JP2001251086A - インバータ制御装置の収納装置 - Google Patents

インバータ制御装置の収納装置

Info

Publication number
JP2001251086A
JP2001251086A JP2000062905A JP2000062905A JP2001251086A JP 2001251086 A JP2001251086 A JP 2001251086A JP 2000062905 A JP2000062905 A JP 2000062905A JP 2000062905 A JP2000062905 A JP 2000062905A JP 2001251086 A JP2001251086 A JP 2001251086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
back cover
inverter control
control device
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000062905A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiyoshi Sonoda
道▲吉▼ 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000062905A priority Critical patent/JP2001251086A/ja
Publication of JP2001251086A publication Critical patent/JP2001251086A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部に放射ノイズを放出することを抑制でき
るインバータ制御装置の収納装置を提供することであ
る。 【解決手段】 インバータ制御装置を収納する筐体1と
筐体1の裏面側を覆う裏面カバー2とが接する部分及び
筐体1と扉3とが接する部分は、塗装の際にマスキング
する。そして、裏面カバー2や扉3を筐体1に取り付け
る際には、そのマスキングにより露出している導電性部
材同士を接触させて取り付ける。これにより、接触面で
の抵抗を抑制し漏洩電流による放射ノイズの発生を抑制
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ制御に
伴う半導体素子のスイッチング動作時に発生する放射ノ
イズを低減することができるインバータ制御装置の収納
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータ制御に使用する半導体素子と
して、サイリスタからトランジスタ、IGBTと変遷し、素
子の高速スイッチング化が可能となっている。そして、
スイッチングロスの低減によりインバータ制御装置の小
型化やキャリア周波数の増大により制御性能の向上が図
られている。
【0003】半導体素子の高速スイッチング化に伴い、
スイッチング時のdV/dtが急激に増加する。これに伴
い、装置または電源と対置間に存在する浮遊容量により
漏れ電流が増加し、伝導ノイズによる機器誤動作が発生
するようになっている。この伝導ノイズに対してはノイ
ズフィルタを電源ラインに入れて対策を取っている。
【0004】図12は、従来におけるインバータ制御装
置を収納する筐体の裏面カバーの取り付けの説明図であ
る。インバータ制御装置を収納する筐体1の裏面には裏
面カバー2が直接的に取り付けられる。筐体1と裏面カ
バー2は全面塗装が施され、それらの接触面は塗装によ
り絶縁されほとんど無限大の抵抗値になっている。
【0005】図13は、従来におけるインバータ制御装
置を収納する筐体の扉の説明図である。図13(a)は
その斜視図、図13(b)は一部切欠側面図である。こ
の場合も筐体1及び扉3は全面塗装されている。また、
扉3を閉じた状態では、図13(b)に示すように、扉
3のヒンジ4により筐体1と扉3との間に隙間ができて
いる。
【0006】図14は、従来におけるインバータ制御装
置を収納するパネルフレーム構成の筐体の天井カバー及
び裏面カバーの取り付けの説明図である。図14(a)
は一部切欠斜視図、図14(b)は一部切欠側面図であ
る。図14(a)に示すように、左右の側面パネル5
a、5bに対し、天井ビーム6がボルト締めして固定さ
れる。このようにして組み立てられたパネルフレームに
対し、裏面カバー2及び天井カバー7が取り付けられ
る。この場合、図14(b)から分かるように、側面パ
ネル5a、5b野天上面に天井カバー7が取り付けられ
るので、側面パネル5a、5bの折り曲げ部の板厚だけ
天井ビーム6と天井カバー7との間に隙間Δdができ
る。同様に、裏面カバー2と天井ビーム6との間にも隙
間ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】筐体に収納されたイン
バータ制御装置の半導体素子のスイッチング時におい
て、dV/dtが発生したときには、空中に放射ノイズが放
射される。従って、インバータ制御装置の筐体に隙間が
あるときは、放射ノイズはその隙間を通って外部に放出
されることになる。また、インバータ制御装置の筐体と
カバー類の金属同士の接触がほぼ0Ωになっていない場
合、その接触面に抵抗値が発生し、インバータ制御装置
に発生したdV/dtによる対アース間の電位差とその抵抗
面を通って発生したカバー類の電位差に差が生じて、そ
の間を商用周波数の漏洩電流が流れる。このときに、カ
バー面を介して放射ノイズが放出される場合がある。こ
の放射ノイズにより無線機器にノイズが混入し音響雑音
を発生させたり、機器誤動作を発生させたりする。
【0008】このようにインバータ制御装置の筐体に
