JP4701705B2 - Dcモータ回転数検出装置 - Google Patents

Dcモータ回転数検出装置 Download PDF

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本発明は、DC(直流)モータ、特にDCブラシレスモータの回転数検出装置に関する。
従来のDCブラシレスモータの回転数検出装置としては、例えば(特許文献1)において開示されたものがある。図9は、従来のブラシレスDCモータの回転数信号発生回路図、図10は、従来のブラシレスDCモータの回転数信号発生回路の各ポイントでの波形図である。
図9において、従来のブラシレスDCモータの回転数信号発生回路は、回転子の位置を検出するホール素子101と、そのホール素子101の出力信号からブラシレスDCモータの固定子巻線105に通電する信号を生成する通電制御信号発生回路102と、その出力信号に基づいて通電制御トランジスタ103,104のベースに流す電流を制御するベース電流制御回路114と、通電制御信号発生回路102からの信号に基づいて回転子の回転数を検出する回転数検出回路110とを有している。
次に、この回転数信号発生回路の動作を説明する。
ホール素子101には、回転子に設けられている永久磁石の磁極の位置に応じた信号が出力される。その信号を通電制御信号発生回路102のロジック信号発生回路102−1で処理してベース電流制御回路114の一方に入力し、該ベース電流制御回路114の出力を通電制御トランジスタ103,104に入力し、固定子巻線105に通電して回転子を回転させる。通電制御信号発生回路102のロジック信号発生回路102−1より得たパルス信号は、回転数検出回路110で回転数に比例した交流電圧に変換され、回転数信号111として出力される。図10は、回転数信号111の発生までの各信号を示す。例えば3相ブラシレスDCモータの場合、ホール素子101は3つあり、それぞれのホール素子の出力信号は、112−1,112−2,112−3のように120度ずつ位相が異なる信号となる。この3つの信号は、ほぼゼロクロスのタイミング(ノイズによる誤動作をなくすため通常ヒステリシス回路を付加するのでゼロクロスよりわずかに通り過ぎたところ)で、通電制御信号発生回路102のロジック信号発生回路102−1で処理され、合成することにより、回転数検出回路110で発生する回転数信号111は波形113のようになる。このとき、回転数信号111は分周回路等により、波形整形され波形114となる場合がある。
特開2003−164184号公報
しかしながら、上記従来技術では、回転数信号111を使ってブラシレスDCモータを制御する場合、その制御部と回転数信号111を発生する駆動部が離れている場合、専用の長いケーブルを必要とするため、部品点数が増加しコストアップするという問題があった。
また3相のブラシレスDCモータの場合、通電制御トランジスタ103、104は合計6つの通電制御トランジスタでブリッジ構成されて接続されているが、回転中に6つのうち1つが破壊していても回転状態はほぼ正常に回転するため、この異常状態を検出できないという問題があった。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、回転数信号を使ってブラシレスDCモータを制御する場合、その信号線を専用ケーブルとして設ける必要がなく、構成が簡素化およびコンパクト化できるDCモータ回転数検出装置を提供することを第1の目的とする。
本発明はさらに、通電制御トランジスタを構成する複数のトランジスタのうち1つが破壊してもこの異常状態を検出できるDCモータ回転数検出装置を提供することを第2の目的とする。
本発明は、DCモータをPWM制御する制御部内に、DCモータ用直流電源から供給される電流の全電流波形を電圧波形に変換する電流−電圧変換回路と、その出力信号の交流成分をあらかじめ設定した基準電圧を中心にAC増幅するAC増幅回路と、PWM信号を発生するPWM信号発生回路と、PWM信号発生回路からのPWM信号を受ける半導体スイッチで、基準電圧をパルス信号に変換して閾値とする閾値変換回路と、AC増幅回路の出力信号と閾値とを比較する比較回路で構成される回転数検出回路とを設けたDCモータ回転数検出装置としたことを主要な特徴とする。
