JP4706848B2 - 像ぶれ防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は像ぶれ防止装置に係り、特にカメラの撮影光学系に組み込まれ、カメラを把持したユーザーの手ぶれ等に起因する像ぶれを防止するための像ぶれ防止装置に関する。
像ぶれ防止装置は、手ぶれ等に起因する像ぶれを補正するための補正光学系を備え、この補正光学系を撮影光軸と直交する面内で移動自在に支持し、加速度センサー等の振動検出手段により検出された振動を打ち消す方向に補正光学系をアクチュエータによって駆動させることにより、結像面上での像ぶれを防止する。
ところで、像ぶれ防止装置の補正光学系が可動範囲の限界付近にある状態で像ぶれ防止動作を開始すると、動作開始後すぐに補正光学系がこの可動範囲の限界に突き当たるため、像ぶれ防止動作が不能になる場合がある。
特許文献1に開示された像ぶれ防止装置は、上記不具合を解消するために、補正光学系を駆動するアクチュエータによる像ぶれ防止動作を開始する際に、補正光学系を可動範囲の中心にあらかじめ位置させるように制御している。これにより、補正光学系の可動範囲が広がるため、補正光学系が可動範囲の限界にすぐに達して、それ以上像ぶれ防止動作ができなくなるという上記問題を解消することができる。
特許公報第2703581号
しかしながら、特許文献1の像ぶれ防止装置は、像ぶれ防止動作を開始する際に補正光学系を可動範囲の中心に位置させるだけのシーケンスなので、像ぶれ防止機能が機能しているかを、ユーザーが把握することが難しいという欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、像ぶれ防止機能が機能しているか否かをユーザーが容易に把握することができる像ぶれ防止装置を提供することを目的とする。
請求項に記載の発明は、前記目的を達成するために、像ぶれを防止するための補正光学系を有する可動光学補正手段と、前記可動光学補正手段を駆動して前記補正光学系を、像ぶれを防止する方向に移動させる駆動手段と、像ぶれ補正モードを選択するモード選択手段と、前記駆動手段による像ぶれ防止動作を開始する際に、前記モード選択手段によって選択された像ぶれ補正モードに応じて前記補正光学系を異なる軌跡に沿って移動させる移動制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、像ぶれ防止動作を開始する際に、移動制御手段が補正光学系を所定の軌跡に沿って移動させるが、この時、補正光学系は、モード選択手段によって選択された像ぶれ補正モードに応じた軌跡に沿って移動する。これにより、例えばカメラの液晶モニタを見ているユーザーは、液晶モニタから見える被写体のスルー画面が変化するので、その変化を確認することにより、像ぶれ防止機能が機能しているか否かを容易に把握することができる。また、この時の補正光学系の移動軌跡を確認するだけで、現在設定されている像ぶれ補正モードを把握することができる。
請求項に記載の発明は、請求項において、前記像ぶれ補正モードは、鉛直方向及び水平方向の振れを補正する第1のモードと、鉛直方向の振れのみを補正する第2のモードとを有し、前記モード選択手段によって前記第1のモードが選択されると前記補正光学系は円弧を描く軌跡に沿って移動され、前記第2のモードが選択されると前記補正光学系は鉛直方向の直線状の軌跡に沿って移動されることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、モード選択手段によって第1のモードを選択すると、補正光学系は円弧を描く軌跡に沿って移動するので、像ぶれ防止装置が鉛直方向及び水平方向の振れを補正することをユーザーが容易に把握でき、第2のモードを選択すると補正光学系は鉛直方向の直線状の軌跡に沿って移動するので、像ぶれ防止装置が鉛直方向の振れのみを補正することをユーザーが容易に把握できる。
本発明に係る像ぶれ防止装置によれば、電源が投入された際に補正光学系を所定の軌跡に沿って移動させたり、像ぶれ防止動作を開始する際に、所定のタイミングで補正光学系を所定の軌跡に沿って移動させたり、像ぶれ防止動作を開始する際に、モード選択手段によって選択された像ぶれ補正モードに応じて前記補正光学系を異なる軌跡に沿って移動させたりしたので、像ぶれ防止機能が機能しているか否かをユーザーが容易に把握することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る像ぶれ防止装置の好ましい実施の形態について説明する。
