JP4694273B2 - 水硬性組成物用起泡剤組成物 - Google Patents

水硬性組成物用起泡剤組成物 Download PDF

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Description

本発明は、水硬性組成物用起泡剤に関し、特に、セメントや石膏等を水硬性物質としたペースト、スラリー、モルタル、コンクリート等の軽量化に有効な、水硬性組成物用起泡剤に関する。
セメントや石膏を硬化剤とする水硬性組成物に気泡を導入して軽量化することが行われている。通常は、起泡剤水溶液を発泡させて得た泡沫と水硬性物質、あるいは、細骨材や各種の混和材料とを混合することで軽量化された水硬性組成物が製造される。このような目的に使用される起泡性として、高級アルコールのエチレンオキサイド付加物の硫酸エステル塩(以下、ESと表記する)が提案されている。例えば、特許文献1には、特定のESと炭素数8〜20の脂肪族アルコールとを併用した気泡コンクリート用起泡剤が記載されている。また、特許文献2には、特定のESと炭素数1〜4のアルコールの酸化エチレン付加体とを併用した軽量石膏ボード製造用起泡剤が開示されている。
一方、カチオン性ポリマーを特定のビニル系重合体と組み合わせた分散剤が、水硬性組成物の流動安定性に優れる点に着目した技術が開示されている。
特開平3−50168号公報 特開平7−291761号公報 特開2000−44309号公報
これらの起泡剤により、起泡力と泡沫自体の安定性はある程度向上するが、軽量水硬性組成物とした場合の泡沫安定性については更なる改良が望まれる。特に、粘土質が混合される水硬性組成物についての気泡安定性に課題がある。また、軽量水硬性組成物のように、積極的に気泡を導入する水硬性組成物に対するカチオン性ポリマーの効果について、具体的に着目した技術は開示されていない。
本発明は、泡沫の安定した水硬性組成物が得られる起泡剤組成物を提供することを課題とする。
本発明は、アニオン界面活性剤、及びカチオン性ポリマーを含有する水硬性組成物用起泡剤組成物に関する。
また、本発明は、上記本発明の起泡剤組成物と水を用いて製造された泡沫と、水硬性物質と、水とを含有する気泡入り軽量水硬性組成物に関する。
また、本発明は、上記本発明の起泡剤組成物を含有する水溶液を発泡させて得た泡沫と水硬性物質と水とを混合する工程を有する、軽量水硬性組成物の製造方法、並びに、該軽量水硬性組成物の製造方法を含む工程を有する、軽量硬化体の製造方法に関する。
本発明の特定の起泡剤組成物により、泡沫の安定した水硬性組成物、特に軽量水硬性組成物、泡沫の安定した軽量水硬性組成物の製造方法及び該製造方法による工程を含む軽量硬化体の製造方法を提供することができる。特に、本発明の起泡剤組成物は、水硬性組成物の流動性を維持しつつ泡沫の安定化を達成できるため、軽量水硬性組成物等、種々水硬性組成物において有用である。
本発明者等は、水硬性組成物を製造する際に、アニオン界面活性剤中に本発明のカチオン性ポリマーが存在すると、水硬性組成物に導入された泡沫の安定性が顕著に向上する点に着目し、本発明の完成に至った。
《アニオン界面活性剤》
本発明に使用するアニオン界面活性剤の具体例としては、(1)炭素数8〜20のアルキルエーテル硫酸エステル塩、例えば、ラウリルエーテル硫酸エステル塩、セチルエーテル硫酸エステル塩、ミリスチルエーテル硫酸エステル塩、オレイルエーテル硫酸エステル塩、(2)炭素数8〜20のアルキル基を有するポリオキシアルキレン(アルキレンオキサイドの平均付加モル数は1〜10が好ましく、アルキレンオキサイドはエチレンオキサイドを含むことが好ましい。)アルキルエーテル硫酸エステル塩、例えば、ポリオキシアルキレンラウリルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンセチルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンミリスチルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンパルミチルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンステアリルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンオレイルエーテル硫酸エステル塩等が一例として挙げられ、これらの混合物も使用することができる。中でも、上記(2)が好ましい。具体的な商品名としては、エマール0、エマール40、エマール2F、エマール20C、エマール27C、エマール270J(いずれも花王(株)製)のような市販品を使用することもできる。特に好ましいアニオン界面活性剤として、ポリオキシアルキレンアルキル(特にラウリル)エーテル硫酸エステル塩が挙げられる。これらアニオン界面活性剤の塩は、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩が好ましい。
