JP4697472B2 - Dinレール取付型電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は、プラスチック製の筐体を有するDINレール取付型電子機器に係り、特に、放熱性能を向上させたDINレール取付型電子機器に関する。
プログラマブル・コントローラ(以下、「PLC」という)のリモートIOユニット(「デジタルIOスレーブ」とも称される)は、制御対象機器の間近に設置され、PLC本体とは通信を介して結ばれる。このリモートIOユニットは、人の目に付きやすい制御対象機器間近に設置されることから、形状設計や色彩設計の自由度に優れるプラスチック製の筐体が好まれる。
ところで、昨今、制御対象機器乃至システムの多様化により、リモートIOユニットの分野においても、ユーザ毎にきめ細かい対応を可能とすべく、多品種少量生産が不可欠なものとなりつつある。
この種のリモートIOユニットにおいて、多品種少量生産を低コストに実現するための1つの手法として、回路全体を複数のモジュール(例えば、IOコネクタ等を含むベース部、通信制御部、IO回路部)に分割すると共に、それぞれを別々の回路基板に搭載し、ユーザ側の要求仕様に合わせて、回路基板単位で変更を行うものが考えられる。
また、装置内への組み込みや設置スペースの制約から、リモートIOユニットの筐体サイズに対する小型化の要求は厳しく、上述のモジュール分割を行う場合にも、それらの基板は筐体小型化の要請から、多段配置構造を採るとともに、個々の基板についても出来る限りの小型化が要請される。
その結果、個々の回路基板に搭載される部品間の隣接距離は極めて短くなり、従前では問題とされなかったチップ抵抗等の微細熱部品であっても、それらが多数密集されることによる全体としての発熱が問題とされるに至った。
殊に、IO回路部が搭載される回路基板にあっては、IOチャネル数に応じて、スイッチングトランジスタや抵抗素子等の多数の微細発熱部品が存在することに加え、過電流遮断機能を付加するためには、動作保証温度環境が80〜85℃以下と極めて厳しいポリスイッチ(登録商標)を組み込まねばならず、それら微細発熱部品の密集による大きな発熱を如何にケース外に逃すかは重要な課題となりつつある。
ところで、プラスチック製筐体を有する電子機器の分野において、内蔵回路基板からの発熱をケース外へ逃がす手法としては、プラスチック製のケース内外を熱伝導性の高い金属で繋ぐこと、および、熱の逃し先としてDINレールを選択することなどが従来より知られている(特許文献1,2参照)。
WO1999/051073号国際公開パンフレット 特開2000−252660号公報
しかしながら、上述の特許文献記載の技術にあっては、放熱対象となる熱源は、スイッチング電源装置におけるスイッチングトランジスタ、整流ダイオード、或いは、ソリッドステートリレーにおけるスイッチングトランジスタ等のように、大型かつ高発熱部品であるため、放熱ルートの選択は比較的容易であり、これをそのまま微細発熱部品が密集された熱源に採用することは困難である。
すなわち、それら多数の微細発熱部品から発生する熱を効率よく逃し、回路基板並びにその周辺温度をポリスイッチ(登録商標)の動作保証温度下に維持するためには、個々の微細発熱部品から発生する熱を回路基板を介して間接的に逃すのでは、回路基板並びにその周辺温度を十分に低下させることができないとの知見が得られた。
この発明は、上述の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、形状や色彩の設計自由度の高いプラスチック製筐体を使用しつつも、内蔵回路基板に搭載された多数の微細発熱部品の集合による熱を筐体の外部へと効率よく逃し、これにより内蔵回路部品を温度保証環境下に保持して、動作信頼性を保証できるようにしたDINレール取付型電子機器を提供することにある。
この発明のさらに他の目的ならびに作用効果については、明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
上述の技術的課題は、以下の構成を有するDINレール取付型電子機器により解決することができる。