図1、図2は、それぞれ本発明の像ぶれ防止装置が適用されたデジタルカメラ10の正面斜視図と背面斜視図である。このデジタルカメラ10は、光学式の像ぶれ防止装置を備えたカメラであって、そのカメラ本体12の正面には、図1に示すように、撮影レンズ14、ファインダ窓16、ストロボ18等がそれぞれ所定の位置に設けられている。また、カメラ本体12の上面には、撮影ボタン20、電源/モードスイッチ22、モードダイヤル24、手ぶれ補正機能切替スイッチ(モード選択手段)26等が設けられており、背面には、図2に示すように、ファインダ接眼部28、液晶モニタ30、ズームボタン32、十字キー34、MENU/OKボタン36、DISPボタン38、BACKボタン40等がそれぞれ所定の位置に設けられている。
撮影ボタン20は、いわゆる「半押し(S1)」と「全押し(S2)」とからなる2段ストローク式のスイッチで構成されており、この撮影ボタン20を半押しすることにより、デジタルカメラ10は、AE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動合焦)、AWB(Automatic White Balance :自動ホワイトバランス)が機能し、全押しすることにより、画像の記録が行われる。
なお、後述するが、手ぶれ補正機能切替スイッチ26が手ぶれ補正ONに設定されている場合には、撮影ボタン20が半押しされると、像ぶれ防止装置の補正レンズ(補正光学系)が可動範囲の外周に沿って1周するように駆動される。また、手ぶれ補正機能切替スイッチ26が手ぶれ補正チルトに設定されている場合には、撮影ボタン20が半押しされると、像ぶれ防止装置の補正レンズが鉛直方向に直線状に1往復するように駆動される。
電源/モードスイッチ22は、デジタルカメラ10の電源をON/OFFする電源スイッチとしての機能と、デジタルカメラ10のモードを設定するモードスイッチとしての機能を有しており、「OFF位置」、「再生位置」、「撮影位置」の間をスライド自在に設けられている。デジタルカメラ10は、この電源/モードスイッチ22を「再生位置」又は「撮影位置」に合わせることにより、電源がONになり、「OFF位置」に合わせることにより、電源がOFFになる。そして、電源/モードスイッチ22を「再生位置」に合わせることにより「再生モード」に設定され、「撮影位置」に合わせることにより「撮影モード」に設定される。
なお、後述するが、手ぶれ補正機能切替スイッチ26が手ぶれ補正ONに設定されている場合であって、電源/モードスイッチ22によって電源をONにすると、像ぶれ防止装置の補正レンズ(補正光学系)が可動範囲の外周に沿って1周するように駆動される。また、手ぶれ補正機能切替スイッチ26が手ぶれ補正チルトに設定されている場合であって、電源/モードスイッチ22によって電源をONにすると、像ぶれ防止装置の補正レンズが鉛直方向に直線状に1往復するように駆動される。
モードダイヤル24は、デジタルカメラ10の撮影モードを設定する撮影モード設定手段として機能し、このモードダイヤルの設定位置により、デジタルカメラ10の撮影モードが、「オート撮影モード」、「動画撮影モード」、「人物撮影モード」、「スポーツ撮影モード」、「風景撮影モード」、「夜景撮影モード」、「プログラム撮影モード」、「絞り優先撮影モード」、「シャッタスピード優先撮影モード」、「マニュアル撮影モード」に設定される。
手ぶれ補正機能切替スイッチ26は、デジタルカメラ10に備えられた像ぶれ防止装置の機能切替スイッチとして機能し、鉛直方向及び水平方向のぶれを補正する「手ぶれ補正ON位置」、「手ぶれ補正OFF位置」、及び鉛直方向のぶれのみを補正する「手ぶれ補正チルト」の間をスライド自在に設けられている。デジタルカメラ10は、この手ぶれ補正機能切替スイッチ26を「手ぶれ補正ON位置」、又は「手ぶれ補正チルト」に合わせられることにより、手ぶれ補正機能がONされ、「手ぶれ補正OFF位置」に合わせられることにより、手ぶれ補正機能がOFFされる。
液晶モニタ30は、カラー表示が可能な液晶ディスプレイで構成されている。この液晶モニタ30は、再生モード時に撮影済み画像を表示するための表示パネルとして利用されるとともに、各種設定時にユーザインターフェースの表示パネルとして利用される。また、撮影時には必要に応じてスルー画像が表示されて、画角確認用の電子ファインダとして利用される。更に、像ぶれ防止装置が機能しているか否かを自己判定した内容が文字又はマークとして表示される。
