JP4706538B2 - 自動販売機 - Google Patents

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本発明は、自動販売機に関するものである。
自動販売機は、前面が開口する本体キャビネットと、本体キャビネットの開口を閉塞する外扉とを有する筐体を備えている。本体キャビネットの内部には、商品を冷却した状態又は商品を加温した状態で収容する断熱収容庫を設けてある。この断熱収容庫の中には、複数のスラントラックを配設してある。スラントラックは、一方の端部から他方の端部に向けて下方に傾斜するラック板に商品を収納するものである。このようなスラントラックの他方の端部には、商品取出制御部を配設してある。商品取出制御部は、通常、スラントラックの他方の端部から商品が取り出されることを阻止する一方、利用者が自動販売機に貨幣を投入した場合、スラントラックの他方の端部から商品が取り出されることを許容するものである。
外扉には、スラントラックの他方の端部に通じる商品取出口を形成してある。この商品取出口は、筐体の内部と外部とを連通するものであるとともに、断熱収容庫の内部と外部とを連通するものでもある。その外扉には、商品取出口を開閉する小扉を配設してある。小扉には、スラントラックの他方の端部に収容してある商品が見えるようガラス等の透明部材を配設してある。
上記自動販売機に利用者が貨幣を投入すれば、スラントラックの他方の端部から商品が取り出されることが許容された状態となる。このような状態で、利用者が、小扉を開け、断熱収容庫の奥側に手を入れ、スラントラックの他方の端部にある商品を手で掴み、商品を手前側に引き出せば、筐体の外部に商品を取り出すことができる(例えば、特許文献1参照)。
特開昭48−28300号公報
ところで、上記自動販売機では、断熱収容庫の内部と断熱収容庫の外部との温度差、換言すれば断熱収容庫の内部と筐体の外部との温度差によって小扉に結露が発生する場合がある。そのように結露が発生すると、小扉を開閉する際、利用者に水滴が付着したり、ガラス窓が曇ることによって商品を視認することが困難になる。
そこで、結露の発生を防止すべく、小扉にヒータを配設したり、複数枚のガラスを使用し、ガラスとガラスとの間に例えば空気等の気体を充填することで小扉を断熱構造に成すことが考えられるが、部品コストが高価となる問題が生じる。さらに、ヒータを配設した場合には、ヒータを使用することによって商品を冷却する際に熱ロスが発生し、ランニングコストが高価となる問題が生じる。
本発明は、上記実情に鑑みて、商品取出口に小扉を設けた場合にも、小扉に結露が発生することを防止することができる自動販売機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、発明は、一方の端部から他方の端部に向けて下方に傾斜するラック板に商品を収納する複数のスラントラックと、個々のスラントラックにそれぞれ通じて各スラントラックの他方の端部から払い出された商品を収納する複数の取出室とを筐体の内部に備え、前記各取出室に臨む商品取出口を一括して開閉する小扉を、前記筐体の前面開口を覆う外扉に配設し、スラントラックから取出室に払い出された商品を外扉に配設した小扉の開放により商品取出口を通じて取り出すようにした自動販売機であって、筐体の内部に断熱収容庫を画成し、前記スラントラックを断熱収容庫の内部に配置する一方、前記取出室を断熱収容庫の外部に構成し、且つ断熱収容庫と取出室とを区画する壁にスラントラックおよび取出室を連通させるフラッパ付きの複数の払出口を形成し、さらに、前記取出室に敷設された底板は商品取出口に臨む先端側のストッパ部と、前記払出口よりも前方位置であって前記ストッパ部寄りに位置する折返部とを備え、取出室の奥側から折返部まで商品取出口に向けて下方に傾斜させる一方、前記折返部からストッパ部まで商品取出口に向けて上方に傾斜させるとともにストッパ部の先端縁部を上方に延在させてなることを特徴とする。
本発明にかかる自動販売機によれば、スラントラックを断熱収容庫の内部に配置する一方、取出室を断熱収容庫の外部に構成するため、商品取出口に小扉を配設した場合にも、取出室の内部と筐体の外部との間で小扉に結露が発生するような温度差が生じることがない。よって、商品取出口に小扉を配設した場合でも、小扉に結露が発生することを防止することができる。しかも、取出室の底壁上面を商品取出口に向けて下方に傾斜させてあるため、スラントラックの他方の端部から商品が払い出された場合には、重力の作用によって商品が商品取出口に向けて移動することとなる。よって、商品取出口の奥側に手を突っ込んで商品を掴み、商品を引き出す必要がない。従って、商品の取り出しが容易な自動販売機を提供することができる。
