JP4697554B2 - おむつ - Google Patents

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本発明は特願2005−147522の「おむつ」及び特願2006−320976の「おむつ」に関連し、製造容易性と安全衛生性の向上を目的として、おむつパッドの構成方法を改良したおむつに関する。
使い捨ておむつは急速に高齢者向け等に普及し、滞留便の不快にもかかわらず製造容易性やコスト採算性から液吸収透過性シート、液吸収剤パルプ・ポリマー、液不透過性シート等の単層裁断材をいくつも重ね合わせて成形した密閉型のおむつが普及している。一方、安全衛生的なおむつパッドを備えたおむつとして、中空の袋を筒部で蛇腹状に所用の幅で整形的に折り重ねておむつパッド状にし、肛門部位に穴を設けたおむつ本体内側に取りつけておむつを構成し、排便に合わせておむつの穴から袋底部を先頭に裏返しに袋状おむつパッドを取り出して密閉し排便処理をする自助処理促進のおむつの発明が開示されている。これに関し、下記先行発明がある。
特願2005−147522号 特願2006−320976号
前記[特許文献1]特願2005−147522の「おむつ」は、中空の袋の筒部分を蛇腹状に重ね折りして肛門部位に穴を設けた穴明きおむつ内側に開口部を穴に合わせて取付けて構成し、排便時に、汚れていない袋の重ね折り部の隠れた面を展開して肛門周辺を清拭し、そのまま裏返しの袋の内側に閉じ込めて排出するため安全衛生的であるが、予め中空の袋の筒部に重ね折りを施す工程があるため生産効率上有利でない点があり、且つ臀部形状に適合するさまざまな形状を容易に構成することは難かしくコスト軽減もし難い課題がある。
また、前記[特許文献2]特願2006−320976の「おむつ」は、円盤状パッド片と穴のあいた複数の円盤状パッド片を外周及び内周で順次繋ぎ合わせてくびれのある袋状に形成して中空の袋のおむつパッドを形成し、穴明きおむつ本体内側に取付けるおむつの発明で、円盤状パッド片を臀部形状に適合するように形成し易く生産上有利であるが、接合個所が多く強度的安全性と、おむつ穴を塞がずに裏返しにおむつパッドを引っ張り出す操作容易性に課題がある。
本発明の目的は、上記先行発明の課題を解決し、製造上の難点を解決して量産に適した安全性の高い衛生的おむつパッドを備えたおむつを提供し、高齢者、老病者等の排便の自助処理を促進することにある。
柔軟性ある液不透過性の中空の袋の筒部外周に、柔軟性ある液透過吸収性表面シートと液不透過性裏面シートの二層一体化鰭状パッド片を前記表面シート側を前記袋の底に向けて同心円放射状に取付け、或いはそれを更に円盤状に一つに繋げ、筒方向に距離をおいて同様に前記鰭状パッド片を回転方向隙間位置をずらして繰り返し袋筒部外周に取付け、前記袋を中空部穴を確保しつつ筒方向に押しつぶし肛門周辺臀部を覆うおむつパッドに平坦化して、この袋状おむつパッドの袋底部外側を膚面側に向け袋開口部側を肛門部位に穴を設けたおむつ本体内側穴に着脱自在で水密的に取付けたことを特徴とするおむつであって、前記袋状おむつパッドを袋底部内側の引出し端を先頭に裏返しに前記穴からおむつ外に引っ張り出すと前記鰭状パッド片が肛門周辺臀部を清拭しつつ前記穴に収束し、裏返し状態になって引き出された前記おむつパッドの袋の中に安全衛生的に収容され開口部も剥離した着脱部で封止されて排出できるおむつが提供できて好ましく、自助処理を促進できる。
