JP4693472B2 - 紫外線硬化樹脂の再生方法及び再生装置と、その再生方法を用いた光記録媒体の製造方法 - Google Patents

紫外線硬化樹脂の再生方法及び再生装置と、その再生方法を用いた光記録媒体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、着色された未硬化状態での紫外線硬化樹脂の再生方法と再生装置およびその再生方法を用いた光記録媒体の製造方法に関するものである。
紫外線硬化樹脂は、含有する光重合性モノマー、光重合性オリゴマー、各種添加剤により、光硬化後の樹脂に多様な機能性を持たせることが可能であり、しかも低温で硬化し、生産性が高いなどの利点から、様々な用途に広く利用されている。
従来の紫外線硬化樹脂の再生方法としては、未硬化の状態が液体である紫外線硬化樹脂の場合、生産工程で残った樹脂を液体のまま回収した後、フィルターろ過などで異物除去を行い使用するのが一般的であった。
光記録媒体では、基板の接着や、構成層の保護として、紫外線硬化樹脂を使用している。光記録媒体の製造における紫外線硬化樹脂の再生方法としては、異物除去の目的でフィルターろ過を行うのが一般的であった(特許文献1参照)。
また、記録層に色素組成物を用いた追記型光記録媒体は、基板上に記録層を形成した構造であり、基板側からレーザー光を照射し、情報記録を行うものである。その記録は、記録層を形成する色素組成物が、照射されたレーザー光を吸収し、発熱、溶融、分解、蒸発などの熱的変化を起こし、結果として、基板を伴った変形、色素の変質などの物理的変化により行われる。また、記録情報の再生は、レーザー光により上記の物理的変化の発生している部分と発生していない部分の反射率差を読み取ることにより行われる。
ここで用いる色素組成物としては、アゾ化合物と金属とのキレート化合物である含金属アゾ系色素や、シアニン系色素、フタロシアニン系色素などが市販されている。その中でも、630〜660nmの波長のレーザー光を吸収して記録される光記録媒体は、盛んに開発検討がなされており、1〜8倍速記録のDVD−Rメディアが規格化された。今後は、CD−Rと同様、記録ドライブと合せて、高速記録対応と急激な事業拡大が期待されている。
色素組成物を用いた追記型光記録媒体の製造では、基板上に色素組成物から成る記録層を形成した後、余分な部分の色素組成物を洗浄などにより除去し、反射層の成膜工程を経て、紫外線硬化樹脂を用いた接着層または保護層を形成している。紫外線硬化樹脂の主成分である光重合性モノマーや光重合性オリゴマーは、分子構造に多種の官能基を有しているため、紫外線硬化樹脂が、光記録媒体上に残留している微量の色素組成物と接触すると、たちまち着色される。
紫外線硬化樹脂の成膜工程では、気泡などの外観不良の防止と、機械特性の確保のため、過剰に滴下して余分な樹脂を振り切ることが必要になる。
紫外線硬化樹脂の再生方法としては、振り切った樹脂を回収し、これに未使用の母液を補充し、特性を確保するレベルまで希釈調整して使用する例が知られている(特許文献2参照)。
特開平08−7347号公報 特開2001−184732号公報
しかしながら、これらの方法は、特許文献1では、ゴミなどの異物を除去することはできても着色状態は改善されない。また文献2では、混入した色素の濃度確認が必要になり工程が複雑化して生産効率の低下を招く恐れがある。また、混入した色素の着色性が高い場合やその色調によっては、ごく微量でも製品の品位を損なうので使用に堪えないため、廃棄せざるを得ないなど、不十分であった。
本発明の目的は、他の物質、特に有機化合物の混入により着色された未硬化状態の紫外線硬化樹脂の再生を容易に実現して、コスト削減と廃液処理などの環境負荷低減に貢献することにある。
上記従来の課題を解決するために、本発明の紫外線硬化樹脂の再生方法は、他の物質が接触もしくは混入して着色された紫外線硬化樹脂を、未硬化状態のまま退色させ、再生する方法であって、紫外線硬化樹脂自体は無色あるいはやや黄色がかった透明材料であり、着色物は紫外線硬化樹脂より長波長に極大吸収波長を有していることに着目し、着色物の極大吸収波長近傍の光を照射することにより退色させ、再生することを見出した。
また、紫外線硬化樹脂の硬化重合反応を促進する目的で含有する光開始剤を含有しているものであって、光開始材の極大吸収波長λ1と、着色物質が有機化合物から成り、その極大吸収波長λ2との関係が、下記2つの式の関係を満たすことが好ましい。
