JP4710792B2 - 内燃機関の排気バイパス装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の排気バイパス装置に関するものである。特に、この発明は、作動部分の不具合を検出できる内燃機関の排気バイパス装置に関するものである。
従来の内燃機関では、排気ガスの通路中に、三元触媒など排気ガスの浄化手段である触媒を設け、排気ガスを大気中に排出する前に、触媒によって浄化してから排出する場合が多い。しかし、このような触媒では、HC(炭化水素)の浄化するための活性化温度が350℃以上である場合が多いため、HCを浄化するには触媒をこの活性化温度以上にする必要があるが、内燃機関の冷間始動直後は、触媒は活性化温度に達していないため、HCの浄化が困難なものとなっていた。
そこで、従来の内燃機関では、排気ガスのメイン流路の他にメイン流路に接続されたバイパス流路を設け、バイパス流路にはHCを吸着する吸着手段を設けているものがある。この場合さらに、排気ガスが流れる流路を、このバイパス流路とメイン流路とのいずれかに切り換える開閉手段である切換弁を設けている。これにより、内燃機関の通常運転時には排気ガスがメイン流路を流れるように切換弁を切り換え、触媒の温度が活性化温度に達していない場合には、排気ガスがバイパス流路を流れるように切換弁を切り換えて、排気ガスを吸着手段に流している。これにより、触媒が活性化温度に達していない場合でも、排気ガス中のHCを吸着手段で吸着し、排気ガス中からHCを除去することができる。また、このように切換弁を設ける場合、切換弁が故障して排気ガスを所望の流れで流すことが困難になった場合に備えて、故障診断機能を備えているものがある。
例えば、特許文献1に記載の排気浄化装置では、排気通路に設けられた触媒装置の下流側の通路をメイン排気流路とバイパス流路とに分けると共に、排気ガスの流れをこれらのいずれかに切り換える切換弁を設け、バイパス流路には吸着装置を設けている。また、バイパス流路には、バイパス流路中を流れる排気ガスの温度を検知する温度センサを設け、さらに、切換弁の故障を診断する故障診断装置が設けられている。この排気浄化装置で切換弁の故障を判断する場合には、内燃機関の定常運転時、つまり、排気ガスがメイン排気流路を流れる状態に切換弁を切り換えた状態において、一時的に切換弁を切り換えて排気ガスがバイパス流路を流れる状態にし、切り換える前後のバイパス流路内を流れる排気ガスの温度を温度センサで検知する。
この温度は、切換弁が正常に作動している場合には切り換える前後の温度差が大きくなり、切換弁が正常に作動せずに、切換弁の部分から排気ガスの漏れが生じている場合には、切り換える前後の温度差は小さくなる。このため、特許文献1に記載の排気浄化装置の故障診断装置は、切換弁を一時的に切り換えてその際の温度を検知することにより、切り換える前後の温度差が大きい場合には、切換弁が正常に作動していないと判断することができ、切換弁に故障が発生していると判定することができる。
特許第3739876号公報
しかしながら、内燃機関から排出された排気ガスの流れをメイン排気流路とバイパス流路とのいずれか一方に切り換える切換弁の故障を判定するために、一時的に切換弁を切り換えるのは、切換弁の故障の診断、即ち、開閉手段の故障の判定をする際の制御が複雑になる虞がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、容易に開閉手段の故障の判定をすることができる内燃機関の排気バイパス装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明に係る内燃機関の排気バイパス装置は、内燃機関の排気ガスが流れる第1通路を有し、さらに、前記排気ガスが流れると共に両端で前記第1通路に接続される第2通路を有する排気通路と、前記第1通路内に配設され、且つ、前記排気ガスを浄化する浄化手段と、前記第2通路に配設されていると共に前記第2通路内を開閉可能に設けられた開閉手段と、前記第2通路に配設されていると共に前記第2通路内を流れる前記排気ガスの温度である排気温度を検出可能に設けられた排気温度検出手段と、前記開閉手段に接続されていると共に前記開閉手段の開閉を制御する制御手段と、前記制御手段が前記開閉手段を閉じた状態に制御している場合における前記排気温度検出手段で検出した前記排気温度の変化が、前記開閉手段が故障しているかの基準となる判定基準温度より大きい場合に、前記開閉手段が故障しているとの判定をする故障判定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明では、第2通路内を流れる排気ガスの温度である排気温度を検出する排気温度検出手段を設け、開閉手段を閉じた状態に制御している場合における排気温度の変化が、開閉手段が故障しているかの基準となる判定基準温度より大きい場合に、開閉手段が故障しているとの判定をしている。つまり、開閉手段が故障している場合には、開閉手段を閉じる制御を行なった場合でも、開閉手段は閉じない、或いは閉じきらないので、開閉手段を閉じる制御を行なっても第2通路には排気ガスが流れる。このため、開閉手段を閉じた状態に制御している場合に、第2通路内の排気温度が大きく変化する場合には、第2通路内に排気ガスが流れていることになるので、開閉手段は故障していると判定することができる。従って、第2通路内の排気温度の変化を検出する検出手段として排気温度検出手段を設け、開閉手段を閉じている状態において排気温度検出手段が検出した第2通路内の排気温度の変化によって開閉手段の故障の判定を行なうことにより、開閉手段の故障の判定を行なう際に開閉手段を作動させることなく判定を行なうことができる。この結果、容易に開閉手段の故障の判定をすることができる。
この発明に係る内燃機関の排気バイパス装置は、さらに、時間の経過を算出する経過時間算出手段と、前記排気温度検出手段で検出した前記排気温度の変化を算出する温度変化算出手段と、を備えており、前記温度変化算出手段は、前記経過時間算出手段で算出する経過時間が、前記排気温度の変化を算出するための所定時間である設定時間を経過した際における前記排気温度の変化を算出し、前記故障判定手段は、前記温度変化算出手段が算出した前記設定時間を経過した際における前記排気温度の変化が、前記判定基準温度より大きい場合に、前記開閉手段が故障しているとの判定をすることを特徴とする。
この発明では、時間の経過を算出する経過時間算出手段を設け、さらに、第2通路内の排気温度の変化を算出する温度変化算出手段を設けている。これにより、排気温度の変化を算出する場合に、経過時間算出手段で算出した経過時間が、設定時間を経過した場合の排気温度の変化を算出することにより、より確実に排気温度の変化を算出することができる。従って、開閉手段が故障しているかの判定を行なう際に用いる排気温度の変化を、より確実に算出することができる。この結果、より確実に、容易に開閉手段の故障の判定をすることができる。
