JP4697233B2 - 空調機管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空調機管理装置に関する。
従来、オフィスビル等の物件においては、少なくとも一つの室外機と複数の室内機からなるマルチタイプの空調機が用いられることが多く、複数の空調機を接続させた空調機管理装置を設け、物件内に設置された空調機を集中的に管理する管理システムが採用されている。また、このような管理システムにおいて、オフィスビル全体の室内機の電力消費量を按分し、各室内機の電力消費量を把握する技術も採用されている(特許文献1参照)。
特開平5−157336号公報
一方、近年、オフィスビル等を所有する企業の省エネに対する取り組みが熱心に行われており、このような環境において省エネ可能な室内機を特定したいという要請が高まっている。
しかし、上述のように按分された電力消費量の比較では、実際に省エネすべき室内機(その室内機を使っているテナントやユーザ)を特定することは困難である。
本発明の課題は、複数の室内機を設置したオフィスビル等の物件において、省エネ可能な室内機を容易に特定することができる空調機管理装置を提供することにある。
第1発明に係る空調機管理装置は、記憶部と、基準値決定部と、抽出部と、表示部とを備える。記憶部は、電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報を記憶する。電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報は、複数の室内機を含む空調機から取得される。基準値決定部は、記憶部に記憶された電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報を用いて、基準値を決定する。基準値は、電力消費量の多い室内機を判定するための値である。より具体的には、他の室内機と比較して電力消費量が相対的に多い室内機を判定するための値である。抽出部は、電力消費量が基準値を上回る室内機を複数の室内機から抽出する。表示部は、抽出部によって抽出された一の室内機の電力消費量及び運転時間と、抽出部によって抽出された他の室内機の電力消費量及び運転時間と、基準値とをそれぞれ比較可能な形で表示する。
本発明に係る空調機管理装置では、複数の室内機の電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報が記憶部に記憶され、記憶部に記憶された電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報に基づき電力消費量の多い室内機を判定するための基準値が決定される。さらに、電力消費量が基準値を上回る室内機が複数の室内機から抽出される。表示部は、抽出部によって抽出された一の室内機の電力消費量及び運転時間と、抽出部によって抽出された他の室内機の電力消費量及び運転時間と、基準値とをそれぞれ比較可能な形で表示する。各室内機の消費電力量、運転時間、および基準値は、空調機名称とともに、値の大きい順にリストアップした表、またはグラフ等で表示される。
これにより、他の室内機と比較して省エネ可能な室内機を抽出することができる。また、電力消費量および基準値を運転時間毎に比較することが可能になり、対応すべき室内機の優先順位をつけることができる。さらに、電力消費量が多い状況が偶発的に発生した室内機のみならず、頻発している室内機を特定することができる。
発明に係る空調機管理装置は、第発明に係る空調機管理装置であって、能力判断部をさらに備える。能力判断部は、消費電力量を室内機の空調能力を考慮して補正する。
本発明に係る空調機管理装置では、室内機の空調能力を考慮して電力消費量が補正される。空調能力とは、室内機の馬力、容量(kW)等である。
これにより、室内機の空調能力の違いを考慮した電力消費量が所定の状況にあるか否かを判断することができる。
発明に係る空調機管理装置は、第発明に係る空調機管理装置であって、選択受付部をさらに備える。選択受付部は、能力判断部による補正の有効または無効を選択可能にする。
本発明に係る空調機管理装置では、選択受付部で指令を受け付けることにより、能力判断部による補正の有効または無効が選択され、室内機の空調能力を考慮して抽出された室内機、あるいは、空調能力を考慮せず抽出された室内機が表示される。
これにより、電力消費量を多角的に検討することができる。
発明に係る空調機管理装置は、第から第発明のいずれか一つに係る空調機管理装置であって、表示部は、抽出された室内機の運転状況データと抽出された室内機について電力消費量の多かった日付とをさらに表示する。
本発明に係る空調機管理装置では、所定の状況にある室内機が抽出されると、抽出された室内機の運転状況データと抽出された室内機が所定の状況にあった日付とが表示される。室内機の運転状況とは、室内機の設定温度、吸込温度、電力消費量、および運転時間等をいう。
これにより、抽出された室内機の関連情報を把握することができる。
発明に係る空調機管理装置は、第発明に係る空調機管理装置であって、表示部は、室内機の運転状況データに基づいて、設定温度の見直しおよび運転スケジュールの見直しの少なくとも一つを含む対応策であって、電力消費を抑えるための対応策をさらに表示する。
これにより、空調機の管理効率を向上させることができる。
発明に係る空調機管理装置は、第1から第発明のいずれか一つに係る空調機管理装置であって、運転時間は、室内機が動作している時間および室内機がサーモオンの時間のいずれか一方である。
