JP4699734B2 - 圧延装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被加工板材を間接加熱により加熱しながら圧延加工や複合加工を行う圧延装置に関する。
従来の加熱圧延装置は、被圧延物を加熱圧延するために圧延ロールを加熱して圧延することが行われている(例えば、特許文献1参照、特許文献2参照。)。
特開平6−23402号公報 特開2002−56842号公報
しかしながら、このような圧延ロールにより圧延すると、被圧延物にワレや反りが発生したりする問題がある。
また、材質の異なる板材を複合させるような複合加工を行うような場合には、複合が完全に行えず、複合個所が膨らんだりはがれたりして不良品の発生率が高いという問題がある。
さらに、600°C以上の加熱温度領域では比較的精度よく温度制御を行えるが、150〜400°Cのような比較的温度領域の低い加熱加工においては、温度制御が難しくしかも被加工材が圧延され、被加工材の板厚が薄くなり、その熱容量が小さくなるにつれて、ますますその設定温度での加工が困難となり、延いては被加工板材の板厚にバラツキが生じたり、金属組織にバラツキのある板材になるというい問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、150〜400°Cのような比較的低い温度域の加工精度において、被加工材に対し均一な加熱が行え、しかも被加工材の板厚が薄く、熱容量の小さいものであっても所定温度で精度良く圧延加工が行えることを目的とする。
そこで本発明は、温度設定が可能な二つの加熱装置を上下にして設置し、その下流側に温度設定が可能な圧延ロールを設け、その下流側に冷却装置を設けたことを特徴とする。
なお、二つの加熱装置の幅方向の中心を合わせて設置し、また、二つの加熱装置の下流端を前後方向にずらしておくとよい。
このように構成することにより、まず、所定温度に設定した加熱装置で板材を予備加熱し、その後にその加熱した板材を加熱温度設定可能な圧延ロールによって加熱圧延し、その圧延後に冷却装置によって圧延した被加工板材を冷却することによって圧延加工や複合加工を行うもので、高い板厚精度を有した薄板を得ることができる圧延装置となる。
なお、加熱圧延加工時における上下加熱装置の設定温度(Tg)とヒータ等によって温度設定可能な圧延ロールの設定温度(Tr)の関係は、Tg≧Trであることが望ましい。
つまり、加工時にTg<Trの設定で加工を行うと、過剰な圧延ロールの熱が被加工板材に負荷され、加工後の板材に反りの発生等の悪影響をおよぼすからである。
また、必要に応じて、ガイド兼用加熱装置の被加工板材挿入口側から、非酸化性ガスを導入することによって加熱により酸化され易い材料において加熱による酸化を防止することができる。
このような圧延装置によると、加熱装置の温度を調整することにより、被加工材へ適正なバックテンションを加えることができ、反りやワレの発生を防ぐことができる。
また、冷却装置によって被加工材を冷却することによって,被加工材へ適正なフォワードテンションを加えることができ、これによって反りのない平坦な板材とすることができる。
以下に、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例を示す説明図である。
1はガイド兼用の下部加熱装置であり、本実施例では100mmのガイド幅を有した長さ1,000mmとしてある。
2はガイド兼用の上部加熱装置であり、本実施例では上記下部加熱装置と同様に100mmのガイド幅を有した長さ1,000mmとしてある。
上記両加熱装置1、2とを幅方向の中心を合わせ、先端部で両加熱装置の先端部を多少前後方向にずらして設置するとよい。本実施例では下部加熱装置1の先端の方が先に位置している。1a、2aは両加熱装置1、2のそれぞれのガス導入口である。
なお、複合加工時に、軟質材である板材を上部加熱装置2を通すようにすると、上位である上部加熱装置2を通して下位の基材上に載せるように配置することによって板材が基材上の正しい位置に設置することができる。
3は両加熱装置間の熱遮断板である。
4A、4Bはヒータを内蔵した圧延ロールであり、本実施例では胴径80mm、胴長200mmとしてある。両加熱装置の下流側に設けてある。
5は冷却装置であり、本実施例では幅110mm、長さ500mmとしてある。圧延ロール4A、4Bの下流側に設けてある。
第1使用例
このような装置において、下部加熱装置1の温度を250°Cとし、圧延ロールの温度を230°Cとする。
また、下部加熱装置1には本実施例ではNガスを15リットル/minにて導入して被加工板材の酸化を防止する。
そこで、図1に示す如く、下部加熱装置1に、板幅100mm、板厚1mmの無酸素銅板6を供給し、圧延ロール4A、4Bにて3m/minの加工速度で板厚0.5mmに加熱圧延加工した。
比較として、直接通電加熱法により、Nガス雰囲気中で被加工材の加熱設定温度230°Cにて、上記第1使用例と同様に板幅100mm、板厚1mmの無酸素銅を3m/minの加工速度で板厚0.5mmに加熱圧延加工した。
それぞれ加工後の板厚のバラツキ、平坦度および結晶粒度をもって比較した。その結果を表1に示す。
これによると、本実施例では加工後の板厚のバラツキも少なく、平坦な板材を得ることができ、しかも、金属組織が均一な板材となることがわかる。
第2使用例
下部加熱装置1の温度を180°Cとし、上部加熱装置2の温度を180°Cとし、圧延ロールの温度を150°Cとする。
また、上下部両加熱装置1、2には本実施例ではNガスを15リットル/minにて導入して被加工板材の酸化を防止する。
そこで、図2に示す如く、下部加熱装置1に、板幅100mm、板厚1mmの無酸素銅6を供給し、上部加熱装置2に、融点200°C、板幅100mm、板厚0.2mmのはんだ板7を供給する。
圧延ロール4A、4Bによって5m/minの加工速度で板厚1mmに加熱圧延した。
比較として、直接通電加熱法により、Nガス雰囲気中で被加工材の加熱設定温度180°Cにて、上記第1使用例と同様に板幅100mm、板厚1mmの無酸素銅を3m/minの加工速度で板厚1mmに加熱圧延加工した。
それぞれ加工後の複合欠陥の有無をもって比較した。その結果を表2に示す。
これによると、本実施例では複合欠陥のない複合加工板を得ることができることがわかる。
実施例の第1使用例を示す説明図 実施例の第2使用例を示す説明図
符号の説明
1 下部加熱装置
2 上部加熱装置
3 熱遮断板
4A、4B 圧延ロール
5 冷却装置
6 板材
7 板材

Claims (2)

  1. 温度設定が可能な二つの加熱装置を上下にして幅方向の中心を合わせ、さらに、下部加熱装置の下流端を上部加熱装置の下流端より下流側にずらして設置し、その下流側に温度設定が可能な圧延ロールを設けると共にその下流側に冷却装置を設け、上記上下加熱装置の設定温度(Tg)と圧延ロールの設定温度(Tr)の関係をTg≧Trとしたことを特徴とする圧延装置。
  2. 請求項1において、二つの加熱装置に雰囲気ガスの導入口を設け、加熱時に雰囲気ガスを導入して被加工板材の酸化を防止するようにしたことを特徴とする圧延装置
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