ズームボタン32は、望遠側へのズームを指示するズームテレボタン32Tと、広角側へのズームを指示するズームワイドボタン32Wとで構成され、このズームボタン32が操作されることにより、撮影画角が変化する。
十字キー34は、上下左右4方向に押圧操作可能に構成され、各方向の各キーは、カメラの状態に応じて割り当てられる機能が変化する。たとえば、通常の撮影モード時には、右キーがマクロ機能のON/OFFを切り替えるスイッチとして機能し、左キーがストロボの機能(オート/赤目軽減/スローシンクロ/発光禁止)を切り替えるスイッチとして機能する。また、後述するように、フレーミング調整時には、上キーが撮影領域の上方向への移動、下キーが撮影領域の下方向への移動、右キーが撮影領域の右方向への移動、左キーが撮影領域の左方向への移動指示を入力するキーとして機能する。また、再生時には右キーが順コマ送りボタンとして機能し、左キーが逆コマ送りボタンとして機能する。
MENU/OKボタン36は、各モードの通常画面からメニュー画面への遷移を指示するボタン(MENUボタン)として機能するとともに、選択内容の確定、処理の実行等を指示するボタン(OKボタン)として機能する。
DISPボタン38は、背面表示パネルの表示内容の切り替えを指示するボタンとして機能し、BACKボタン40は、入力操作のキャンセル等を指示するボタンとして機能する。
図3は上記デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、デジタルカメラ10は、撮影レンズ14、CCD114、アナログ信号処理部116、A/D変換器118、デジタル信号処理部120、圧縮伸張処理部122、メディアコントローラ124、記憶メディア126、エンコーダ128、液晶モニタ30、操作部(撮影ボタン20、電源/モードスイッチ22、モードダイヤル24、手ぶれ補正機能切替スイッチ26、ズームボタン32、十字キー34、MENU/OKボタン36、DISPボタン38、BACKボタン40等)132、CPU(移動制御手段)134、RAM136、ROM138、フラッシュROM140等で構成されている。
デジタルカメラ10の全体の動作は、CPU134によって統括制御されており、CPU134は、操作部132からの入力に応じて、RAM136を作業領域としながら、所定の制御プログラムに従ってデジタルカメラ10の各部を制御する。ROM138には、このCPU134が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データが記録されており、フラッシュROM140には、ユーザー設定データ等が記録されている。
撮影レンズ14を介してCCD114の受光面に入射した被写体光は、CCD114の受光面に配列されたフォトダイオードによって光電変換され、画像信号としてCCD114から出力される。
CCD114から出力された画像信号は、CDS(相関二重サンプリング)、AGC(ゲイン・コントロール・アンプ回路)等を備えたアナログ信号処理部116にて所要の信号処理を施された後、A/D変換器118でデジタル信号に変換されて、デジタル信号処理部120に取り込まれる。
デジタル信号処理部120は、入力された画像信号に対して色分離処理、ガンマ補正処理、輪郭強調補正処理、色差マトリクス処理等の所要の信号処理を施して輝度信号(Y信号)と色差信号(Cr、Cb信号)とからなるYUV信号を生成する。
画像を記録する場合は、デジタル信号処理部120で生成されたYUV信号が圧縮伸張処理部122にて所要の圧縮処理が施され、この圧縮された画像データがメディアコントローラ124を介して記憶メディア126に記録される。
また、液晶モニタ30にスルー画像を表示する場合は、デジタル信号処理部120で生成されたYUV信号がエンコーダ128に加えられ、所定の表示用の信号形式に変換されて液晶モニタ30に出力される。
また、記憶メディア126に記録された圧縮画像データを再生する場合は、ユーザーによる再生操作に応じて圧縮伸張処理部122に読み出され、所要の伸張処理が施されて非圧縮のYC信号とされた後、エンコーダ128を介して液晶モニタ30に表示される。
図4は、撮影レンズ14の構成を示す側面図である。
