JP4708092B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は電子機器に関する。
例えば、折り畳み型携帯電話機、携帯情報端末等に使用される信号線は、操作キーが設けられた筐体と液晶表示部が設けられた筐体内にそれぞれ配置された基板に形成された電子回路間を電気的に接続し、筐体を連結しているダミーヒンジ部の空洞部内を挿通されている。
而して、折り畳み携帯電話機に対する信号線の従来の装着状態の一例は、図14〜図24に示されている。
図14は折り畳み携帯電話機の斜視図で、折り畳み携帯電話機1は、表示部側である筐体2及び操作部側である筐体3を備えており、筐体2はフロントケース4及びリアケース5を嵌合して構成され、筐体3はフロントケース6及びリアケース7を嵌合して構成されている。フロントケース4,6の両端はヒンジ部8により連結され、ヒンジ部8を介して筐体2と筐体3は開閉自在に構成されている。図14中、9は筐体2のフロントケース4に設けた液晶表示部、10は筐体3のフロントケース6に設けた操作キーである。
ヒンジ部8は、図15に示すように、筐体2,3の一端側に形成されたヒンジ11と、他端側に形成されたダミーヒンジ12と、ヒンジ11及びダミーヒンジ12の間に位置するよう、筐体2のフロントケース4側に設けられた筒状部13とから成る。ヒンジ11は、筐体2におけるフロントケース4の筒状部13の一端部に形成されたヒンジ軸受14と、筐体3におけるフロントケース6に設けたヒンジ軸受15と、ヒンジ軸受14,15の筐体幅方向へ向け隣接して重なり合った状態で穿設された支持孔部16,17に嵌入して挿通されたヒンジ本体18を備えている。
ダミーヒンジ12は、筐体2におけるフロントケース4の筒状部13の他端部に形成されたダミーヒンジ軸受19と、筐体3におけるフロントケース6に設けたダミーヒンジ軸受20と、ヒンジ軸受19,20の筐体幅方向へ向け隣接して重なり合った状態で穿設された支持孔部21,22に嵌入して挿通されたダミーヒンジ本体23を備えている。
ヒンジ本体18の詳細は図18、図19に示されている。すなわち、ヒンジ本体18は、筐体2におけるフロントケース4の筒状部13に形成したヒンジ軸受14に嵌入された軸体24と、筐体3におけるフロントケース6に形成したヒンジ軸受15に嵌入された有底中空状の軸体25と、軸体25の孔部25aに収納されると共に、軸体25の径方向両側を切除して形成した縁部25bに沿い軸心方向へ往復摺動し得るよう嵌合されたカム体26と、カム体26を軸体24側へ付勢するよう軸体25の孔部25aに嵌入されたコイルバネのような付勢体27とを備えている。
カム体26に軸心を挟んで対向するよう形成した平面状部は、軸体25の縁部25bにより案内されるガイド面26aとなっており、軸体24の端面に対向する端面には、軸体24側に向かって凸状に突出する半円筒状部26bが形成されている。
軸体24のカム体26における半円筒状部26bに対向する端面には、平坦状のカム面24aが形成されていると共に、円周方向へ所定のピッチ角度で、カム体26の半円筒状部26bが嵌合し得るよう、半円筒状の凹状部24bが形成されている。
而して、筐体2、筐体3を開閉させて相対的に軸体24、25を反対方向へ回動させることにより、軸体24の凹状部24bに嵌合していたカム体26の半円筒状部26bは、凹状部24bから付勢体27を圧縮しつつ出て平坦状のカム面24aに位置し、カム面24aに対し摺動しつつ回動し、カム体26の半円筒状部26aは、隣接した凹状部24bに嵌合し得るようになっており、筐体2,3を開状態あるいは閉状態にした際にはカム体26の半円筒状部26aがカム面24aの凹状部24bに嵌入して、付勢体27の反発力は最も弱まるとともに、クリック感を出し得るようになっている。
