JP4693264B2 - プレスブレーキの中間板取付装置 - Google Patents

プレスブレーキの中間板取付装置 Download PDF

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プレスブレーキの中間板取付装置に関し、さらに詳細にはプレスブレーキにおける上部テーブルに対して上型を取り付ける中間板としての例えばホルダ本体を取付板を用いて取り付けるプレスブレーキの中間板取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プレスブレーキは、上部テーブル(上部エプロンと称することもある)と下部テーブル(下部エプロンと称することもある)とを上下に対向して備えた構成であって、上部テーブル又は下部テーブルの適宜一方をラムとして上下駆動する構成である。
【0003】
上記構成のごときプレスブレーキは、板状のワークの折曲げ加工を行うために、下部テーブルの上部には下型(ダイ)が装着してあり、上部テーブルの下部には上型(パンチ)が装着されている。
【0004】
上記構成において、下型上にワークを位置決めした後に、上型と下型とを係合することにより上記ワークに折り曲げ加工が行われるものである。
【0005】
ところで、プレスブレーキにおいては、ワークの長手方向の曲げ角度の調整を行うために、上部テーブルの下部には多数の中間板装置として上型ホルダ装置が装着されており、この多数の上型ホルダ装置によって上型が上部テーブルに着脱交換可能に支持される構成である。
【0006】
図7及び図8を参照するに、上型ホルダ装置101は、上部テーブル103に着脱可能に装着される中間板としてのホルダ本体105が設けられ、このホルダ本体105の下部には上型107を支持する上型支持部109が一体的に設けられ、この上型支持部109へ上型107の上部を押圧固定自在な上型クランプ111が上下方向のほぼ中央部付近の上型クランプ保持手段113を支点としてホルダ本体105に揺動可能に支持されている。
【0007】
また、上型クランプ111の上部側を押圧して上型クランプ111により前記上型107をクランプするためのクランプ力を付与するクランプ力付与手段115がホルダ本体105に設けられており、上型107は上型クランプ111の下部のクランプ部と上型支持部109との間でクランプ、アンクランプされる。
【0008】
また、ホルダ本体105の前面には、下部中央部に末広がり状の切欠部を備えた態様をなす取付板117が一体的に取り付けられている。この取付板117は上部テーブル103の前面下部に当接し、上部テーブル103に螺着した締め付け締付けボルト119によりクランプジョー121を締め付けて上部テーブル103へ押圧固定されることにより、ホルダ本体105が上部テーブル103に取り付けられる。
【0009】
また、ホルダ本体105の上下位置(高さ位置)を調節するために、ホルダ本体105の上面と上部テーブル103の下面との間にはクサビ部材123が図8において左右方向へ位置調節自在に介在してあり、このクサビ部材123の下面には左右方向に向けてテーパ面125が設けられており、このテーパ面125に対して逆テーパで当接すべくテーパ面127がホルダ本体105の上面に設けられている。また、クサビ部材123には前記取付板117に設けた左右方向の長孔129を貫通した固定ボルト131が螺着されている。なお、クサビ部材123の前面には位置調節用の目盛133が設けられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
したがって従来の構成においては、上部テーブル103の長手方向に対して多数の上型ホルダ装置101のカーブを調整するために各上型ホルダ装置101の高さ調整を行う際には、予めクランプジョー121を軽く緩めておいた状態で、作業者は目盛133を確認しながらハンマによりクサビ部材123を叩き込んで調整を行っている。
【0011】
