JPH0419385A - 圧縮ガス流配管内蔵型まゆ型２軸多段式真空ポンプの冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は圧縮ガス流配管内蔵型のまゆ型２軸多段式真空
ポンプの冷却装置に関し、食品の真空パックや化学薬品
のベイバー回収用に使用するもので到達真空度をＩ　Ｔ
ｏｒｒ前後とするドライ式真空ポンプに適応する簡易構
成の冷却装置に係るものである。

本発明において圧縮ガス流配管内蔵型とは、第１図によ
り明らかにしているように多段式の例えば第１段室の吐
出口から第２段室の吸込口に送込むための通路、成るい
は第２段室から第３段室に送込むための通路を第１段室
〜第ｎ段室の夫々と一体に形成して内蔵させた構成のも
のを指す。

（従来の技術と問題点） 従来食品の真空パックや化学薬品のベイパー回収乾燥用
には油混入のロータリ真空ポンプの使用が主流であるが
、該真空ポンプは吸込ガスに油を混入して圧縮熱の発生
を抑制しなければならない。

しかし比較的大量の油（オイルミスト）を大気に放散す
れば公害を生ずるから、該ミストの回収に努力を払わね
ばならないがその努力に拘わらず前記のオイルミストの
放散を完全に防除することは困難であるから、この欠、
ヴがないドライ式機構であるまゆ型２軸多段式真空ポン
プの採用が要望されている。しかしこの多段式真空ポン
プはドライ式であるから圧縮熱冷却の問題とか、ベイパ
ー中に気体化されで含まれているベトベトしたスラッジ
等によｒ）ａ−ターが回転不能にロックされることが経
験的に明らかになっている。このため多段式であっても
ポンプ外殼の分解を素早く行ってローター　ケーシング
へのスラッジ等の付着除去を含む清掃を容易にしなけれ
ばならない。しがしローター若しくはケーシング等への
圧縮熱の蓄積を除くには冷却をゆるがせに出来ず、冷却
を効率良くするには冷却装置を大型かつ精密にする必要
があり、これは前記の分解の容易化と相反する問題点と
なる。

（本発明が解決しようとする課題） 食品の真空パック等並びに化学薬品のベイパー回収に使
用する真空ポンプは到達真空度が既述のようにＩ　Ｔｏ
ｒｒ前後を適当とする場合が多く、この圧縮比の関係で
、３段式の多段真空ポンプが最もよい、従って本発明も
３段型真空ポンプを仮想して説明する。

食品の真空パック等に使用する場合、肉片、肉汁、塩分
、糖類等が微スラッジの形で真空ポンプの吸込側に混入
してローター　ケーシング等に付着し、これがローター
を回転不能にしたり、回転数を変化するロックの原因に
なり、また化学薬品のベイパー回収に使用する真空ポン
プは、ベイパーに混合する種々のスラッジがあり、これ
が真空圧とか湿度により液化する現象を生じたり、ベト
ベトした結露を生じて前記のロックを起こすことも経験
上明らかであるから、前項にも述べたように分解とか点
検を簡易にできるようにしなければならない。他方では
分解容易の要件を阻む冷却装置に問題点があり、これら
の相反する要求に対処するには次の項目を満足できるよ
うにする必要がある。

（１）　　ガス圧縮により発生する熱を小形でしかも構
成が簡易であり、さらにポンプ分解を妨げない冷却装置
とする。

（２）　　点検、修理等のためのポンプ分解をポンプ外
殼に多くの配管の取外しをしなくてもできるようにする
。

（３）凝縮した結露液があっても淀みが少ない配管にし
てポンプ内部の洗浄を容易にする。

本発明は前記した（１）〜（３）の問題点の解決を目的
とするものである。

（Ｎ題を解決するための手段） 本発明の圧縮ガス流配管内蔵型まゆ型２軸多段式真空ポ
ンプの冷却装置は、前項に述べた課題を解決するもで、
まゆ型２軸多段式であり、各段室間の圧縮が大移動通路
が内蔵型となっており、各段室のケーシングを含むポン
プ外殼が上下半割り構造にすると共に、半割りケーシン
グの第１段室吐出側に、内面に冷却フィンとガス通路を
交互に設け、熱交換劃壁を隔てた外面に冷却水送排パイ
プを連通する冷却水貯溜部を設けた内型冷却器ａを取付
け、半割りケーシングの第２段室吐出側に、内面に冷却
フィンとガス通路を交互に設け、熱交換劃壁を隔てた外
面に冷却水送排パイプを連通する冷却水貯溜部を設ける
と共に、側部に最終段ガス圧縮室の吐出側に接続する吐
出ポートを設けた内型冷却器すを取付け、半割りケーシ
ングの第３段室吸込側に、内面に冷却フィンとガス通路
を交互に設け、熱交換劃壁を隔てた外面に冷却水送排パ
イプを連通する冷却水貯溜部を設けた内型冷却器Ｃを取
付けたことを特徴とするもので、前項の（１）〜（３）
の項目の課題解決の手段を含むものである。

