JP2006310557A - スイッチングユニット - Google Patents
スイッチングユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006310557A JP2006310557A JP2005131550A JP2005131550A JP2006310557A JP 2006310557 A JP2006310557 A JP 2006310557A JP 2005131550 A JP2005131550 A JP 2005131550A JP 2005131550 A JP2005131550 A JP 2005131550A JP 2006310557 A JP2006310557 A JP 2006310557A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- bus bar
- switching unit
- casing
- circuit board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Abstract
【課題】 小型化と回路設計の自由度の向上とが可能なスイッチングユニットを提供する。
【解決手段】 スイッチングユニット10は、ケーシング20で包囲され、回路基板11とバスバー回路12とを密着させた回路基板11側の表面にスイッチングデバイス13を実装したユニット本体15を有すると共に、ユニット本体15からケーシング20の外側へ延出する接続端子12Aを備える。さらに、バスバー回路12には内部側(ユニット本体14側)では一の経路となっているバスバーを外部側で複数に(本実施形態では2経路に)分岐して、それぞれの先端に分岐端子12Bを形成してなる分岐バスバー12Jを備えるので、ユニット本体15内では1の経路に連なる回路に対して分岐端子12Bのそれぞれに接続した異なる2つの経路との接続を行うことを可能とする。
【選択図】 図1
Description
さらに、このような、従来のスイッチングユニットでは、リレー等の端子と電子装置側の接続部との接続が一対一に設定されており、このようなものでは、回路設計上の自由度が制限されてしまっていた。
スイッチングユニットの内部に回路基板とバスバー回路とを備えるので、バスバー回路で形成した場合大型化してしまうような複雑な回路を回路基板で形成すると共に、入出力を行う回路と接続端子とをバスバー回路で一体に形成するので、スイッチングユニットの小型化が可能となる。
さらに、分岐部を備えた接続端子が複数の外部経路に接続することができるので、相手側機器等の複数の経路に接続させることができ、回路設計の自由度の向上が可能となる。
回路体においてバスバーを回路基板に密着させることで回路基板側で生ずる熱をバスバーが吸収し易くなる、すなわちバスバーを放熱経路として利用することができる。それに加えて、バスバーをケーシングの内壁に密着させるので、バスバーの熱をケーシングの内壁に伝え易く、ケーシングを介して外部に放出させ易くなるので、放熱性の向上が可能となる。
回路体を冷却するための放熱手段を備えるので、スイッチングユニットの放熱性がより向上する。
放熱手段がバスバー回路に密着配置されることで、回路基板側で生ずる熱をバスバーが吸収し、さらにバスバーが吸収した熱を放熱手段へ伝えるので、スイッチングユニットで生ずる熱を放熱手段に迅速に伝えることができ、放熱性の一層の向上が可能となる。
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。
スイッチングユニット10は、図1,2に示すように、ケーシング20で包囲されたユニット本体(本発明の「回路体」に相当する)15を有し、ユニット本体15からケーシング20の外側へ延出する接続端子12Aが相手側接続端子(図示なし)と接続することで電気接続箱(図示なし)等に着脱可能に装着されるようになっている。
スイッチングデバイス13は、電流のオン/オフを制御可能なものであって、本実施形態では半導体スイッチング素子を用いており、特に本実施形態では、半導体デバイス中にパワーMOSFET部と、過熱保護機能或いはPWM信号発信部等を有する制御部とをワンチップ上に配設したものを用いている。
さらに、バスバー回路12を構成するバスバーには、ユニット本体15から延出する接続端子12Aが一体に形成されており、この接続端子12Aによって、図示しない電気接続箱等の相手側接続端子と嵌合可能となっている。
この絶縁部材30は、絶縁性を備えた樹脂で略角柱形状に形成されており、放熱板25の接続端子12A側(図2の左側)の端部に形成された切欠き部26に嵌め込まれている。切欠き部26は放熱板25の幅方向に亘って絶縁部材30の形状に合わせて略角柱形状に切削して形成されており、絶縁部材30を嵌め込むことにより、放熱板25の上面(バスバー回路12の貼付け面)は絶縁部材30の上面と略面一となる。これにより、放熱板25の上面とバスバー回路12の下面との接着においても段差等が生ずることなく確実に接着ができるようになっている。また、接続端子12Aに電流が流れた場合でも、接続端子12Aの基端部と放熱板25との間には絶縁部材30が介在しているので、接続端子12Aと放熱板25との間に短絡等が生ずることがないようになっている。
本体21は内部にユニット本体15を収容すると接続端子12Aの導出側以外の全周を包囲可能となっており、その内壁には図4,5に示すように放熱板25に対応させて溝23が形成されている。ユニット本体15をケーシング20に組付ける場合には、放熱板25をこの溝23に嵌め入れてスライドさせながら挿入することで、ユニット本体15の位置決めが容易になり、組付け作業が円滑になされる。また、放熱板25は溝23に組み付けられると、下側の面を本体21の内壁面に密着させるようになっており、これにより、放熱板25とケーシング20との内壁との間に隙間が生ずることを規制して、放熱板25の熱がケーシング20に伝わり易くなっている。
蓋体22は、全体平板状をなすと共に、本体21側の外周径が小さくなるようにその外周縁に段差を形成して、本体21の開口部に嵌合可能に形成されている(図4、図2参照)。また、蓋体22には、接続端子12Aを導出する箇所に挿通孔24が形成されており、この挿通孔24に接続端子12Aを嵌め込むことでケーシング20から接続端子12Aを隙間なく導出できるようになっている(図3参照)。