《カチオン性ポリマー》
カチオン性ポリマーとしては、カチオン性窒素を含むカチオン性ポリマー、更に、分子中に4級塩構造を有するポリマー、なかでもカチオン性窒素が、第4級窒素であるカチオン性ポリマーが挙げられる。
カチオン性ポリマーとしては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミドエチルジメチルアミン、(メタ)アクリルアミドプロピルジメチルアミン、アリルアミン、アリルメチルアミン、アリルジメチルアミン、ジアリルアミン、ジアリルメチルアミン等のホモポリマー、及びこれらのモノマーと他のモノマーとから得られる共重合体が挙げられ、いずれも中和型でも未中和型でも使用できる。
また、他のカチオン性ポリマーとしては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ジプロピレントリアミン、トリプロピレンテトラミン等のポリアルキレンポリアミンおよび、ポリアルキレンポリアミンに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加させたポリマーが挙げられ、いずれも中和型でも未中和型でも使用できる。
その他にもポリエチレンイミンおよびポリエチレンイミンに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加させたポリマーをカチオン性ポリマーとして使用できる。
カチオン性ポリマーとしては、カチオン性窒素を含むものが好ましく、更に当該カチオン性ポリマーのカチオン性窒素に、炭素数1〜22のアルキル基、炭素数2〜8のオキシアルキレン基を含んでなるポリオキシアルキレン基、水素原子及び下記式(1)
Figure 0004694273
で表される基〔ここで、R1〜R5は、同一でも異なっていても良く、それぞれ水素原子又は炭素数1〜22のアルキルもしくはアルケニル基であり、Zは−O−又は−NY−(Yは水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基)であり、nは1〜10の数である。ただし、R1及びR3はポリマー構造中に取り込まれていても良く、その場合はR1及びR3は存在しない。〕から選ばれる基が結合しているものが好ましい
一般式(1)で表される基の由来となる化合物としては、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩、メタクリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニウム塩、メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウム塩、メタクリロイルオキシプロピルジメチルエチルアンモニウム塩、メタクリルアミドエチルトリメチルアンモニウム塩、メタクリルアミドエチルジメチルエチルアンモニウム塩、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、メタクリルアミドプロピルジメチルエチルアンモニウム塩、アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩、アクリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニウム塩、アクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウム塩、アクリロイルオキシプロピルジメチルエチルアンモニウム塩、アクリルアミドエチルトリメチルアンモニウム塩、アクリルアミドエチルジメチルエチルアンモニウム塩、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、アクリルアミドプロピルジメチルエチルアンモニウム塩等が挙げられ、これらはアルキル硫酸塩、中でもエチル硫酸塩、メチル硫酸塩、特にエチル硫酸塩が好ましい。
また、カチオン性ポリマーのカチオン性窒素が、ジアリルジアルキルアンモニウム塩、好ましくはジアリルジメチルアンモニウム塩に由来するポリマーもまた好適であり、具体的には、ジアリルジメチルアンモニウム塩とアクリル酸系モノマーとの共重合体等が挙げられる。
