JP4704815B2 - ガスメータ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスメータに係り、特に、ガス配管が接続される筒状のガス流入口及び流出口が突設された金属材により形成された筐体本体と、該筐体本体内に収容されかつガス流入口−ガス流出口間に接続されるガス流路と、該筐体本体内に収容されかつガス流路に流れるガス流量を電気的に計量する電気計量部と、該筐体本体にネジにより取り付けられる金属材により形成されたカバーとを備えたガスメータに関するものである。
上述したガスメータ10として図5に示されたようなものが知られている。図5(a)及び(b)は各々、従来のガスメータ10の正面図及び底面図である。図5(c)は図5(a)に示すガスメータ10のI−I線断面図である。
同図に示すように、ガスメータ10は、天面にガス配管が接続される筒状のガス流入口111及び流出口112が突設された筐体本体11と、この筐体本体11に収容され、かつガス流入口111−ガス流出口112間に接続される略U字型のガス流路12と、筐体本体11の正面開口部113を覆うように筐体本体11に取り付けられるフロントカバー13と、筐体本体11の底面開口部114を覆うように筐体本体11に取り付けられるアンダーカバー14とを備えている。
上述したガス流入口111及び流出口112は各々、その外周に上流側及び下流側ガス配管と接続するための螺旋状のネジ溝が形成されている。ガスボンベ(図示せず)から供給されたガスは、上流側ガス配管を介してガス流入口111から筐体本体11内に収容されたガス流路12に導入される。ガス流路12内に導入されたガスは、ガス流出口112から下流側ガス配管を介して家屋内に備えられるガスバーナ等の燃焼器に供給される。
また、上述した筐体本体11には、電気的にガス流路12を通過するガスを計量する電気計量部(図示せず)が収容されている。この電気計量部は、具体的には、ガス流路12内に配置され、ガス流速に応じた電気信号を出力する流速センサ(図示せず)と、上述した流速センサを制御したり、流速センサからの電気信号に基づいてガスの積算流量を演算するコントローラ(図示せず)とから構成されている。
上述したガスメータ10は、上述したコントローラや、コントローラが演算した積算流量を表示する表示器15などの電気部品を搭載する基板16をさらに備えている。上述したフロントカバー13には開口131が設けられており、この開口131を通して表示器15が露出されるようになっている。
また、上述した筐体本体11、フロントカバー13及びアンダーカバー14には各々、ネジ孔が設けられ、このネジ孔にネジ20を差し込んで、筐体本体11にフロントカバー13及びアンダーカバー14を取り付けている。
ところで、上述した筐体本体11には、ガス流入口111、ガス流出口112及びネジ孔の内側面を除いた部分に表面塗装が施されている。また、フロントカバー13及びアンダーカバー14にも上記ネジ孔の内側面を除いた部分に表面塗装が施されている。筐体本体11は、ガス流入口111及び流出口112にガス配管が電気的に接続されるためアースされている。また、ガス流路12もガス流入口111及び流出口112を介してガス配管と電気的に接続されるためアースされている。
ところで、フロントカバー13及びアンダーカバー14を筐体本体11に取り付けた状態において、フロントカバー13及びアンダーカバー14の筐体本体11との接触面は塗装されているため、その接触面では電気的に接続されていない。一方、フロントカバー13及びアンダーカバー14のネジ孔内側面は塗装が施されていないので、フロントカバー13及びアンダーカバー14はネジ20を介して筐体本体11と電気的に接続されている。つまり、フロントカバー13及びアンダーカバー14と筐体本体11との電気的接続部分は、図6に示すように、それぞれのネジ孔においてネジ20のネジ山頂点に接している部分のみである。
従って、外部から筐体本体11、フロントカバー13及びアンダーカバー14にノイズが印加された場合、筐体本体11に印加された外来ノイズはガス流入口111及び流出口112を通じるルートでアースに流れる。一方、フロントカバー13及びアンダーカバー14に印加された外来ノイズは、図6の矢印で示すように、ネジ20を通じるルートで筐体本体11に流れ込み、ガス流入口111及び流出口112を通じてアースに流れる。