本発明に係る空調機管理装置では、室内機が動作している時間または室内機がサーモオンの時間のいずれか一方に基づいた電力消費量が所定の状況にある室内機が抽出される。
これにより、他の室内機と運転効率を比較することができる。
発明に係る空調機管理装置は、第から第発明のいずれか一つに係る空調機管理装置であって、基準値は、複数の物件に設置された複数の室内機からそれぞれ取得された電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報に基づいて決定される。
本発明に係る空調機管理装置では、複数物件に設置された複数の室内機からそれぞれ取得された電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報に基づいて基準値が決定され、当該基準値に基づいて所定の状況にある室内機が抽出される。
これにより、他の物件に設置された室内機の電力消費量を考慮して、所定の状況にある室内機を抽出することができる。
第8発明に係る空調機管理装置は、第1から第7発明のいずれか一つに係る空調機管理装置であって、平均値算出部をさらに備える。平均値算出部は、記憶部に記憶された電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報に基づいて、全室内機の電力消費量値の平均値を算出する。
第9発明に係る空調機管理装置は、第8発明に係る空調機管理装置であって、表示部は、平均値算出部によって算出された平均値を、基準値と比較可能な形で表示する。
第10発明に係る空調機管理システムは、複数の空調機管理装置と、遠隔管理装置とを備える。複数の空調機管理装置は、物件毎に設置され、物件に設置された複数の室内機を含む空調機をそれぞれ管理する。遠隔管理装置は、通信回線を介して空調機管理装置と接続され、複数の室内機を遠隔で管理する。また、空調機管理装置は、記憶部と、基準値決定部と、抽出部と、表示部とを備える。記憶部は、電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報を記憶する。電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報は、複数の室内機を含む空調機から取得される。基準値決定部は、記憶部に記憶された電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報を用いて、基準値を決定する。基準値は、他の室内機と比較して電力消費量が相対的に多い室内機を判定するための値である。抽出部は、電力消費量が基準値を上回る室内機を複数の室内機から抽出する。表示部は、抽出部によって抽出された一の室内機の電力消費量及び運転時間と、抽出部によって抽出された他の室内機の電力消費量及び運転時間と、基準値とをそれぞれ比較可能な形で表示する。
本発明に係る空調機管理システムでは、空調機管理装置において、記憶部に記憶された電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報に基づき基準値が決定される。基準値とは、電力消費量の多い室内機を判定するための値である。より具体的には、他の室内機と比較して電力消費量が相対的に多い室内機を判定するための値である。さらに、電力消費量が基準値を上回る室内機が複数の室内機から抽出される。表示部は、抽出部によって抽出された一の室内機の電力消費量及び運転時間と、抽出部によって抽出された他の室内機の電力消費量及び運転時間と、基準値とをそれぞれ比較可能な形で表示する。
これにより、他の室内機と比較して電力消費量が相対的に多い室内機を抽出することができる。また、電力消費量および基準値を運転時間毎に比較することが可能になり、対応すべき室内機の優先順位をつけることができる。さらに、電力消費量が多い状況が偶発的に発生した室内機のみならず、頻発している室内機を特定することができる。
第11発明に係る空調機管理システムは、複数の空調機管理装置と、遠隔管理装置とを備える。複数の空調機管理装置は、物件毎に設置され、物件に設置された複数の室内機を含む空調機をそれぞれ管理する。遠隔管理装置は、通信回線を介して空調機管理装置と接続され、複数の室内機を遠隔で管理する。空調機管理装置は、記憶部を有する。記憶部は、複数の室内機からそれぞれ取得された電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報を記憶する。遠隔管理装置は、情報取得部と、基準値決定部と、送信部とを有する。情報取得部は、空調機管理装置から電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報を取得する。基準値決定部は、電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報用いて、基準値を決定する。基準値は、電力消費量の多い室内機を判定するための値である。より具体的には、他の室内機と比較して電力消費量が相対的に多い室内機を判定するための値である。送信部は、基準値を空調機管理装置に送信する。また、空調機管理装置は、抽出部と、表示部とをさらに有する。抽出部は、遠隔監理装置によって決定された基準値を上回る電力消費量の室内機を複数の室内機から抽出する。表示部は、抽出部によって抽出された一の室内機の電力消費量及び運転時間と、抽出部によって抽出された他の室内機の電力消費量及び運転時間と、基準値とをそれぞれ比較可能な形で表示する。
