JP4698988B2 - シフトレバー装置 - Google Patents

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    • F16H2059/026Details or special features of the selector casing or lever support
    • F16H2059/0269Ball joints or spherical bearings for supporting the lever

Description

本発明は、主として自動車等の車両に用いられる変速機用のシフトレバー装置に関するものであり、詳しくはシフトレバーが受ける所定以上の衝撃荷重による衝撃エネルギーを吸収する衝撃エネルギー吸収構造を備えるシフトレバー装置に関する。
従来の衝撃エネルギー吸収構造を備えるシフトレバー装置としては、例えば、特許文献1等に記載されたものがある。
特許文献1に記載されたシフトレバー装置では、車体側に球状部材を固定された球状部材と、シフトレバーを備えた変速操作部との間に対して、衝撃エネルギー吸収機構が組込まれている。衝撃エネルギー吸収機構には、金属製の帯板材を繰り返し折り曲げてなる蛇腹機構が採用されている。
そして、シフトレバーに所定以上の衝撃荷重が加わったときには、衝撃エネルギー吸収機構の蛇腹機構が塑性変形することによって、衝撃荷重による衝撃エネルギーが吸収されるように構成されている。
特開平9−30281号公報
前記特許文献1のシフトレバー装置によると、衝撃エネルギー吸収機構に、前に述べたように、金属製の帯板材を繰り返し折り曲げてなる蛇腹機構が採用されている。このような蛇腹機構では、大型化を余儀なくされるため、シフトレバー装置のコンパクト化が難しいという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、シフトレバーが受ける衝撃エネルギーを吸収可能でありながらコンパクトに構成することのできるシフトレバー装置を提供することにある。
前記した課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とするシフトレバー装置により解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1に係るシフトレバー装置によると、シフトレバーが所定以上の衝撃荷重を受けたときには、その衝撃荷重による衝撃エネルギーを吸収する方向へ移動するシフトレバーの球状部によりベースブラケットのシート部が開口孔を拡大するように変形されることによって、シフトレバーが受ける衝撃エネルギーを吸収することができる。
したがって、シフトレバーの球状部を支持するベースブラケットのシート部の変形を利用することによって、シフトレバーが受ける衝撃エネルギーを吸収可能でありながらコンパクトに構成することができる。
また、ベースブラケットのシート部は、シフトレバー装置を構成する構成部品の1つであるから、衝撃エネルギーを吸収するための専用部品を不要とし、部品点数の増加を回避し、コストを低減することができる。
なお、本明細書でいう「変形」には、破壊、塑性変形、破断、剪断等が相当する。
またベースブラケットには、衝撃エネルギーの吸収方向へ移動する球状部により変形可能なエネルギー吸収部が設けられている。したがって、シフトレバーの球状部によるベースブラケットのシート部の変形とエネルギー吸収部の変形とにより、衝撃エネルギーを段階的に効率良く吸収することができる。
また、特許請求の範囲の請求項にかかるシフトレバー装置によると、シフトレバーが所定以上の衝撃荷重を受けたときには、シフトレバーの樹脂製の球状部に対して金属製のレバー軸部が衝撃荷重による衝撃エネルギーを吸収する方向へ移動する。
したがって、シフトレバーの球状部に対するレバー軸部の移動を利用することによって、シフトレバーが受ける衝撃エネルギーを吸収可能でありながらコンパクトに構成することができる。
また、シフトレバーの球状部は、シフトレバー装置を構成する構成部品の1つであるから、衝撃エネルギーを吸収するための専用部品を不要とし、部品点数の増加を回避し、コストを低減することができる。
また、衝撃エネルギーを吸収する部分である球状部自体がシフトレバーの操作にともなって動くものであるため、シフトレバーの操作位置に関係なく、常に安定した衝撃エネルギーの吸収特性を得ることができる。
また、特許請求の範囲の請求項にかかるシフトレバー装置によると、シフトレバーが所定以上の衝撃荷重を受けたときには、レバー軸部のねじ軸部のねじ山により球状部のねじ孔のねじ山が変形されることによって、シフトレバーが受ける衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、レバー軸部のねじ軸部を球状部のねじ孔に螺合することによって、レバー軸部と球状部とを容易に一体化することができる。
また、特許請求の範囲の請求項にかかるシフトレバー装置によると、シート部と球状との間に設けられた回動規制手段によって、球状部のねじ軸線回りの過剰な回動が規制される。これにより、レバー軸部に対する球状部の緩みを防止することができる。
また、特許請求の範囲の請求項にかかるシフトレバー装置によると、シフトレバーが所定以上の衝撃荷重を受けたときには、レバー軸部によりスプリングピンが変形されることによって、シフトレバーが受ける衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、レバー軸部及び球状部にスプリングピンを架設することによって、レバー軸部と球状部とを容易に一体化することができる。
本発明のシフトレバー装置によれば、シフトレバーが受ける衝撃エネルギーを吸収可能でありながらコンパクトに構成することができる。さらに、衝撃エネルギーを吸収するための専用部品を不要とし、部品点数の増加を回避し、コストを低減することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について実施例を参照して説明する。
本発明の実施例1について図面を参照して説明する。本実施例では、手動変速機を搭載した車両のインストルメントパネルに組込まれる形式で、手動変速機の変速段を切り替える手動変速機用のシフトレバー装置について説明する。なお、図1はシフトレバー装置を示す外観図、図2は同じく一部破断して示す側面図、図3は図2のIII−III線矢視断面図、図4は図3のIV−IV線矢視断面図、図5は図4のV−V線矢視断面図、図6はシフトレバー装置の分解斜視図である。また、説明の都合上、シフトレバー装置の前後は車両の前後に準じるものとし、シフトレバー装置の左右は車両のインストルメントパネルに面する左右に準じるものとする。