λ1<λ2
λ1≦420nm
また、本発明において、着色された紫外線硬化樹脂に照射する光の波長λ3は、着色物質の極大吸収波長近傍が好ましく、着色物質の極大吸収波長λ2との関係において、下記式の関係を満たすものはさらに好ましい。
(λ2−40)nm≦λ3≦(λ2+80)nm
これは、上記式の波長範囲であれば、着色物の光吸収がある程度あり、且つ、屈折率が比較的大きいため、照射された光を効率よくエネルギー変換して退色することができるためである。
本発明の紫外線硬化樹脂の再生装置は、着色された未硬化状態の紫外線硬化樹脂の再生装置であって、紫外線硬化樹脂を回収するための回収部と、着色物質の極大吸収波長近傍の光を紫外線硬化樹脂に照射することにより退色させる光照射部とを備えている。
また、光照射時の発熱を抑制するための冷却機能や、紫外線硬化樹脂の光重合を抑制するために光照射周辺部分を不活性ガスまたはドライエアーで充填する機能、光照射して退色させた後、フィルターろ過など、異物を除去する機能を備えてもよい。
さらに、本発明の光記録媒体を製造する方法は、基板上に色素組成物から成る記録層を有し、紫外線硬化樹脂を用いて接着層または保護層を形成する媒体の製造方法であって、前述の紫外線硬化樹脂の再生方法を用い、再生された紫外線硬化樹脂を使用して接着層または保護層を形成する。
本発明の紫外線硬化樹脂の再生方法と再生装置、および再生方法を用いた光記録媒体の製造方法によれば、本発明の紫外線硬化樹脂は、他の物質により着色されても、未硬化状態で退色して再び使用できるため、廃液処理による環境負荷とコストを低減できる。
なお、本発明の紫外線硬化樹脂の再生方法は、特に、有機色素を用いる追記型光記録媒体の製造工程に適しているが、その他の用途で、紫外線硬化樹脂が未硬化状態で着色される機会のある工程であれば同様に使用できる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明において、紫外線硬化樹脂は特に限定されないが、光重合性オリゴマーと光重合性モノマーまたは光開始剤や各種添加剤が混合されていてもよく、構成する材料の具体例としては以下のものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
光重合性オリゴマーとしては、エポキシアクリレート、フッ素化エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、不飽和ポリエステル、ポリエーテルアクリレート、ビニルアクリレート、ポリブタジエンアクリレート、ポリスチリルエチルメタクリレート、耐熱性紫外線硬化型樹脂などが好ましい。
光重合性モノマーとしては、脂肪族、脂環式、芳香族のアクリレート、メタクリレート、ピロリドン型や酢酸ビニル型などのビニル型モノマーなどが好ましい。
光開始剤としては、アセトフェノン系、ベンゾインエーテル、ベンジルジメチルケタール、ベンゾフェノン、メチル−O−ベンゾイルネンゾエート、チオキサンソン、α−アシルオキシムエステル、アシルフォスフィンオキサイド、グリオキシエステル、3−ケトクマリン、2−エチルアンスラキノン、カンファーキノンなどが好ましい。
その他、希釈剤、光開始剤と併用する光開始助剤や、貯蔵安定性を付与する重合禁止剤、熱重合禁止剤、チクソ剤、改質剤、レベリング剤などの各種添加剤を目的に応じて添加してもよい。 紫外線硬化樹脂の硬化重合反応を促進する目的で含有する光開始剤の極大吸収波長λ1が420nm以下にあるとき、混入した物質が有機化合物から成り、その極大吸収波長λ2との関係が、下記(式4)および(式5)の関係を満たす。
λ1<λ2 …(式4)
λ1≦420nm …(式5)
このとき、λ2がλ1より60nm以上の長波長にあればさらに好ましい。また、光開始剤を複数の用いる場合には、最も大きい極大吸収波長または最も長波長の極大吸収波長をλ1とするとよい。
また、本発明において、着色された紫外線硬化樹脂に照射する光の波長λ3は、着色物質の極大吸収波長近傍が好ましく、着色物質の極大吸収波長λ2との関係において、下記式(式6)の関係を満たすものはさらに好ましい。
(λ2−40)nm≦λ3≦(λ2+80)nm …(式6)