また、カチオン性ポリマーとしては、カチオン基を有する(メタ)アクリル酸系モノマー、カチオン基を有するスチレン系モノマー、ビニルピリジン系モノマー、ビニルイミダゾリン系モノマー、及びジアリルジアルキルアミン系モノマーからなる群から選ばれるモノマーに由来する構造を有するものが挙げられ、中でも(メタ)アクリル酸系モノマー、及びジアリルジアルキルアミン系モノマーからなる群から選ばれるモノマーに由来する構造を有するものが好ましい。
カチオン性ポリマーの対イオンとしては、ハロゲンイオン、硫酸イオン、アルキル硫酸イオン、リン酸イオン、有機酸イオン等のアニオン性イオンが挙げられ、中でもハロゲンイオン及び/又はアルキル硫酸イオンが好ましい。
カチオン性ポリマーの具体例としては、ポリアリルトリメチルアンモニウム塩等のポリアリルトリアルキルアンモニウム塩、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウム塩)、ポリメタクリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニウム塩、ポリメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、カチオン化でん粉、カチオン化セルロース、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース等であり、これらは4級塩構造を有するモノマーを重合して得ても、対応するポリマーを4級化剤で4級化して得ても良い。これらは、ホモポリマーでなくてもよく、必要に応じて共重合可能なモノマーとの共重合物としても良い。具体的には、ジアリルジメチルアンモニウム塩−SO2共重合体、ジアリルジメチルアンモニウム塩−アクリルアミド共重合体、ジアリルジメチルアンモニウム塩−アクリル酸−アクリルアミド共重合物、メタクリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニウム塩−ビニルピロリドン共重合体、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩−ビニルピロリドン共重合体、等が挙げられる。これらは、未反応モノマー、副生物、異なるカチオン化密度のポリマーを含んでいてもよい。これらは2種以上併用することができる。
上記の中でも、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウム塩)、ポリメタクリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニウム塩、ポリメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、メタクリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニウム塩−ビニルピロリドン共重合体、及びメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩−ビニルピロリドン共重合体から選ばれるカチオン性ポリマーが好ましく、更にこれらの中でも、気泡安定性の観点から、対イオンがアルキル硫酸イオンであるもの、中でもエチル硫酸塩、メチル硫酸塩がより好ましい。
カチオン性ポリマーの分子量は、1000以上が好ましく、1000〜300万が更に好ましい。この分子量は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィーにより、以下の条件で測定された重量平均分子量である。
カラム:α−M(東ソー製) 2本連結
溶離液:0.15mol/L硫酸Na、1%酢酸水溶液
流速 :1.0mL/min
温度 :40℃
検出器:RI
分子量標準はプルランを使用
カチオン性ポリマーは、カチオン化密度が0.5〜10meq/g、更に1〜9meq/g、特に3〜8meq/gであることが、気泡安定性の点から好ましい。カチオン化密度は、後述の実施例の方法により測定することができる。
《起泡剤組成物》
本発明の起泡剤組成物は、前記アニオン界面活性剤を3〜50重量%、更に5〜50重量%、特に10〜40重量%含有することが好ましい。また、前記カチオン性ポリマーを1〜30重量%、更に2〜30重量%、特に3〜20重量%含有することが好ましい。
本発明の起泡剤組成物において、アニオン界面活性剤とカチオン性ポリマーの重量比は、アニオン界面活性剤/カチオン性ポリマー=99/1〜10/90、更に、97/3〜20/80、特に、95/5〜50/50が好ましい。
本発明では、カチオン性ポリマーの方がアニオン界面活性剤よりも粘土質に吸着しやすいため、アニオン界面活性剤の粘土への吸着を防止でき、その結果、アニオン界面活性剤の起泡安定性が阻害されずに、アニオン界面活性剤本来の効果が発現されるものと推定している。