尚、前記中空の袋の開口部外側に設ける着脱部を、逆に袋の開口部内側に設けて同様におむつ穴に取り付ければ、裏返しに取出す前記袋は逆におむつ穴から剥離し難くなって容易におむつから完全に分離して取出すことはできず水密的であるが、体力の衰えた人でも袋の引っ張りだしの簡単操作だけで排便が前記同様に袋に安全衛生的に閉じ込められて膚に接する滞留便とならず不快を除けるので好ましい。
ここで、前記鰭状パッド片は前記袋筒部に取付ける各段位置において必ずしも複数片で同心円放射状に構成しなければならないものではなく、前記鰭状パッド片複数を前記中空の袋を中心として隙間なく一つに繋げて円盤形状にしても良い。特に袋開口部に近い側の取付け段位置においてこの円盤形状にして設ける事は漏れ防止上でも好ましい。また、逆に袋開口部に遠い側の各取付け段位置において鰭状パッド片を交互に減らして取付けることで肛門周辺臀部を全体として覆いつつも鰭状パッド片の引っ張り出しを容易にすることもできる。更に、袋の筒部及び底部の液不透過性表面を液透過吸収性シートで予め覆っておくことは漏れ防止上好ましいものであり、液透過吸収性表面シートの素材が前記鰭状パッド片の場合を含めて高吸水性ポリマーやパルプ等を含んだものであっても良いことは言うまでもない。また前記鰭状パッド片は、袋筒部外周への取り付け位置と反対側で表面シート側を外側にして二つ折りしておくと厚さ方向にバネ性を発揮して清拭効果を高め好ましい。勿論、前記おむつパッドの袋の長さや太さ、鰭状パッド片の形状や数、袋外周への取付け段数、位置等は図示のとおりに限定するものではない。
また、前記おむつにおいて、前記おむつパッドの中空の袋が内側に袋を二重に備えて前記同様の平坦な袋状おむつパッドにしたことを特徴とするおむつは、前記おむつ本体の穴から裏返しにこの袋状おむつパッドをおむつ外に引っ張り出すと、前記鰭状パッド片のついた外側の袋が、前記内側に備えた袋でおむつ外に出て外側となる袋の内側に、裏返し状態で収容されて二重に安全衛生的なおむつとなり好ましい。この構成では、仮に鰭状パッド片が取付けられた外側袋が部分的に破損してもおむつ外では前記内側袋の中に守られて漏れがなく、しかも製造上二重構成の袋をおむつパッド状に平坦に押しつぶすことは容易であり、生産効率上有利であり容易に前記課題を解決できるとともに、袋筒部自身は押しつぶされながらバネ性を発揮するので肛門周囲を囲むように膚面に鰭状パッド片を押し付ける機能を有し肛門周囲への漏れ防止の効果も有す。尚、引っ張り強度の高い糸が前記鰭状パッド片やこれの取付けられる前記外側袋に編祖され或いは貼着されていて、且つ素材が水解性或いは生分解性のもので構成されれば、より安全であり排便後の廃棄処理も容易になることは言うまでもない。
本願発明に依れば中空の袋の筒部を臀部を覆う所用の幅で整形的に重ね折る工程がなく、身体体型に合わせた任意形状の鰭状パッド片とその中心に位置する袋とで肛門周辺臀部を覆うようにおむつパッドを成形するのが容易で、袋筒部を筒方向に押しつぶすだけで容易に平坦化したおむつパッドになるので生産効率上有利である。排尿用穴と排便用穴とをともに備えたおむつを構成する上でも極めて設計自由度が高く漏れの少ないおむつが可能となる。製造上従来の使い捨ておむつやおむつパッドの製造技術、手法の延長線上で身体に適合する各種形状の安全衛生的なおむつパッドのおむつが製造でき量産化に適しているので前記課題を解決できる。
前記、中空の袋が一重のおむつパッドであっても引き出し端を先頭に穴から引っ張り出すと、おむつ外で袋が裏返されるので安全衛生的であるが、おむつパッドの袋が二重化され、より安全衛生的なおむつの実施例を示す。
図1は、おむつの斜視説明図。図2は、おむつパッドと穴明きおむつ本体の構成断面説明図。図3は、袋押しつぶし途中のおむつの断面説明図。図4は、おむつパッドが取出し途中のおむつの断面説明図。図5は、おむつパッドを完全には分離取出し難くしたおむつの断面説明図である。