同図に示すように、撮影レンズ14は、第1レンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3及び第4レンズ群4で構成されており、第3レンズ群3の前段に絞り5が設置されている。この撮影レンズ14は、像ぶれ補正機能を有しており、第1レンズ群1、第2レンズ群2及び第4レンズ群4が結像光学系を構成し、第3レンズ群3が、結像光学系の像のぶれを補正する可動光学補正手段を構成している。
第3レンズ群3は、補正レンズ(補正光学系)3Aと固定レンズ3Bとで構成されており、補正レンズ3Aを撮影光軸Oと直交する面内でピッチ方向(鉛直)とヨー方向(左右)に移動させることにより、像ぶれを補正する。
図5は、実施の形態の像ぶれ防止装置50の構成を示す分解斜視図である。
同図に示すように、レンズ鏡筒52の内側には、ピッチ方向(図中P方向)に沿ってPガイド軸54Pが配設されるとともに、ヨー方向(図中Y方向)に沿ってYガイド軸54Yが配設されている。
Pガイド軸54Pには、Pスライダ56Pがスライド自在に支持されており、Yガイド軸54Yには、Yスライダ56Yがスライド自在に支持されている。Pスライダ56Pには、Y方向に沿ってyガイド軸58Yが配設されており、このyガイド軸58Yに補正レンズ3Aを保持したレンズ保持枠60がスライド自在に支持されている。また、Yスライダ56Yには、P方向に沿ってpガイド軸58Pが配設されており、このpガイド軸58Pにレンズ保持枠60がスライド自在に支持されている。
Pスライダ56Pは、コイル62Pとマグネット64PとからなるPコイルモータ(移動制御手段)66Pに駆動されてP方向にスライドする。そして、このPコイルモータ66Pを構成するコイル64PがPスライダ56Pに取り付けられており、マグネット64Pがレンズ鏡筒52に取り付けられている。
一方、Yスライダ56Yは、コイル62Yとマグネット64YとなるYコイルモータ(駆動手段)66Yに駆動されてY方向にスライドする。そして、このYコイルモータ66Yを構成するコイル62Yがスライダ56Yに取り付けられており、マグネット64Yがレンズ鏡筒52に取り付けられている。
また、Pスライダ56Pは、ホール素子(不図示)とマグネット68PとからなるP位置センサ70Pによって位置が検出される。そして、このP位置センサ70Pを構成するホール素子がスライダ56Pに取り付けられており、マグネット68Pがレンズ鏡筒52に取り付けられている。
一方、Yスライダ56Yは、ホール素子(不図示)とマグネット68YとからなるY位置センサ70Yによって位置が検出される。そして、このY位置センサ70Yを構成するホール素子がスライダ56Yに取り付けられており、マグネット68Yがレンズ鏡筒52に取り付けられている。
以上のように構成された像ぶれ防止装置50では、Pコイルモータ66Pを駆動すると、Pスライダ56PがP方向に移動し、これにより、レンズ保持枠60がP方向に移動して、補正レンズ3AがP方向に移動する。また、Yコイルモータ66Yを駆動すると、Yスライダ56YがY方向に移動し、これにより、レンズ保持枠60がY方向に移動して、補正レンズ3AがY方向に移動する。そして、Pコイルモータ66P及びYコイルモータ66Yを駆動することにより、レンズ保持枠60(補正レンズ3A)が撮影光軸Oと直交する面内で移動される。
CPU134は、P位置センサ70PでPスライダ56Pの移動を検出すると、Pコイルモータドライバ72Pを介してPコイルモータ66Pを駆動し、その移動を打ち消すように補正レンズ3Aを移動させる。また、Y位置センサ70YでYスライダ56Yの移動を検出すると、Yコイルモータドライバ72Yを介してYコイルモータ66Yを駆動し、その移動を打ち消すように補正レンズ3Aを移動させる。これにより、手ぶれに基づく像のぶれが補正される。
また、CPU134は、手ぶれ補正機能切替スイッチ26が手ぶれ補正ONに設定されている場合に、電源/モードスイッチ22によって電源が投入されると、その際に、Pコイルモータ66P及びYコイルモータ66Yを駆動して、像ぶれ防止装置の補正レンズ3Aを、図6に示す円形の可動範囲80の外周に沿って矢印aの如く1周するように駆動し、その後に可動範囲80の中心(撮影光軸O)に補正レンズ3Aの光軸が合致するように補正レンズ3Aを駆動する。なお、図7の如く補正レンズ3Aを矢印cで示すS字状に沿って駆動してもよい。
更に、CPU134は、手ぶれ補正機能切替スイッチ26が手ぶれ補正チルトに設定されている場合に、電源/モードスイッチ22によって電源が投入されると、その際に、Pコイルモータ66Pを駆動して補正レンズ3Aを、図8の如く可動範囲80の鉛直方向に矢印bの如く直線状に1往復するように駆動し、その後に可動範囲80の中心(撮影光軸O)に補正レンズ3Aの光軸が合致するように補正レンズ3Aを駆動する。