本発明のDCモータ回転数検出装置は、DCモータをPWM制御する制御部内に、DCモータ用直流電源から供給される電流の全電流波形を電圧波形に変換する電流−電圧変換回路と、その出力信号の交流成分をあらかじめ設定した基準電圧を中心にAC増幅するAC増幅回路と、PWM信号を発生するPWM信号発生回路と、PWM信号発生回路からのPWM信号を受ける半導体スイッチで、基準電圧をパルス信号に変換して閾値とする閾値変換回路と、AC増幅回路の出力信号と閾値とを比較する比較回路で構成される回転数検出回路とを設けたことにより、DCモータのいかなる運転状態、すなわち広範囲の負荷状態でも回転数を検出でき、また回転数信号を伝えるための専用のケーブルを必要とせず、構成が簡素化およびコンパクト化できる。
また、異常処理装置を設けることにより、通電制御を行うトランジスタが破壊したときにその電流変化により異常状態を検出することができ、DCモータの安全性を高めることができる。
本発明は、回転数信号を使ってブラシレスDCモータを制御する場合、その信号線を専用ケーブルとして設ける必要がなく、構成が簡素化およびコンパクト化できるDCモータ回転数検出装置を提供するという目的を、DCモータをPWM制御する制御部内に、DCモータ用直流電源から供給される電流の全電流波形を電圧波形に変換する電流−電圧変換回路と、その出力信号の交流成分をあらかじめ設定した基準電圧を中心にAC増幅するAC増幅回路と、PWM信号を発生するPWM信号発生回路と、PWM信号発生回路からのPWM信号を受ける半導体スイッチで、基準電圧をパルス信号に変換して閾値とする閾値変換回路と、AC増幅回路の出力信号と閾値とを比較する比較回路で構成される回転数検出回路とを設けたDCモータ回転数検出装置とすることにより実現した。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、DCモータ用直流電源及びその制御を行う制御回路を含めた制御部と、その制御部によりPWM制御されるDCモータの回転数検出装置において、制御部内に、DCモータ用直流電源から供給される電流の全電流波形を電圧波形に変換する電流−電圧変換回路と、電流−電圧変換回路の出力信号の交流成分をあらかじめ設定した基準電圧を中心にAC増幅するAC増幅回路と、PWM信号を発生するPWM信号発生回路と、PWM信号発生回路からのPWM信号を受ける半導体スイッチで、基準電圧をパルス信号に変換して閾値とする閾値変換回路と、AC増幅回路の出力信号と閾値とを比較する比較回路で構成される回転数検出回路とを設けたことにより、DCモータのいかなる運転状態、すなわち広範囲の負荷状態でも回転数を検出でき、更に省配線によるコストダウン及び施工性の向上を図ることができる。
さらに、制御回路内のPWM信号発生回路からのPWM信号を受ける半導体スイッチ(例えばトランジスタ)で、比較回路の閾値をパルス信号に変換する閾値変換回路を設けたことにより、PWM制御を使って能力制御を行う場合においても省配線によるコストダウン及び施工性の向上した回転数検出ができる。
上記課題を解決するためになされた第の発明は、第1の発明のDCモータ回転数検出装置において、制御部内に、回転数検出回路の出力信号の立上りから次の立上りもしくは、立下りから次の立下りまでの時間間隔を計測するタイマーカウンターと、タイマーカウンターの出力値を記憶するメモリと、メモリ内の前後の値(T1、T2)を比較する比較手段と、比較手段においておよそT1<0.7×T2もしくはT1>1.5×T2のとき、DCモータを駆動するための通電相を切替えるインバータ部の異常として判定する判定手段と、判定手段がインバータ部の異常と判定したときにDCモータへの電源の供給を停止するリレー等のスイッチ手段とからなる異常処理装置を設けたことにより、インバータを構成する複数のトランジスタのうち1つでも破壊したとき、その異常状態を検出し、安全に運転状態を停止できる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について図1〜図4を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1におけるDCモータ回転数検出装置ブロック図、図2は本発明の実施の形態1におけるDCモータ回転数検出装置の回路図、図3は本発明の実施の形態1におけるDCモータ回転数検出装置の回路の各ポイントでの波形図、図4は本発明の実施の形態1におけるDCモータ回転数検出装置でモータ駆動用のインバータを構成するトランジスタが破壊したときの各ポイントでの波形図を示している。