なお、図18、図19中、24cはフランジ、28は筐体2側のヒンジ軸受14の支持孔部16の溝部に嵌入し得るようにした回転止め、29は筐体3側のヒンジ軸受15の支持孔部17の溝部に嵌入し得るようにした回転止め、30は軸体24,25及びカム体26の軸心部を貫通するヒンジ本体18の抜け止めピンである。而して、軸体24,25は軸芯として機能する抜け止めピン30に対し回動し得るようになっている。
ダミーヒンジ本体23の詳細は図20に示されている。すなわち、ダミーヒンジ本体23は、筐体2におけるフロントケース4の筒状部13に形成したダミーヒンジ軸受19に嵌入する円筒状のダミーヒンジ筒部31と、筐体3におけるフロントケース6に形成されたダミーヒンジ軸受20に嵌入すると共に、ダミーヒンジ筒部31と同径で一体的に繋がり、径方向両側が切除されて断面形状が小判状のダミーヒンジ筒部32とを備え、軸心部には、空洞部33が穿設されている。図20中、23aはダミーヒンジ本体23のフランジ、34はダミーヒンジ本体23の回転止めであり、寸法Aはダミーヒンジ軸受19に嵌入する部分、寸法Bはダミーヒンジ軸受20に嵌入する部分である。
筐体2のフロントケース4内及び筐体3のフロントケース6内にはそれぞれ電子回路が形成された基板35,36が装着されており、基板35,36には、ダミーヒンジ本体23の空洞部33に挿通されて延在する信号線37,38の両端に接続されたコネクタ39,40、41,42がコネクタ受け部を介して固着されている。信号線37,38は細線同軸ケーブルで、1本、通常30〜50ピンであり、中途部をバンド43,44により固定されている。図15中、45はカメラである。
なお、ヒンジ部を有し折り畳み可能とした携帯電話機において、信号線を用いて筐体をつなぎ組立て性を向上させた先行技術文献としては、特許文献1がある。
特開2004−207447号公報
信号線37,38をコネクタ受け部を介して基板35,36に接続する際には、例えば、信号線37,38に接続されているコネクタ39,41をダミーヒンジ本体23の空洞部33に挿通させることにより、信号線37,38をダミーヒンジ本体23の空洞部33に挿通させ、信号線37,38をダミーヒンジ本体23に装着しておく。
又、筐体2と筐体3とをリアケース5,7を取付けてない状態で組付けて、ヒンジ軸受14,15の支持孔部16,17及びダミーヒンジ軸受19,20の支持孔部21,22を心合せしておき、ヒンジ本体18を筐体2のヒンジ軸受14側の支持孔部16から筐体3のヒンジ軸受15の支持孔部17へ挿通させて内嵌し、又、ダミーヒンジ本体23を筐体2のダミーヒンジ軸受19側の支持孔部21から筐体3のダミーヒンジ軸受20の支持孔部22へ挿通させて内嵌し、ヒンジ本体18及びダミーヒンジ本体23を抜け止めにより固定し、次いでコネクタ39,41を基板35側に固定すると共に、コネクタ40,42を基板36側に固定する(ダミーヒンジ本体23や信号線37,38を取付ける際の状態は図16、図17、図21、図22をも参照)。
従来は、基板35,36側に信号線37,38が接続されているコネクタ39,41、40,42を接続するためには、コネクタ39,41をダミーヒンジ本体23の空洞部33に通さなければならないため、コネクタサイズにより空洞部33の大きさ(径や長さ)、延いてはダミーヒンジ本体23の径が決まってしまう。又、ピン数が増加して、図15に示すように2束の信号線37,38を通す場合には、さらに、ダミーヒンジ本体23や空洞部33のサイズアップが生じる。
又、ダミーヒンジ本体23が大きくなることで、デザインの自由度も限られてしまい、さらには、ダミーヒンジ本体23の空洞部33にコネクタ39,41を通す際に、コネクタ39,41が擦れて接点部に傷を付けたり、コネクタ39,41の接点部を変形させる虞があり、これらのことから、コネクタ39,41の接点不良が生じる原因となる。従って、コネクタ39,41をダミーヒンジ本体23の空洞部33に挿通させる際には、コネクタ39,41の接点部分がダミーヒンジ本体23に擦らないよう注意して作業を行なう必要があるため、作業性が悪いという問題がある。