この発明に係る内燃機関の排気バイパス装置は、さらに、前記排気温度検出手段で検出した前記排気ガスの初期温度に応じて前記設定時間を算出する設定時間算出手段を備えており、前記温度変化算出手段は、前記経過時間算出手段で算出する経過時間が、前記設定時間算出手段で算出した前記設定時間を経過した際における前記排気温度の変化を算出することを特徴とする。
この発明では、排気ガスの初期温度に応じて設定時間を算出するので、排気温度に適した設定時間にすることができる。これにより、排気温度がどのような温度であっても、開閉手段が故障しているかの判定を行なう際に用いる排気温度の変化を、より確実に算出することができる。この結果、より確実に、容易に開閉手段の故障の判定をすることができる。
この発明に係る内燃機関の排気バイパス装置は、前記設定時間算出手段は、前記排気ガスの初期温度が高くなるに従って前記設定時間を長くすることを特徴とする。
この発明では、排気ガスの初期温度が高くなるに従って設定時間を長くしている。つまり、開閉手段が故障し、開閉手段を閉じる制御を行なった際に開閉手段が閉じきらずに第2通路内に排気ガスが流れる場合には、第2通路で検出される排気温度は、初期温度が高くなるに従って変化し難くなる。このため、第2通路内の排気温度の変化を算出する際に、排気ガスの初期温度が高くなるに従って設定時間を長くし、長時間に渡って第2通路内の排気温度を検出することにより、検出初期の排気ガスの温度が高い場合においても排気温度が変化していることを検出することができる。従って、排気ガスの温度がいかなる温度であっても、より確実に排気温度の変化を算出することができる。この結果、より確実に、容易に開閉手段の故障の判定をすることができる。
本発明に係る内燃機関の排気バイパス装置は、容易に開閉手段の故障の判定をすることができる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係る内燃機関の排気バイパス装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本発明の実施例1に係る排気バイパス装置が設けられた内燃機関の概略図である。同図に示す内燃機関1は、内部に燃焼室5が形成されたシリンダヘッド2とシリンダブロック3とを有しており、シリンダブロック3内には当該シリンダブロック3内を往復運動可能に設けられたピストン4が配設されている。また、燃焼室5はピストン4の上死点側に位置しており、当該燃焼室5には吸気通路である吸気管10と、排気通路である排気管11とが接続されている。このうち、吸気管10と燃焼室5との接続部分には、吸気バルブ12が設けられており、排気管11と燃焼室5との接続部分には、排気バルブ13が設けられている。また、この燃焼室5には、点火プラグ6が設けられている。
また、排気管11は排気バイパス装置15の一部を構成しており、当該排気管11は、内側に内燃機関1運転時の排気ガスが流れる第1通路である主通路21と、同様に内燃機関1運転時の排気ガスが流れる第2通路であるバイパス通路25とを有している。これらの主通路21とバイパス通路25とは、排気管11が、内燃機関1から排気ガスの下流方向に向かった所定の位置で分岐しており、分岐した後さらに接続されている。詳しくは、バイパス通路25は、その両端部で主通路21に接続されており、両端部のうち、主通路21内を流れる排気ガスの流れの上流側に位置する端部が上流側接続部26となり、主通路21内を流れる排気ガスの流れの下流側に位置する端部が下流側接続部27となり、上流側接続部26と下流側接続部27とで主通路21に接続されている。
換言すると、上流側接続部26と下流側接続部27とは、主通路21の形成方向、或いは主通路21内を流れる排気ガスの流れの方向において、上流側接続部26は下流側接続部27よりも内燃機関1寄りに位置し、下流側接続部27は上流側接続部26よりも内燃機関1から離れた部分に位置している。
また、バイパス通路25には、開閉手段であるバイパスバルブ40が設けられている。このバイパスバルブ40は、バイパス通路25内に設けられており、バイパス通路25内において上流側接続部26よりも排気ガスの流れ方向における下流側で、且つ、下流側接続部27よりも排気ガスの流れ方向における上流側に設けられている。また、このバイパスバルブ40には、内圧を変化させることにより作動するアクチュエータ41が接続されており、バイパスバルブ40は、このアクチュエータ41によって作動可能になっている。また、バイパスバルブ40は、このようにアクチュエータ41によって作動することによりバイパス通路25内を開閉可能に設けられている。
このようにバイパスバルブ40に接続されるアクチュエータ41には、内側に空気が通るチューブである制御チューブ46が接続されており、さらに、この制御チューブ46においてアクチュエータ41に接続されている側に位置する端部の反対側の端部には、VSV(Vacuum Switching Valve)42が接続されている。このVSV42は、内部の空気圧、即ち内圧が、大気圧よりも低い状態を維持できるように設けられた負圧タンク43に接続されており、負圧タンク43は負圧チューブ47によって吸気管10に接続されている。このように、負圧タンク43は吸気管10に接続されているため、負圧タンク43の内圧は吸気管10内の空気圧と同程度の圧力になる。また、VSV42は、制御チューブ46と負圧タンク43内とを連通する、または、制御チューブ46と外気、即ち大気とを連通することを、切り替えることができるように設けられている。
また、前記排気管11内には、内側に排気ガスを浄化する浄化手段である触媒30が設けられており、このうち、前記主通路21には、内側に排気ガスを浄化する触媒30のうち第1触媒31が配設されている。詳しくは、第1触媒31は、主通路21内における上流側接続部26と下流側接続部27との間に位置している。また、排気管11には、当該排気管11内を流れる排気ガスの流れ方向における下流側接続部27の下流側に、触媒30のうち第2触媒32が配設されている。これらの第1触媒31と第2触媒32とは、炭化水素(HC)と、一酸化炭素(CO)と、窒素酸化物(NOx)との3物質を酸化・還元反応によって同時に除去する、いわゆる三元触媒となっている。また、これらの第1触媒31と第2触媒32とでは、浄化温度は同じであるが、排気ガスは、流れ方向で放熱し温度勾配を持つため、第2触媒32よりも、排気ガスの流れ方向において上流側に位置する第1触媒31の方が、高温に晒されることになる。