尚、本実施形態では、分岐バスバー12Jの分岐端子12B,12Bを含めて6本の接続端子12A,12Bを備えているが、これらのうち図1における左側の3本が制御系端子として用いられ、右側の3端子が電力系端子として用いられている。そして、上記のように電力系端子の3端子のうち右側の分岐端子12B,12Bが出力端子として用いられ、中心側の1端子が入力端子として用いられている。また、制御系端子(図1の左側3本の接続端子12A)と分岐端子12Bの先端部はプレス加工によって電力系の入力端子(図1の右から3本目の接続端子12A)よりも薄く形成されている。
尚、電気接続箱(図示なし)のメンテナンス時等において、スイッチングユニット10は抜脱可能であり、必要に応じて交換されて使用できるようになっている。
さらに、スイッチングユニット10には接続端子に分岐端子が設けられており、電気接続箱等相手側の複数の経路に接続することができる。これにより、スイッチングユニット10内部における回路設計の自由度を高めることができると共に、係るスイッチングユニット10を用いることで、電気接続箱等の相手側機器における回路設計の自由度も高めることができる。より具体的には、スイッチングユニット10側に分岐経路を形成することで、電気接続箱側に分岐のための経路を省略でき、その分小型化・高密度化を図ることが可能となる。
次に、本発明の実施形態2を図7から図12によって説明する。
本実施形態のスイッチングユニット10Aは放熱板25を省略した点が上記実施形態1と相違するものであるが、他の同様の構成については同様の符号を付し、重複した説明は省略する。
本実施形態ではケーシング20の本体21の内壁面に形成された溝23には、回路基板11の外周縁部が嵌入されるようになっている(図10、図8参照)。そして、ユニット本体15がケーシング20内部に収容されると、バスバー回路12の下側の面をケーシング20の内壁に密着させるように組つけられる(図8参照)。これにより、ユニット本体15で生じた熱がバスバーで吸収されるとケーシングを介して外部に放出させ易くなるので、放熱性が向上する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態ではスイッチングユニットが箱状をなすケーシング20に収容されるものであったが、これに限らず、例えばモールド成形によって一体に形成されたケーシングを備えるものであってもよい。また、この場合ケーシング20と絶縁部材30とを一体にモールド成形するものであってもよい、このようなものによれば、部品点数の減少と製造工程の短縮化とができるので、製造効率が一層向上する。
(2)上記実施形態において、ケーシング20の内壁のうち、放熱板が当接する内壁を他よりも薄肉とするものであってもよい。これにより、放熱性が向上できる。
また、ケーシングを構成する樹脂にアルミナ等のフィラーを添加した樹脂を用いることで、ケーシング20全体の放熱性を高めたものであってもよい。
(3)上記実施形態では放熱板をケーシングの内部に収容するものであったが、これに限らず、放熱板25をケーシング20の外部に露出させたものであってもよい。
(4)上記実施形態ではスイッチングユニット10,10Aはスイッチングデバイス13に半導体スイッチング素子を実装するものであったが、これに限らず、例えばIC等を実装するものであってもよい。
(5)上記実施形態において、制御系回路にIC、マイコン等を実装するものであってもよい。
(6)上記実施形態1においてケーシング20と絶縁部材30とを一体にモールド成形するものであってもよい。このものによれば、部品点数の減少と製造工程の短縮化とができるので、製造効率が一層向上する。
(7)上記実施形態において、さらに放熱面積を増加するため放熱板に放熱フィン等の放熱手段を追加する構造のものであってもよい。
(8)上記実施形態ではスイッチングデバイス13に半導体スイッチング素子を用いるものであったが、これに限らず、ベアチップ等を実装するものであってもよい。
(9)上記実施形態ではケーシング20が樹脂製のものであったが、例えば金属製のものであってもよい。この場合、例えば、金属製ケーシングの表面に絶縁被膜を形成する等してケーシングとユニット本体との間の絶縁を図る構成とするのが望ましい。
11…回路基板
12…バスバー回路
12A…接続端子
12J…分岐バスバー(分岐部)
13…スイッチングデバイス
15…ユニット本体(回路体)
20…ケーシング
25…放熱板(放熱手段)
Claims (4)
- 電流のオン/オフを制御可能なスイッチングデバイスと、外部との接続を行うための複数の接続端子とを備えるスイッチングユニットにおいて、
絶縁物を介して互いに密着された回路基板とバスバー回路との双方に対して前記スイッチングデバイスを接続してなる回路体と、
前記回路体を収容するケーシングとを備え、
前記接続端子が前記バスバー回路の端部に一体に延設されると共に、
前記接続端子の少なくとも1つが、前記回路体の内部側の一の経路を外部側で複数に分岐された分岐部を有することを特徴とするスイッチングユニット。 - 前記バスバー回路は、前記回路基板が密着された面と反対側の面が、前記ケーシングの内壁に密着されていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチングユニット。
- 前記回路体を冷却するための放熱手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスイッチングユニット。
- 前記放熱手段が、前記バスバー回路の前記回路基板が密着された面と反対側の面に密着するように配設されていることを特徴とする請求項3に記載のスイッチングユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005131550A JP2006310557A (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | スイッチングユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005131550A JP2006310557A (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | スイッチングユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006310557A true JP2006310557A (ja) | 2006-11-09 |
Family