さらに、2束の信号線37,38を組付ける際には、ダミーヒンジ本体23の空洞部33内で信号線37,38を固定することができないため、信号線37,38はダミーヒンジ本体23の空洞部33内で動き(図23、図24参照)、又、信号線37,38の両先端に接続されたコネクタ39〜42を基板35,36側に接続する際に、コネクタ39〜42の位置を基板35,36に対し所定位置に固設できず、従って、コネクタ39〜42を基板35,36の所定位置に取付けるため、信号線37,38を強引に引っ張って断線させたりし、又、信号線37,38の性能の劣化等、性能上好ましくない問題を発生させる虞がある。
本発明は、上記実情に鑑み、ダミーヒンジ本体である接続部材や該接続部材の信号線が挿通される貫通状態の空洞部を大きくしなくても、容易かつ確実に信号線を接続部材に取付け得るようにすると共に、コネクタに傷が付いたりせず、又、信号線が断線せず、性能が低下することのない電子機器を提供することを目的としてなしたものである。
本発明の電子機器は、支持孔部を有する連結部材が、それぞれの端部に形成される第一及び第二の筐体と、
前記第一及び第二の筐体にそれぞれ格納される電子回路を接続する信号線と、
空洞部を有する筒部を備えると共に、前記筒部には前記空洞部へ割りあけ可能な割り部を備え
前記信号線を前記空洞部に挿通した状態にて前記第一の筐体の連結部及び第二の筐体の連結部を互いに回動可能に接続することにより、互いの筐体を開閉可能になす接続部材と、を備え、
前記接続部材は、外表面に回転規制部を備え、
該回転規制部は、前記第一の筐体側の支持孔部に係合し、
前記接続部材が前記第一の筐体側の支持孔部に対し回転することを規制するものである。
本発明の電子機器においては、前記空洞部は、信号線の挿通される方向に直交する断面が長穴形状である。
本発明の電子機器においては、前記空洞部は、信号線の挿通される方向に直交する断面が、複数の円孔が並列かつ一部が重なる形状である。
本発明の電子機器においては、前記接続部材の割り部は、前記空洞部の軸線方向に対し直交する方向の所定位置に形成されているものである。
本発明の電子機器は、
前記信号線は複数本もしくは複数束であって、
前記空洞部は、信号線の挿通される方向に直交する断面が長穴形状であり、該長穴形状の長手方向に前記複数本もしくは複数束の信号線が並列に配されるものである。
本発明の電子機器においては、
前記信号線は複数本もしくは複数束であって、
前記空洞部は、信号線の挿通される方向に直交する断面が、前記信号線の本数もしくは束数に一致する数の円孔が並列かつ一部が重なる形状である。
本発明の電子機器においては、
前記第一と第二の連結部は、それぞれ第三と第四の支持孔部を有し、
前記第三と第四の支持孔部とが隣接して重なり合った状態にて挿入されて前記第一と第二の連結部を回動可能に接続する第二接続部材をさらに備え、
前記第二接続部材は、前記第一と第二の連結部の回動に対し、互いの筐体が開状態および/または閉状態へと至る方向に付勢する付勢手段を有するものである。
本発明の電子機器においては、
前記第二の接続部材は、
軸芯と、
前記付勢手段を収めた第一の体と、
前記軸芯により、前記第一の軸体に対して回転可能に連結される第二の軸体と、
前記第一、第二の軸体の間に介在し、前記付勢手段により付勢されて第二の軸体に当接するカム体と、を有するとともに、前記第一と第二の軸体は、前記第三、第四の支持孔部のいずれかそれぞれに係合され、
前記第二の軸体は、前記カム体と当接する面に、回転に応じてカム体の摺動可能なカム面が形成され、
前記カム体とカム面の形状は、前記第一と第二の筐体が開状態および/または閉状態になるときに前記付勢手段の反発力が最も弱まる形状に形成されている。