ところが、ネジ20のネジ山頂点と筐体本体11、フロントカバー13及びアンダーカバー14のネジ孔内側面との接触状態は一定ではない。つまり、ネジ20の全ネジ山頂点が一様に筐体本体11、フロントカバー13及びアンダーカバー14に設けたネジ孔内側面と接しているのではなく、部分的に接触していないところがあり、その接触していない部分はネジ20によって異なる。
このため、フロントカバー13及びアンダーカバー14に印加された外来ノイズは、製品毎に異なるルートで筐体本体11に流れる。つまり、フロントカバー13及びアンダーカバー14に印加された外来ノイズのネジ20の通過ルートが製品毎に異なる。また、例えば、図5に示すように、フロントカバー13の右上、右下、左上及び左下に差し込まれるネジ20のうち、ある製品では例えば右上のネジ20のネジ山頂点とネジ孔内側面との接触部分が一番多いとする。このとき、この製品のフロントカバー13に印加された外来ノイズは、接触面積が広く、接触抵抗が小さい右上のネジ20を主に通じて筐体本体11に流れる。
一方、他の製品では例えば左上のネジ20のネジ山頂点とネジ孔内側面との接触部分が一番多いとする。このとき、この製品のフロントカバー13に印加された外来ノイズは主に左上のネジを通じて筐体本体11に流れる。アンダーカバー14についても同様のためここでは説明を省略する。このため、外来ノイズの電気的計測部に対する影響が製品毎に異なり、製品毎に異なる外来ノイズ対策を行わなければならず、実質的に外来ノイズ対策が不可能な状況となっていた。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、製品毎に外来ノイズの電気的計測部に対する影響のばらつきをなくし、計測精度向上を図ったガスメータを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、ガス配管が接続される筒状のガス流入口及び流出口が突設された金属材により形成された筐体本体と、該筐体本体内に収容されかつ前記ガス流入口−ガス流出口間に接続されるガス流路と、該筐体本体内に収容されかつ前記ガス流路に流れるガス流量を電気的に計量する電気計量部と、該筐体本体にネジにより取り付けられる金属材により形成されたカバーと、を備えたガスメータにおいて、前記筐体本体及び前記カバーには各々、互いに重ねられる部分のうち一部のみに金属材を露出させた本体側金属露出面及びカバー側金属露出面が設けられ、当該本体側金属露出面、カバー側金属露出面及びネジ孔の内側面を除いた部分に塗装が施されており、前記本体側金属露出面と前記カバー側金属露出面とが接触した状態または前記本体側金属露出面と前記カバー側金属露出面とで金属片を挟んだ状態で前記カバーが前記筐体本体に取り付けられていることを特徴とするガスメータに存する。
請求項1記載の発明によれば、筐体本体及びカバーには各々、互いに重ねられる部分のうち一部のみに金属材を露出させた本体側金属露出面及びカバー側金属露出面が設けられ、当該本体側金属露出面、カバー側金属露出面及びネジ孔の内側面を除いた部分に塗装が施されており、本体側金属露出面とカバー側金属露出面とが接触した状態または本体側金属露出面とカバー側金属露出面とで金属片を挟んだ状態でカバーが前記筐体本体に取り付けられている。従って、カバー側金属露出面と本体側金属露出面との接触面積又は金属片を介してのカバー側金属露出面と本体側金属露出面との接触面積は、ネジを介しての筐体本体とカバーとの接触面積よりも大きくすることができる。このため、外来ノイズは、ネジを通らずにカバー側金属露出面と本体側金属露出面とを通じるルートで筐体本体に流れ、その後ガス流入口及び流出口を通じてアースに流れるため、カバーに印加された外来ノイズのアースまでのルートが製品毎に異なることがない。
請求項2記載の発明は、ガス配管が接続される筒状のガス流入口及び流出口が突設された金属材により形成された筐体本体と、該筐体本体内に収容されかつ前記ガス流入口−ガス流出口間に接続される金属材により形成されたガス流路と、該筐体本体内に収容されかつ前記ガス流路に流れるガス流量を電気的に計量する電気計量部と、該筐体本体にネジにより取り付けられる金属材により形成されたカバーとを備え、前記ガス流路の全表面は塗装が施されておらず金属材が露出されているガスメータにおいて、前記カバーには、一部のみに金属材を露出させたカバー側露出面が設けられ、当該カバー側金属露出面及びネジ孔の内側面を除いた部分に塗装が施されており、前記ガス流路と前記カバー側金属露出面とが接触した状態または前記ガス流路と前記カバー側金属露出面とで金属片を挟んだ状態で前記カバーが前記筐体本体に取り付けられていることを特徴とするガスメータに存する。
