JP2008121509A - 排気ガス浄化システムの故障診断装置 - Google Patents

排気ガス浄化システムの故障診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】排気ガス流路切替え手段の故障を診断する際に誤診断を抑制する。
【解決手段】エンジンからの排気ガスを触媒に流通させる第1排気ガス通路360と、第1排気ガス通路をバイパスして形成されHC吸着材340が設置された第2排気ガス通路350と、該通路のいずれかに流路を切替える排気ガス流路切替え弁370とを備える排気ガス浄化システムにおいて、第1および第2排気ガス通路内の温度を検出可能な温度センサ380、390と、温度センサにより検出された温度の変化に基づき流路切替え弁370の故障を診断する診断手段と、を備え、診断手段は、前トリップ終了時からのエンジン水温の低下量が所定のしきい値以上である場合に、前記診断を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関における排気ガス浄化システム、特に、排気ガス通路をバイパスして形成されHC吸着材が設置されたバイパス通路に所定時に流路を切替えることが可能な排気ガス浄化システムの故障を診断する排気ガス浄化システムの故障診断装置に関する。
この種の排気ガス浄化システムの故障診断装置として、HC吸着材の上流および下流にそれぞれ設置された第1および第2の温度検出手段を利用するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された故障診断装置によれば、排気切り替え弁の開閉に応じて設定される所定の検知期間において、第1の温度検出手段による検出値を所定値または第2の温度検出手段による検出値と比較することにより、排気切り替え弁の故障が検出可能であるとされている。
ところで、排気切り替え弁の故障の検出を排気温度に基づいて行う場合には、エンジンが安定した燃焼状態にあること、検出に適した排気ガス量があること、および排気切り替え弁を駆動するのに十分な負圧が確保されていることが必要である。この目的から、特許文献2の装置は、故障の検出を排気温度、吸入空気量、エンジン回転数および吸気管圧力がいずれも所定値以上である場合に限って、排気切り替え弁の故障検出を行っている。
また、同様の目的から、特許文献3は、エンジン水温が所定値以上であり、空燃比がフィードバック制御域であり、車速、エンジン回転数および基本噴射パルス幅が所定範囲内にある場合に限って、排気切り替え弁の故障検出を行っている。
特開2000−230416号公報 特開2005−248736号公報 特許第3303604号公報
これらの従来技術は、いずれもエンジン暖機後の走行中に故障検出を行うものである。しかし、走行中におけるエンジンの運転状態は一定でないため検出の初期状態を一定にするのは必ずしも容易でない。
また、始動直後の排気温度上昇度合いを利用して故障診断を行い、且つこの故障診断をエンジン水温が所定値以下である場合にのみ許容することとすれば、主に冷間始動時が対象となるため、検出の初期状態をある程度一定にすることができると考えられる。
しかしながら、例えば排気切り替え弁によって一方の排気ガス通路が選択された状態で、短時間の走行のみを繰り返した結果、エンジン水温は低いが一方の排気通路の初期温度が高くなっているような場合には、当該初期温度が高い排気通路ではその状態からの温度上昇が冷間始動時に比べて遅くなる。したがって、これが排気切り替え弁の異常として誤検出される可能性がある。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みて、排気ガス浄化システムにおいて、排気ガス流路切替え手段の故障を精度良く診断することが可能な排気ガス浄化システムの故障診断装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための、本発明に係る排気ガス浄化システムの故障診断装置は、エンジンからの排気ガスを流通させる第1排気ガス通路と、該第1排気ガス通路をバイパスして形成されHC吸着材が設置された第2排気ガス通路と、該第1および第2の排気ガス通路のいずれかに流路を切替える排気ガス流路切替え手段とを備える排気ガス浄化システムにおいて、前記第1および第2の排気ガス通路のうち少なくともいずれか一方の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出された温度に基づき前記排気ガス流路切替え弁の故障を診断する診断手段と、を備え、前記診断手段は、前トリップ終了時からのエンジン水温の低下量が所定のしきい値以上である場合に、前記診断を実行することを特徴とする。