また、排気管11には、排気管11内を流れる排気ガスの温度を検出する排気温センサ51と、排気管11内を流れる排気ガスに含まれる酸素濃度と、未燃の燃料の濃度、即ち未燃ガス濃度との割合である空燃比を検出するA/Fセンサ52と、排気管11内を流れる排気ガスに含まれる酸素濃度を検出するO2センサ53とが設けられている。このうち、排気温センサ51は、バイパス通路25に配設されており、バイパス通路25内を流れる排気ガスの温度である排気温度を検出可能な排気温度検出手段として設けられている。詳しくは、この排気温センサ51は、バイパス通路25においてバイパスバルブ40よりも排気ガスの流れ方向における上流側に設けられている。つまり、排気温センサ51は、バイパス通路25における上流側接続部26とバイパスバルブ40との間に配設されている。
また、A/Fセンサ52は、排気管11において排気管11が主通路21とバイパス通路25とに分岐している部分よりも排気ガスの流れ方向における上流側に設けられている。つまり、A/Fセンサ52は、排気管11における内燃機関1との接続部分と、上流側接続部26との間に設けられている。また、O2センサ53は排気管11の2箇所に設けられており、上流側O2センサ54と下流側O2センサ55とが設けられている。このうち、上流側O2センサ54は、主通路21に配設されており、主通路21において第1触媒31よりも排気ガスの流れ方向における下流側に設けられている。つまり、上流側O2センサ54は、主通路21における第1触媒31と下流側接続部27との間に設けられている。また、下流側O2センサ55は、排気管11において第2触媒32が設けられている部分より排気ガスの流れ方向における下流側に設けられている。
また、前記吸気管10には、燃料を吸気管10内に噴射する燃料供給手段であるインジェクタ50が配設されており、当該インジェクタ50は、燃料を吸気管10内に噴射することにより内燃機関1に対して燃料を供給可能に設けられている。
これらの排気温センサ51、A/Fセンサ52、上流側O2センサ54、下流側O2センサ55、インジェクタ50及びVSV42は、全て当該内燃機関1を搭載する車両(図示省略)の各部を制御するECU(Electronic Control Unit)60に接続されている。
このECU60には、処理部61、記憶部75及び入出力部76が設けられており、これらは互いに接続され、互いに信号の受け渡しが可能になっている。また、ECU60に接続されている排気温センサ51、A/Fセンサ52、上流側O2センサ54、下流側O2センサ55、インジェクタ50及びVSV42は、入出力部76に接続されており、入出力部76は、これらのセンサ等との間で信号の入出力を行なう。また、記憶部75には、本発明に係る内燃機関1の排気バイパス装置15を制御するコンピュータプログラムが格納されている。この記憶部75は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、またはフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ(CD−ROM等のような読み出しのみが可能な記憶媒体)や、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、或いはこれらの組み合わせにより構成することができる。
また、処理部61は、メモリ及びCPU(Central Processing Unit)により構成されており、少なくとも、内燃機関1が始動しているかの判定を行なう始動判定手段である始動判定部62と、内燃機関1を循環して内燃機関1の冷却をする冷却水(図示省略)の水温を取得する水温取得手段である水温取得部63と、排気温センサ51で検出した排気温度を取得する排気温度取得手段である排気温度取得部64と、内燃機関1の運転状態がCOLD状態、つまり、第2触媒32の温度が、排気ガスを効率よく浄化できる温度である活性化温度に達していない状態であるかを判定する運転状態判定手段であるCOLD状態判定部65と、バイパスバルブ40の故障判別の処理が実行中であるかを示す故障判別フラグ(図示省略)の状態を判定する処理状態判定手段であるフラグ判定部66と、時間の経過を算出する経過時間算出手段であるタイマーカウンタ67と、排気温センサ51で検出した排気温度の変化を算出する温度変化算出手段である排気温度変化算出部68と、タイマーカウンタ67で算出する経過時間が設定時間を経過したかを判定する経過時間判定手段である経過時間判定部69と、バイパスバルブ40が故障しているか否かの判定をする故障判定手段である故障判定部70と、を有している。
当該排気バイパス装置15が有するバイパスバルブ40の制御は、排気温センサ51など車両の各部に設けられたセンサ(図示省略)による検出結果に基づいて、処理部61が前記コンピュータプログラムを当該処理部61に組み込まれたメモリに読み込んで演算し、演算の結果に応じてVSV42を作動させることにより、バイパスバルブ40を制御する。その際に処理部61は、適宜記憶部75へ演算途中の数値を格納し、また格納した数値を取り出して演算を実行する。なお、このように排気バイパス装置15を制御する場合には、前記コンピュータプログラムの代わりに、ECU60とは異なる専用のハードウェアによって制御してもよい。また、このECU60と、当該ECU60に接続されるVSV42、及びバイパスバルブ40に接続されるアクチュエータ41は、バイパスバルブ40の開閉を制御し、バイパスバルブ40を作動させる制御手段として設けられている。
この実施例1に係る内燃機関1の排気バイパス装置15は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。内燃機関1を運転すると、吸気管10に設けられたインジェクタ50から吸気管10内に燃料を噴射することにより、吸気管10内を流れる空気と燃料とが混合し、吸気管10内で燃料と空気との混合気が作られる。この混合気は、吸気バルブ12が開いた際に吸気管10から燃焼室5内に入り込む。燃焼室5内に入り込んだ混合気は、点火プラグ6が点火した際に着火し、燃焼室5内で燃焼する。このように燃焼室5内で燃料が燃焼してピストン4を押し下げることにより、内燃機関1は作動する。燃料の燃焼後のガスは、排気ガスとなって排気バルブ13が開いた際に排気管11の方向に流れ、燃焼室5内から排出される。
また、内燃機関1の運転時には、A/Fセンサ52によって排気管11に流れる排気ガス中の酸素濃度と未燃焼ガスの濃度と割合を検出し、上流側O2センサ54で第1触媒31の下流側の位置での排気ガス中の酸素濃度を検出し、下流側O2センサ55で第2触媒32の下流側の位置での排気ガス中の酸素濃度を検出して、検出した結果をECU60に伝達する。ECU60では、これらのセンサ類による検出結果より、インジェクタ50から吸気管10内に噴射する燃料の量を調整し、燃焼室5に供給する混合気の空燃比を調整する。