以下、添付図面を適宜参照しながら、本発明にかかる自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明にかかる自動販売機を示したものである。ここで例示する自動販売機は、特に、ビン入り商品を冷却した状態で販売するのに好適なもので、本体キャビネット11と外扉12とを有する筐体10を備えている。
本体キャビネット11は、複数の鋼板を組み合わせることによって構成したもので、前面が開口した箱状を成している。この本体キャビネット11には、その内部に断熱収容庫14、内扉30及び取出室ユニット32が設けてある。
断熱収容庫14は、本体キャビネット11と同様、複数の鋼板を組み合わせることによって前面が開口した箱状に構成したもので、本体キャビネット11の一側部にユニット装着領域15を確保する態様で筐体10の内部に画成してある。この断熱収容庫14には、各壁に断熱材14aが敷設してあり、その内部下方域に冷却ユニット16が配設してある一方、内部上方域に複数(本実施形態では8つ)のスラントラック20が配設してある。
冷却ユニット16は、断熱収容庫14の内部を所望の冷却温度に維持するためのもので、例えば冷凍サイクルの蒸発器16aを断熱収容庫14の下部に配設することによって構成してある。なお、上記蒸発器16aにはファン16bを配設してある。また、冷凍サイクルのその他の構成に関しては、本体キャビネット11の内部において断熱収容庫14よりも下方となる機械室17に配設してある。
スラントラック20は、一方の端部20aから他方の端部20bに向けて下方に傾斜するラック板20cに複数の商品Bを収納するものである。本実施の形態では、ユニット装着領域15に向けて下方に傾斜する複数(本実施形態では8つ)のラック板20cを、上下方向に複数並設することによって複数のスラントラック20を構成してある。
各スラントラック20には、他方の端部20bにベンドメック21がそれぞれ設けてある。ベンドメック21は、ベースプレート22に対して出没可能に配設したペダル21a及び補助ペダル21bを備えたものである。
このようなスラントラック20では、一方の端部20aから横倒しの状態で商品Bをラック板20cの上面に載置すると、傾斜によって商品Bは他方の端部20bに向けて移動し、ベンドメック21で止まることとなる。同様に、一方の端部20aから横倒しの状態で別の商品Bをラック板20cの上面に載置すると、傾斜によって別の商品Bは他方の端部20bに向けて移動し、上記商品Bの斜め上方に積層することとなる。このようにしてスラントラック20に複数の商品Bを収納する。この実施の形態では、1つのスラントラック20に8本のビン入り商品Bを収容することができる。そして、上記ベンドメック21に販売指令が与えられた場合には、ペダル21a及び補助ペダル21bを適宜駆動し、ラック板20cの上面に載置した商品Bを一つずつ払い出す。
断熱収容庫14において各スラントラック20を他方の端部20b側に延長させた部位に位置する壁(以下、「仕切壁」)24には、図3および図4に示すように、スラントラック20に対応するよう払出口25を形成してある。この仕切壁24にも、断熱材14aを敷設してある。
払出口25は、ベンドメック21の駆動によってスラントラック20の他方の端部20bから払い出された商品Bを後述する取出室ユニットの取出室に入れるための通過孔である。換言すれば、払出口25は、スラントラック20と取出室とを連通させるものである。このような払出口25には、図3〜図5に示すように、フラッパ26が設けてある。フラッパ26は、払出口25の上縁部に設けた水平軸26aを軸心として揺動可能な態様に配設してあり、通常、払出口25を閉塞する一方、断熱収容庫14側から商品Bが当接した場合には払出口25を開いて商品Bの通過を許容するものである。このフラッパ26は、商品Bが通過した後、払出口25を閉じ、再び払出口25を閉塞した状態に維持する。このフラッパ26には、上述した揺動移動に影響を与えることのない程度に軽量に構成した断熱シート等の断熱材26bが敷設してある。
