JP4691677B2 - 画像形成装置及び画像形成装置の再搬送速度設定プログラム - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の再搬送速度設定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成が行われたシートを再度画像形成部に向けて循環させる画像形成装置及びこの画像形成装置の再搬送速度設定プログラムに関する。
従来、シートの両面に画像を形成する画像形成装置では、シートを画像形成部に搬送してシートの片面に対して画像形成を行った後、シートを循環経路を経由して再び画像形成部に搬送してシートの反対面に対して画像形成を行うように構成されている。
このような画像形成装置において、シートの表面に対する画像形成動作の後、別シートの裏面に対する画像形成動作を連続して交互に行う、いわゆる交互循環方式が知られている。この場合に、循環経路のシート搬送距離が長いと、表面の画像形成終了後に循環経路を経由して画像形成部に再搬送される1枚目のシート先端と、このシートに先行する表面に画像が形成される2枚目のシートの後端との距離が広がってしまう。このため、循環経路でのシート搬送速度を画像形成部でのシート搬送速度より速くなるように制御して、片面画像形成時と両面画像形成時とでのシート間距離を等しくすることにより、両面画像形成時における生産性の低下を防ぐことが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、両面画像形成時における生産性を向上させるために、循環経路に内蔵可能な数の複数のシートを内蔵させながら画像形成を行うことも知られている。この場合に、循環経路の機差ばらつきや搬送速度ばらつきにより、循環経路を経由して画像形成部に再搬送されるシートの先端が、このシートに先行する表面に画像が形成されるシートの後端に衝突したり、この衝突を避けるために循環経路を経由して画像形成部に再搬送されるシートを待機させた場合に、その待機時間が長くなると、循環経路を経由して画像形成部に再搬送される後続のシートと衝突したりしてしまう。このため、循環経路に複数の待機部を設け、各待機部でのシートの待機時間を適正に設定することで上記の衝突を避けることが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−302182号公報 特開2000−281269号公報
しかしながら、特許文献1の画像形成装置は、循環経路に内蔵されるシート枚数が1枚のものを想定した構成であり、複数枚のシートを内蔵する構成については考慮されていない。また、各種シートサイズの適用についても考慮されていない。そのため、仮に、複数枚のシートを内蔵する構成や各種シートサイズを適用したとしても、シートの衝突等の問題が発生し、循環経路の速度を単純に速くすることによっては、両面画像形成時における生産性の向上を図ることができない。
また、特許文献2の画像形成装置は、複数枚のシートを内蔵する構成であり、循環経路におけるシートの衝突の観点からは各種シートサイズにおいても考慮されているが、両面画像形成時における生産性向上の観点まで考慮して各種シートサイズにそれぞれ最適な循環経路の搬送速度を設定することはしていない。
そこで、本発明は、以上のような問題に鑑みてなされたものであり、各種シートサイズにそれぞれ最適な循環経路の搬送速度を設定することにより、両面画像形成時等における各種シートサイズそれぞれの生産性向上を図ることができる画像形成装置を提供することを目的としている。
(1)シートの第1面と該シートの第2面の両面に対して画像を形成する画像形成装置において、前記シートのシートサイズを入力するシートサイズ入力部と、前記シートサイズ入力部により入力されたシートサイズのシートにおける第1面と該シートの第2面に画像形成を行う画像形成部と、前記画像形成部において前記第1面に画像形成が行われた前記シート前記画像形成部に向けて循環し、かつ、複数枚の前記シートサイズのシートを内蔵することができる循環経路と、前記循環経路に設けられ、前記シートを再度前記画像形成部に向けて搬送する再搬送手段と、前記循環経路に設けられ、前記シートを待機させる待機部と、前記シートサイズのシートを使用する場合に、シートに画像形成を開始してから次のシートに画像形成を開始するまでに要する時間を用紙間隔時間とし、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでの間に前記画像形成部を通過するシートの枚数を通過枚数とし、前記通過枚数を第1通過枚数としたときに、前記第1通過枚数に1加算した値と前記用紙間隔時間とを掛け合わせた時間である第1高生産性循環時間と、前記通過枚数を前記第1通過枚数とは異なる第2通過枚数としたときに、前記第2通過枚数に1加算した値と前記用紙間隔時間とを掛け合わせた時間である第2高生産性循環時間とを、算出する高生産性循環時間算出手段と、前記再搬送手段が前記循環経路における