すなわち、このDINレール取付型電子機器は、全体がプラスチックで形成されかつ背面にはDINレール取付溝が設けられた筐体と、筐体内に収容されかつ多数の微細な発熱部品が搭載された発熱回路基板と、発熱回路基板の微細発熱部品の搭載面に、それらの発熱部品の全体又はほぼ全体を覆うようにして、その前面が個々の発熱部品に密着するようにして重ね合わされたシート状熱伝導ゲルと、シート状熱伝導ゲルの後面側に、その前面がシート状熱伝導ゲルの後面の全体又はほぼ全体を覆うようにして、その前面がシート状熱伝導ゲルに密着するようにして重ね合わされ、かつ熱伝導性の良好な金属を用いて形成された熱伝導プレートと、を有し、熱伝導プレートの一部は、筐体背面壁を貫通して、DINレール取付溝の内面に導出されて筐体外導出部を形成しており、それにより、筐体の背面にDINレールを取り付けた状態においては、DINレール取付溝内面とDINレールとの間で、熱伝導プレートの筐体外導出部が挟持される、ことを特徴とするものである。
このような構成によれば、発熱回路基板上に搭載された多数の微細な発熱部品から発生する熱は、それらと密着するシート状熱伝導ゲルを介して直接的に収集され、こうして収集された熱は熱伝導プレートを介してDINレール取付溝の内面に伝達され、さらにDINレールを介して放熱される。そのため、多数の微細な発熱部品からの熱は、回路基板を介して間接的に収集するのではなく、それらの発熱部品の個々から直接的に収集される一方、こうして収集された熱は、熱伝導性の良好な金属を用いて形成された熱伝導プレートを介してDINレール取付溝の内面に導出され、これがDINレールを介して放熱されるため、熱の収集ならびに放散が効率よく行われ、発熱回路基板の温度情報を確実に抑制することができる。
上述のDINレール取付型電子機器において、好ましい実施の形態においては、筐体背面壁にはDINレール取付溝の側縁部に沿って延びる導出用開口が形成されると共に、これと対応する熱伝導プレートの側縁部には、側縁部に沿う所定長さを有し、かつ起立部と先端折曲部とからなる断面L字状突片が形成されており、それにより、熱伝導プレートの断面L字状突片が筐体背面壁の導出用開口に挿入されることにより、断面L字状突片の先端折曲部が筐体外導出部として機能するように構成してもよい。
このような構成によれば、筐体背面壁に所定の開口を形成する一方、熱伝導プレートの側縁部に所定の形状加工を行うだけであるから、設計、製作、及び組立も容易であり、生産ラインに適用が容易である。
このとき、熱伝導プレートがアルミ製の薄板とされ、かつ断面L字状突片の先端折曲部には、バネ性を付与すべく湾曲状の癖付け加工が施されており、それにより、DINレール取付溝内面とDINレールとで挟持された際、バネの反発力により両者に対する接触圧を保持するようにしてもよい。
このような構成によれば、DINレール取付溝内面とDINレールとで挟持された際、バネの反発力により両者に対する接触圧が保持されるため、長期にわたり放熱ルートの良好な熱伝導性を維持することができる。
従って、以上の構成によれば、発熱回路基板に搭載される微細発熱部品が、多チャンネル分のデジタル出力回路を構成するトランジスタ素子及び抵抗素子であり、かつそれらの出力回路には過電流遮断器として機能するポリスイッチ(登録商標)が含まれている場合にあっても、それらポリスイッチ(登録商標)の動作温度環境が保証されることとなる。
さらに、好ましい実施の形態においては、本発明はPLCのリモートIOユニットに適用することができる。このリモートIOユニットは、入力機器や出力機器に接続される端子台や入出力表示器等を含むベース部と、ベース部の端子台からデジタル入力信号を取り込むための入力回路と、ベース部の端子台へとデジタル出力信号を送出するための出力回路とを含むIO回路部と、PLC本体に具備された通信マスタからデジタル出力信号を受信すると共に、そのデジタル出力信号をIO回路の出力回路へと与える入力処理と、IO回路の入力回路から取り込まれたデジタル入力信号をPLC本体へと送信する出力処理と、を実行するためのASICやCPUを含む通信制御部とを含んでいる。そして、ベース部はベース部基板に、IO回路部はIO回路部基板に、通信制御部は通信制御部基板にそれぞれ搭載されている。そして、上記3枚の基板のうちで、IO回路部基板が本発明でいうところの発熱回路基板に相当するものである。
