JP4695961B2 - 高耐圧半導体スイッチング素子及びそれを用いたスイッチング電源装置 - Google Patents

高耐圧半導体スイッチング素子及びそれを用いたスイッチング電源装置 Download PDF

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本発明は、スイッチング電源装置に関するものであり、更にはスイッチング電源装置に使用され且つ主電流を繰り返し開閉する高耐圧半導体スイッチング素子に関するものである。
近年、地球温暖化防止対策の見地から、家電製品等のスタンバイ電力の削減が注目されており、スタンバイ時における消費電力がより低いスイッチング電源装置が強く要求されている。
以下に従来のスイッチング電源装置について説明する。
図13は従来のスイッチング電源装置の回路構成の一例を示している。図13に示すように、従来のスイッチング電源装置は、一次側整流平滑回路111と、本体回路112と、トランス104と、二次側整流平滑回路121とを有している。
具体的には、一次側整流平滑回路111の入力端子116及び117間に入力された交流電圧は、一次側整流平滑回路111によって整流平滑され、入力直流電圧として本体回路112に供給される。ここで、一次側整流平滑回路111は、ダイオードブリッジ131と入力コンデンサ132とを有しており、ダイオードブリッジ131によって全波整流された電圧が、入力コンデンサ132によって平滑されて本体回路112に供給されている。
本体回路112内には、半導体スイッチング素子113と電圧制御回路114とが設けられている。この半導体スイッチング素子113と電圧制御回路114とはワンチップに集積化可能である。トランス104内には一次巻線141が設けられており、当該一次巻線141と半導体スイッチング素子113とは直列接続されており、当該直列接続回路に一次側整流平滑回路111からの入力直流電圧が供給されている。
半導体スイッチング素子113の制御端子は電圧制御回路114に接続されており、電圧制御回路114が出力するゲート信号によって半導体スイッチング素子113の導通と遮断とが制御されるように構成されている。
トランス104内には、一次巻線141と磁気結合した二次巻線142と、一次巻線141及び二次巻線142と磁気結合した補助巻線143が設けられている。半導体スイッチング素子113がスイッチング動作し、一次巻線141に断続的に電流が流れると、二次巻線142と補助巻線143とに電圧が誘起される。
二次側整流平滑回路121は、二次巻線142に誘起された電圧を整流平滑して直流出力電圧を生成し、出力端子126及び127から出力する。具体的には、二次側整流平滑回路121は、ダイオード122と、チョークコイル123と、第1及び第2の出力コンデンサ124及び125とを有している。チョークコイル123と、第1及び第2の出力コンデンサ124及び125とはπ型接続されており、二次巻線142に誘起された電圧は、ダイオード122によって半波整流されると共にチョークコイル123と第1及び第2の出力コンデンサ124及び125とによって平滑されるようになっている。
補助巻線143の両端に生じる電圧は、電圧制御回路114を介して、半導体スイッチング素子113の制御端子に入力されている。すなわち、図13に示すスイッチング電源装置は、リンギングチョークコンバータ(RCC)方式であり、半導体スイッチング素子113は補助巻線143に生じた電圧によって、自励でスイッチング動作するようになっている。
出力端子126及び127間の電圧は、フォトカプラ129を介して電圧制御回路114にフィードバックされている。例えば出力端子126及び127間の電圧が低下した場合には、電圧制御回路114は、半導体スイッチング素子113の導通期間を強制的に長くし、逆に、出力端子126及び127間の電圧が上昇した場合には、電圧制御回路114は、スイッチング素子113の導通期間を強制的に短くする。これにより、出力端子126及び127に現れる電圧が一定値に維持されるようになっている。
電圧制御回路114の内部では、補助巻線143に誘起された電圧を利用して補助的な直流電圧が生成されているので、電圧制御回路114はスイッチング電源装置の始動時を除き、その補助的な直流電圧によって動作するようになっている。
尚、スイッチング電源装置の始動時、つまり入力端子116及び117間に交流電圧を投入した時には、半導体スイッチング素子113がスイッチング動作をしていないために、補助巻線143への電圧の誘起がなく、電圧制御回路114は無電源の状態である。従って、半導体スイッチング素子113にスイッチングを開始させるために、一次側整流平滑回路111から外付けの抵抗151(高耐圧、高電力)を通して、電圧制御回路114を起動させるのに見合う低電圧を供給する。
上記のようなスイッチング電源では、損失は主として半導体スイッチング素子113で生じる。このスイッチング素子113には、通常MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor )が用いられている。一般に、バイポーラトランジスタでは、導通状態から遮断状態に切り替わるときのスイッチング損失が大きいが、MOSFETでは、スイッチング速度が速いためにスイッチング損失は小さい。その反面、MOSFETは、バイポーラトランジスタとは異なり、導通抵抗が大きいために導通損失が無視できない。従って、MOSFETに大電流が流れると、損失が大きくなってしまう。
近年では、スイッチング電源の技術分野においても、ユニポーラ型のMOSFETに対して、ドリフト層に少数キャリアを注入するバイポーラ型のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor )が注目されている。図13に示す従来のスイッチング電源装置において、IGBTをスイッチング素子113に用いた場合、バイポーラトランジスタと同様に伝導度変調が生じるため、導通抵抗は小さくなるものの、少数キャリアを利用するため、スイッチング速度が遅くなってスイッチング損失が大きくなる。
ところで、上記のようなRCC方式のスイッチング電源では、出力端子126及び127に接続される負荷が重い場合には、スイッチング素子113のスイッチング周波数が低下すると共にスイッチング素子113の導通期間が長くなり、その結果、一次巻線141に大電流が流れることによって出力端子126及び127間の電圧が一定値に維持される。逆に、待機モードのような軽負荷時には、スイッチング素子113のスイッチング周波数が高くなると共に導通期間が短くなり、その結果、一次巻線141に流れる電流が減少することによって出力端子126及び127間の電圧が一定値に維持される。
