JP3220689U - 使捨て用おむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】排尿の吸収効率を大幅に向上させ、股からの脇漏れ防止に寄与する使捨ておむつを提供する。
【解決手段】突起6bの先端部を吸収シートの股当て部1sに当接させて左右のフラップ1c、1d(上側吸収シート)と吸収シートの股当て部1sとの間に生じた間隙を排出空間Sとして維持している。このため、左右のフラップ1c、1d(上側吸収シート)と吸収シートの股当て部1sとにより袋状の構造が形成され、一度に大量の排尿が起こった場合でも、排尿を袋状の構造内に効果的に閉じ込めて外部に漏らすことがない。しかも、上側吸収シートと吸収シートの股当て部1sとの両内面が広い面積となり、排尿に対する吸収面積が大きくなり、排尿を高い吸収効率で迅速に吸収処理することができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、腰部に装着する使捨て用おむつに係り、とりわけ、排尿時の尿漏れを効率的に防ぐように改良した使捨て用おむつに関する。
使捨てのパンツ型おむつは、心材を粉砕パルプと高吸水性ポリマーとを含む吸収体として形成し、吸収体には型崩れを起こさないような工夫が施されている。
この種のパンツ型おむつに特許文献1、2に記載されたものがある。このうち特許文献1では、ラッピングシートで被覆された心材が、その全外面をホットメタル接着剤を介してラッピングシートに接合している。心材の内面には、ラッピングシートに対する接合域と非接合域とを設けている。
特許文献2では、吸収性コアに圧縮凹部が点在するエンボス領域がスリットと一部重なるように設けられている。エンボス領域の中央線がおむつの中央線からスリットの中央線までの範囲に位置するように設置している。
この構成により、尿成分を高効率で拡散し、漏れ防止を図り、着用者の肌への液戻りを抑制している。
特許文献3では、大人用紙おむつに男性性器収納袋を設けている。この男性性器収納袋は、防水弾性体製であり、逆U字状あるいは逆V字状を成し、裾部がサイドギャザーと一体的に形成し、男性性器のはみ出し防止と横漏れ防止に寄与させている。
特許文献4では、大人用おむつは、腹当て部と腹当て部とを有するとともに、腹当て部と腹当て部との間を連接する股当て部から構成されている。
腰当て部および腹当て部の各幅方向両側に連結部が設けられ、この連結部を股当て部の幅方向両側に対して外側方に向かって突出させている。これにより、老人や病人等の虚弱な人でも、立たせたままでおむつの装着を可能とし、老人等に対するおむつの装着の容易化を図っている。
また、特許文献5は、開口部を形成した尿漏れバッドをおむつ本体に着脱可能に取り付けている。特許文献6、7、8は、おむつ本体に尿漏れパッドを設けて排尿を高効率で処理可能な構造を開示している。
特開2015−000181号公報 特開2015−119786号公報 特開2003−199779号公報 特開平08−154960号公報 特開2006−102321号公報 特表2012−519566号公報 特開2008−23365号公報 特開2017−189212号公報
特許文献1では、ラッピングシートを介しての体液の吸収がホットメルト接着剤によって妨げられることがないようにしている。特許文献2では、吸収容量を有効利用し、尿成分を高効率で拡散し、漏れ防止を図り、着用者の肌への液戻りを抑制しているものの、排泄物の漏れ防止という点で改良の余地が残されている。
また、特許文献3では、男性性器のはみ出しと横漏れ防止を図り、特許文献4では、老人等に対して立たせたままでおむつの装着を可能とし、おむつに対する装着の容易性を図っている。
特許文献5は、尿漏れパッドを取り替えることにより、おむつに残る吸収尿量を一定に制限可能とし、特許文献6は吸収基礎材料と超吸収性ポリマ粉末を用いて尿吸収性能を高めている。特許文献7は、おむつ本体の端縁部の両側縁部が接合されて袋状構造を提示し、特許文献8は、裏返し反転可能な袋状キャップ内に、陰茎に装着固定可能な固定用筒を設けている。