上型ホルダ装置101のカーブのマイナス方向(上型ホルダ装置101を下げる方向)には、クサビ部材123が図8において左方向へ叩き込まれ、プラス方向(上型ホルダ装置101を上げる方向)にはクサビ部材123が図8において右方向へ叩き込まれて調整が行われる。
【0012】
ところが、従来の方法では上型ホルダ装置101自体に落下防止機構がないために、上述したようにクサビ部材123を調整するときに締付けボルト119を緩めすぎると、上型ホルダ装置101が落下してしまい危険であるという問題点があった。
【0013】
この発明は叙上の課題を解決するためになされたもので、その目的は、プレスブレーキの上部テーブルに対して各中間板を調整するときに取付板を備えた中間板が落下せずに安全に微調整を行い得るプレスブレーキの中間板取付装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
発明のプレスブレーキの中間板取付装置は、プレスブレーキにおける上部テーブルの下面に、上型をクランプする中間板を設けると共に前記上部テーブルと中間板の側面を取付板により連結してなるプレスブレーキの中間板取付装置において、
前記上部テーブルと中間板との間に、前記中間板の高さ方向を調整すべくテーパ面を有する高さ調整部材を介設すると共に前記高さ調整部材の前記テーパ面に対して逆テーパにて当接するテーパ面を前記中間板の上面に設け、
前記取付板の上部に、前記上部テーブルの側面に突当てる面の反対側の面に掛止部を突設し、この掛止部に係合して持ち上げるべく支持する係止部を備えたクランプ部材を締付け用ネジ部材により前記上部テーブルに着脱自在に設け、
前記係止部、掛止部を介して前記中間板を上方向へ持上げて前記高さ調整部材の上面を前記上部テーブルの下面に常に密着した状態で前記高さ調整部材を前後方向に調整するために、 前記中間板を常時前記上部テーブルの側へ付勢すべく前記クランプ部材を前記締付け用ネジ部材に対して常時上方へ引上げるためのクランプ引上げ装置を設けてなることを特徴とするものである。
【0017】
したがって、中間板が取付板により上部テーブルに取り付けられるときは、締付け用ネジ部材が緩められても、取付板の掛止部がクランプ部材の係止部に噛み合うので取付板が落下することなく保持される。このとき、クランプ部材はクランプ引上げ装置により締付け用ネジ部材に対して常時上方へ引上げられているので、中間板は常時上部テーブルの側へ付勢されて高さ調整部材の上面が上部テーブルに密着した状態で高さ調整部材が移動されて中間板が上部テーブルに対して上下に微調節される。
【0018】
また、前記プレスブレーキの中間板取付装置は、請求項2記載のプレスブレーキの中間板取付装置において、前記クランプ引上げ装置が、前記クランプ部材に前記締付け用ネジ部材の上方に位置して上部テーブルの側面に突当てる突当て枕部を突設し、この突当て枕部と前記締付け用ネジ部材との間に前記突当て枕部を常時上方へ付勢するクランプ付勢手段を設けてなることを特徴とするものである。
【0019】
したがって、このクランプ引上げ装置によって、クランプ部材の突当て枕部はクランプ付勢手段の付勢力により締付け用ネジ部材の外周面より常時上方へ付勢されて持ち上げられているので、クランプ部材の係止部、及び取付板の掛止部を介して中間板が上方へ持ち上げられる。
【0020】
また、前記プレスブレーキの中間板取付装置は、請求項2記載のプレスブレーキの中間板取付装置において、前記クランプ引上げ装置が、前記クランプ部材に前記締付け用ネジ部材の上方に位置して上部テーブルの側面に突当てる突当て枕部を突設し、この突当て枕部内に前記締付け用ネジ部材に対して押圧して前記突当て枕部を上方へ付勢する流体圧シリンダを設けてなることを特徴とするものである。
【0021】
したがって、このクランプ引上げ装置によって、クランプ部材の突当て枕部は流体圧シリンダにより締付け用ネジ部材の外周面より常時上方へ付勢されて持ち上げられているので、クランプ部材の係止部、及び取付板の掛止部を介して中間板が上方へ持ち上げられる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0027】