は、放射ノイズ対策が実施されていない。すなわち、イ
ンバータ制御装置の筐体とカバー類の抵抗低減によるパ
ネル間の同電位化が行われていない上に、扉及びフレー
ム間の板厚分の隙間がある。このことから、インバータ
制御装置の筐体内に放射ノイズを溜めておくことができ
ず、放射ノイズを外部に放射する状態でインバータ制御
が行われるので、放射ノイズに対する環境が非常に悪い
状態であった。
【0009】本発明の目的は、外部に放射ノイズを放出
することを抑制できるインバータ制御装置の収納装置を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
インバータ制御装置の収納装置は、塗装が施された導電
性部材で形成され、筐体にインバータ制御装置を収納
し、その筐体の全面にはヒンジによる開閉式の扉を取り
付け、前記筐体の裏面には裏面カバーを取り付けたイン
バータ制御装置の収納装置において、前記筐体と前記裏
面カバーが接する部分及び前記筐体と扉とが接する部分
は、塗装の際にマスキングされて導電性部材同士で接触
することを特徴とする。
【0011】請求項1の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置では、インバータ制御装置を収納する筐体
と筐体の裏面側を覆う裏面カバーとが接する部分及び筐
体と扉とが接する部分は、塗装の際にマスキングする。
そして、裏面カバーや扉を筐体に取り付ける際には、そ
のマスキングにより露出している導電性部材同士を接触
させて取り付ける。これにより、接触面での抵抗を抑制
し漏洩電流による放射ノイズの発生を抑制する。
【0012】請求項2の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置は、請求項1の発明において、前記筐体
は、前記裏面カバーと接する部分が前記筐体の塗装の際
にマスキングされ導電性部材が露出した筐体側マスキン
グ部を備え、前記裏面カバーは、前記筐体と接する部分
が前記裏面カバーの塗装の際にマスキングされ導電性部
材が露出した裏面カバー側マスキング部と、前記裏面カ
バー側マスキング部の内側に断面がL字状の4本のサポ
ート部材で形成された箱形枠とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】請求項2の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置では、請求項1の発明において、裏面カバ
ーは筐体側マスキング部と裏面カバー側マスキング部と
を接触させて筐体の裏面に取り付けられる。裏面カバー
の内側に設けられた箱形枠は、裏面カバーを機械的に補
強すると共に放射ノイズを抑制し外部への放出を抑制す
る。
【0014】請求項3の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置は、請求項1の発明において、前記筐体
は、前記扉と対面する前記筐体部分が前記筐体の塗装の
際にマスキングされ導電性部材が露出した筐体側マスキ
ング部を備え、前記扉は、前記筐体と対面する前記扉部
分が前記扉の塗装の際にマスキングされ導電性部材が露
出した扉側マスキング部と、前記扉側マスキング部の内
側に導電性の4本のクリップ止め用サポート部材で形成
された箱形枠と、前記箱形枠の各々のクリップ止め用サ
ポート部材に取り付けられ前記扉が閉じられたとき前記
筐体側マスキング部と圧接する導電性部材のシールドク
リップとを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項3の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置では、請求項1の発明において、筐体側マ
スキング部と扉側のシールドクリップとを接触させて、
扉は筐体の正面に取り付けられる。シールドクリップは
扉側マスキング部に取り付けられた箱体枠のクリップ止
め用サポート部材に取り付けられる。クリップ止め用サ
ポート部材は、シールドクリップを保持すると共にヒン
ジによる扉と筐体との隙間を補償する。これにより、扉
が閉じられたときの扉と筐体との密着度を高め放射ノイ
ズの外部への放出を抑制する。
【0016】請求項4の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項
の発明において、前記筐体は、上部に設けられた天井ビ
ームと、前記天井ビームに固定され筐体の側面を形成す
ると共に筐体の裏面では前記裏面カバーを取り付ける側
面パネルと、前記天井ビーム及び前記側面パネルの上部
に搭載して設けられた天井カバーと、前記天井ビームと
天井カバーとの間の隙間及び前記天井ビームと前記裏面
カバーとの間の隙間を塞ぐ補助サポート部材とを備えた
ことを特徴とする。
【0017】請求項4の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置では、請求項1乃至請求項3のいずれか1
項の発明において、筐体が、天井ビーム、側面パネル、
天井カバー等のパネルフレームで構成で構成された場合
には、天井ビームと天井カバーとの間の隙間及び天井ビ
ームと裏面カバーとの間の隙間を補助サポート部材で塞
ぐ。これにより、パネルの厚みにより生じる隙間から外
部に放出される放射ノイズを抑制する。
【0018】請求項5の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置は、請求項4の発明において、前記筐体の
上部で前記補助サポート部材と前記天井カバーとが当接
する部分、前記筐体の上部で前記側面パネルと前記天井
カバーとが当接する部分、前記筐体の裏面で前記補助サ
ポート部材と前記裏面カバーとが当接する部分、前記筐