本発明に係る空調機管理システムでは、室内機の電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報が複数物件に設置された空調機管理装置から遠隔管理装置に集められ、電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報に基づいて遠隔管理装置において決定された基準値が、送信部によって空調機管理装置に送信される。
これにより、他の物件に設置された室内機の電力消費量を考慮して、所定の状況にある室内機を抽出することができる。
第1発明、第8発明、及び第9発明に係る空調機管理装置では、他の室内機と比較して省エネ可能な室内機を抽出することができる。また、対応すべき室内機の優先順位をつけることができる。さらに、所定の状況が偶発的に発生した室内機のみならず、頻発している室内機を特定することができる。
発明に係る空調機管理装置では、室内機の空調能力の違いを考慮した電力消費量が所定の状況にあるか否かを判断することができる。
発明に係る空調機管理装置では、電力消費量を多角的に検討することができる。
発明に係る空調機管理装置では、抽出された室内機の関連情報を把握することができる。
発明に係る空調機管理装置では、空調機の管理効率を向上させることができる。
発明に係る空調機管理装置では、他の室内機と運転効率を比較することができる。
発明に係る空調機管理装置では、他の物件に設置された室内機の電力消費量を考慮して、所定の状況にある室内機を抽出することができる。
第10発明に係る空調機管理システムでは、他の室内機と比較して電力消費量が相対的に多い室内機を抽出することができる。
第11発明に係る空調機管理システムでは、他の物件に設置された室内機の電力消費量を考慮して、所定の状況にある室内機を抽出することができる。
〈第1実施形態〉
以下、本発明の第1実施形態に係る空調機管理システムについて図面を用いて説明する。
〈全体構成〉
図1は、物件1における本実施形態の空調機管理システムの構成を示す。物件1はオフィスビルやテナントビル等のビルであり、複数の空調機10a,10b,10c,・・・と、空調機管理装置40とが設置されている。空調機10a,10b,10c,・・・はマルチタイプの空調機であり、1つの室外機11a,11b,11c,・・・と、室外機11a,11b,11c,・・・に接続される複数の室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・とからなる。空調機管理装置40は、室外機11a,11b,11c,・・・に接続されたローカルコントローラ20と、ローカルコントローラ20に接続された包括管理装置30とからなる。ローカルコントローラ20は、室外機11a,11b,11c,・・・を介して、複数の室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の運転データを取得する。包括管理装置30は、ローカルコントローラ20が取得した運転データを包括的に管理する。運転データの詳細は後述する。
また、本実施形態に係る空調機管理システムでは、室外機11a,11b,11c,・・・に電源60が接続されており、電源60からの電力が電力供給線を経由して空調機10a,10b,10c,・・・へ供給される。空調機10a,10b,10c,・・・へ供給される電力(総電力消費量)は、電源60および室外機11a,11b,11c,・・・を接続する電力供給線の上に設けられている電力メータ70によって計測される。
〈各部の構成〉
(1)空調機10a,10b,10c,・・・の概略構成
本実施形態で用いられる空調機10a,10b,10c,・・・は、上述したようにマルチタイプの空調機であり、物件1には、図1に示すように、少なくとも、室外機11aおよび複数の室内機12aa,12ab,12ac,12ad,・・・からなる空調機10aと、室外機11bおよび複数の室内機12ba,12bb,12bc,12bd,・・・からなる空調機10bと、室外機11cおよび複数の室内機12ca,12cb,12cc,12cd,・・・からなる空調機10cとが設置されている。
(2)空調機管理装置40の概略構成
空調機管理装置40は、空調機10a,10b,10c,・・・が設置されている物件1内に設置され、専用の通信線を介して空調機10a,10b,10c,・・・を管理する。詳細には、図1に示すように、空調機管理装置40は、室外機11a,11b,11c,・・・に接続されるローカルコントローラ20と、ローカルコントローラ20に接続される包括管理装置30とからなる。以下、図2を用いて、ローカルコントローラ20および包括管理装置30の構成についてそれぞれ説明する。
(i)ローカルコントローラ20の構成
ローカルコントローラ20は、主として、通信部21と、記憶部22と、制御部23とからなる。通信部21は、入出力ポートからなり、空調機10a,10b,10c,・・・および包括管理装置30との間で信号の授受を行う。記憶部22は、運転データ記憶領域22aと、電力消費量値記憶領域22bとを有する。運転データ記憶領域22aには、後述する情報取得部23aが空調機10a,10b,10c,・・・から取得した運転データ、例えば、運転履歴に関するデータおよび運転状態に関するデータが記憶されている。運転履歴に関するデータとは、室外機11a,11b,11c,・・・にそれぞれ接続された室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の電源のオン・オフ、サーモオン・オフ、運転モード(冷房モード、暖房モード、送風モード等)、設定温度、室内温度(吸込み温度)等に関する情報をいう。運転状態に関するデータとは、空調機10a,10b,10c,・・・に取り付けられている各種センサで検知された値である。