JP4699244B2 - 移動体端末装置及び端末識別情報変更システム - Google Patents

移動体端末装置及び端末識別情報変更システム Download PDF

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Description

本発明は移動体端末装置に関し、特に無線LAN(Wireless-Local Area Network)システムに対応する移動体端末装置及び端末識別情報変更システムに関する。
近年、低コスト、広帯域の近距離無線通信として無線LAN(Local Area Network)やBluetoothなどが注目を浴びている。この無線LANやBluetoothでは、接続処理時にユーザの移動体端末装置の識別情報が近接エリアに随時報告されるようになっている。具体的には、無線LANの標準規格であるIEEE802.11bなどでは、接続要求する端末装置は、ビーコン、プローブなど(以下、接続要求信号という)を送出し、接続可能範囲に別の端末装置がいないか確認する。ここで、受信側の端末装置は、送信側の端末装置に返信した場合に、互いが近接(接続可能範囲)にいることを把握する。なお、通常、受信側の端末装置は、送信された接続要求信号に含まれるSSID(Service Set ID)が、受信側の端末装置で保持するものと同じ場合にのみ返信する。この接続要求信号には、端末装置の識別情報であるMACアドレスが含まれる(特許文献1参照)。
特開2003−274454号公報
しかしながら、接続要求信号が送出された場合、端末装置が識別情報を相手に送出することは、端末装置の在圏有無、移動履歴を収集されることになるため、ユーザの行動をトレースされる危険性がある。このため、ユーザのセキュリティやプライバシーの確保が難しいという問題がある。この問題は、パーソナルコンピュータのように必要時のみ無線機能をONにする機器では特に問題にはならないが、今後、携帯電話などのように常時無線LAN機能がONになる機器が普及した場合には問題となる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、近距離無線通信システムにおいてユーザのセキュリティやプライバシーの確保を行うことができる移動体端末装置及び端末識別情報変更システムを提供することを目的とする。
本発明の移動体端末装置は、近距離無線通信が可能である移動体端末装置であって、前記移動体端末装置は、自装置の端末識別情報を格納する格納手段と、端末装置との間の近距離無線通信において、前記端末装置からの接続要求を受信すると共に、前記端末識別情報を前記端末装置に送信する通信手段と、前記端末識別情報を変更する変更手段と、前記接続要求に含まれる前記端末装置の識別情報を判別する判別手段と、を具備し、前記変更手段は、前記判別手段の判別結果に基づいて前記端末識別情報を変更することを特徴とする。
この構成によれば、移動体端末装置が端末装置に近接したとき毎に、近距離無線通信により移動体端末装置の端末識別情報が端末装置に送られても、移動体端末装置の行動履歴をトレースされることがない。その結果、セキュリティ、プライバシーの確保することができる。
本発明の移動体端末装置においては、前記判別手段は、セキュリティレベルを判別し、前記変更手段は、前記セキュリティレベルに応じて前記端末識別情報を変更することが好ましい。
本発明の端末識別情報変更システムは、互いに近距離無線通信が可能である移動体端末装置及び端末装置を備えた端末識別情報変更システムであって、前記移動体端末装置は、自装置の端末識別情報を格納する格納手段と、端末装置との間の近距離無線通信において、前記端末装置からの接続要求を受信すると共に、前記端末識別情報を前記端末装置に送信する通信手段と、前記端末識別情報を変更する変更手段と、前記移動体端末装置の端末識別情報の変更を判断する管理装置と、を備え、前記管理装置は、前記接続要求に含まれる前記端末装置の識別情報とセキュリティレベルとを関連づけた管理情報を有し、前記変更手段は、前記管理情報に基づいて前記端末識別情報を変更することを特徴とする。
この構成によれば、端末識別情報を適宜変更するので、移動体端末装置が端末装置に近接したとき毎に、近距離無線通信により移動体端末装置の端末識別情報が端末装置に送られても、移動体端末装置の行動履歴をトレースされることがない。その結果、セキュリティ、プライバシーの確保することができる。