第1の本発明では、故障の診断が前トリップ終了時からのエンジン水温の低下量が大きい場合に限って行われる。したがって、上述のように排気切り替え弁によって一方の排気ガス通路が選択された状態で、短時間の走行のみを繰り返した結果、エンジン水温は低いが一方の排気通路の初期温度が高くなっているような場合には、故障の診断が行われず、これによって故障診断における検出の初期状態を最適にすることができ、故障を精度良く診断することが可能になる。
本発明における診断手段は、更に前トリップ終了時にエンジンが暖機済みの状態であったことを条件として、前記診断を実行してもよい。この形態によれば、短時間走行の場合を診断対象から更に効果的に除外できる。
本発明における診断手段は、前トリップ終了時にエンジンが暖機済みの状態であったことを、前トリップ終了時における前トリップ中の積算吸入空気量に基づいて判定してもよい。この場合には、簡易な構成によって本発明に所期の効果を得ることができる。
本発明の装置は、前記所定のしきい値を、前トリップ終了時のエンジン水温に基づいて設定する設定手段を更に備えてもよい。この場合には、故障の診断を車両の状態に応じて適切に実行することが可能になる。
なお、本発明において「診断する」とは、排気ガス流路切替え手段の故障の有無を二値的に検出する他に、予め定められた基準或いは何らかのアルゴリズムに従って、多段階に故障の程度が特定されることを含む概念である。
また、診断手段が診断を行うタイミングは、好ましくは内燃機関の冷間時などであるが、内燃機関が過渡的な動作条件にある(十分に暖まっている)期間であってもよい。
(第1実施形態)
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
始めに、図1を参照して、本発明の一実施形態に係るエンジンの排気ガス浄化システムの構成について説明する。ここに、図1は、エンジンの排気ガス浄化システムのシステム構成を示す一部断面図である。
図1において、エンジンの排気ガス浄化システムは、電子制御ユニット(ECU)100、エンジン200および主排気ガス浄化装置300を備える。ECUl00は,デジタルコンピュータからなり、双方向バスによって相互に接続されたROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、CPU(セントラルプロセッサユニット)、入力ポート、出力ポートなどを備え、エンジン200の動作を制御することが可能である。また、ECUl00は、ROMに格納されたプログラムを実行することによって、後述する故障診断処理を実行することが可能に構成されており、主排気ガス浄化装置300と共に本発明に係る排気ガス浄化システムの故障診断装置の一例としても機能するように構成されている。
エンジン200は、シリンダ201内において点火プラグ202により混合気を爆発させると共に、爆発力に応じて生じるピストン203の往復運動を、コネクティングロッド204を介してクランクシャフト205の回転運動に変換することが可能に構成された、本発明に係る内燃機関の一例である。以下に、エンジン200の要部構成を説明する。
シリンダ201内における燃料の燃焼に際し,外部から吸入された空気は吸気管206を通過し、インジェクタ207から噴射された燃料と混合されて前述の混合気となる。インジェクタ207には、不図示の燃料タンクから燃料(ガソリン)が供給されており、インジェクタ207は、この供給される燃料をECU100の制御に従って、吸気管206内に墳射することが可能に横成されている。
シリンダ201内部と吸気管206とは、吸気バルブ208による吸気ポートの開閉によって連通状態が制御される。シリンダ201内部で燃焼した混合気は排気ガスとなり吸気バルブ208の開閉に連動して排気ポートを開閉する排気バルブ209を通過して排気管210に排気される。
吸気管206の上流には、エアクリーナ211が配設されており、外部から吸入される空気が浄化される。エアクリーナ211のシリンダ側には、エアフローメータ212が配設されている。エアフローメータ212は、例えば、ホットワイヤー式であり、吸入された空気の質量流量を直接測定することが可能に構成されている。吸気管206には更に、吸入空気の温度を検出するための吸気温センサ213が設置されている。