柔軟性ある液不透過性の中空の袋(102)の筒部(113)外周に、柔軟性ある液透過吸収性表面シート(110)と液不透過性裏面シート(111)の二層一体化鰭状パッド片(103)を前記表面シート側を前記袋の底(112)に向けて同心円放射状に取付け、或いはそれを更に円盤状に一つに繋げて(115)、筒方向に距離をおいて同様に前記鰭状パッド片を回転方向隙間位置をずらして(図1の103)繰り返し取付け(図2の120)、前記袋を中空部穴(図2、3、4の104)を確保しつつ筒方向に押しつぶし肛門周辺臀部を覆うおむつパッドに平坦化して(図3、図1)、この袋状おむつパッドの袋底部外側(図2,3の112)を膚面側に向け袋開口部側を肛門部位に穴を設けたおむつ本体内側に穴(106)に着脱自在で水密的に取付けた(107)ことを特徴とするおむつであって、前記袋状おむつパッド(101)を袋底部内側の引出し端(図2,3の108)を先頭に引出し紐(118)で裏返しに前記穴からおむつ外に引っ張り出すと(図4)前記鰭状パッド片が肛門周辺臀部を清拭しつつ前記穴(106)に収束し(図4の103)、裏返し状態になって引き出された前記おむつパッドの袋(図4の102)の中に安全衛生的に収容され開口部も剥離した着脱部(図4の107、114)で封止されて排出できるおむつが提供できて好ましい。
尚、前記中空の袋(102)の開口部外側に設ける着脱部(図2,3、4の107、114)を、逆に袋の開口部内側に設けて(図5の121、114)、同様におむつ本体(105)の穴(106)に取り付ければ、裏返しに取出す前記袋(図5の102)は逆におむつ穴(106)から剥離し難くなって容易におむつから完全に分離して取出すことはできず水密的であるが、体力の衰えた人でも袋の引っ張りだしの簡単操作だけで排便が前記同様に袋の中に安全衛生的に閉じ込められて(図4と同様)膚に接する滞留便とならず不快を除けるので好ましい。
ここで、前記鰭状パッド片は前記袋筒部に取付ける各段位置(図2の120)において必ずしも複数片(図1の103)で同心円放射状に構成しなければならないものではなく、前記鰭状パッド片複数を前記中空の袋を中心として隙間なく一つに繋げて(図1の115)円盤形状にしても良い。特に袋開口部に近い側の取付け段位置においてこの円盤形状にして設ける(図1の115)事は漏れ防止上好ましい。また、逆に袋開口部に遠い側の各取付け段位置において鰭状パッド片を交互に減らして取付けることで肛門周辺臀部を全体として覆いつつも鰭状パッド片の穴(106)からの引っ張り出しを容易にすることもできる。更に、袋の筒部(図2の113)及び底部(図2の112)の液不透過性表面を液透過吸収性シートで予め覆っておくことは漏れ防止上好ましいものであり、液透過吸収性表面シートの素材が前記鰭状パッド片の場合を含めて高吸水性ポリマーやパルプ等を含んだものであっても良いことは言うまでもない。また前記鰭状パッド片は、袋筒部外周への取り付け位置と反対側で表面シート側を外側にして二つ折りしておくと厚さ方向にバネ性を発揮して清拭効果を高め好ましい。勿論、前記おむつパッドの袋の長さや太さ、鰭状パッド片の形状や数、袋外周への取付け段数、位置等は図示のとおりに限定するものではない。