本発明によれば、近距離無線通信が可能である移動体端末装置であって、前記移動体端末装置は、自装置の端末識別情報を格納する格納手段と、端末装置との間の近距離無線通信において、前記端末装置からの接続要求を受信すると共に、前記端末識別情報を前記端末装置に送信する通信手段と、前記端末識別情報を変更する変更手段と、を具備するので、近距離無線通信システムにおいてユーザのセキュリティやプライバシーの確保を行うことができる移動体端末装置及び端末識別情報変更システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る端末識別情報変更システムを説明するための図である。この端末識別情報変更システムにおいては、ショップ1に装備された端末装置であるアクセスポイント(AP)2と、移動体端末3との間で近距離無線通信を行う際に、移動体端末3がAP2にアクセスする毎に端末識別情報であるMAC(Media Access Control)アドレスを変更する。すなわち、同一のショップ1への来訪において、一回目の来訪と二回目の来訪とで無線LAN接続の際のMACアドレスを変更する。これにより、ショップ1においては、無線LAN接続のシーケンスから一回目の来訪者と二回目の来訪者とが同一であることが確認できない。そのため、無線LAN通信システムにおいてユーザのセキュリティやプライバシーの確保を行うことができる。ここでは、近距離無線通信が無線LAN通信(Local Area Network)である場合について説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る端末識別情報変更システムにおける端末装置を示す概略ブロック図である。端末装置2は、装置全体を制御する制御部21と、移動体端末1と無線LAN通信を行う通信部22と、種々の情報を表示する表示部23と、端末識別情報などを格納する格納部24とから主に構成されている。
制御部21は、端末識別情報を含む所定の情報を格納部24に格納したり、種々の情報を表示部23に表示させる指示を行ったり、移動体端末1との間での無線LAN通信の指示を行う。通信部22は、移動体端末1との間で端末識別情報の送受信を行う。格納部24は、移動体端末1の端末識別情報や、自装置の端末識別情報などを格納する。なお、格納部24は、ROM、RAM、ハードディスクなどにより構成される。
図3は、本発明の実施の形態1に係る端末識別情報変更システムにおける移動体端末を示す概略ブロック図である。移動体端末3は、端末全体を制御する制御部31と、端末装置2と無線LAN通信を行う通信部32と、種々の情報を表示する表示部33と、端末装置2から送られるサービスセットID(SSID)とあらかじめ設定されたSSIDとを照合する照合部34と、端末識別情報を格納する格納部35と、アプリケーションを動作させるアプリ制御部36と、端末装置2の識別情報や端末装置2から送られるSSIDなどの識別情報を判別する判別部37と、自装置の端末識別情報(ここではMACアドレス)を変更する変更部38とから主に構成されている。
制御部31は、通信部32に対して端末装置2との間での無線LAN通信の指示を行う。また、制御部31は、端末装置2から送られるSSIDを照合するように照合部33に指示する。また、制御部31は、種々の情報を表示部34に表示させる指示を行う。制御部31は、自装置の端末識別情報(ここではMACアドレス)を格納するように格納部35に指示する。また、制御部31は、アプリケーションプログラムを実行するようにアプリ制御部36に指示する。また、制御部31は、SSIDや他の識別情報を判別するように判別部37に指示する。また、制御部31は、判別部37の判別結果に基づいて端末識別情報(ここではMACアドレス)を変更するように変更部38に指示する。
通信部32は、端末装置2との間で端末識別情報の送受信を行ったり、後述する移動通信センター6を介して管理サーバ5との間で種々の情報を送受信する。また、通信部32は、ブラウザ機能やメーラ機能を備えている。なお、通信部32は、光通信、赤外線通信、Bluetooth通信などにも対応できる構成を備えていても良い。