請求項2記載の発明によれば、ガス流路の全表面は塗装が施されておらず金属材が露出されている。カバーには、一部のみに金属材を露出させたカバー側露出面が設けられ、当該カバー側金属露出面及びネジ孔の内側面を除いた部分に塗装が施されている。ガス流路とカバー側金属露出面とが接触した状態またはガス流路とカバー側金属露出面とで金属片を挟んだ状態でカバーが筐体本体に取り付けられている。従って、カバー側金属露出面とガス流路との接触面積は、ネジを介しての筐体本体とカバーとの接触面積よりも大きくすることができる。このため、外来ノイズは、ネジを通らずにカバー側金属露出面を通じてガス流路に流れ、その後ガス流路から筐体本体のガス流入口及び流出口を通じてアースに流れるため、カバーに印加された外来ノイズのアースまでのルートが製品毎に異なることがない。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、カバー側金属露出面と本体側金属露出面との接触面積又は金属片を介してのカバー側金属露出面と本体側金属露出面との接触面積は、ネジを介しての筐体本体とカバーとの接触面積よりも大きくすることができる。このため、外来ノイズは、ネジを通らずにカバー側金属露出面と本体側金属露出面とを通じるルートで筐体本体に流れ、その後ガス流入口及び流出口を通じてアースに流れるため、カバーに印加された外来ノイズのアースまでのルートが製品毎に異なることがないので、製品毎に外来ノイズの電気計量部に対する影響のばらつきをなくし、計測精度向上を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、カバー側金属露出面とガス流路との接触面積は、ネジを介しての筐体本体とカバーとの接触面積よりも大きくすることができる。このため、外来ノイズは、ネジを通らずにカバー側金属露出面を通じてガス流路に流れ、その後ガス流路から筐体本体のガス流入口及び流出口を通じてアースに流れるため、カバーに印加された外来ノイズのアースまでのルートが製品毎に異なることがないので、製品毎に外来ノイズの電気計量部に対する影響のばらつきをなくし、計測精度向上を図ることができる。
以下、本発明のガスメータについて図面を参照して以下説明する。図1(a)及び(b)は各々、本発明のガスメータの一実施形態を示す正面図及び底面図であり、(c)は(a)に示すガスメータ10のII−II線断面図である。図2(a)及び(b)は、図1のガスメータ10を構成する筐体本体11の正面図及び底面図であり、(c)は(a)に示す筐体本体11のIII−III線断面図である。図3は、図1に示すガスメータ10を構成するフロントカバー13の背面図である。図4は、図1に示すガスメータ10を構成するアンダーカバー14の天面図である。
図1及び図2に示すように、ガスメータ10は、ガス配管が接続される筒状のガス流入口111及び流出口112が突設された金属材により形成された筐体本体11と、この筐体本体11内に収容されかつガス流入口111−ガス流出口112間に接続される略U字型の金属材により形成されたガス流路12と、この筐体本体11内に収容されかつガス流路12に流れるガス流量を電気的に計量する電気計量部(図示せず)と、筐体本体11にネジ20により取り付けられる金属材により形成されたカバーとしてのフロントカバー13及びアンダーカバー14とを備えている。
上述した筒状のガス流入口111及び流出口112は各々、その外周に上流側及び下流側ガス配管と接続するための螺旋状のネジ溝が形成されている。ガスボンベ(図示せず)から供給されたガスは、上流側ガス配管を介してガス流入口111から筐体本体11内に収容されたガス流路12に導入される。ガス流路12内に導入されたガスは、ガス流出口112から下流側ガス配管を介して家屋内に備えられるガスバーナ等の燃焼器に供給される。
また、上述した電気計量部は、ガス流路12内に配置した例えば超音波式や、熱式といった流速センサが出力するガス流速に応じた電気信号に基づいてガス流量を計量するものであり、上記流速センサと、流速センサを制御したり、流速センサからの電気信号に基づいてガス流量を計量するコントローラと(何れも図示せず)から構成されている。
また、上述したフロントカバー13は、筐体本体11の正面開口部113を覆うように筐体本体11に取り付けられている。アンダーカバー14は、筐体本体11の底面開口部114を覆うように筐体本体11に取り付けられている。