体の裏面で前記側面パネルと前記裏面カバーとが当接す
る部分、前記補助サポート部材と天井ビームとが当接す
る部分は、塗装の際にマスキングされ導電性部材が露出
したマスキング部を形成していることを特徴とする。
【0019】請求項5の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置では、請求項4の発明において、天井ビー
ム、側面パネル、天井カバー、補助サポート部材が接触
する部分は、塗装の際にマスキングする。そして、導電
性部材同士で接触して取り付ける。これにより、接触面
での抵抗を抑制し漏洩電流による放射ノイズの発生を抑
制する。
【0020】請求項6の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置は、請求項4の発明において、前記補助サ
ポート部材に代えて、前記裏面カバーの先端部に裏面カ
バー折り曲げ部を設け、この裏面カバー折り曲げ部によ
り前記天井ビームと天井カバーとの間の隙間及び前記天
井ビームと前記裏面カバーとの間の隙間を塞ぐことを特
徴とする。
【0021】請求項6の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置では、請求項4の発明において、天井ビー
ムと天井カバーとの間の隙間及び天井ビームと裏面カバ
ーとの間の隙間を補助サポート部材に代えて裏面カバー
と一体となった裏面カバー折り曲げ部で塞ぐ。これによ
り、パネルの厚みにより生じる隙間から外部に放出され
る放射ノイズを抑制する。
【0022】請求項7の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置は、請求項6の発明において、前記筐体の
上部で前記裏面カバー折り曲げ部と前記天井カバーとが
当接する部分、前記筐体の上部で前記側面パネルと前記
天井カバーとが当接する部分、前記筐体の裏面で前記側
面パネルと前記裏面カバーとが当接する部分、前記裏面
カバー折り曲げ部と天井ビームとが当接する部分は、塗
装の際にマスキングされ導電性部材が露出したマスキン
グ部を形成していることを特徴とする。
【0023】請求項7の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置では、請求項6の発明において、天井ビー
ム、側面パネル、天井カバー、裏面カバー折り曲げ部が
接触する部分は、塗装の際にマスキングする。そして、
導電性部材同士で接触して取り付ける。これにより、接
触面での抵抗を抑制し漏洩電流による放射ノイズの発生
を抑制する。
【0024】請求項8の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項
の発明において、前記インバータ制御装置を構成する構
成要素が搭載される固定サポート部材を前記筐体内に設
け、前記固定サポート部材が取り付けられる取付部分
は、塗装の際にマスキングされ導電性部材が露出したマ
スキング部を形成していることを特徴とする。
【0025】請求項8の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置では、請求項1乃至請求項7のいずれか1
項の発明において、筐体内の固定サポート部材が取り付
けられる取付部分は、塗装の際にマスキングする。そし
て、固定サポート部材を筐体内に取り付ける際には、そ
のマスキングにより露出している導電性部材と固定サポ
ートとを接触させて取り付ける。これにより、接触面で
の抵抗を抑制し漏洩電流による放射ノイズの発生を抑制
する。
【0026】請求項9の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置は、請求項1項の発明において、前記筐体
は、アングルを溶接して直方体に組み立てたアングルフ
レームを形成し、側面パネルは、前後上部の三方から内
折りにして箱状に形成し、前記側面パネルを前記アング
ルフレームに取り付けた状態で前記側面パネルの外側の
折り曲げ部を前記側面パネルの塗装の際にマスキングし
て裏面カバー及び天井カバーが取り付けるられるマスキ
ング部を形成したことを特徴とする。
【0027】請求項9の発明に係わるインバータ制御装
置の収納装置では、請求項1項の発明において、筐体が
アングルフレームで形成された場合には、前後上部の三
方から内折りにして箱状に形成した側面パネルをアング
ルフレームに取り付ける。この状態で側面パネルの外側
の折り曲げ部を側面パネルの塗装の際にマスキングす
る。そして、裏面カバーや天井カバーを筐体に取り付け
る際には、そのマスキングにより露出している導電性部
材と同士を接触させて取り付ける。これにより、アング
ルフレーム、側面パネル、裏面カバー、天井カバーの接
触面での抵抗を抑制し漏洩電流による放射ノイズの発生
を抑制する。
【0028】請求項10の発明に係わるインバータ制御
装置の収納装置は、請求項1乃至請求項9のいずれか1
項の発明において、前記扉、裏面カバー、天井カバー、
側面パネル、サポート部材を形成する導電性部材とし
て、亜鉛メッキ鋼板を使用することを特徴とする。
【0029】請求項10の発明に係わるインバータ制御
装置の収納装置では、請求項1乃至請求項9のいずれか
1項の発明において、亜鉛メッキ鋼板は、溶接強度を十
分にとれマスキング面に錆が発生しないので、扉、裏面
カバー、天井カバー、側面パネル、サポート部材の材料
として使用する。
【0030】請求項11の発明に係わるインバータ制御
装置の収納装置は、請求項9の発明において、前記アン
グルフレームを形成する導電性部材として、メッキ処理
を施した鉄を使用することを特徴とする。
【0031】請求項11の発明に係わるインバータ制御