このような構成によれば、PLCのリモートIOユニットにおける多品種少量生産を可能とし、この種の製品をユーザ側の仕様にきめ細かく対応しつつ低コストに提供することが可能となる。
この発明によれば、形状や色彩の設計自由度の高いプラスチック製筐体を使用しつつも、内蔵回路基板に搭載された多数の微細発熱部品の集合による熱を筐体の外部へと効率よく逃し、これにより内蔵回路部品を温度保証環境下に保持して、動作信頼性を保証できるようにしたDINレール取付型電子機器を提供することができる。
以下に、この発明に係るDINレール取付型電子機器の一実施形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下においては、本発明をPLCのリモートIOユニットに適用した場合について説明する。
本発明が適用されたリモートIOユニットのDINレール取付状態を示す斜視図が図1に示されている。同図に示されるように、リモートIOユニット1はDINレール2に取付可能となされると共に、IO部筐体10と通信部筐体20とを有する。図示例にあっては、IO部筐体10の表面には端子台10a及び増設用コネクタ10bが設けられている。同様にして、通信部筐体20の前面にはPLC本体との通信を行うための通信用コネクタ20aが設けられている。IO部筐体10及び通信部筐体20はいずれもプラスチックを用いて形成されており、その素材としてはこの種の筐体素材として使用される各種のプラスチック(例えばABS樹脂など)を使用することができる。
リモートIOユニット1の筐体10,20の内部には、3枚の回路基板(詳細は後述)が多段重ね構造で収容されている。それらの回路基板上には、それぞれ所定の回路部が搭載されている。
基板別搭載回路の説明図が図10に示されている。同図に示されるように、回路全体は、ベース部AとIO回路部Bと通信制御部Cとに3分割されている。ベース部Aには、IOコネクタ201、増設コネクタ202、及びIO用LED203などが含まれている。IO回路部Bには、入出力部301、フォトカプラ302、及び断線・短絡検知回路などのステータス303などが含まれている。通信制御部Cには、通信コネクタ401、電源端子402、通信物理層403、電源回路404、クロック発振器405、リセット回路406、EEPROM407、アドレス設定スイッチ408、及び通信用LED409などが含まれている。
そして、図5の断面図を参照して後述するように、ベース部Aはベース部基板106に、IO回路部BはIO回路部基板104に、通信制御部Cは通信制御部基板105にそれぞれ搭載されている。
図1に戻って、IO部筐体10は、図5に示されるように、IO部筐体基部101とIO部筐体蓋部101Aとから構成される。そして、IO部筐体蓋部101Aの上面側には端子台10aが配置される一方、IO部筐体基部101の下面側にはDINレール取付溝101aが設けられる。さらに、IO部筐体基部101とIO部筐体蓋部101Aとで構成されるIO部筐体10の内部には、上から順に、ベース部基板106と通信制御部基板105とIO回路部基板104とが3段重ねで配置されている。
図2にはIO部筐体の分解斜視図(第1実施形態)が、図3には同上下反転状態における分解斜視図(第1実施形態)が示されている。
なお、それらの図においては、説明の便宜上、発熱回路基板に相当するIO回路部基板104のみが示され、通信制御部基板105及びベース部基板106については図示を省略されている。
それらの図(特に、図2)から明らかなように、IO部筐体基部101内の底部には、熱伝導プレート102と、シート状熱伝導ゲル103と、発熱回路基板であるIO回路部基板104とが重ねて収容される。