上述したガスメータ10は、上述したコントローラや、コントローラが計量した積算流量を表示する表示器15などの電気部品を搭載する基板16をさらに備えている。上述したフロントカバー13には開口131が設けられており、この開口131を通して表示器15が露出されるようになっている。
また、上述した筐体本体11の正面及びフロントカバー13には各々、4箇所のネジ孔115(図2(a))、ネジ孔132(図3)が設けられ、このネジ孔115、132にネジ20を差し込んで筐体本体11にフロントカバー13を取り付けている。一方、上述した筐体本体11の底面及びアンダーカバー14の周縁突部141の天面にも各々、4箇所のネジ孔116(図2(b))、ネジ孔142(図4)が設けられ、このネジ孔116、142にネジ20を差し込んで筐体本体11にアンダーカバー14を取り付けている。
筐体本体11にはまた、図2に示すように、正面開口部113周縁から突起するタブ状部117が設けられている。このタブ状部117の正面は、塗装が施されておらず、金属材が露出している本体側金属露出面117aとなる。また、ガス流入口111及び流出口112、ネジ孔115、116の内側面も、ネジ接続部となるため塗装が施されていない。一方、筐体本体11表面の本体側金属露出面117a、ガス流入口111及び流出口112、ネジ孔115、116の内側面を除いた部分は、塗装が施された塗装面となっており、錆などを防止すると共に、美観向上を図っている。
また、図3に示すように、フロントカバー13背面において、フロントカバー13を筐体本体11に取り付けたときに本体側金属露出面117aと接触する図中点線で囲まれた面は、塗装が施されておらず、金属材が露出するフロントカバー側金属露出面133が形成されている。さらに、ネジ孔132の内側面も、ネジ接続部となるため塗装が施されていない。一方、フロントカバー13表面のフロントカバー側金属露出面133及びネジ孔132の内側面を除いた部分は、塗装が施された塗装面となっており、錆などを防止すると共に、美観向上を図っている。
以上の構成によれば、図1(c)に示すように、筐体本体11に設けられた本体側金属露出面117aとフロントカバー13に設けられたフロントカバー側金属露出面133とが接触した状態でフロントカバー13が筐体本体11に取り付けられる。フロントカバー側金属露出面133と本体側金属露出面117aとの接触面積は、ネジ20を介しての筐体本体11とフロントカバー13との接触面積よりも大きくすることができる。
このため、フロントカバー13に印加された外来ノイズは、互いの接触面積が小さく、接触抵抗が大きいネジ20を介したルートは通らず、互いの接触面積が大きく、接触抵抗が小さいフロントカバー側金属露出面133と本体側金属露出面117aとを通じるルートで筐体本体11に流れ、その後ガス流入口111及び流出口112、ガス配管を通じてアースに流れる。従って、フロントカバー13に印加された外来ノイズのアースまでのルートが製品毎に異なることがないので、製品毎に外来ノイズの電気的計測部に対する影響のばらつきをなくし、計測精度向上を図ることができる。
また、ガス流路12の全表面は、塗装が施されておらず、金属材が露出している流路側金属露出面121となっている。さらに、図4に示すように、アンダーカバー14のガス流路12底面と対向する図中点線で囲まれた面は、塗装が施されておらず、金属材が露出するアンダーカバー側金属露出面143が形成されている。また、アンダーカバー14表面のアンダーカバー側金属露出面143を除いた部分は、塗装が施された塗装面となっており、錆などを防止すると共に、美観向上を図っている。
そして、図1(c)に示すように、ガス流路12の流路側金属露出面121である底面とアンダーカバー14に形成されたアンダーカバー側金属露出面143との間で金属片30を挟んだ状態でアンダーカバー14が筐体本体11に取り付けられる。従って、金属片30を介したアンダーカバー側金属露出面143と流路側金属露出面121との接触面積を、ネジ20を介した筐体本体11とアンダーカバー14との接触面積よりも大きくすることができる。