本発明の起泡剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲でアニオン界面活性剤以外の界面活性剤を含有することができる。アニオン界面活性剤以外の界面活性剤としては、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられる。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(アルキル基の炭素数8〜20、エチレンオキサイドの平均付加モル数1〜10)等の炭素数8〜20アルコールのアルキレンオキサイド付加物、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(脂肪酸炭素数12〜20、アルキレンオキサイドの平均付加モル数1〜10)等が挙げられる。また、カチオン界面活性剤としては、アルキル(炭素数10〜20)トリメチルアンモニウムクロライド、アルキル(炭素数10〜20)ベンジルジメチルアンモニウムクロライド等が挙げられる。また、両性界面活性剤としては、アルキルジメチルカルボキシベタイン(炭素数10〜20)、アルキルジメチルスルホベタイン(炭素数10〜20)等が挙げられる。なかでも、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(アルキル基の炭素数8〜20、アルキレンオキサイドの平均付加モル数1〜3)が好ましい。全界面活性剤中、アニオン界面活性剤の割合は、80〜99重量%、更に85〜99重量%が好ましい。
本発明の起泡剤組成物の有効濃度(特にアニオン界面活性剤とカチオン性ポリマーの合計濃度)は、好ましくは5重量%以上、より好ましくは10重量%以上、更に好ましくは20重量%以上、さらに好ましくは30重量%以上にしておくことにより、貯蔵タンクを小型化できる等の生産性を向上することができる。一方、起泡剤組成物の均一性を確保する観点からは、該有効濃度は、好ましくは60重量%以下、より好ましくは50重量%以下、さらに好ましくは40重量%以下である。
本発明の起泡剤組成物は、0.001〜10重量%、更に0.01〜5重量%、特に0.05〜3重量%濃度(特にアニオン界面活性剤とカチオン性ポリマーの合計濃度)に希釈された水溶液として用いられることが好ましい。かかる水溶液を発泡させ、泡沫として水硬性物質と骨材や粘土質と配合して、軽量化する方法により、気泡入り水硬性組成物を製造することが、均一な気泡が連行と気泡安定性の観点から好ましいが、起泡剤または起泡剤溶液として、直接セメントや石膏を水硬性物質としたペースト、スラリー、モルタル、コンクリートに練り込んでもよい。起泡剤を水硬性組成物に添加する方法については限定するものではなく、また起泡剤水溶液を泡沫化させる方法についても限定するものではない。
なお、本発明の起泡剤組成物(特にアニオン界面活性剤とカチオン性ポリマーの合計)は、水硬性物質100重量部に対して、0.001〜10重量部、更に0.01〜5重量部、特に0.01〜1重量部となるように用いられることが好ましい。
本発明におけるアニオン界面活性剤及びカチオン性ポリマーは、それぞれ、或いは混合水溶液又は粉末のどちらの状態でも使用してよく、特に、本発明の起泡剤組成物ではどちらの形態でも使用することができるが、取り扱いの面で、水溶液の形態が好ましい。
本発明の起泡剤組成物では、溶解性を高め、高濃度化のために、アルコール類を併用することができる。例えば、エチルアルコール等の炭素数7以下の一価アルコール、エチレングリコール等のグリコール、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル等のアルキレングリコールエーテルが一例として挙げられる。また、用途によっては、炭素数1〜4のアルコールのアルキレンオキサイド付加物も溶剤等として使用できる。また、水溶性高分子、増粘剤等を併用することもできる。
本発明の起泡剤組成物は、用途に応じて他の成分、例えば、分散剤、AE剤、遅延剤、早強剤、促進剤、他の起泡剤、他の発泡剤、消泡剤、防錆剤、着色剤、防黴剤、ひび割れ低減剤、膨張剤、染料、顔料、スケール防止剤、スライム処理薬剤、防腐剤、乳化剤等を含有していてよい。また、本発明の効果を損なわない範囲で、ラウリルアルコール等の炭素数8〜20の高級アルコールを含有することもできる。
《水硬性組成物》