また、CPU134は、手ぶれ補正機能切替スイッチ26が手ぶれ補正ONに設定されている場合に、撮影ボタン20が半押しされると、その際に補正レンズ3Aを図6、又は図7の軌跡に沿って駆動する。
更に、CPU134は、手ぶれ補正機能切替スイッチ26が手ぶれ補正チルトに設定されている場合に、撮影ボタン20が半押しされると、その際に補正レンズ3Aを図8に示した軌跡に沿って駆動する。
次に、前記の如く構成された像ぶれ防止装置を備えたデジタルカメラ10の作用について図9を参照しながら説明する。
まず、デジタルカメラ10の手ぶれ補正機能切替スイッチ26をユーザーが確認し(ステップ(S)100)、この手ぶれ補正機能切替スイッチ26が、手ぶれ補正ONに設定されている場合に、ユーザーが電源/モードスイッチ22を操作して電源を投入すると(S110)、CPU134がPコイルモータ66P及びYコイルモータ66Yを駆動制御して、像ぶれ防止装置の補正レンズ3Aを、図6に示す円形の可動範囲80の外周に沿って矢印aの如く1周するように駆動し、その後に可動範囲80の中心(撮影光軸O)に補正レンズ3Aの光軸が合致するように補正レンズ3Aを駆動する(S120)。
この後、CPU134は、Pコイルモータ66P及びYコイルモータ66Yのモータ負荷を検出することにより、補正レンズ3Aが動作したことを確認し、正常に動作したこと又は異常であったことを液晶モニタ30に表示する(S130)。
次に、実際に撮影動作を開始する前に、ユーザーがファインダ接眼部28を覗いて撮影ボタン20を半押しすると(S140)、この時、手ぶれ補正機能切替スイッチ26は、手ぶれ補正ONに設定されているので(S150)、CPU134がPコイルモータ66P及びYコイルモータ66Yを駆動制御して、像ぶれ防止装置の補正レンズ3Aを、図6に示す円形の可動範囲80の外周に沿って矢印aの如く1周するように駆動し、その後に可動範囲80の中心(撮影光軸O)に補正レンズ3Aの光軸が合致するように補正レンズ3Aを駆動する(S160)。この後、撮影ボタン20の半押し中に、CPU134は、Pコイルモータ66P及びYコイルモータ66Yのモータ負荷を検出することにより、補正レンズ3Aが動作したことを確認し、正常に動作したこと又は異常であったことを液晶モニタ30に表示する(S170)。これと同時にAE処理(S180)と、AF処理(S190)とが行われ、この後に撮影ボタン20を全押しすることにより露光が開始される(S200)。そして、画像情報がCCD114からアナログ信号処理部を介して読み出され(S210)、この画像情報はA/D変換(S220)、デジタル画像処理(S230)、画像圧縮(S240)された後、記録媒体へ記録される(S250)。
一方、デジタルカメラ10の手ぶれ補正機能切替スイッチ26をユーザーが確認し(ステップ(S)100)、この手ぶれ補正機能切替スイッチ26が、手ぶれ補正チルトに設定されている場合に、ユーザーが電源/モードスイッチ22を操作して電源を投入すると(S110)、CPU134がPコイルモータ66Pを駆動制御して、像ぶれ防止装置の補正レンズ3Aを、図8の如く可動範囲80の鉛直方向に矢印bの如く直線状に1往復するように駆動し、その後に可動範囲80の中心(撮影光軸O)に補正レンズ3Aの光軸が合致するように補正レンズ3Aを駆動する(S260)。
この後、CPU134は、Pコイルモータ66Pのモータ負荷を検出することにより、補正レンズ3Aが動作したことを確認し、正常に動作したこと又は異常であったことを液晶モニタ30に表示する(S270)。
次に、実際に撮影動作を開始する前に、ユーザーがファインダ接眼部28を覗いて撮影ボタン20を半押しすると(S140)、この時、手ぶれ補正機能切替スイッチ26は、手ぶれ補正チルトに設定されているので、CPU134がPコイルモータ66Pを駆動制御して、像ぶれ防止装置の補正レンズ3Aを、図8の如く可動範囲80の鉛直方向に矢印bの如く直線状に1往復するように駆動し、その後に可動範囲80の中心(撮影光軸O)に補正レンズ3Aの光軸が合致するように補正レンズ3Aを駆動する。この後、撮影ボタン20の半押し中に、前述したS180、S190の処理を実行し、撮影ボタン20が全押しされると、S200〜S250の処理を順次実行する。