装置の収納装置では、請求項9の発明において、鉄のア
ングルを溶接した後にメッキ処理をするか、鉄にメッキ
処理を施したアングルを溶接してアングルフレームを形
成する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わるインバ
ータ制御装置の収納装置の斜視図である。
【0033】インバータ制御装置を収納する筐体1は、
塗装が施された導電性部材で形成される。その筐体1の
前面には、図示は省略するがヒンジによる開閉式の扉が
取り付けられ、一方、筐体1の裏面には図1に示すよう
に裏面カバー2が取り付けられる。
【0034】そして、筐体1と裏面カバー2とが接する
部分は、塗装の際にマスキングされる。すなわち、筐体
1には筐体側マスキング部8が形成される。この筐体側
マスキング部8は、筐体1の塗装の際にマスキングされ
導電性部材が露出した状態となっており、裏面カバー2
を筐体1に取り付ける際には、この筐体側マスキング部
8が後述の裏面カバー側マスキング部と接触して取り付
けられることになる。
【0035】図2は、裏面カバー2の説明図であり、図
2(a)は上面図、図2(b)は背面図、図2(c)は
側面図である。
【0036】図2(b)に示すように、裏面カバー2に
は裏面カバー側マスキング部9が形成されている。この
裏面カバー側マスキング部9は、裏面カバー2を筐体1
に取り付ける際に、筐体1と接する部分に形成される。
すなわち、その部分は裏面カバーの塗装の際にマスキン
グされ導電性部材が露出した状態となっている。そし
て、裏面カバー2を筐体1に取り付ける際には、筐体側
マスキング部8と裏面カバー側マスキング部9と接触し
て取り付けることになる。これにより、接触面での抵抗
値をほぼ0になるようにしている。
【0037】また、裏面カバー側マスキング部9の内側
には、箱形枠10が形成されている。この箱形枠10は
断面がL字状の4本のサポート部材11で形成される。
L字状の一方の面を裏面カバー2の背面に接触させて溶
接またはネジ止め等で取り付け、他方の面は裏面カバー
2に垂直方向になるようにしている。そして、4つの角
を隙間なく溶接により密着させ、垂直方向のサポート部
材11が裏面カバー2に対し箱形枠を形成するようにし
ている。
【0038】また、裏面カバー2を筐体1に取り付ける
際には、垂直方向に突出した箱形枠10が筐体側マスキ
ング部8の内側に入り込み、裏面カバーマスキング部9
が筐体側マスキング部8に接触するように構成されてい
る。
【0039】この箱形枠10は裏面カバー2の強度を向
上させるための補強部材としての役目を果すと共に、筐
体1の内部で発生した放射ノイズを抑制する役目も果た
している。図3に示すように、いま、放射ノイズNが筐
体側マスキング部8と裏面カバー側マスキング部9との
接触面に向かっていたとすると、その放射ノイズNはサ
ポート部材11に当たり筐体1内部に反射される。つま
り、筐体側マスキング部8と裏面カバー側マスキング部
9との密着度が不完全であったとしても箱形枠10によ
り放射ノイズを抑制できるので、二重の放射ノイズ低減
を図ることができる。
【0040】このように、第1の実施の形態によれば、
筐体1と裏面カバー2との接触面をマスキング部8、9
により接続して同電位化するので、裏面カバー2自体か
らの放射ノイズの発生を抑制できる。また、裏面カバー
2に取り付けられた箱形枠10により筐体1内部の放射
ノイズを外部に放射することを防止できる。
【0041】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図4は本発明の第2の実施の形態に係わるインバー
タ制御装置の収納装置の斜視図である。この第2の実施
の形態は、筐体1に扉3を取り付ける場合のものであ
る。筐体1の前面には、ヒンジによる開閉式の扉3が取
り付けられる。
【0042】扉3と対面する筐体部分は塗装の際にマス
キングされる。すなわち、筐体1には筐体側マスキング
部8が形成される。この筐体側マスキング部8は、筐体
1の塗装の際にマスキングされ導電性部材が露出した状
態となっている。一方、扉3には導電性部材(例えば銅
製)のシールドクリップ12が取り付けられており、扉
3が閉じられたとき筐体側マスキング部8と圧接するよ
うになっている。
【0043】図5は、扉3の説明図であり、図5(a)
は上面図、図5(b)は背面図、図5(c)は側面図で
ある。図5(b)において、扉3の背面には箱形枠10
Aが導電性の4本のクリップ止め用サポート部材13a
〜13dで形成されている。この4本のクリップ止め用
サポート部材13a〜13dは、図5(b)では図示を
省略するが、扉3の塗装の際にマスキングされて形成さ
れた扉側マスキング部に取り付けられる。そして、それ
ぞれのクリップ止め用サポート部材13a〜13dには
シールドクリップ12が取り付けられる。
【0044】図6は、シールドクリップ12及びクリッ
プ止め用サポート部材13a〜13dの説明図である。
図6(a)はシールドクリップ12の斜視図、図6
(b)はシールドクリップ12をクリップ止め用サポー
ト部材13a〜13dに取り付け状態を示す上面図、図
6(c)はシールドクリップ12をクリップ止め用サポ
ート部材13a〜13dに取り付け状態を示す側面図で
ある。
【0045】図6(a)に示すように、シールドクリッ
プ12は断面がS字状のクリップ状に形成されている。
すなわち、半楕円部とバネ状になったパネル押圧部で形
成され、図6(b)及び図6(c)に示すように、クリ
ップ止め用サポート部材13を挟持して保持される。ク
リップ止め用サポート13は扉3の内面に取り付けら
れ、その一部が垂直方向に突出して形成され、さらにシ
ールドクリップ12を挟持する部分を有している。垂直
方向に突出した部分は扉3のヒンジの取り付け間隔を保