図1及び図2を参照するに、本実施の形態に係わる中間板装置としての例えば上型ホルダ装置1は、プレスブレーキ(全体的構成は図示省略)における上部テーブル3の下部に着脱可能に装着されている。この上型ホルダ装置1は、上部テーブル3の下部に左右方向へ適宜間隔に多数装着して使用されるものである。
【0028】
すなわち、プレスブレーキにおける上型5は、左右方向(図1においては紙面に垂直な方向、図2においては左右方向)に長い1本ものの場合や、長さ寸法の異なる複数の分割型を適宜に組み合わせて使用する場合もあり、どちらの場合にも容易に対応し得るように、上型ホルダ装置1は上部テーブル3に適宜間隔に多数装着されるものである。
【0029】
図1より明らかなように、上型ホルダ装置1は、上部テーブル3に着脱可能に装着される中間板としての例えばホルダ本体7と、このホルダ本体7の下部に一体に備えた上型支持部9へ前記上型5の上部5Uを押圧固定自在の上型クランプ11と、この上型クランプ11にクランプ力を付与するクランプ力付与手段13と、このクランプ力付与手段13によるクランプ力を前記上型クランプ11へ伝達自在かつ解除自在のクランプ切換え手段15と、上型クランプ11をホルダ本体7の下部に揺動自在に保持する上型クランプ保持手段17と、上型5のクランプを解放した状態に前記上型クランプ11を保持自在の解除状態保持手段19(図2参照)とを備えてなるものである。
【0030】
なお、上型クランプ11は、ホルダ本体7の左右方向の幅とほぼ同幅の板状の部材よりなるものであって、詳しくは後述する取付板21の末広がり状の切欠部に対応した形状の上方突出部が形成してあり、上型支持部9との間に上型5の上部5Uを押圧固定すべく、上型クランプ保持手段17により前記ホルダ本体7に揺動可能に支持されている。
【0031】
上記構成により、図1においてホルダ本体7の左側に示されているように、上型クランプ11が解除状態保持手段19により上型クランプ保持手段17をほぼ中心にして図1において時計回り方向に回動され、上型クランプ11の下部のクランプ部が開放されて上型5は上型支持部9との間に装着される。なお、予め上型5が装着されていた場合は、上記のクランプ部の開放により上型5がアンクランプされる。
【0032】
また、上記の上型5は図1においてホルダ本体7の右側に示されているように上型クランプ11がクランプ力付与手段13により上型クランプ保持手段17をほぼ中心にして図1において時計回り方向に回動されて上記のクランプ部と上型支持部9との間でクランプされる。
【0033】
次に、この発明の実施の形態の主要部を構成するプレスブレーキの中間板取付装置23について詳しく説明する。
【0034】
上述した中間板装置としての上型ホルダ装置1には、中間板としてのホルダ本体7の前後方向に厚肉のブロック部7Bの前面(図1においては左側面)に複数のボルト25及びピン27(図2参照)によって取付板21の下部が一体的に取り付けられており、取付板21の上部はブロック部7Bより上方向へ突出して上部テーブル3の側面と連結される連結部29となっている。
【0035】
上記の取付板21は、図2に示されているように、下部中央部に末広がり状の切欠部を備えた態様をなしている。図1に示されているように、取付板21の連結部29の後面が前記上部テーブル3の前面下部に当接され、上部テーブル3に螺着した締付け用ネジ部材としての例えば締付けボルト31によりクランプ部材としての例えばクランプジョー33が締め付けられて、取付板21の連結部29が上部テーブル3へ押圧固定されることにより、ホルダ本体7が上部テーブル3に取り付けられる。なお、締付けボルト31はクランプジョー33の長手方向、つまり図2において左右方向において適宜間隔を介して2箇所設けられている。
【0036】
また、クランプジョー33の上部には後面に上部テーブル3の側面に突当てるための突当て枕部35が突設されており、クランプジョー33の下部には後面に係止部37が突設されている。この係止部37に掛止可能な掛止部39が取付板21の連結部29の前面に突設されている。
【0037】