吸気管206におけるエアフローメータ212のシリンダ側には、シリンダ201内部への吸入空気量を調節するスロットルバルブ214が配設されている。このスロットルバルブ214には、スロットルバルブモータ217とスロットルポジションセンサ215が配設されており、電子制御式スロットルバルブを構成している。なお、本実施形態においては、該電子制御式スロットルバルブがアイドリング時の吸入空気量を調節するアイドル制御弁を兼用している。一方、アクセルペダル223の踏込み量は、アクセルポジションセンサ216を介してECU100に入力されており、アクセルポジションセンサ216の出力に対応するスロットルバルブ開度を示す信号がECUl00からスロットルバルブモータ217に出力され、吸入空気量が制御される。
クランクシャフト205近傍には、クランクシャフト205の回転位置を検出するクランクポジションセンサ218が設置されている。クランクポジションセンサ218は、クランクシャフト205の位置を検出することが可能に構成されたセンサであり、ECU100は、クランクポジションセンサ218の出力信号に基づいてピストン203の位置およびエンジン200の回転数などを取得することが可能に構成されている。このピストン203の位置は、前述した点火プラグ202における点火時期の制御などに使用される。点火プラグ202における点火時期は、例えば、ピストン203の位置に対応付けられて予め設定される基本値に対し遅角又は進角制御される。
また、シリンダ201を収容するシリンダブロックには、エンジン200のノック強度を測定することが可能なノックセンサ219が配設されており、係るシリンダブロック内のウォータージャケット内には、エンジン200の冷却水温度を検出するための水温センサ220が配設されている。
排気管210の集合部には、比較的小容量のスタートアップ触媒222が設置されている。スタートアップ触媒222は、例えば、エンジン200から排出されるCO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)、およびNOx(窒素酸化物)を夫々浄化することが可能な三元触媒である。排気管210におけるスタートアップ触媒222の上流側には,空燃比センサ221が配設されている。空燃比センサ221は、排気管210から排出される排気ガスから、エンジン200の空燃比を検出することが可能に構成されている。
主排気ガス浄化装置300は、排気管210における,スタートアップ触媒222の下流側に設置された触媒装置であり、ECUl00と共に、本発明に係る排気ガス浄化システムの故障診断装置の一例として機能することが可能に構成されている。主排気ガス浄化装置300とECU100とは、制御用のバスラインを介して電気的に接綾されている。
なお、ECUl00には不図示の車両の走行速度を検出可能な車速センサから車速VSを表す信号、およびシフト位置センサから選択されているレンジ信号RSが入力されるように構成されている。
次に、図2を参照して、主排気ガス浄化装置300の詳細な構成について説明する。ここに、図2は、主排気ガス浄化装置300の模式断面図である。なお、同図において、図1と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を省略することとする。
主排気ガス浄化装置300の外筒310の内部には内筒320がその端部に一体に形成された鍔部322を介して、外筒310と同心に且つ互いに径方向に隙間を有して設けられている。内筒320は、その上流側が外筒310の対応する端部近くまで延在され、主排気ガス浄化装置300内において開放した状態にして設置されている。また、内筒320の下流側端部は、外筒310に配置されたアンダーフロア触媒330の端面に所定の空間を介して対峙しつつ開放した状態に設置されている。また、内筒320の鍔部322には複数の通気孔324が形成されている。そして、主排気ガス浄化装置300の外筒310と内筒320との間に形成された環状空間、すなわち、後述するバイパス流路350には環状のHC吸着材340が設けられている。なお、主排気ガス浄化装置300の外筒310の上流側および下流側端部には排気管210が連結されている。
さらに、図2において、本実施形態の主排気ガス浄化装置300は、上述のアンダーフロア触媒330、HC吸着材340に加えて、切り替え制御弁370、第1および第2の温度センサ380、390および断熱層395を備えている。