持するためのものである。
【0046】第2の実施の形態によれば、扉3を閉めた
とき筐体側マスキング部8と扉3側のシールドクリップ
12とが密着して取り付けられるので、放射ノイズの放
出を防ぐことができる。また、筐体1と扉3との接触面
は、抵抗値がほぼ0であるので、扉3側を通した放射ノ
イズの発生を防止できる。さらに、クリップ止め用サポ
ート部材13の垂直方向部分の長さを調整することによ
り、シールドクリップ12の押圧力を自由に代えること
ができる、接触抵抗のゼロ化調整も自由に行うことがで
きる。
【0047】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図7は本発明の第3の実施の形態に係わるインバー
タ制御装置の収納装置の斜視図である。この第3の実施
の形態は、筐体1が、天井ビーム、側面パネル、天井カ
バー等のパネルフレームで構成で構成された場合のもの
であり、図14に示した従来例に対し、天井ビーム6と
天井カバーとの間の隙間及び天井ビーム6と裏面カバー
との間の隙間を補助サポート部材14で塞ぐようにし、
また、取り付けの際にこれらが接する部分にマスキング
部15を設けたものである。これにより、パネルの厚み
により生じる隙間から外部に放出される放射ノイズを抑
制する。
【0048】筐体1の上部には天井ビーム6が設けら
れ、この天井ビーム6に側面パネル5a、5bが固定さ
れる。また、図示は省略するが筐体1の裏面には裏面カ
バーが取り付けるられ、天井ビーム12及び側面パネル
5a、5bの折り曲げ部の上部に天井カバーが搭載して
設けられる。また、天井ビーム6には補助サポート部材
14が設けられ、天井ビーム6と天井カバーとの間に形
成される隙間、及び天井ビーム6と裏面カバーとの間に
形成される隙間を塞ぐようにしている。
【0049】そして、筐体1の上部では、補助サポート
部材14と天井カバー6とが当接する部分にマスキング
部15aを形成し、側面パネル5a、5bと天井カバー
とが当接する部分にマスキング部15bを形成する。同
様に、筐体1の裏面では、補助サポート部材14と裏面
カバーとが当接する部分にマスキング部15cを形成
し、側面パネル5a、5bと裏面カバーとが当接する部
分にマスキング部15dを形成する。さらに、図示は省
略するが、補助サポート部材14と天井ビーム6とが当
接する部分にマスキング部を形成する。これらマスキン
グ部15は、塗装の際にマスキングされ導電性部材が露
出した状態となっている。
【0050】天井カバーや裏面カバーの取り付けの際に
は、これらのマスキング部15の導電性部材と、天井カ
バー及び裏面カバーのマスキング部の導電性部材との間
を接触して取り付ける。
【0051】以上の説明では、補助サポート14を設け
て、天井ビームと天井カバーとの間の隙間及び天井ビー
ムと裏面カバーとの間の隙間を塞ぐようにしたが、図8
に示すように、補助サポート部材14に代えて、裏面カ
バー2の先端部に裏面カバー折り曲げ部16を設け、こ
の裏面カバー折り曲げ部16により天井ビーム6と天井
カバーとの間の隙間及び天井ビーム6と裏面カバー2と
の間の隙間を塞ぐようにしても良い。
【0052】この場合、筐体1の上部では、裏面カバー
折り曲げ部16と天井カバーとが当接する部分にマスキ
ング部15eを形成し、側面パネル5a、5bと天井カ
バーとが当接する部分にマスキング部15eを形成す
る。また、図示は省略するが、筐体1の裏面では、側面
パネル5a、5bと裏面カバー2とが当接する部分にマ
スキング部を形成すると共に、裏面カバー折り曲げ部1
6と天井ビーム6とが当接する部分にマスキング部を形
成する。
【0053】この第3の実施の形態によれば、天井ビー
ムと天井カバーとの間の隙間及び天井ビームと裏面カバ
ーとの間の隙間を補助サポート部材または裏面カバー折
り曲げ部16で塞ぐので、パネルの厚みにより生じる隙
間から外部に放出される放射ノイズが抑制できる。ま
た、接触面での抵抗を小さくできるので、その部分から
発生する放射ノイズを抑制できる。
【0054】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図9は本発明の第4の実施の形態に係わるインバー
タ制御装置の収納装置の内部構造図である。この第4の
実施の形態は、インバータ制御装置を構成する構成要素
が搭載される固定サポート部材17a、17bを筐体1
内に設け、固定サポート部材17a、17bが側面パネ
ル5a、5bに取り付けられる取付部分、つまり、側面
パネル折り曲げ部にマスキング部を形成したものであ
る。マスキング部は、塗装の際にマスキングされ導電性
部材が露出した状態となっている。
【0055】図9において、筐体1の側面パネル5a、
5bの内側の側面パネル折り曲げ部には、塗装の際にマ
スキングされ導電性部材が露出した状態のマスキング部
が形成され、この側面パネル折り曲げ部に固定サポート
部材17a、17bがボルトナットで固定される。固定
サポート部材17a、17bは、導電性部材例えば亜鉛
メッキ鋼で形成され、固定サポート部材17aにはイン
バータ制御装置のインバータ制御ユニット18が搭載さ
れ、固定サポート17bには取付パネル19を介してイ
ンバータ制御装置を構成する各種電気用品20が搭載さ
れている。
【0056】このように、インバータ制御ユニット18
や各種電気用品は固定サポート部材17a、17bを介
して筐体1との間の接続面において抵抗零化を図ってい
るので、インバータ制御装置を構成する構成要素の電位
差による放射ノイズの放出を防止でき、インバータ制御
装置自体の動作の安定化を図ることができる。
【0057】以上の説明では、固定サポート部材17
a、17bが側面パネル5a、5bの内側の側面パネル
折り曲げ部に取り付けられる場合を示したが、図10に