従って、スイッチング損失及び導通損失の両方を総合的にみた場合、重負荷の場合には、低周波・大電流になるため、MOSFETが不利になり、IGBTが有利になる。逆に、待機モードのような軽負荷時には、高周波・低電流になるため、MOSFETが有利になり、IGBTが不利になる。
図14は、MOSFET(横型、ドリフト領域はリサーフ構造)及びIGBT(横型)をそれぞれスイッチング電源に使用した場合における負荷と損失との関係を比較した結果を示す図である。図14に示すように、低出力(軽負荷)側ではスイッチング周波数が高くなるためにIGBTの損失が大きくなっており、高出力(重負荷)側ではスイッチング周波数が低くなるためにMOSFETの損失が大きくなっている。
特開平7−153951号公報 特開2002−345242号公報
前述のように、スイッチング素子としてMOSFETを用いた場合、重負荷での導通損失が大きくなる一方、スイッチング素子としてIGBTを用いた場合、待機時や軽負荷時でのスイッチング損失が増えるので、軽負荷から重負荷までの全域にわたって損失を低減することは、従来の半導体スイッチング素子では困難であった。
前記に鑑み、本発明は、軽負荷から重負荷までの全域にわたって損失を低減できる高耐圧半導体スイッチング素子及びそれを用いたスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、つまり、軽負荷から重負荷までの全域にわたって損失を低減するために、本願発明者らは、ひとつのスイッチング電源においてMOSFET及びIGBTの二種類を使い分けることを検討してみた。
ところで、特許文献1には、スイッチング素子1チップ内に縦型IGBTと縦型パワーMOSFETとを共存させる構成が提案されている。しかしながら、この構成では縦型IGBTの駆動能力に対して縦型パワーMOSFETの電流能力が小さすぎ、その結果、軽負荷時にパワーMOSFETを駆動させることは実用的に難しい。さらに、当該構成においては、半導体基板裏面に段差を形成しなければならないので、作製プロセスが困難である。
また、特許文献2には、スイッチング素子としてショットキー接合型のIGBTを用いる構成が提案されている。しかし、このショットキー接合型IGBTにおいては、軽負荷時の損失はパワーMOSFETよりも大きく、また、重負荷時の損失も従来のIGBTよりも大きいため、特許文献2の構成は必ずしも低損失化を進展させるものとは言えない。
さらに、特許文献1及び2のいずれのスイッチング素子も縦型構造であるため、例えば、図13に示す従来のスイッチング電源装置の半導体スイッチング素子113として、これらの縦型構造のスイッチング素子を用いた場合には電圧制御回路114と半導体スイッチング素子113とのワンチップ化が困難になるという問題もある。
以上の知見に基づき、本願発明者らは、以下に述べるような、ひとつの素子でMOSFET及びIGBTの二種類の使い分けが可能であり且つ制御回路等ともワンチップ化が可能である横型の高耐圧半導体スイッチング素子及びそれを用いたスイッチング電源装置を発明するに至った。
すなわち、本発明に係る高耐圧半導体スイッチング素子は、第1導電型の半導体基板の表面部に形成された第2導電型のリサーフ領域と、前記半導体基板内に前記リサーフ領域と隣り合うように形成された第1導電型のベース領域と、前記ベース領域内に前記リサーフ領域とは離隔して形成された第2導電型のエミッタ/ソース領域と、前記エミッタ/ソース領域上から前記ベース領域をまたいで少なくとも前記リサーフ領域上まで形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記リサーフ領域内に前記ベース領域とは離隔して形成された第2導電型のドレイン領域と、前記リサーフ領域内に前記ベース領域とは離隔して形成された第1導電型のコレクタ領域と、前記半導体基板上に形成され且つ前記コレクタ領域及び前記ドレイン領域の両方に電気的に接続されたコレクタ/ドレイン電極と、前記半導体基板上に形成され且つ前記ベース領域及び前記エミッタ/ソース領域の両方に電気的に接続されたエミッタ/ソース電極とを備えている。
本発明の高耐圧半導体スイッチング素子によると、素子に流れるコレクタ電流が比較的小さい時にはMOSFET動作をさせることができると共に、当該コレクタ電流が大きくなるとIGBT動作をさせることができるので、ひとつの素子でMOSFET及びIGBTの二種類を使い分けることができる。従って、待機時や軽負荷時にはMOSFET動作をさせることができると共に重負荷時にはIGBT動作をさせることができ、それによって軽負荷から重負荷までの全域にわたって損失を低減できる高耐圧半導体スイッチング素子を実現することができる。
また、本発明の高耐圧半導体スイッチング素子によると、延長ドレイン領域(例えば第1の実施形態のN型リサーフ領域202に相当し、主に耐圧を保持する領域)がリサーフ構造であるため、高不純物濃度のリサーフ層によってMOSFET動作時の抵抗を低くすることができる。このため、従来の横型素子と比較してMOSFET動作においてより大きなコレクタ(ドレイン)電流を流すことができる。
また、本発明の高耐圧半導体スイッチング素子は、コレクタ電極(コレクタ/ドレイン電極)とエミッタ電極(エミッタ/ソース電極)とが基板の同じ主面上に設けられた横型素子であるので、ゲート信号制御回路等ともワンチップ化することが可能である。
本発明の高耐圧半導体スイッチング素子において、前記コレクタ領域及び前記ドレイン領域はそれぞれ分離した複数の部分から構成され、前記コレクタ領域から前記エミッタ/ソース領域へと向かう方向に対して垂直な方向において、前記コレクタ領域の各部分と前記ドレイン領域の各部分とが交互に接触するように配置されていることが好ましい。
このようにすると、例えばコレクタ領域の各部分とドレイン領域の各部分とが、コレクタ領域からエミッタ/ソース領域へと向かう方向に沿って配置されている場合と比べて、MOSFET動作からIGBT動作へ切り換わりにくくなるので、MOSFET動作においてより大きなコレクタ(ドレイン)電流を流すことができる。また、コレクタ領域の各部分の長さを変えることによって、MOSFET動作からIGBT動作へと切り換わるときのコレクタ電圧Vchを変えることが可能である。
この場合、前記コレクタ領域から前記エミッタ/ソース領域へと向かう方向に対して垂直な方向における前記コレクタ領域の各部分の長さは48μm以下であると、コレクタ領域の各部分の長さを48μmよりも大きく設定する場合と比べて、フォールタイム(tf)を短くできるため、スイッチング損失を低減できる。また、コレクタ領域の各部分の長さを48μmよりも大きくする場合と比べて、MOSFET動作からIGBT動作へと切り換わるときのコレクタ電圧Vchを大きくすることができるから、軽負荷時により実用的なMOSFET動作をさせることが可能となる。