格納部35は、端末装置2の端末識別情報、共通SSIDや、自装置の端末識別情報などを格納する。なお、格納部35は、ROM、RAM、ハードディスクなどにより構成される。
アプリ制御部36は、制御部31の指示に応じてアプリケーション言語(例えばJava(登録商標)言語)で作成されたアプリケーションプログラムを実行する。アプリ制御部36は、必要に応じて後述する管理サーバ5との間で端末識別情報の変更が必要かどうかの問い合わせや応答を行うためのアプリケーションを起動する。
判別部37は、SSIDのような識別情報や端末装置2の端末識別情報(MACアドレス)やセキュリティレベルなどを判別し、自装置の端末識別情報(MACアドレス)を変更する必要があるかどうかを判別する。例えば、判別部37は、SSIDやMACアドレスなどの識別情報と、自装置の端末識別情報の変更の有無とを関連づけたテーブルを備え、そのテーブルを用いて端末識別情報を変更する必要があるかどうかを判別する。なお、テーブルで管理する項目については、少なくとも識別情報と自装置の端末識別情報の変更の有無とが関連づけられていれば、特に制限はない。
変更部38は、判別部37の判別結果に基づいて、制御部31からの指示により、あるいは、後述する管理サーバ5への問い合わせの応答情報に基づいて、自装置の端末識別情報(MACアドレス)を変更する。
変更部38により端末識別情報を変更するタイミングは、近距離無線通信の接続毎(同一の端末装置(AP)か異なる端末装置(AP)かに拘らず接続毎、あるいは異なる端末装置(AP)に接続する際)、近距離無線通信のサービスに応じて、他の端末装置2からのビーコンを受信したとき、プローブ要求の応答のとき、一定時間経過後、一定時刻後、所定回数の接続後、移動体端末3におけるユーザの特定の操作(データ通信実施、音声通信実施、電源の投入/切断、変更指示など)を行ったときなどが挙げられる。なお、異なる端末装置に接続する場合や異なるサービスに接続する場合には、判別部37においてSSIDやMACアドレスなどの識別情報を判別結果に応じて変更を行う。
また、移動体端末3に事前に設定された特定の端末装置のMACアドレスやSSIDなどの識別情報に対してのみ自装置の端末識別情報を変更するように設定しても良い。さらに、移動体端末3に事前に設定された特定の地域や場所(GPS(Global Positioning System)やRFID(Radio Frequency Identification)などにより判別することができる)の識別情報に対してのみ自装置の端末識別情報を変更するように設定しても良い。さらに、特定の条件下、例えば送信元の端末装置が前記のような事前設定のMACアドレスやSSIDに一致する、事前設定の場所や時刻の場合に、特定のMACアドレスで返信するようにしても良い。この場合においては、プライバシー問題を低減しつつ、移動体端末を特定することが可能となる。このため、ユーザが要望するセキュリティレベルに応じたサービスを提供することが可能となる。
変換部38における端末識別情報を変更する方法としては、第三者に解析されない方法、例えば、複数の端末識別情報のそれぞれに事前に設定した特定の値を加減算、剰余算、MOD計算、ハッシュ、乱数、カオス計算などする方法、時刻情報に基づいて乱数、算術演算をする方法などが挙げられる。端末識別情報、例えばMACアドレスは有限であるので、これらのMACアドレスを使いまわす必要がある。この場合においても、使いまわしの順番は乱数、時刻情報に基づく算術演算などにより行う。
無線LAN通信においては、一般に、端末装置との間の接続にセキュリティを向上するためにMACアドレスフィルタリング機能が利用される。したがって、この機能と抵触しないように、特定のSSIDを受信したときのみMACアドレスを変更する処理を行うことが望ましい。反対に、特定のSSIDを受信したとき、あるいは、特定のSSIDで特定の端末装置との接続に固定のMACアドレスを用いるようにしても良い。
例えば、特定のSSIDを受信したときにMACアドレスを変更する場合には、受信したSSIDを照合部17で照合し、あらかじめ保持する特定のSSIDと一致したときに、制御部11に制御信号を出力し、制御部11が変更部19に制御信号を送る。変更部19は、その制御信号を受け取ると、MACアドレスを変更する。具体的には、図13に示すように、複数のMACアドレス61,62がリスト化されて格納部14に格納されており、そのリストにおいてMACアドレスを変更する。