運転データに基づき、各室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の運転時間、室内膨張弁の開度等の情報を得ることができる。なお、本実施形態において運転時間とは、具体的に、室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・のサーモオン時間である。サーモオン時間とは、室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・が冷房運転あるいは暖房運転を実質的に行っている時間をいう。一方、サーモオフ時間とは、冷房運転・暖房運転の停止およびファンによる送風のみが行われている等の時間をいう。運転データ記憶領域22aは、上述したような運転データを所定の期間(本実施形態では30分)記憶しておくことが可能な程度の記憶容量のみを有しており、新しい運転データが取得されるたびに、順次最も古い運転データが消去されてゆく。電力消費量値記憶領域22bには、電力メータ70で計測された空調機10a,10b,10c,・・・の総電力消費量に関する値(総電力消費量値)が記憶されている。なお、記憶部22は、上記領域の他、後述の制御部23が読み出して実行可能な管理プログラムが格納される領域を有している。
制御部23は、主として、情報取得部23aと、送信部23bとを備えている。情報取得部23aは、通信部21を介して、空調機10a,10b,10c,・・・からの運転データを定期的に取得する。送信部23bは、運転データ記憶領域22aおよび電力消費量値記憶領域22bに記憶された情報を、通信部21を介して、包括管理装置30に送信する。
(ii)包括管理装置30の構成
包括管理装置30は、主として、通信部31と、入力部32と、記憶部33と、制御部34と、表示部35とを備える。通信部31は、入出力ポートからなり、ローカルコントローラ20との間で信号の授受を行う。入力部32は、ユーザからの指令を受け付ける。入力部32で指令を受け付けることにより、当該指令に対応する処理が包括管理装置30および/または包括管理装置30を介してローカルコントローラ20で実行される。例えば、入力部32で空調機10a,10b,10c,・・・の電源オンの指令を受け付けた場合には、ローカルコントローラ20を介して空調機10a,10b,10c,・・・に電源オンの指令が送信される。また、入力部32で空調機10a,10b,10c,・・・の管理対象期間である所定期間を受け付けることにより、後述する包括管理装置30で行われる処理の対象となる期間が決定される。なお、後述する表示部35に表示された画面にユーザからの指令が入力されることにより、入力部32で指令が受け付けられる。
記憶部33は、運転データ記憶領域33aと、電力消費量値記憶領域33bと、平均値記憶領域33cと、基準値記憶領域33dと、対応策データ記憶領域33eとを有している。運転データ記憶領域33aには、ローカルコントローラ20から送信された空調機10a,10b,10c,・・・の運転データが記憶されている。電力消費量値記憶領域33bには、電力消費量に関する情報が記憶される。電力消費量に関する情報とは、具体的に、ローカルコントローラ20から送信された空調機10a,10b,10c,・・・の総電力消費量に関する値(総電力消費量値)および後述する按分部34aによって算出された各室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の電力消費量に関する値(電力消費量値)である。平均値記憶領域33cには、後述する平均値算出部34bによって算出された電力消費量値の平均値が記憶される。基準値記憶領域33dには、後述する基準値決定部34cによって決定された電力消費量値の基準値が記憶される。対応策データ記憶領域33eには、後述する対応策選択部34fによって選択される複数の対応策に関するデータが記憶される。
制御部34は、按分部34aと、平均値算出部34bと、基準値決定部34cと、能力判断部34dと、抽出部34eと、対応策選択部34fとを有している。
按分部34aは、電力消費量値記憶領域33bに記憶されている空調機10a,10b,10c,・・・の総電力消費量値を、運転データ記憶領域33aに記憶されている運転データに応じて按分し、各室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・電力消費量を算出する。具体的には、特開平5−157336号公報に示されるように各室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の膨張弁の開度等の情報に応じて総電力消費量値が按分され、各室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の電力消費量値が算出される。なお、按分部34aによって算出された電力消費量値は上述の電力消費量値記憶領域33bに記憶される。
平均値算出部34bは、運転データ記憶領域33aおよび電力消費量値記憶領域33bに記憶されている情報に基づいて、上述の入力部32で受け付けた所定期間における全室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の一日あたりの電力消費量値の平均値を算出する。平均値算出部34bによって算出された平均値は上述の平均値記憶領域33cに記憶される。