また、この場合、前記コレクタ領域の各部分と前記ドレイン領域の各部分との配列は、前記ドレイン領域の一部である終端部によって終端されており、前記リサーフ領域内には前記ベース領域とは離隔して第2導電型の他のドレイン領域が形成されており、前記半導体基板上には、前記他のドレイン領域に電気的に接続された他のドレイン電極が形成されており、前記他のドレイン領域と前記ドレイン領域の終端部とは前記リサーフ領域を介して電気的に接続されており、前記リサーフ領域のうち前記他のドレイン領域と前記ドレイン領域の終端部との間に位置する領域の少なくとも一部分は他の部分と比べて幅が細くなっており、それによって前記コレクタ/ドレイン電極に所定値以上の電圧が印加された場合には前記ドレイン領域の終端部から前記他のドレイン領域への電流経路が電界効果によりピンチオフされることが好ましい。このようにすると、コレクタ電極(コレクタ/ドレイン電極)に高電圧が印加されても、他のドレイン電極に現れる電圧を、半導体基板からリサーフ領域へと拡がる空乏層によってピンチオフ(低く)することができる。従って、他のドレイン電極の電圧を例えば10V程度にピンチオフすることにより、他のドレイン電極を低電圧回路の素子に接続して当該素子へ電力を供給することが可能となる。
本発明の高耐圧半導体スイッチング素子において、前記コレクタ領域と前記リサーフ領域との間に、前記リサーフ領域よりも不純物濃度が高い第2導電型のバッファ層が設けられていることが好ましい。
このようにすると、コレクタ領域からリサーフ領域へのホールへの注入効率が低減されるので、例えばフォールタイム(tf)を短く改善することができる。
本発明の高耐圧半導体スイッチング素子において、前記リサーフ領域内に、前記ベース領域と電気的に接続される第1導電型の半導体層が1層又は複数層形成されていることが好ましい。
このようにすると、第1導電型の半導体層を形成しない場合と比べて、リサーフ領域の不純物濃度をより高くできるから、MOSFET動作時の導通抵抗が小さくなる。その結果、MOSFET動作時のコレクタ(ドレイン)電流をより大きくできるから、より実用的な軽負荷時MOSFET動作が可能となる。加えて、IGBT動作におけるターンオフ時には、この第1導電型の半導体層からホールを引き抜けるため、フォールタイム(tf)を短くすることができる。さらに、リサーフ領域の不純物濃度をより高くできるから、リサーフ領域内でホールのライフタイムが短くなり、それによりフォールタイム(tf)をより短くできるという効果が得られる。
本発明に係るスイッチング電源装置は、入力直流電圧が印加される半導体スイッチング素子と、前記半導体スイッチング素子の開閉を制御する電圧制御回路と、前記半導体スイッチング素子の出力端子に電気的に接続された一次巻線と、前記一次巻線に磁気結合された二次巻線と、前記二次巻線に誘起された電圧を整流平滑して負荷に出力直流電圧を供給する整流平滑回路とを備えたスイッチング電源装置であって、前記半導体スイッチング素子として、本発明に係る高耐圧半導体スイッチング素子を用いている。
本発明のスイッチング電源装置によると、本発明の高耐圧半導体スイッチング素子を用いているため、軽負荷時にはMOSFET動作をさせることによってスイッチング損失を少なくすることができると共に、重負荷時にはIGBT動作をさせることによって導通損失を少なくすることができる。従って、軽負荷から重負荷までの全域にわたって損失を低減できるスイッチング電源を実現することができる。
本発明のスイッチング電源装置に用いられる本発明の高耐圧半導体スイッチング素子おいて、前記コレクタ領域及び前記ドレイン領域はそれぞれ分離した複数の部分から構成され、前記コレクタ領域から前記エミッタ/ソース領域へと向かう方向に対して垂直な方向において、前記コレクタ領域の各部分と前記ドレイン領域の各部分とが交互に接触するように配置されていることが好ましい。ここで、当該高耐圧半導体スイッチング素子おいては、前記コレクタ領域の各部分と前記ドレイン領域の各部分との配列は、前記ドレイン領域の一部である終端部によって終端されており、前記リサーフ領域内には前記ベース領域とは離隔して第2導電型の他のドレイン領域が形成されており、前記半導体基板上には、前記他のドレイン領域に電気的に接続された他のドレイン電極が形成されており、前記他のドレイン領域と前記ドレイン領域の終端部とは前記リサーフ領域を介して電気的に接続されており、前記リサーフ領域のうち前記他のドレイン領域と前記ドレイン領域の終端部との間に位置する領域の少なくとも一部分は他の部分と比べて幅が細くなっており、それによって前記コレクタ/ドレイン電極に所定値以上の電圧が印加された場合には前記ドレイン領域の終端部から前記他のドレイン領域への電流経路が電界効果によりピンチオフされることが好ましく、また、本発明のスイッチング電源装置は、前記電圧制御回路を起動する起動回路をさらに備え、前記高耐圧半導体スイッチング素子の前記他のドレイン電極と前記起動回路とが電気的に接続されていることが好ましい。
このようにすると、電源投入時に必要な起動用の低圧のバイアス電圧を高耐圧半導体スイッチング素子内部で生成できるので、従来必要とされてきた電力供給用の高耐圧且つ高電力の抵抗を用いることなく電源装置を構成することができる。
本発明のスイッチング電源装置において、前記一次巻線及び前記二次巻線の両方に磁気結合された補助巻線をさらに備え、前記補助巻線に誘起された電圧が前記電圧制御回路を介して前記半導体スイッチング素子のゲート端子に印加されるリンギングチョークコンバータ方式が用いられていることが好ましい。
このようにすると、軽負荷時にはスイッチング周波数が上昇すると共に重負荷時には逆にスイッチング周波数が減少するから、軽負荷時にMOSFET動作し且つ重負荷時にIGBT動作する本発明の高耐圧半導体スイッチング素子をより効果的に用いることができる。
本発明によると、軽負荷から重負荷までの全域にわたって損失を低減できる高耐圧半導体スイッチング素子及びそれを用いたスイッチング電源装置を実現することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る横型高耐圧半導体スイッチング素子及びそれを用いたスイッチング電源装置について、図面を参照しながら説明する。