IO部筐体基部101の下面側には、図3に示されるように、DINレール取付溝101aが設けられる一方、IO部筐体基部101内の底部には、筐体の内外を連通する開口101bが形成されている。この開口101bは、図4に示されるように、DINレール取付溝101aの側縁部に沿って延びる細長長方形状をなしており、図3に示されるように、裏面側における開口縁部には棚部101c,101cが設けられている。これらの棚部101cは、後に図9を参照して詳述するように、DINレール2の左右両側縁部2aを受け止めて支持するためのものである。
熱伝導プレート102は熱伝導性の良好な金属(この例では、例えばアルミ)を用いて形成されており、その厚さは0.2mm程度の薄肉とされている。この熱伝導プレート102の開口101bと対応する位置には、図3に示されるように、起立部102bと先端折曲部102cとからなる断面L字状突片102aが形成されている。この突片102aのDINレールに沿う方向の幅W1は、要求される放熱容量に応じて決定される。IOチャネル数が倍の32チャネルになった場合の構成例が図6及び図7に示されている。それらの図から明らかなように、この32チャネルの構成の場合には、断面L字状の突片102a,102aは長手方向2ヶ所に設けられており、その幅W2,W3はそれぞれ放熱容量に応じて決定される。このように、突片102a,102aのDINレールの長手方向に沿う長さを適宜に変更することによって、発熱回路基板の発熱量に応じた設計が可能となる。
シート状熱伝導ゲル103は非常に柔らかいシート状の熱伝導ゲルであって、高い熱伝導率を保持すると共に、放熱にも優れた効果を発揮し、高度の柔軟性と粘着性とを有することから凹凸面に密着し、接着面に空気層を残さない性質を有し、しかも電気絶縁性および難燃性に優れた素材とされ、幅広い温度範囲で使用可能とされている。このようなシート状熱伝導ゲルとしては、各社の製品が市場に提供されており、この例においては、例えばGELTEC社の「ラムダゲル」(登録商標)を使用することができる。
発熱回路基板に相当するIO回路部基板104は、両面基板として構成され、図3に示されるように、DINレールに近い側の面には、微細発熱部品の搭載領域104dが設けられている。この微細発熱部品の搭載領域104dには、この例では、16チャンネル分のデジタル出力回路を構成するチップ部品であるトランジスタ素子及び抵抗素子が設けられると共に、それらの出力回路には過電流遮断器として機能するポリスイッチ(登録商標)が含まれている。当業者にはよく知られているように、ポリスイッチ(登録商標)の動作温度保証環境は80〜85℃以下と低く設定されており、この温度範囲を超えると、ポリスイッチ(登録商標)の電流遮断機能は失われる。従って、この種のポリスイッチ(登録商標)を含む回路基板においては、動作温度環境を80〜85℃以下に維持せねばならない。
IO部筐体の取付姿勢における断面図(第1実施形態)が図5に示されている。同図に示されるように、IO回路部基板104は筐体基部101内において、最もDINレールに近い位置に配置されており、その微細発熱部品の搭載領域104dはDINレール側へと向けられている。
図5に示されるように、シート状熱伝導ゲル103は、発熱回路基板であるIO回路部基板104の微細発熱部品の搭載面に、それらの発熱部品の全体又はほぼ全体を覆うようにして、その前面が個々の発熱部品に密着するようにして重ね合わされている。また、熱伝導プレート102は、シート状熱伝導ゲル103の後面側に、その前面がシート状熱伝導ゲル103の後面全体又はほぼ全体を覆うようにして、その前面がシート状熱伝導ゲルに密着するようにして重ね合わされている。そして、これらのシート状熱伝導ゲル103と熱伝導プレート102との積層体は、IO回路部基板104とIO部筐体基部101の底面との間に挟持された状態で固定される。
すると、図5に示されるように、熱伝導プレート102の断面L字状突片102aは開口101bを通って、DINレール取付溝101aの内面側へと引き出され、断面L字状突片102aの先端折曲部102cが筐体外導出片として機能することとなる。なお、図において101dはDINレール2の左右両側部2a,2aと係合して抜け止めをなす突縁部である。