基準値決定部34cは、運転データ記憶領域33aおよび電力消費量値記憶領域33bに記憶されている情報に基づいて、電力を多く消費している室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・を判定するための基準値を決定する。本実施形態では、式:y=k・a・xを用いて基準値の直線を決定する。ここで、yは、電力消費量値の所定期間における基準値、xは、運転時間の期間平均値、kは抽出条件を設定する際に決定した所定の値、aは平均電力の傾きである。平均電力は、各室内機の電力消費量値の期間平均値および運転時間の期間平均値について最小二乗法を用いて算出した近似直線としている。なお、電力消費量値の期間平均値を、y(i)[i=1,2,...n(n:室内機の数)]、運転時間の期間平均値を、x(i)[i=1,2,...n(n:室内機の数)]とした時、近似曲線は、y=a・xで表され、傾きaは、2乗誤差を最小にする下記の式から求められる。
Figure 0004697233
なお、基準値決定部34cによって決定された基準値は上述の基準値記憶領域33dに記憶される。
能力判断部34dは、入力部32で受け付けた指令に応じて、室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の電力消費量値を、空調能力を考慮して補正する。ここで、室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の空調能力とは、室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の馬力あるいは容量(kW)等である。本実施形態では、デフォルトで、能力判断部34dが室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の馬力を考慮することになっており、能力判断部34dは、按分部34aによって算出された電力消費量値を馬力で補正する。具体的には、電力消費量値を馬力で除する。空調能力判断部34dによって補正された電力消費量値に基づいて、基準値の算出、問題室内機の抽出、画面表示が行われる。
抽出部34eは、電力消費量値が基準値の直線を上回る室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・を抽出する。具体的には、抽出部34eは、上述の入力部32で受け付けた所定期間における、各室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の一日あたりの電力消費量値の平均値と、基準値(基準値決定部34cによって決定された基準値の直線に、運転時間の平均値を代入した値)とを比較し、基準値を上回る電力消費量値を有する室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・を抽出する。
対応策選択部34fは、抽出部34eによって抽出された室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の設定温度、運転時間等を考慮し、設定温度の見直しや運転スケジュールの見直し等、無駄な電力消費を抑えるための対応策で、基準値を超える室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・のそれぞれに適当な対応策を選択する。
表示部35は、包括管理装置30で受信した情報、および上述した包括管理装置30における処理結果を表示する画面である。図3から図5は包括管理装置30における処理結果を表示部35に表示した例である。図3から図5では、本実施形態の説明で電力消費量値として説明したものを電力消費量として示す。また、電力消費量が多い空調機を電力多消費の空調機として示す。
図3のグラフ302には、平均値算出部34bによって算出された平均値が直線で表され(グラフ中の平均電力)、基準値決定部34cによって決定された基準値が破線で表されている(グラフ中の判定基準)。また、抽出部34eによって抽出された室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・がプロットされている。また、表303には、抽出部34eによって抽出された室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・が、一日あたりの電力消費量値の多い順に表示される。また、符号301で示すように、デフォルトでは、チェックボックスがオンになっているため、能力判断部34dによる空調能力の補正は有効にされている。従って、表303およびグラフ302で示される結果は、電力消費量値が馬力で補正された値に基づいて表示されている。なお、符号301のチェックボックスをオフにすることで、入力部32へその旨の指令が入力され、能力判断部34dによる補正が無効になる。すなわち、馬力で補正されていない電力消費量値に基づいた抽出結果が表示されることになる。なお、表303において特定の室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・が選択されると、グラフ302中の対応する室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・が点滅する。さらに、表303で示すように特定の室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・を選択した後で詳細表示をクリックすると、図4および図5に示すように選択された特定の室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・についての詳細情報が表示される。例えば、図4に示すように、選択された特定の室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の電力消費量が多い順番に、その電力多消費であった日が示される。また、図5では、所定期間における期間平均の運転状況(室温(吸込温度)、設定温度、電力消費量値、運転時間等)(符号501参照)と、選択された所定日における室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の運転状況(符号502参照)と、抽出結果に基づいて対応策選択部34fによって選択された対応策(符号503参照)とが表示される。期間平均の運転状況および所定日における運転状況は各グラフ中、時間毎に表示される。