図1〜図3はそれぞれ、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子の構成の一例を示す図面であり、図2は平面図であり、図1は図2におけるA−A’線の断面図であり、図3は図2におけるB−B’線の断面図である。尚、図2においては、一部の構成要素の図示を省略している。
図1〜図3に示す本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子においては、例えば濃度1×1014/cm3 程度のP- 型半導体基板201の表面部に、例えば濃度1×1016/cm3 程度で深さ7μm程度のN型リサーフ領域202が形成されている。また、半導体基板201内にリサーフ領域202と隣り合うように例えば濃度1×1017/cm3 程度のp型ベース領域204が形成されている。ベース領域204内にはリサーフ領域202と離隔して例えば濃度1×1019/cm3 程度のP+ 型コンタクト領域205及び例えば濃度1×1020/cm3 程度のN+ 型エミッタ/ソース領域206が互いに隣接するように形成されている。ここで、リサーフ領域202から見てコンタクト領域205の方がエミッタ/ソース領域206よりも遠くに配置されている。エミッタ/ソース領域206上からベース領域204をまたいで少なくともリサーフ領域202の端部上までゲート絶縁膜209が形成されている。ゲート絶縁膜209の上にはゲート電極210が形成されている。
また、図1に示すように、リサーフ領域202内にベース領域204とは離隔して例えば濃度1×1019/cm3 程度のp+ 型コレクタ領域203が形成されていると共に、図3に示すように、リサーフ領域202内にベース領域204とは離隔して例えば濃度1×1020/cm3 程度のN+ 型ドレイン領域213が形成されている。ここで、図2に示すように、コレクタ領域203及びドレイン領域213はそれぞれ分離した複数の部分から構成されており、コレクタ領域203からエミッタ/ソース領域206へと向かう方向に対して垂直な方向において、コレクタ領域203の各部分とドレイン領域213の各部分とが交互に接触するように配置されている。
また、図1及び図3に示すように、半導体基板201上には、コレクタ領域203及びドレイン領域213の両方に電気的に接続されたコレクタ/ドレイン電極211が形成されていると共に、半導体基板201上には、ベース領域204及びエミッタ/ソース領域206の両方に電気的に接続されたエミッタ/ソース電極212が形成されている。尚、エミッタ/ソース電極212はコンタクト領域205を介してベース領域204と電気的に接続している。また、リサーフ領域202上にはフィールド絶縁膜207を介して層間膜208が形成されており、コレクタ/ドレイン電極211及びエミッタ/ソース電極212はそれぞれ層間膜208上に引き出されている。
本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子においては、コレクタ/ドレイン電極211とエミッタ/ソース電極212との間に正バイアス(以下、コレクタ電圧と称することもある)を印加し、ゲート電極210に正の電圧を印加すると、ドレイン領域213からリサーフ領域202、ベース領域204(チャネル領域となる部分)及びエミッタ/ソース領域206を通ってエミッタ/ソース電極212へと電流(以下、コレクタ電流と称することもある)が流れ始める(MOSFET動作)。コレクタ電圧を大きくすることによりコレクタ電流がある程度大きくなり、コレクタ領域203周囲のリサーフ領域202の電位がコレクタ領域203と比べて例えば0.6V程度下がると、コレクタ領域203からリサーフ領域202にホールが注入されるようになり、MOSFET動作からIGBT動作へと移行する。このとき、コレクタ電流は、コレクタ領域203からリサーフ領域202(又は半導体基板201)、ベース領域204及びコンタクト領域205を通ってエミッタ/ソース電極212へ流れる。図6は、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子におけるコレクタ電圧とコレクタ電流との相関を示している。
ところで、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子において、MOSFET動作からIGBT動作へと切り替わるコレクタ電圧をVchとすると、Vchは図2におけるコレクタ領域長X(コレクタ領域203からエミッタ/ソース領域206へと向かう方向に対して垂直な方向におけるコレクタ領域203の各部分の長さ)によって変えることができる。尚、図2において、Yはドレイン領域長(コレクタ領域203からエミッタ/ソース領域206へと向かう方向に対して垂直な方向におけるドレイン領域213の各部分の長さ)を示している。
図7は、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子におけるコレクタ領域長Xとターンオフ時のフォールタイム(降下時間tf:ターンオフ後、コレクタ電流がピーク値の90%から10%まで小さくなる(変化する)のに要する時間)及びVchとの相関を示している。図7に示すように、コレクタ領域長Xを短くすると、ホールの注入効率が下がってtfが小さくなる。また、コレクタ領域長Xを短くすると、コレクタ領域203とその周囲のリサーフ領域202との間に電位差が生じにくくなるので、Vchは大きくなる。逆に、コレクタ領域長Xを長くすると、Vchは小さくなる。また、コレクタ領域長Xを短くするほどtfが減少し、スイッチング損失が小さくなる。尚、実用的な軽負荷時MOSFET動作を実現するためには、Vchは2V程度かそれよりも大きくする必要がある。従って、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子においては、コレクタ領域長Xを48μm以下に設計することが望ましい。
以上に説明した、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子によると、素子に流れるコレクタ電流が比較的小さい時にはMOSFET動作をさせることができると共に、当該コレクタ電流が大きくなるとIGBT動作をさせることができるので、ひとつの素子でMOSFET及びIGBTの二種類を使い分けることができる。従って、待機時や軽負荷時にはMOSFET動作をさせることができると共に重負荷時にはIGBT動作をさせることができ、それによって軽負荷から重負荷までの全域にわたって損失を低減できる高耐圧半導体スイッチング素子を実現することができる。