また、前記おむつ(図1〜5)において、前記おむつパッドの中空の袋(102)が内側に袋(109)を二重に備えて前記同様の平坦な袋状おむつパッドにしたことを特徴とするおむつ(図1、2、3)は、前記おむつ本体の穴(106)から裏返しにこの袋状おむつパッドをおむつ外に引っ張り出すと(図4)、前記鰭状パッド片のついた外側の袋(102)が、前記内側の袋であっておむつ外では外側となる袋(109)の内側に、裏返し状態で収容されて二重に安全衛生的なおむつとなり好ましい。この構成では、仮に鰭状パッド片が取付けられた外側袋(102)が部分的に破損してもおむつ外では前記内側袋(109)の中に守られて漏れがなく、しかも製造上二重構成の袋(図2の102,109)をおむつパッド状に平坦に押しつぶす(図3の102,109)ことは容易で、生産効率上有利であり、容易に前記課題を解決できるとともに、袋筒部自身は押しつぶされながらバネ性を発揮するので肛門周囲を囲むように膚面に鰭状パッド片を押し付ける機能を有し肛門周囲への漏れ防止の効果も有す。尚、引っ張り強度の高い糸が前記鰭状パッド片やこれの取付けられる前記外側袋(102)に編組され或いは貼着されていて、且つ素材が水解性或いは生分解性のもので構成されれば、より安全であり排便後の廃棄処理も容易になることは言うまでもない。
図6は、鰭状おむつパッド片の数を袋取付けの各段位置で二枚組みに減らしたおむつの斜視説明図。図7は、各前後二枚組み鰭状おむつパッド片を円盤状に繋いだおむつの斜視説明図。図8は、簡単化したおむつパッドの組立て斜視説明図。図9は、袋開口部外側の前後鰭状おむつパッド片の円盤状外周で穴側を着脱部にしたおむつパッドの組立て斜視説明図。図10は、袋開口部外側の前後鰭状おむつパッド片の円盤に、同形で袋排出用穴を中心に設けた円盤状パッドを外周で綴じ合わせ、前記袋排出用穴周囲で外側に着脱部を設けたおむつパッドの組立て斜視説明図である。
本願発明のおむつの袋状おむつパッドは、実施上図6に示す如く中空の袋の筒部形状が四角形(102)で鰭状パッド片が対向する二辺外周のみに取付けられ、これが袋筒部への各取付け段位置毎に方向を90度変えて、鰭状パッド片が互いに重なり合い(図6の103)、開口部近くの段位置では鰭状パッド片が全周囲で一枚に繋がる(115)ように構成して簡素化できるが、更に裁断、組立て、製造が容易なように中空の袋の筒部形状を封筒状に簡素化したおむつパッドのおむつ実施例を図7に示す。おむつ本体(図7の105)の穴(106)に取り付けるおむつパッドの中空の袋(102)は筒部穴形状が前身頃側と後身頃側の前後でつぶれた円形(図7の104)で、対向する二枚一組の鰭状パッド片(103)を筒部外周の各取付け段位置で前後方向に取付け、筒部外周に接しない左右部分を鰭状パッド片同志で一つに繋ぎ合わせて(115)円盤状(図7の103)に形成し、袋筒部を筒方向に押しつぶして平坦化し肛門周辺臀部を覆うようにしたおむつである。勿論、おむつ本体へのおむつパッドの取付け方向を90度変えたり、穴形状,鰭状パッド片形状を各種に変えることは自在である。
ここで図7のおむつに完成する前の、簡単化したおむつパッドの組立て構成方法は、図8のように、液不透過性シートを二つ折りしてその端を繋ぎ合わせて(116、119)袋(113)を形成し、この袋の外側から鰭状パッド片(103)を各取付け段位置(120)で袋外周に前後面で取付け(117)、各二枚組鰭状パッド片の袋筒部以外で互いに接する一辺(115)同志を水密的に綴じ合わせ、鰭状パッド片を開いて袋筒部を環状に囲み、袋底部(112)を袋の筒内の穴(104)に裏返しに押し込むように袋筒部を押しつぶして平坦化すれば、基本的に従来のおむつ素材裁断や高温融着等の使い捨ておむつ製造技術の延長線上で容易に本願のおむつパッドを実現でき、これをおむつ本体の穴(106)内側に取付けて本願おむつを提供できる。勿論、鰭状パッド片の袋外周の取付け部(117)は直線状でなく湾曲している方がパッドを開いたときに袋筒部が自然に広がり、また袋底部を引っ張り出す為の引出し紐(118)は袋底部を形成するときに引出し端(108)に予め取り付けておく等、仔細に関しては体型に合わせた鰭状パッド片の形状設計や取付け方法の工夫で改善できる事は言うまでもない。