図1に示されているように、本実施の形態1に係るDCモータ回転数検出装置は、DCモータを駆動する電源及びその運転状態(ON/OFF等)を制御する回路で構成されている制御部(回路)1を有しており、この制御部1は、DCモータに流れる電流(全電流)を電圧に変換するための、抵抗器で構成された電流−電圧変換回路2と、電流−電圧変換回路2の出力信号をAC増幅するAC増幅回路3と、AC増幅回路3の出力信号と適当な電圧値を閾値として比較する比較回路4と、比較回路4の出力信号を分周する波形整形部5と、水晶発振子やセラミック発振子等を使ったクロック発生回路6と、波形整形部5の出力信号のH(ハイ)の間の時間及びL(ロウ)の間の時間を計測するタイマーカウンター7と、タイマーカウンター7のカウント値を随時記憶するメモリ8と、メモリ8に記憶されたカウント値と予め設定した閾値電圧と比較する比較手段9と、所定の場合、DCモータの駆動回路が故障と判断する判定手段10と、判定手段10が駆動回路が故障したと判断したときにDCモータへの電源供給を停止するスイッチ手段11とを備えている。
この制御部1の動作について説明する。DCモータに流れる全電流は電流−電圧変換回路2で電圧に変換され、AC増幅回路3でAC増幅される。AC増幅回路3は、適当な電圧、例えば、増幅回路が5Vで動作する電源を使用する場合その中間電圧であるおよそ2.5V、を中心に数倍〜数十倍に増幅度が設定されている。次に、比較回路4では、AC増幅回路3の出力信号と適当な電圧値を閾値として比較し、DCモータに流れる全電流の脈動波形を矩形波状にする。波形整形部5は、比較回路4の出力信号を受け、H(ハイ)/L(ロウ)の時間がほぼ同じになるように波形を整形する。具体的には、フリップ・フロップを用いて比較回路4の出力信号を分周することにより、デューティ比が50%の矩形波を出力する。この波形整形部5の出力はタイマーカウンター7に入力され、クロック発生回路6の出力信号(数〜数十MHz程度)で、波形整形部5の出力信号のH(ハイ)の間の時間及びL(ロウ)の間の時間を計測する。そしてメモリ8でタイマーカウンター7のカウント値を随時記憶し、比較手段9で、メモリ8内の前後の値をT1、T2としたとき、モータの運転状態が極端な加速・減速状態でない定常状態であっても、T1とT2の大きさがかなり変っているかどうかを比較する。判定手段10では、比較手段9の比較結果がT1<0.7×T2もしくはT1>1.5×T2の場合、DCモータの駆動回路の故障と判断する。スイッチ手段11は、判定手段10が駆動回路の故障と判断したとき、DCモータへの電源供給を停止し、DCモータが不安全にならないようにする。通常、スイッチ手段11としては、b接点のリレー等を用いる。これにより、異常状態のときのみ電源の供給を停止するようにリレーのコイルへの通電をするため、通常の正常時の省エネルギーを図ることができる。
図2は、本実施の形態1におけるDCモータ回転数検出装置の回路図、図3は、図2におけるDCモータの回転数検出装置の回路の各ポイントでの波形を示したものを示すものである。図2において、14はDCモータ駆動用の直流電源である。この電源を可変にすることで、DCモータの能力を制御することもできる。15a、15bは直流電源14からDCモータへ電気を供給するための中継ケーブルで、制御部1とDCモータが離れている場合は、数mの長さを必要とする場合がある。16はDCモータで、16aはその内のモータ部を示し、巻線されたステータ、マグネットロータ、軸、軸受け、マグネットの磁極位置を検出する磁極位置センサ(ホールセンサ等)等で構成される。また16bはDCモータ駆動回路で、磁極位置センサからの信号を受け、巻線に通電する相切替えを制御する通電制御回路及びトランジスタで構成されるインバータ(3相モータの場合、6個のトランジスタで構成される)等で構成されるものである。
17はDCモータ駆動回路16bに流れる全電流を電圧に変換する電流−電圧変換用シャント抵抗であり、図1における電流−電圧変換回路2に相当する。電流−電圧変換用シャント抵抗17は、流れる電流値が大きく、損失を小さくするため小さい抵抗値を選定することになる(数十〜数百mΩ程度)。そのため電流値を電圧に変換した出力信号は、非常に小さく十〜数百mV程度となる(図3の波形1参照)。18はコンデンサで電流−電圧変換用シャント抵抗17の出力信号の交流成分のみを伝え、直流成分をカットするものである。20はオペアンプ(演算増幅器)で、19,21〜23は抵抗である。これらの部品でコストが安い単電源の(反転)AC増幅回路3を構成している。このAC増幅回路3では、コンデンサ18で直流成分をカットされ交流成分のみの信号を、抵抗21,22で分圧された電圧値を中心に抵抗19,23の抵抗値の比で反転増幅する(図3の波形2参照)。このとき抵抗21,22の分圧値で決まる適当な電圧、例えば、増幅回路が5Vで動作する電源を使用する場合その中間電圧であるおよそ2.5V、を中心に数倍〜数十倍に増幅度が設定されている。よって抵抗21,22の抵抗値は同じ値を設定すると良い。