また、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子によると、N型リサーフ領域202を用いているため、高不純物濃度のリサーフ領域202によってMOSFET動作時の導通抵抗を低くすることができる。このため、図6に示すように、従来の横型素子と比較してMOSFET動作においてより大きなコレクタ(ドレイン)電流を流すことができる。
また、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子によると、コレクタ領域203及びドレイン領域213はそれぞれ分離した複数の部分から構成され、コレクタ領域203からエミッタ/ソース領域206へと向かう方向に対して垂直な方向において、コレクタ領域203の各部分とドレイン領域213の各部分とが交互に接触するように配置されている。従って、MOSFET動作からIGBT動作へ切り換わりにくくなるので、MOSFET動作においてより大きなコレクタ(ドレイン)電流を流すことができる。具体的には、例えばコレクタ領域203の各部分とドレイン領域213の各部分とが、本実施形態と異なり、コレクタ領域203からエミッタ/ソース領域206へと向かう方向に沿って配置されている場合には、MOSFET動作時にコレクタ領域203の各部分の下側が電流経路となって、コレクタ領域203周囲のリサーフ領域202に電圧降下が起こりやすくなる。このため、ほとんどMOSFET動作しないうちにコレクタ領域203からリサーフ領域202にホール注入が開始されてしまい、IGBT動作に移行してしまうので、軽負荷から重負荷までの全域にわたって損失を低減することは難しくなる。それに対して、本実施形態においては、コレクタ領域203及びドレイン領域213の前述の構成によってMOSFET動作からIGBT動作へ切り換わりにくくなり、より実用的な軽負荷時MOSFET動作が可能となる。
また、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子は、コレクタ/ドレイン電極211とエミッタ/ソース電極212とが半導体基板201の同じ主面上に設けられた横型素子であるので、ゲート信号制御回路等ともワンチップ化することが可能である。
尚、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子において、コレクタ領域203及びドレイン領域213はそれぞれ分離した複数の部分から構成され、コレクタ領域203からエミッタ/ソース領域206へと向かう方向に対して垂直な方向において、コレクタ領域203の各部分とドレイン領域213の各部分とが交互に接触するように配置されていた。しかし、コレクタ領域203及びドレイン領域213の両方又は一方が単一領域であってもよい。また、コレクタ領域203及びドレイン領域213の各配置は、前述のようなMOSFET動作からIGBT動作への切り換わりが容易に生じるような配置を除き、特に限定されるものではない。
図4は、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子における図2の平面図で示していない領域を示す平面図であり、図5は、図4におけるC−C’線の断面図である。
図4及び図5に示すように、コレクタ領域203の各部分とドレイン領域213の各部分との配列は、ドレイン領域213の一部である例えば濃度1×1020/cm3 程度のN+ 型ドレイン領域(終端ドレイン領域)218によって終端されている。また、リサーフ領域202内にはベース領域204とは離隔して例えば濃度1×1020/cm3 程度のN+ 型第2ドレイン領域219が形成されている。半導体基板201上には第2ドレイン領域219に電気的に接続された第2ドレイン電極220が形成されている。第2ドレイン電極220は層間膜208上に引き出されている。第2ドレイン領域219と終端ドレイン領域218とはリサーフ領域202を介して電気的に接続されている。ここで、リサーフ領域202のうち第2ドレイン領域219と終端ドレイン領域218との間に位置する領域の少なくとも一部分(以下、JFET(Junction Field-Effect Transistor)部と称する)51は他の部分と比べて幅が細くなっており、それによってコレクタ/ドレイン電極211に所定値以上の電圧が印加された場合には終端ドレイン領域218から第2ドレイン領域219への電流経路が電界効果によりピンチオフされる。
本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子においては、図4及び図5に示す構成によって、コレクタ/ドレイン電極211に高電圧が印加されても、第2ドレイン電極220に現れる電圧を、半導体基板201からリサーフ領域202へと拡がる空乏層によってピンチオフ(低く)することができる。従って、第2ドレイン電極220の電圧を例えば10V程度にピンチオフすることにより、第2ドレイン電極220を低電圧回路の素子に接続して当該素子へ電力を供給することが可能となる。
図8は、図1〜図5に示す本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子を用いたスイッチング電源装置の回路構成の一例を示している。図8に示すように、本実施形態のスイッチング電源は、リンギングチョークコンバータ(RCC)方式のスイッチング電源であり、一次側整流平滑回路11と、本体回路12と、トランス4と、二次側整流平滑回路21とを有している。
具体的には、一次側整流平滑回路11は、ダイオードブリッジ31と入力コンデンサ32とを有しており、一次側整流平滑回路11の入力端子16及び17は商用電源に接続される。入力端子16及び17間に印加された交流電圧は、ダイオードブリッジ31によって全波整流された後、入力コンデンサ32に入力されて平滑され、それにより入力直流電圧(本体回路12に供給される入力直流電圧)が生成される。
本体回路12内には、前述の本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子13と電圧制御回路14とが設けられている。ここで、当該本実施形態のスイッチング素子13、電圧制御回路14、後述する起動回路15、高耐圧のJFET部51、及びJFET部51から起動回路15まで延びる第2ドレイン電極220は全てワンチップに集積化されている。トランス4内には一次巻線41が設けられており、当該一次巻線41の一端と本実施形態のスイッチング素子13のコレクタ/ドレイン電極211とが接続されており、一次巻線41の他端と一次側整流平滑回路11の入力コンデンサ32の高電位側の端子とが接続されている。また、スイッチング素子13のエミッタ/ソース電極212は入力コンデンサ32の接地電位側の端子に接続されており、これによって、一次側整流平滑回路11から出力される入力直流電圧は、一次巻線41とスイッチング素子13とからなる直列接続回路に印加される。