内扉30は、図3に示すように、断熱収容庫14の前面開口を開閉するためのもので、断熱収容庫14の一側縁部に揺動可能に支承させてある。この内扉30は、中空の鋼板パネルに断熱材14aを充填する等、断熱機能を有するように構成してあり、断熱収容庫14の前面開口を閉塞した場合にその内部に断熱空間を画成するものである。
取出室ユニット32は、図6に示すように、2枚で一組の側板(部材)33a,33bと背面板(部材)33cと8枚の底板(部材)34と天板(部材)35とカバー部材(部材)41とで構成してあり、本体キャビネット11のユニット装着領域15に配設してある。側板33a,33bおよび底板34で画成される取出室37は、上述した払出口25に対応して個別に設けた空間であり、それぞれの払出口25を通過した商品Bを各別に収納することが可能である。図3に示すように、取出室37は、その前後方向長さが断熱収容庫14の前後方向長さよりも長く、底板34の前縁が断熱収容庫14の前面開口を閉塞した内扉30の前面とほぼ一致するように構成してある。
図6に示す側板33a,33bは、上下方向に延在する略矩形状にそれぞれ形成してある。図6中、右側に示す一方の側板33aには、仕切壁24に形成した払出口25に対応する部位に開口33aaを形成してある。これらの側板33a,33bの手前側には、取出室37の間隔に対応する8つのネジ孔H1を形成してある。ネジ孔H1の大きさは、後述する雄ネジ部が挿入できるよう雄ネジ部の太さよりもわずかに大きい。また、一方の側板33aと、他方の側板33bとは、図7に示すように、一定の間隔を保つよう平行に配置してある。
背面板33cは、一方の側板33aと他方の側板33bとを連結するものであって、上記側板33a,33bの高さとほぼ同一の高さを備える態様で上下方向に延在するよう形成してある。
底板34は、上記一方の側板33aと他方の側板33bとの間に配置することで取出室37を画成するものであって、図7および図8に示すように、本体部340と逃げ部341と折返部342とリブ部343とストッパ部344とを備える態様で形成してある。
本体部340は、取出室ユニット32をユニット装着領域15に配置した状態では、その上面が、後述する商品取出口に向けて下方に傾斜する部分である。この実施の形態で示す本体部340は、水平面に対して10°傾斜している。
逃げ部341は、商品がフラッパ26に当接し、それによりフラッパ26が回動した場合に、フラッパ26と底板34とが接触することを防止する部分である。このような逃げ部341は、取出室ユニット32をユニット装着領域15に配置した状態では、手前側に向けて漸次幅が広くなる態様で形成してある。しかも、逃げ部341は、図5に示すように、右側端部から左側端部に向けて下方に傾斜するものでもある。この実施形態で示す逃げ部341は、水平面に対して10°傾斜している。逃げ部341の手前側には、カバー345を配設してある。
折返部342は、図7および図8に示すように、本体部340の手前側に配設してあり、奥側から手前側に向けて上方に傾斜する部分である。本体部340と折返部342との境界部には、2つの水抜き孔H3と1つの水抜き孔H4とが構成されている。水抜き孔H3は、底板34の両側部に形成してあり、水抜き孔H4は、底板34のほぼ中央に形成してある。これらの水抜き孔H3,H4は、底板34の上に水が貯まることを防止するものである。これらの水抜き孔H3,H4によれば、取出室37に収容した商品Bに結露が発生し、その結露によって水滴が生じた場合、水滴が集まって発生した水を下方の取出室37に向けて順次送り、最下方に配置してある取出室37から取出室ユニット32の外部に水を排出することができる。
リブ部343は、折返部342の両側の縁に沿って、下方に向けて突出するようそれぞれ配設した部分である。このリブ部343の手前側には、図6に示すように、ネジ孔H2を形成してある。このネジ孔H2の大きさは、後述する雄ネジ部が挿入できるよう雄ネジ部の太さよりもわずかに大きい。
ストッパ部344は、図8に示すように、折返部342の手前側の縁に沿って、上方に向けて突出するよう配設した部分である。このストッパ部344は、後述するように、本体部340の傾斜によって手前側に移動してきた商品Bを受け止める部分である。
上記のような構成を有する底板34には、図7および図8に示すように、案内壁39を配設してあるとともに、カバー部材41を挿着してある。