(3)処理の流れ
次に、図6を用いて、本実施形態に係る空調機管理システムにおいて、電力消費量値の高い室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・が抽出されるまでの流れを説明する。
室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の運転データが情報取得部23aによって取得されると、当該運転データは送信部23bによって包括管理装置30に送られ運転データ記憶領域33aに記憶される(ステップS1)。その後、按分部34aは、運転データ記憶領域33aに記憶された運転データに基づき、各室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の電力消費量値を算出し、電力消費量値記憶領域33bに記憶する(ステップS2)。ステップS3では、入力部32によって室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の空調能力の補正の指令があったか否かが判断される。ステップS3において、指令があったと判断された場合には、能力判断部34dは空調能力を考慮した各室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の電力消費量値を算出し、算出された値が電力消費量値記憶領域33bに記憶される(ステップS4)。ステップS3において、空調能力の補正の指令がなかった場合には、ステップS5に進む。ステップS5では、平均値算出部34bは、所定期間における全室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の一日あたりの電力消費量値の平均値を算出し、平均値記憶領域33cに記憶する。基準値決定部34cは、上述した式に基づき基準値を決定し、基準値記憶領域33dに記憶する(ステップS6)。その後、抽出部34eは、基準値を上回る電力消費量値を有する室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・を抽出する(ステップS7)。
<特徴>
(1)本実施形態において例示したオフィスビル等のように、複数の室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・を含むマルチタイプの空調機が複数設置されている場合、各室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・を使用するユーザはそれぞれ所望する空調機の制御を行うため、設定温度および運転時間等は各室内機によって様々である。一方、これらの空調機10a,10b,10c,・・・を管理する企業は、各室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・が効率よく使用されることを望むが、複数の室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・を有するため全室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の運転状況をそれぞれ確認するのは煩雑な作業となる。また、総電力消費量値を按分し、按分によって算出された各室内機の電力消費量値を比較したとしても、電力消費量値の大きい室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・を全て省エネすべき室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・と判断することは妥当ではない。すなわち、必要最低限で使用されている室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・であっても、終日使用される場合と、そうでない場合とでは、電力消費量値は前者の方が大きくなってしまうため、電力消費量値を単純に比較して判断することはできない。
しかし、本発明に係る空調機管理装置40は、各室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の運転履歴に関するデータおよび運転状態に関するデータを取得し、これらのデータに基づいて、所定期間における一日あたりの電力消費量値が基準値に比べて高い室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・が抽出される。すなわち、設定温度や運転時間等も考慮した結果が抽出されるため、省エネ可能な室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・を容易に特定することができる。(2)また、本実施形態に係る空調機管理装置40は、省エネ可能な室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・を抽出する際に、室内機の空調能力を考慮する。室内機の空調能力とは、馬力あるいは容量(kW)等である。具体的には、省エネ可能な室内機を抽出する際あるいは優先順位をつける際、つまり、運転時間に対して電力消費量値が大きい室内機の優先順位を高くするという前述の判断を行う際、各室内機の電力消費量値が、その室内機の定格空調能力に対して大きい場合に、優先順位を高くするという補正を行う。したがって、空調能力の違いを考慮した電力消費量値の比較をすることができる。