トランス4内には、一次巻線41と磁気結合した二次巻線42と、一次巻線41及び二次巻線42と磁気結合した補助巻線43が設けられている。すなわち、トランス4は、一次巻線41に断続的に電流が流れた場合、二次巻線42と補助巻線43とに電圧が誘起されるように構成されている。
補助巻線43に誘起された電圧は、電圧制御回路14を介してスイッチング素子13のゲート電極210に入力されている。すなわち、図8に示すスイッチング電源装置は、補助巻線43に誘起される電圧によって自励発振が生じるように構成されている。スイッチング素子13が自励発振によってスイッチング動作すると、一次巻線41に断続的に電流が流れ、二次巻線42と補助巻線43とに電圧が誘起される。
二次側整流平滑回路21内には、整流ダイオード22と、チョークコイル23と、第1及び第2の出力コンデンサ24及び25とが設けられている。二次巻線42の一端は、整流ダイオード22のアノード端子に接続されており、整流ダイオード22のカソード端子は、第1の出力コンデンサ24の高電位側の端子に接続されている。また、整流ダイオード22のカソード端子はチョークコイル23の一端にも接続されており、チョークコイル23の他端は高電位側の出力端子26に接続されている。二次巻線42の他端は低電位側の出力端子27に接続されており、当該低電位側の出力端子27には、第1の出力コンデンサ24の低電位側の端子及び第2の出力コンデンサ25の低電位側の出力端子も接続されている。二次巻線42に誘起される電圧の極性は、スイッチング素子13が導通状態から遮断状態に転じたときに、整流ダイオード22のアノード端子に正電圧が印加される極性に設定されており、このとき、整流ダイオード22が順バイアスされて電流が流れる。
整流ダイオード22を流れた電流は第1の出力コンデンサ24を充電すると共に、チョークコイル23を流れて第2の出力コンデンサ25を充電する。出力端子26及び27間に負荷が接続されていた場合には、チョークコイル23を流れた電流は当該負荷にも供給される。この状態では、第1及び第2の出力コンデンサ24及び25とチョークコイル23とによって、二次巻線42に誘起された電圧が平滑化される。
スイッチング素子13が遮断状態から導通状態に転じた時には、二次巻線42には、整流ダイオード22を逆バイアスする電圧が誘起されるため、整流ダイオード22には電流は流れない。この状態では、第1及び第2の出力コンデンサ24及び25に蓄積された静電エネルギーと、チョークコイル23に蓄積された磁気エネルギーとによって、出力端子26及び27間に接続された負荷に電流が供給される。
また、出力端子26及び27間の電圧は、フォトカプラ29を介して電圧制御回路14にフィードバックされている。電圧制御回路14は、フォトカプラ29から入力される電圧の大きさによって、スイッチング素子13の導通期間を制御している。具体的には、電圧制御回路14は、出力端子26及び27間の電圧が低下した場合にはスイッチング素子13の導通期間を長くし、逆に、出力端子26及び27間の電圧が上昇した場合にはスイッチング素子13の導通期間を強制的に短くする。これによって、出力端子26及び27間に現れる電圧が一定値に維持されるようになっている。
二次巻線42に電圧が誘起される状態では、補助巻線43にも電圧が誘起されている。電圧制御回路14の内部では、補助巻線43に誘起された電圧を利用して補助的な直流電圧が生成されており、電圧制御回路14は、スイッチング電源装置の始動時を除き、その補助的な直流電圧によって動作するようになっている。
しかし、スイッチング電源装置の始動時には、スイッチング素子13がスイッチング動作をしていないため、補助巻線43への電圧の誘起がなく、電圧制御回路14は無電源の状態である。ここで、入力端子16及び17に交流電源からの電圧が投入されると、一次側整流平滑回路11で発生しトランス4内の一次巻線41を通った直流電流の一部が高耐圧JFET部51、第2ドレイン電極220及び起動回路15を経て電圧制御回路14に達し、電圧制御回路14を起動させる。すると、スイッチング素子13は開閉動作を繰り返すので、トランス4の二次巻線42に電圧が誘起されて電圧制御回路14は定常の動作状態になる。
このように、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子をスイッチング電源装置に用いると、電源投入時に必要な起動用の低電圧を高耐圧JFET部51で生成できるので、従来必要となっていた電力供給用の高耐圧且つ高電力の抵抗(例えば図13の抵抗151)が不要になる。その結果、配線の簡素化、コスト削減及び電源回路の小型化が可能となる。
また、本実施形態のスイッチング電源装置では、出力端子26及び27間に接続される負荷が重い場合には、スイッチング素子13のスイッチング周波数が低下すると共にスイッチング素子13の導通期間が長くなり、それにより一次巻線41に大電流が流れることによって出力端子26及び27間の電圧が一定値に維持される。逆に、待機モードのような軽負荷時には、スイッチング素子13のスイッチング周波数が高くなると共にスイッチング素子13の導通期間が短くなり、それにより一次巻線41に流れる電流が減少することによって出力端子26及び27間の電圧が一定値に維持される。
ここで、本実施形態のスイッチング電源装置では、スイッチング素子13として本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子を用いているので、図9(太線)に示すように、軽負荷時にはMOSFET動作によってスイッチング損失を少なくすることができると共に、重負荷時にはIGBT動作によって導通損失を少なくすることができる。従って、軽負荷から重負荷までの全域にわたって損失を低減できるという効果が得られる。尚、図9においては、比較のため、図14に示すMOSFET及びIGBTのそれぞれの損失を合わせて示している。
また、本実施形態のスイッチング電源装置はRCC方式のスイッチング電源であるため、軽負荷時にはスイッチング周波数が上昇すると共に重負荷時には逆にスイッチング周波数が減少するから、軽負荷時にMOSFET動作し且つ重負荷時にIGBT動作する本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子をより効果的に用いることができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る横型高耐圧半導体スイッチング素子及びそれを用いたスイッチング電源装置について、図面を参照しながら説明する。