図1に示すように、シフトレバー装置は、樹脂成形品からなるベースブラケット10を備えている。ベースブラケット10は、図6に示すように、基板部12と、その基板部12の後側に突出する支持台部13と、基板部12の前側に突出する支持枠部14とを一体に有している。図2に示すように、基板部12の四隅部に形成された各取付孔(図2では1個を示す。)内には、弾性を有する防振ブシュ16がそれぞれ嵌着されている。さらに、各防振ブシュ16内には、金属製の支持ブシュ17がそれぞれ嵌着されている。
図2において、図示しない手動変速機を備えた車両の車体側部材であるパネル20の後面側には、インストルメントパネル19が装着されている。パネル20において、インストルメントパネル19で覆われる部分の所定部位には、ブラケット用開口孔21が形成されている。パネル20には、前記ベースブラケット10の基板部12の各支持ブシュ17に対応するスタッドボルト22が後方に向けて突出する状態でそれぞれ溶接等により固着されている。
そして、車両に対するシフトレバー装置の搭載に際しては、パネル20のブラケット用開口孔21内にベースブラケット10の支持枠部14が挿入され、各スタッドボルト22に基板部12の各支持ブシュ17が嵌合された状態で、各スタッドボルト22にナット24がそれぞれ締着される。このようにして、ベースブラケット10が、パネル20に固定される。これとともに、ベースブラケット10がインストルメントパネル19内に配置される。
図5に示すように、前記ベースブラケット10の基板部12には、前後方向に貫通する左右の開口孔25,26が平行状に形成されている。
また、図4に示すように、支持台部13の上端部には、ほぼカップ状のシート部30が一体形成されている。シート部30の内側面には、後述するシフトレバー55の球状部58を摺動可能に支持するほぼ凹型球面状のシート面30a(図3参照)が形成されている。なお、図4に示すように、シート部30の軸線30Lは、前下方から後上方へ傾斜している。
図4において、前記シート部30の開口側端部には、同心状をなすほぼ円筒状の筒状部32が一体形成されている(図3参照)。
また、図3に示すように、シート部30の下端部には、同心状をなす円形の開口孔33が形成されている。
さらに、シート部30の左側部には、筒状部32の上端面から開口孔33に亘って開口するピン受入溝34が形成されている。ピン受入溝34の形成によって、シート部30は、ほぼCリング状に形成されている(図5参照)。
図6に示すように、前記支持台部13の上面上には、前記筒状部32の前側に隣接する左右一対の軸受部35が一体形成されている。また、支持台部13における左側の軸受部35の下方近くには、ほぼ四角柱状の突起部35aが一体形成されている。また、両軸受部35には、図5に示すように、左右方向に延びる軸線36L上に位置する軸孔36が形成されている。
また、支持台部13の上面上には、前記円筒部の後側に連続するボス部38が一体形成されている。ボス部38には、左右方向に延びかつ前記軸線36Lに平行する軸線39L上に位置するピン孔39が形成されている。
図3に示すように、前記ベースブラケット10のシート部30の筒状部32内には、後述するシフトレバー55の球状部58をシート部30内に収容した後で、シート部材40及びスペーサ42が嵌合され、さらにその筒状部32にはキャップ44が被されている。
シート部材40は、例えば樹脂製で、ほぼ円環板状に形成されており、その下面にほぼ凹型球面状のシート面40aが形成されている。そのシート部材40の外周面と上面とのなす隅角部分には、環状をなす段付凹部40bが形成されている。なお、シート部材40は、後述するシフトレバー55の球状部58を摺動可能に押える部材である。
また、スペーサ42は、ゴム状弾性体によりほぼ円環板状に形成されており、シート部30の筒状部32とシート部材40の段付凹部40bとにより形成される環状溝(符号省略)内に嵌合可能に形成されている。スペーサ42は、キャップ44によって圧縮されることにより、シート部材40を後述するシフトレバー55の球状部58に弾性的に押圧し、その球状部58のがたつきを抑制する。
図3に示すように、前記キャップ44は、例えば樹脂製で、前記シート部30の筒状部32に被せた状態で、前記シート部材40内の中空部に対して同心状に連続する開口孔44aを有している。
また、図5に示すように、キャップ44の後端部には、前記ベースブラケット10のボス部38に嵌合した状態で、そのボス部38のピン孔39と同心状をなす左右一対のピン孔45が形成されている。ピン孔39及びピン孔45内にスロッテッドスプリングピン46が圧入されることによって、キャップ44の後端部がベースブラケット10に固定されている。
また、キャップ44の前端部には、ベースブラケット10の左右の軸受部35の相互間に嵌合した状態で、その軸受部35の軸孔36と同心状をなす軸孔44bが形成されている。軸孔36及び軸孔44b内に後述するベルクランクシャフト47が支持されることにより、キャップ44の前端部がベースブラケット10に固定されている。
上記のように、ベースブラケット10にキャップ44がスロッテッドスプリングピン46及びベルクランクシャフト47で装着されることによって、シート部材40及びスペーサ42等が抜け止めされている。
図5に示すように、前記ベースブラケット10の左側の軸受部35の左側に配置されるベルクランクアーム48は、その後端部に連動孔48bを有しかつ前端部に左方に突出する連結ピン49を有している。ベルクランクアーム48の中央部の後寄りの位置には、軸孔48aが形成されている。また、図6に示すように、ベルクランクアーム48には、軸孔48aの下方近くより下方へ逆凸型状に突出する突起部48cが形成されている。
ベースブラケット10には、ベルクランクアーム48が頭付きベルクランクシャフト47により支持されている。ベルクランクシャフト47は、ベルクランクアーム48の軸孔48aから、左側の軸受部35の軸孔36、キャップ44の軸孔44b、右側の軸受部35の軸孔36を通した後、プレートワッシャ51を装着することによって抜け止めされている。このベルクランクシャフト47により、キャップ44の前端部がベースブラケット10に固定されているとともに、ベルクランクアーム48が回動可能に支持されている。
図5において、前記ベルクランクアーム48には、そのアーム48と前記左側の軸受部35との間に位置するトーションスプリングからなるリターンスプリング53が掛装されている。リターンスプリング53は、ベルクランクシャフト47と同心上に配置されている。
図7に示すように、リターンスプリング53の両端部53aは、平行状に延出されかつ左方へL字状に折り曲げられている。そして、リターンスプリング53の両端部53aは、前記ベースブラケット10の左側の軸受部35の下方近くに形成された突起部35aと、前記ベルクランクアーム48の中央部から下方へ突出された突起部48c(詳しくは、後述するクッションスプリング50)に跨るようにして掛装されている。これにより、リターンスプリング53は、ベルクランクアーム48を常にはニュートラル位置に弾性的に保持している。