本発明の電子機器によれば、接続部材に割り部を設けているため、割り部から信号線を接続部材の空洞部に装着することができ、従って、接続部材の小型化が可能となり、デザインの自由度が増加すると共に、筐体に設ける接続部材を支持する箇所の強度を増すことができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図13は本発明を実施する形態の一例であって、ダミーヒンジ本体以外の基本的な構成は図に示す従来のものと同様である。なお、以下の説明では図15も参照する。
而して、本図示例においては、従来のダミーヒンジ本体23に代って、本発明の電子機器に適用される接続部材であるダミーヒンジ本体51が設けられており、ダミーヒンジ本体51は、摺動性の良好なポリアセタール等の材料が使用されいる。又、本図示例においては、ヒンジ本体18は図18、図19に示されるものが使用される。
ダミーヒンジ本体51は、図1〜図5に示すように、図15の筐体2におけるフロントケース4の筒状部13に形成したダミーヒンジ軸受19の支持孔部21に嵌入する、断面円形のダミーヒンジ筒部52(円筒部)と、筐体3におけるフロントケース6に形成されたダミーヒンジ軸受20の支持孔部22に嵌入すると共に、ダミーヒンジ筒部52と同径で一体的に繋がり、径方向両側が切除されて断面形状が小判状のダミーヒンジ筒部53(小判状部)とを備えると共に、小判状部の断面長手方向に向かって、上下に所定の間隔を置いて2個の断面円形の空洞部54,55がダミーヒンジ筒部52,53を軸線方向へ貫通するよう穿設されている。而して、両空洞部54,55にて形成される形状は全体としては長穴形状である。又、複数の円孔が並列かつ一部が重なる形状(すなわち、互いの円孔はつながっており、孔としては一つに形成した形状)とすることもできる。
空洞部54,55は全長に亘り連通溝56により連通されていると共に、ダミーヒンジ本体51の径方向一側には、小判状の部分から円筒状の部分を全長に亘り連通溝56の部分で上下に分割するよう、割り部57が形成されており、ダミーヒンジ本体51は割り部57とは反対側の外側を支点として、上下に曲折し得るようになっている。而して、ダミーヒンジ本体51は、断面形状はC形状で、前記支点を基準として曲折することにより、割り部57を開閉し得るようになっており、閉止した場合は従来のダミーヒンジ本体23と同一形状となる。ただし、内部に設ける空洞部54,55が信号線37,38に対し必要最低限の大きさで良いため、その径を若干小さくすることができる。
なお、 図1〜図5中、51aはダミーヒンジ本体51のフランジ、58,59はダミーヒンジ本体51の位置決め兼回転止めである回転規制部であり、寸法Aはダミーヒンジ軸受19に嵌入する部分、寸法Bはダミーヒンジ軸受20に嵌入する部分である。又、ダミーヒンジ筒部52,53の径は約8mmである。
図15に示す信号線37,38をダミーヒンジ本体51の空洞部54,55に挿通させる際には、図1に示すように、割り部57を開き、両端にコネクタ39,40、41,42が接続された信号線37,38をその径方向へ移動して割り部57及び連通溝56を通しその長手方向中途部をダミーヒンジ本体51の空洞部54,55に嵌め込み、割り部57を閉止させる。このため、信号線37,38はダミーヒンジ本体51の空洞部54、55に挿通された状態となる(図6、図7参照)。従って、コネクタ39〜42の大きさに影響されることなく、ダミーヒンジ本体51に対する信号線37,38の装着が可能であり、コネクタ39〜42が擦れたりすることがない。
