JP4692861B2 - 揺動シール型ロータリ・コンプレッサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、揺動シール型ロータリ・コンプレッサに関し、更に詳しくは小型で揺動ブレードの先端をアウター・ロータの外周面で摺動させず、該アウター・ロータの外周面を追従させながら所要角度で往復点移動させてシリンダの密閉を保持し、圧縮ガスの漏洩を防止し、高圧、高速、低騒音、低振動回転を可能とする揺動シール型ロータリ・コンプレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】
図11に於いて、スライド・ベーン型オイルフリー・コンプレッサ1が既に提案されているが、ロータ6にカーボン・ベーン4の先端が接触し、圧力Pを受けながら該カーボン・ベーン4が溝2内を長手方向に直線運動するが、揺動摩擦が激しいので高圧が得られず、軸受が使用出来ない。
【0003】
図12の公知のロータリ・ベーン型オイルフリー・コンプレッサ1に於いては、ロータ6の周囲の溝2内にカーボン・ベーン4の先端が部分的に摺動自在に嵌合された構造であるから、圧力が高くなると摩擦による負荷が増大し、且つ、該カーボン・ベーン4が極端に磨耗する。
【0004】
図13に於いて、ロタスコと同様にカーボン・ベーン4をコンロッド8により往復動させるが、ロータ6が真円でないため加工が特に困難であり、製作効率が低かった。更に、該カーボン・ベーン4の往復直線運動であるので、高速化すると振動が問題となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、該カーボン・ベーン4が溝2内で圧力を受け、摺動ながら直線運動するので、圧力が高くなると摩擦による負荷が増大して騒音が大きくなり、該カーボン・ベーン4が極端に摩耗するという欠陥を有し、該カーボン・ベーン4の摩耗が激しくなるから、頻繁にその交換を必要とし、しかも吐出側に該カーボン・ベーン4の粉末が混入するので、ロータ6の焼損を起こし易くなる等の様々な欠陥が避けられなかった。
【0006】
又、図11〜13に示す様に、シリンダ1内でカーボン・ベーン4をクランク・メカニズムでロータ(回転軸)6の中心に向って往復直線運動をして揺動しないが、そのかわり該ロータ(回転軸)6の断面は真円でないから、その製作が極めて困難であり、偏心した該ロータ6を回転自在に設け、吸込側と吐出側とを区切るばねで常に該ロータ6に押圧しており、オイル・フリーではないから、小型、低圧、小容量のものでしかなく、高速及び高圧のものは出来なかった。その結果、これらのロータリ・ベーン型及びスライド・ベーン型オイルフリー・コンプレッサは、吐出圧力を0.5kgf/cm2以上には上げられない。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】
この発明は、長手方向所要箇所で直径方向所要箇所に吸入口と、内部に複数の仕切板により形成され、且つ、外周壁面に冷却部を有する複数の圧縮室と、該複数の圧縮室に連通し、長手方向所要箇所で直径方向に対し所要箇所に吐出口と、該各圧縮室に夫々連通して設けられた揺動部収納室とを形成したシリンダと、長手方向中心線から直径線上所要距離で偏心し、該圧縮室の該各圧縮室内に夫々導かれ、周囲に各真円ロータを偏心して一体に有し、該偏心真円ロータに夫々回転自在に嵌合されたアウター・ロータを該各圧縮室の内壁面と僅かな間隙を保持しながら回転し、且つ、一端に駆動部を有する駆動軸と、先端に該アウター・ロータの外周面と接触するカーボン・シールを有し、後端にバランス・ウエイトとを有し、該各揺動部収納室内に夫々位置する様に揺動自在に嵌合された逆L字形揺動片を一体に有し、該駆動軸と平行に設けられた揺動軸と、該駆動部の反対側の該駆動軸の他端と、該揺動軸の対応する他端とを連結し、カバーで被覆して成る揺動部とから成り、該圧縮室内で該駆動軸の回転により該各圧縮室内の該内側偏心ロータを自転させ、該アウター・ロータを公転させ、該揺動部収納室内で該逆L字形揺動片を揺動させ、該先端カーボン・シールを該アウター・ロータの外壁面で所要角度で往復点移動させ、高速・高圧・長寿命、且つ、清浄吐出空気を供給することを特徴とする揺動シール型ロータリ・コンプレッサである。