前記ベルクランクアーム48の突起部48cには、ゴム状弾性体により環状に形成されたほぼ四角筒状のクッションスプリング50が嵌着されている。クッションスプリング50は、ベルクランクアーム48の突起部48cとリターンスプリング53の両端部53aとの間において、その両者48c,53a間に発生する打音を防止あるいは低減する働きをなすものである。
前記ベルクランクアーム48の連結ピン49を含む前端部は、そのアーム48の回動にともない前記ベースブラケット10の左側の開口孔25内に出入可能になっている。その連結ピン49には、前記手動変速機側に連繋されたセレクトケーブル(図示省略)が連結される。
図4に示すように、前記ベースブラケット10に支持されかつ運転者により操作されるシフトレバー55は、その主体をなすレバー軸部56と、そのレバー軸部56の基端部に設けられた球状部58と、レバー軸部56の上端部に設けられたノブ59と、レバー軸部56の基端部寄りの位置に設けられたシフトアーム60とを一体的に備えている。
レバー軸部56は、例えば金属製で、断面円形の丸棒状に形成されており、ほぼクランク状に折り曲げられている。
また、球状部58は、例えば金属製あるいは樹脂製で、ほぼ球状に形成されている。球状部58は、レバー軸部56の基端部に対して圧入等により取付けられている。また、球状部58の中心58cは、レバー軸部56の基端部の軸線56L上に位置している。なお、図3及び図4において、レバー軸部56の基端部の軸線(以下、単に「レバー軸部の軸線」という。)56Lは、前記シート部30の軸線30Lと同一軸線上に位置している。
図3に示すように、前記球状部58には、左方に突出する球部62aを有する連動ピン62が一体的に設けられている。なお、連動ピン62の球部62aの中心62cは、レバー軸部56の軸線56Lに直交して左右方向に延びかつ球状部58の中心58cを通る直線62L上に位置している。
また、ノブ59は、例えば樹脂製で、レバー軸部56の上端部に対して螺合等により取付けられている(図1及び図2参照)。
図4に示すように、前記シフトアーム60は、例えば金属製で、その基端部(後端部)が前記レバー軸部56に溶接等により取付けられている。シフトアーム60は前下方へ延出されており、その先端部に右方に突出する球部64aを有する連結ピン64が取付けられている(図5参照)。なお、図5において、連結ピン64の球部64aの中心64cは、前記レバー軸部56の軸線56L(図3参照)に直交して前後方向に延びる直線64L上に位置している。
しかして、前記ベースブラケット10に対する前記シフトレバー55の支持に際しては、まず、前記シフトアーム60が溶接された前記レバー軸部56に、前記したキャップ44、スペーサ42及びシート部材40が嵌合された後で、前記球状部58が圧入により取付けられる。
そして、前記ベースブラケット10のシート部30内に球状部58が嵌合される。これとともに、球状部58の連動ピン62の球部62aがシート部30のピン受入溝34内に嵌合される。その後、ベースブラケット10に、前に述べたようにキャップ44が装着されることにより、シート部30のシート面30aとシート部材40のシート面40aとの間に球状部58が摺動可能に保持される。したがって、シフトレバー55は、シフト方向(図4において矢印A方向)へシフト操作可能であり、セレクト方向(図3において矢印B方向)へセレクト操作可能になっている。なお、シフトレバー55のセレクト操作時において、球状部58の連動ピン62がシート部30のピン受入溝34内を図3において矢印C方向に移動する。なお、球状部58とシート部30とシート部材40とにより、球継手が構成されている。
前記したように、ベースブラケット10に支持されたシフトレバー55において、レバー軸部56の先端部は、前記インストルメントパネル19の開口孔19a(図2参照)を通じて車室内へ延びている。なお、図示はしないが、インストルメントパネル19の開口孔19aより露出するレバー軸部56のインストルメントパネル側の部分はブーツによって覆われるものとする。
また、前記連動ピン62の球部62aは、前記ベルクランクアーム48の連動孔48b内に摺動可能に嵌合される(図3及び図5参照)。
前記シフトアーム60の連結ピン64を含む前端部は、シフトレバー55のシフト操作にともない前記ベースブラケット10の右側の開口孔26内に出入可能になっている。その連結ピン64には、前記手動変速機側に連繋されたシフトケーブル(図示省略)が連結される。
ところで、前記ベースブラケット10のシート部30は、前記シフトレバー55(詳しくは、ノブ59)が所定以上の衝撃荷重(図4中、矢印Y参照。)を受けたときに、前記球状部58が衝撃荷重による衝撃エネルギーを吸収する方向すなわち軸線56L(30L)に沿って前下方へ移動可能となるように変形可能に形成されている。なお、シート部30の変形としては、例えば破壊、塑性変形等が相当する。
さらに、前記ベースブラケット10には、前記衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動する球状部58により変形可能なエネルギー吸収部66が設けられている(図2及び図6参照)。
図2に示すように、エネルギー吸収部66は、ベースブラケット10に対して前記シート部30とともに樹脂によりほぼ三角形板状に一体成形されている。エネルギー吸収部66は、前記軸線56Lに直交して前後方向に延びる一平面上に形成されている。
前記エネルギー吸収部66には、前記衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)に所定間隔を隔てて並ぶ複数(図2では2個を示す。)の開口孔67が形成されている。開口孔67は、軸線56Lに直交する方向を長くする長四角形状に形成されている。したがって、図3に示すように、エネルギー吸収部66の上端面66aとその開口孔67との間、上下に隣り合う開口孔67の間にそれぞれ架橋部68が形成される。このように、エネルギー吸収部66に衝撃エネルギーの吸収方向に並ぶ複数の架橋部68が形成されることにより、前記衝撃エネルギーの吸収方向へ移動する球状部58により、架橋部68が変形(例えば破断)するとともに、その架橋部68の周辺部が変形(例えば、塑性変形)し、その変形により衝撃エネルギーを段階的に吸収することができる。なお、開口孔67は本明細書でいう「開口部」に相当する。また、エネルギー吸収部66の周縁部には、左右方向に張り出す枠部69が一体形成されている。
上記したように構成されたシフトレバー装置において、シフトレバー55のノブ59に対して、シフト方向(図2及び図4において矢印A方向)への操作力を入力したときは、そのシフトレバー55が球状部58の中心58c(図3参照)回りに回動する。そして、シフトレバー55がシフト方向に回動するにともない、シフトアーム60の回動力が、シフトケーブル(図示省略)を介して手動変速機側に伝達される。このとき、シフトレバー55は、連動ピン62の軸線62Lを中心として回動するため、ベルクランクアーム48が回動することなく、シフト操作の操作力がセレクトケーブルに伝達されない。