所定の区間にて前記シートを第1搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて待機しない場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第1ノンストップ循環時間と、前記再搬送手段が前記循環経路における前記所定の区間にて前記シートを第1搬送速度とは異なる第2搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて待機しない場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第2ノンストップ循環時間とを、算出するノンストップ循環時間算出手段と、前記再搬送手段が前記所定の区間にて前記シートを前記第1搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて最大待機可能時間待機する場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第1最大待機循環時間と、前記再搬送手段が前記所定の区間にて前記シートを前記第2搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて最大待機可能時間待機する場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第2最大待機循環時間とを、算出する最大待機循環時間算出手段と、前記第1ノンストップ循環時間から前記第1最大待機循環時間までの範囲に前記第1高生産性循環時間と前記第2高生産性循環時間のそれぞれが含まれるか否かの可否判断を行い、該可否判断により、
(a)前記範囲に前記第1高生産性循環時間が含まれると判断した場合、前記第1通過枚数を通過枚数として設定するとともに、前記第1搬送速度を前記所定の区間における前記再搬送手段の搬送速度として設定し、
(b)前記範囲に前記第1高生産性循環時間が含まれず、前記範囲に前記第2高生産性循環時間が含まれると判断した場合、前記第2通過枚数を通過枚数として設定するとともに、前記第1搬送速度を前記所定の区間における前記再搬送手段の搬送速度として設定し、
(c)前記範囲に前記第1高生産性循環時間と前記第2高生産性循環時間のいずれもが前記範囲に含まれないと判断した場合、前記第1ノンストップ循環時間を前記第2ノンストップ循環時間に置き換え、前記第1最大待機循環時間を前記第2最大待機循環時間に置き換え、前記可否判断を行う、制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)前記第2搬送速度は前記第1搬送速度よりも遅いこと、を特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
シートの第1面と該シートの第2面の両面に対して画像を形成する画像形成装置において、前記シートのシートサイズを入力するシートサイズ入力部と、前記シートサイズ入力部により入力されたシートサイズのシートにおける第1面と該シートの第2面に画像形成を行う画像形成部と、前記画像形成部において前記第1面に画像形成が行われた前記シートを前記画像形成部に向けて循環し、かつ、複数枚の前記シートサイズのシートを内蔵することができる循環経路と、前記循環経路に設けられ、前記シートを再度前記画像形成部に向けて搬送する再搬送手段と、前記循環経路に設けられ、前記シートを待機させる待機部と、を有する画像形成装置に用いられる搬送速度設定プログラムであって、コンピュータに、前記シートサイズのシートを使用する場合に、シートに画像形成を開始してから次のシートに画像形成を開始するまでに要する時間を用紙間隔時間とし、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでの間に前記画像形成部を通過するシートの枚数を通過枚数とし、前記通過枚数を第1通過枚数としたときに、前記第1通過枚数に1加算した値と前記用紙間隔時間とを掛け合わせた時間である第1高生産性循環時間と、前記通過枚数を前記第1通過枚数とは異なる第2通過枚数としたときに、前記第2通過枚数に1加算した値と前記用紙間隔時間とを掛け合わせた時間である第2高生産性循環時間とを、算出する高生産性循環時間算出ステップと、前記再搬送手段が前記循環経路における所定の区間にて前記シートを第1搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて待機しない場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第1ノンストップ循環時間と、前記再搬送手段が前記循環経路における前記所定の区間にて前記シートを第1搬送速度とは異なる第2搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて待機しない場