【0008】
【発明の実施の態様】
この発明によれば、公知技術ではロータ又はシリンダの溝内をカーボン・ブレードが摺動する構成を改良し、ロータに連結したリンク装置によって揺動する揺動板に設けた溝内に装着したカーボン・ブレードが溝内を摺動させずに偏心ロータの外周に追従してシリンダの密閉を保持する事により、該アウター・ロータ面で所要角度で往復点移動させ、摺動させないので、摺動発熱が生ぜず、先端カーボン・シールが磨耗せず、圧力が該揺動軸の中心を向くのでその両端が負荷を受け、高圧でも揺動運動に影響を受けないのでシールが磨耗せず、高速、高圧駆動が可能となり、吐出室の密閉を保持しながら揺動するので吐出側にカーボン磨耗粉が混入しない長寿命の揺動シール型ロータリ・コンプレッサが得られる。
【0009】
【実施例】
請求項1記載の揺動シール型ロータリ・コンプレッサを添付図面に示す実施例について説明する。図1〜10に示す通り、所要厚み、直径及び長さとを有するシリンダ10の長手方向で、揺動部収納室14a、14b、14cの直径方向に対し吸入口10a、10b、10cを形成し、第1圧縮室12a、第2圧縮室12b、第3圧縮室12cの直径方向に対し吐出口10d、10e、10fを形成する。
【0010】
該シリンダ10の上部に設けられる上蓋28で、該吸入口10a、10b、10cに対応する箇所に吸入口28aを形成し、該吐出口10d、10e、10fに対応する箇所に吐出口28bを形成した該上蓋28を該シリンダ10の上部に一体に設ける。
【0011】
該駆動軸20を設ける圧縮室12a、12b、12cの外周壁面に冷却部としてフィン10gを設け、該フィン10gに隣接してファン10hを設ける。
【0012】
該シリンダ10の内壁面に所要間隔で夫々仕切板18a、18bの先端を部分的に嵌合して3個の第1圧縮室12a、第2圧縮室12b、第3圧縮室12cを形成する。該圧縮室12a、12b、12cは、第1から第3即ち吸入口側から吐出口側に向って順次容積が狭くなる様に構成する。
【0013】
3個の該圧縮室12a、12b、12cに隣接して形成される揺動部収納室14a、14b、14cは、該仕切板18a、18bに仕切られる該圧縮室12a、12b、12cに対応するもので、該シリンダ10の壁の長手方向で該揺動部収納室14a、14b、14cの天井14a′、14b′、14c′に添って長手方向に切込12a′、12b′、12c′を形成して該圧縮室12a、12b、12cと該揺動部収納室14a、14b、14cとを連通させる。
【0014】
図4に於いて、3個の該圧縮室12a、12b、12cに配置される駆動軸20の周囲に、夫々周囲に偏心真円ロータ16a、16b、16cを偏心して一体に有し、該偏心真円ロータ16a、16b、16cの周囲両端にベアリング17a、17b、17cを介してアウター・ロータ17d、17e、17fを設け、該駆動軸20の回転に応じてこれらアウター・ロータ17d、17e、17fが該各圧縮室12a、12b、12cの内壁面と僅かな間隙を保持しながら回転する様にする。
【0015】
図7、図8に於いて、3個の該偏心真円ロータ16a、16b、16cの面に夫々2個のバランス用透孔16a′、16a′、16b′、16b′、16c′、16c′を穿設する。
【0016】