図7に示すように、信号線37,38がダミーヒンジ本体51に装着されたら、従来の場合と同様にして筐体2と筐体3とをリアケース5,7を取付けてない状態で組付けて、ヒンジ軸受14,15の支持孔部16,17及びダミーヒンジ軸受19,20の支持孔部21,22を心合せしておき、ヒンジ本体18を筐体2のヒンジ軸受14側の支持孔部16から筐体3のヒンジ軸受15の支持孔部17へ挿通させて内嵌し、又、ダミーヒンジ本体51を筐体2のダミーヒンジ軸受19側の支持孔部21から筐体3のダミーヒンジ軸受20の支持孔部22へ挿通させて内嵌し、ヒンジ本体18及びダミーヒンジ本体51を抜け止めにより固定し、次いでコネクタ39,41を基板35側に固定すると共に、コネクタ40,42を基板36側に固定する(ダミーヒンジ本体51を取付ける際のダミーヒンジ本体51の取付け方向は、図8の矢印イ、ロ参照、ヒンジ本体18を取付ける際のダミーヒンジ本体51の取付け方向は、図8のイ、ハ参照)。
図9には、コネクタ39,41が筐体2のフロントケース4側に固定されて信号線37,38が接続された状態、図10には、図9の状態から筐体2のフロントケース4に基板35が取付けられた状態、図11には、コネクタ40,42が筐体3のフロントケース6側に固定されて信号線37,38が接続された状態がそれぞれ示され、図12には、ダミーヒンジ本体51が筐体2、筐体3にそれぞれ取付けられた状態を示している。
本図示例において、筐体2と筐体3を開閉する場合には、ヒンジ本体18の軸体25は筐体3と共に回転し、軸体24は筐体2と共に回転する。又、ダミーヒンジ本体51は筐体3と共に回動する。又、筐体2と筐体3の開閉時には、ヒンジ本体18のカム体26は、軸体25と共に回動して軸体24のカム面24aに対し摺動し、凹状部24bに嵌合するため、クリック感を得ることができる。
本図示例によれば、ダミーヒンジ本体51に割り部57を形成して軸線方向から見た形状をC形状にしているため、割り部57から連通溝56を通して信号線37,38を空洞部54,55に装着することができ、ダミーヒンジ本体51の小型化が可能となる。又、ダミーヒンジ本体51が小型化されたことにより、デザインの自由度が増加すると共に、フロントケース4のダミーヒンジ軸受19、フロントケース6のダミーヒンジ軸受20の強度を増すことができる。
又、ダミーヒンジ本体51に割り部57を形成して軸線方向から見た形状をC形状にし、割り部57から連通溝56を通して信号線37,38を空洞部54,55に装着するようにしているため、コネクタ39,41をダミーヒンジ本体51の空洞部54,55に通すことなく信号線37,38をダミーヒンジ本体51に装着することができ、従って、コネクタ39〜42の接点部分がダミーヒンジ本体51と擦れることがなく、接触関係の不具合を防止することができ、信号線37,38装着の作業性も向上する。
さらに、本図示例においては、信号線37,38はそれぞれ空洞部54,55に挿通させられるため、信号線37,38のダミーヒンジ本体51に対する位置は固定できる。従って、図13に示すように、ダミーヒンジ本体51やケース端部側からコネクタ41やコネクタ42までの寸法X1、X2を容易に一定にすることができ、コネクタ39〜42を基板35,36側に取付ける際に、コネクタ39〜42を所定の位置に取付けるため、信号線37,38を強制的に引張る必要がなく、断線させる虞がないばかりか、筐体2,3の開閉を行なっても、ダミーヒンジ本体51内で動かないため、互いに擦れることもなく、耐久性も向上する。
又、信号線37,38の位置が固定されることで、固定されない場合にはばらついてしまう携帯端末の性能を安定した状態に保つことができる。