図10は、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子の構成の一例を示す断面図である。図10に示すように、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子が、図1に示す第1の実施形態と異なっている点は、第1の実施形態のリサーフ領域202に代えて、例えば濃度1×1016/cm3 程度のp型半導体層216が内部に設けられたN型リサーフ領域217を備えていることである。尚、p型半導体層216は、リサーフ領域217におけるフィールド絶縁膜207の直下(リサーフ領域217の表面部)に形成されていると共に、図示しない箇所でベース領域204(つまりエミッタ/ソース領域206)と電気的に接続されている。
第2の実施形態によると、第1の実施形態の効果に加えて、次の様な効果が得られる。すなわち、逆バイアス時に、リサーフ領域217内に空乏層がより拡がりやすくなるため、リサーフ領域217を、例えば図1に示す第1の実施形態のリサーフ領域202と比べてより高い不純物濃度で形成することができる。このように、リサーフ領域217の濃度をより高く形成できれば、MOSFET動作時の導通抵抗が小さくなるから、より大きなコレクタ(ドレイン)電流を流すことができる。すなわち、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子をスイッチング電源に用いた場合には、実用的な軽負荷時MOSFET動作が可能となる。加えて、IGBT動作におけるターンオフ時には、p型半導体層216からホールを引き抜けるため、フォールタイム(tf)を短くすることができる。さらに、リサーフ領域217の不純物濃度が高いと、リサーフ領域217内でホールのライフタイムが短くなり、それによりフォールタイム(tf)をより短くできるという効果が得られる。
尚、本実施形態において、リサーフ領域217にp型半導体層216を1層設けたが、これに代えて、複数層のp型半導体層を設けてもよい。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態に係る横型高耐圧半導体スイッチング素子及びそれを用いたスイッチング電源装置について、図面を参照しながら説明する。
図11は、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子の構成の一例を示す断面図である。図11に示すように、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子が、図10に示す第2の実施形態と異なっている点は、第2の実施形態のリサーフ領域217に代えて、例えば濃度1×1016/cm3 程度のp型半導体層221をより深い位置に有するN型リサーフ領域222を備えていることである。具体的には、p型半導体層221は、第2の実施形態のリサーフ領域217におけるp型半導体層216よりも深い位置に形成されていると共に、第2の実施形態と同様に、図示しない箇所でベース領域204(つまりエミッタ/ソース領域206)と電気的に接続されている。
第3の実施形態によると、図10に示す第2の実施形態と比べて、逆バイアス時に、リサーフ領域222内に空乏層がより一層拡がりやすくなるため、リサーフ領域222を、第2の実施形態のリサーフ領域217と比べてより一層高い不純物濃度で形成することができるので、第2の実施形態と同様の効果がより顕著に得られる。
尚、本実施形態において、リサーフ領域222にp型半導体層221を1層設けたが、これに代えて、複数層のp型半導体層を設けてもよい。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態に係る横型高耐圧半導体スイッチング素子及びそれを用いたスイッチング電源装置について、図面を参照しながら説明する。
図12は、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子の構成の一例を示す平面図である。図12に示すように、本実施形態の高耐圧半導体スイッチング素子が、図1〜図3に示す第1の実施形態と異なっている点は、第1の実施形態のp+ 型コレクタ領域203に代えて、p+ 型コレクタ領域203よりも幅の細い例えば濃度1×1019/cm3 程度のp+ 型コレクタ領域215が形成されていること、及びp+ 型コレクタ領域215とリサーフ領域202との間に、リサーフ領域202よりも不純物濃度が高い例えば濃度1×1017/cm3 程度のN型バッファ層214が設けられていることである。すなわち、本実施形態のコレクタ領域215の周囲にはN型バッファ層214が配置されている。
第4の実施形態によると、コレクタ領域215からリサーフ領域202へのホールへの注入効率が低減されるので、例えばフォールタイム(tf)を短く改善することができる。
尚、本実施形態では、本発明の半導体スイッチング素子におけるコレクタ側の変形例を説明したが、その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で様々な変形を行ってもよいことは言うまでもない。
また、第1〜第4の実施形態において、N型リサーフ領域202、217又は222が形成されたP型半導体基板201に本発明の半導体スイッチング素子を設けたが、これに代えて、P型リサーフ領域が形成されたN型半導体基板に本発明の半導体スイッチング素子を設けてもよい。
本発明は、高耐圧半導体スイッチング素子及びそれを用いたスイッチング電源装置に関し、軽負荷から重負荷までの全域にわたって損失を低減できるという特別の効果が得られ、非常に有用である。
図1は本発明の第1の実施形態に係る高耐圧半導体スイッチング素子の断面図である。 図2は本発明の第1の実施形態に係る高耐圧半導体スイッチング素子の平面図である。 図3は本発明の第1の実施形態に係る高耐圧半導体スイッチング素子の断面図である。 図4は本発明の第1の実施形態に係る高耐圧半導体スイッチング素子のJFET部を示す平面図である。 図5は本発明の第1の実施形態に係る高耐圧半導体スイッチング素子のJFET部を示す断面図である。 図6は本発明の第1の実施形態に係る高耐圧半導体スイッチング素子におけるコレクタ電圧とコレクタ電流との相関を示す図である。 図7は本発明の第1の実施形態に係る高耐圧半導体スイッチング素子におけるコレクタ領域長Xとフォールタイムtf及びIGBT動作に切り替わるコレクタ電圧Vchとの相関を示す図である。 図8は本発明の第1の実施形態に係るスイッチング電源装置の回路構成の一例を示す図である。 図9は本発明の第1の実施形態に係る高耐圧半導体スイッチング素子をスイッチング電源装置に使用した場合における負荷と損失との関係を示す図である。 図10は本発明の第2の実施形態に係る高耐圧半導体スイッチング素子の断面図である。 図11は本発明の第3の実施形態に係る高耐圧半導体スイッチング素子の断面図である。 図12は本発明の第4の実施形態に係る高耐圧半導体スイッチング素子の平面図である。 図13は従来のスイッチング電源装置の回路構成の一例を示す図である。 図14はMOSFET(横型、ドリフト領域はリサーフ構造)及びIGBT(横型)をそれぞれスイッチング電源に使用した場合における負荷と損失との関係を比較した結果を示す図である。