また、前記シフトレバー55のノブ59に対して、セレクト方向(図3において矢印B方向)への操作力を入力したときには、そのシフトレバー55が球状部58の中心58c回りに回動する。そして、そのシフトレバー55がセレクト方向に回動するにともない、球状部58の連動ピン62によってベルクランクアーム48がベルクランクシャフト47(図2参照)回りに回動されることにより、そのベルクランクアーム48の回動力が、セレクトケーブル(図示省略)を介して手動変速機側に伝達される。このとき、シフトレバー55は、球状部58の中心58cと連結ピン64の中心64cを通る直線64L(図5参照)を中心として回動するため、セレクト操作の操作力がシフトケーブルに伝達されない。
また、前記シフトレバー55(詳しくは、ノブ59)が所定以上の衝撃荷重(図4中、矢印Y参照。)を受けたときには、シフトレバー55の球状部58により、ベースブラケット10のシート部30が変形される。これにより、球状部58が、衝撃荷重による衝撃エネルギーを吸収する方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動する。すなわち、球状部58が、ベースブラケット10のシート部30を開口孔33及びピン受入溝34を拡大するように変形させ、シート部30から抜け出るように移動する。このときのシート部30の変形により、シフトレバー55が受ける衝撃エネルギーが吸収される。
さらに、前記ベースブラケット10のシート部30により衝撃エネルギーが吸収しきれなかった場合には、衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動するシフトレバー55の球状部58により、エネルギー吸収部66が変形されることによって、その球状部58が前記衝撃エネルギーを吸収する方向へ移動する。すなわち、球状部58が、エネルギー吸収部66を変形させつつ下方へ移動する。このときのエネルギー吸収部66の変形により、シフトレバー55が受ける衝撃エネルギーが吸収される。
詳しくは、エネルギー吸収部66に対する複数(図4では2個を示す。)の開口孔67の形成による架橋部68及びその架橋部68の周辺部の変形により、球状部58が受ける衝撃エネルギーが段階的に吸収される。
上記したシフトレバー装置によると、シフトレバー55が所定以上の衝撃荷重を受けたときには、その衝撃荷重による衝撃エネルギーを吸収する方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動するシフトレバー55の球状部58によりベースブラケット10のシート部30が変形されることによって、シフトレバー55が受ける衝撃エネルギーを吸収することができる。
したがって、シフトレバー55の球状部58を支持するベースブラケット10のシート部30の変形を利用することによって、シフトレバー55が受ける衝撃エネルギーを吸収可能でありながらコンパクトに構成することができる。
また、ベースブラケット10のシート部30は、シフトレバー装置を構成する構成部品の1つであるから、衝撃エネルギーを吸収するための専用部品を不要とし、部品点数の増加を回避し、コストを低減することができる。
また、ベースブラケット10には、衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動する球状部58により変形可能なエネルギー吸収部66が設けられている。したがって、シフトレバー55の球状部58によるベースブラケット10のシート部30の変形とエネルギー吸収部66の変形とにより、衝撃エネルギーを段階的に効率良く吸収することができる。
また、ベースブラケット10とシート部30とエネルギー吸収部66が樹脂により一体成形されていることにより、部品点数及び組付工数を削減してコストを低減するとともに、シフトレバー装置をコンパクトに構成することができる。
また、衝撃エネルギーを段階的に吸収可能に形成されているエネルギー吸収部66によって、球状部58が受ける衝撃エネルギーを効率良く吸収することができる。
また、エネルギー吸収部66は、衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)に延びる板状に形成されかつ衝撃エネルギーの吸収方向に所定間隔を隔てて並ぶ複数の開口孔67が形成されている。
したがって、簡単な構造のエネルギー吸収部66によって、球状部58が受ける衝撃エネルギーを段階的に吸収することができる。
また、エネルギー吸収部66の板厚、開口孔67の形状、個数、開口面積の大きさ、配列形態等によって、球状部58が受ける衝撃エネルギーの吸収にかかる設定荷重を容易に調整することができる。
本発明の実施例2について図面を参照して説明する。図8はシフトレバー装置を一部破断して示す側面図、図9は図8のIX−IX線矢視断面図である。なお、本実施例は、前記実施例1の一部に変更を加えたものであるので、変更部分について説明し、重複する説明は省略する。
本実施例において、図9に示すように、シフトレバー55の球状部58は、金属製のレバー軸部56とは別体として樹脂成形されている。
また、球状部58からは、前記実施例1における連動ピン62(図3参照)が省略されている。
しかして、レバー軸部56の基端部には、ねじ軸部70が同一軸線56L上に形成されている。
一方、球状部58には、ねじ軸部70を螺合可能なねじ孔72が同一軸線56L上に貫通状態で形成されている。そして、レバー軸部56と球状部58とは、レバー軸部56のねじ軸部70と球状部58のねじ孔72とを螺合することによって一体化されている。なお、ねじ孔72は、少なくともねじ軸部70と螺合する部位に形成されていればよく、そのねじ孔72のない部分は貫通孔で形成することができる。
また、球状部58のねじ孔72のねじ山は、シフトレバー55が受ける衝撃荷重による衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動するレバー軸部56のねじ軸部70のねじ山により変形可能に形成されている。なお、ねじ孔72のねじ山の変形には、剪断、塑性変形等が相当する。
前記レバー軸部56には、ねじ軸部70よりも下端側において、おねじをもたない先端軸部74が同一軸線56L上にそのレバー軸部56と同一外径をもって形成されている。先端軸部74の端面74aは、レバー軸部56と球状部58とを一体化した状態において、球状部58のねじ孔72を貫通している。
図8に示すように、前記レバー軸部56の基端部寄りの位置には、前記実施例1におけるシフトアーム60に代えて、シフトアンドセレクトアーム77が設けられている。シフトアンドセレクトアーム77は、例えば金属製で、その中央の所定部位がレバー軸部56に溶接等により固着されている。
シフトアンドセレクトアーム77は、前記実施例1のシフトアーム60と同様に、前下方へ延びかつ先端部に連結ピン64を有するシフトアーム部78と、後方を迂回してかつ先端部が前記球状部58の左方位置(図9参照)へ延びるセレクトアーム部79とを一体に有している。