これは、式(式6)の波長範囲であれば、着色物の光吸収がある程度あり、且つ、屈折率が比較的大きいため、照射された光を効率よくエネルギー変換して退色することができるためである。
照射する光源は、適応するものであれば特に限定されないが、効率がよく出力調整が可能なレーザーが好ましい。具体的には、アルゴンイオンレーザー、HeNeレーザー、半導体レーザーがより好ましい。またこれらは、性能に応じ、光の照射パワーを可変したり、不連続で時間を小刻みに区切って照射してもよい。
本発明において、紫外線硬化樹脂に混入される着色物質は、肉眼で色が認められればよく、紫外線硬化樹脂に対する着色性の高さや相溶性を考慮すると、有機化合物が好ましく、色素組成物がさらに好ましい。
本発明において、色素組成物は特に限定されないが、少なくとも1種類が、シアニン系色素またはアゾ化合物の金属キレート錯体であることがより好ましい。
アゾ化合物の金属キレート錯体が、例えば、下記(化2)で表される化合物と金属とのキレート化合物であれば、さらに好ましい。
Figure 0004693472
(式中、Dは5員環以上の単環または縮合環であり、酸素原子およびイオウ原子の少なくとも一方を含んでいても良く、式中に示した以外の窒素原子をさらに含んでいても良い。Bは、単環または縮合環であり、炭素原子と水素原子で構成されているか、または炭素原子と窒素原子と水素原子で構成されている。上記DおよびBは、任意の置換基を有していても良い。Zは、炭素数1以上のアルキル基であり、水素原子が1個以上のフッ素原子により置換されていても良い。)
上記(化2)において、DまたはBが、炭化水素もしくは炭化水素の一部がフッ素原子で置換されたアルキル基、アルコキシル基、シアノアルキル基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン基、または炭素原子、窒素原子、酸素原子およびイオウ原子のうち少なくとも一つの原子を含む単環もしくは縮合環からなる置換基を、少なくとも一つ有することがより好ましい。
前記色素組成物において、その吸収波長から、キレート錯体を形成する金属は、Co、Ni、CuおよびZnからなる群から選択される少なくとも一つであることが好ましい。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1として、図1に、本発明の紫外線硬化樹脂の再生方法の一例を製造装置模式図に示す。
図示の通り、この再生方法は、紫外線硬化樹脂6を塗布する基材1と、基材1を装着する保持部2、制御部4によって保持部2を可動させる可動部3、回収カバー5、光照射部7、退色した紫外線硬化樹脂6aの保持タンク10aよりなる。着色された樹脂の排出量や光照射部7での退色効率などによっては、光照射部7の前に、一旦、着色された樹脂をタンクなどに溜め置いた後、光照射部7を通過させてもよい。
また、退色させる光の照射条件によって、照射時の発熱により装置周辺温度が上昇するときは、昇温を抑制する目的で、光照射部7の周辺部分に冷却器8を設けてもよい。冷却の目安は、冷却しすぎて照射部の入射光面が結露して曇らない程度であればよい。尚、光照射時の発熱については、紫外線硬化樹脂の液温が60℃以下であれば特に問題はないが、紫外線硬化樹脂の粘度と作業性を考慮すると10〜40℃くらいまでが好ましい。
さらに、紫外線硬化樹脂の未硬化状態を安定化するため、バルブ12を介してガス供給部11より不活性ガスやドライエアーを、ガス充填槽13に導入してもよい。このガス充填槽13の範囲は、図示の範囲に限定されるものではなく、性能に応じて設定すればよい。
その他、紫外線硬化樹脂の量に応じて、未使用の紫外線硬化樹脂6b用保持タンク10bを設け、再生樹脂と併用してもよい。このとき、工程の効率を上げるために、回収した着色樹脂に未使用の紫外線硬化樹脂6bを合せた後に、前記光照射部7や冷却器8を設置してもよい。
異物ろ過が必要な場合は、フィルター9によりろ過してもよく、この設置場所は、図示に限ったものではなく、効率のよい場所に設置すればよい。
図示の構成は、その一例であって、紫外線硬化樹脂の滴下量を制御する装置や、樹脂を精度よく送る精密ポンプ、圧力計、背圧計、電磁バルブなど、用途に応じて設置できることは云うまでもない。