このため、アンダーカバー14に印加された外来ノイズは、互いの接触面積が小さく、接触抵抗が大きいネジ20を介したルートは通らず、互いの接触面積が大きく、接触抵抗が小さいアンダーカバー側金属露出面143と流路側金属露出面121とを通じてガス流路12に流れ、その後ガス流路12からガス流入口111及び流出口112、ガス配管を通じてアースに流れる。従って、アンダーカバー14に印加された外来ノイズのアースまでのルートが製品毎に異なることがないので、製品毎に外来ノイズの電気的計測部に対する影響のばらつきをなくし、計測精度向上を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、カバーとしてフロントカバー13やアンダーカバー14を例にして説明していたが、本発明はこれに限らず、筐体本体11にネジ20により取り付けられる金属材からなるカバーであればよい。
また、上述した実施形態では、筐体本体11に設けた本体側金属露出面117aとフロントカバー13に設けたフロントカバー側金属露出面133とが直接、接触した状態で、フロントカバー13が筐体本体11に取り付けられていた。しかしながら、本発明はこれに限らず、例えば、筐体本体11に設けられた本体側金属露出面117aとフロントカバー13に設けられたフロントカバー側金属露出面133とで金属片30を挟んだ状態でフロントカバー13を筐体本体11に取り付けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、本体側金属露出面117aとフロントカバー側金属露出面133とを接触した状態で、フロントカバー13を筐体本体11に取り付けていた。しかしながら、例えば、フロントカバー13の背面において、筐体本体11の正面開口部113及びガス流路12正面の両方に対向する位置にフロントカバー側金属露出面133を設け、フロントカバー金属露出面133とこれに対向するガス流路12の流路側金属露出面121である正面とで金属片30を挟んだ状態でフロントカバー13を筐体本体11に取り付けてもよい。
また、フロントカバー13背面にガス流路12正面に向けて凸となり、かつガス流路12正面に接触する突部を設けて、その突部とガス流路12正面との接触面を各々金属露出面としたり、ガス流路12正面にフロントカバー13背面に向けて凸となり、かつフロントカバー13背面に接触する突部を設けて、その突部とフロントカバー13正面との接触面を各々金属露出面とすれば、フロントカバー13に設けたフロントカバー側金属露出面133とガス流路12に設けた流路側金属露出面121とを直接、接触させることも考えられる。
この場合も、フロントカバー側金属露出面133と流路側金属露出面121との接触面積を、ネジ20を介しての筐体本体11とフロントカバー13との接触面積よりも大きくすることができる。このため、フロントカバー13に印加された外来ノイズは、互いの接触面積が小さく、接触抵抗が大きいネジ20を介して筐体本体11を通るルートは通らず、互いの接触面積が大きく、接触抵抗が小さいフロントカバー側金属露出面133と流路側金属露出面121とを通じるルートでガス流路12に流れ、その後ガス流入口111及び流出口112、ガス配管を通じてアースに流れる。従って、同様に、フロントカバー13に印加された外来ノイズのアースまでのルートが製品毎に異なることがないので、製品毎に外来ノイズの電気的計測部に対する影響のばらつきをなくし、計測精度向上を図ることができる。
また、上述した実施形態では、ガス流路12に設けた流路側金属露出面121とアンダーカバー14に設けたアンダーカバー側金属露出面143とで金属片30を挟んだ状態で、アンダーカバー14を筐体本体11に取り付けていた。しかしながら、本発明はこれに限らず、例えば、アンダーカバー14天面にガス流路12底面に向けて凸となり、かつガス流路12底面に接触する突部を設けて、その突部とガス流路12底面との接触面を各々金属露出面としたり、逆にガス流路12底面にアンダーカバー14天面に向けて凸となり、かつアンダーカバー14天面に接触する突部を設けて、その突部とアンダーカバー14天面との接触面を各々金属露出面にして、アンダーカバー14に設けたアンダーカバー側金属露出面143とガス流路12に設けた流路側金属露出面121とを直接、接触させることも考えられる。
また、図2(b)に示すように、筐体本体11底面のアンダーカバー14と接触する面の少なくとも一部に本体側金属露出面117aを設け、図3(c)に示すように、アンダーカバー14の本体側金属露出面117aと接する部分にアンダーカバー側金属露出面143を設け、アンダーカバー14に設けたアンダーカバー側金属露出面143と筐体本体11に設けた本体側金属露出面117aとを接触させた状態でアンダーカバー14を筐体本体11に取り付けることも考えられる。さらに、アンダーカバー14に設けたアンダーカバー側金属露出面143と筐体本体11に設けた本体側金属露出面117aとで金属片30を挟んだ状態でアンダーカバー14を筐体本体11に取り付けても良い。