また、セキュリティに関しては、移動体端末3に、無線LAN接続を利用するアプリケーション毎(SSID毎、接続先端末装置(AP)毎)にセキュリティレベルを設定し、セキュリティレベルが相対的に高いアプリケーションでは頻繁にMACアドレスを変更し、セキュリティレベルが相対的に低いアプリケーションではMACアドレスを変更しない、又は変更頻度を低くするように設定しても良い。
図4は、本発明の実施の形態1に係る端末識別情報の変更を説明するためのシーケンス図である。まず、図1に示すように、ユーザがショップ1に一回目の来訪をしたときに、移動体端末3と端末装置2との間で無線LAN通信を行う(ST11〜ST13)。この無線LAN通信の手順は、IEEE802.11における接続時の標準手順と同じである。まず、端末装置2は、無線LAN信号の到達範囲に報知信号としてビーコンを送信する(ST11)。このビーコンには、共通SSID、端末装置の端末識別情報であるMACアドレスなどが含まれる。次いで、移動体端末3が無線LAN信号の到達範囲に入り、そのビーコンを通信部32を介して受けると、照合部33で格納部35に格納されている共通SSIDとビーコンに含まれる共通SSIDとを照合する。そして、共通SSIDが一致した場合には、認証・アソシエーション処理を行った(ST12)後に、無線LAN接続が行われる(ST13)。なお、認証・アソシエーション処理において、移動体端末3と端末装置2との間でGWアドレスやホストアドレスなどが送受信される。また、無線LAN接続中においては、取得した端末装置2の端末識別情報は、移動体端末3の格納部35に格納される。一回目の来訪においては、移動体端末3は、自装置の端末識別情報として図5(a)に示すMACアドレス(00-11-43-2E-4B-D1)を用いる。
次いで、図1に示すように、ユーザがショップ1に二回目の来訪をしたときに、移動体端末3と端末装置2との間で無線LAN通信を行う(ST14〜ST17)。まず、端末装置2は、無線LAN信号の到達範囲に報知信号としてビーコンを送信する(ST14)。このビーコンには、共通SSID、端末装置の端末識別情報であるMACアドレスなどが含まれる。次いで、移動体端末3が無線LAN信号の到達範囲に入り、そのビーコンを受けると、照合部33で格納部35に格納されている共通SSIDとビーコンに含まれる共通SSIDとを照合する。そして、共通SSIDが一致した場合には、端末装置2のMACアドレスを判別部37に送る。判別部37においては、端末装置2のMACアドレスと、格納部35に格納されている以前来訪したショップの端末装置のMACアドレスとを照合する。そして、受信した端末装置2のMACアドレスが以前来訪したショップの端末装置のMACアドレスと同じであれば、ここでは、受信した端末装置2のMACアドレスがMACアドレス(00-11-43-2E-4B-D1)であれば、すなわち、同じショップに来訪したと判断して、その旨の制御信号を制御部31に出力する。
制御部31は、制御信号を受け取ると、変更部38に対してMACアドレスを変更するように指示する。そして、変更部38は、自装置のMACアドレスを変更する(ST15)。次いで、移動体端末3は、変更したMACアドレスを用いて認証・アソシエーション処理を行い(ST16)、その後、無線LAN接続が行われる(ST17)。なお、認証・アソシエーション処理において、移動体端末3と端末装置2との間でGWアドレスやホストアドレスなどが送受信される。また、無線LAN接続中においては、取得した端末装置2の端末識別情報は、移動体端末3の格納部35に格納される。二回目の来訪においては、移動体端末3は、自装置の端末識別情報として図5(b)に示すMACアドレス(00-11-43-2E-4B-D2)を用いる。
上記手順では、端末装置2から移動体端末3に報知信号としてビーコンを送信する態様について説明しているが、端末装置2からビーコンを送信する代わりに、まず、移動体端末3から端末装置2にプローブ要求を行い、端末装置2がプローブ要求を受信した際にプローブ応答を移動体端末3に送信するようにしても良い。なお、プローブ要求には、移動体端末3の端末識別情報であるMACアドレスなどが含まれ、プローブ応答には、共通SSIDや、端末装置2の端末識別情報であるMACアドレスなどが含まれる。