しかしながら、特許文献1〜8のいずれのものも、排泄物を積極的に溜めて横漏れなどの漏れ防止を合理的に図る構成に乏しく、簡素な構成で排泄物の漏れ対策を強化する余地が残されていた。
本考案は上記の事情を考慮してなされたもので、その目的は、排便を合理的に受けて収容すると共に、排尿を漏れなく迅速に吸収可能とし、もって排尿の吸収効率を大幅に向上させ、股からの脇漏れ防止に寄与し、併せて安価で簡素な構造で済み使い勝手のよいといった実用的に優れた使捨て用おむつを提供することにある。
(請求項1および請求項2について)
おむつ本体は、前当て部、股当て部および後当て部を構成する吸収シートを備えている。上側吸収シートは、股当て部に重ね合わせるように設けられている。開口部は、股当て部に対応するように上側吸収シートに形成され、使用時に着用者の臀部および泌尿器を内部に配置する。
スペーサは、開口部の開口周縁部に連通状態に設けられた可撓性の環状リングを有し、上側吸収シートと吸収シートとの間に排出空間を保持している。環状リングは、その方向に複数の突起を所定の間隔で間欠的に立設している。突起の先端部を吸収シートに当接させて上側吸収シートと吸収シートとの間に排出空間を設けている。
請求項1および請求項2では、突起の先端部を吸収シートに当接させて上側吸収シートと吸収シートとの間に排出空間を設けている。
このため、上側吸収シートと吸収シートとにより袋状の構造が形成され、一度に大量の排尿が起こった場合でも、排尿を袋状の構造内に効果的に閉じ込めて外部に漏らすことがない。しかも、上側吸収シートと吸収シートとの両内面が広い面積となり、排尿に対する吸収面積が大きくなり、高い吸収効率で迅速に吸収することができる。
また、おむつ本体の着用者が仰臥あるいは伏臥しても、左右に横臥しても、排便および排尿は開口部の排出空間から前後および左右に拡散し、迅速におむつ本体の全面に広く配分されて効果的に吸収される。この結果、排尿の吸収効率を大幅に向上させ、股からの脇漏れ防止に寄与することができる。
併せて、おむつ本体が安価で簡素な構造で済み使い勝手がよく実用的である。
また、可撓性のスペーサを着脱可能に設けているので、おむつ本体の着用者が様々な位置を取っても、おむつ本体を着用者の位置変えに応じた形状に保持することができる。
(請求項3について)
環状リングは、開口部の前記開口周縁部に着脱可能に固定状態に取り付けられている。スペーサは固定状態の取付けなので、使捨て用おむつを直接着用することができる便宜が得られる。
(請求項4について)
環状リングは、開口部の前記開口周縁部に着脱可能に取り付けられている。すなわち、スペーサは着用に応じて着脱可能なので、複数の使捨て用おむつを一つずつ順繰りに使う場合、単一のスペーサを共通して使用することができて汎用性が得られる。
(請求項5について)
開口部は、着用者の泌尿器に対応する第1開口部と、臀部に対応する第2開口部から成る。このため、第1開口部と第2開口部とは別個となっており、排便と排尿とを別々の所から排出空簡に流出させることができる。
(請求項6について)
第1開口部と第2開口部の双方は、ハート型に形成されている。このため、排尿および排便は尾籠なことでありながらも、第1開口部と第2開口部の形状の軽快さで尾籠性を緩和することができる。
(請求項7について)
第1開口部と第2開口部とは、幅狭な連通路を介して連通しているため、排尿と排便との位置を容易に識別・確認することができる。
(請求項8について)
環状リングは突起と一緒に形成されたシリコーン樹脂により一体物となっているため、スペーサを取り扱い易くなるとともに、紛失防止に寄与することができる。
(請求項9について)
開口部は男性泌尿器の陰茎部および陰嚢部に応じた形状にしているので、着用者が男性泌尿器を開口部に配置し易くなって安心して排尿することができる。
(請求項10について)
環状リングは、おむつ本体のうち上側吸収シートに対面する部分(股当て部)に対して傾斜状態に配置され、上側吸収シートが半筒状に盛り上がって着用者の陰茎および陰嚢部を収容する格納部を形成している。