アンダーフロア触媒330は、車両の床下に設置される、例えば、三元触媒であり、前段のスタートアップ触媒222((図2では不図示)を通過し、矢印A方向へ流れる排気ガスを浄化する。
バイパス流路350は、本発明に係る「第2排気ガス通路」の一例であり、内筒320の内側に形成される本発明に係る「第1排気ガス通路」(以下、被バイパス流路ないしは通常流路360と称す)をバイパスして排気ガスをアンダーフロア触媒330に導くための流路である。
HC吸着材340は、例えば、ゼオライトで形成されたフィルタであり、低温(概ね100℃未満)でHC分子を吸着(或いはトラップ)する網目状のフィルタであり、トラップされたHC分子は、高温(概ね100℃以上)では熱による運動エネルギーの増加に伴って自然に脱離を開始する。
切り替え制御弁370は、スタートアップ触媒222を通過した排気ガスの流路を、被バイパス流路360とバイパス流路350との問で選択的に切り替えることが可能に構成されている。切り替え制御弁370は、回動可能に支持された軸部372がロッド374の紙面左右方向への直線運動に伴って矢印B方向へ回動することによって、排気ガスの流路を切り替えることが可能に構成されている。このロッド374は、アクチュエータ376によって動作が制御されており、アクチュエータ376は、前述した制御用のバスラインを介してECUl00と電気的に接続されている。すなわち、主排気ガス浄化装置300は、ECUl00からの制御信号に応じて,切り替え制御弁370の開閉状熊が変化するように構成されている。
本実施の形態の第1温度センサ380は、サーミスタ素子で構成されており、主排気ガス浄化装置300におけるアンダーフロア触媒330の上流側で被バイパス流路360の温度T1を検出することが可能に配置されている。
第2温度センサ390は、同じくサーミスタ素子で構成されており、バイパス流路350におけるHC吸着材340の上流側の温度T2を検出することが可能に構成されている。なお、第1および第2の温度センサ380および390は、係る温度を、温度に応じた電圧値として検出すると共にECU100に出力しており、ECUl00によって温度T1、T2が特定される。なお、第2の温度センサ390はバイパス流路350のHC吸着材340の下流側に配置され、バイパス流路350内の温度を検出できるようにしてもよい。
断熱層395は、バイパス流路350と被バイパス流路360との間に形成された断熱体であり、バイパス流路350と被バイパス流路360との間の熱交換が抑制されている。
次に、図3および図4を参照して、切り替え制御弁370の動作に伴い形成される排気ガス流路について説明する。ここに、図3は、主排気ガス浄化装置300において切り替え制御弁370が閉じている場合の排気ガス流れの模式図であり、図4は、主排気ガス浄化装置300において切り替え制御弁370が開いている場合の排気ガス流れの模式図である。なお、これらの図において、図2と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を省略することとする。
図3において、矢印A方向に流入する排気ガスは、切り替え制御弁370が閉じているために被バイパス流路360には流れず、バイパス流路350に導かれる。そして、HC吸着材340によってHCの吸着が行われた後、HC吸着材340の下流側に形成された通気孔324から矢印C方向へ流出し、アンダーフロア触媒330に流入する。
また、図4において、矢印A方向から流入する排気ガスは、切り替え制御弁370が開いているために、排気抵抗の差から被バイパス流路360に導かれる。その一方で、被バイパス流路360を通過する排気ガスの一部は、被バイパス流路360の終端部付近で図示矢印D方向に方向を変え、バイパス流路350の終端の鍔部322に形成された通気孔324を介して下流側からバイパス流路350に流入する。そしてバイパス流路350の上流側の端部において排気ガスの流れ方向(矢印A方向)へ再び向きを変えて被バイパス流路360に導かれる。すなわち、排気ガスの一部は、主排気ガス浄化装置300の内部を還流する。主排気ガス浄化装置300では,被バイパス流路360とバイパス流路350との断面積比率、バイパス流路350の終端部分を規定する鍔部322の曲率、並びに通気孔324の形状および大きさなどが、予めこのような還流現象を生じさせるように決定されている。なお、このような還流現象を生じさせることは、本発明との関連においては必須ではない。