このように、本発明に係る端末識別情報変更システムにおいては、端末識別情報を適宜変更するので、移動体端末3が端末装置2に近接したとき毎に、無線LAN通信により移動体端末3の端末識別情報が端末装置2に送られても、移動体端末3の行動履歴をトレースされることがない。その結果、セキュリティ、プライバシーの確保することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態においては、移動体端末が、管理サーバに格納された、接続要求に含まれる識別情報とセキュリティレベルとを関連づけた管理情報に基づいて端末識別情報を変更する場合について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2に係る端末識別情報変更システムの概略構成を示す図である。図6に示すシステムは、移動体端末3と、この移動体端末3と近距離無線通信、例えば無線LAN通信やBluetooth通信により通信が可能である端末装置2と、端末装置2とインターネット4のようなネットワークを介して接続された管理サーバ5と、移動体端末3と移動通信網を介して接続された移動通信センター6とから主に構成されている。
端末装置2及び移動体端末3については、実施の形態1と同様であるので詳細な説明を省略する。移動通信センター3は、例えばiモード(登録商標)サーバなどを有すると共に、移動通信網とインターネット4とを結ぶゲートウェイ機能を担っており、具体的には、情報配信機能、メール送受信機能、メール蓄積機能、契約顧客管理機能、情報提供者(Information Provider)管理機能、及び情報料課金機能を有する。ネットワークには、インターネット4をはじめその他のネットワーク、例えばLANやWANなども含まれる。
図7は、本発明の実施の形態2に係る端末識別情報変更システムにおける管理サーバを示す概略ブロック図である。管理サーバ5は、端末全体を制御する制御部51と、端末装置2及び移動体端末3と通信を行う通信部52と、移動体端末3からの問い合わせに応じて端末識別情報の変更の要否を確認する、すなわちセキュリティレベルを確認するレベル確認部53と、アプリケーションを動作させるアプリ制御部54とから主に構成されている。
制御部51は、通信部52に対して端末装置2や移動体端末3との間での通信の指示を行う。また、制御部31は、移動体端末3からの問い合わせに応じて端末識別情報の変更の要否を確認するようにレベル確認部53に指示する。また、制御部31は、アプリケーションプログラムを実行するようにアプリ制御部36に指示する。
通信部52は、端末装置2との間で端末識別情報の送受信を行ったり、移動体端末3との間で移動通信センター6を介して問い合わせ及び応答情報を含む種々の情報を送受信する。
レベル確認部53は、移動体端末3からの問い合わせに応じて端末識別情報の変更の要否を確認する。このレベル確認部53では、特定のMACアドレスや特定のSSIDなどの識別情報について、移動体端末3から問い合わせがあった場合に、その特定のMACアドレスや特定のSSIDなどの識別情報のセキュリティレベルを確認し、移動体端末3の自装置の端末識別情報の変更が必要であるかどうかの情報(応答情報)を出力する。この場合、レベル確認部53は、図8に示すような、識別情報(図8においてはMACアドレス)と、セキュリティレベルと、移動体端末3の端末識別情報の変更の有無とを関連づけた管理テーブルを有することが好ましい。このような管理テーブルを用いることにより、レベル確認部53は、問い合わせがあった識別情報を用いて管理テーブルを参照し、セキュリティレベル及び/又は端末識別情報変更の有無の情報を出力する。この情報は、応答情報として通信部52を介して移動体端末3に送られる。なお、管理テーブルで管理する項目については、少なくとも識別情報と、セキュリティレベルと、自装置の端末識別情報の変更の有無とが関連づけられていれば、特に制限はない。
アプリ制御部54は、制御部51の指示に応じてアプリケーション言語(例えばJava(登録商標)言語)で作成されたアプリケーションプログラムを実行する。アプリ制御部54は、必要に応じて移動体端末3との間で端末識別情報の変更が必要かどうかの問い合わせや応答を行うためのアプリケーションを起動する。