このため、着用に伴い、着用者の陰茎部および陰嚢部が格納部にすっぽり納まるので、格納部がウツボ葛状の尿瓶となって、安心して排尿を行うことができる。
(請求項11について)
おむつ本体をパンツ型おむつとして構成したので、使用時におむつ本体を履くことで着用することができる。
(a)は使捨て用おむつの展開図、(b)は使捨て用おむつの上面図、(c)はスペーサの斜視図、(d)は図1(b)のA1−A線に沿う横面図である(第1実施例) (a)は使捨て用おむつの展開図、(b)は使捨て用おむつの上面図、(c)はスペーサの斜視図、(d)はスペーサをおむつ本体に着脱可能に取り付けた構造を示す図2(b)のA2−A2線に沿う横断面図である(第1実施例の変形例)。 (a)は使捨て用おむつの展開図、(b)は使捨て用おむつの上面図、(c)はスペーサの斜視図、(d)は図3(b)のA3−A3線に沿う横断面図、(e)は図3(b)のA4−A4線に沿う横断面図である(第2実施例)。 (a)は使捨て用おむつの展開図、(b)は使捨て用おむつの上面図、(c)はスペーサの斜視図、(d)は図4(b)のA5−A5線に沿う横断面図、(e)は図4(b)のA6−A6線に沿う横断面図である(実施例3)。 (a)は使捨て用おむつの展開図、(b)は使捨て用おむつの上面図、(c)はスペーサの斜視図、(d)は図5(b)のA7−A7線に沿う横断面図、(e)は図5(b)のA8−A8線に沿う横断面図である(実施例4)。 (a)は使捨て用おむつの展開図(実施例5)、(b)は使捨て用おむつの上面図(実施例5)、(c)はスペーサの斜視図(実施例5)、(d)はスペーサの斜視図である(実施例5の変形例)。 (a)は使捨て用おむつの展開図、(b)は使捨て用おむつの上面図、(c)はスペーサの斜視図、(d)は図7(b)のA9−A9線に沿う横断面図である(実施例6)。 (a)は使捨て用おむつの展開図、(b)は使捨て用おむつの上面図、(c)はスペーサの斜視図、(d)は図8(b)のJ1−J1線に沿う横断面図である(実施例7)。 (a)は使捨て用おむつの展開図、(b)は使捨て用おむつの上面図、(c)はスペーサの斜視図、(d)は図9(b)のJ2−J2線に沿う横断面図である(実施例8)。 (a)は使捨て用おむつをパンツ型おむつとして示す展開図、(b)は使捨て用おむつをパンツ型おむつとして示す斜視図である(実施例9)。
本考案に係る使捨て用おむつでは、スペーサにより排出空間を設けたので、排尿および排便が大量になっても、袋状になったおむつ本体により、一度に大量の排尿が起こった場合でも、袋状構造により排尿を閉じ込めて外部に漏らすことがない。しかも、上側吸収シートと吸収シートとの両内面が広い面積となり、排尿に対する吸収面積が大きくなり、排尿を高い吸収効率で迅速に吸収処理することができる。
本考案の実施例1を図1に基づいて説明する。
本考案に係る使捨て用おむつ1は、吸収シートにより一体的に形成されており、図1(a)に示すように、中央に着用者の股間領域を有するおむつ本体1b、左右のフラップ1c、1dおよび前後の腹当て部1eおよび背当て部1fを有している。
左のフラップ1cには、例えば、縦長な半長円形の左開口部2aが形成され、右のフラップ1dにも、縦長な半長円形の右開口部2bが形成されている。
左のフラップ1cにおける左開口部2aを除く外周縁部のうち、前端部には細帯状の第1ファスナー2cが取り付けられ、後端部には細帯状の第2ファスナー2dが取り付けられている。左開口部2aの上端には第3ファスナー2eが取り付けられ、下端には第4ファスナー2fが取り付けられている。
右のフラップ1dにおける右開口部2bを除く外周縁部のうち、前端部には細帯状の第第5ファスナー2gが取り付けられ、後端部には細帯状の第6ファスナー2hが取り付けられている。右開口部2bの上端には第7ファスナー2iが取り付けられ、下端には第8ファスナー2jが取り付けられている。
おむつ本体1bの前端部には、左右に第9ファスナー2kおよび第10ファスナー2mが取り付けられ、おむつ本体1bの後端部には、左右に第11ファスナー2nおよび第12ファスナー2pが取り付けられている。
