JP4703868B2 - 冷温水空調機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水を熱媒とし、ファンコイルユニットや浴室暖房換気装置等として使用される冷温水空調機に関し、特に、熱動弁の作動回数を規制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷温水空調機は、室内機の内部に設けた熱交換器と、熱媒水加熱用又は冷却用の室外熱源機とが熱媒水循環管で接続され、この熱媒水循環管により室外熱源機と熱交換器との間で熱媒水を循環させながら室内を空調するようになっている。
そして、室温制御については、熱媒水循環管の途中に熱動弁を設け、この熱動弁を室温コントローラからの指令で開閉作動させることにより、熱媒水循環管の通水を開閉させて行うようになっている。
【0003】
この場合、熱動弁の耐用寿命の仕様として一定の作動回数(耐用回数)が設定されており、この耐用回数以内で品質保証がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、冷温水空調機の使用形態、例えば、室温制御を頻繁に行うような環境下では、冷温水空調機の保証時間(例えば10,000時間)内で熱動弁を耐用回数(例えば100,000回(10回/時))以上に酷使することがある。
このような場合には、熱動弁の作動が保証されないために、作動不良が生じたり故障が発生することが十分に考えられる。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、熱動弁の作動回数を規制し、冷温水空調機の保証時間内で熱動弁の作動回数が耐用回数を越えることがないように、熱動弁の作動保持時間の下限を設定することで、熱動弁の作動不良や故障といったトラブルを未然に防止することができるようにした冷温水空調機を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の冷温水空調機(請求項1)は、
室内機の内部に設けた熱交換器と、熱媒水加熱用又は冷却用の室外熱源機とが熱媒水循環管で接続され、この熱媒水循環管の途中に室温コントローラからの指令によって熱媒水の通水を開閉させる熱動弁が設けられている冷温水空調機であって、
この冷温水空調機の連続運転状態における熱動弁の1回当りの作動保持時間(開放保持時間及び閉鎖保持時間)の下限時間が、当該冷温水空調機の保証時間を熱動弁の耐用回数で除した(割った)時間に設定され、
前記熱動弁は、前記下限時間を経過するまでは室温コントローラからの指令を受け付けず、下限時間を経過した時点で室温コントローラからの指令を受け付けて作動する構成とした。
【0007】
又、本発明の冷温水空調機(請求項2)は、
室内機の内部に設けた熱交換器と、熱媒水加熱用又は冷却用の室外熱源機とが熱媒水循環管で接続され、この熱媒水循環管の途中に室温コントローラからの指令によって熱媒水の通水を開閉させる熱動弁が設けられている冷温水空調機であって、
この冷温水空調機の連続運転状態における熱動弁の作動保持時間(開閉1サイクル時間)の下限時間が、当該冷温水空調機の保証時間を熱動弁の耐用回数で除した(割った)時間の2倍に設定され、
前記熱動弁は、前記下限時間を経過するまでは室温コントローラからの指令を受け付けず、下限時間を経過した時点で室温コントローラからの指令を受け付けて作動する構成とした。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。尚、本発明の具体的な構成は、以下の各実施の形態に限定されるものではない。
図1は本発明の実施の1形態である冷温水空調機の概略説明図である。
【0009】
この冷温水空調機は、内部に熱交換器10が設けられた室内機1と、熱媒水加熱用又は冷却用の室外熱源機2とを備え、前記熱交換器10と室外熱源機2とが熱媒水循環管3で接続されたものになっている。
前記熱媒水循環管3の途中には、熱媒水の通水を開閉させる熱動弁4が設けられており、この熱動弁4は、室温コントローラ5からの指令によって開閉動作するようになっている。
【0010】
従って、暖房時の冷温水空調機の連続運転状態において、室温が設定温度以下に下がると、室温コントローラ5からの指令によって熱動弁4が開放し、熱媒水循環管3を通して室内機1の熱交換器10と室外熱源機2との間を熱媒水が循環することから、室温を上昇させていくことができる。
逆に、室温が設定温度以上に上がると、室温コントローラ5からの指令により熱動弁4が閉鎖し、熱媒水循環管3による熱媒水の循環が停止することから、室温を下降させていくことができる。
尚、冷房時は逆の動きで熱動弁を制御し、室温を調節することができる。
【0011】
そして、前記熱動弁4は、冷温水空調機の連続運転状態における1回当りの作動保持時間(開放保持時間及び閉鎖保持時間)の下限が、冷温水空調機の保証時間を熱動弁4の耐用回数で除した時間に設定されている。
