JP4695618B2 - 3ピース缶用鋼板とその製造方法及びその製造に用いる装置 - Google Patents

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本発明は、3ピース缶用鋼板に関し、特に、錫めっき後の表面光沢に優れる3ピース缶用鋼板とその製造方法及び装置に関するものである。
ぶりきやティンフリースチール等のめっき鋼板は、各種の飲料缶やその他の3ピース缶用として広く用いられている。これら3ピース缶用鋼板は、消費者の嗜好や用途に合わせて種々の表面仕上げ状態で製造されている。
近年では、商品の差別化として、特に表面光沢に優れる3ピース缶用鋼板が求められており、また、鋼板の表面に錫(Sn)をめっきしたぶりきの場合、めっき金属であるSnが希少金属であることや溶接性の問題から、できるだけSn目付量を低減したいという要求もある。
鋼板の表面光沢を改善する方法としては、調質圧延において使用する圧延ロールの表面粗度を調整することにより、鋼板の表面粗度を低減する方法が一般的である。
例えば、特許文献1には、鋼板を複数スタンドの圧延機にて調質圧延を行うに当たり、最前段の圧延ロールを粗度1.2μmRa以下のスクラッチブライトロールとし、最後段の圧延ロールを粗度0.5μmRa以下のブライトロールとして調質圧延を行うことにより、高光沢の3ピース缶用鋼板を製造する技術が開示されている。
また、特許文献2には、2スタンドの調質圧延機を用いて調質圧延するに当たり、前段スタンドのワークロールとして、Raを0.5〜1.5μmに調整したダル仕上げロールを用い、後段スタンドのワークロールとして、Raが0.1超〜0.4μmのブライトロールを用いて行うことにより、表面光沢に優れた硬質3ピース缶用鋼板を得る技術が開示されている。
また、調質圧延時に、鋼板の表面粗度を種々の目的で調整することも知られており、例えば、特許文献3には、鋼板の表側の表面粗度を0.3〜5.0μmRa、裏側の表面粗度を表側に比べ0.2〜3.0μmRa小さくして、しごき加工性とポンチ抜け性を両立させたしごき缶用鋼板が開示されている。
しかしながら、鋼板の表面粗度を低減していくと表面が非常になめらかで滑りやすくなり、特に、鋼板の粗度を0.20μm以下の高光沢にすると、鋼板をコイルに巻き取り時や鋼板シートカット・パイリング時、またはコイル状態や鋼板シートを積み重ねた状態での搬送、ハンドリング時では、鋼板の表面と裏面とが触れ合うときにスリ疵が入りやすい。スリ疵が入るとSnめっきしても、その疵が持ち越され、鋼板表面の外観を悪化させる問題があった。更に、Snめっき後はSnが軟質なため、前述のスリ疵により外観の悪化が顕著になる問題があった。
また、従来の高光沢鋼板の製造では、コイルに巻き取る時あるいはその後のハンドリング時に入るスリ疵による表面外観劣化を防止するために、コイル巻取り時に鋼板と鋼板の間に紙を挿入する設備を設けて対応していた。そのため、紙挿入作業による生産性ダウンの問題もあった。
特開2000−197902号公報 特開2002−282903号公報 特開昭61−212428号公報
そこで、本発明は、コイルに巻いた状態又はシートを積み重ねた状態での、スリ疵の発生を防止し、3ピース缶外面側となる面の表面粗度が0.20μmRa以下の高光沢の3ピース缶用鋼板を高生産性、低コストで得ることを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、3ピース缶用鋼板において次のようにしたことを特徴とする。
(1)一方の面の表面粗度Raが0.04μm以上、0.20μm以下であり、他方の面の表面粗度Raが前記一方の面の表面粗度より大きく、前記一方の面と他方の面の表面粗度Raの差が0.04μm以上、0.25μm以下であるようにして、表裏で表面粗度が異なる3ピース缶用鋼板とした。
(2)前記(1)の3ピース缶用鋼板のそれぞれの面に、片面あたりの目付け量が0.1g/m以上、3.9g/m以下のSnめっき層を形成して3ピース缶用Snめっき鋼板とした。
(3)前記(2)のSnめっき鋼板において、さらに、Snめっき層の表裏合計の目付け量を0.2g/m以上、5.0g/m以下とした。
(4)前記(2)または(3)のSnめっき鋼板において、さらに、表面粗度Raが小さい側の面の、60度の入射角で光束を入射して測定された光沢度が100を超えるようにした。