図9に示すように、セレクトアーム部79の先端部には、左方に突出する球部80aを有する連動ピン80が一体的に設けられている。なお、連動ピン80の球部80aの中心80cは、前記実施例1における連動ピン62の球部62aの中心62cと同様に、レバー軸部56の軸線56Lに直交して左右方向に延びかつ球状部58の中心58cを通る直線80L上に位置している。
図9に示すように、前記シフトアンドセレクトアーム77が溶接されたレバー軸部56には、前記実施例1と同様に、キャップ44、スペーサ42及びシート部材40が嵌合された後で、前記球状部58が螺合されている。そして、レバー軸部56に球状部58を設けたシフトレバー55は、前記実施例1と同様に、前記ベースブラケット10にシフト操作及びセレクト操作可能に支持される。また、前記実施例1と同様に、シフトアンドセレクトアーム77のシフトアーム部78の連結ピン64(図9参照)に手動変速機側に連繋されたセレクトケーブル(図示省略)が連結されるとともに、セレクトアーム部79の連動ピン80の球部80aが前記ベルクランクアーム48の連動孔48b内に摺動可能に嵌合される(図8参照)。
図9に示すように、前記ベースブラケット10のシート部30にシフトレバー55の球状部58が摺動可能に支持された状態において、レバー軸部56の先端軸部74の端面74aは、前記実施例1における球状部58と同様に、ベースブラケット10のエネルギー吸収部66に対向する。このエネルギー吸収部66は、前記実施例1と同様の構成であるが、球状部58ではなく、レバー軸部56によって変形するものとなっている。
上記したように構成されたシフトレバー装置において、シフトレバー55のノブ59に対して、シフト方向(図8において矢印A方向)への操作力を入力したときは、シフトレバー55が球状部58の中心58c(図9参照)回りにシフト方向に回動するにともない、シフトアンドセレクトアーム77の回動力が、シフトケーブル(図示省略)を介して手動変速機側に伝達される。このとき、シフトレバー55は、連動ピン80の球部80aの中心80cを通る直線80Lを中心として回動するため、ベルクランクアーム48が回動することなく、シフト操作の操作力がセレクトケーブルに伝達されない。
また、前記シフトレバー55のノブ59に対して、セレクト方向(図9において矢印B方向)の操作力を入力したときには、そのシフトレバー55が球状部58の中心58c回りに回動するにともない、シフトアンドセレクトアーム77の連動ピン80によってベルクランクアーム48がベルクランクシャフト47(図8参照)回りに回動されることにより、そのベルクランクアーム48の回動力が、セレクトケーブル(図示省略)を介して手動変速機側に伝達される。このとき、シフトレバー55は、球状部58の中心58cと連結ピン64の中心64cを通る直線64L(図5参照)を中心として回動するため、セレクト操作の操作力がシフトケーブルに伝達されない。
また、シフトレバー55(詳しくは、ノブ59)が所定以上の衝撃荷重(図8中、矢印Y参照。)を受けたときには、レバー軸部56のねじ軸部70のねじ山により、球状部58のねじ孔72のねじ山が変形される。これにより、レバー軸部56が、衝撃荷重による衝撃エネルギーを吸収する方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動する。すなわち、レバー軸部56が、球状部58のねじ孔72を突き抜けるように移動する。このときの球状部58のねじ孔72のねじ山の変形により、シフトレバー55が受ける衝撃エネルギーが吸収される。
さらに、前記球状部58のねじ孔72のねじ山の変形により衝撃エネルギーが吸収しきれなかった場合には、衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動するレバー軸部56(詳しくは、先端軸部74の端面74a(図9参照))により、エネルギー吸収部66が変形されることによって、そのレバー軸部56が衝撃荷重による衝撃エネルギーを吸収する方向へ移動する。すなわち、レバー軸部56が、エネルギー吸収部66を変形させつつ下方へ移動する。このときのエネルギー吸収部66の変形により、シフトレバー55が受ける衝撃エネルギーが吸収される。
詳しくは、エネルギー吸収部66に対する複数(図9では2個を示す。)の開口孔67の形成による架橋部68及びその架橋部68の周辺部の変形により、レバー軸部56が受ける衝撃エネルギーが段階的に吸収される。
上記したシフトレバー装置によると、シフトレバー55が所定以上の衝撃荷重を受けたときには、樹脂製の球状部58に対して、金属製のレバー軸部56が衝撃荷重による衝撃エネルギーを吸収する方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動する。
したがって、球状部58に対するレバー軸部56の移動を利用することによって、シフトレバー55が受ける衝撃エネルギーを吸収可能でありながらコンパクトに構成することができる。
また、球状部58は、シフトレバー装置を構成する構成部品の1つであるから、衝撃エネルギーを吸収するための専用部品を不要とし、部品点数の増加を回避し、コストを低減することができる。
また、衝撃エネルギーを吸収する部分である球状部58自体がシフトレバー55の操作にともなって動くものであるため、シフトレバー55の操作位置に関係なく、常に安定した衝撃エネルギーの吸収特性を得ることができる。
また、シフトレバー55が所定以上の衝撃荷重を受けたときには、レバー軸部56のねじ軸部70のねじ山により球状部58のねじ孔72のねじ山が変形されることによって、シフトレバー55が受ける衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、レバー軸部56のねじ軸部70を球状部58のねじ孔72に螺合することによって、レバー軸部56と球状部58とを容易に一体化することができる(図9参照)。
また、ベースブラケット10には、衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動するレバー軸部56により変形可能なエネルギー吸収部66が設けられている(図9参照)。したがって、シフトレバー55の球状部58による変形と、ベースブラケット10のエネルギー吸収部66の変形とにより、衝撃エネルギーを段階的に効率良く吸収することができる。
また、本実施例によっても、前記実施例1と同様、ベースブラケット10とシート部30とエネルギー吸収部66が樹脂により一体成形されていることにより、部品点数及び組付工数を削減してコストを低減するとともに、シフトレバー装置をコンパクトに構成することができる。
また、衝撃エネルギーを段階的に吸収可能に形成されているエネルギー吸収部66によって、レバー軸部56が受ける衝撃エネルギーを効率良く吸収することができる。