また、このように内燃機関1を運転している際には、吸気管10から燃焼室5内に混合気が吸い込まれるため、吸気管10内の空気圧は大気圧よりも低くなる。即ち、吸気管10内は負圧になる。このため、負圧チューブ47によって吸気管10に接続される負圧タンク43内の空気は、吸気管10の方向に流れ、負圧タンク43の内圧は、吸気管10内の圧力と同程度の圧力になる。これにより、負圧タンク43内は負圧になる。また、負圧タンク43はVSV42と接続されているが、VSV42は、制御チューブ46と負圧タンク43内とを連通する、または、制御チューブ46と大気とを連通することを、切り替えることができるように設けられている。
この制御チューブ46は、アクチュエータ41に接続されているため、VSV42を切り替えることにより、アクチュエータ41に大気圧、または負圧を伝えることができる。つまり、制御チューブ46と負圧タンク43内とを連通するようにVSV42を切り替えた場合には、アクチュエータ41に負圧を伝えることができ、制御チューブ46と大気とを連通するようにVSV42を切り替えた場合には、アクチュエータ41に大気圧を伝えることができる。このように、大気圧や負圧を伝えることにより、アクチュエータ41は作動し、アクチュエータ41に接続されるバイパスバルブ40も作動する。つまり、バイパスバルブ40は、VSV42を切り替えることにより作動可能になっている。
内燃機関1の運転時には、排気ガスが排気管11内を流れるが、内燃機関1の始動直後や内燃機関1を低回転低負荷で運転している際には、ECU60からVSV42に信号を送り、VSV42を切り替えてバイパスバルブ40を閉じる。これにより、バイパス通路25内は閉じられるが、この状態では、排気ガスはバイパス通路25には流れず、上流側接続部26付近から主通路21内に流れ込む。この主通路21内には、第1触媒31が設けられているため、主通路21内を流れる排気ガスは、第1触媒31を通過し、排気ガスは第1触媒31により浄化される。第1触媒31を通過した排気ガスは、さらに、排気ガスの流れ方向において下流側接続部27よりも下流側に位置する第2触媒32の方向に流れる。このため、排気ガスは、第2触媒32を通過し、第2触媒32により浄化される。
バイパスバルブ40を閉じた状態では、排気ガスはこのように主通路21内を流れるが、内燃機関1の暖気運転時や低回転低負荷時には、排気ガスの温度は低くなっている。このため、排気ガスの熱が伝達されることにより温度が上昇する触媒30は温度が上昇し難くなり、活性化温度に達し難くなるが、バイパスバルブ40を閉じることにより、排気ガスは主通路21内に流れるため、内燃機関1に近い第1触媒31を通過させることができる。排気管11内を流れる排気ガスは、放熱しながら下流方向に流れるが、このように排気ガスの流れ方向において内燃機関1に近い位置に設けられる第1触媒31に排気ガスを通過させることにより、温度があまり低下しない状態で排気ガスを通過させることができる。これにより、排気ガスの温度が低い状態でも、第1触媒31の温度を上昇させ易くなり、早急に活性化温度まで上昇させることができる。また、バイパスバルブ40を閉じ、排気ガスを主通路21内に流すことにより、排気ガスを第1触媒31と第2触媒32との双方を通過させることができるので、触媒30の温度が低い場合でも、排気ガスを浄化することができる。
また、内燃機関1を高回転高負荷で運転している際には、ECU60からVSV42に信号を送り、VSV42を切り替えてバイパスバルブ40を開ける。バイパスバルブ40を開けることによってバイパス通路25内が開かれると、排気ガスは上流側接続部26付近からバイパス通路25に流れ込む。この場合、排気管11内を流れる排気ガスは、ほぼ全てバイパス通路25に流れるため、主通路21内には流れなくなる。このように、バイパスバルブ40を開けた状態では、排気ガスは主通路21内に流れないため、排気ガスは第1触媒31を通過することなく第2触媒32の方向に流れて第2触媒32を通過し、第2触媒32のみにより浄化される。
また、内燃機関1を高回転高負荷で運転する際には排気ガスの温度は高くなるが、バイパスバルブ40を開けることにより、高温の排気ガスはバイパス通路25にのみ流れるので、排気ガスの流れ方向において内燃機関1に近い位置に設けられる第1触媒31が高温の排気ガスに晒されることを抑制できる。これにより、第1触媒31の温度が高くなり過ぎることを抑制できる。また、排気管11内を流れる排気ガスは、放熱しながら下流方向に流れるが、第2触媒32は、排気ガスの流れ方向において第1触媒31よりも下流側に位置している。このため、高温の排気ガスが第2触媒32を通過する際には、排気ガスの温度は低下しているので、第2触媒32の温度が高くなり過ぎることを抑制できる。
このように、内燃機関1の運転時には、その運転状態に応じてバイパスバルブ40は開閉し、この開閉によって排気ガスは主通路21とバイパス通路25とのいずれか一方を流れる。このため、主通路21とバイパス通路25とのうち、排気ガスが流れている方の通路は排気ガスの熱により、通路内の温度が高くなるが、他方の通路は、通路内の温度は高くならない。従って、バイパスバルブ40を閉じている場合には、排気ガスは主通路21に流れるため、バイパス通路25内の温度は上昇しない。
また、バイパスバルブ40を閉じた場合には、ECU60等の制御手段によりバイパスバルブ40を閉じた状態に制御している場合におけるバイパス通路25内の排気温度を、排気温センサ51で検出する。このバイパス通路25内の排気温度は、バイパスバルブ40を閉じる制御を行なった後、所定の時間が経過する間、排気温センサ51で検出し続け、ECU60でこの所定の時間における排気温度の変化である排気温度変化dtempvlvを算出する。さらに、ECU60では、この排気温度変化dtempvlvが、バイパスバルブ40が故障しているか否の判定の基準となる温度である判定基準温度jtよりも大きい場合には、バイパスバルブ40に作動不良等が生じ、バイパスバルブ40は故障していると判定する。なお、この判定基準温度jtは、ECU60が有する記憶部75に記憶されている。
図2は、バイパスバルブを閉じた状態におけるバイパス通路内の排気温度と時間との関係を示す説明図である。次に、バイパス通路25内のバイパスバルブ40が故障し、バイパスバルブ40の上流側から下流側に排気ガスが漏れる場合における、時間の経過に対するバイパス通路25内の排気ガスの温度変化について説明する。バイパスバルブ40が故障し、バイパスバルブ40を閉じる制御をした場合においても閉じきらない場合には、バイパスバルブ40の上流側から下流側に排気ガスが漏れるため、バイパス通路25内には排気ガスが流れ、バイパス通路25中の排気温度は、時間の経過と共に上昇する。このため、この場合におけるバイパス通路25内の排気ガスの温度変化は、図2に示すように、時間の経過と共に大きくなる。さらに、この場合、バイパスバルブ40の上流側から下流側への排気ガスの漏れが大きいほど、時間の経過と共にバイパス通路25内の排気ガスの温度変化は大きくなり、排気ガスの漏れが小さいほど、時間の経過に対するバイパス通路25内の排気ガスの温度変化は小さくなる。