図9は、本発明の実施の形態2に係る端末識別情報の変更を説明するためのシーケンス図である。移動体端末3が無線LAN通信以外の通信、例えばWCDMA(Wide-band Code Division Multiple Access)により、これから無線LAN接続する端末装置2の識別情報(MACアドレスやSSID)を取得する。この識別情報は、移動体端末3の格納部35に格納される。
次いで、格納部35に格納された識別情報(ここではMACアドレス)についてのセキュリティレベルを確認するため、すなわち自装置の端末識別情報を変更する必要があるかどうかを確認するために、管理サーバ5に問い合わせを行う(ST21)。このとき、移動体端末3及び管理サーバ5のそれぞれのアプリ制御部36,54によりアプリケーションが起動する。また、問い合わせには、問い合わせに係る識別情報が管理サーバ5に送られる。
管理サーバ5は、移動通信網及びインターネット4を介して移動体端末3からの問い合わせを受け取ると、制御部51がレベル確認部53に対して問い合わせに係る識別情報のセキュリティレベルを確認するように指示する。レベル確認部53では、問い合わせに係る識別情報であるMACアドレスを用いて管理テーブルを参照してレベル確認を行い(ST22)、セキュリティレベルと移動体端末3の端末識別情報を変更するかどうかの情報を制御部51に出力する。制御部51は、この情報を応答情報として通信部52を介して移動体端末3に送信する。
移動体端末3においては、応答情報を受け取ると、制御部31が応答情報を判別部37に送る。判別部37においては、応答情報における端末識別情報変更の有無の情報を抽出し、その結果を変更部38に出力する。変更部38は判別部37の判別結果に基づいて自装置の端末識別情報(MACアドレス)を変更する(ST23)。例えば、管理サーバ5から、問い合わせに係る識別情報はセキュリティレベルが高いので変更が必要であるとの応答情報を受けると、変更部38で自装置のMACアドレスを変更する。
次いで、移動体端末3と端末装置2との間で無線LAN通信を行う(ST24〜ST26)。この無線LAN通信の手順は、IEEE802.11における接続時の標準手順と同じである。まず、端末装置2は、無線LAN信号の到達範囲に報知信号としてビーコンを送信する(ST24)。このビーコンには、共通SSID、端末装置の端末識別情報であるMACアドレスなどが含まれる。次いで、移動体端末3が無線LAN信号の到達範囲に入り、そのビーコンを通信部32を介して受けると、照合部33で格納部35に格納されている共通SSIDとビーコンに含まれる共通SSIDとを照合する。そして、共通SSIDが一致した場合には、認証・アソシエーション処理を行った(ST25)後に、無線LAN接続が行われる(ST26)。なお、認証・アソシエーション処理において、移動体端末3と端末装置2との間でGWアドレスやホストアドレスなどが送受信される。また、無線LAN接続中においては、取得した端末装置2の端末識別情報は、移動体端末3の格納部35に格納される。
上記手順では、端末装置2から移動体端末3に報知信号としてビーコンを送信する態様について説明しているが、端末装置2からビーコンを送信する代わりに、まず、移動体端末3から端末装置2にプローブ要求を行い、端末装置2がプローブ要求を受信した際にプローブ応答を移動体端末3に送信するようにしても良い。なお、プローブ要求には、移動体端末3の端末識別情報であるMACアドレスなどが含まれ、プローブ応答には、共通SSIDや、端末装置2の端末識別情報であるMACアドレスなどが含まれる。
このように、本発明に係る端末識別情報変更システムにおいては、端末識別情報を適宜変更するので、移動体端末3が端末装置2に近接したとき毎に、無線LAN通信により移動体端末3の端末識別情報が端末装置2に送られても、移動体端末3の行動履歴をトレースされることがない。その結果、セキュリティ、プライバシーの確保することができる。
上記実施の形態1,2においては、移動体端末3の自装置の端末識別情報を変更する際に、端末装置2のMACアドレスの判別により変更を行う場合について説明しているが、本発明はこれに限定されず、上述したような他の変更トリガにより移動体端末3の自装置の端末識別情報を変更するようにしても良い。