左のフラップ1cを左の折目線3aに沿っておむつ本体1bの内側に折り曲げ、右のフラップ1dを右の折目線3bに沿っておむつ本体1bの内側に折り曲げる。
これにより、第1ファスナー2cが第9ファスナー2kに接合固着し、第2ファスナー2dが第11ファスナー2nに接合固着するとともに、第5ファスナー2gが第10ファスナー2mに接合固着し、第6ファスナー2hが第12ファスナー2pに接合固着する。
これと同時に、第3ファスナー2eと第7ファスナー2iとが接合固着するとともに、第2ファスナー2dと第6ファスナー2hとが接合固着し、左開口部2aと右開口部2bとが遭遇し、図2(b)に示す長円形の開口部4を形成する。
背当て部1fには、左右両側から細長な連結紐帯5a、5bが横手方向延出し、着用時に腹当て部1eに着脱可能に連結保持されるようになっている。
おむつ本体1bは、前当て部としての腹当て部1e、股当て部1sとしての股間領域および後当て部としての背当て部1fを構成する吸収シートを備えている。上側吸収シートとしての左右のフラップ1c、1dは、股当て部1sに重ね合わせるように設けられている。開口部4は、股当て部1sに対応するように上側吸収シート(左右のフラップ1c、1d)に形成され、着用時に使用者の臀部および泌尿器を内部に配置し、着用者の排尿と排便の双方に適用される。
スペーサ6は、開口部4の開口周縁部4aに連通状態に設けられた可撓性の環状リング6aを有している。環状リング6aは、例えばシリコーン樹脂により形成され、周方向に沿って細ピン状の複数の突起6bを所定の間隔で間欠的に立設している。突起6bの先端部は、図1(d)に示すように、おむつ本体1bの股間領域に当接している。
環状リング6aの外周側縁には、全周にわたって周溝6cが形成されている。周溝6cには、開口部4の開口周縁部4aが嵌入されて固定状態に取り付けられている。
突起6bの先端部がおむつ本体1bの股間領域に当接することで、左右のフラップ1c、1dと吸収シート(おむつ本体3bまたは股当て部1s)との間に生じた間隙が排出空間Sとして保持されている。
なお、環状リング6aは、可撓性に富む弾性ゴムなどのプラスチックなどでもよく、突起6bと一体物として形成されていてもよい。
開口部4の開口周縁部4aに対しては、変形例として剥離可能なファスナーFsなどの取付手段を利用して環状リング6aを着脱可能に設け、非着用時には環状リング6aを取り外しておき、着用時に取り付けるようにしてもよい(図2(a)、(b)、(d)参照)。この場合、環状リング6aは、図2(c)に示すように、厚みが小さな肉薄枠として使用している。
〔実施例1の効果〕
実施例1では、突起6bの先端部を吸収シート(股当て部1s)に当接させて左右のフラップ1c、1d(上側吸収シート)と吸収シート(股当て部1s)との間に生じた間隙を排出空間Sとして維持している。
このため、左右のフラップ1c、1d(上側吸収シート)と吸収シートとにより袋状の構造が形成され、一度に大量の排尿が起こった場合でも、排尿を袋状の構造内に効果的に閉じ込めて外部に漏らすことがない。
しかも、上側吸収シートと吸収シートとの両内面が広い面積となり、排尿に対する吸収面積が大きくなり、排尿を高い吸収効率で迅速に吸収処理することができる。
このため、おむつ本体1bの着用者が仰臥あるいは伏臥しても、左右に横臥しても、排便および排尿は開口部4の排出空間Sから前後および左右に拡散し、迅速におむつ本体1bの全面に広く配分されて効果的に吸収される。この結果、排尿の吸収効率を大幅に向上させ、股からの脇漏れ防止に寄与することができる。
併せて、おむつ本体1bが安価で簡素な構造で済み使い勝手がよく実用的である。
また、可撓性のスペーサ6を着脱可能に設けているので、おむつ本体1bの着用者が様々な位置を取っても、おむつ本体1bを着用者の位置変えに応じた形状に保持することができる。
また、スペーサ6は、開口部4の開口周縁部4aに着脱可能に取り付けられている。すなわち、環状リング6aを着用に応じて着脱可能にしている。これにより、複数の使捨て用おむつを一つずつ順繰りに使う場合、単一のスペーサ6を共通して使用することができて高い汎用性が得られる。