尚、前記袋状おむつパッド(図8)をおむつ本体(105)の穴(106)に着脱容易ではないが水密的安全的に取付ける方法は、袋開口部内側に粘着性(114)着脱部を設ける本願実施例1(図5の121、114)の他に、図9に示す如く本願の袋開口部外側に取付ける鰭状パッド片(図9の103)でつくる円盤形状の外周部で、袋の内側と同じになる側に粘着性(図9の114)着脱部を設ける方法であり、おむつ本体の穴(106)に水密的、安定的に装着できて好ましい。
また、前記袋状おむつパッド(図8)をおむつ本体(105)の穴(106)に着脱容易に取付ける方法は、袋開口部外側に粘着性の着脱部を設ける本願実施例1(図1,2,3,4,8の107,114)の他に、前記[特許文献2]特願2006−320976「おむつ」の先行例に類似するが、図10に示す如く本願の前記袋開口部外側に取付ける鰭状パッド片(図10の103)の円盤形状縁部(124)に、同形でおむつパッド自身を取出す為の袋排出用穴(123)を中心に設けた円盤状パッド片(122)を外周部(124)で綴じ合わせ、前記袋排出用穴(123)の周囲外側に粘着性(114)着脱部を設けて、おむつ本体穴(106)に着脱自在にする方法であり、安全衛生的で好ましい。
本願発明の、鰭状パッド片を外側から中空の袋筒部外周に取付ける方法に依れば、前記[特許文献1]特願2005−147522「おむつ」のように中空の袋の筒部を所用の幅で整形的に重ね折る工程がなく、身体体型に合わせた任意形状の鰭状パッド片(103)と裏返し袋筒部の穴(104)とで肛門周辺臀部を覆うように成形して、袋筒部(102)を押しつぶすだけで容易に平坦なおむつパッドを作れるので生産効率上有利である。袋筒部自身は穴周囲(104)で押しつぶされながらバネ性を発揮し肛門周囲を囲むように膚面にパッド片を押し付けるので漏れ防止効果も示す。
更に、本願発明の、鰭状パッド片を外側から中空の袋筒部外周に取付ける方法に依れば、鰭状パッド片への加工が容易であり、安全衛生的おむつができる。例えば、漏れ防止の為に臀部体型の凹溝部分に対応する位置に凸状膨らみ部が来るように袋開口部に近い側の鰭状パッド片上に柔らかい凸状液吸収性膨らみ部を容易に設ければ、膚面に近い側鰭状パッド片で漏れ防止ができ、また鰭状パッド片自身の表面シート側に袋の穴に向けてとがった細かなV字やY字パターンの液透過吸収性材を付加加工すれば、漏れ防止とともに鰭状パッド片を穴(106)に収束し易く取り出し易くすることができて、好ましい。
袋外周部に取付ける前に個々の鰭状パッド片の状態で様々に予め加工することが容易なので製造上有利である。従来のおむつやおむつパッドの製造技術、手法の延長線上でありながら旧態依然の密閉型ではない安全衛生的なおむつを量産製造し易く課題を解決できる。
現在普及しているおむつやおむつパッドの素材、製造手法が同様に使用でき、前記鰭状パッド片を中空の袋の外側から単純に取付ける製造容易な構成法によって袋の立体的重ね折り加工の工程を排除し、製造コスト的に有利で量産化に適したおむつを提供できる。旧態依然の密閉型おむつによる滞留便の不快の欠点を除き、安全衛生的でおむつ着用者の精神的負担を極力減じて、老人・病人・身体障害者のいる家庭、病院、医療福祉機関等で着用者の排便排尿自助処理を促進し易く、また介護負担も軽減し易く広範な利用が期待できる。