示すように、筐体1の中央部にセンタービーム21a、
21bを設け、このセンタービーム21a、21bに固
定サポート17cを取り付けるようにしても良い。
【0058】すなわち、このセンタービーム21a、2
1bの固定サポート部材17cが取り付けられる取付部
分を塗装の際にマスキングしてマスキング部15f、1
5gを形成する。そして、固定サポート部材を筐体内に
取り付ける際には、そのマスキングにより露出している
導電性部材と固定サポート17cとを接触させて取り付
ける。
【0059】これにより、筐体1と固定サポート17c
との抵抗零化及び固定サポート17cに取り付けられて
いる電気用品20との抵抗零化を図ることができ、イン
バータ制御装置を構成する構成要素の電位差による放射
ノイズの放出を防止でき、インバータ制御装置自体の動
作の安定化を図ることができる。
【0060】次に、本発明の第5の実施の形態を説明す
る。図11は本発明の第5の実施の形態に係わるインバ
ータ制御装置の収納装置の斜視図である。この第5の実
施の形態は、筐体1をアングルを溶接して直方体に組み
立てたアングルフレーム22で形成したものである。こ
れにより、筐体1の機械的強度を強化するようにしてい
る。
【0061】図11において、アングルフレーム22は
複数個のアングルを溶接して直方体に形成される。側面
パネル5a、5bは、前後上部の三方から内折りにして
箱状に形成されている。また、裏面カバー2は一枚板状
に形成されている。
【0062】側面パネル5a、5bはアングルフレーム
22に取り付けた状態で外面が塗装される。この側面パ
ネル5a、5bのの塗装の際には、側面パネル5a、5
bの外側の折り曲げ部をマスキングして塗装される。従
って、側面パネル5a、5bの側面パネル折り曲げ部の
内面及び外面にマスキング部15bが形成される。
【0063】裏面カバー2には第1の実施の形態と同様
に、裏面カバー側マスキング部9が形成されており、裏
面カバー2の取り付けの際には、その裏面カバー側マス
キング部9が側面パネル5a、5bの外側側面パネル折
り曲げ部のマスキング部15bに接触して取り付けられ
る。
【0064】同様に、天井カバーや扉についても、側面
パネル5a、5bの外側側面パネル折り曲げ部のマスキ
ング部15bに接触して取り付けられる。なお、扉につ
いては、第2の実施の形態で述べたようにして取り付け
る。
【0065】この場合、天井カバーと側面カバー5a、
5bの側面カバー折り曲げ部との間に隙間ができるが、
その隙間に関しては第3の実施の形態で述べたように補
助サポート部材や裏面カバー折り曲げ部により、その隙
間を塞ぐようにする。
【0066】この第5の実施の形態によれば、筐体1の
機械的強度を強化でき、また、箱状に形成した側面パネ
ルをアングルフレーム22に取り付けた後にマスキング
をして側面パネル5a、5bを塗装するので作業効率が
向上する。
【0067】ここで、扉、裏面カバー、天井カバー、側
面パネル、サポート部材を形成する導電性部材として
は、亜鉛メッキ鋼板を使用する。これにより、メッキ処
理やクロメート処理が不要となり作業の簡略化が図れ
る。また、亜鉛メッキ鋼板として亜鉛量が少なく溶接強
度が十分保てる鋼板を使用することで、溶接しても問題
がなく、追加のメッキ処理も不要で塗装しても仕上がり
がきれいになり、外装としてもきれいで、放射ノイズ対
策として必要な部材間の抵抗零化も行うことができる。
【0068】また、アングルフレームを形成する導電性
部材としては、メッキ処理を施した鉄を使用する。すな
わち、鉄のアングルに対し素材のままメッキ処理し、そ
れを溶接してアングルフレームを構成する。そして、溶
接部分をスプレーメッキにより再度メッキ処理をする。
【0069】または、大きなメッキ槽がある場合には、
鉄のアングルのまま溶接して、その後にそのメッキ槽に
入れて全体をメッキ処理する。作業工程は、この方が簡
単である。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、筐
体とそのカバー類との間や扉との間の隙間を塞ぐので、
カバー類から発生する放射ノイズや筐体隙間から外部に
放射する放射ノイズの放出を抑制することができる。ま
た、筐体とカバー類との接触部分を抵抗零化するので放
射ノイズの発生を抑制できる。これにより、充分な放射
ノイズ低減効果を持ったインバータ制御装置の収納装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるインバータ
制御装置の収納装置の斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における裏面カバー
の説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における裏面カバー
を筐体に取り付けた場合の一部切欠横断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係わるインバータ
制御装置の収納装置の斜視図。
【図5】本発明の第2の実施の形態における扉の説明
図。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるシールドク
リップ及びクリップ止め用サポート部材の説明図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係わるインバータ
制御装置の収納装置の一部切欠斜視図。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係わるインバータ
制御装置の収納装置の他の一例を示す一部切欠斜視図。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係わるインバータ