なお、本発明の電子機器は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の電子機器に適用される接続部材の斜視図で、接続部材であるダミーヒンジ本体の割り部が開いた状態を示す斜視図である。 図1のダミーヒンジ本体の割り部が閉止した状態を示す斜視図である。 図1のダミーヒンジ本体の割り部を上方に向けた状態を示す斜視図である。 図1のダミーヒンジ本体の割り部を下方に向けた状態を示す斜視図である。 図4に示すダミーヒンジ本体を後方から見た状態を示す背面図である。 本発明の電子機器に適用される接続部材において、接続部材であるダミーヒンジ本体に信号線を装着した状態を示す斜視図である。 本発明の電子機器に適用される接続部材ににおいて、両端にコネクタを接続した信号線が接続部材であるダミーヒンジ本体に挿通されて曲折された状態を示す斜視図である。 本発明の電子機器に適用される接続部材において、接続部材であるダミーヒンジ本体を本発明の電子機器である折り畳み携帯電話機の第一筐体におけるフロントケースのダミーヒンジ軸受に嵌入する際のダミーヒンジの取付け方向を示す斜視図である。 本発明の電子機器に適用される接続部材であるダミーヒンジ本体に取付けた信号線が所定の状態になるよう、信号線を本発明の電子機器である折り畳み携帯電話機の第一筐体のフロントケースに取付けた状態を示す斜視図である。 本発明の電子機器に適用される接続部材であるダミーヒンジ本体に信号線を取けた図9の状態から、本発明の電子機器である折り畳み携帯電話機における第一筐体のフロントケースに基板を取付けた状態を示す斜視図である。 本発明の電子機器に適用される接続部材であるダミーヒンジ本体に取付けた信号線が所定の状態となるよう、信号線を本発明の電子機器である折り畳み携帯電話機の第二筐体のフロントケースに取付けた状態を示す斜視図である。 本発明の電子機器に適用される接続部材であるダミーヒンジ本体により、本発明の電子機器である折り畳み携帯電話機の第一筐体と第二筐体を連結した状態を示す側面図である。 本発明の電子機器に適用される接続部材であるダミーヒンジ本体により、本発明の電子機器である折り畳み携帯電話機の第一筐体と第二筐体を連結した状態を示す側面図で、コネクタを所定の位置に取付けて、信号線を破断させることがないことを説明するための側面図である。 電子機器が折り畳み携帯電話機である場合に、第一筐体である表示側の筐体を第二筐体である操作側の筐体に対し開いた状態で示す一般的な斜視図である。 図14に示す折り畳み携帯電話機の第一筐体と第二筐体の連結部を示し、一部を断面で示す拡大図である。 図14に示す折り畳み携帯電話機の信号線の設置状態を示す第一筐体の斜視図である。 図14に示す折り畳み携帯電話機の信号線の取付け方向を示す第二筐体の斜視図である。 図14に示す折り畳み携帯電話機の第一筐体と第二筐体とを連結するヒンジ本体の拡大側面図である。 図18のヒンジ本体において、筐体を開閉する際にクリック感を生じさせるためヒンジ本体に形成された機構の原理を説明するための斜視図である。 図14に示す折り畳み電話機の第一筐体と第二筐体とを連結するダミーヒンジ本体の斜視図である。 図20に示すダミーヒンジ本体を第二筐体におけるフロントケースのダミーヒンジ軸受に取付ける際の取付け方向を示す斜視図である。 図20に示すダミーヒンジ本体を第一筐体におけるフロントケースのダミーヒンジ軸受に取付ける際の取付け方向を示す斜視図である。 信号線が挿通された図20に示すダミーヒンジ本体を第一筐体及び第二筐体に取付けた状態を示す側面図である。 信号線が挿通された図20に示すダミーヒンジ本体を第一筐体及び第二筐体に取付けた状態を示す側面図で、図23の状態から信号線の位置が変化した状態を示す側面図である。
符号の説明
1 携帯電話機(電子機器)
2 筐体
3 筐体
14 ヒンジ軸受(連結部)
15 ヒンジ軸受(連結部)
16 支持孔部
17 支持孔部
18 ヒンジ本体(第二接続部材)
19 ダミーヒンジ軸受(連結部)
20 ダミーヒンジ軸受(連結部)
21 支持孔部
22 支持孔部
24 軸体(第二の軸体)
25 軸体(第一の軸体)
26 カム体
27 付勢体(付勢手段)
30 抜け止め(軸芯)
37 信号線