図4の比較回路4に相当するコンパレータ24は、AC増幅回路3のオペアンプ20の出力信号(波形2)と抵抗21,22の分圧した電圧(図3の波形3参照)を入力信号とし、2つの電圧値を比較した結果をオープンコレクタ信号で出力するため、抵抗25でプルアップし、電圧波形とする(図3の波形4参照)。ここでAC増幅回路3を使う理由を説明すると、もしDC増幅回路を使った場合、空運転時等の負荷の軽いときは特にDCモータに流れる電流値が小さいので、電流−電圧変換用シャント抵抗17の出力信号が小さくなり、コンパレータ24の閾値を定格運転時に合せて設定すると、回転数信号が発生しなくなるという問題が発生する。これに対しAC増幅回路3の場合、コンパレータ24の閾値を抵抗21,22の分圧値とすると、増幅回路の出力信号の振幅の大きさに拘わらず、すなわちモータの負荷が広範囲にわたり、電流値が小さくても、回転数信号を得ることができる。
次にコンパレータ24の出力信号(図3の波形4参照)は、H/Lのディジタル信号となっているが、HレベルとLレベルの時間が異なるため、後段での判定をしやすくするように波形整形を行う。そこで、図1の波形整形部5に相当するフリップ・フロップ26は、コンパレータ24の出力信号(波形4)を受け、分周を行い波形整形をする。これによりDCモータ16の回転数が変動しない場合は、HレベルとLレベルが同じになるような回転数信号27(図3の波形5参照)が生成される。以上が本発明の実施の形態1におけるDCモータの回転数検出装置の回路である。
図3は、DCモータの回転数検出装置の回路の各ポイントでの波形を示したものであるが、どのポイントの波形であるかは、すでに説明しているので省略する。波形1は巻線の通電の相切替えごとで電圧値が0V(GND)となる。つまり本実施の形態1の回転数検出装置は、この相切替えで波形1の電圧値が落ち込むことを利用して、回転数検出を行っているのである。波形2は(単電源)反転AC増幅回路3によって、あるオフセット電圧(中間電圧)に対し波形1がAC増幅された状態である。これとオフセット電圧値を比較した結果が波形4となる。しかし波形4は回転数が変動しない場合でもHレベルとLレベルの時間が異なるため、分周回路を使って波形整形を行った結果が波形5となる。波形5は回転数変動がない場合はHレベルの時間とLレベルの時間は同じになる波形である。
図4は、DCモータ駆動回路16bの中のインバータを構成するトランジスタの1つが破壊した(オープン)場合の波形である。一般的にDCモータの駆動方法は120度通電方式がとられ、1つのトランジスタが破壊すると波形1の連続する2つ山が出力されないことになる。この場合、波形5は図4のようにHレベルの時間とLレベルの時間が急に2倍以上変ることになる。この特徴を使って、インバータを構成するトランジスタの故障を判定することになる。この異常処理装置は、図1のクロック発生回路6,タイマーカウンター7,メモリ8,比較手段9,判定手段10で構成され、異常と判定された場合には、スイッチ手段11によりDCモータ16を停止させる。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2について図5〜図8を用いて説明する。図5は本発明の実施の形態2におけるDCモータ回転数検出装置ブロック図、図6は本発明の実施の形態2におけるDCモータ回転数検出装置の回路図、図7は本発明の実施の形態2におけるDCモータ回転数検出装置の回路の各ポイントでの波形図、図8は本発明の実施の形態2におけるDCモータ回転数検出装置でモータ駆動用のインバータを構成するトランジスタが破壊したときの各ポイントでの波形図である。
本発明の実施の形態2は、実施の形態1の構成に、PWM発生回路および閾値変換回路13を設けたものであり、DCモータの特徴である能力制御が簡単な構成で行える特徴を持つ。その他の構成については実施の形態1と同様のであるので、同一の符号を付して説明を省略する。
図5において、PWM制御に対応するため、三角波信号とアナログ信号の比較回路で構成されるPWM信号発生回路12で発生したハイアクティブのPWM信号を使って、閾値変換回路13は、比較回路4で入力される一定の中間電圧ではなく、PWM信号に同期した信号波形に変換し、比較回路4に入力する。