<変形例>
(1)本実施形態において空調機管理装置40は、ローカルコントローラ20と包括管理装置30とから構成されていたが、空調機管理装置40は、ローカルコントローラ20および包括管理装置30に備えられた機能を有する一つの装置であってもよい。
(2)本実施形態では、一つの物件内で一つの空調機管理装置40を用いて複数の空調機10a,10b,10c,・・・を管理する空調機管理システムについて説明したが、図7に示すように、複数の物件1a,1b,1c,・・・にそれぞれ設置された複数の空調機管理装置40a,40b,40c,・・・が、それぞれの物件1a,1b,1c,・・・に設置された空調機100a,100b,100c,・・・を管理し、当該空調機100a,100b,100c,・・・を、通信回線6を介して遠隔から管理するような遠隔管理システム1000に採用してもよい。
この場合、遠隔管理装置50には、通信部51と、表示部52と、入力部53と、制御部54とを備えさせる。通信部51は、空調機管理装置40a,40b,40c,・・・との間で信号の授受を行い、表示部52には、遠隔管理装置50における処理に必要な画面が表示される。入力部53は、ユーザからの指令を受け付ける。制御部54は、情報取得部54aと、平均値算出部54bと、基準値決定部54cと、能力判断部54dと、送信部54eとを有する。情報取得部54aは、空調機管理装置40a,40b,40c,・・・が空調機10a,10b,10cからそれぞれ取得した運転データを、空調機管理装置40a,40b,40c,・・・から取得する。遠隔管理装置50における平均値算出部54b、基準値決定部54c、および能力判断部54dは、本実施形態における包括管理装置30の平均値算出部34b、基準値決定部34c、および能力判断部34dとそれぞれ同様の機能を有する。送信部54eは、平均値算出部54b、基準値決定部54c、および能力判断部54dによって得られた値を空調機管理装置40a,40b,40c,・・・にそれぞれ送信する。これにより、各空調機管理装置40a,40b,40c,・・・は一つの物件に設置された空調機10a,10b,10c,・・・から得られる運転データのみならず他の空調機10a,10b,10c,・・・から得られる運転データを考慮した平均値および基準値を得ることができる。これにより、多くの運転データに基づいた平均値および基準値と、各室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の電力消費量値を比較することができる。
(3)本実施形態では、最小二乗法を用いて算出した近似直線を平均電力とし、これに基づいて基準値を決定しているが、本実施形態の方法で得られた値の補正値を用いて基準値を決定してもよい。
(4)さらに、情報取得部23aが運転データを取得する室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・を、部屋の内側に設置されているインテリア室内機に限定してもよい。これにより外気温の影響を受けない室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・からの運転データに基づいて基準値等を決定することができる。また、室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・を何らかのグループに分け、情報取得部23aが運転データを取得するグループを選択できるように設計されていてもよい。
(5)本実施形態における運転時間は、室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・のサーモオン時間であったが、室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・が動作している時間を運転時間としてもよい。この場合、室内機12aa−12ad,12ba−12bd,12ca−12cd,・・・の電源がオンになっている時間を運転時間と判断し、ファンのみが動いている場合も運転時間として考慮する。
〈他の実施形態〉
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
本発明は、複数の室内機を設置したオフィスビル等の物件において、省エネ可能な室内機を容易に特定することができる空調機管理装置として有用である。
本実施形態に係る空調機管理システムの全体構成を示す図である。 本実施形態に係る空調機管理装置の構成を示す図である。 本実施形態に係る表示部に表示される画面の例である。 本実施形態に係る表示部に表示される画面の例である。 本実施形態に係る表示部に表示される画面の例である。 本実施形態に係る空調機管理装置で行われる処理のフローである。 本実施形態の変形例(2)に係る空調機管理システムの構成を示す図である。
20 ローカルコントローラ
30 包括管理装置
40 空調機管理装置
50 遠隔管理装置

Claims (11)

  1. 複数の室内機(12aa−12ad,12ba―12bd,12ca―12cd,・・・)を含む空調機(10a,10b,10c,・・・)から取得された電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報を記憶する記憶部(33)と、
