に変調され
る。そして、上記データエンコーダ23により変調され
た記録信号のパルス幅を図1に示すピット長調整装置を
有するパルス幅補正回路24により補正する。また、上
記アドレスデータ部28からのアドレスデータを表す信
号に基づいて、レーザ光量データ部29により決定され
るレーザ光量データを表す信号をレーザ変調回路15に
入力する。上記レーザ変調回路15では、パルス幅補正
回路24からのパルス幅が補正された記録信号とレーザ
光量データ部29からのレーザ光量データを表す信号と
に基づいて、光ディスクドライブ光学系26に制御信号
を出力する。そして、上記光ディスクドライブ光学系2
6は、制御信号に基づいて、回転制御された光ディスク
27にレーザ光を照射して、上記記録信号に応じたピッ
トを光ディスク27の記録面に記録する。
【0030】このように、上記光ディスクドライブ装置
において光ディスクにピットを記録するとき、上記パル
ス幅補正回路24のピット長調整装置により記録信号の
パルス幅を調整して、光ディスクに記録するピットの長
さを調整することによって、その光ディスクのピットの
再生波形を最適にすることができる。
【0031】上記実施の形態では、この発明のピット長
調整装置を用いた光ディスク原盤露光装置と光ディスク
ドライブ装置について説明したが、光ディスク原盤露光
装置と光ディスクドライブ装置の構成は、上記実施の形
態に限らないのは勿論である。また、光ディスク原盤露
光装置と光ディスクドライブ装置に限らず、この発明の
ピット長調整装置を他の光情報記録装置に適用してもよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明のピット長調整装置は、記録周波数の逆数Tの整数倍
の規定パルスをT時間だけ遅延させた第0パルスをピッ
ト記録の基準とし、そのピット記録の基準となる第0パ
ルスに対してパルス幅を調整することによって、光ディ
スクの記録面上にピットを形成するときにピット長を調
整するピット長調整装置において、第1遅延回路より規
定パルスがn×△t時間(ただし、nは整数、△tは上
記規定パルスの遅延時間の最小分解能とする)遅延され
た第1パルスを出力し、第2遅延回路より規定パルスが
T+m×△t時間(ただし、Tは記録周波数の逆数、m
は整数とする)遅延された第2パルスを出力し、論理積
回路によって第1,第2パルスの論理積をとって、その
論理積の結果を表す第3パルスを出力すると共に、論理
和回路によって第1,第2パルスの論理和をとって、そ
の論理和の結果を表す第4パルスを出力するものであ
る。
【0033】したがって、請求項1の発明のピット長調
整装置によれば、連続したパルスにおいて、記録位置を
変化させずに記録パルスの前縁部と後縁部を別々に調整
することができるため、記録されたピットの再生波形が
最適となるように、光ディスクの記録面に長さが調整さ
れたピットを簡単に形成することができる。
【0034】また、請求項2の発明のピット長調整装置
は、請求項1のピット長調整装置において、上記ピット
記録の基準となる第0パルスに対してパルス幅が調整さ
れたピットを記録するときの記録信号をT時間だけ早め
る補正を行うものである。
【0035】したがって、請求項2の発明のピット長調
整装置によれば、基準とする第0パルスは、規定パルス
に対して記録周波数の逆数Tだけ必ず遅れるので、上記
ピット記録の基準となる第0パルスに対してパルス幅が
調整されたピットを記録するときの記録信号をT時間だ
け早める補正をすることによって、規定パルスに対する
記録信号のT時間の遅れを補正する。
【0036】また、請求項の発明のピット長調整装置
は、請求項1または2のピット長調整装置において、上
記規定パルスの遅延時間の最小分解能△tを最高記録周
波数の逆数Tminの10%以下としたものである。
【0037】したがって、請求項の発明のピット長調
整装置によれば、遅延させる最小分解能をその光ディス
クの最高記録周波数の逆数の10%以下にすることによ
って、ピット長をより高い精度で調整することができ
る。
【0038】また、請求項の発明の光ディスク原盤露
光装置は、請求項1乃至3のいずれか1つのピット長調
整装置を備えたものである。
【0039】したがって、請求項の発明の光ディスク
原盤露光装置によれば、光ディスク原盤を露光すると
き、上記ピット長調整装置により記録パルス幅を調整し
て、光ディスク原盤に記録するピットの長さを調整する
ことによって、その露光工程を経て製作された光ディス
ク原盤により製造された光ディスクのピットの再生波形
を最適にすることができる。
【0040】また、請求項の発明の光ディスクドライ
ブ装置は、請求項1乃至3のいずれか1つのピット長調
整装置を備えたものである。
【0041】したがって、請求項の発明の光ディスク
ドライブ装置によれば、光ディスクにピットを記録する
とき、上記ピット長調整装置により記録パルス幅を調整
して、光ディスクに記録するピットの長さを調整するこ
とによって、光ディスクに記録されたピットの再生波形
を最適にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の一形態のピット長調
整装置の回路図である。
【図2】 図2は上記ピット長調整装置のパルス幅の補
正を説明する図である。
【図3】 図3は上記ピット長調整装置を用いた光ディ
スク原盤露光装置のブロック図である。
【図4】 図4は上記ピット長調整装置を用いた光ディ
スクドライブ装置のブロック図である。
【符号の説明】
1…第1遅延回路、2…第2遅延回路、3…論理積回
路、4…論理和回路、11,21…周波数発生器、12,
22…記録情報格納部、13,23…データエンコー
ダ、14,24……パルス幅補正回路、15…露光光量
設定回路、16…光ディスク露光部、17…ガラス原
盤、18…半径位置データ部、19…露光光量データ
部、25…レーザ変調回路、26…光ディスクドライブ
光学系、27…光ディスク、28…アドレスデータ部、
29…レーザ光量データ部、30…書き込み命令部。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録周波数の逆数Tの整数倍の規定パル
    をT時間だけ遅延させた第0パルスをピット記録の基
    準とし、そのピット記録の基準となる第0パルスに対し
    てパルス幅を調整することによって、光ディスクの記録
    面上に形成されるピットの長さを調整するピット長調整
    装置であって、 上記規定パルスがn×△t時間(ただし、nは整数、△
    tは上記規定パルスの遅延時間の最小分解能とする)遅
    延された第1パルスを出力する第1遅延回路と、 上記規定パルスがT+m×△t時間(ただし、Tは記録
    周波数の逆数、mは整数とする)遅延された第2パルス
    を出力する第2遅延回路と、 上記第1遅延回路からの上記第1パルスと上記第2遅延
    回路からの上記第2パルスの論理積の結果を表す第3パ
    ルスを出力する論理積回路と、 上記第1遅延回路からの上記第1パルスと上記第2遅延
    回路からの上記第2パルスの論理和の結果を表す第4パ
    ルスを出力する論理和回路とを備えたことを特徴とする
    ピット長調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のピット長調整装置にお
    いて、 上記ピット記録の基準となる第0パルスに対してパルス
    幅が調整されたピットを記録するときの記録信号をT時
    間だけ早める補正を行うことを特徴とするピット長調整
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のピット長調整
    装置において、 上記規定パルスの遅延時間の最小分解能△tを最高記録
    周波数の逆数Tminの10%以下としたことを特徴とす
    るピット長調整装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    ピット長調整装置を備えたことを特徴とする光ディスク
    原盤露光装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    ピット長調整装置を備えたことを特徴とする光ディスク
    ドライブ装置。
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