例えば、冷温水空調機の保証時間を10,000時間(600,000分)とし、熱動弁4の耐用回数を100,000回(10回/60分)とすると、熱動弁4の1回当りの作動保持時間は、冷温水空調機の保証時間を熱動弁4の耐用回数で除した(割った)時間、即ち、600,000÷100,000となって最低6分となる。
【0012】
従って、この1回当りの時間(6分)を熱動弁4の作動保持時間の下限として設定しておけば、冷温水空調機の保証時間内で熱動弁4の作動回数が耐用回数を越えることはない。ここで、熱動弁4の作動回数とは、開放保持状態(又は閉鎖保持状態)から閉鎖状態(又は開放状態)に切り替わる動作を1回とする。
これにより、熱動弁4は、仮に室温コントローラ5からの指令を受けたとしても、そのときの状態(開放保持状態又は閉鎖保持状態)が下限時間(6分)を経過するまでは、室温コントローラ5からの指令を受け付けず、下限時間を経過した時点で室温コントローラ5からの指令を受け付けて、作動することになる。
【0013】
このように、熱動弁4の作動保持時間の下限を設定することにより、熱動弁4の作動回数が規制されて、冷温水空調機の保証時間内で熱動弁4の作動回数が耐用回数を越えることがないため、熱動弁4の作動不良や故障といったトラブルを未然に防止することができる。
【0014】
又、熱動弁4の作動回数を規制するための作動保持時間の下限設定の他例として、冷温水空調機の連続運転状態における熱動弁4の開閉1サイクル時間の下限を、当該冷温水空調機の保証時間を熱動弁4の耐用回数で除した(割った)時間の2倍に設定することもできる。ここで、開閉1サイクル時間とは、開放保持時間(又は閉鎖保持時間)に、これに連続する閉鎖保持時間(又は開放保持時間)を加えた時間とする。
【0015】
例えば、冷温水空調機の保証時間を10,000時間(600,000分)とし、熱動弁4の耐用回数を100,000回(10回/60分)とすると、熱動弁4の1回当りの作動保持時間は、冷温水空調機の保証時間を熱動弁4の耐用回数で除した(割った)時間、即ち、600,000÷100,000となって最低6分となる。
【0016】
そして、開閉1サイクル時間は、開放保持時間に、これに連続する閉鎖保持時間を加えた時間であるため、この1回当りの時間(6分)を2回分にした時間が開閉1サイクル時間の下限になる。
従って、1回当りの時間を2倍した時間(6分×2=12分)を開閉1サイクル時間の下限として設定しておけば、冷温水空調機の保証時間内で熱動弁4の作動回数が耐用回数を越えることはない。
【0017】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明の冷温水空調機にあっては、熱動弁の作動回数を規制し、冷温水空調機の保証時間内で熱動弁の作動回数が耐用回数を越えることがないように、熱動弁の作動保持時間の下限を設定したので、熱動弁の過度な作動を回避することができ、作動不良や故障等のトラブルを未然に防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態である冷温水空調機の概略説明図である。
【符号の説明】
1 室内機
10 熱交換器
2 室外熱源機
3 熱媒水循環管
4 熱動弁
5 室温コントローラ
Claims (2)
- 室内機の内部に設けた熱交換器と、熱媒水加熱用又は冷却用の室外熱源機とが熱媒水循環管で接続され、この熱媒水循環管の途中に室温コントローラからの指令によって熱媒水の通水を開閉させる熱動弁が設けられている冷温水空調機であって、
この冷温水空調機の連続運転状態における熱動弁の1回当りの開放保持時間及び1回当りの閉鎖保持時間の下限時間が、当該冷温水空調機の保証時間を熱動弁の耐用回数で除した時間に設定され、
前記熱動弁は、前記下限時間を経過するまでは室温コントローラからの指令を受け付けず、下限時間を経過した時点で室温コントローラからの指令を受け付けて作動することを特徴とする冷温水空調機。 - 室内機の内部に設けた熱交換器と、熱媒水加熱用又は冷却用の室外熱源機とが熱媒水循環管で接続され、この熱媒水循環管の途中に室温コントローラからの指令によって熱媒水の通水を開閉させる熱動弁が設けられている冷温水空調機であって、
この冷温水空調機の連続運転状態における熱動弁の開閉1サイクル時間の下限時間が、当該冷温水空調機の保証時間を熱動弁の耐用回数で除した時間の2倍に設定され、
前記熱動弁は、前記下限時間を経過するまでは室温コントローラからの指令を受け付けず、下限時間を経過した時点で室温コントローラからの指令を受け付けて作動することを特徴とする冷温水空調機。
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JP2000329361A (ja) * | 1999-05-19 | 2000-11-30 | Noritz Corp | 温風暖房装置 |
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