ECUl00は、主排気ガス浄化装置300の動作中に、ROMに格納されるプログラムに従って故障診断処理を実行することによって、切り替え制御弁370の故障を診断することが可能に構成されている。
次に、図5を参照して、ECU100で実行される処理の一例について説明する。図5において、まず、ECU100は、エンジン200が始動を開始したか否かを判別する(S101)。エンジン200が始動を開始していない場合には処理をリターンする。エンジン200が始動を開始した場合(S101:YES)、所定の故障診断処理完了フラグを参照し、これによって後述する故障診断処理が現在のトリップで実行済みかを判定する(S102)。初期状態では該フラグはリセットされているためステップS102では否定される。なお、該フラグがセットされている場合には、以下のステップS103〜S105はスキップされる。
ステップS103では、前トリップでの積算吸入空気量Ga、前トリップ終了時のエンジン水温Tp、および現在トリップ始動時のエンジン水温Tsを取得する。現在トリップ始動時のエンジン水温Tsは水温センサ220の出力電圧から算出され、前トリップでの積算吸入空気量Gaおよび前トリップ終了時のエンジン水温Tpは、ECU100の記憶領域から読み出される。
次にECU100は、故障診断条件が成立しているかを判断する。この判断は、次の(1)〜(3)の条件によって判断される(S104)。
(1)始動時エンジン水温Tp<しきい値Ta
(2)水温低下量(Tp−Ts)>しきい値Tb
(3)前トリップ積算吸入空気量Ga>しきい値Gth
ステップS104では、これら(1)〜(3)の全てにおいて肯定される場合に故障診断条件成立と判断され、(1)〜(3)のいずれかにおいて否定される場合には不成立と判断される。
故障診断条件成立の場合には、故障診断処理が実施される(S105)。この故障診断処理は、図6のサブルーチンに従って行われる。図6において、ECU100は、排気ガスの流路を切り替えるべきタイミングであるか否かを判別する(S201)。ECUl00は、アンダーフロア触媒330が十分に温まったとみなし得るタイミングで流路を切り替える。この切り替えタイミングは、予めROMなどに格納される固定値であってもよいし、その都度決定される変動値、例えば、エンジン始動からの吸入空気量Gaの累積ないしは積算値であってもよい。
始動時において、エンジン200は全体的に温まっていないため,スタートアップ三元触媒222およびアンダーフロア触媒330は、通常、触媒活性温度に達していない。このために、排気ガスに含まれる炭化水素HCを浄化することが難しく、ECU100は、エンジン200の冷間始動時には切り替え制御弁370を閉状態に制御し、排気ガスをバイパス流路350へ導くことによって、排気ガス中の炭化水素HCをHC吸着材340に吸着させている。そして、スタートアップ三元触媒222およびアンダーフロア触媒330が触媒活性温度に達したと見なし得る所定の暖機期間が経過した後、切り替え制御弁370を開き、排気ガスを被バイパス流路360に導いて、排気浄化能力の低下を防ぐと共に、HC吸着材340にトラップされたHCを脱離させ浄化するようにしている。
ステップS201で否定の場合、ECU100は、エアフローメータ212、第1温度センサ350および第2温度センサ360の出力電圧から、それぞれ、吸入空気量Ga、温度T1および温度T2を取得する(S202)。
次にECU100は、取得した温度Tlおよび温度T2に基づき、診断指標の値(以降、適宜「診断指標値」と称する)を演算する(S203)。
ここで、図7を参照して、本実施形態に係る診断指標について説明する。ここに、図7(A)、図7(B)および図7(C)は、診断指標の一例である温度面積の模式図である。なお、温度面積とは各計測時点での検出温度を時間経過に伴い積算した値であり、同図の横軸は時間を表している。
ここで、図7(A)は、切り替え制御弁370が正常に作動する場合の温度面積を示している。すなわち、図7(A)の右側には、切り替え制御弁370の開状態(図4参照)において、第1温度センサ380により検出される温度T1の積算された温度面積T1Oと、第2温度センサ390により検出される温度T2の積算された温度面積T2Oとが示され、その左側には、切り替え制御弁370の正常動作による閉状態(図3参照)において、第1温度センサ380により検出される温度T1の積算された温度面積T1Cと、第2温度センサ390により検出される温度T2の積算された温度面積T2Cとが、それぞれ、示されている。