案内壁39は、平板で構成してあって、底板34の上面に取り付けてある。このような案内壁39は、第1壁39aと第2壁39bとを備えている、第1壁39aは、払出口25に対向するよう図7中、取出室37の左側に配置される壁である。第1壁39aは、手前側に向けて仕切壁24との間隔が増大するよう傾斜した態様で配置してある。第2壁39bは、取出室37の奥側に配置される壁である。
カバー部材41は、弾性を備える合成樹脂材料によって、図9に示すように、本体部410と半円筒部414とレ字状部415とを備えるよう形成してあり、底板34の前縁に装着してある。
本体部410は、底板34のストッパ部344の幅よりもわずかに狭い幅を有する矩形平板状に形成した部分である。このような本体部410には、上部に2つの突出部411,412を配設してあるとともに、下部に収容部413を形成してある。
一方の突出部411は、本体部410の奥側端縁に沿う態様で、本体部410の上面から突出するよう形成した部分である。一方の突出部411の左右方向の長さは、ストッパ部344の左右方向の長さよりもわずかに短い。
他方の突出部412は、本体部410の上面の前後方向のほぼ中央に位置する部位において、一方の突出部411と平行となるよう本体部410の上面から突出するよう形成した部分である。他方の突出部412の左右方向の長さは、ストッパ部344の左右方向の長さよりもわずかに短い。
収容部413は、円筒状を成す態様で形成した部分であって、その内部の中空となる部分に、後述するネジの雄ネジ部を収容するものである。収容部413の中空となる部分の内径は、後述する雄ネジ部が挿入できるよう雄ネジ部の太さよりもわずかに大きい。収容部413の左右方向の長さは、ストッパ部344の左右方向の長さよりもわずかに短い。このような収容部の内側端部には、雄ネジ部と螺合する雌ネジ部413aを形成してある。
半円筒部414は、本体部410の手前側に配設した部分であって、横断面が半円筒状を成すよう形成してあり、ストッパ部344の手前側を覆う部分である。半円筒部414の左右方向の長さは、ストッパ部344の左右方向の長さよりもわずかに長い。
レ字状部415は、半円筒部414の上端部から取出室37の奥側に向かって突出する連結部415aと、連結部415aの下端部から手前側に向かって突出する突出部415bとを備えており、連結部415aと突出部415bとがレ字状を成すよう形成してあり、ストッパ部344の奥側を覆う部分である。レ字状部415の左右方向の長さは、ストッパ部344の左右方向の長さよりもわずかに長い。上記突出部415bは、上記本体部410と対向する。
カバー部材41は、本体部410と半円筒部414とレ字状部415とで形成される挿着空間SP1を備えている。このように構成してあるカバー部材41を底板34に挿着する場合には、半円筒部414から突出部415bが離れるようレ字状部415を折り曲げてから、挿着空間SP1に底板34のストッパ部344を入れ、2つの突出部411,412と半円筒部414と突出部415bとで底板34のストッパ部344および折返部342の先端を挟み込む。
また、このような取出室ユニット32には、図6に示すように、一方の側板33aと底板34とカバー部材41とを連結するネジBL1を配設してあるとともに、他方の側板33aと底板34とカバー部材41とを連結するネジBL2を配設してある。ネジBL1は、頭部BL1aと雄ネジ部(先端部)BL1bとを備えており、ネジBL2は、頭部BL2aと雄ネジ部(先端部)BL2bとを備えている。
そして、一方の側板33aと底板34とカバー部材41とを連結する場合、側板33aのネジ孔H1と、底板34のネジ孔H2と、カバー部材41の収容部413の中空となる部分とを合致させてから、雄ネジ部BL1bの先端を、ネジ孔H1に挿入し、その後、ネジ孔H2に挿入してから、収容部413に入れる。その後、雌ネジ部413aと雄ネジ部BL1bとを螺合する。このように一方の側板33aと底板34とカバー部材41とを連結すれば、雄ネジ部BL1bが収容部413で覆われることとなる。
他方の側板33bと底板34とカバー部材41とを連結する場合、側板33bのネジ孔H1と、底板34のネジ孔H2と、カバー部材41の収容部413の中空となる部分とを合致させてから、雄ネジ部BL2bの先端を、ネジ孔H1に挿入してから、ネジ孔H2に挿入し、その後、収容部413に入れる。その後、雌ネジ部413aと雄ネジ部BL2bとを螺合する。このように他方の側板33bと底板34とカバー部材41とを連結すれば、雄ネジ部BL2bが収容部413で覆われることとなる。なお、底板34には不図示のリブ部を配設してあり、そのリブ部と側板33a,33bとをそれぞれ連結してある。