なお、上記光記録媒体の製造装置においては、回収カバー5と光照射部7が紫外線硬化樹脂の再生装置を構成している。別の実施例として、再生装置の光照射部は、製造装置と別に設けられていても良く、その場合は回収カバー5で受けられた紫外線硬化樹脂を何らかの手段で光照射部にまで運搬することになる。また、上記製造装置において、光照射部7で再生された紫外線硬化樹脂を、図示された製造装置以外の光記録媒体の製造装置に用いることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2として、上記の再生方法を用いた光記録媒体の製造方法について説明する。
図2に、本発明の光記録媒体の一例としての構成断面図を示す。図示の通り、この光記録媒体は、基板21、記録層22、反射層23、貼り合せ層24、貼り合せ基板25とが、順次、積層されている。そして基板21は、レーザー入射光と反対側の面に、適切な箇所にグルーブ部26(スパイラル状の連続溝)とランド部27を備えている。
基板21は、記録に用いるレーザー光に対して透明な材質であれば特に限定されないが、例えば、ガラス、およびポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂などのプラスチックが好ましい。これらの中で、ポリカーボネート樹脂が射出成形性、転写性が良いため特に好ましい。
記録層22は、色素組成物からなり、例えば、フタロシアニン系、ポリメチン系、スチリル系、ポルフィン系、アシトラキノン系、アゾ系、シアニン系、スクアリリウム系化合物などがある。その中にあって、アゾ化合物の金属キレート錯体およびシアニン系色素から選択されることが好ましく、同じ色素系で複数の種類を混合してもよい。記録層22の膜厚は、グルーブ部26で20〜150nmであることが好ましく、30〜100nmが特に好ましい。
反射層23は、記録層を透過した光を効率よく反射するものであれば特に限定されないが、例えば、Au、Ag、Cu、Alなどの高反射率金属またはそれらを含む合金を用いることができる。その膜厚は、効率よく反射光を得るためには50nm以上であることが好ましく、100〜200nmであれば、記録時の熱の伝達と遮蔽とが効率的に行えるので特に好ましい。反射層23は、必要に応じて複数層であっても良い。また、金属元素の分布が異なる材質により形成されていても良く、さらに、そのような材質が積層されていても良い。
貼り合せ層24は、反射層23と貼り合せ基板25を接着できるものであれば特に限定されないが、例えば、紫外線硬化樹脂、熱硬化性樹脂などが量産性に優れ好ましい。また、貼り合せ層24は、必要に応じ層状であってもよい。
貼り合せ基板25は、予め信号が記録されているか、または信号記録が可能な層が形成された基板であってもよい。
この光記録媒体は、例えば、以下のようにして製造することができる。すなわち、まず、基板21を準備し、この上に記録層22を形成する。必要に応じて基板21と記録層22との間に下引き層などを設けても良い。記録層22の形成方法は特に限定されないが、例えば、スピンコート法、浸漬法、真空蒸着法、スパッタリング法が適用可能である。これらの中で、スピンコート法が均一な混合状態を容易に作ることが可能であり好ましい。このとき必要に応じて、ポリビニルアルコール、セルロース、ポリビニルブチラールなどのバインダーを配合してもよい。また、求められる記録層の安定性確保のため、分散剤、他の種類の色素、一重項酸素クエンチャーとして金属キレート化合物などを適宜含有してもよい。スピンコート法、浸漬法により記録層を形成する際の溶剤は、特に限定されないが、エチルセロソルブ、ジアセトンアルコール、シクロヘキサン、テトラフルオロプロパノール、オクタフルオロプロパノールなどが比較的安価で適している。
次に、記録層22の上に反射層23を形成する。その方法は特に限定されないが、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法などを用いることができる。そして、反射層23の上に貼り合せ層24を形成し、さらにその上に貼り合せ基板25を貼り合せて光記録媒体を形成することができる。
以上のようにして本発明に用いる光記録媒体を製造することができるが、本発明の光記録媒体の製造方法は、紫外線硬化樹脂を貼り合せ層24として形成するとき、記録層22の一部に接触して、色素組成物により着色された未硬化状態の紫外線硬化樹脂を再生する方法であって、紫外線硬化樹脂層を形成する工程以外の製造方法は、これに限定されず、他の方法により製造しても良い。また、本発明の光記録媒体の構造も上記に限定されず、他の構造を有していても良い。