また、エネルギー吸収部66は、衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)に延びる板状に形成されかつ衝撃エネルギーの吸収方向に所定間隔を隔てて並ぶ複数の開口孔67が形成されている。したがって、簡単な構造のエネルギー吸収部66によって、レバー軸部56が受ける衝撃エネルギーを段階的に吸収することができる。また、エネルギー吸収部66の板厚、開口孔67の形状、個数、開口面積の大きさ、配列形態等によって、レバー軸部56が受ける衝撃エネルギーの吸収にかかる設定荷重を容易に調整することができる。
また、前記シート部30と前記球状部58との間には、次の回動規制手段(図10及び図11参照)を採用するとよい。図10は回動規制手段を示す分解斜視図、図11はシート部と突出軸部との関係を示す説明図、図12は図11のXII−XII線矢視断面図である。
この回動規制手段は、図10に示すように、前記シート部30の側面に前記実施例1におけるピン受入溝34とほぼ同様に形成されたU字状の規制溝86と、シフトレバー55の球状部58の側面に突出した円柱状の突出軸部88とにより構成されている。突出軸部88は、レバー軸部56の軸線56Lに直交して左右方向に延びかつ球状部58の中心58cを通る直線88L上に同心状に形成されている。
したがって、シート部30と球状部58との間に設けられた規制溝86と突出軸部88とにより構成される回動規制手段(図10〜図12参照)によって、球状部58の軸線56L回りの過剰な回動が規制される。これにより、レバー軸部56に対する球状部58の緩みを防止することができる。
本発明の実施例3について図面を参照して説明する。図13はシフトレバー装置を示す正断面図、図14はレバー軸部56の基端部を示す斜視図、図15はレバー軸部56とシフトアンドセレクトアーム77との取付部分を示す分解斜視図である。なお、本実施例は、前記実施例2の一部に変更を加えたものであるので、変更部分について説明し、重複する説明は省略する。また実施例3は本発明の関連技術である。
図13に示すように、本実施例において、金属製のレバー軸部56と樹脂製の球状部58とは、前記実施例2における螺合に代えて、球状部58の樹脂成形時にレバー軸部56の基端部をインサート成形することにより一体化されている。
また、球状部58にインサート成形されるレバー軸部56において、前記実施例2における先端軸部74に代えて、その軸部分を二面幅状に押し潰すことにより、帯板状部90が形成されている(図14参照)。なお、帯板状部90の端面90aは、前記先端軸部74の端面74aと同様に、球状部58から突出している。
さらに、前記実施例2におけるねじ軸部70に代えて、レバー軸部56の主体をなす軸部分(符号、56aを付す)から帯板状部90に亘って、テーパ状に変化するテーパ状部91が形成されている(図14参照)。
図13に示すように、レバー軸部56の主体をなす軸部分56aの下端部、テーパ状部91、及び、先端軸部74(下端部を除く。)は、球状部58により埋設される「インサート部分」に相当している。
図13に示すように、前記球状部58には、前記帯板状部90の突出部分すなわち下端部を取り囲む枠状の補助部93が一体形成されている。補助部93は、球状部58の樹脂成形時に、帯板状部90の寸法のばらつきにより、樹脂が成形型からはみ出すのを防ぐために設けられたものである。また、補助部93は、衝撃エネルギーの吸収のための設定荷重の初期値に影響を及ぼすことがないように設計されている。
また、レバー軸部56にシート部材40、キャップ44、スペーサ42を嵌合した状態での球状部58のインサート成形は、樹脂製部材であるシート部材40、キャップ44、スペーサ42等への熱影響の問題が生じる。この問題を解消するために、本実施例では、球状部58のインサート成形に先だって、レバー軸部56のシフトアンドセレクトアーム77の取付部位に、金属製の取付ステー95の一端部(後端部)が溶接等により固着されている(図15参照)。なお、レバー軸部56の左側面には取付ステー95を嵌合可能な凹所96が形成されており、この凹所96に取付ステー95が嵌合された状態で、レバー軸部56に取付ステー95が溶接等により取付けられている。なお、取付ステー95は、シフトアンドセレクトアーム77の板厚とほぼ同じ肉厚を有している。
前記レバー軸部56より前方に突出する前記取付ステー95の他端部(前端部)には、ボルト挿通孔95aが形成されている。そして、取付ステー95の突出寸法は、レバー軸部56に嵌合するシート部材40、キャップ44、スペーサ42の通過を許容する寸法とする。一方、シフトアンドセレクトアーム77には、前記取付ステー95のボルト挿通孔95aに対応する位置にねじ孔97が形成されている。
前記取付ステー95が溶接されたレバー軸部56に対するシフトアンドセレクトアーム77の取付けに先だって、球状部58の樹脂成形時にレバー軸部56の基端部をインサート成形することにより一体化する。
次に、レバー軸部56に対するノブ59の螺合に先だって、レバー軸部56にその先端部(ノブ59側の端部)からシート部材40、スペーサ42、キャップ44を嵌合する。シート部材40、スペーサ42、キャップ44は、取付けステー95を通過させる。
その後、取付ステー95のボルト挿通孔95aに取付ボルト98(図15参照)を挿通し、その取付ボルト98をシフトアンドセレクトアーム77のねじ孔97に螺合によって締着する。なお、シフトアンドセレクトアーム77には、レバー軸部56の後側面に沿って宛がわれる回り止め部81が設けられている。レバー軸部56に回り止め部81を宛がうことにより、レバー軸部56に対するシフトアンドセレクトアーム77のがたつきを低減することができる。
このようにして、レバー軸部56にシフトアンドセレクトアーム77が取付けられる。一方、レバー軸部56の上端部にはノブ59が螺合等により取付けられる。
そして、レバー軸部56に球状部58及びシフトアンドセレクトアーム77を設けたシフトレバー55は、前記実施例2と同様に、前記ベースブラケット10にシフト操作及びセレクト操作可能に支持される(図13参照)。
上記したように構成されたシフトレバー装置においても、前記実施例2と同様に、シフトレバー55のノブ59に対するシフト方向への操作力を入力したときは、シフトアンドセレクトアーム77の回動力が、シフトケーブル(図示省略)を介して手動変速機側に伝達される。また、前記シフトレバー55のノブ59に対するセレクト方向の操作力を入力したときには、シフトアンドセレクトアーム77の回動力が、ベルクランクアーム48からシフトケーブル(図示省略)を介して手動変速機側に伝達される。
ところで、シフトレバー55(詳しくは、ノブ59)が所定以上の衝撃荷重を受けたときには、シフトレバー55のレバー軸部56のテーパ状部91により球状部58が変形(例えば、破壊、塑性変形等)される。これにより、レバー軸部56が、衝撃エネルギーを吸収する方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動する。すなわち、シフトレバー55のレバー軸部56が、球状部58を突き抜けるように移動する。このときの球状部58の変形により、シフトレバー55が受ける衝撃エネルギーが吸収される。