図5、6に於いて、該揺動部収納室14a、14b、14c内に夫々配置される揺動軸22は、該駆動軸20と平行に設けられ、該揺動軸22の周囲長手方向で該揺動部収納室14a、14b、14cに対応する箇所に逆L字形揺動片24a、24b、24cを一体に設け、これら逆L字形揺動片24a、24b、24cの各先端に形成した溝24a′、24b′、24c′内に夫々スプリング27を介してカーボン・シール26を嵌合し、該カーボン・シール26を該切込12a′、12b′、12c′を貫通して該アウター・ロータ17d、17e、17fの各面に点接触させる様にする。
【0017】
図2、図5及び図9に於いて、該揺動軸22に設けられた該逆L字形揺動片24a、24b、24cの下部にカウンター・ウエイト24a′′、24b′′、24c′′を一体に設け、該逆L字形揺動片24a、24b、24cの長手方向と直角に空気吸入口24d、24e、24fを形成する。 空気の流れは、28a→10c→14c→24f→ 12c→10f→13a→10b→14b→24e→12b→10e→13b→10a→14a→24d→10d→28bとなる。
【0018】
図5、該揺動部収納室14a、14b、14cの天井で、該揺動軸22に向って溝14a′、14b′、14c′を形成し、該各溝14a′、14b′、14c′内に夫々スプリング27′を介してカーボン・シール27aを嵌合する。 該逆L字形揺動片24a、24b、24cの揺動に応じて、該スプリング27′が該カーボン・シール27aを該逆L字形揺動片24a、24b、24cの方向へ押し付けて、該逆L字形揺動片24a、24b、24cをシール出来る様にする。
【0019】
該揺動部収納室14a、14b、14cの天井に、夫々吸入口10a、10b、10cを形成する。
【0020】
図2、図3、図4に於いて、該シリンダ10の該圧縮室12aから該圧縮室12bへ、また該圧縮室12bから該圧縮室12cへ圧縮空気通路13a、13bを形成する。
【0021】
該駆動軸20と該揺動軸22との各一端が貫通する貫通口30a、30bを穿設した一方の側板30を、該シリンダ10の一端に固着し、該側板30の該貫通口30a、30bのベアリング収納部30a′、30b′に夫々ベアリング31a、31bを遊嵌して該駆動軸20と該揺動軸22との各一端を貫通させ、該駆動軸20の一端に固着したプーリ21にベルトを懸架し、該ベルトを所要駆動モータ(共に図示せず)に連結して該駆動軸20を回転する。
【0022】
該駆動軸20と該揺動軸22との各他端が貫通する貫通口32a、32bを穿設した他方の側板32を、該シリンダ10の他端に固着し、該側板32の該貫通口32a、32bのベアリング収納部32a′、32b′内に夫々ベアリング31a、31bを遊嵌して該駆動軸20と該揺動軸22との各一端を貫通させる。
【0023】
該揺動軸22に揺動アーム42を枢着し、該揺動アーム42の端部にリンクプレート44の一端を連結し、該リンクプレート44の他端を偏心ピン22aに枢着して揺動部40とする。
【0024】
該揺動部40をカバー46で覆って該側板32に固着する。
【0025】
従って、図6に示す通り、該駆動軸20と該揺動軸22の該揺動部40との関係は、
a ・・・ 駆動軸偏心量;
b ・・・ コンロッド芯間距離;
c ・・・ 揺動軸中心 −シール先端中心距離;
d ・・・ 揺動軸中心
− 駆動軸中心距離
となる。
【0026】
該駆動軸20に一体に設けられる該内側偏心ロータ24の偏心量(a)は、図6に示す通り、該駆動軸20の中心から偏心真円ロータ16a、16b、16cの中心までの寸法である。
【0027】
該駆動軸20を回転させると、同時に該揺動部40を介して該揺動軸22も揺動し、該揺動軸22と一体の該逆L字形揺動片24a、24b、24cが夫々の該揺動部収納室14a、14b、14c内で揺動するから、該吸入口28aから該各揺動部収納室14a、14b、14c内に導かれ、該各逆L字形揺動片24a、24b、24cの該各空気吸入口24d、24e、24fを経て該各圧縮室12a、第2圧縮室12b、第3圧縮室12c内に導かれる。
【0028】