本発明のより具体的な実施の形態について、さらに詳細に説明する。ここで、着色された紫外線硬化樹脂は、光記録媒体の作製で発生する紫外線硬化樹脂を用いた。これを退色させて再生するための再生方法とその装置を実施例とする。
(実施例1)
1−1.着色された紫外線硬化樹脂の作製
シアニン系色素(カタログ名 ST1269;日本シイベルヘグナー)を、テトラフルオロプロパノールに加え1重量%溶液とし、これを50℃下で30分間超音波分散した後、加圧ろ過して色素溶液とした。この液をスピンコートによりポリカーボネート樹脂基板(板厚0.6mm、トラックピッチ740nm、グルーブ半値幅300nm、グルーブ深さ170nm)に塗布して記録層を形成した。この記録層の上に、スパッタリング法により膜厚150nmのAg膜を形成し反射層とした。さらに、この反射層上に、極大吸収波長が420nm以下の光開始剤を含有する紫外線硬化樹脂(商品名XNR−5526AP;ナガセケミテックス製)をスピンコートし、板厚0.6mmの貼り合せ基板をセットし、光硬化前の状態にしておく。
このとき、余剰な紫外線硬化樹脂をスピンコーターの回収カバー内に留めておき、再生に必要な量になるまで、以上の工程を繰り返し、着色された紫外線硬化樹脂を作製した。ちなみに、このときの紫外線硬化樹脂は、紫色に着色されていた。また、この着色樹脂液の分光スペクトルを分光光度計(機種名UV−3100;島津製作所製)で測定したところ、着色部分の極大吸収波長は590nmであった。
1−2.再生樹脂の作製
上記で回収された紫外線硬化樹脂を、光源として波長633nmのHeNeレーザーを備えた光照射部において光照射した。
1−3.光記録媒体の作製
前記1−1で示した反射層まで形成した基材に、上記1−2で作製した樹脂を用いて、貼り合わせを行い、高圧水銀ランプ(光量500mJ/cm2)により光硬化させ、光記録媒体を作製した。
(実施例2)
光照射部の光源として波長657nmの半導体レーザーを用いる以外は、実施例1と同様にして作製した。
(実施例3)
色素組成物として、下記(化3)で表されるアゾ化合物を用いてニッケルキレート錯体を下記のように合成し、これを用いる以外は、実施例1と同様にして作製した。尚、着色された紫外線硬化樹脂の極大吸収波長は、588nmであった。
Figure 0004693472
3−1.(化3)ニッケルキレート錯体の合成
(1)[6−(5−トリフルオロメチル−1、3、4−チアジアゾリル−2−アゾ)−1−メチル−7−(トリフルオロメタンスルホニルアミノ)−1、2、3、4−テトラヒドロキノリン(化3)の合成]
まず、44%ニトロシル硫酸3.6gを5℃まで冷却し、酢酸4.7ml、62%硫酸8.7ml、60%硝酸0.4mlを加え、5−トリフルオロメチル−1、3、4−チアジアゾール2gを10分かけて滴下、攪拌した(これをA液とする)。
一方、別容器に、メタノール35ml、尿素0.24g、1−メチル−7−(トリフルオロメタンスルホニル)アミノ−1、2、3、4−テトラヒドロキノリン3.5gを仕込み溶解し、冷却した。これにA液を12分で滴下し40分攪拌後、重曹水10ml、水10mlを加え、晶析、濾過し、精製して目的物を得た(収量0.3g)。
(2)[錯体化]
(1)で得た配位子0.3gをメタノール6ml中に懸濁させて加熱撹拌し、50℃で酢酸ニッケル四水和物0.1gを加えた。2時間加熱撹拌後、放冷し結晶を濾過し、熱湯、メタノールで洗浄して目的物を得た(収量0.27g)。
(実施例4)
色素組成物として、下記(化4)で表されるアゾ化合物を用いてニッケルキレート錯体を下記のように合成し、これを用いる以外は、実施例1と同様にして作製した。尚、着色された紫外線硬化樹脂の極大吸収波長は、586nmであった。
Figure 0004693472
4−1.(化4)ニッケルキレート錯体の合成
(1)[6−[6−メチル−2−(2−ピリジル)−4−ピリミジニルアゾ)−1−メチル−N−(トリフルオロメタンスルホニル)アニリン(化4)の合成]
まず、1−メチル−7−(トルフルオロメタンスルホニルアミノ)−1、2、3、4−テトラヒドロキノリン1.0g、メタノール5ml、酢酸2.5ml、ピリジン2.5ml、ヨウ素0.013g、2−ヒドラジノ−5−トリフルオロピリジン1gを仕込み、30%過酸化水素水1.2gを1.5時間で滴下した。これを16時間撹拌後、ろ過して得られた結晶を熱メタノール洗浄して目的物を得た(収量0.41g)。