このため、図2の大漏れ量時温度変化線81で示すように、バイパスバルブ40の上流側から下流側への排気ガスの漏れが大きい場合には、時間の経過に対するバイパス通路25内の排気温度の変化は大きくなる。また、小漏れ量時温度変化線82で示すように、バイパスバルブ40の上流側から下流側への排気ガスの漏れが小さい場合には、時間の経過に対するバイパス通路25内の排気温度の変化は小さくなる。つまり、バイパスバルブ40を閉じている際におけるバイパス通路25内の排気温度の変化は、バイパスバルブ40の上流側から下流側への排気ガスの漏れ量によって変化する。従って、排気温センサ51でバイパス通路25内の排気温度を検出して所定の時間におけるバイパス通路25内の排気温度変化dtempvlvを算出し、算出した排気温度変化dtempvlvと判定基準温度jtとを比較することにより、バイパス通路25内に排気ガスが流れているか否かを判定することできる。このため、この判定を介してバイパスバルブ40が故障しているか否かを判定することができる。
図3は、本発明の実施例1に係る排気バイパス装置の制御方法の処理手順を示すフロー図である。次に、実施例1に係る内燃機関1の排気バイパス装置15の制御方法、即ち、当該排気バイパス装置15の処理手順について詳細に説明する。また、以下の説明では、内燃機関1の始動時における処理手順を説明する。内燃機関1の始動時には、まず、内燃機関1が始動したかを判定する(ステップST101)。この判定は、ECU60の処理部61が有する始動判定部62によって行なう。この始動判定部62では、内燃機関1の運転時における他の制御で用いられるクランクシャフト(図示省略)の回転数を示す信号によって判定する。つまり、クランクシャフトの回転数を示す信号が始動判定部62に伝達され、伝達された回転数の信号が、所定の回転数で所定の時間回転を続けていることを示した場合には、始動判定部62は、内燃機関1が始動したと判定する。これに対し、始動判定部62に伝達された回転数の信号が、所定の回転数未満、または、所定の回転数には達したが、その回転数が所定の時間以上維持されないことを示している場合には、始動判定部62は、内燃機関1は始動していないと判定する。始動判定部62による判定で、内燃機関1は始動していないと判定された場合には、この処理手順から抜け出る。
また、始動判定部62による判定で、内燃機関1は始動したと判定された場合には、次に、内燃機関1の冷却を行なう冷却水の水温wtを取得する(ステップST102)。この水温wtの取得は、内燃機関1に設けられた水温センサ(図示省略)によって検出された水温wtが、ECU60の処理部61が有する水温取得部63に伝達され、水温取得部63で取得する。
次に、排気ガスの温度である排気温度gtを取得する(ステップST103)。この排気温度gtの取得は、バイパス通路25に設けられた排気温センサ51によって検出されたバイパス通路25内の排気ガスの温度である排気温度gtが、ECU60の処理部61が有する排気温度取得部64に伝達され、排気温度取得部64で取得する。
次に、内燃機関1がCOLD状態であるかを判定する(ステップST104)。この判定は、水温取得部63で取得した水温wt、及び排気温度取得部64で取得した排気温度gtより、内燃機関1の運転状態がCOLD状態、つまり、第2触媒32の温度が、排気ガスを効率よく浄化できる温度である活性化温度に達していない状態であるかを、ECU60の処理部が有するCOLD状態判定部65で判定する。この判定により、内燃機関1がCOLD状態の場合には、排気ガスを第1触媒31に流し、第1触媒31でも浄化させるため、ECU60等の制御手段は、バイパスバルブ40を閉じた状態に制御して排気ガスを主通路21に流す。
また、COLD状態判定部65での判定により、内燃機関1の運転状態がCOLD状態ではないと判定された場合には、ECU60等の制御手段は、バイパスバルブ40を開いた状態に制御して排気ガスをバイパス通路25に流す。さらに、ECU60が有するタイマーカウンタ67によって算出する経過時間を示す変数であるtmvlvを0にし、バイパスバルブ40の故障判別の処理が実行中であるかを示す故障判別フラグをOFFにして、この制御から抜け出る(ステップST105)。
また、COLD状態判定部65での判定により、内燃機関1の運転がCOLD状態であると判定された場合には、故障判別フラグがONであるかを判定する(ステップST106)。この故障判別フラグは、後述する故障判別の処理手順が実行中であるかを示すフラグであり、ECU60の記憶部75に記憶されている。この故障判別フラグがONの場合には、故障判別の処理が実行中であることを示しており、故障判別フラグがOFFの場合には、故障判別の処理は実行されていないことを示している。この故障判別フラグがONであるかの判定は、ECU60の処理部61が有するフラグ判定部66によって行なう。この判定により、故障判別フラグがONになっていると判定された場合には、後述するステップST110に向かう。
フラグ判定部66での判定により、故障判別フラグがONではない、即ち、故障判別フラグがOFFであると判定された場合には、故障判別フラグをONにする(ステップST107)。次に、ECU60が有するタイマーカウンタ67を作動させる(ステップST108)。つまり、タイマーカウンタ67によって、経過時間の変数であるtmvlvの算出を開始する。
さらに、ECU60の処理部61が有する排気温度変化算出部68が排気温度変化dtempvlvを算出する際における基準となる初期排気温度stに、排気温度gtを代入する(ステップST109)。つまり、排気温度変化算出部68は、バイパス通路25内の排気温度gtの変化である排気温度変化dtempvlvを算出するが、算出する際の基準となる排気温度gtとして、タイマーカウンタ67の作動を開始した時点における排気温度gtを、排気温度変化dtempvlvの算出の基準となる排気温度である初期排気温度stに代入する。この初期排気温度stは、バイパスバルブ40を閉じる制御をした場合において、バイパスバルブ40を閉じる制御をした直後の排気ガスの温度である初期温度となっており、ECU60の記憶部75に記憶される。その後、故障判別ルーチンに進み、故障判別の処理を実行する(ステップST110)。
図4は、本発明の実施例1に係る排気バイパス装置の制御方法の処理手順を示すフロー図であり、故障判別ルーチンを示すフロー図である。故障判別ルーチンでは、まず、経過時間tmvlvが、排気温度取得部64で取得したバイパス通路25内の排気温度の変化を算出するための所定時間である設定時間を超えているかを判定する(ステップST121)。この判定は、ECU60の処理部61が有する経過時間判定部69で判定し、経過時間判定部69によって、タイマーカウンタ67で算出する経過時間であるtmvlvが、設定時間を越えているかを判定する。なお、この設定時間は、予めECU60の記憶部75に記憶されている。経過時間判定部69での判定により、tmvlvは設定時間を越えていないと判定された場合には、故障判別ルーチンから抜け出る。