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第2ノンストップ循環時間とを、算出するノンストップ循環時間算出ステップと、前記再搬送手段が前記所定の区間にて前記シートを前記第1搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて最大待機可能時間待機する場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第1最大待機循環時間と、前記再搬送手段が前記所定の区間にて前記シートを前記第2搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて最大待機可能時間待機する場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第2最大待機循環時間とを、算出する最大待機循環時間算出ステップと、前記第1ノンストップ循環時間から前記第1最大待機循環時間までの範囲に前記第1高生産性循環時間と前記第2高生産性循環時間のそれぞれが含まれるか否かの可否判断を行い、該可否判断により、
(a)前記範囲に前記第1高生産性循環時間が含まれると判断した場合、前記第1通過枚数を通過枚数として設定するとともに、前記第1搬送速度を前記所定の区間における前記再搬送手段の搬送速度として設定し、
(b)前記範囲に前記第1高生産性循環時間が含まれず、前記範囲に前記第2高生産性循環時間が含まれると判断した場合、前記第2通過枚数を通過枚数として設定するとともに、前記第1搬送速度を前記所定の区間における前記再搬送手段の搬送速度として設定し、
(c)前記範囲に前記第1高生産性循環時間と前記第2高生産性循環時間のいずれもが前記範囲に含まれないと判断した場合、前記第1ノンストップ循環時間を前記第2ノンストップ循環時間に置き換え、前記第1最大待機循環時間を前記第2最大待機循環時間に置き換え、前記可否判断を行う、搬送速度設定ステップと、を実行させることを特徴とする搬送速度設定プログラム。
前記第2搬送速度は前記第1搬送速度よりも遅いこと、を特徴とする(3)に記載の搬送速度設定プログラム。
上記(1)及び()の構成により、シートサイズに応じたノンストップ循環時間から最大待機循環時間までの範囲に、第1高生産性循環時間および/または第2高生産性循環時間が含まれるように、シート枚数の設定と再搬送速度の設定することができるので、例えば、後続シートとの衝突を生じることなく、両面画像形成における高生産性を確保することができる。
上記(2)、(4)の構成によれば、いくつかの搬送速度において高生産性循環時間が含まれることを満足した場合には、搬送速度の遅い条件選択することができるので、後続シートとの衝突をより低くすることができる。
(1)画像形成装置の構成及びシートの流れ
図1は、本実施形態の画像形成装置に係る主要部を示す構成図である。感光体1の表面には、図示しない帯電、露光、現像プロセスによりトナー画像が形成され、転写器2により表面のトナー画像がシートSに転写される(画像形成部)。シートSは、図示しない給紙部から給紙され、ループローラ3、レジストローラ4、転写前ローラ5を経由して感光体1に供給される。
トナー画像が転写されたシートSは、定着器6によりトナー画像が定着される。トナー画像が定着されたシートSは、そのままトナー画像面を上にして排出する設定であれば、定着排紙ローラ7及び排紙ローラ8を経由して排紙され、トナー画像面を下にして排出する又は反対面にも画像形成を行う設定であれば、定着排紙ローラ7を通過した後循環経路9に向かう。トナー画像面を下にして機外に排出する場合には、シートSは、デカーラローラ10を経由して反転排紙ローラ11に搬送され、その後反転排紙ローラ11が逆転することで、排紙搬送ローラ12、排紙ローラ8を経由して排紙される。
シートSの反対面にも画像形成を行う場合には、シートSは、デカーラローラ10、反転排紙ローラ11、ADU反転ローラ13を経由してスイッチバック経路14に搬送された後、ADU反転ローラ13が逆転して、第1ADU搬送ローラ15、第2ADU搬送ローラ16、第3ADU搬送ローラ17、第4ADU搬送ローラ18、ADUレジストローラ19を経由して、レジストローラ4の上流に合流し、再び転写部に向けて搬送される。
(2)循環経路のシート搬送制御
図2は、循環経路のシート搬送に関連する制御ブロック図である。制御部20には、各種演算処理を実行するための各種プログラムやデータ等が予め記憶されたROM21、各種演算処理を実行するのに必要な各種プログラムやデータが一時的に記憶されるRAM22が接続されている。制御部20は、ROM21に記憶されたプログラムをRAM22に読み出し、この読み出されたプログラムに従ってシート搬送を制御する。
制御部20には、循環経路9に設けられた、デカーラローラ10、反転排紙ローラ11、ADU反転ローラ13、第1ADU搬送ローラ15、第2ADU搬送ローラ16、第3ADU搬送ローラ17、第4ADU搬送ローラ18、ADUレジストローラ19の各搬送ローラ、及び定着出口センサ23、反転排紙センサ24、ADU搬送センサ25、ADU出口センサ26の各センサ、が接続されている。