(2)[錯体化]
(1)で得た配位子0.41gを、メタノール6ml中に懸濁させて撹拌しながら加熱し、50℃で酢酸ニッケル四水和物0.10gを混合し、さらに2時間還流後、放冷し結晶を濾過し、湯洗、熱メタノール洗浄して目的物を得た(収量32g)。
(実施例5)
色素組成物として、下記(化5)で表されるアゾ化合物を用いてニッケルキレート錯体を下記のように合成し、これを用いる以外は、実施例2と同様にして作製した。尚、着色された紫外線硬化樹脂の極大吸収波長は、590nmであった。
Figure 0004693472
5−1.(化5)ニッケルキレート錯体の合成
(1)[6−(5−トリフルオロメチル−2−ピリミジルアゾ)−1−メチル−N−(トリフルオロメタンスルホニル)アニリン(化5)の合成]
1−メチル−7−(トルフルオロメタンスルホニルアミノ)−1、2、3、4−テトラヒドロキノリン1.3g、メタノール17ml、酢酸5ml、ヨウ素0.06g、2−ヒドラジノ−5−トリフルオロピリジン2.2gを仕込み、30%過酸化水素水2.7gを1時間で滴下した。これを2時間撹拌後、ろ過して得られた結晶を熱メタノール洗浄して目的物を得た(収量0.62g)。
(2)[錯体化]
(1)で得た配位子0.60g、メタノール5ml中、酢酸ニッケル四水和物0.17gを混合し、2時間還流後、放冷し結晶を濾過し、湯洗して目的物を得た(収量0.57g)。
(実施例6)
色素組成物として、下記(化6)で表されるアゾ化合物を用いてニッケルキレート錯体を下記のように合成し、これを用いる以外は、実施例1と同様にして作製した。尚、着色された紫外線硬化樹脂の極大吸収波長は、586nmであった。
Figure 0004693472
6−1.(化6)ニッケルキレート錯体の合成
(1)[2−(6−シアノ−3−ベンゾイソキサゾリルアゾ)−5−(ジエチルアミノ)−N−トリフルオロメタンスルホニルアニリン(化6)の合成]
まず、3−アミノ−6−シアノベンゾイソキサゾール0.49g、酢酸3ml、プロピオン酸1.5mlを仕込み0℃に冷却し、62%硫酸0.31mlを5分で滴下した(これをA液とする)。一方、別の容器に、3−(ジエチルアミノ)−N−トリフルオロメタンスルホニルアニリンのトリフルオロメタンスルホン酸塩1.23g、酢酸ナトリウム0.75g、尿素0.075g、メタノール9mlを仕込み、0℃に冷却した(これをB液とする)。
次に、A液に44%ニトロシル硫酸1.1gを−5℃以下で30分間かけて滴下し、この液を2時間攪拌後、B液に−5℃以下で1.5時間かけて滴下した。さらに1.5時間撹拌の後、結晶を濾過し精製して目的物を得た(収量0.21g)。
(2)[錯体化]
上記で得た配位子0.21gをメタノール3ml中に懸濁させて加熱撹拌し、浴温55℃で酢酸ニッケル四水和物0.06gを加えた。これを2時間加熱撹拌後、結晶を熱濾過、熱湯洗し、さらにアセトン、メタノールで洗浄し濾過、乾燥して目的物を得た(収量0.19g)。
(実施例7)
色素組成物として、下記(化7)で表されるアゾ化合物を用いてニッケルキレート錯体を下記のように合成し、これを用いる以外は、実施例1と同様にして作製した。尚、着色された紫外線硬化樹脂の極大吸収波長は、580nmであった。
Figure 0004693472
7−1.(化7)ニッケルキレート錯体の合成
(1)[2−(4、5−ジシアノ−3−エチル−2−イミダゾリルアゾ)−5−(ジエチルアミノ)−N−(トリフルオロメタンスルホニル)アニリン(化7)の合成]
水18ml、35%塩酸4mlを混合し、これに2−アミノ−4、5−ジシアノイミダゾール0.6gを加え5℃以下に冷却。ここに亜硝酸ナトリウム0.34gを水2mlに溶かした溶液を15分かけて滴下し、5℃以下に撹拌してジアゾニウム塩を含む反応液を得た(これをA液とする)。一方、別の容器に、3−(ジエチルアミノ)−N−(トリフルオロメタンスルホニル)アニリン1.3gをメタノール15mlに溶かして5℃以下に冷却した。
これにA液を5℃以下で30分かけて滴下、1時間撹拌後、反応液をろ過、乾燥して前駆体を得た。この前駆体1.7gと、メタノール40ml、炭酸カリウム0.6gとを混合し、室温で硫酸ジエチル0.45mlを1時間かけて滴下後、3時間撹拌した。反応液をろ過して得られた結晶を湯洗、熱メタノール洗浄して目的物を得た(収量1.7g)。