該揺動部40により揺動される該揺動軸22と一体の該逆L字形揺動片24a、24b、24cが、該各揺動部収納室14a、14b、14c内で揺動し、該逆L字形揺動片24a、24b、24cの各先端の該各カーボン・シール26が該アウター・ロータ17d、17e、17f面に点接触可能とする。
【0029】
【発明の作用】
この発明に係る揺動シール型ロータリ・コンプレッサによれば、長手方向中心線から直径線上所要距離で偏心し、各圧縮室12a、12b、12c内に夫々導かれ、周囲に各真円ロータ16a、16b、16cを偏心して一体に有し、該偏心真円ロータ16a、16b、16cに夫々回転自在に嵌合されたアウター・ロータ17d、17e、17fを該各圧縮室12a、12b、12cの内壁面と僅かな間隙を保持しながら回転させ、且つ、一端に駆動部を有する駆動軸20と、先端に該アウター・ロータ17d、17e、17fの外周面と接触するカーボン・シール26を有し、後端にバランス・ウエイト48とを有し、該各揺動部収納室14a、14b、14c内に夫々位置する様に揺動自在に嵌合された逆L字形揺動片24a、24b、24cを一体に有し、該駆動軸20と平行に揺動軸22を設けて成り、該偏心真円ロータ16a、16b、16cを該各圧縮室12a、12b、12c内で自転させ、該アウター・ロータ17d、17e、17fを公転させ、該先端カーボン・シール26を該アウター・ロータ17d、17e、17fの外壁面で所要角度で往復点移動させるものである。
【0030】
【発明の効果】
前述の通り、この発明に係る揺動シール型ロータリ・コンプレッサによれば、
(1)該シリンダ10内に於いて回転する該駆動軸20に偏心して一体に設けられる該アウター・ロータ17d、17e、17fを真円とすることが出来るので製作が容易となり、高精度とすることが出来る。従って、間隙を極めて小さくすることが可能となるため、高性能のコンプレッサが製作可能となる加工専用機を必要としない。該駆動軸20の両端をベアリングで枢支可能となり、該逆L字形揺動片24a、24b、24cの該各カーボン・シール26が該アウター・ロータ17d、17e、17fの外周に、所要角度で往復点移動するから、該カーボン・シール26が溝内を摺動しないので磨耗せず、摺動熱が発生しない。
【0031】
(2)そして、該逆L字形揺動片24a、24b、24cの該各カーボン・シール26が、該真円アウター・ロータ17d、17e、17fに追従して確実に揺動し、該シリンダ10の密閉を保持し、且つ、カーボン・シールが摩耗しないため、高圧、高速、長寿命、清浄吐出空気を供給し、低騒音、低振動駆動を可能とする。
【0032】
(3)そして、図5、6、10に示す様に、該揺動軸22と一体の該逆L字形揺動片24a、24b、24cに作用する圧力Pは、該揺動軸22の中心に向くから該揺動軸22の両端で負荷を受けるのでベアリングで枢支可能となり、その結果圧力が高くなっても揺動運動に影響を与えないので、該カーボン・ブレード26を摩耗させず、且つ、摩耗による負荷の増大に繋がらない。
【0033】
(4)従って、吐出側にカーボン磨耗粉が混入せず、高い効率と清浄度を維持しながら駆動され、長寿命の揺動シール型ロータリ・コンプレッサが得られる。
【0034】
(5)その結果、粉体圧送、攪拌、包装、曝気、食品、医薬品、電子、化学、繊維産業等に最適な揺動シール型ロータリ・コンプレッサとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る揺動シール型ロータリ・コンプレッサの一部透視正面略図である。
【図2】図1の揺動シール型ロータリ・コンプレッサを90°左に回転し、上部から見た一部透視平面略図である。
【図3】側面カバーを取外して揺動部を示す図1の背面略図である。
【図4】図2のIV−IV線断面略図である。
【図5】図4のV−V線断面略図である。
【図6】図5で駆動軸と揺動軸の揺動部との関係を点線で示す略図である。