温度T2は、切り替え制御弁370が閉状態(バイパス流路350が選択されている状態)の方が、開状態(被バイパス流路360が選択されている状態)よりも高いから、温度面積の値は、切り替え制御弁370が閉状態(バイパス流路350が選択されている時)の方が相対的に大きくなる(T2C>T2O)。温度T1はその逆に、切り替え制御弁370が開状態(被バイパス流路360が選択されている状態)の方が、閉状態(バイパス流路350が選択されている状態)よりも高いから、温度面積の値は、切り替え制御弁370が開状態(バイパス流路350が選択されている時)の方が相対的に大きくなる(T1O>T1C)。
また、図7(B)は、切り替え制御弁370が閉固着した場合の温度面積を示している。ここで「閉固着」とは、何らかの原因で切り替え制御弁370が閉状態に維持され開作動できなくなった状態をいう。図7(B)の右側に、切り替え制御弁370に開指示が与えられた場合に、第1温度センサ380により検出される温度T1の積算された温度面積T1OEと、第2温度センサ390により検出される温度T2の積算された温度面積T2OEとが示され、その左側に、切り替え制御弁370に閉指示が与えられた場合に、第1温度センサ380により検出される温度T1の積算された温度面積T1Cと、第2温度センサ390により検出される温度T2の積算された温度面積T2Cとが、それぞれ、示されている。切り替え制御弁370に開指示が与えられた場合、それが正常に作動すれば、温度面積は図7(A)の右側に示すようになるはずであるが、閉固着の故に切り替え制御弁370は指示通りには作動せず、閉状態のままに維持される結果、温度面積T2OEが温度面積T1OEよりも大きくないしは広くなる。
さらに、図7(C)は、切り替え制御弁370が開固着した場合の温度面積を示している。ここで「開固着」とは、何らかの原因で切り替え制御弁370が開状態に維持され閉作動できなくなった状態をいう。図7(C)の右側に、切り替え制御弁370に開指示が与えられた場合に、第1温度センサ380により検出される温度T1の積算された温度面積T1Oと、第2温度センサ390により検出される温度T2の積算された温度面積T2Oとが示され、その左側に、切り替え制御弁370に閉指示が与えられた場合に、第1温度センサ380により検出される温度T1の積算された温度面積T1CEと、第2温度センサ390により検出される温度T2の積算された温度面積T2CEとが、それぞれ、示されている。切り替え制御弁370に閉指示が与えられた場合、それが正常に作動すれば、温度面積は図7(A)の左側に示すようになるはずであるが、開固着の故に切り替え制御弁370は指示通りには作動せず、開状態のままに維持される結果、温度面積T2CEが温度面積T1CEよりも小さくないしは狭くなる。
そこで、上述の温度面積を用いることにより、切り替え制御弁370が正常か否か、すなわち、故障か否かが診断される。本実施の形態では、アンダーフロア触媒330上流側の被バイパス流路360についての温度面積(温度T1に対応)とバイパス流路350についての温度面積(温度T2に対応)との差を求め、この温度面積差が診断指標として利用される。
すなわち、切り替え制御弁370の閉時において、温度面積T2C−温度面積T1C>α(ここで、αは所定の判定値であり>0)であるとき、および、切り替え制御弁370の開時において、温度面積T2O−温度面積T1O<β(ここで、βは所定の判定値であり<0)のときは、切り替え制御弁370が正常であると判定される(図7(A)参照)。一方、切り替え制御弁370の開指示時において、温度面積T2OE−温度面積T1OE>αのときは、切り替え制御弁370の閉固着故障(図7(B)参照)、切り替え制御弁370の閉指示時において、温度面積T2CE−温度面積T1CE<βのときは切り替え制御弁370の開固着故障(図7(C)参照)と判定される。これらの判定値αおよびβは、それぞれ、予めROMに格納されている診断指標値の閾値である。
ここで、図6のフローチャートに戻り、ステップS203において診断指標値である温度面積を演算すると、ECUl00は、上述の切り替え制御弁370の閉時(ないしは閉指示時)における温度面積差と予めROMに格納される診断指標値の閾値(判定値)とを比較し、切り替え制御弁370が故障しているか否かを判別する(S204)。