また、本発明は、前記(1)の3ピース缶用鋼板を製造するために次のようにしたことを特徴とする。
(5)鋼素材を、熱間圧延し冷間圧延して鋼板とし、その後、焼鈍を経て調質圧延を行うことにより3ピース缶用鋼板を製造する方法において、調質圧延の最終スタンドの直前のスタンドで、表面粗度Raが上下同一の0.6μm以上、1.2μm以下であるダルロールを用いて鋼板を圧延し、最終スタンドで、上下のロールで表面粗度が異なるロールを用いるとともに、表面粗度の小さい側のロールに表面粗度Raが0.01μm以上、0.20μm以下であるブライトロールを用いて鋼板を圧延するようにした。
(6)前記(5)の製造方法において、上下のロールの表面粗度の差を0.04μmRa以上、0.28μmRa以下とした。
さらに、本発明は、前記(5)の3ピース缶用鋼板の前記製造方法を実施するために次のようにしたことを特徴とする。
(7)調質圧延設備の最終スタンドの直前のスタンドにおいて、表面粗度Raが上下同一の0.6μm以上、1.2μm以下であるダルロールとし、最終スタンドにおいて、ロールを上下のロールで表面粗度が異なるものとするとともに、表面粗度の小さい側のロールを表面粗度Raが0.01μm以上、0.20μm以下のブライトロールとした。
ここで、表面粗度のRaは、一定長さを触針式の粗度計で測定したときに検出される凹凸の算術平均であり、JIS B 0601−1982に規定されている一般的な粗度の基準をいう。
また、光沢度とは、JIS Z 8741に規定された、鋼板のL方向に平行に60度の入射角で光束を入射し、反対方向に反射する光束を受光器で測定した60度鏡面光沢Gs(60°)のことである。
本発明によれば、スリ疵のない、表面粗度Raが0.04以上、0.20μm以下の高光沢の3ピース缶用鋼板、及び高光沢で外観の良好な3ピース缶用Snめっき鋼板を得ることができる。
また、本発明によれば、表面粗度Raが0.20μm以下の高光沢の3ピース缶用鋼板を、スリ疵の発生を防止して安定的に製造することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
表面粗度が0.20μmRa以下の高光沢の3ピース缶用鋼板は、表面が非常になめらかで滑りやすく、鋼板をコイルに巻き取る時や鋼板をシートカットし、パイリングする時、また、コイルの状態や鋼板シートを積み重ねた状態で搬送・ハンドリングする時では、鋼板の表面と裏面とが触れ合うときにわずかな滑りやずれが発生し、そのために表面にスリ疵が入り光沢劣化を招きやすい。
そこで、鋼板の表面と裏面とが触れ合う時にすべりやずれが発生しにくい方法について種々検討した。
その結果、従来は、調質圧延の最終スタンドで鋼板の表面粗度を0.20μmRa以下に調整する際、反りの発生を防止するなどの理由で、上下の圧延ロールとも同一粗度のブライトロールを使用していたため、鋼板の表裏とも、0.20μmRa以下の高光沢の表面となり、鋼板が重なり合う時にすべりやずれが発生し、鋼板の表面にスリ疵が発生することがわかった。そして、そのようなすべりやずれの発生を防止するには、鋼板の表面と裏面の粗度を異ならせ、一方の面が他方の面に対して滑りにくくすることが有効であることを見出した。
すなわち、3ピース缶の外面側となる一方の面の表面粗度Raを0.04以上、0.20μm以下とした高光沢の3ピース缶用鋼板において、他方の内面側となる面の表面粗度Raを前記一方の面の表面粗度より大きな値として、鋼板の表裏で表面粗度が異なるようにする。
その際、より効果的にスリ疵の発生を防止するには、表裏面の表面粗度Raの差は0.04μm以上必要である。また、その差の上限は0.25μm以下とするのが好ましい。
それぞれの面の好ましい表面粗度の範囲は、3ピース缶外面側となる面の表面粗度Raが0.18μm以下であり、3ピース缶内面側となる面の表面粗度Raが0.22〜0.30μmである。
本発明で、3ピース缶外面側となる面の表面粗度Raが0.20μm以下とするのは、高光沢の鋼板を得るために必要であるからであり、より好ましくは0.18μm以下とするのは、Snめっき後の鋼板において、後述する光沢度100以上を得るために必要であるからである。
また、0.04μm以上とするのは、さらに高光沢にしても区別がつかないからである。