【図7】駆動軸の一部透視正面略図である。
【図8】図7の右側面図である。
【図9】揺動軸の一部透視正面略図である。
【図10】図9の右側面図である。
【図11】公知のロータリ・コンプレッサの断面略図である。
【図12】公知のロータリ・コンプレッサの他の実施例の断面略図である。
【図13】公知のロータリ・コンプレッサの更に他の実施例の断面略図である。
【符号の説明】
1・・・スライド・ベーン型オイルフリー・コンプレッサ;
2・・・溝;
4・・・カーボン・ベーン;
6・・・ロータ;
8・・・コンロッド;
10・・・シリンダ;
10a、10b、10c・・・吸入口;
10d、10e、10f・・・吐出口;
10g・・・フィン;
12a、12b、12c・・・圧縮室
12a′、12b′、12c′・・・切込;
13a、13b・・・圧縮空気通路;
14a、14b、14c・・・揺動部収納室;
14a′、14b′、14c′・・・溝;
16a、16b、16c・・・偏心真円ロータ;
16a′、16b′、16c′・・・透孔;
17a、17b、17c・・・ベアリング;
17d、17e、17f・・・アウター・ロータ;
18a、18b・・・仕切板;
20・・・駆動軸;
21・・・プーリ;
22・・・揺動軸;
22a・・・偏心ピン;
24a、24b、24c・・・逆L字形揺動片;
24a′、24b′、24c′・・・(逆L字形揺動片先端部)溝;
24a′′、24b′′、24c′′・・・カウンター・ウエイト;
24d、24e、24c・・・空気吸入口;
26・・・カーボン・シール;
27・・・スプリング;
27′・・・スプリング;
27a・・・カーボン・シール;
27a′、27b′、27c′・・・吸入口;
28・・・上蓋;
28a・・・吸入口;
28b・・・吐出口;
30・・・側板;
30a、30b・・・貫通口;
30a′、30b′・・・ベアリング収納部;
31a、31b・・・ベアリング;
32・・・側板;
32a、32b・・・貫通口;
32a′、32b′・・・ベアリング収納部;
40・・・揺動部;
42・・・揺動アーム;
44・・・リンクプレート;
48・・・バランス・ウエイト;
46・・・カバー。
Claims (1)
- 長手方向所要箇所で直径方向所要箇所に吸入口と、内部に複数の仕切板により形成され、且つ、外周壁面に冷却部を有する複数の圧縮室と、該複数の圧縮室に連通し、長手方向所要箇所で直径方向に対し所要箇所に吐出口と、該各圧縮室に夫々連通して設けられた揺動部収納室と
を形成したシリンダと;
長手方向中心線から直径線上所要距離で偏心し、該圧縮室の該各圧縮室内に夫々導かれ、周囲に各真円ロータを偏心して一体に有し、該偏心真円ロータに夫々回転自在に嵌合されたアウター・ロータを該各圧縮室の内壁面と僅かな間隙を保持しながら回転し、且つ、一端に駆動部を有する駆動軸と;
先端に該アウター・ロータの外周面と接触するカーボン・シールを有し、後端にバランス・ウエイトとを有し、該各揺動部収納室内に夫々位置する様に揺動自在に嵌合された逆L字形揺動片を一体に有し、該駆動軸と平行に設けられた揺動軸と;
該駆動部の反対側の該駆動軸の他端に配設された偏心ピンと、該揺動軸の対応する他端とがリンクプレート及び揺動アームを介して連結され、カバーで被覆して成る揺動部とから成り;
該圧縮室内で該駆動軸の回転により該各圧縮室内の該内側偏心ロータを自転させ、該アウター・ロータを公転させるとともに、該偏心ピンの偏心回転に応じてリンクプレートが往復運動することで、揺動アームを介して揺動軸が往復回転運動を行って該揺動部収納室内で該逆L字形揺動片を揺動させ、該先端カーボン・シールを、所要角度で揺動させて、該アウター・ロータの外壁面を追従させる事を特徴とする揺動シール型ロータリ・コンプレッサ。
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