上記構成により、ホルダ本体7を取り付けるときは、締付けボルト31が緩められても、取付板21の掛止部39がクランプジョー33の係止部37に噛み合うので取付板21は落下しない。
【0038】
さらに、クランプジョー33には、ホルダ本体7が上部テーブル3の側へ常時付勢されるべく前記クランプジョー33を締付けボルト31に対して常時上方へ引上げるクランプ引き上げ装置41が設けられている。
【0039】
図3及び図4を併せて参照するに、前記クランプ引き上げ装置41としては、クランプジョー33の突当て枕部35に締付けボルト31のほぼ上方に位置してネジ穴43が設けられており、このネジ穴43には例えば六角穴付の調整プラグ45が螺合されている。この調整プラグ45の下面には下向きに突出する皿バネガイドピン47が突き当てられている。
【0040】
この皿バネガイドピン47には上記の突当て枕部35を常時上方へ付勢するクランプ付勢手段としての例えば複数枚の皿バネ49が嵌挿されており、この複数枚の皿バネ49の下面には皿バネ受け板51が突当てられている。この皿バネ受け板51の下面は図4に示されているように半円弧状凹部のシャフト受け面53が形成されており、このシャフト受け面53が上記の締付けボルト31の外周面に突当てられている。
【0041】
再び図1及び図2を参照するに、ホルダ本体7の上面と上部テーブル3の下面との間には、前記ホルダ本体7の上下位置(高さ位置)を調節すべく前後方向(図1において左右方向)に向けてテーパ面55を有する高さ調整部材としての例えばクサビ部材57が前後方向へ位置調節自在に介設されている。なお、上記のテーパ面55はクサビ部材57の下面に設けられている。
【0042】
また、ホルダ本体7の上面には、クサビ部材57のテーパ面55に対して逆テーパにて当接するテーパ面59が設けられているので、クサビ部材57が前後方向に移動することによりホルダ本体7が上下移動することになる。
【0043】
クサビ部材57の前面には、図2において左右方向で適宜間隔を介して2箇所に貫通して設けられたネジ穴に引張バネ用ボルト61がクサビ部材57に設けた空洞部内に突出するように螺着されている。空洞部の内部では戻し用スプリング63の一端が上記の引張バネ用ボルト61の先端に連結され且つ前記戻し用スプリング63の他端がクサビ部材57に連結されてクサビ部材57が図1において左方向へ常時付勢されている。
【0044】
また、取付板21には、戻し用スプリング63の付勢力に抗してクサビ部材57を反対方向に押圧する高さ調整ボルト(図示省略)が前後方向に移動調整自在に螺合されている。
【0045】
また、前記取付板21の図2において左右方向のほぼ中央位置には、図1に示されているように挿孔65が取付板21に貫通して設けられており、この挿孔65内にはクサビ部材57を高さ調整ボルトに押圧してクサビ部材57をロックせしめる固定ボルト67が挿通されてクサビ部材57に螺合されている。
【0046】
上記構成により、ホルダ本体7が落下しない程度に締付けボルト31でクランプジョー33を弱く締め付けた状態に保持し、かつ固定ボルト67を緩めた状態において高さ調整ボルトを回転することにより、前記クサビ部材57が図1において左右方向へ調節されて、ホルダ本体7が上部テーブル3に対して上下に微調節される。
【0047】
このとき、クランプジョー33の突当て枕部35は複数枚の皿バネ49の付勢力により締付けボルト31の外周面より常時上方へ付勢されて持ち上げられているので、クランプジョー33の係止部37、及び取付板21の掛止部39を介して本体ホルダ7が上方へ持ち上げられることになり、クサビ部材57の上面が常に上部テーブル3の下面に密着した状態でクサビ部材57の前後方向の位置が調整可能となる。
【0048】
したがって、クサビ部材57の調整作業時に上型5が下から手で押さえられる必要がないので安全である。また、従来のように上型と下型を突当てるようにしてクサビ部材57の調整作業を行わなくともよいので、作業性が向上する。
【0049】
以上のようにしてクサビ部材57が前後に設定位置決めされた後に、固定ボルト67を回転することにより、クサビ部材57の前端面が高さ調整ボルトの先端に押圧されてクサビ部材57がロックされる。