制御装置の収納装置の内部構造図。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係わるインバー
タ制御装置の収納装置の他の一例を示す内部構造図。
【図11】本発明の第5の実施の形態に係わるインバー
タ制御装置の収納装置の斜視図。
【図12】従来におけるインバータ制御装置を収納する
筐体の裏面カバーの取り付けの説明図
【図13】従来におけるインバータ制御装置を収納する
筐体の扉の説明図。
【図14】従来におけるインバータ制御装置を収納する
パネルフレーム構成の筐体の天井カバー及び裏面カバー
の取り付けの説明図。
【符号の説明】
1…筐体、2…裏面カバー、3…扉、4…ヒンジ、5…
側面パネル、6…天井ビーム、7…天井カバー、8…筐
体側マスキング部、9…裏面カバー側マスキング部、1
0…箱形枠、11…サポート部材、12…シールドクリ
ップ、13…クリップ止め用サポート部材、14…補助
サポート部材、15…マスキング部、16…裏面カバー
折り曲げ部、17…固定サポート部材、18…インバー
タ制御ユニット、19…取付バネル、20…電気用品、
21…センタービーム、22…アングルフレーム

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装が施された導電性部材で形成され、
    筐体にインバータ制御装置を収納し、その筐体の全面に
    はヒンジによる開閉式の扉を取り付け、前記筐体の裏面
    には裏面カバーを取り付けたインバータ制御装置の収納
    装置において、前記筐体と前記裏面カバーが接する部分
    及び前記筐体と扉とが接する部分は、塗装の際にマスキ
    ングされて導電性部材同士で接触することを特徴とする
    インバータ制御装置の収納装置。
  2. 【請求項2】 前記筐体は、前記裏面カバーと接する部
    分が前記筐体の塗装の際にマスキングされ導電性部材が
    露出した筐体側マスキング部を備え、前記裏面カバー
    は、前記筐体と接する部分が前記裏面カバーの塗装の際
    にマスキングされ導電性部材が露出した裏面カバー側マ
    スキング部と、前記裏面カバー側マスキング部の内側に
    断面がL字状の4本のサポート部材で形成された箱形枠
    とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のインバー
    タ制御装置の収納装置。
  3. 【請求項3】 前記筐体は、前記扉と対面する前記筐体
    部分が前記筐体の塗装の際にマスキングされ導電性部材
    が露出した筐体側マスキング部を備え、前記扉は、前記
    筐体と対面する前記扉部分が前記扉の塗装の際にマスキ
    ングされ導電性部材が露出した扉側マスキング部と、前
    記扉側マスキング部の内側に導電性の4本のクリップ止
    め用サポート部材で形成された箱形枠と、前記箱形枠の
    各々のクリップ止め用サポート部材に取り付けられ前記
    扉が閉じられたとき前記筐体側マスキング部と圧接する
    導電性部材のシールドクリップとを備えたことを特徴と
    する請求項1に記載のインバータ制御装置の収納装置。
  4. 【請求項4】 前記筐体は、上部に設けられた天井ビー
    ムと、前記天井ビームに固定され筐体の側面を形成する
    と共に筐体の裏面では前記裏面カバーを取り付ける側面
    パネルと、前記天井ビーム及び前記側面パネルの上部に
    搭載して設けられた天井カバーと、前記天井ビームと天
    井カバーとの間の隙間及び前記天井ビームと前記裏面カ
    バーとの間の隙間を塞ぐ補助サポート部材とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載のインバータ制御装置の収納装置。
  5. 【請求項5】 前記筐体の上部で前記補助サポート部材
    と前記天井カバーとが当接する部分、前記筐体の上部で
    前記側面パネルと前記天井カバーとが当接する部分、前
    記筐体の裏面で前記補助サポート部材と前記裏面カバー
    とが当接する部分、前記筐体の裏面で前記側面パネルと
    前記裏面カバーとが当接する部分、前記補助サポート部
    材と天井ビームとが当接する部分は、塗装の際にマスキ
    ングされ導電性部材が露出したマスキング部を形成して
    いることを特徴とする請求項4に記載のインバータ制御
    装置の収納装置。
  6. 【請求項6】 前記補助サポート部材に代えて、前記裏
    面カバーの先端部に裏面カバー折り曲げ部を設け、この
    裏面カバー折り曲げ部により前記天井ビームと天井カバ
    ーとの間の隙間及び前記天井ビームと前記裏面カバーと
    の間の隙間を塞ぐことを特徴とする請求項4に記載のイ
    ンバータ制御装置の収納装置。
  7. 【請求項7】 前記筐体の上部で前記裏面カバー折り曲
    げ部と前記天井カバーとが当接する部分、前記筐体の上
    部で前記側面パネルと前記天井カバーとが当接する部
    分、前記筐体の裏面で前記側面パネルと前記裏面カバー
    とが当接する部分、前記裏面カバー折り曲げ部と天井ビ
    ームとが当接する部分は、塗装の際にマスキングされ導
    電性部材が露出したマスキング部を形成していることを
    特徴とする請求項6に記載のインバータ制御装置の収納
    装置。
  8. 【請求項8】 前記インバータ制御装置を構成する構成
    要素が搭載される固定サポート部材を前記筐体内に設
    け、前記固定サポート部材が取り付けられる取付部分
    は、塗装の際にマスキングされ導電性部材が露出したマ
    スキング部を形成していることを特徴とする請求項1乃