さらには、環状リング6aは突起6bと一緒に形成されたシリコーン樹脂により一体物とすることにより、スペーサ6を取り扱い易くなるとともに、紛失防止に役立てることができる。
本考案の実施例2を図3に基づいて説明する。
この実施例2が実施例1と異なるところは、 開口部4を着用者の泌尿器に対応する第1開口部4Aと、排便用として臀部に対応する第2開口部4Bとから構成したことである(図3(a)、(b)参照)。
すなわち、第1開口部4Aは、左右に位置する半長円状の半開口部4s、4t同士を対面させて構成している。また、第2開口部4Bは、左右に位置する半長円状の半開口部4u、4v同士を対面させて構成している。第1開口部4Aと第2開口部4Bとは、図示上下に隣接する部分で隘路7を介して連通し、全体形状として瓢箪形を成している。
おむつ本体1bの左右中央には、細帯状の第15ファスナー8および第16ファスナー9が横方向に配列されている。左のフラップ1cには、第17ファスナー10が設けられ、右のフラップ1dには、第18ファスナー11が設けられている。
左のフラップ1cを左の折目線3aに沿っておむつ本体1bの内側に折り曲げるに伴い、第17ファスナー10が第15ファスナー8に接合固定される。
右のフラップ1dを右の折目線3bに沿っておむつ本体1bの内側に折り曲げるに伴い、第18ファスナー11が第16ファスナー9に接合固定される。
これに伴い、上述の如く半開口部4s、4t同士が対面して第1開口部4Aを構成し、半開口部4u、4v同士が対面して第2開口部4Bを構成する。
この場合、スペーサ20における環状リング20aは、第1開口部4A、第2開口部4Bおよび隘路7の全形状に応じた瓢箪形を成している(図3(c)参照)。この環状リング20aは、第1開口部4Aに対応する第1長円枠体20cおよび第2開口部4Bに対応する第2長円枠体20dを有している。
第1長円枠体20cと第2長円枠体20dとの境界部は、連結部20e、20fにより一体的に繋がれている。
環状リング20aには、周方向に沿って複数の突起20gを所定の間隔で間欠的に立設している。突起6bは、環状リング20aから鉛直状態に垂下し、突起6bの先端部をおむつ本体1bの股間領域に当接させている(図3(d)、(e)参照)。これにより、左右のフラップ1c、1dと吸収シート(おむつ本体3bあるいは股当て部1s)との間に生じた間隙を排出空間Sとして保持している。
実施例2では、開口部4を第1開口部4Aと第2開口部4Bとから構成したので、第1開口部と第2開口部とが別個となっており、排便と排尿とを別々の所から排出空簡Sに流出させることができる。
本考案の実施例3を図4に基づいて説明する。
この実施例3が実施例1と異なるところは、図4(a)、(b)に示すように、第1開口部4Aおよび第2開口部4Bの双方を円形とし、第1開口部4Aと第2開口部4Bとを幅狭な連通路21により連通させたことである。
このため、左右のフラップ1c、1dにおける第1開口部4Aと第2開口部4Bとの間は、互いに所定の間隙を隔てて対面する第1直線辺部21aおよび第2直線辺部21bとしている。
これに伴い、スペーサ22における環状リング22aを図4(c)に示すように、第1円形枠22bおよび第2円形枠22cから構成し、第1円形枠22bと第2円形枠22cとを接続梁22dで連結している。これら形枠22b、2円形枠22cおよび接続梁22dには、複数の突起22eを吸収シート(おむつ本体3bまたは股当て部1s)に対して垂直状態に立設している(図4(d)、(e)参照)。
実施例3では、第1開口部4Aと第2開口部4Bとを幅狭な連通路21を介して連通しているため、排尿と排便との位置を容易に識別・確認することができる。
本考案の実施例4を図5に基づいて説明する。
この実施例4が実施例3と異なるところは、図5(a)、(b)に示すように、連通路21を廃止し、第1開口部4Aと第2開口部4Bとを別個独立に配置したことである。