38 信号線
51 ダミーヒンジ本体(接続部材)
52 ダミーヒンジ筒部(円筒部)
53 ダミーヒンジ筒部(小判状部)
54 空洞部
55 空洞部
57 割り部
58 回転規制部
59 回転規制部

Claims (8)

  1. 支持孔部を有する連結部が、それぞれの端部に形成される第一及び第二の筐体と、
    前記第一及び第二の筐体にそれぞれ格納される電子回路を接続する信号線と、
    空洞部を有する筒部を備えると共に、前記筒部には前記空洞部へ割りあけ可能な割り部を備え
    前記信号線を前記空洞部に挿通した状態にて前記第一の筐体の連結部及び第二の筐体の連結部を互いに回動可能に接続することにより、互いの筐体を開閉可能になす接続部材と、を備え、
    前記接続部材は、外表面に回転規制部を備え、
    該回転規制部は、前記第一の筐体側の支持孔部に係合し、
    前記接続部材が前記第一の筐体側の支持孔部に対し回転することを規制することを
    特徴とする電子機器。
  2. 前記空洞部は、信号線の挿通される方向に直交する断面が長穴形状であることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  3. 前記空洞部は、信号線の挿通される方向に直交する断面が、複数の円孔が並列かつ一部が重なる形状であることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  4. 前記接続部材の割り部は、前記空洞部の軸線方向に対し直交する方向の所定位置に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一に記載の電子機器。
  5. 前記信号線は複数本もしくは複数束であって、
    前記空洞部は、信号線の挿通される方向に直交する断面が長穴形状であり、該長穴形状の長手方向に前記複数本もしくは複数束の信号線が並列に配されることを特徴とする請求項2または4に記載の電子機器。
  6. 前記信号線は複数本もしくは複数束であって、
    前記空洞部は、信号線の挿通される方向に直交する断面が、前記信号線の本数もしくは束数に一致する数の円孔が並列かつ一部が重なる形状であることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  7. 前記第一と第二の連結部材は、、それぞれ第三と第四の支持孔部を有し、
    前記第三と第四の支持孔部とが隣接して重なり合った状態にて挿入されて前記第一と第二の連結部を回動可能に接続する第二接続部材をさらに備え、
    前記第二の接続部材は、前記第一と第二の連結部の回動に対し、互いの筐体が開状態および/または閉状態へと至る方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の電子機器。
  8. 前記第二の接続部材は、
    軸芯と、
    前記付勢手段を収めた第一の体と、
    前記軸芯により、前記第一の軸体に対して回転可能に連結される第二の軸体と、
    前記第一と第二の軸体の間に介在し、前記付勢手段により付勢されて第二の軸体に当接するカム体と、を有するとともに、前記第一と第二の軸体は、前記第三と第四の支持孔部のいずれかそれぞれに係合され、
    前記第二の軸体は、前記カム体と当接する面に、回転に応じてカム体の摺動可能なカム面が形成され、
    前記カム体とカム面の形状は、前記第一と第二の筐体が開状態および/または閉状態になるときに前記付勢手段の反発力が最も弱まる形状に形成されることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
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