    至請求項7のいずれか1項に記載のインバータ制御装置
    の収納装置。
  9. 【請求項9】 前記筐体は、アングルを溶接して直方体
    に組み立てたアングルフレームを形成し、側面パネル
    は、前後上部の三方から内折りにして箱状に形成し、前
    記側面パネルを前記アングルフレームに取り付けた状態
    で前記側面パネルの外側の折り曲げ部を前記側面パネル
    の塗装の際にマスキングして裏面カバー及び天井カバー
    が取り付けるられるマスキング部を形成したことを特徴
    とする請求項1に記載のインバータ制御装置の収納装
    置。
  10. 【請求項10】 前記扉、裏面カバー、天井カバー、側
    面パネル、サポート部材を形成する導電性部材として、
    亜鉛メッキ鋼板を使用することを特徴とする請求項1乃
    至請求項9のいずれか1項に記載のインバータ制御装置
    の収納装置。
  11. 【請求項11】 前記アングルフレームを形成する導電
    性部材として、メッキ処理を施した鉄を使用することを
    特徴とする請求項9に記載のインバータ制御装置の収納
    装置。
JP2000062905A 2000-03-08 2000-03-08 インバータ制御装置の収納装置 Pending JP2001251086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062905A JP2001251086A (ja) 2000-03-08 2000-03-08 インバータ制御装置の収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062905A JP2001251086A (ja) 2000-03-08 2000-03-08 インバータ制御装置の収納装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001251086A true JP2001251086A (ja) 2001-09-14

Family

ID=18582856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000062905A Pending JP2001251086A (ja) 2000-03-08 2000-03-08 インバータ制御装置の収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001251086A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349643A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Yazaki Corp ガスメータ
JP2010028956A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置用筐体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349643A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Yazaki Corp ガスメータ
JP4704815B2 (ja) * 2005-06-20 2011-06-22 矢崎総業株式会社 ガスメータ
JP2010028956A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置用筐体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5227582A (en) Video amplifier assembly mount
CA2599912C (en) Door hinge assembly and enclosure employing the same
JP2001251086A (ja) インバータ制御装置の収納装置
JP2000151132A (ja) 携帯端末用樹脂金属一体型筐体
TWI225331B (en) Power-supply equipment
JP4475839B2 (ja) 制御機器収納装置
WO2017022066A1 (ja) 電子機器の筐体
JP6562146B1 (ja) 電源装置用キャビネット
JP5366462B2 (ja) 電力変換装置用筐体
JP2004196134A (ja) 車両搭載電気機器用金属筐体
CA2289050A1 (en) Door hinge assembly with fixed pivot pin for an enclosure for electrical apparatus and enclosure incorporating same
JP3037321B1 (ja) シールドケース
JPS6155889A (ja) 高周波加熱装置
US11566798B2 (en) Electric control box assembly and air conditioner
KR20180000219U (ko) 가스 기밀 기기 정션 박스
CN114173935B (zh) 有效成分产生装置
JPH11135962A (ja) 放熱器取付装置
JP3825430B2 (ja) 電子レンジ
JP5272788B2 (ja) 熱交換装置
JPH06245333A (ja) 屋外形配電盤の扉取付装置
KR100270863B1 (ko) 전자렌지의퓨즈장착및접지구조
JPH0315098B2 (ja)
KR100200798B1 (ko) 전자레인지
JPH0582994A (ja) 箱形ユニツト構造
JP2525548Y2 (ja) 電子機器用キャビネット