このような底板34を側板33a,33bの間に上下方向に等間隔で配設することで複数の取出室37が上下方向に並設させることとなる。底板34は取出室37の底を構成する部材であるとともに、下方の取出室37の天井を構成する部材でもある。
天板35は、図6に示すように、最上方に配設した取出室37の天井を構成する部材であって、一方の側板33aと他方の側板33bとの間に配置してある。
外扉12は、図3に示すように、本体キャビネット11の開口を覆うのに十分な大きさを有したもので、鋼材により堅牢に構成してある。外扉2は、自身の一側縁部が図3に示すヒンジ軸67を介して本体キャビネット11の一側縁部に支承して設けてある。換言すれば、外扉12は、ヒンジ軸67を介して本体キャビネット11に対して回動可能に支承してあり、その回動によって本体キャビネット11の開口を開閉する。
外扉12には、図1に示すように、その前面に紙幣挿通口50、硬貨投入口51、返却レバー52、硬貨返却口53、表示器54、商品案内板55、商品選択ボタン56、電照板57、および栓抜58を配設してあるとともに、商品取出口59を形成してある。
紙幣挿通口50は、利用者が紙幣を挿入するための開口である。この紙幣挿通口50を通じて挿入された紙幣は、図示せぬ紙幣処理装置において適宜処理されることになる。なお、この紙幣挿通口50は、利用者に対して紙幣を返却する際の紙幣返却口としても機能する。硬貨投入口51は、利用者が硬貨を投入するための開口である。この硬貨投入口51を通じて投入された硬貨は、図示せぬ硬貨処理装置において適宜処理されることになる。返却レバー52は、紙幣挿通口50から挿入した紙幣、あるいは硬貨投入口51から投入した硬貨を返却する場合に操作するものであり、硬貨投入口51の近傍に配設してある。硬貨返却口53は、利用者に対して硬貨を返却するための開口であり、硬貨投入口51よりも下方となる位置に設けてある。表示器54は、貨幣の入金額、商品の販売中であるか否か、釣り銭があるか否か等々、商品を販売する上で必要となる各種情報を外部に表示するためのものであり、例えば液晶表示器によって構成してある。商品案内板55は、利用者に対して商品を案内するためのものである。このような商品案内板55は、上述したスラントラック20に対応するよう配設してあり、本実施の形態では上下方向に並べて8つ設けてある。商品選択ボタン56は、利用者が商品を選択するための押ボタンスイッチである。このような商品選択ボタン56は、上述したスラントラック20に対応するよう配設してあり、本実施の形態では上下方向に並べて8つ設けてある。電照板57は、その表面に広告等を貼附してあり、外扉12の内側に配設した蛍光灯の照明光によって広告を視認させるためのものである。栓抜58は、ビン入り飲料である商品Bの栓を外すためのものである。商品取出口59は、利用者が購入した商品を受け取るための開口である。商品取出口59は、図1に示すように、中央より左側に形成してあり、図1および3に示すように、8つの取出室37に通じるよう左右方向の長さに比して上下方向の長さが長い矩形状に形成してある。
このような外扉12には、商品取出口59を開閉する小扉65を配設してある。小扉65は、その一側縁部をヒンジ68を介して外扉12に取り付けてあって、常に閉塞方向に付勢してある。このような小扉65には、取出室37の内部を視認することができるようガラス等の透明部材66を配設してある。
このような自動販売機において、利用者が硬貨投入口51に硬貨を投入、または紙幣挿通口50に紙幣を挿通し、且つ商品選択ボタン56を押下操作した場合には、その押下操作に対応するスラントラック20のベンドメック21に販売指令が与えられることとなる。販売指令が与えられたベンドメック21は、ペダル21aおよび補助ペダル21bを適宜駆動し、ラック板20cの上面に載置した商品Bを一つ取出室37に払い出す。
取出室37に払い出された商品Bは、払い出された勢いによって図7に示す取出室37の右側から左側に向けて移動した後、案内壁39の第1壁39aに当接する。そして、傾斜した第1壁39aに当接することで、商品Bは、手前側へ向けて移動方向が変化する。しかも、商品Bは、底板34の傾斜する本体部340により、重力の作用で、取出室37の奥側から手前側に移動することとなる。その後、商品Bは、図10に示すように、底板34のストッパ部344に当接することで、取出室37の手前側で停止する。この状態で、利用者が小扉65を開き、商品取出室37の手前側にある商品Bを取り出す。