このため、左右のフラップ1c、1dにおける第1開口部4Aと第2開口部4Bとの間は、第19ファスナー23および第20ファスナー24が取り付けられている。
左のフラップ1c(右のフラップ1d)を左の折目線3a(右の折目線3b)に沿って、おむつ本体1bの内側に折り曲げるに伴い、第19ファスナー23が第20ファスナー24に接合固定される。
これに伴い、上述の如く半開口部4s、4t同士が対面して第1開口部4Aを構成し、半開口部4u、4v同士が対面して第2開口部4Bを構成する。
この場合のスペーサ30は、図5(c)に示すように、第1開口部4Aに対応する第1環状リング30aと第2開口部4Bに対応する第2環状リング30bとから成る。第1環状リング30aおよび第2環状リング30bの双方には、複数の突起22eを吸収シート(おむつ本体3bまたは股当て部1s)に対して垂直状態に立設している(図5(d)、(e)参照)。
本考案の実施例5を図6に基づいて説明する。
この実施例5が実施例4と異なるところは、図6(a)、(b)に示すように、第1開口部4Aおよび第2開口部4Bの双方をハート型に形成したことである。
左右のフラップ1c、1dでは、弓なり状の半開口部4s、4t同士が対面して第1開口部4Aを構成し、弓なり状の半開口部u、v同士が対面して第2開口部4Bを構成している。
この一方、スペーサ40は、図6(c)に示すように、第1開口部4Aに対応する第1環状リング40aと第2開口部4Bに対応するハート型の第2環状リング40bとから成る。第1環状リング40aおよび第2環状リング40bの双方には、複数の突起42eを吸収シート(おむつ本体3bまたは股当て部1s)に対して垂直状態に立設している。
実施例5では、第1開口部4Aと第2開口部4Bの双方は、ハート型に形成されている。このため、排尿および排便は尾籠なことでありながらも、第1開口部4Aと第2開口部4Bの形状の軽快さで尾籠性を緩和することができる。
なお、第1環状リング40aと第2環状リング40bとは、図6(d)に示すように、接続梁43により一体的に連結してもよい。また、第1開口部4Aおよび第2開口部4Bの形状としては、円形や長円形に限らず、三角形、四角形、五角形、六角形あるいは7角形や8角形を含む多角形であってもよい。
本考案の実施例6を図7に基づいて説明する。
この実施例6が実施例1と異なるところは、開口部4を男性泌尿器の形状としたことである。すなわち、開口部4の先端開口4Mを亀頭を備えた陰茎部の形状とし、後端開口4Nを睾丸を備えた陰嚢部の形状として全体的に鍵穴形状としている(図7(b)参照)。 先端開口4Mは、左半分小口4mと右半分小口4nとを対面させて構成し、後端開口4Nは、左半分大口4rと右半分大口4qとを対面させて構成している(図7(a)参照)
これに伴い、スペーサ50の環状リング50aも開口部4に合致する鍵孔形状とし、環状リング50aの下面に突起50bを立設している(図6(b)参照)。
実施例6では、開口部4は男性泌尿器の陰茎部および陰嚢部に応じた形状にしたので、着用者が男性泌尿器を開口部4に配置し易くなって安心して排尿することができる。
本考案の実施例7を図8に基づいて説明する。
この実施例6が実施例1と異なるところは、突起を省略した環状リング60を長円形状とし、左のフラップ1cの図示上隅角部の近傍に半長円状の切欠き状の第1半開口部60aを設け、右のフラップ1dの図示上隅角部の近傍に半長円状の第2半開口部60bを設けたことである(図8(a)、(c)参照)。
左のフラップ1cの左右幅寸法W1および右のフラップ1dの左右幅寸法W2は、ともに腹当て部1eから背当て部1fに向かって次第に増加し、左右のフラップ1c、1dの各外側縁部は末広がりに傾斜する状態となっている。左のフラップ1cの左右幅寸法W1と右のフラップ1dの左右幅寸法W2とを足し合わせた値は、おしめ本体1bの中央幅寸法W3よりも所定量だけ大きく設定されている(W1+W2>W3)。
この場合、
この状態において、左のフラップ1cを左の折目線3aに沿っておむつ本体1bの内側に折り曲げ、右のフラップ1dを右の折目線3bに沿っておむつ本体1bの内側に折り曲げる。