さらに、前記球状部58の変形により衝撃エネルギーが吸収しきれなかった場合には、衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動するレバー軸部56(詳しくは、帯板状部90の端面90a)により、エネルギー吸収部66が変形されることによって、そのレバー軸部56が衝撃荷重による衝撃エネルギーを吸収する方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動する。すなわち、シフトレバー55のレバー軸部56が、ベースブラケット10のエネルギー吸収部66を下方へ移動する。このときのエネルギー吸収部66の変形により、前記実施例2と同様に、シフトレバー55が受ける衝撃エネルギーが吸収される。
上記したシフトレバー装置によると、シフトレバー55が所定以上の衝撃荷重を受けたときには、シフトレバー55の樹脂製の球状部58に対して、金属製のレバー軸部56が衝撃荷重による衝撃エネルギーを吸収する方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動する。したがって、前記実施例2と同様に、球状部58に対するレバー軸部56の移動を利用することによって、シフトレバー55が受ける衝撃エネルギーを吸収可能でありながらコンパクトに構成することができる。
また、球状部58は、シフトレバー装置を構成する構成部品の1つであるから、衝撃エネルギーを吸収するための専用部品を不要とし、部品点数の増加を回避し、コストを低減することができる。
また、衝撃エネルギーを吸収する部分である球状部58自体がシフトレバー55の操作にともなって動くものであるため、シフトレバー55の操作位置に関係なく、常に安定した衝撃エネルギーの吸収特性を得ることができる。
また、シフトレバー55が所定以上の衝撃荷重を受けたときには、レバー軸部56の基端部(詳しくは、テーパ状部91)により球状部58が変形されることによって、シフトレバー55が受ける衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、球状部58の樹脂成形時にレバー軸部56の基端部(詳しくは、前記したインサート部分が相当する。)をインサート成形することにより、レバー軸部56と球状部58とを容易に一体化することができる。
また、ベースブラケット10には、前記実施例2と同様に、衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動するレバー軸部56により変形可能なエネルギー吸収部66が設けられている。したがって、本実施例によっても、前記実施例2と同様、ベースブラケット10のエネルギー吸収部66に係る作用・効果を得ることができる。
また、シフトレバー55の球状部58に対するレバー軸部56のインサート部分に対して、帯板状部90が形成されている。これにより、球状部58が軸線56L回り方向に回り止めされる。
また、帯板状部90の肉厚、板幅、軸方向長さ、外形形状に基づいて、衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)へレバー軸部56が移動する荷重、すなわち衝撃エネルギーの吸収に係る設定荷重を容易に調整することができる。
また、樹脂製の球状部58にインサートされている金属製のレバー軸部56に対して、軸方向の所定範囲にわたって帯板状部90、及び、レバー軸部56の主体をなす軸部分56aから帯板状部90にかけて断面形状が漸次変化するテーパ状部91が形成されている。これにより、レバー軸部56が衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)へ移動する際には、シフトレバー55の球状部58にインサートされているレバー軸部56のテーパ状部91が楔(くさび)状に作用することにより、樹脂製の球状部58を変形させながら、レバー軸部56が衝撃エネルギーの吸収方向へ移動する。これにより、レバー軸部56が原状から球状部58を突き抜けるまでの一定のストロークにわたって、衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、テーパ状部91のテーパ角(楔状に作用する面の傾斜角が相当する。)に基づいて、衝撃エネルギーの吸収に係る設定荷重を容易に調整することができる。
また、シフトレバー55のレバー軸部56の帯板状部90の先端部が球状部58から突出されている。これにより、レバー軸部56が球状部58を抜け出るときの初期抵抗を小さくすることができ、シフトレバー55が受ける衝撃荷重によりレバー軸部56が速やかに衝撃エネルギーの吸収方向へ移動することができる。
例えば、レバー軸部56の基端部が球状部58内に完全に埋まっている場合を仮定すると、レバー軸部56が球状部58から抜け出るときの初期抵抗が大きくなる。このため、衝撃エネルギーの吸収に係る設定荷重値よりも衝撃荷重の初期値が大きい場合でないと、レバー軸部56の衝撃エネルギーの吸収方向への移動が起こらないという事態が発生することがある。これに対し、前に述べたように、レバー軸部56の帯板状部90の先端部を球状部58から予め突出させることにより、そのような事態の発生を回避することができる。なお、本実施例では、レバー軸部56の帯板状部90の先端部を球状部58から全幅に亘って突出させたが、帯板状部90の先端部を球状部58から部分的に突出させてもよい。また、帯板状部90の先端部を球状部58から突出させずに、球状部58に帯板状部90の端面90aを突き抜け方向に開口する開口を設けても、前記した作用・効果を得ることができる。
本発明の実施例4について図面を参照して説明する。図16はシフトレバーの要部を示す正断面図、図17は衝撃エネルギーの吸収状態を示す要部正断面図、図18はシフトレバーを示す分解斜視図である。なお、本実施例は、前記実施例2のシフトレバーに変更を加えたものであるので、変更部分について説明し、重複する説明は省略する。
本実施例において、図17に示すように、シフトレバー55の球状部58は、前記実施例2と同様に、金属製のレバー軸部56とは別体として樹脂成形されている。球状部58には、レバー軸部56を嵌挿可能な貫通孔73が同一軸線56L上に貫通状態で形成されている。
しかして、レバー軸部56の基端部及び球状部58には、図17に示すように、貫通孔73にレバー軸部56の基端部(下端部)を嵌挿した状態で、レバー軸部56の軸線56Lに直交しかつ球状部58の中心58cを通る直線110L上において一連状に貫通するピン挿通孔56h,58hが形成されている(図19参照)。
そして、図17に示すように、レバー軸部56と球状部58とは、両ピン挿通孔56h,58h内にスプリングピン(スロテッドピン、スロテッドスプリングピン等とも呼ばれている。)110を圧入することによって一体化されている。スプリングピン110は、レバー軸部56のピン挿通孔56hを貫通しており、球状部58のピン挿通孔58hに両持ち状態で架設されている。なお、スプリングピン110は、シフトレバー55が受ける衝撃荷重(図17中、矢印Y参照。)による衝撃エネルギーの吸収方向へ移動するレバー軸部56により変形可能に形成されている。なお、スプリングピン110の変形には、剪断、塑性変形等が相当するが、本実施例では剪断とする。