符号の説明
4 トランス
11 一次側整流平滑回路
12 本体回路
13 高耐圧半導体スイッチング素子
14 電圧制御回路
15 電圧制御回路14の起動回路
16、17 入力端子
21 二次側整流平滑回路
22 整流ダイオード
23 チョークコイル
24 第1の出力コンデンサ
25 第2の出力コンデンサ
26 高電位側の出力端子
27 低電位側の出力端子
29 フォトカプラ
31 ダイオードブリッジ
32 入力コンデンサ
41 一次巻線
42 二次巻線
43 補助巻線
51 高耐圧JFET部
201 P- 型半導体基板
202 N型リサーフ領域
203 p+ 型コレクタ領域
204 p型ベース領域
205 P+ 型コンタクト領域
206 N+ 型エミッタ/ソース領域
207 フィールド絶縁膜
208 層間膜
209 ゲート絶縁膜
210 ゲート電極
211 コレクタ/ドレイン電極
212 エミッタ/ソース電極
213 N+ 型ドレイン領域
214 N型バッファ層
215 p+ 型コレクタ領域
216 p型半導体層
217 高濃度N型リサーフ領域
218 N+ 型終端ドレイン領域
219 N+ 型第2ドレイン領域
220 第2ドレイン電極
221 p型半導体層
222 高濃度N型リサーフ領域

Claims (7)

  1. P型の半導体基板の表面部に形成されたN型のリサーフ領域と、
    前記半導体基板内に前記リサーフ領域と隣り合うように形成されたP型のベース領域と、
    前記ベース領域内に前記リサーフ領域とは離隔して形成されたN型のエミッタ/ソース領域と、
    前記エミッタ/ソース領域と前記リサーフ領域との間の部分の前記ベース領域を覆うように形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
    前記リサーフ領域内に前記ベース領域とは離隔して形成されたN型のドレイン領域と、
    前記リサーフ領域内に前記ベース領域とは離隔して形成されたP型のコレクタ領域と、
    前記半導体基板上に形成され且つ前記コレクタ領域及び前記ドレイン領域の両方に電気的に接続されたコレクタ/ドレイン電極と、
    前記半導体基板上に形成され且つ前記ベース領域及び前記エミッタ/ソース領域の両方に電気的に接続されたエミッタ/ソース電極とを備え、
    前記コレクタ領域及び前記ドレイン領域はそれぞれ分離した複数の部分から構成され、
    前記コレクタ領域から前記エミッタ/ソース領域へと向かう方向に対して垂直な方向において、前記コレクタ領域の各部分と前記ドレイン領域の各部分とが交互に接触するように配置されており、
    前記コレクタ領域の各部分と前記ドレイン領域の各部分との配列は、前記ドレイン領域の一部である終端部によって終端されており、
    前記リサーフ領域内には前記ベース領域とは離隔してN型の他のドレイン領域が形成されており、
    前記半導体基板上には、前記他のドレイン領域に電気的に接続された他のドレイン電極が形成されており、
    前記他のドレイン領域と前記ドレイン領域の終端部とは前記リサーフ領域を介して電気的に接続されており、
    前記リサーフ領域のうち前記他のドレイン領域と前記ドレイン領域の終端部との間に位置する領域の少なくとも一部分は他の部分と比べて幅が細くなっており、それによって前記コレクタ/ドレイン電極に所定値以上の電圧が印加された場合には前記ドレイン領域の終端部から前記他のドレイン領域への電流経路が電界効果によりピンチオフされることを特徴とする高耐圧半導体スイッチング素子。
  2. 請求項に記載の高耐圧半導体スイッチング素子において、
    前記コレクタ領域から前記エミッタ/ソース領域へと向かう方向に対して垂直な方向における前記コレクタ領域の各部分の長さは48μm以下であることを特徴とする高耐圧半導体スイッチング素子。
  3. 請求項1又は2に記載の高耐圧半導体スイッチング素子において、
    前記コレクタ領域と前記リサーフ領域との間に、前記リサーフ領域よりも不純物濃度が高いN型のバッファ層が設けられていることを特徴とする高耐圧半導体スイッチング素子。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の高耐圧半導体スイッチング素子において、
    前記リサーフ領域内に、前記ベース領域と電気的に接続されるP型の半導体層が1層又は複数層形成されていることを特徴とする高耐圧半導体スイッチング素子。
  5. 入力直流電圧が印加される半導体スイッチング素子と、前記半導体スイッチング素子の開閉を制御する電圧制御回路と、前記半導体スイッチング素子の出力端子に電気的に接続された一次巻線と、前記一次巻線に磁気結合された二次巻線と、前記二次巻線に誘起された電圧を整流平滑して負荷に出力直流電圧を供給する整流平滑回路とを備えたスイッチング電源装置であって、
    前記半導体スイッチング素子として、請求項1〜のいずれか1項に記載の高耐圧半導体スイッチング素子を用いていることを特徴とするスイッチング電源装置。
  6. 請求項に記載のスイッチング電源装置において、
    前記半導体スイッチング素子として、請求項に記載の高耐圧半導体スイッチング素子を用いており、
    前記電圧制御回路を起動する起動回路をさらに備え、
    前記高耐圧半導体スイッチング素子の前記他のドレイン電極と前記起動回路とが電気的に接続されていることを特徴とするスイッチング電源装置。
  7. 請求項5又は6に記載のスイッチング電源装置において、
    前記一次巻線及び前記二次巻線の両方に磁気結合された補助巻線をさらに備え、
    前記補助巻線に誘起された電圧が前記電圧制御回路を介して前記半導体スイッチング素子のゲート端子に印加されるリンギングチョークコンバータ方式が用いられていることを特徴とするスイッチング電源装置。
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