これに伴い、第1半開口部60aの周縁部が環状リング60の半周部分に取り付けられ、第2半開口部60bの周縁部が環状リング60の残る半周部分に取り付けられる(図8(b)参照)。第1半開口部60aと第2半開口部60bとの各周縁部が環状リング60上で遭遇して開口部4を形成する。
この場合、左のフラップ1cのうち第4ファスナー2fを有する部分が右のフラップ1dのうち第8ファスナー2jを有する部分の下面に重なり合って接合固着し、第2ファスナー2dが第11ファスナー2nおよび第12ファスナー2pの双方に接合固着する。第3ファスナー2eは、第7ファスナー2iに接合固着する。第6ファスナー2hが第2ファスナー2dに対応する左のフラップ1cの表面下縁部に接合固着する。第5ファスナー2gが第10ファスナー2mに接合固着し、第1ファスナー2cが第9ファスナー2kに接合固着する。
周溝60aを形成した環状リング60は、おむつ本体1bのうち上側吸収シートに対面する部分(股当て部1s)に対して傾斜状態(腹当て部1eに向かって下降傾斜する状態)に配置され、上側吸収シートが半筒状あるいは円弧状の曲面を成すように盛り上がって格納部61を構成する。格納部61の内部を着用者の陰茎部Maおよび陰嚢部Mbを収容する排出空間Sとする(図8(d)参照)。格納部61には、着用者の陰茎部Maのみを収容するようにしてもよいなど着用に関しては、着用者の裁量で自由な着用方法を適用することができる。
実施例7では、使捨て用おむつ1の着用に伴い、着用者の陰茎部Maおよび陰嚢部Mbが格納部61にすっぽり納まるので、格納部61がウツボ葛状の尿瓶となって、安心して排尿を行うことができる。なお、環状リング60は必要に応じて設ければよく、不要なときには省略してもよい。
本考案の実施例8を図9に基づいて説明する。
実施例8が実施例7と異なるところは、左のフラップ1cの図示下隅角部の近傍に半長円状の切欠き状の第1半開口部60aを設け、右のフラップ1dの図示下隅角部の近傍に半長円状の第2半開口部60bを設けたことである(図9(a)、(c)参照)。
この場合、環状リング60はおむつ本体1bのうち上側吸収シートに対面する部分に対して傾斜状態(腹当て部1eに向かって上昇傾斜する状態)に配置されている(図9(b)、(c)参照)。
実施例7とは逆に、左のフラップ1cの左右幅寸法W1および右のフラップ1dの左右幅寸法W2は、ともに腹当て部1eから背当て部1fに向かって次第に減少し、左右のフラップ1c、1dの各外側縁部は末窄みに傾斜する状態となっている。
この場合、第4ファスナー2fが第8ファスナー2jに接合固着し、第2ファスナー2dが第11ファスナー2nに接合固着し、第6ファスナー2hが第12ファスナー2pに接合固着する。左のフラップ1cのうち第3ファスナー2eを有する部分は、右のフラップ1dのうち第7ファスナー2iを有する部分の下面に重なり合って接合固着する。
第1ファスナー2cが第9ファスナー2kと第10ファスナー2mとの双方に接合固着し、第5ファスナー2gが第1ファスナー2cに対応する左のフラップ1cの表面上縁部に接合固着する。
上側吸収シート(左右のフラップ1c、1d)が半筒状あるいは円弧状の曲面を成すように盛り上がって構成した格納部61には、着用者の泌尿器を下方から環状リング60を介して押し入れ、陰茎部Maおよび陰嚢部Mbを収容する(図9(d)参照)。
本考案の実施例9を図10に基づいて説明する。
実施例9が実施例1と異なるところは、おむつ本体をパンツ型おむつ51として構成したことである((図10(a)、(b)参照))。
このため、実施例9では、使用時におむつ本体を履くことで着用することができる。このパンツ型おむつ51には、実施例1に限らず、実施例2〜8の使捨て用おむつ1のそれぞれに適用することができる。
なお、図10(b)においては、前巻き腹部51aと背巻き胴部51bとを上下に結ぶ左右両側のギャザー帯部51c、51dは、着用者が大腿部を挿入するための左右の装用口51e、51fとなる。
〔変形例〕