なお,ここでは、各温度T1および温度T2の検出が、ある程度の期間にわたって実行されて温度面積としての積算値が求められ、切り替え制御弁370の故障の有無が判別されるが、これは、場合によっては、所定のタイミング(時刻)における温度T1および温度T2に直接に基づいてもよい。例えば、エンジン始動直後から切り替え制御弁370が閉じられているにも拘わらず温度T1が上昇傾向にある場合には、排気ガスがバイパス流路350に流れていないと推測されるから、切り替え制御弁370が故障していると直ちに判別されてもよい。
切り替え制御弁370が故障していると判別された場合(S204:YES)、ECU100は,車両の運転者などに、診断の結果として所定のインジケータなどを介して故障を告知し(S209)、故障診断処理を終了する。
一方、ECU100は、排気ガスの流路を切り替えるべきタイミングであると判別された場合(S201:YES)、切り替え制御弁370を開いて、排気ガスの流路をバイパス流路350から被バイパス流路360に切り替える(S205)。
流路を切り替えると、ECU100は、所定のタイミングで再び吸入空気量Ga、温度T1および温度T2を取得する(S206)。なお、既に述べたように、流路の切り替えが実行されてから所定の期間にわたって係る温度検出が継続される。
吸入空気量Gaが取得されると、次にステップS207において、取得した温度Tlおよび温度T2に基づき、ECUl00は、切り替え制御弁370の開時(ないしは開指示時)における温度面積差を演算する(S207)と共に、予め設定された閾値と比較して切り替え制御弁370が故障しているか否かを判別する(S208)。
切り替え制御弁370が故障していると判別された場合(S208:YES)、ECUl00は、既に述べたように故障の告知を行って(S209)故障診断処理を終了すると共に、切り替え制御弁370が正常に動作していると判別された場合には(S208:N0)、そのまま故障診断処理を終了する。
なお、この故障診断処理が終了ないしは完了したときには、ECUl00は、その旨を、故障診断処理完了フラグをオンにして記憶する。上述の故障診断処理においては、診断指標として温度面積を用い、それらの差を予め設定された閾値(判定値)と比較して、切り替え制御弁370が故障しているか否かを判別するようにしたが、温度面積の比を求めこれを予め設定された閾値(判定値)と比較して故障診断を行うようにしてもよい。
以上のようにして故障診断処理が終了すると、処理は図5のメインルーチンに戻り、ECU100は現在トリップ吸入空気量Gaの積算を実施し(S106)、また、現在トリップ吸入空気量Gaの積算値、および現在トリップのエンジン水温を記憶して(S107)処理をリターンする。これらの記憶値は、次のサイクルで利用される。
以上の処理の結果、本実施形態における故障診断処理は、上記(1)〜(3)の条件が満足された場合にのみ実行され(S103)、いずれかが満足されない場合には、故障診断処理は回避され、実行されないことになる。
以上のとおり、本実施形態では、故障の診断が前トリップ終了時からのエンジン水温の低下量が大きい場合に限って行われる。したがって、例えば切り替え制御弁370によって一方の排気ガス通路が選択された状態で、短時間の走行のみを繰り返した結果、エンジン水温は低いが一方の排気通路の初期温度が高くなっているような場合には、故障の診断が行われず、これによって故障診断における検出の初期状態を最適にすることができ、故障を精度良く診断することが可能になる。
また、本実施形態では、前トリップ終了時にエンジンが暖機済みの状態であったことを条件として、前記診断を実行することとしたので、短時間走行の場合を診断対象から更に効果的に除外できる。また、本実施形態では、前トリップ終了時にエンジンが暖機済みの状態であったことを、前トリップ終了時における前トリップ中の積算吸入空気量Gaに基づいて判定したので、簡易な構成によって本発明に所期の効果を得ることができる。なお、前トリップ終了時にエンジンが暖機済みの状態であったことは、前トリップ終了時のエンジン水温や、エンジン回転数、連続運転時間など、車両の状態を示す他のパラメータ、およびこのようなパラメータの組み合わせによって判断することも可能である。
また、上記実施形態では、上記条件(2)すなわち水温低下量(Tp−Ts)>しきい値Tbであることに加えて、条件(3)すなわち前トリップ積算吸入空気量Ga>しきい値Gthであることをも故障診断実行の条件としたが、条件(2)のみ、あるいは条件(1)および(2)のみを条件としてもよく、その範囲において本発明における効果を得ることができる。