上記したように構成されたシフトレバー55において、シフトレバー55が所定以上の衝撃荷重(図17中、矢印Y参照。)を受けたときには、レバー軸部56によりスプリングピン110が図18に示すように変形すなわち球状部側のピン部110Aとレバー軸部側のピン部110Bとに剪断される。これにより、レバー軸部56が、衝撃荷重による衝撃エネルギーを吸収する方向(図17において下方)へ移動する。すなわち、図18に示すように、レバー軸部56が球状部58を突き抜けるように移動する。このときのスプリングピン110の剪断により、シフトレバー55が受ける衝撃エネルギーが吸収される。
上記したシフトレバー55によっても、前記実施例2,3と同様の作用・効果が得られる。
また、シフトレバー55が所定以上の衝撃荷重を受けたときには、レバー軸部56によりスプリングピン110が剪断されることによって、シフトレバー55が受ける衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、レバー軸部56及び球状部58にスプリングピン110を架設することによって、レバー軸部56と球状部58とを容易に一体化することができる(図17参照)。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明のシフトレバー装置は、前記実施例で説明した手動変速機用のシフトレバー装置に限らず、自動変速機用のシフトレバー装置としても適用することができる。また、本発明のシフトレバー装置は、前記実施例で説明したインストルメントパネル19に配置されるものに限らず、フロアコンソール等に配置されるシフトレバー装置にも適用することができる。また、ベースブラケット10のシート部30における変形と、シフトレバー55の球状部58における変形の双方により、衝撃エネルギーを吸収するように構成することもできる。
また、エネルギー吸収部66は、衝撃エネルギーを段階的に吸収するものに代えて、1段階で吸収する構成のものでもよい。また、ベースブラケット10に、別体で形成されたエネルギー吸収部66を組付ける構成としてもよい。
また、前記実施例1(又は、実施例2,3)のベースブラケット10のエネルギー吸収部66は、図19に示すエネルギー吸収部100に変更することができる。このエネルギー吸収部100は、衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)に平行状に延びる板状に形成された一対の側板部101,102の間に、衝撃エネルギーの吸収方向(軸線56Lに沿って前下方)に所定間隔を隔てて列状に並ぶ複数の架橋部104が一体形成されたものである。架橋部104は、前記実施例における架橋部68と同様に、シフトレバー55の球状部58(又は、実施例2,3のレバー軸部56)により変形可能に形成されている。
本発明の実施例1にかかるシフトレバー装置を示す外観図である。 シフトレバー装置を一部破断して示す側面図である。 図2のIII−III線矢視断面図である。 図3のIV−IV線矢視断面図である。 図4のV−V線矢視断面図である。 シフトレバー装置の分解斜視図である。 ベルクランクアームのリターン構造を示す斜視図である。 本発明の実施例2にかかるシフトレバー装置を一部破断して示す側面図である。 図8のIX−IX線矢視断面図である。 回動規制手段を示す分解斜視図である。 シート部と突出軸部との関係を示す説明図である。 図11のXII−XII線矢視断面図である。 本発明の実施例3にかかるシフトレバー装置を示す正断面図である。 シフトレバーのレバー軸部の基端部を示す斜視図である。 シフトレバーのレバー軸部とシフトアンドセレクトアームとの取付部分を示す分解斜視図である。 本発明の実施例4にかかるシフトレバーの要部を示す正断面図である。 衝撃エネルギーの吸収状態を示す要部正断面図である。 シフトレバーを示す分解斜視図である。 別例のエネルギー吸収部を示す断面図である。
符号の説明
10 ベースブラケット
20 パネル(車体側部材)
30 シート部
55 シフトレバー
56 レバー軸部
58 球状部
66 エネルギー吸収部
67 開口孔
70 ねじ軸部
72 ねじ孔

Claims (5)

  1. 変速機を搭載した車両の車体側部材に固定されたベースブラケットと、
    前記ベースブラケットに設けられたカップ状のシート部に摺動可能に支持される球状部を基端部に有するシフトレバーと
    を備えるシフトレバー装置であって、
    前記ベースブラケットと前記シート部とが樹脂により一体成形され、
    前記シート部には、同心状をなす開口孔が形成され、
    前記シート部は、前記シフトレバーが所定以上の衝撃荷重を受けたときにその衝撃荷重による衝撃エネルギーを吸収する方向へ移動する前記球状部により前記開口孔を拡大するように変形可能に形成され、その変形により前記衝撃エネルギーを吸収可能に形成され
    前記ベースブラケットには、前記衝撃エネルギーの吸収方向へ移動する前記球状部により変形可能に形成され、その変形により衝撃エネルギーを吸収可能なエネルギー吸収部が設けられている
    ことを特徴とするシフトレバー装置。
  2. 請求項に記載のシフトレバー装置であって、
    前記シフトレバーが、そのシフトレバーの主体をなす金属製のレバー軸部と、そのレバー軸部と別体で形成された樹脂製の前記球状部とを備え、
    前記レバー軸部と前記球状部とは、前記シフトレバーが所定以上の衝撃荷重を受けたときに球状部に対してレバー軸部が衝撃荷重による衝撃エネルギーを吸収する方向へ移動可能となるように一体化されている
    ことを特徴とするシフトレバー装置。
  3. 請求項に記載のシフトレバー装置であって、
    前記レバー軸部と前記球状部とは、そのレバー軸部の基端部に形成されたねじ軸部を、前記球状部に形成されたねじ孔に螺合することにより一体化され、
    前記球状部のねじ孔のねじ山は、前記衝撃エネルギーの吸収方向へ移動する前記レバー軸部のねじ軸部のねじ山により変形可能に形成されている
    ことを特徴とするシフトレバー装置。
  4. 請求項に記載のシフトレバー装置であって、
    前記シート部と前記球状との間には、前記球状部のねじ軸線回りの過剰な回動を規制するための回動規制手段が設けられていることを特徴とするシフトレバー装置。
  5. 請求項に記載のシフトレバー装置であって、
    前記レバー軸部と前記球状部とは、スプリングピンを架設することにより一体化され、
    前記スプリングピンは、前記衝撃エネルギーの吸収方向へ移動する前記レバー軸部より変形可能に形成されている
    ことを特徴とするシフトレバー装置。
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