また、制御部20には、片面/両面の設定やシートサイズの設定等の入力が行われるユーザインターフェース27が接続されている。ユーザインターフェースとしては、画像形成装置に設けられた操作パネルに限らず、画像形成装置に接続されたパーソナルコンピュータであってもよい。
制御部20には、実際には循環経路以外の制御対象も接続されているが、直接本発明と関係しないので、省略している。
図3は、循環経路のシート搬送に関連する制御フロー図である。図示していないが、初期設定として、ユーザインターフェース27により、両面の設定及び所望のシートサイズの設定がなされ、片面の画像形成の行われた該シートサイズのシートSがプロセス速度(例えば、440mm/sec)で循環経路に搬入されてくるものとする。また、デカーラローラ10、反転排紙ローラ11、ADU反転ローラ13は、プロセス速度で駆動されているとともに、第1ADU搬送ローラ15、第2ADU搬送ローラ16、第3ADU搬送ローラ17及び第4ADU搬送ローラ18は、所定の搬送速度(例えば、525mm/sec)で駆動されているものとする。また、ADUレジストローラ19は停止しているものとする。
まず、制御部20は、定着出口センサ23によりシートSの後端が該センサを通過したことを検知すると、デカーラローラ10、反転排紙ローラ11及びADU反転ローラ13の搬送速度を、プロセス速度からシートサイズ毎に定められた搬送速度(例えば、A4であれば、700mm/sec、A4Rであれば440mm/sec)に設定する。これにより、シートSは、設定された搬送速度でスイッチバック経路14に案内される(ステップS1)。
次に、制御部20は、反転排紙センサ24によりシートSの後端が該センサを通過したことを検知すると、ADU反転ローラ13を逆転させるとともに第1ADU搬送ローラ15と同一の搬送速度(525mm/sec)に設定する。これにより、シートSは、反転排紙センサ24を通過したシートSの後端が先頭となり、第1ADU搬送ローラ15に向けて搬送される。また、デカーラローラ10、反転排紙ローラ11の搬送速度をプロセス速度(440mm/sec)に戻し、後続のシートの搬送のために準備しておく。(ステップS2)
次に、制御部20は、ADU出口センサ26によりシートSの先端を検知すると、タイマー1のカウントを開始させる。この間、ADUレジストローラ19の停止が維持されている。これにより、シートSは、先端が停止しているADUレジストローラ19のニップに突き当たり、スキューが補正される(ステップS3)。
次に、制御部20は、タイマー1がカウントアップすると、第3ADU搬送ローラ17及び第4ADU搬送ローラ18を停止させる。この間、シートSは、ADUレジストローラ19に先端が当接しスキューが補正された状態で待機している。これにより、シートSは、図示しない給紙部から給紙され表面の画像形成のために転写部に向かって先行するシートの後端に衝突するのが回避される(ステップS4)。
次に、制御部20は、先行シートのレジストローラ4での駆動開始から430mmsecが経過すると、第3ADU搬送ローラ17、第4ADU搬送ローラ18、及びADUレジストローラ19をプロセス速度(440mm/sec)で駆動させる。これにより、シートSは、裏面の画像形成のために転写部に向けて搬送される(ステップS5)。
次に、制御部20は、ADU出口センサ26によりシートSの後端を検知すると、第3ADU搬送ローラ17及び第4ADU搬送ローラ18の搬送速度をプロセス速度(440mm/sec)から第1及び第2ADU搬送ローラ15,16と同一の搬送速度(525mm/sec)に設定するとともに、タイマー2のカウントを開始させる。これにより、第3ADU搬送ローラ17及び第4ADU搬送ローラ18において、後続のシート搬送のための準備がなされる(ステップS6)。
次に、制御部20は、タイマー2がカウントアップすると、ADUレジストローラ19を停止させる。これにより、シートSの後端がADUレジストローラ19のニップ部を通過するとともに、その後停止して後続のシートのレジストのための準備がなされる(ステップS7)。
(3)シートサイズ毎の循環経路の搬送速度の設定
以下、一例として、シートサイズがA4R(搬送方向長さ297mm)の場合を取り上げて説明する。前提として、本実施形態の画像形成装置は、プロセス速度が440mm/sec、シートサイズが8.5×11(搬送方向長さ216mm)の時の片面連続印字のプリント枚数が90.6枚/分(1枚あたり662msec、先行シートの後端と後続シートの先端との間隔は約75.4mm)であるとする。
A4Rシートでは、先行シートの後端と後続シートの先端との間隔が8.5×11シートの間隔の約75.4mmと共通とすると、A4Rシートの片面連続印字のプリント枚数は70.9枚/分となる(1枚あたり846msec、先行シートの後端と後続シートの先端との間隔は約75.4mm)。