本発明の装置では、水温低下量(Tp−Ts)が大きいか否かを判別するためのしきい値Tbを、前トリップ終了時のエンジン水温に基づいて設定してもよい。すなわち、図8に示されるような前トリップ終了時のエンジン水温としきい値との関係を定めた前トリップ終了時水温−しきい値マップを予め作成してECU100のROMに記憶しておき、前トリップ終了時のエンジン水温の検出値によって該マップを参照することにより、しきい値を動的に設定または変更することができる。この場合には、故障の診断を車両の状態に応じて適切に実行することが可能になる。図8の例では、水温が高いほど、閾値が漸増するように設定される。一般に水温が低いときほど所定時間内の水温低下量が小さいと考えられるので、この場合にはしきい値を小さくすることによってむやみに故障診断処理が禁止されることを抑制することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態例に限られるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うシステムの故障診断装置もまた本発明の枝術的範囲に含まれるものである。
本発明の一実施形態に係る排気ガス浄化システムのシステム構成図である。 図1の排気ガス浄化システムにおける主排気ガス浄化装置の模式断面図である。 図2の主排気ガス浄化装置において切り替え制御弁が閉じている場合の排気ガス流れの模式図である。 図2の主排気ガス浄化装置において切り替え制御弁が開いている場合の排気ガス流れの模式図である。 本発明の排気ガス浄化システムにおいてECUが実行する故障診断可否判定処理の制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 本発明の排気ガス浄化システムにおいてECUが実行する故障診断処理の制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 本発明における診断指標の一例である温度面積の模式図であり、(A)は切り替え制御弁が正常に作動する場合の温度面積、(B)は切り替え制御弁が閉固着した場合の温度面積、および(C)は切り替え制御弁が開固着した場合の温度面積を示している。 前トリップ終了時水温−しきい値マップの設定例を示すグラフである。
符号の説明
100 電子制御ユニット(ECU)
200 エンジン
212 エアフローメータ
222 スタートアップ三元触媒
300 主排気ガス浄化装置
330 アンダーフロア触媒
340 HC吸着材
350 バイパス流路(第2排気ガス通路)
360 被バイパス流路(第1排気ガス通路、通常流路)
370 切り替え制御弁
376 アクチュエータ
380 第1温度センサ
390 第2温度センサ

Claims (4)

  1. エンジンからの排気ガスを流通させる第1排気ガス通路と、該第1排気ガス通路をバイパスして形成されHC吸着材が設置された第2排気ガス通路と、該第1および第2の排気ガス通路のいずれかに流路を切替える排気ガス流路切替え手段とを備える排気ガス浄化システムにおいて、
    前記第1および第2の排気ガス通路のうち少なくともいずれか一方の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された温度に基づき前記排気ガス流路切替え弁の故障を診断する診断手段と、を備え、
    前記診断手段は、前トリップ終了時からのエンジン水温の低下量が所定のしきい値以上である場合に、前記診断を実行することを特徴とする排気ガス浄化システムの故障診断装置。
  2. 請求項1に記載の排気ガス浄化システムの故障診断装置であって、
    前記診断手段は、更に前トリップ終了時にエンジンが暖機済みの状態であったことを条件として、前記診断を実行することを特徴とする排気ガス浄化システムの故障診断装置。
  3. 請求項2に記載の排気ガス浄化システムの故障診断装置であって、
    前記診断手段は、前トリップ終了時にエンジンが暖機済みの状態であったことを、前トリップ終了時における前トリップ中の積算吸入空気量に基づいて判定することを特徴とする排気ガス浄化システムの故障診断装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の排気ガス浄化システムの故障診断装置であって、
    前記所定のしきい値を、前トリップ終了時のエンジン水温に基づいて設定する設定手段を更に備えたことを特徴とする排気ガス浄化システムの故障診断装置。
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