    前記記憶部に記憶された前記電力消費量に関する情報および前記運転時間に関する情報を用いて、前記電力消費量の多い室内機を判定するための基準値を決定する基準値決定部(34c)と、
    前記電力消費量が前記基準値を上回る室内機を前記複数の室内機から抽出する抽出部(34e)と、
    前記抽出部によって抽出された一の室内機の前記電力消費量及び前記運転時間と、前記抽出部によって抽出された他の室内機の前記電力消費量及び前記運転時間と、前記基準値とをそれぞれ比較可能な形で表示する表示部(35)と、
    を備える、
    空調機管理装置(40)。
  2. 前記消費電力量を前記室内機の空調能力を考慮して補正する能力判断部(34d)をさらに備える、
    請求項に記載の空調機管理装置。
  3. 前記能力判断部による補正の有効または無効を選択可能にする選択受付部(32)をさらに備える、
    請求項に記載の空調機管理装置。
  4. 前記表示部は、抽出された前記室内機の運転状況データと抽出された前記室内機について電力消費量の多かった日付とをさらに表示する、
    請求項からのいずれか一つに記載の空調機管理装置。
  5. 前記表示部は、前記室内機の前記運転状況データに基づいて、設定温度の見直しおよび運転スケジュールの見直しの少なくとも一つを含む対応策であって、電力消費を抑えるための前記対応策をさらに表示する、
    請求項に記載の空調機管理装置。
  6. 前記運転時間は、前記室内機が動作している時間および前記室内機がサーモオンの時間のいずれか一方である、
    請求項1からのいずれか一つに記載の空調機管理装置。
  7. 前記基準値は、複数の物件に設置された前記複数の室内機からそれぞれ取得された電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報に基づいて決定される、
    請求項からのいずれか一つに記載の空調機管理装置。
  8. 前記記憶部に記憶された前記電力消費量に関する情報および前記運転時間に関する情報に基づいて、全室内機の電力消費量値の平均値を算出する平均値算出部をさらに備える、
    請求項1から7のいずれか一つに記載の空調機管理装置。
  9. 前記表示部は、前記平均値算出部によって算出された平均値を、前記基準値と比較可能な形で表示する、
    請求項8に記載の空調機管理装置。
  10. 物件(1a,1b,1c,・・・)毎に設置され、前記物件に設置された複数の室内機(12aa−12ad,12ba―12bd,12ca―12cd,・・・)を含む空調機(10a,10b,10c,・・・)をそれぞれ管理する複数の空調機管理装置(40a,40b,40c,・・・)と、
    前記空調機管理装置と通信回線(6)を介して接続され、前記複数の室内機を遠隔で管理する遠隔管理装置(50)と、
    を備え、
    前記空調機管理装置は、
    前記複数の室内機からそれぞれ取得された電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報を記憶する記憶部(33)と、
    前記記憶部に記憶された前記電力消費量に関する情報および前記運転時間に関する情報を用いて、前記電力消費量の多い室内機を判定するための基準値を決定する基準値決定部(34c)と、
    前記電力消費量が前記基準値を上回る室内機を前記複数の室内機から抽出する抽出部(34e)と、
    前記抽出部によって抽出された一の室内機の前記電力消費量及び前記運転時間と、前記抽出部によって抽出された他の室内機の前記電力消費量及び前記運転時間と、前記基準値とをそれぞれ比較可能な形で表示する表示部(35)と、を有する、空調機管理システム(100)。
  11. 物件(1a,1b,1c,・・・)毎に設置され、前記物件に設置された複数の室内機(12aa−12ad,12ba―12bd,12ca―12cd,・・・)を含む空調機(10a,10b,10c,・・・)をそれぞれ管理する複数の空調機管理装置(40a,40b,40c,・・・)と、
    前記空調機管理装置と通信回線(6)を介して接続され、前記複数の室内機を遠隔で管理する遠隔管理装置(50)と、
    を備え、
    前記空調機管理装置は、前記複数の室内機からそれぞれ取得された電力消費量に関する情報および運転時間に関する情報を記憶する記憶部(33)を有し、
    前記遠隔監理装置は、
    前記空調機管理装置から前記電力消費量に関する情報および前記運転時間に関する情報を取得する情報取得部(54a)と、
    前記電力消費量に関する情報および前記運転時間に関する情報を用いて、前記電力消費量の多い室内機を判定するための基準値を決定する基準値決定部(54c)と、
    前記基準値を前記空調機管理装置に送信する送信部(54e)と、
    を有し、
    前記空調機管理装置は、前記遠隔監理装置によって決定された前記基準値を上回る電力消費量の室内機を前記複数の室内機から抽出する抽出部(34e)と、
    前記抽出部によって抽出された一の室内機の前記電力消費量及び前記運転時間と、前記抽出部によって抽出された他の室内機の前記電力消費量及び前記運転時間と、前記基準値とをそれぞれ比較可能な形で表示する表示部(35)と、
    をさらに有する、
    空調機管理システム(100)。
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