【0050】
次に、この発明の実施の形態に係わる他のクランプ引き上げ装置41Aが図5に示されている。なお、図5において、前述した図1の実施の形態と同様の部分の説明は省略し、同様の部材には同一符号が付けられている。
【0051】
図5を参照するに、クランプ引き上げ装置41Aとしては、クランプジョー33の突当て枕部35に締付けボルト31のほぼ上方に位置して流体圧シリンダとしての例えば油圧シリンダ69が設けられており、この油圧シリンダ69のピストンロッド71は締付けボルト31に対して突当て枕部35を上方へ付勢すべく押圧する方向に上下動するように構成されている。なお、上記のピストンロッド71の先端にはシャフト受け板73が設けられており、このシャフト受け板73の下面には前述した図4の皿バネ受け板51と同様に締付けボルト31の外周面に突当てられる半円弧状凹部のシャフト受け面(図示省略)が形成されている。
【0052】
上記構成により、クランプジョー33の突当て枕部35は油圧シリンダ69により締付けボルト31の外周面より常時上方へ付勢されて持ち上げられることになり、図1の複数枚の皿バネ49とほぼ同様の作用が行われる。しかし、油圧シリンダ69の付勢力の方が皿バネ49より大きいので、より確実にクサビ部材57の上面を常に上部テーブル3の下面に密着した状態に維持できる。
【0053】
次に、この発明の実施の形態に係わる他のクランプ引き上げ装置41Bが図6に示されている。なお、図6において、前述した図1の実施の形態と同様の部分の説明は省略し、同様の部材には同一符号が付けられている。
【0054】
図6を参照するに、クランプ引き上げ装置41Bとしては、クランプジョー33には締付けボルト31を挿通する穴部75が設けられており、この穴部75の前面側には凹面状の接触面77が設けられている。また、上記の締付けボルト31には前記接触面77に接触する球面状のヘッド部79が設けられている。
【0055】
また、前記クランプジョー33の突当て枕部35の後面側には流体圧シリンダとしての例えば油圧シリンダ81が設けられており、この油圧シリンダ81のピストンロッド83は上部テーブル3の側面に対して押圧、離反する方向(図6において左右方向)に進退移動するように構成されている。
【0056】
上記構成により、油圧シリンダ81のピストンロッド83が図6において右方向に前進して上部テーブル3の側面を押圧すると、クランプジョー33が球面状のヘッド部79をほぼ中心にして図6において反時計回り方向に揺動することになり、穴部75の凹面状の接触面77がヘッド部79の球面を僅かに反時計回り方向に移動するので、クランプジョー33が上方に持ち上げられることになる。したがって、クランプジョー33の係止部37が上方へ移動するので、掛止部39を介して取付板21が上方へ持ち上げられる。
【0057】
一方、油圧シリンダ81のピストンロッド83が図6において左方向に後退した場合は、上記のように前進した場合とは逆の作用となり、取付板21が下がる方向に移動することとなる。
【0058】
したがって、上記の実施の形態のクランプ引き上げ装置41Bの機能的な作用としては、前述した図1や図5のクランプ引き上げ装置41,41Aの場合とほぼ同様である。
【0059】
なお、この発明は前述した実施の形態の例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0060】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態から理解されるように、本発明によれば、取付板により中間板を取り付けるときは、締付け用ネジ部材を緩めても、取付板の掛止部がクランプ部材の係止部に噛み合うので取付板が落下せず保持できる。このとき、クランプ引上げ装置によりクランプ部材を締付け用ネジ部材に対して常時上方へ引上げるので、中間板を常時上部テーブルの側へ付勢でき、高さ調整部材の上面を上部テーブルに密着せしめた状態で高さ調整部材を移動して上部テーブルに対して中間板を上下に微調節できる。
【0062】