以上の構成よりなる本発明の作用を図8及び図9を参照しながら説明する。図8に示されるように、熱伝導プレート102の断面L字状突片の先端折曲部102cには、同図に示されるように、バネ性を付与すべく湾曲状の癖付け加工が施されている。このような加工が可能なのは、熱伝導プレート102として極めて薄い(0.2mm)のアルミ薄板が使用されているからである。そのため、DINレール2が存在しない状態では、断面湾曲状に外方へと膨出する状態とされている。
これに対して、DINレール2が装着されると、図9に示されるように、起立部102bの根本が折れ曲がると共に、先端折曲部102cは図中仮想線の状態から図中実線の状態へと押しつぶされていき、最終的に、先端折曲部102cはDINレール2の側縁部2aと筐体側の棚部101cとの間で挟持固定される。このとき、DINレール2の側縁部2aと棚部101cとの間に僅かな隙間があったとしても、起立部102bの根本屈曲部及び湾曲された先端折曲部102cにはバネ性が付与されているため、それらの弾発力によって、側縁部2aと先端折曲部102cとの接触は良好に維持され、その結果、IO回路基板104の微細発熱部品の搭載領域104dから発生した熱は、シート状熱伝導ゲル103を介して個々の微細発熱部品から直接的に収集される一方、こうして収集された熱は、さらに熱伝導プレート102及び断面L字状突片102aを介して、DINレール2へと効率よく逃されることとなる。すなわち、熱伝導プレート102の断面L字状突片102aは、幅W1,W2,W3にわたり、先端折曲部102cがDINレール2の側縁部2aと接触することで、良好な熱伝導が行われ、その結果、熱伝導プレート102からDINレール2へと効率よく放熱が行われて、IO回路部基板104の温度上昇は抑制され、搭載された微小発熱部品の動作温度はポリスイッチ(登録商標)の動作保証温度範囲内に維持されるのである。
その結果、以上説明したリモートIOユニットは、プラスチック製筐体を使用することから良好な外観を呈すると共に、回路全体のモジュール化及びモジュール別回路基板の採用により、多品種少量生産の要望に応えつつも、放熱性能を良好として、電流遮断器に好適なポリスイッチ(登録商標)の採用も可能となり、この種のリモートIOユニットにおける実用化に資するものである。
本発明によれば、プラスチック製筐体を使用することから良好な外観を呈すると共に、回路全体のモジュール化及びモジュール別回路基板の採用により、多品種少量生産の要望に応えつつも、放熱性能を良好として、電流遮断器に好適なポリスイッチ(登録商標)の採用も可能となり、この種のリモートIOユニットにおける実用化に資するものである。
本発明が適用されたリモートIOユニットのDINレール取付状態を示す斜視図である。 IO部筐体の分解斜視図(第1実施形態)である。 IO部筐体の上下反転状態における分解斜視図(第1実施形態)である。 IO部筐体基部の上蓋を取り除いた状態の平面図(第1実施形態)である。 IO部筐体の取付姿勢における断面図(第1実施形態)である。 IO部筐体の分解斜視図(第2実施形態)である。 IO部筐体の上下反転状態における分解斜視図(第2実施形態)である。 本発明の要部拡大図(DINレール取付前)である。 本発明の要部拡大図(DINレール取付後)である。 基板別搭載回路の説明図である。
1 リモートIOユニット
2 DINレール
10 IO部筐体
10a 端子台
10b 増設用コネクタ
20 通信部筐体
20a 通信用コネクタ
101 IO部筐体基部
101A IO部筐体蓋部
101a DINレール取付溝
101b 開口
101c 棚部
101d 突縁部
102 熱伝導プレート
102a 断面L字状突片
102b 起立部
102c 先端折曲部
103 シート状熱伝導ゲル
104 IO回路部基板(発熱回路基板)
104a,104b,104c 回路部品
104d 微細発熱部品の搭載領域
105 通信制御部基板
106 ベース部基板
201 IOコネクタ
202 増設コネクタ
203 IO用LED
301 入出力部
302 フォトカプラ
303 断線・短絡検知回路などのステータス
401 通信コネクタ
402 電源端子
403 通信物理層
404 電源回路
405 クロック発振器
406 リセット回路
407 EEPROM