本発明の起泡剤組成物は、水及び水硬性粉体を含む水硬性組成物、特に、軽量水硬性組成物の調製に好適に用いられる。軽量水硬性組成物とは、水、水硬性粉体を含む水硬性組成物であって、密度が0.5〜2g/cm3であるものをいう。セメントと水からなる軽量化セメントペースト、更に、砂、粘土質、スラグ、フライアッシュ等を含む軽量モルタル、更に、砂利を含む軽量コンクリート、石膏ボード等が挙げられる。なお、密度は、モルタルでは容積400cm3の、コンクリートでは容積7000cm3の容器に水硬性組成物をすり切りに充填し、重量を測定して、下記の式から求める。
密度=〔全体重量(g)−容器重量(g)〕/容器容積(cm3
本発明は、起泡剤組成物と水を用いて製造された泡沫と、水硬性物質と、水とを含有する気泡入り水硬性組成物を提供することができる。また、本発明の水硬性組成物は、更に他の粉体、骨材、粘土質等を含有することもできる。本発明の気泡入り水硬性組成物の一例を挙げると、(1)本発明の起泡剤と水を用いて製造された泡沫(発泡倍率5〜40倍)10〜50kg/m3、(2)水硬性物質100〜500kg/m3、(3)水100〜300kg/m3、(4)骨材0〜1000kg/m3を含有する気泡入り水硬性組成物である。
水硬性粉体とは、水和反応により硬化する物性を有する粉体のことであり、セメント、石膏等が挙げられる。例えば、普通ポルトランドセメント、中庸熱セメント、早強セメント、超早強セメント、高ビーライト含有セメント、高炉セメント、フライアッシュセメント、アルミナセメント、シリカフュームセメントなどの水硬性粉体セメントや石膏が挙げられる。
また、粉体として、粘土質、炭酸カルシウム、フライアッシュ、高炉スラグ、シリカフュームが挙げられる。これらの粉体は単独でも、混合されたものでもよい。更に、これらの粉体に骨材として砂や砂利、及びこれらの混合物が添加されてもよい。
骨材としては、コンクリート総覧(技術書院、1998年6月10日発行)の第199頁、表5.4.1に記載されている粗骨材、細骨材、軽量骨材や、発泡プラスチック骨材等や粘土質などである。
また、粘土質としては、層状構造をもった含水珪酸塩鉱物(以降、粘土鉱物と呼ぶ)を主体としたものであり、この粘土質中に微粒の鉱物として含まれる粘土鉱物としては、カオリン鉱物(カオリナイト、ディッカイトおよびナクライト)、蛇紋石(リザーダイト、アンチゴライト、クリソタイル)、雲母粘土鉱物(イライト、セリサイト、海緑石、セラドナイト)、クロライト、バーミキュライト、スメクタイト(モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト)が挙げられる。これらの単独配合や砂等の骨材中に存在するものに対して、本発明の起泡剤は泡安定性に優れた効果を発現するものである。
本発明の起泡剤組成物を含有する水硬性組成物は、土木、建築用工法及び構造体に使用することができる。特に、本発明による優れた気泡安定性による軽量盛土、シールド工法などの安定工事と工法の向上が可能となる。
実施例1及び比較例1
(1)材料
・セメント:普通ポルトランドセメント 600g
・砂 :豊浦標準砂 400g
・粘土質 :笠岡粘土(商品名:カネサン工業株式会社製) 100g
・水 :水道水 500g
・泡沫:界面活性剤(表1)とカチオン性ポリマーとを合計(組み合わせは表2の通り)で0.5重量%(固形分換算)含有する水溶液を、発泡機で20倍に発泡させた泡沫900cc
(2)混合方法
上記材料を、モルタルミキサーの低速条件で60秒間混合して気泡入りモルタルを調製する。
(3)評価
上記で得られた気泡入りモルタルを用いて以下の評価を行った。結果を表2に示す。
(3−1)流動性
内径70mm×高さ80mmの円筒コーンにモルタルを充填して、引き上げた後の拡がり(mm)を測定した。
(3−2)モルタル密度(A−1)
練り(モルタルミキサーでの混合)直後のモルタルを、容積400cm3ステンレス円筒容器に詰めて、重量を測り、次式から密度を求めた。
密度=〔全体重量(g)−容器重量(g)〕/400(cm3
(3−3)モルタル密度(A−2)
練り(モルタルミキサーでの混合)後30分のモルタルを、容積400cm3ステンレス円筒容器に詰めて、重量を測り、次式から密度を求めた。
密度=〔全体重量(g)−容器重量(g)〕/400(cm3
(3−4)気泡安定性
モルタル密度の直後と30分後の差を求めた。
Figure 0004694273
Figure 0004694273
表2中、カチオン性ポリマー等は以下のものである。
・カチオン性ポリマー(1):ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクロライド)、アルドリッチ社製、低分子量品(重量平均分子量5000〜20000(ラベル表示))、カチオン化密度6.13meq/g(40重量%水溶液として用いた)