なお、上記実施例1〜9の使捨て用おむつ1は、高速道道路などで緊急に用便する必要があるときに使用する他、老人介護用、あるいはナップキンなど女性の生理用品として使用してもよいなど、状況や環境に配慮して各種の場合に応じて適宜に使用する多用途化を図ることができる。
本考案に係る使捨て用おむつでは、おむつ本体の着用時、スペーサにより形成された排出空間を維持するため、袋状になった構造となり、排尿に対する吸収効率を向上させて股からの脇漏れ防止に寄与する。併せて、簡素な構造かつ安価な費用で済むため、使捨ておむつ関連の需要を喚起して製造・流通を介して化学・機械産業界に適用することができる。
1 使捨て用おむつ
1b おむつ本体
1c 左のフラップ(上側吸収シート)
1d 右のフラップ(上側吸収シート)
1e 腹当て部(前当て部)
1f 背当て部(後当て部)
1s 股当て部
2a 左開口部
2b 右開口部
3a 左の折目線
3b 右の折目線
4 開口部
4a 開口縁部
6 スペーサ
6a 環状リング
6b 突起

Claims (11)

  1. 前当て部、股当て部および後当て部を構成する吸収シートを備えたおむつ本体と、
    前記股当て部に重ね合わせるように設けられた上側吸収シートと、
    前記上側吸収シートに形成され、前記股当て部に対応し、使用時に着用者の臀部および泌尿器を内部に配置する開口部と、
    前記開口部の開口周縁部に連通状態に設けられた可撓性の環状リングを有するスペーサを具備し、前記上側吸収シートと前記吸収シートとの間に生じた間隙を排出空間として保持することを特徴とする使捨て用おむつ。
  2. 前記環状リングは、その周方向に複数の突起を所定の間隔で間欠的に立設しており、前記突起の先端部を前記吸収シートに当接させて前記上側吸収シートと前記吸収シートとの間に生じた前記間隙を前記排出空間として保持することを特徴とする請求項1に記載の使捨て用おむつ。
  3. 前記環状リングは、前記開口部の前記開口周縁部に固定状態に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の使捨て用おむつ。
  4. 前記環状リングは、前記開口部の前記開口周縁部に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の使捨て用おむつ。
  5. 前記開口部は、前記着用者の前記泌尿器に対応する第1開口部と、前記臀部に対応する第2開口部とから成ることを特徴とする請求項1に記載の使捨て用おむつ。
  6. 前記第1開口部と前記第2開口部の双方は、ハート型に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の使捨て用おむつ。
  7. 前記第1開口部と前記第2開口部とは、幅狭な連通路を介して連通していることを特徴とする請求項5に記載の使捨て用おむつ。
  8. 前記環状リングは前記突起と一緒に形成されたシリコーン樹脂により一体物となっていることを特徴とする請求項2に記載の使捨て用おむつ。
  9. 前記開口部は男性泌尿器に応じた形状であることを特徴とする請求項1に記載の使捨て用おむつ。
  10. 前記環状リングは、前記おむつ本体のうち前記上側吸収シートに対面する部分に対し、前記前当て部に下降傾斜あるいは上昇傾斜する状態に配置され、前記上側吸収シートが半筒状に盛り上がって着用者の陰茎部および陰嚢部を収容する格納部を形成していることを特徴とする請求項1に記載の使捨て用おむつ。
  11. 前記おむつ本体をパンツ型おむつとして構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項10のうち何れか一つに記載の使捨て用おむつ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021143038A1 (zh) * 2020-01-13 2021-07-22 浪酷商贸(深圳)有限公司 一种适用于运动短裤、内裤及睡裤的多功能里裤结构

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