この場合、アンダーカバー側金属露出面143と本体側金属露出面117aとの接触面積を、ネジ20を介しての筐体本体11及びアンダーカバー14との接触面積よりも大きくすることができる。このため、アンダーカバー14に印加された外来ノイズは、互いの接触面積が小さく、接触抵抗が大きいネジ20を介して筐体本体11を通るルートは通らず、互いの接触面積が大きく、接触抵抗が小さいアンダーカバー側金属露出面143と本体側金属露出面117aとを通じるルートで筐体本体11に流れ、その後ガス流入口111及び流出口112、ガス配管を通じてアースに流れる。
また、筐体本体11、ガス流路12、フロントカバー13及びアンダーカバー14において金属露出面を設ける位置はこの例に限ったものではなく、フロントカバー13やアンダーカバー14を筐体本体11に取り付けた状態で互いに接触する位置であればどこでもよい。また、金属露出面間で金属片30を挟めるような位置であればどこでもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
(a)及び(b)は各々、本発明のガスメータ10の一実施形態を示す正面図及び底面図であり、(c)は(a)に示すガスメータ10のII−II線断面図である。 (a)及び(b)は、図1のガスメータ10を構成する筐体本体11及びガス流路12の正面図及び底面図であり、(c)は(a)に示すガスメータ10のIII−III線断面図である。 図1に示すガスメータ10を構成するフロントカバー13の背面図である。 図1に示すガスメータ10を構成するアンダーカバー14の天面図である。 (a)及び(b)は各々、従来のガスメータ10の一例を示す正面図及び底面図であり、(c)は(a)に示すガスメータ10のI−I線断面図である。 筐体本体11、フロントカバー13又はアンダーカバー14に形成されたネジ孔とこのネジ孔に挿入されたネジの部分断面図である。
符号の説明
10 ガスメータ
11 筐体本体
12 ガス流路
13 フロントカバー(カバー)
14 アンダーカバー(カバー)
20 ネジ
30 金属片
111 ガス流入口
112 ガス流出口
117a 本体側金属露出面
133 フロントカバー側金属露出面(カバー側金属露出面)
121 流路側金属露出面
143 アンダーカバー側金属露出面(カバー側金属露出面)

Claims (2)

  1. ガス配管が接続される筒状のガス流入口及び流出口が突設された金属材により形成された筐体本体と、該筐体本体内に収容されかつ前記ガス流入口−ガス流出口間に接続されるガス流路と、該筐体本体内に収容されかつ前記ガス流路に流れるガス流量を電気的に計量する電気計量部と、該筐体本体にネジにより取り付けられる金属材により形成されたカバーと、を備えたガスメータにおいて、
    前記筐体本体及び前記カバーには各々、互いに重ねられる部分のうち一部のみに金属材を露出させた本体側金属露出面及びカバー側金属露出面が設けられ、当該本体側金属露出面、カバー側金属露出面及びネジ孔の内側面を除いた部分に塗装が施されており、
    前記本体側金属露出面と前記カバー側金属露出面とが接触した状態または前記本体側金属露出面と前記カバー側金属露出面とで金属片を挟んだ状態で前記カバーが前記筐体本体に取り付けられている
    ことを特徴とするガスメータ。
  2. ガス配管が接続される筒状のガス流入口及び流出口が突設された金属材により形成された筐体本体と、該筐体本体内に収容されかつ前記ガス流入口−ガス流出口間に接続される金属材により形成されたガス流路と、該筐体本体内に収容されかつ前記ガス流路に流れるガス流量を電気的に計量する電気計量部と、該筐体本体にネジにより取り付けられる金属材により形成されたカバーとを備え、前記ガス流路の全表面は塗装が施されておらず金属材が露出されているガスメータにおいて、
    前記カバーには、一部のみに金属材を露出させたカバー側露出面が設けられ、当該カバー側金属露出面及びネジ孔の内側面を除いた部分に塗装が施されており、
    前記ガス流路と前記カバー側金属露出面とが接触した状態または前記ガス流路と前記カバー側金属露出面とで金属片を挟んだ状態で前記カバーが前記筐体本体に取り付けられている
    ことを特徴とするガスメータ。
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