おむつの斜視説明図。 おむつパッドと穴明きおむつ本体の構成断面説明図。 袋押しつぶし途中のおむつの断面説明図。 おむつパッドが取出し途中のおむつの断面説明図。 おむつパッドを完全には分離取出し難くしたおむつの断面説明図。 鰭状おむつパッド片の数を袋取付けの各段位置で二枚組みに減らしたおむつの斜視説明図。 各前後二枚組み鰭状おむつパッド片を円盤状に繋いだおむつの斜視説明図。 簡単化したおむつパッドの組立て構成方法の斜視説明図。 袋開口部外側の前後鰭状パッド片の円盤形状外周部で穴側に着脱部を設けたおむつパッドの組立て斜視説明図。 袋開口部外側の前後鰭状パッド片の円盤形状縁部に、同形で袋排出用穴を中心に設けた円盤状パッドを外周部で綴じ合わせ、前記袋排出用穴の周囲外側に着脱部を設けたおむつパッドの組立て斜視説明図。
101 中空の袋のおむつパッド
102 おむつパッドの中空の袋
103 表裏面シート二層を一体化したおむつパッドの鰭状パッド片
104 おむつパッドの穴
105 おむつ本体
106 おむつ本体の穴
107 おむつパッドの中空の袋開口部外側着脱部
108 おむつパッド引出し端
109 おむつパッドの中空の袋(内側)
110 液透過吸収性表面シート
111 液不透過性裏面シート
112 おむつパッドの中空の袋底部
113 おむつパッドの中空の袋筒部
114 粘着部(粘着性着脱部)
115 二つの鰭状パッド片同志の接続部
116 袋筒部形成の綴じ合わせ部
117 袋の筒外周に鰭状パッド片を取付けた接続部
118 引出し紐
119 袋底部の綴じ合わせ部
120 鰭状パッド片の取付け段位置
121 おむつパッドの中空の袋開口部内側着脱部
122 袋排出用穴のある円盤状パッド
123 袋排出用穴
124 円盤形状縁部(円盤状パッド片の外周部)

Claims (2)

  1. 柔軟性ある液不透過性の中空の袋の筒部外周に、
    (ア)柔軟性ある液透過吸収性表面シートと液不透過性裏面シートの二層一体化した鰭状パッド片を前記表面シート側を前記袋の底に向けて同心円放射状に取付け、前記同心円放射状に取付けた鰭状パッド片の間に形成される隙間の位置が筒方向においてずれるように、筒方向に距離をおいて複数段に、前記鰭状パッド片を同心円放射状に繰り返し取付ける
    或いは
    (イ)上記(ア)項の前記複数段に同心円放射状に繰り返し取付けた鰭状パッド片のうちで、任意の取付け段位置にくる複数の鰭状パッド片を円盤状に一つに繋げて取付け、

    前記鰭状パッド片を取り付けた袋を中空部穴を確保しつつ筒方向に押しつぶし肛門周辺臀部を覆うパッド状の形状に平坦化し、前記袋の底部外側を膚面側に向け袋開口部に設けた着脱部を、肛門部位に穴を設けたおむつ本体内側穴に着脱自在で水密的に取付けた構成のおむつであって、前記袋を袋底部内側の引出し端を先頭に裏返しに前記おむつ本体の穴からおむつ外に引っ張り出すと前記鰭状パッド片が肛門周辺臀部を清拭しつつ前記おむつ本体の穴に収束し、裏返し状態となって引き出された鰭状パッド片を取り付けた袋が、内部に鰭状パッドや排便を安全衛生的に収容した状態で前記おむつ本体から排出できる特徴のおむつ。
  2. 請求項1に記載のおむつにおいて、前記おむつパッドの中空の袋が内側にもう一つ袋を備えて平坦な袋状おむつパッドにした構成のおむつであって、前記鰭状パッド片を取付けた袋を前記穴からおむつ外に引っ張り出すと、前記二重の袋のうち外側の袋が、内側に備えた袋の内側に裏返し状態で収容されて二重に安全衛生的になることを特徴とするおむつ。
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