また、デジタルカメラ10の手ぶれ補正機能切替スイッチ26をユーザーが確認し(ステップ(S)100)、この手ぶれ補正機能切替スイッチ26が、手ぶれ補正OFFに設定されている場合に、ユーザーが電源/モードスイッチ22を操作して電源を投入すると(S110)、CPU134がPコイルモータ66P及び/又はYコイルモータ66Yを駆動制御して、可動範囲80の中心(撮影光軸O)に補正レンズ3Aの光軸が合致するように補正レンズ3Aを駆動する(S280)。
この後、ユーザーがファインダ接眼部28を覗いて撮影ボタン20を半押しすると(S140)、この半押し中に、前述したS180、S190の処理を実行し、撮影ボタン20が全押しされると、S200〜S250の処理を順次実行する。
以上説明したように、実施の形態の像ぶれ防止装置によれば、電源が投入された際に補正レンズ3Aを図6〜図8の軌跡に沿って移動させたり、像ぶれ防止動作を開始する際に所定のタイミングで、すなわち、撮影ボタン20の半押し操作のタイミングで補正レンズ3Aを図6〜図8の軌跡に沿って移動させたり、像ぶれ防止動作を開始する際に、手ぶれ補正機能切替スイッチ26によって選択された像ぶれ補正モードに応じて補正レンズ3Aを図6〜図8の如く異なる軌跡に沿って移動させたりしたので、像ぶれ防止機能が機能しているか否かを、ファインダ接眼部28を覗くユーザーが容易に把握することができる。
実施の形態の像ぶれ防止装置が適用されたデジタルカメラの正面斜視図 図1に示したデジタルカメラの背面斜視図 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図 撮影レンズの構成を示す側面図 像ぶれ防止装置の構成を示す組立斜視図 補正レンズの移動軌跡の一例を示した説明図 補正レンズの移動軌跡の一例を示した説明図 補正レンズの移動軌跡の一例を示した説明図 デジタルカメラの操作手順を示すフローチャート
符号の説明
1…第1レンズ群、2…第2レンズ群、3…第3レンズ群、3A…補正レンズ、3B…固定レンズ、4…第4レンズ群、5…絞り、10…デジタルカメラ、12…カメラぶれ、14…撮影レンズ、16…ファインダ窓、18…ストロボ、20…撮影ボタン、22…電源/モードスイッチ、24…モードダイヤル、26…手ぶれ補正機能切替スイッチ、28…ファインダ接眼部、30…液晶モニタ、32…ズームボタン、34…十字キー、36…MENU/OKボタン、38…DISPボタン、40…BACKボタン、50…像ぶれ防止装置、52…レンズ鏡筒、54P…Pガイド軸、54Y…Yガイド軸、56P…Pスライダ、56Y…Yスライダ、58P…pガイド軸、58Y…yガイド軸、60…レンズ保持枠、62P…コイル、62Y…コイル、64P…マグネット、64Y…マグネット、66P…Pコイルモータ、66Y…Yコイルモータ、68P…マグネット、68Y…マグネット、70P…P位置センサ、70Y…Y位置センサ、72P…Pコイルモータドライバ、72Y…Yコイルモータドライバ、114…CCD、116…アナログ信号処理部、118…A/D変換器、120…デジタル信号処理部、122…圧縮伸張処理部、124…メディアコントローラ、126…記憶メディア、128…エンコーダ、130…液晶モニタ、132…操作部、134…CPU、136…RAM、138…ROM

Claims (2)

  1. 像ぶれを防止するための補正光学系を有する可動光学補正手段と、
    前記可動光学補正手段を駆動して前記補正光学系を、像ぶれを防止する方向に移動させる駆動手段と、
    像ぶれ補正モードを選択するモード選択手段と、
    前記駆動手段による像ぶれ防止動作を開始する際に、前記モード選択手段によって選択された像ぶれ補正モードに応じて前記補正光学系を異なる軌跡に沿って移動させる移動制御手段と、
    を備えたことを特徴とする像ぶれ防止装置。
  2. 前記像ぶれ補正モードは、鉛直方向及び水平方向の振れを補正する第1のモードと、鉛直方向の振れのみを補正する第2のモードとを有し、前記モード選択手段によって前記第1のモードが選択されると前記補正光学系は円弧を描く軌跡に沿って移動され、前記第2のモードが選択されると前記補正光学系は鉛直方向の直線状の軌跡に沿って移動されることを特徴とする請求項1に記載の像ぶれ防止装置。
JP2006056801A 2006-03-02 2006-03-02 像ぶれ防止装置 Expired - Fee Related JP4706848B2 (ja)

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