両面画像形成時における転写部を通過するシートの順番は、交互循環方式により画像形成が行われるものとすると、2枚循環の場合は、N枚目の表面、(N−1)枚目の裏面、(N+1)枚目の表面、N枚目の裏面、・・・となり、N枚目の表面が通過して同じN枚目の裏面が循環して再び戻ってくるまでの間に、2枚の別のシートが通過する。そうすると、2枚循環の場合において高生産性の画像形成を行うためには、表面の先端が転写部を通過してから同じシート裏面の先端が循環して戻ってくるまでの時間を、846msec×3=2538msecに設定する必要がある。
3枚循環の場合は、N枚目の表面、(N−2)枚目の裏面、(N+1)枚目の表面、(N−1)枚目の裏面、(N+2)枚目の表面、N枚目の裏面、・・・となり、N枚目の表面が通過して同じN枚目の裏面が循環して再び戻ってくるまでの間に、4枚の別のシートが通過する。そうすると、3枚循環の場合において高生産性の画像形成を行うためには、表面の先端が転写部を通過してから同じシート裏面の先端が循環して戻ってくるまでの時間を、846msec×5=4230msecに設定する必要がある。
図4は、高生産性循環時間に設定するための循環経路の搬送速度を決定するためのフロー図である。本実施形態では、シートSの後端が定着出口センサ23を通過してから反転排紙センサ24を通過するまでのシートSの搬送速度を制御して高生産性循環時間に設定する。
まず、シートSの後端が定着出口センサ23を通過してから反転排紙センサ24を通過するまでのシートSの搬送速度をいくつか変えて、ADUレジストローラ19で待機させない場合のそれぞれの循環時間(ノンストップ循環時間)を算出する。ここでは、搬送速度を、例えば、700mm/sec及び440mm/secとした場合のノンストップ循環時間を算出する(ステップS10)。
ノンストップ循環時間を算出するにあたって、予め以下の値がROM21に記憶されている。レジストローラ4から定着出口センサ23までの経路長La(407mm)及びこの間のシートSの搬送速度Va(=プロセス速度440mm/sec)、定着出口センサ23から反転排紙センサ24までの経路長Lb(221mm)及びこの間のシートSの搬送速度Vb(700mm/secあるいは440mm/sec)、反転排紙センサ24からADUレジストローラ19までの経路長Lc(516mm)及びこの間のシートSの搬送速度Vc(525mm/sec)、ADUレジストローラ19からレジストローラ4までの経路長Ld(138mm)及びこの間のシート搬送速度Vd(=プロセス速度440mm/sec)、シートSの搬送方向長さLs(A4Rならば297mm)、が記憶されている。また、ADU反転ローラ13の反転時間Tr(90msec)、レジストローラ4での待機時間Ts(100msec)が記憶されている。
制御部20は、ROM21から各値を読み出し、(La+Ls)/Va+Lb/Vb+Lc/Vc+Ld/Vd+Tr+Tsの演算を行うことで、Vb=700mm/sec及びVb=440mm/secのそれぞれの場合のノンストップ循環時間を算出する。
ノンストップ循環時間は、Vb=700mm/secの場合は、3403msec、Vb=440mm/secの場合は、3589msecとなる。
次に、Vb=700mm/sec及びVb=440mm/secのそれぞれの場合において、シートSがADUレジストローラ19部で最大待機可能時間待機したときの最大待機循環時間を算出する(ステップS11)。
最大待機循環時間を算出するにあたって、最大待機可能時間を算出し、RAM22に記憶しておく。又は、予め算出したものをシートサイズに対応付けてROM21に記憶させておいてもよい。最大待機可能時間は、後続シートの搬送に与える影響や後続シートとの衝突等を考慮して決定される時間であり、一定のマージンを見込んで設定される。本実施形態では、先行するシートSの後端が第4ADU搬送ローラ18を通過するまで、後続のシートSの先端が第3ADU搬送ローラ17に突入しないように最大待機可能時間を設定している。
これは、第3ADU搬送ローラ17及び第4ADU搬送ローラ18が駆動連結されている構成の場合、先行シートSの後端が第4ADU搬送ローラ18を通過するまでは、第3ADU搬送ローラ17も第4ADU搬送ローラ18とともにプロセス速度440mm/secで駆動されており、この間に後続のシートSの先端が第3ADU搬送ローラ17に突入してしまうと、後続シートSの後方は第2ADU搬送ローラ16により525mm/secで搬送されているので、第2ADU搬送ローラ16と第3ADU搬送ローラ17との間でシートに撓みが発生し、ジャム等のトラブルが発生してしまうからである。
制御部20は、RAM22から最大待機可能時間を読み出し、ノンストップ循環時間にこの最大待機可能時間を加算し、シートSの最大待機循環時間を算出する。