・カチオン性ポリマー(2):ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクロライド)、アルドリッチ社製、重量平均分子量10万〜20万(ラベル表示)、カチオン化密度6.19meq/g(20重量%水溶液として用いた)
・カチオン性ポリマー(3):ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクロライド)、アルドリッチ社製、重量平均分子量40万〜50万(ラベル表示)、カチオン化密度6.15meq/g(20重量%水溶液として用いた)
・カチオン性ポリマー(4):ポリメタクリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニウムエチル硫酸塩、重量平均分子量12万、カチオン化密度3.63meq/g(36.5重量%水溶液として用いた)
・カチオン性ポリマー(5):ジアリルジメチルアンモニウムクロライド−SO2共重合体、重量平均分子量4000、商品名PAS−A−5(日東紡績株式会社)、カチオン化密度4.33meq/g
・カチオン性ポリマー(6):商品名アキュラック41(三井サイテック株式会社)、重量平均分子量4万、カチオン化密度7.10meq/g(50重量%水溶液として用いた)
・カチオン性ポリマー(7):商品名アキュラック35(三井サイテック株式会社)、重量平均分子量7万、カチオン化密度7.11meq/g(50重量%水溶液として用いた)
・カチオン性ポリマー(8):商品名アキュラック57(三井サイテック株式会社)、重量平均分子量25万、カチオン化密度7.27meq/g(50重量%水溶液として用いた)
・比較カチオン化合物:テトラメチルアンモニウムクロライド(試薬)、分子量109.6、カチオン化密度9.12meq/g(有効分100%)
・ポリマー(1):カルボキシメチルセルロース、商品名CMC1190(ダイセル化学工業株式会社)
・ポリマー(2):ポリビニルピロリドン、商品名K−60(ISP TECHNOLOGIES INC.)
なお、カチオン性ポリマーのカチオン化密度測定(コロイド滴定)は下記のように行った。まず、カチオン性ポリマー(形態は純分でも溶液でも良い)を、リン酸でpH3.0に調製した水に溶解させる。トルイジンブルー指示薬を加え、1/400Nのポリビニル硫酸カリウム溶液で滴定し、変色したところを終点とした。カチオン化密度は、下記計算式で求めた。
カチオン化密度(meq/g)=1/400×f×(mL)/1000×1000×1/[(g)×(%)/100]
f:1/400Nのポリビニル硫酸カリウム溶液のファクター
(mL):ポリビニル硫酸カリウム溶液の滴下量
(g):サンプル量
(%):サンプル濃度
実施例2
以下の材料を、モルタルミキサーの低速条件で60秒間混合して、気泡入りモルタルを調製した。この気泡入りモルタルを型枠(φ10cm、高さ20cm)に充填して、20℃、2日間、静置後に型枠から脱型した。脱型後、硬化体密度を測定し、その後、水中養生(20℃)を行い、7日後と28日後の強度を測定した。なお、強度は、JIS−A1161により測定した。結果を表3に示す。
(材料)
・セメント:普通ポルトランドセメント 1200g
・砂 :千葉県君津産丘砂 800g
・粘土質 :笠岡粘土(商品名:カネサン工業株式会社製) 200g
・水 :水道水 1000g
・泡沫:界面活性剤とカチオン性ポリマーとを合計(組み合わせは表3の通り)で0.5重量%(固形分換算)含有する水溶液を、発泡機で20倍に発泡させた泡沫1800cc、界面活性剤とカチオン性ポリマーは実施例1等で用いたものと同じものである。
Figure 0004694273

Claims (7)

  1. アニオン界面活性剤、及びカチオン性ポリマーを含有する水硬性組成物用起泡剤組成物。
  2. 前記水硬性組成物が軽量水硬性組成物である請求項1記載の水硬性組成物用起泡剤組成物。
  3. 前記カチオン性ポリマーが、カチオン性窒素を含む請求項1又は2記載の水硬性組成物用起泡剤組成物。
  4. 前記カチオン性ポリマーのカチオン性窒素が第四級窒素である請求項3記載の水硬性組成物用起泡剤組成物。
  5. 請求項1〜4いずれか記載の起泡剤組成物と水を用いて製造された泡沫と、水硬性物質と、水とを含有する気泡入り軽量水硬性組成物。
  6. 請求項1〜4いずれか記載の起泡剤組成物を含有する水溶液を発泡させて得た泡沫と水硬性物質と水とを混合する工程を有する、軽量水硬性組成物の製造方法。
  7. 請求項6記載の軽量水硬性組成物の製造方法を含む工程を有する、軽量硬化体の製造方法。
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