ID=37477110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005131550A Pending JP2006310557A (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | スイッチングユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006310557A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016119797A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 回路構成体及び電気接続箱 |
EP3054596A4 (en) * | 2013-11-13 | 2016-11-16 | Autonetworks Technologies Ltd | WIRING SUBSTRATE |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003164039A (ja) * | 2001-11-26 | 2003-06-06 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 回路構成体及びその製造方法 |
JP2005080370A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 回路構成体及び防水処理された回路構成体の製造方法 |
-
2005
- 2005-04-28 JP JP2005131550A patent/JP2006310557A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003164039A (ja) * | 2001-11-26 | 2003-06-06 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 回路構成体及びその製造方法 |
JP2005080370A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 回路構成体及び防水処理された回路構成体の製造方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3054596A4 (en) * | 2013-11-13 | 2016-11-16 | Autonetworks Technologies Ltd | WIRING SUBSTRATE |
US9969291B2 (en) | 2013-11-13 | 2018-05-15 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Switching board |
JP2016119797A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 回路構成体及び電気接続箱 |
WO2016104110A1 (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 回路構成体及び電気接続箱 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3958589B2 (ja) | 電気接続箱 | |
CN108293311B (zh) | 电气接线盒 | |
JP4732789B2 (ja) | スイッチングユニット | |
JP2008182797A (ja) | 車載用の電気接続箱 | |
JP2006191772A (ja) | 電気接続箱 | |
CN110383612B (zh) | 电气连接箱 | |
WO2017047373A1 (ja) | 回路構成体および電気接続箱 | |
WO2017038419A1 (ja) | 回路構成体および電気接続箱 | |
JP5582357B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP4778837B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP4783054B2 (ja) | スイッチングユニット | |
JP4653541B2 (ja) | スイッチングユニット | |
JP4387290B2 (ja) | 回路構成体 | |
JP2004135396A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2006310557A (ja) | スイッチングユニット | |
WO2020080248A1 (ja) | 回路構造体及び電気接続箱 | |
JP2006311711A (ja) | スイッチングユニット | |
JP2006288117A (ja) | スイッチングユニット | |
JP4579034B2 (ja) | スイッチングユニット | |
JP4651090B2 (ja) | スイッチングユニット | |
JP5147929B2 (ja) | スイッチングユニット | |
JP2006254528A (ja) | 自動車用の電気接続箱 | |
JP4339205B2 (ja) | 回路構成体 | |
WO2017098899A1 (ja) | 電気接続箱 | |
JP4169907B2 (ja) | 電子制御ユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070427 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080225 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20090909 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090909 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100406 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100518 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100629 |