これに対し、経過時間判定部69での判定により、tmvlvは設定時間を越えていると判定された場合には、次に、バイパス通路25内の排気温度の変化である排気温度変化dtempvlvを算出する(ステップST122)。この算出は、排気温度取得部64が取得したバイパス通路25内の排気温度gtが、ECU60の処理部61が有する排気温度変化算出部68に伝達され、伝達された排気温度gtより排気温度変化算出部68で行なう。排気温度変化算出部68では、この排気温度gtと、記憶部75に記憶されている初期排気温度stとから、バイパス通路25内の排気温度の変化である排気温度変化dtempvlvを算出する。つまり、排気温度変化算出部68は、タイマーカウンタ67で算出する経過時間であるtmvlvが設定時間を経過した際における、バイパス通路25内の排気温度の変化である排気温度変化dtempvlvを算出する。
次に、算出した排気温度変化dtempvlvが、判定基準温度jtを超えているかを判定する(ステップST123)。この判定は、ECU60の処理部61が有する故障判定部70で判定し、故障判定部70で、排気温度変化算出部68によって算出した排気温度変化dtempvlvが、判定基準温度jtを超えているかを判定する。故障判定部70では、この判定基準温度jtと排気温度変化dtempvlvとを比較し、排気温度変化dtempvlvが、判定基準温度jtより大きい場合には、バイパスバルブ40は閉じきっておらず、バイパスバルブ40が故障しているとの判定をする(ステップST124)。即ち、故障判定部70は、ECU60等の制御手段がバイパスバルブ40を閉じた状態に制御している場合における排気温センサ51で検出した排気温度gtの変化が、バイパスバルブ40が故障しているかの基準となる判定基準温度jtより大きい場合に、バイパスバルブ40が故障しているとの判定をする。
このように、故障判定部70によってバイパスバルブ40は故障しているとの判定がされた場合には、車両の室内に設けられた、バイパスバルブ40の故障を示す警告灯(図示省略)を点灯させる。これに対し、故障判定部70で判定での判定により排気温度変化dtempvlvは判定基準温度jt以下であると判定された場合には、故障判別ルーチンから抜け出る。
以上の内燃機関1の排気バイパス装置15は、バイパス通路25内を流れる排気ガスの温度である排気温度gtを検出する排気温センサ51を設け、バイパスバルブ40を閉じた状態に制御している場合における排気温度gtを検出している。さらに、このバイパスバルブ40を閉じた状態に制御している場合における排気温度gtの変化が、バイパスバルブ40が故障しているかの基準となる判定基準温度jtより大きい場合に、バイパスバルブ40が故障しているとの判定をしている。つまり、バイパスバルブ40が故障している場合には、バイパスバルブ40を閉じる制御を行なった場合でも、バイパスバルブ40は閉じない、或いは閉じきらないので、バイパスバルブ40を閉じる制御を行なってもバイパス通路25には排気ガスが流れる。このため、バイパスバルブ40を閉じた状態に制御している場合に、バイパス通路25内の排気温度gtが上昇する場合には、バイパス通路25内に排気ガスが流れていることになるので、バイパスバルブ40は故障していると判定することができる。
従って、バイパス通路25内の排気温度gtの変化を検出する検出手段としてバイパス通路25に排気温センサ51を設け、バイパスバルブ40を閉じている状態において排気温センサ51が検出したバイパス通路25内の排気温度gtの変化によってバイパスバルブ40の故障の判定を行なうことにより、バイパスバルブ40の故障の判定を行なう際にバイパスバルブ40を作動させることなく判定を行なうことができる。この結果、容易に開閉手段であるバイパスバルブ40の故障の判定をすることができる。
また、時間の経過を算出するタイマーカウンタ67を設け、さらに、バイパス通路25内の排気温度gtの変化を算出する排気温度変化算出部68を設けている。これにより、バイパス通路25内の排気温度gtの変化を算出する場合に、タイマーカウンタ67で算出した経過時間tmvlvが、設定時間を経過した場合の排気温度gtの変化を算出することにより、より確実に排気温度gtの変化を算出することができる。従って、バイパスバルブ40が故障しているかの判定を行なう際に用いる排気温度gtの変化を、より確実に算出することができる。この結果、より確実に、容易にバイパスバルブ40の故障の判定をすることができる。
また、バイパスバルブ40が故障をしているかの判定を行なう際に用いる検出手段として、排気温センサ51を1つ設け、この排気温センサ51が検出した排気温度gtより排気温度変化dtempvlvを算出し、算出した排気温度変化dtempvlvより、バイパスバルブ40が故障をしているかの判定を行なっている。従って、1つの排気温センサ51が検出した排気温度gtのみにより、バイパスバルブ40の故障を判定している。この結果、容易にバイパスバルブ40の故障の判定をすることができると共に、部品点数の増加を抑制できるので、製造コストの上昇を抑制することができる。
実施例2に係る内燃機関1の排気バイパス装置90は、実施例1に係る内燃機関1の排気バイパス装置15と略同様の構成であるが、設定時間を、初期排気温度stに応じて変化させている点に特徴がある。他の構成は実施例1と同様なので、その説明を省略すると共に、同一の符号を付す。図5は、本発明の実施例2に係る内燃機関の排気バイパス装置が設けられた内燃機関の概略図である。同図に示す内燃機関1の排気バイパス装置90は、実施例1に係る内燃機関1の排気バイパス装置15と同様に、内燃機関1の排気バルブ13側に接続される排気管11は、主通路21とバイパス通路25とを有している。また、バイパス通路25には、バイパス通路25内を開閉可能なバイパスバルブ40と、バイパスバルブ40内を流れる排気ガスの温度を検出可能な排気温センサ51が設けられている。
また、実施例2に係る内燃機関1の排気バイパス装置90は、実施例1に係る内燃機関1の排気バイパス装置15と同様にECU91を有しており、このECU91は処理部61と記憶部75と入出力部76とを有している。このうち、処理部61は、少なくとも、始動判定部62と、水温取得部63と、排気温度取得部64と、COLD状態判定部65と、フラグ判定部66と、タイマーカウンタ67と、排気温度変化算出部68と、経過時間判定部69と、故障判定部70と、を有している。さらに、ECU91の処理部61は、初期排気温度stに応じた設定時間を算出する設定時間算出手段である設定時間算出部92を有している。
この実施例2に係る内燃機関1の排気バイパス装置90は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。この内燃機関1の排気バイパス装置90が備えられる内燃機関1は、吸気管10から吸入された燃焼室5内の混合気が燃焼室5内で燃焼し、燃焼ガスがピストン4を押し下げることにより内燃機関1は作動する。また、燃焼後のガスは、排気ガスとなって排気管11に排出される。