（実施例） 添付図面は本発明の好適な一実施例を示し、第１図は圧
縮ガス流配管内蔵型まゆ型２軸３段式真空ポンプの一部
縦断側面図、第２図は第１図Ａ−Ａ＃ｉ切断正面図、第
３図は内型冷却器ａとＣの斜視図、第４図は冷却水の流
れと圧縮ガスの流れとを併せて示した内型冷却器ａ、内
型冷却器ｂ、内型冷却器Ｃの一部切欠斜視図である。

図中１は第１段Ｉ、第２段■、第３段■の３段の圧縮室
を備えたまゆ型２軸多段式真空ポンプであって各一対の
３集成ロータ２．２を各段室１１■、■に嵌め、各ロー
タ２．２共通のロータ軸３．３を通す各段室間の仕切壁
４ａ、５ａに前室の吐出口と後室の吸込口とを連通する
圧縮ガス流配管４．５を設けてなる。第１段〜第３段の
各段の圧縮室はケーシング６とその両端のハウジング７
．８と、上記のように一方のハワジング７に一方のロー
タ軸を外部まで突出させるために取付けた軸支持ケース
９と、他方のハウジング８に取付けたタイミングギヤケ
ース１０をポンプ外殼１１とする。そのポンプ外殼１１
は上下に割れる半割れのポンプ外殼１１ａと１１ｂから
なる構造とする。

その他１２は一方のロータ軸３の軸支持ケース９の外側
に装着したプーリである。

第３図と第４図に示したａ、ｂ、ｃは内型冷却器であっ
て、内型冷却器ａは内面と外面の間に熱交換劃壁１５を
設けた函型とし内面に熱交換劃壁１５を突出する複数の
フィン１６と、フィンの間のガス通路１７とを交互に設
け、熱交換劃壁１５の外面を冷却水送込みパイプ１８と
同排出パイプ１９だけを連通する小面形の冷却水貯溜部
２０とした構成になる。

内型冷却器すは前記した熱交換劃壁１５、複数のフィン
１６、フィンの間のガス通路１７、冷却水送込みパイプ
１８と同排出パイプ１９だけを連通する小面形の冷却水
貯溜部２０を設ける他に、第１図に示しているように、
第３　Ｆｉ室（最終段室）の吐出口に＃続する筒形の吐
出ポート２１を側部に設けた構成にする。

山型冷却器Ｃは、第１図により明らかにしたように、−
側に縦側壁２２を設けてその一側を第２段室■の吸込側
に連通する行止り孔２３にすると共に、縦側壁２２の他
側に山型冷却器ａと均等な熱交換劃壁１５、フィン１６
、ガス通路１７、冷却水貯溜部２０を設けた構成になる
。

以上の各山型冷却器ａ、ｂ、ｃにはケーシング６に対す
る取付孔２４を夫々縦に設ける。

２５は第１段室■の吸込口に当ててケーシング６に取付
ける吸込ポートである。

前記した吸込ポート２５及び面形冷却器ａ、ｂ、Ｃはケ
ーシング６に取付けて第１段室１１第２段室■、第３段
室■の夫々に第１図のとおりに対応させるもので、これ
等のケーシング６に設ける取付は部分を解放し、吸込ポ
ート２５及び面形冷却器ａ−Ｃがポンプ外殼の一部を担
当する。

吸込ポート２５は第１段室Ｉの吸込口に取付ける。山型
冷却器ａは第１段室Ｉの吐出口と圧縮ガス流配管４に内
面を対応させて取付ける。山型冷却器すは内面のフィン
１６とガス通路１７とを第２段室■の吐出口と、圧縮が
ス流配管５とに対応させて取付け、かつ吐出ポート２１
を第３段室■の吐出口に連通させて取付ける。山型冷却
器Ｃは行止り孔２３を第２段室■の吸込側に内面を対応
させてキャップ形で被せ、フィン１６とガス通路１７と
を圧縮ガス流配管５の第３段室■の連通部分と第３段室
■の吸込側とに対応させて取付ける。