この自動販売機によれば、スラントラック20を断熱収容庫14の内部に配置する一方、取出室37を断熱収容庫14の外部に構成するため、取出室37の内部と筐体10の外部との間で小扉65に結露が発生するような温度差が生じることがない。よって、小扉65に結露が発生することを防止することができる。しかも、底板34によって、スラントラック20の他方の端部20bから商品Bが払い出された場合には、重力の作用によって商品Bが商品取出口59に向けて移動することとなる。よって、商品取出口59の奥側に手を突っ込んで商品Bを掴み、商品Bを引き出す必要がない。従って、商品Bの取り出しが容易な自動販売機を提供することができる。加えて、商品Bを底板34の傾斜によって取出室37の手前側に移動する。すなわち、取出室37の奥側から手前側に商品Bを移動させるために重力を利用し、電気等の動力を必要としない。さらに、商品Bを取出室37の手前側に移動させるため、商品Bの視認性を向上することができる。また、底板34には、奥側から手前側に向けて上方に傾斜する折返部342を配設してあるため、奥側から手前側に向けて下方に傾斜する本体部340を延長させた場合に比し、ストッパ部344の突出高さを低くすることができる。従って、部品コストが安価な自動販売機を提供することができる。
しかも、雄ネジ部BL1b,BL2bを収容する収容部413を有するカバー部材41を配設したため、商品取出口59から取出室37の内部に手を入れても、ケガをすることがない。もちろん、カバー部材41を配設してあるため、底板34の前縁部に手が当たることで、ケガをすることもない。しかも、ネジBL1,BL2によって、側板33a,33bと底板34とカバー部材41とを連結してあるため、カバー部材41が脱落することを防止することができる。
この発明にかかる自動販売機の正面図である。 図1に示した自動販売機の内部構造を示す正面図である。 図1に示した自動販売機の内部構造を示す平面図である。 図1に示した自動販売機が備える仕切壁を示す斜視図である。 図4に示した仕切壁の断面図である。 図1に示した自動販売機が備える取出室ユニットを示す斜視図である。 図6に示した取出室ユニットに画成した取出室を示す平面図である。 図6に示した取出室ユニットが備える底板を示す側面図である。 図6に示した取出室ユニットが備えるカバー部材の横断面図である。 図8に示した底板による作用を示す説明図である。
符号の説明
10 筐体
14 断熱収容庫
20 スラントラック
20a 一方の端部
20b 他方の端部
20c ラック板
24 仕切壁(壁)
25 払出口
33a 側板(部材)
33b 側板(部材)
33c 背面板(部材)
34 底板(部材)
35 天板(部材)
37 取出室
41 カバー部材(部材)
59 商品取出口
413 収容部
BL1 ネジ(連結具)
BL1a 雄ネジ部(先端部)
BL2 ネジ(連結具)
BL2a 雄ネジ部(先端部)

Claims (1)

  1. 一方の端部から他方の端部に向けて下方に傾斜するラック板に商品を収納する複数のスラントラックと、個々のスラントラックにそれぞれ通じて各スラントラックの他方の端部から払い出された商品を収納する複数の取出室とを筐体の内部に備え、前記各取出室に臨む商品取出口を一括して開閉する小扉を、前記筐体の前面開口を覆う外扉に配設し、スラントラックから取出室に払い出された商品を外扉に配設した小扉の開放により商品取出口を通じて取り出すようにした自動販売機であって、
    筐体の内部に断熱収容庫を画成し、前記スラントラックを断熱収容庫の内部に配置する一方、前記取出室を断熱収容庫の外部に構成し、且つ断熱収容庫と取出室とを区画する壁にスラントラックおよび取出室を連通させるフラッパ付きの複数の払出口を形成し、
    さらに、前記取出室に敷設された底板は商品取出口に臨む先端側のストッパ部と、前記払出口よりも前方位置であって前記ストッパ部寄りに位置する折返部とを備え、取出室の奥側から折返部まで商品取出口に向けて下方に傾斜させる一方、前記折返部からストッパ部まで商品取出口に向けて上方に傾斜させるとともにストッパ部の先端縁部を上方に延在させてなることを特徴とする自動販売機。
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