3ピース缶内面側となる面の表面粗度Raは、表裏で表面粗度を異ならせるために、外面側の表面粗度より大きな値でよいが、表裏の表面粗度の差が大きすぎると、高光沢面に圧痕疵が入り、逆に光沢劣化を招くようになる。さらに、調質圧延で反りが発生しやすくなり、反りが大きすぎると、塗装、製缶ラインで、突っかけ・接触を起こし、著しく生産性を阻害したり、品質劣化を引き起こしたりする問題もある。
このような点から、表裏面の表面粗度Raの差は0.25μm以下とするのが好ましく、そのためには、外面側の好ましい表面粗度の範囲は、0.22〜0.30μmである。
本発明の3ピース缶用鋼板は、上記のように表面粗度が付与された後、Snめっきされる。
めっき層の片面あたりのSn目付け量は、溶接時のスパーク限界でもその下限が規定されるが、鋼板の表面光沢度を更に上げるためには0.1g/m以上が必要である。しかし、Snは希少金属であり、コスト面でもその使用量を少なくするのが望ましく、また、溶接缶では基本的にSn目付け量が少ないほうが溶接にとって有利であるから、片面あたりのSn目付け量の上限を3.9g/mとする。
また、特に高速溶接に供する場合はSnめっき層の表裏合計の目付け量が0.2以上、5.0g/m以下であるのが望ましい。なお、接着にて3ピース缶に製缶する場合は、接着性確保のために表裏合計のSn目付け量を制限する必要はない。
さらに、3ピース缶の外面側となる表面粗度Raが0.20μm以下の面は、Snめっき後の光沢度が100を超えることがより望ましく、そのためには3.9g/m以下の範囲から得ようとする光沢度に応じて目付け量を選択するとよい。
次に、以上のような本発明の3ピース缶用鋼板の製造方法及びその方法で使用する調質圧延設備について説明する。
本発明の3ピース缶用鋼板は、常法に従い3ピース缶用の化学組成を有する鋼スラブとし、このスラブを熱間圧延及び冷間圧延を経て所定の板厚の鋼板とした後、焼鈍及び調質圧延を行って製造される。この時、連続焼鈍までの製造条件については、従来公知の条件で行えばよい。上記3ピース缶用鋼板の表面粗度は、次に説明する調質圧延によって行われる。
調質圧延は通常2〜3スタンドの調質圧延機で行われ、最終スタンドのワークロールに上下のロールがそれぞれ所定表面粗度に調整されたブライトロールを用いて、鋼板の最終粗度に調整される。
2スタンドの調質圧延機を用いる場合は、第1スタンドは、上下同一粗度のダルロールとする。ダルロールとしては、Raが0.6μm以上、1.2μm以下のものが適当である。0.6μm未満だと、安定した圧下率の確保が難しく、また、冷間圧延の外観が残存し外観不良となりやすい。一方、1.2μmを超えると、第2スタンドで所定の粗度まで小さくするのが困難になる。
第2スタンド(最終スタンド)では、上記鋼板の一方の面の表面粗度Ra0.20μm以下を得るためには、一方のロールの粗度は低いほどよく、少なくともRa0.20μm以下にする必要がある。好ましくは、Ra0.10μm以下である。また、下限は、鋼板の表面粗度0.04μmRa以上を得るために0.01μm以上とするが、コストの点から0.025μm以上が望ましい。
他方のロールは、上記一方のロールの粗度に応じてそれよりも高い粗度とする。上下ロールの表面粗度の差は、スリ疵が入らない表裏の表面粗度の鋼板を得ることができる範囲内から選択されるが、その差が大きくなると前記のように鋼板の圧痕疵やそりの問題が発生するため、上下ロールの表面粗度の差としては、0.04μmRa以上、0.28μmRa以下の範囲内で、圧痕疵やそりの問題がない値を選択ればよい。
調質圧延における圧下率は、特に制限しないが、好ましい圧下率は、0.4〜2.5%である。0.4%未満では圧延が不安定になり、2.5%を超えると圧下力が非常に大きくなり、圧延機の使用限界を超えることがあるからである。
上記3ピース缶用鋼の表面に、Snめっき層を形成して3ピース缶用Snめっき鋼板(ぶりき)を得る方法は、特に制限されるものではなく、通常の方法でSnめっきを施せばよい。
なお、上記の説明においては、3ピース缶用鋼板として、Snめっきをしたぶりきについて説明してきたが、表面光沢あるいは表面粗度が小さいことが要求される他のめっき鋼板、例えば、ティンフリースチール等にも、本発明の技術を有効に適用することができる。
以下、本発明の実施例を説明するが、実施例で採用した条件は、本発明の実施可能性及び効果を確認するための条件例であり、本発明は、この例に限定されるものではなく、本発明を逸脱せず、本発明の目的を達成する限りにおいて、種々の条件を採用し得るものである。