また、クランプ引上げ装置によって、クランプ付勢手段の付勢力によりクランプ部材の突当て枕部を締付け用ネジ部材の外周面より常時上方へ付勢して持ち上げるので、クランプ部材の係止部、及び取付板の掛止部を介して中間板を上方へ持ち上げることができる。
【0063】
また、クランプ引上げ装置によって、流体圧シリンダによりクランプ部材の突当て枕部を締付け用ネジ部材の外周面より常時上方へ付勢して持ち上げるので、クランプ部材の係止部、及び取付板の掛止部を介して中間板を上方へ持ち上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態におけるプレスブレーキの中間板取付装置の側面図であり、上型ホルダ装置の中心線より右側は図2における矢視A−B−C線の断面図であり、中心線より左側は図2における矢視D−E−C線の断面図で、中心線より左側は上型クランプが開放した状態を示し、右側は上型クランプが上型をクランプした状態を示すものである。
【図2】この発明の実施の形態の中間板取付装置の正面図である。
【図3】図1におけるクランプ引き上げ装置の拡大図である。
【図4】図3における矢視IV−IV線の部分的な断面正面図である。
【図5】この発明の実施の形態の他のクランプ引き上げ装置の断面を含む側面図である。
【図6】この発明の実施の形態の他のクランプ引き上げ装置の断面を含む側面図である。
【図7】従来例を示すもので、図8における断面図である。
【図8】従来例のプレスブレーキの中間板取付装置の正面図である。
【符号の説明】
1 上型ホルダ装置(中間板装置)
3 上部テーブル
5 上型
7 ホルダ本体(中間板)
21 取付板
23 中間板取付装置
29 連結部
31 締め付けボルト(締付け用ネジ部材)
33 クランプジョー(クランプ部材)
35 突当て枕部
37 係止部
39 掛止部
41,41A,41B クランプ引き上げ装置
49 皿バネ(クランプ付勢手段)
55,59 テーパ面
57 クサビ部材(高さ調整部材)
69 油圧シリンダ(流体圧シリンダ)
75 穴部
77 接触面
79 ヘッド部
81 油圧シリンダ(流体圧シリンダ)

Claims (3)

  1. プレスブレーキにおける上部テーブルの下面に、上型をクランプする中間板を設けると共に前記上部テーブルと中間板の側面を取付板により連結してなるプレスブレーキの中間板取付装置において、
    前記上部テーブルと中間板との間に、前記中間板の高さ方向を調整すべくテーパ面を有する高さ調整部材を介設すると共に前記高さ調整部材の前記テーパ面に対して逆テーパにて当接するテーパ面を前記中間板の上面に設け、
    前記取付板の上部に、前記上部テーブルの側面に突当てる面の反対側の面に掛止部を突設し、この掛止部に係合して持ち上げるべく支持する係止部を備えたクランプ部材を締付け用ネジ部材により前記上部テーブルに着脱自在に設け、
    前記係止部、掛止部を介して前記中間板を上方向へ持上げて前記高さ調整部材の上面を前記上部テーブルの下面に常に密着した状態で前記高さ調整部材を前後方向に調整するために、前記中間板を常時前記上部テーブルの側へ付勢すべく前記クランプ部材を前記締付け用ネジ部材に対して常時上方へ引上げるためのクランプ引上げ装置を設けてなることを特徴とするプレスブレーキの中間板取付装置。
  2. 前記クランプ引上げ装置が、前記クランプ部材に前記締付け用ネジ部材の上方に位置して上部テーブルの側面に突当てる突当て枕部を突設し、この突当て枕部と前記締付け用ネジ部材との間に前記突当て枕部を常時上方へ付勢するクランプ付勢手段を設けてなることを特徴とする請求項記載のプレスブレーキの中間板取付装置。
  3. 前記クランプ引上げ装置が、前記クランプ部材に前記締付け用ネジ部材の上方に位置して上部テーブルの側面に突当てる突当て枕部を突設し、この突当て枕部内に前記締付け用ネジ部材に対して押圧して前記突当て枕部を上方へ付勢する流体圧シリンダを設けてなることを特徴とする請求項記載のプレスブレーキの中間板取付装置。
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