(2)[錯体化]
(1)で得た配位子1.5g、メタノール30mlを混合し、45℃で酢酸ニッケル四水和物0.45gを加え、3時間還流した。熱ろ過して得られた結晶を湯洗、アセトニトリル洗浄し、目的物を得た(収量1.2g)。
(実施例8)
紫外線硬化樹脂を退色させるとき、樹脂温度を10℃まで冷却する冷却器を設けた以外は、実施例4と同様に作製した。
(実施例9)
一連の動作を窒素雰囲気になるようガス導入した以外、実施例4と同様に作製した。
(実施例10)
前記1−2で作製した紫外線硬化樹脂を、材質がポリテトラフルオロエチレン(PTFE)により形成された0.2umメッシュのフィルターによりろ過した以外は、実施例1と同様に作製した。
(比較例1)
光照射部の光源として波長515nmのアルゴンイオンレーザーを用いる以外は、実施例1と同様にして作製した。 (比較例2)
光照射部の光源として波長680nmの半導体レーザーを用いる以外は、実施例1と同様にして作製した。
(比較例3)
紫外線硬化樹脂を退色させるとき、樹脂温度を80℃まで上昇させた以外は、実施例4と同様に作製した。
(比較例4)
実施例1の前記1−1において、ここで示した反射層まで形成した基材に、回収した着色状態の紫外線硬化樹脂で、光記録媒体を作製した。
(比較例5)
着色状態の紫外線硬化樹脂を、材質がポリテトラフルオロエチレン(PTFE)により形成された0.2umメッシュのフィルターによりろ過した以外は、比較例4と同様に作製した。
上記のようにして作製した実施例1〜10および比較例1〜4の貼り合せ層の初期状態の目視による外観判定と、接着力、保存性を評価した。
初期の外観判定は、実使用可能レベルを○、若干着色がうすくなったものを△、着色状態にほとんど変化が見られず実使用不可レベルを×とした。
接着力は、光記録媒体を高さ1.2mから垂直に落下させ、膜剥がれを確認した。判定基準は、試験数10枚中、すべて剥離しなかったものを○、1〜3枚剥離が発生したものを△、4枚以上に剥離が発生したものを×として表記した。
保存性は、80℃、80%RH環境下に200時間放置し、貼り合せ層の外観変化の有無を観察した。各項目の評価結果を表1に示す。

Figure 0004693472
表1から明らかな様に、実施例の再生方法により、着色された紫外線硬化樹脂を退色して再生することができた。また、それを用いた光記録媒体としての貼り合せ層の接着力や保存性を損なうことがなく、紫外線硬化樹脂の機能を発揮できた。
これに対し、比較例1と比較例2では、光源選定によって、退色度合いが不十分で、これに伴い接着力と保存性が低下した。また、比較例3では、退色には問題ないが、加温により紫外線硬化樹脂や添加剤の反応性が一部損なわれ、接着力と保存性が低下した。一方、比較例4と比較例5の様に、本発明の再生方法を行わなかったものや、フィルターろ過のみを行っただけでは効果がなく、再生には適さなかった。
本発明の紫外線硬化樹脂の再生方法と再生装置は、着色された紫外線硬化樹脂を未硬化状態で再生するなどの方法および再生装置として有用である。また、それを用いた光記録媒体としては、高密度光記録媒体として、例えば記録層に有機色素を用いたCD−R、DVD+/−R、BD−Rなどの追記型光記録媒体や、CD−ROM、CD−RW、DVD−ROM、DVD+/−RW、DVD−RAM、BD用記録媒体など、紫外線硬化樹脂層を有するもので、紫外線硬化樹脂が着色される可能性があり、これを再生する用途に応用できる。
本発明の紫外線硬化樹脂の再生方法の一例を示す製造装置模式図 本発明の光記録媒体の一例を示す構成断面図
符号の説明
1 基材
2 保持部
3 可動部
4 制御部
5 回収カバー
6 紫外線硬化樹脂
7 光照射部
8 冷却器
9 フィルター
10 保持タンク
11 ガス供給部
12 バルブ
13 ガス充填槽
21 基板
22 記録層
23 反射層
24 貼り合せ層
25 貼り合せ基板

Claims (13)

  1. 着色された未硬化状態の紫外線硬化樹脂の再生方法において
    前記紫外線硬化樹脂を回収し、
    着色物質の極大吸収波長近傍の光を前記紫外線硬化樹脂に照射することにより退色させる紫外線硬化樹脂の再生方法であって、
    前記紫外線硬化樹脂は少なくとも1種類の光開始剤を含有しており、