408 アドレス設定スイッチ
409 通信用
A ベース部
B IO回路部
C 通信制御部
W1,W2,W3 先端折曲部の幅

Claims (5)

  1. 全体がプラスチックで形成されかつ背面にはDINレール取付溝が設けられた筐体と、
    前記筐体内に収容されかつ複数の発熱部品が搭載された発熱回路基板と、
    前記発熱回路基板の発熱部品の搭載面に、それらの発熱部品の全体を覆うようにして、その前面が発熱部品に密着するようにして重ね合わされたシート状熱伝導ゲルと、
    前記シート状熱伝導ゲルの後面側に、その前面がシート状熱伝導ゲルの後面全体を覆うようにして、その前面がシート状熱伝導ゲルに密着するようにして重ね合わされ、かつ金属を用いて形成された熱伝導プレートと、を有し、
    前記熱伝導プレートの一部は、筐体背面壁を貫通して、DINレール取付溝の内面に導出されて筐体外導出部を形成しており、
    それにより、前記筐体の背面にDINレールを取り付けた状態においては、前記DINレール取付溝内面と前記DINレールとの間で、前記熱伝導プレートの前記筐体外導出部が狭持される、
    ことを特徴とするDINレール取付型電子機器。
  2. 前記筐体背面壁には、前記DINレール取付溝の側縁部に沿って延びる導出用開口が形成されると共に、これと対応する前記熱伝導プレートの側縁部には、前記側縁部に沿う所定長さを有し、かつ起立部と先端折曲部とからなる断面L字状突片が形成されており、
    それにより、前記熱伝導プレートの前記断面L字状突片が筐体背面壁の前記導出用開口に挿入されることにより、前記断面L字状突片の先端折曲部が前記筐体外導出部として機能する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のDINレール取付型電子機器。
  3. 前記熱伝導プレートがアルミ製の薄板とされ、かつ前記断面L字状突片の先端折曲部には、バネ性を付与すべく湾曲状の癖付け加工が施されており、
    それにより、DINレール取付溝内面とDINレールとで狭持された際、バネの反発力により両者に対する接触圧を保持する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のDINレール取付型電子機器。
  4. 前記発熱回路基板に搭載される発熱部品が、多チャンネル分のデジタル出力回路を構成するトランジスタ素子及び抵抗素子であり、かつそれらの出力回路には過電流遮断器として機能し、かつ動作温度保証環境が80〜85℃以下と低く設定されていて、この温度範囲を超えると、電流遮断機能が失われる過電流保護素子であるポリスイッチ(登録商標)が含まれており、
    それにより、それらポリスイッチ(登録商標)の動作温度環境が保証される、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のDINレール取付型電子機器。
  5. 入力機器や出力機器に接続される端子台や入出力表示器を含むベース部と、
    前記ベース部の端子台からデジタル入力信号を取り込むための入力回路と、ベース部の端子台へとデジタル出力信号を送出するための出力回路とを含むIO回路部と、
    PLC本体に具備された通信マスタからデジタル出力信号を受信すると共に、そのデジタル出力信号を前記IO回路の出力回路へと与える入力処理と、前記IO回路の入力回路から取り込まれたデジタル入力信号を前記PLC本体へと送信する出力処理と、を実行するためのASICやCPUを含む通信制御部とを含み、
    前記ベース部はベース部基板に、前記IO回路部はIO回路部基板に、前記通信制御部は通信制御部基板にそれぞれ搭載され、
    それにより、PLCのリモートIOユニットとして機能するものであり、さらに
    前記IO回路部基板が前記発熱回路基板である、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のDINレール取付型電子機器。
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