（作用） 本発明の真空ポンプの冷却水の流れと圧縮ブスの流れは
第４図に示した通りである。面形冷却器ａ、ｂ、ｃは各
外面に比較的大トい容積の冷却水貯溜部２０があり、断
面積の小さい冷却水送込みパイプ１８から該貯溜部２０
に入る冷却水は流速を緩め、熱交換劃壁１５を冷却し、
腹壁１５によりフィン１６と、ガス通路１７を通る第１
段室１１第２段室Ｈの吐出口を出る圧縮ガス又はｔ！１
ＩＪ３段室■に入る圧縮ガスを熱交換により冷却するも
ので、冷却水の流れる経路は第４図のとおりである。本
多段真空ポンプの圧縮ガスの流れについても第４図のと
おりであって、特に変化はないが第３段（最終ｒ１．）
の吐出圧縮がスが山型冷却器すの冷却水貯溜部２０を速
度を落して流動する冷却水と熱交換！Ｆｌ壁１５により
冷却される吐出ポート２１を通過して大気中に排出され
るから、廃棄分である最終の圧縮エヤー等を冷却する。

尚、この種の多段真空ポンプで使用する冷気連通方法は
図示しない。

（効果） 本発明のまゆ型２細多段式真空ポンプの冷却装置は、ア
ルミ合金等の熱伝導性のよい金属を選んで製作できる山
型冷却器ａ、ｂ、ｃを半割れのポンプ外殼１１ａ、１１
ｂからなるポンプ外殼１１のケーシング６の特定された
所要部分に取付けるものであって、小形ではあるが、冷
却水を停滞して流れを遅くする冷却水貯溜部２０を夫々
に備えるから、従来のポンプ外殼の分解のために分解及
び再組立の作業に長時間を要して度々の分解に支障を生
じている従来のインタークーラ一方式に比較しても冷却
水の温度使用量を同じにした場合、冷却効率は次表に示
すように殆んど変わらぬよう本発明の冷却装置と従来の
インタークーラーによる冷却方式との冷却効率比較表 上表により明瞭であるように、電力消費量と同一な従来
の代表的なインタークーラーによる冷却効果とは僅かに
劣るが実用上は殆んど影響がない本発明の冷却装置の冷
却効果は、しばしば分解の必要があり、分解に支障がな
い冷却水配管とか、上下分割の半割れのポンプ外殼から
なり、インタークーラーによる冷却のために、ポンプ外
殼の外部に配管しなければならない圧縮ガス流配管を不
要にして内蔵型としているので、従来使用をためられれ
でいたまゆ型２軸多段式真空ポンプの分解を度々行わね
ばならない食品の真空パック、又は化学薬品のベーパー
回収等の用途の使用を推進できる。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明の好適な一実施例を示し、第１図は圧
縮ガス流配管内蔵型まゆ型２紬３段式真空ポンプの一部
縦断側面図、第２図は第１図Ａ−Ａ線切断正面図、第３
図は内型冷却器ａとＣの斜視図、第４図は冷却水の流れ
と圧縮ブスの流れとを併せて示した内型冷却器ａ、内型
冷却器ｂ、内型冷却器Ｃの一部切欠斜視図である。 １→まゆ型２軸多段式真空ボン７ Ｉ〜■→第１段第１第室〜第 ３→ロータ軸　４ａ、５ａ→仕切壁 ４．５→圧１ｍガス流配ｖ　６→ケーシング１１→ポン
プ外殼 １１ａ、ｌｌｂ→半割れのポンプ外殼 ａ、ｂ、ｃ→函型冷却器　１５→熱交換劉壁１６→フイ
ン　１７→ガス通路 １８→冷却水送込みパイプ　１９→徘呂バイプ０→冷却
水貯溜部 １→吐出ポー ト 第２図 第３図 第４図 ９日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 まゆ型２軸多段式であり、各段室間の圧縮ガス移動通路
   が内蔵型となつており、各段室のケーシングを含むポン
   プ外殼を上下半割り構造にするものにおいて、 半割りケーシングの第１段室吐出側に、内面に冷却フィ
   ンとガス通路を交互に設け、熱交換劃壁を隔てた外面に
   冷却水送排パイプを連通する冷却水貯溜部を設けた函型
   冷却器ａを取付け、 半割りケーシングの第２段室吐出側に、内面に冷却フィ
   ンとガス通路を交互に設け、熱交換劃壁を隔てた外面に
   冷却水送排パイプを連通する冷却水貯溜部を設けると共
   に、側部に最終段ガス圧縮室の吐出側に接続する吐出ポ
   ートを設けた函型冷却器ｂを取付け、 半割りケーシングの第３段室吸込側に、内面に冷却フィ
   ンとガス通路を交互に設け、熱交換劃壁を隔てた外面に
   冷却水送排パイプを連通する冷却水貯溜部を設けた函型
   冷却器ｃを取付け、 たことを特徴とする圧縮ガス流配管内蔵型まゆ型２軸多
   段式真空ポンプの冷却装置。