このように排気ガスが流れる排気管11は、主通路21とバイパス通路25とを有しており、バイパス通路25にはバイパスバルブ40が設けられているが、バイパスバルブ40を閉じた際には、排気ガスはバイパス通路25には流れず、主通路21にのみ流れる。
また、バイパスバルブ40を閉じた場合には、ECU91等の制御手段によりバイパスバルブ40を閉じた状態に制御している場合におけるバイパス通路25内の排気温度を、排気温センサ51で検出する。さらに、ECU91では、排気温センサ51で検出した排気ガスの初期排気温度stに応じて設定時間を算出し、算出した設定時間が経過する間、排気温センサ51で検出し続け、設定時間における排気温度の変化である排気温度変化dtempvlvを算出する。その後、ECU91では、この排気温度変化dtempvlvが、バイパスバルブ40が故障しているか否の判定の基準となる判定基準温度jtよりも大きい場合には、バイパスバルブ40に作動不良等が生じ、バイパスバルブ40は故障していると判定する。
図6は、本発明の実施例2に係る排気バイパス装置の制御方法の処理手順を示すフロー図である。次に、実施例2に係る内燃機関1の排気バイパス装置90の制御方法、即ち、当該排気バイパス装置90の処理手順について詳細に説明する。また、以下の説明では、内燃機関1の始動時における処理手順を説明する。内燃機関1の始動時には、まず、ECU91の処理部61が有する始動判定部62によって、内燃機関1が始動したかを判定する(ステップST201)。この始動判定部62による判定で、内燃機関1は始動していないと判定された場合には、この処理手順から抜け出る。また、始動判定部62による判定で、内燃機関1は始動したと判定された場合には、次に、ECU91の処理部61が有する水温取得部63で、内燃機関1の冷却を行なう冷却水の水温wtを取得する(ステップST202)。次に、バイパス通路25に設けられた排気温センサ51によって検出された検出結果が、ECU91の処理部61が有する排気温度取得部64に伝達され、この排気温度取得部64で、バイパス通路25内の排気ガスの温度である排気温度gtを取得する(ステップST203)。
次に、水温取得部63で取得した水温wt、及び排気温度取得部64で取得した排気温度gtより、内燃機関1の運転状態がCOLD状態であるかを、ECU91の処理部61が有するCOLD状態判定部65で判定する(ステップST204)。この判定により、内燃機関1がCOLD状態の場合には、排気ガスを第1触媒31に流し、第1触媒31でも浄化させるため、ECU91等の制御手段は、バイパスバルブ40を閉じた状態に制御して排気ガスを主通路21に流す。
また、COLD状態判定部65での判定により、内燃機関1の運転状態がCOLD状態ではないと判定された場合には、ECU91等の制御手段は、バイパスバルブ40を開いた状態に制御して排気ガスをバイパス通路25に流す。さらに、ECU91が有するタイマーカウンタ67によって算出する経過時間を示す変数であるtmvlvを0にし、故障判別フラグをOFFにして、この制御から抜け出る(ステップST205)。
また、COLD状態判定部65での判定により、内燃機関1の運転状態がCOLD状態であると判定された場合には、ECU91の処理部61が有するフラグ判定部66によって、故障判別フラグがONであるかを判定する(ステップST206)。この判定により、故障判別フラグがONになっていると判定された場合には、後述するステップST211に向かう。
フラグ判定部66での判定により、故障判別フラグがONではないと判定された場合には、故障判別フラグをONにする(ステップST207)。次に、ECU91が有するタイマーカウンタ67を作動させ、経過時間の変数であるtmvlvの算出を開始する(ステップST208)。さらに、排気温度変化dtempvlvを算出する際における基準となる初期排気温度stに、排気温度gtを代入する(ステップST209)。排気温度gtが代入された初期排気温度stは、ECU91の記憶部75に記憶される。
次に、排気温度取得部64で取得したバイパス通路25内の排気温度の変化を算出するための所定時間である設定時間を算出する(ステップST210)。この設定時間の算出は、ECU91の処理部61が有する設定時間算出部92で行なう。設定時間算出部92で設定時間を算出する際には、初期排気温度stが設定時間算出部92に伝達され、設定時間算出部92で初期排気温度stに応じて算出する。詳しくは、設定時間算出部92は、排気ガスの初期排気温度stが高くなるに従って設定時間を長くして算出する。なお、この設定時間の算出は、初期排気温度stを代入することにより設定時間を算出可能な関数を用いて算出してもよく、または、初期排気温度stと設定時間との関係を示すマップを予め作成して記憶部75に記憶させておき、このマップを参照することにより設定時間を算出してもよい。
設定時間を算出した後は、故障判別ルーチンに進み、故障判別の処理を実行する(ステップST211)。この故障判別ルーチンは、実施例1に係る内燃機関1の排気バイパス装置15における故障判別ルーチンと同様の処理手順で実行する(図4参照)。即ち、まず、ECU91の処理部61が有する経過時間判定部69で、経過時間tmvlvが、設定時間算出部92によって算出した設定時間を超えているかを判定し(ステップST121)、tmvlvは設定時間を越えていないと判定された場合には、故障判別ルーチンから抜け出る。
また、経過時間判定部69での判定により、tmvlvは設定時間を越えていると判定された場合には、次に、ECU91の処理部61が有する排気温度変化算出部68で、排気温度gtと初期排気温度stとから、バイパス通路25内の排気温度の変化である排気温度変化dtempvlvを算出する(ステップST122)。
次に、算出した排気温度変化dtempvlvが判定基準温度jtを超えているかを、ECU91の処理部61が有する故障判定部70で判定し(ステップST123)、排気温度変化dtempvlvが、判定基準温度jtより大きい場合には、バイパスバルブ40が故障しているとの判定をする(ステップST124)。これに対し、故障判定部70で判定での判定により排気温度変化dtempvlvは判定基準温度jt以下であると判定された場合には、故障判別ルーチンから抜け出る。
以上の内燃機関1の排気バイパス装置90は、排気温センサ51で検出したバイパス通路25内の排気ガスの初期排気温度stに応じて、バイパス通路25内の排気温度gtの変化を算出するための所定時間である設定時間を算出するので、排気温度gtに適した設定時間にすることができる。これにより、バイパス通路25内の排気温度gtがどのような温度であっても、バイパスバルブ40が故障しているかの判定を行なう際に用いる排気温度gtの変化である排気温度変化dtempvlvを、より確実に算出することができる。この結果、より確実に、容易にバイパスバルブ40の故障の判定をすることができる。