図6は、その具体的回路を示すもので、抵抗28,29は抵抗21,22とそれぞれ同じ値をとり、コンパレータ24に入力される閾値の基準となる電圧信号を生成する。PWM発生回路12で生成されたPWM信号31は、P型トランジスタ32と抵抗30により、PWM信号のHレベル時のみ、抵抗28,29の分圧で生成された電圧信号をコンパレータ24の閾値として入力し、PWM信号がLレベルのときはコンパレータ24の入力閾値をLレベルとする(図7の波形6参照)。これによりPWM信号により電流が流れた時のみコンパレータ24の比較が行われることになる。つまりPWM信号でマスキングすることを意味する。あとは実施の形態1と同じ動作となる。
また図7,図8の動作波形もPWM信号で電圧値が変化するが、その変動に対してはPWMでマスキングすることで結果として、相切替えごとで電圧値が変動するところのみを使って回転数を検出することになる。これによりPWM制御下でも実施の形態1同様の回転数検出およびトランジスタ故障時の異常処理ができることになる。
本発明は、特に制御回路及び電源回路とDCモータ及びその駆動回路との距離が離れている場合におけるDCモータ回転数検出装置として好適に利用することができる。
本発明の実施の形態1におけるDCモータ回転数検出装置ブロック図 本発明の実施の形態1におけるDCモータ回転数検出装置の回路図 本発明の実施の形態1におけるDCモータ回転数検出装置の回路の各ポイントでの波形図 本発明の実施の形態1におけるDCモータ回転数検出装置でモータ駆動用のインバータを構成するトランジスタが破壊したときの各ポイントでの波形図 本発明の実施の形態2におけるDCモータ回転数検出装置ブロック図 本発明の実施の形態2におけるDCモータ回転数検出装置の回路図 本発明の実施の形態2におけるDCモータ回転数検出装置の回路の各ポイントでの波形図 本発明の実施の形態2におけるDCモータ駆動回路のインバータ部が破壊したときの回転数検出装置回路図の各ポイントでの波形図 従来のブラシレスDCモータの回転数信号発生回路図 従来のブラシレスDCモータの回転数信号発生回路の各ポイントでの波形図
符号の説明
1 制御部(回路)
2 電流−電圧変換回路
3 AC増幅回路
4 比較回路
5 波形整形部
6 クロック発生回路
7 タイマーカウンター
8 メモリ
9 比較手段
10 判定手段
11 スイッチ手段
12 PWM信号発生回路
13 閾値変換回路
14 直流電源(DCモータ駆動電源)
15a +側電源中継ケーブル
15b −側電源中継ケーブル
16 DCモータ
16a モータ部
16b DCモータ駆動回路
17 電流−電圧変換用シャント抵抗
18 コンデンサ
19,21,22,23,25,28,29,30 抵抗
20 オペアンプ
24 コンパレータ
26 フリップ・フロップ
27 回転数信号
31 PWM信号
32 P型トランジスタ

Claims (2)

  1. DCモータ用直流電源及びその制御を行う制御回路を含めた制御部と、その制御部によりPWM制御されるDCモータの回転数検出装置において、前記制御部内に、前記DCモータ用直流電源から供給される電流の全電流波形を電圧波形に変換する電流−電圧変換回路と、前記電流−電圧変換回路の出力信号の交流成分をあらかじめ設定した基準電圧を中心にAC増幅するAC増幅回路と、PWM信号を発生するPWM信号発生回路と、前記PWM信号発生回路からのPWM信号を受ける半導体スイッチで、前記基準電圧をパルス信号に変換して閾値とする閾値変換回路と、前記AC増幅回路の出力信号と前記閾値とを比較する比較回路で構成される回転数検出回路とを設けたことを特徴とするDCモータ回転数検出装置。
  2. 前記制御部内に、前記回転数検出回路の出力信号の立上りから次の立上りもしくは、立下りから次の立下りまでの時間間隔を計測するタイマーカウンターと、前記タイマーカウンターの出力値を記憶するメモリと、メモリ内の前後の値(T1、T2)を比較する比較手段と、前記比較手段においておよそT1<0.7×T2もしくはT1>1.5×T2のとき、DCモータを駆動するための通電相を切替えるインバータ部の異常として判定する判定手段と、前記判定手段がインバータ部の異常と判定したときに前記DCモータへの電源の供給を停止するリレー等のスイッチ手段とからなる異常処理装置を設けたことを特徴とする請求項1記載のDCモータの回転数検出装置
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