本機能、すなわちMACアドレスを変更してプライバシーを確保する機能を搭載した移動体端末3においては、ユーザインタフェースにおいて、プライバシー保護を示すアイコンを表示しても良い。また、信頼できる特定の端末装置については、その特定の端末装置から端末識別情報を取得する場合には、MACアドレスを変更せずに、信頼できる特定の端末装置であることを示すアイコンを表示しても良い。
本発明は上記実施の形態1,2に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態1,2における処理手順は一例であり、本発明の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更して実施することができる。また、上記実施の形態1,2においては、近距離無線通信が無線LAN通信である場合について説明しているが、本発明においては、近距離無線通信がBluetooth通信などの他の通信であっても良い。その他、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
本発明の実施の形態1に係る端末識別情報変更システムを説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る端末識別情報変更システムにおける端末装置を示す概略ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る端末識別情報変更システムにおける移動体端末を示す概略ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る端末識別情報の変更を説明するためのシーケンス図である。 (a),(b)は、移動体端末におけるMACアドレスリストを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る端末識別情報変更システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る端末識別情報変更システムにおける管理サーバを示す概略ブロック図である。 管理サーバにおける管理テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る端末識別情報の変更を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
1 ショップ
2 端末装置
3 移動体端末
4 インターネット
5 管理サーバ
6 移動通信センター
21,31,51 制御部
22,32,52 通信部
23,34 表示部
24,35 格納部
33 照合部
36,54 アプリ制御部
37 判別部
38 変更部
53 レベル確認部

Claims (3)

  1. 近距離無線通信が可能である移動体端末装置であって、前記移動体端末装置は、自装置の端末識別情報を格納する格納手段と、端末装置との間の近距離無線通信において、前記端末装置からの接続要求を受信すると共に、前記端末識別情報を前記端末装置に送信する通信手段と、前記端末識別情報を変更する変更手段と、前記接続要求に含まれる前記端末装置の識別情報を判別する判別手段と、を具備し、前記変更手段は、前記判別手段の判別結果に基づいて前記端末識別情報を変更することを特徴とする移動体端末装置。
  2. 前記判別手段は、セキュリティレベルを判別し、前記変更手段は、前記セキュリティレベルに応じて前記端末識別情報を変更することを特徴とする請求項記載の移動体端末装置。
  3. 互いに近距離無線通信が可能である移動体端末装置及び端末装置を備えた端末識別情報変更システムであって、前記移動体端末装置は、自装置の端末識別情報を格納する格納手段と、端末装置との間の近距離無線通信において、前記端末装置からの接続要求を受信すると共に、前記端末識別情報を前記端末装置に送信する通信手段と、前記端末識別情報を変更する変更手段と、前記移動体端末装置の端末識別情報の変更を判断する管理装置と、を備え、前記管理装置は、前記接続要求に含まれる前記端末装置の識別情報とセキュリティレベルとを関連づけた管理情報を有し、前記変更手段は、前記管理情報に基づいて前記端末識別情報を変更することを特徴とする端末識別情報変更システム。
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