通常の方法で製造した3ピース缶用鋼板を、連続焼鈍後調質圧延した。調質圧延は2スタンドの圧延機を用いて行った。調質圧延機の第1スタンドは、上下ロールともロール粗度1.0μmRaのダルロールを用いた。また、第2スタンドでは、上ロールは表面粗度0.08μmRaで、下ロールは表面粗度0.21μmRaのブライトロールを用い、第1スタンドの圧下力を1000T、第2スタンドは600Tで行った。
その結果、一方の面の表面粗度が0.10μmRaで、他方の面の表面粗度が0.25μmRaの鋼板が得られた。
得られた鋼板をコイルに巻取り、その後、巻き戻しながらスリ疵の発生の有無を調べた後、更に、当該コイルを2.8g/m2の目付け量でSnめっきして同様に調査した。その結果、いずれの場合もスリ疵の程度は良好であり、本発明の効果が確認された。
実施例1において、第2スタンドの上ロールの表面粗度を0.01〜0.22μmRa、下ロールを0.01〜0.48μmRaの範囲で変化させて鋼板を作成した。その鋼板にSn目付け量0.1〜4.2g/mの条件でSnめっきを施した後に、鋼板のスリ疵の程度を調査した。スリ疵の程度は、光沢度で測定が困難ため、目視にて良否判断を行った。
得られた結果を表1に示す。
Figure 0004695618
なお、表1における品質、性能の評価基準は、以下の通りである。
スリ疵及び圧痕疵: ○;目視にて疵の発生がないと判断
×;同様にありと判断
溶接性: ◎・・・高速溶接が可能(製缶速度600cpm以上で不良率が0.3%以下)。
○・・・溶接可能(実用上、溶接機手入れ等を行えば問題はなし)。
×・・・溶接可能であるが錫粉の発生が激しく設備や溶接電極に付着し
溶接安定性にかける。
表1より本発明に従った実施例はスリ疵の発生が軽減され、めっき後の光沢に優れていることがわかる。なお、Sn目付け量の多いNo.4、6、7の例では、溶接性で問題があるが、接着性は良好であり、接着による製缶用の鋼板としての利用に問題はない。また、No.16の例では、表面光沢やスリ疵の面では問題がなかったが、表裏面の粗度差が大きく、鋼板に反りが発生した。

Claims (7)

  1. 一方の面の表面粗度Raが0.04μm以上、0.20μm以下であり、他方の面の表面粗度Raが前記一方の面の表面粗度より大きく、前記一方の面と他方の面の表面粗度Raの差が0.04μm以上、0.25μm以下である、表裏で表面粗度が異なることを特徴とする3ピース缶用鋼板。
  2. 請求項1に記載の鋼板のそれぞれの面に、片面あたりの目付け量が0.1g/m以上、3.9g/m以下のSnめっき層が形成されていることを特徴とする3ピース缶用Snめっき鋼板。
  3. Snめっき層の表裏合計の目付け量が0.2g/m以上、5.0g/m以下であることを特徴とする請求項2に記載の3ピース缶用Snめっき鋼板。
  4. 表面粗度Raが小さい側の面の、60度の入射角で光束を入射して測定された光沢度が100を超えることを特徴とする請求項2または3に記載の3ピース缶用Snめっき鋼板。
  5. 鋼素材を、熱間圧延し冷間圧延して鋼板とし、その後、焼鈍を経て調質圧延を行うことにより請求項1に記載の3ピース缶用鋼板を製造する方法において、調質圧延の最終スタンドの直前のスタンドで、表面粗度Raが上下同一の0.6μm以上、1.2μm以下であるダルロールを用いて鋼板を圧延し、最終スタンドで、上下のロールで表面粗度が異なるロールを用いるとともに、表面粗度の小さい側のロールに表面粗度Raが0.01μm以上、0.20μm以下であるブライトロールを用いて鋼板を圧延することを特徴とする3ピース缶用鋼板の製造方法。
  6. 前記上下のロールの表面粗度の差を0.04μmRa以上、0.28μmRa以下とすることを特徴とする請求項5に記載の3ピース缶用鋼板の製造方法。
  7. 請求項5に記載の3ピース缶用鋼板の製造方法を実施するための調質圧延設備であって、該調質圧延設備の最終スタンドの直前のスタンドにおいて、表面粗度Raが上下同一の0.6μm以上、1.2μm以下であるダルロールとし、最終スタンドにおいて、ロールを上下のロールで表面粗度が異なるものとするとともに、表面粗度の小さい側のロールを表面粗度Raが0.025μm以上、0.20μm以下のブライトロールとしたことを特徴とする調質圧延設備。
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