また、実施例2に係る内燃機関1の排気バイパス装置90では、排気ガスの初期排気温度stが高くなるに従って設定時間を長くしている。つまり、バイパスバルブ40が故障し、バイパスバルブ40を閉じる制御を行なった際にバイパスバルブ40が閉じきらずにバイパス通路25内に排気ガスが流れる場合には、バイパス通路25で検出される排気温度gtは、初期排気温度stが高くなるに従って上昇し難くなる。このため、バイパス通路25内の排気温度gtの変化を算出する際に、排気ガスの初期排気温度stが高くなるに従って設定時間を長くし、長時間に渡ってバイパス通路25内の排気温度gtを検出することにより、検出初期のバイパス通路25内の排気ガスの温度が高い場合においても排気温度gtが変化していることを検出することができる。従って、排気ガスの温度がいかなる温度であっても、より確実に排気温度gtの変化を算出することができる。この結果、より確実に、容易にバイパスバルブ40の故障の判定をすることができる。
なお、実施例1及び実施例2に係る内燃機関1の排気バイパス装置15、90の制御方法では、内燃機関1の始動時における制御方法を説明しているが、実施例1及び実施例2に係る内燃機関1の排気バイパス装置15、90の制御は、内燃機関1の始動時以外に上述した制御を行なってもよい。内燃機関1の始動時以外でも、バイパス通路25内の温度が排気ガスの温度よりも低い状態の場合には、バイパスバルブ40の故障時にバイパスバルブ40を閉じる制御を行なった際に、バイパス通路25内の排気温度は上昇するので、これを検出することより、バイパスバルブ40の故障を判定することができる。
また、実施例1及び実施例2に係る内燃機関1の排気バイパス装置15、90では、アクチュエータ41等を使用してバイパスバルブ40を作動させているが、バイパスバルブ40の作動は、アクチュエータ41等以外により行なってもよい。内燃機関1の運転中にバイパスバルブ40の作動を確実に行なえるものであれば、アクチュエータ41等以外のものを使用してもよい。
また、浄化手段として主通路21内に設けられる第1触媒31、及びバイパス通路25内に設けられる第2触媒32は、共に三元触媒となっているが、浄化手段は三元触媒以外のものでもよい。例えば、浄化手段として、炭化水素(HC)を吸着する吸着手段を用いてもよい。上述した排気バイパス装置の主通路21及びバイパス通路25内に、三元触媒以外の浄化手段を用いた場合でも、より確実に必要な浄化手段に排気ガスを流すことができる。この結果、より確実に排気ガスを浄化することができる。
以上のように、本発明に係る内燃機関の排気バイパス装置は、排気管がバイパス通路を有している場合に有用であり、特に、触媒をバイパスする機構を有している場合に適している。
本発明の実施例1に係る排気バイパス装置が設けられた内燃機関の概略図である。 バイパスバルブを閉じた状態におけるバイパス通路内の排気温度と時間との関係を示す説明図である。 本発明の実施例1に係る排気バイパス装置の制御方法の処理手順を示すフロー図である。 本発明の実施例1に係る排気バイパス装置の制御方法の処理手順を示すフロー図であり、故障判別ルーチンを示すフロー図である。 本発明の実施例2に係る内燃機関の排気バイパス装置が設けられた内燃機関の概略図である。 本発明の実施例2に係る排気バイパス装置の制御方法の処理手順を示すフロー図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 シリンダヘッド
3 シリンダブロック
4 ピストン
5 燃焼室
6 点火プラグ
10 吸気管
11 排気管
12 吸気バルブ
13 排気バルブ
15、90 排気バイパス装置
21 主通路
25 バイパス通路
26 上流側接続部
27 下流側接続部
30 触媒
31 第1触媒
32 第2触媒
40 バイパスバルブ
41 アクチュエータ
42 VSV
43 負圧タンク
46 制御チューブ
47 負圧チューブ
50 インジェクタ
51 排気温センサ
52 A/Fセンサ
53 O2センサ
54 上流側O2センサ
55 下流側O2センサ
60、91 ECU
61 処理部
62 始動判定部
63 水温取得部
64 排気温度取得部
65 COLD状態判定部
66 フラグ判定部
67 タイマーカウンタ
68 排気温度変化算出部
69 経過時間判定部
70 故障判定部
75 記憶部
76 入出力部
81 大漏れ量時温度変化線
82 小漏れ量時温度変化線
92 設定時間算出部

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気ガスが流れる第1通路を有し、さらに、前記排気ガスが流れると共に両端で前記第1通路に接続される第2通路を有する排気通路と、
    前記第1通路内に配設され、且つ、前記排気ガスを浄化する浄化手段と、
    前記第2通路に配設されていると共に前記第2通路内を開閉可能に設けられた開閉手段と、
    前記第2通路に配設されていると共に前記第2通路内を流れる前記排気ガスの温度である排気温度を検出可能に設けられた排気温度検出手段と、
    前記開閉手段に接続されていると共に前記開閉手段の開閉を制御する制御手段と、
    時間の経過を算出する経過時間算出手段と、
    前記経過時間算出手段で算出する経過時間が、前記排気温度の変化を算出するための所定時間である設定時間を経過した際における前記排気温度の変化を算出することにより、前記排気温度検出手段で検出した前記排気温度の変化を算出する温度変化算出手段と、
    前記制御手段が前記開閉手段を閉じた状態に制御している場合に、前記温度変化算出手段が算出した前記設定時間を経過した際における前記排気温度検出手段で検出した前記排気温度の変化が、前記開閉手段が故障しているかの基準となる判定基準温度より大きい場合に、前記開閉手段が故障しているとの判定をする故障判定手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気バイパス装置。
  2. さらに、前記排気温度検出手段で検出した前記排気ガスの初期温度に応じて前記設定時間を算出する設定時間算出手段を備えており、
    前記温度変化算出手段は、前記経過時間算出手段で算出する経過時間が、前記設定時間算出手段で算出した前記設定時間を経過した際における前記排気温度の変化を算出することを特徴とする請求項に記載の内燃機関の排気バイパス装置。
  3. 前記設定時間算出手段は、前記排気ガスの初期温度が高くなるに従って前記設定時間を長くすることを特徴とする請求項に記載の内燃機関の排気バイパス装置。
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