    前記光開始剤の極大吸収波長λ1と、前記着色物質が有機化合物から成り、その極大吸収波長λ2との関係が、下記(式1)および(式2)の関係を満たし、
    λ1<λ2 …(式1)
    λ1≦420nm …(式2)
    退色させるために照射する光の波長λ3と、前記λ2との関係が下記式(式3)の関係を満たす、紫外線硬化樹脂の再生方法。
    (λ2−40)nm≦λ3≦(λ2+80)nm …(式3)
  2. 前記有機化合物が、シアニン系色素から成る少なくとも一つの色素組成物を含む請求項に記載の紫外線硬化樹脂の再生方法。
  3. 前記有機化合物が、アゾ化合物の金属キレート錯体から成る少なくとも一つの色素組成物を含む請求項1または2に記載の紫外線硬化樹脂の再生方法。
  4. 前記色素組成物が、少なくとも1種類は下記(化1)で表されるアゾ化合物と金属とのキレート錯体である請求項記載の紫外線硬化樹脂の再生方法。
    Figure 0004693472
    (式中、Dは5員環以上の単環または縮合環であり、酸素原子およびイオウ原子の少なくとも一方を含んでいても良く、式中に示した以外の窒素原子をさらに含んでいても良い。Bは、単環または縮合環であり、炭素原子と水素原子で構成されているか、または炭素原子と窒素原子と水素原子で構成されている。上記DおよびBは、任意の置換基を有していても良い。Zは、炭素数1以上のアルキル基であり、水素原子が1個以上のフッ素原子により置換されていても良い。)
  5. 前記DまたはBが、炭化水素もしくは炭化水素の一部がフッ素原子で置換されたアルキル基、アルコキシル基、シアノアルキル基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン基、または炭素原子、窒素原子、酸素原子およびイオウ原子のうち少なくとも一つの原子を含む単環もしくは縮合環からなる置換基を、少なくとも一つ有する請求項に記載の紫外線硬化樹脂の再生方法。
  6. キレート錯体を形成する金属が、Co、Ni、CuおよびZnからなる群から選択される少なくとも一つである請求項からのいずれか1項に記載の紫外線硬化樹脂の再生方法。
  7. 光を照射する際、光照射部分を冷却する請求項1からいずれか1項に記載の紫外線硬化樹脂の再生方法。
  8. 光を照射する際、光照射周辺部分を不活性ガスまたはドライエアーで充填する請求項1からいずれか1項に記載の紫外線硬化樹脂の再生方法。
  9. 光を照射して退色させた後、異物を除去することを特徴とする請求項1からいずれか1項に記載の紫外線硬化樹脂の再生方法。
  10. フィルターろ過によって異物を除去することを特徴とする請求項に記載の紫外線硬化樹脂の再生方法。
  11. 着色された未硬化状態の紫外線硬化樹脂の再生装置において
    前記紫外線硬化樹脂を回収するための回収部と、
    着色物質の極大吸収波長近傍の光を前記紫外線硬化樹脂に照射することにより退色させる光照射部と、
    を備えた紫外線硬化樹脂の再生装置であって、
    前記紫外線硬化樹脂は少なくとも1種類の光開始剤を含有しており、
    前記光開始剤の極大吸収波長λ1と、前記着色物質が有機化合物から成り、その極大吸収波長λ2との関係が、下記(式1)および(式2)の関係を満たし、
    λ1<λ2 …(式1)
    λ1≦420nm …(式2)
    前記光照射部から照射する光の波長λ3と、前記λ2との関係が下記式(式3)の関係を満たす、紫外線硬化樹脂の再生装置。
    (λ2−40)nm≦λ3≦(λ2+80)nm …(式3)
  12. 基板上に色素組成物から成る記録層を有し、紫外線硬化樹脂を用いて接着層または保護層を形成する光記録媒体を製造する方法であって、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の紫外線硬化樹脂の再生方法を用い、
    再生された紫外線硬化樹脂を使用して前記接着層または前記保護層を形成することを特徴とする光記録媒体の製造方法。
  13. 前記接着層または前記保護層を形成する際、他の物質が接触もしくは混入して着色された未硬化状態の紫外線硬化樹脂を回収する請求項12に記載の光記録媒体の製造方法。

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