例えば、最大待機可能時間が792msecに設定されているとすると、最大待機循環時間は、Vb=700mm/secの場合は、4195msec(3403msec+792msec)、Vb=440mm/secの場合は、4381msec(3589msec+792msec)となる。
次に、Vb=700mm/sec及びVb=440mm/secのそれぞれの場合において、算出したノンストップ循環時間から最大待機循環時間までの範囲に、上記の高生産性循環時間(2538msec:2枚循環、4230msec:3枚循環)が含まれるか否かを判断する(ステップS12)。
ノンストップ循環時間から最大待機循環時間までの範囲に高生産性循環時間が含まれるか否か判断するにあたって、高生産性循環時間(846msec×3=2538msec:2枚循環、846msec×5=4230msec:3枚循環)を算出し、RAM22に記憶しておく。又は、予め算出したものをシートサイズに対応付けてROM21に記憶させておいてもよい。
制御部20は、RAM22から高生産性循環時間を読み出し、Vb=700mm/sec及びVb=440mm/secのそれぞれの場合において、算出したノンストップ循環時間から最大待機循環時間までの範囲に、上記の高生産性循環時間(2538msec:2枚循環、4230msec:3枚循環)が含まれるか否かを判断する
Vb=700mm/secの場合は、3403msec(ノンストップ循環時間)から4195msec(最大待機循環時間)までの範囲に、2538msecあるいは4230msecが含まれるか否かを判断する。この場合、双方の値とも上記範囲に含まれないと判断される。これは、次のことを意味している。最大待機循環時間(4195msec)よりも3枚循環時の高生産性循環時間(4230msec)の方が長いので、後続シートの衝突が懸念され3枚循環を行うことはできない。そのため、2枚循環になるが、2枚循環時の高生産性循環時間(2538msec)も上記範囲から大きく外れているので、シート間隔が広い箇所が存在することになり、高生産性の循環ができない。
一方、Vb=440mm/secの場合は、3589msec(ノンストップ循環時間)から4381msec(最大待機循環時間)までの範囲に、2538msecあるいは4230msecが含まれるか否かを判断する。この場合、3枚循環の4230msecの値が上記範囲に含まれると判断される。これは、次のことを意味している。ADUレジストローラ19部での待機時間を641msecと仮定することにより、3枚循環時の高生産性循環時間である4230msecで循環を行うことが可能となるとともに、後続シートの搬送に影響を与えたり後続シートとの衝突が発生することがない。
次に、高生産性循環時間が含まれるVb=440mm/secを搬送速度として設定する(ステップS13)。
制御部20は、定着出口センサ23によりシートSの後端が該センサを通過した後の、デカーラローラ10、反転排紙ローラ11及びADU反転ローラ13の搬送速度を、440mm/secに設定する。また、制御部20は、給紙部から給紙された先行するおもて面に画像形成が行われるシートに対するレジストローラ4の駆動開始から430msec後にADUレジストローラ19を駆動を開始させる。これにより、ADUレジストローラ19部での待機時間は641msecとなり、3枚循環の高生産性循環時間の4230msecが達成される。
以上のように、シートサイズに応じて待機部でシートを待機させない場合のノンストップ循環時間から待機部でシートを最大待機可能時間待機させる場合の最大待機循環時間までの範囲に高生産性循環時間が含まれるように設定することができるので、各シートサイズそれぞれにおいて両面画像形成時等における高生産性を、後続シートの搬送に影響を与えたり後続シートとの衝突発生させることい状態で確保することができる。
本実施形態では、搬送速度Vbを2段階で変化させたが、さらに多段階で変化させても良い。また、本実施形態では、440mm/secの搬送速度Vbにおいてのみ、高生産性循環時間が含まれることを満足したが、仮にいくつかの搬送速度Vbにおいて高生産性循環時間が含まれることを満足した場合には、後続シートとの衝突をより低くする観点から、搬送速度の遅い条件を選択することが好ましい。
本実施形態では、シートSの後端が定着出口センサ23を通過してから反転排紙センサ24を通過するまでのシートSの搬送速度を制御して、高生産性循環時間になるように調整したが、循環経路9における他の箇所の搬送速度を制御して、高生産性循環時間になるように調整してもよい。
本実施形態では、交互循環方式によるシート搬送制御を適用したが、複数シートについて表の画像形成を連続して行った後、該複数のシートについて裏の画像形成を連続して行う連続循環タイプのシート搬送制御にも適用可能である。
本実施形態では、シートサイズがA4Rのシートを取り上げたが、他のシートサイズのシートにおいても同様にして最適な循環経路の搬送速度を設定することができる。
本実施形態では、シートSの搬送方向長さLsは予めROM21に記憶されていることとしたが、不定形サイズのシートを使用する場合には、ユーザインターフェース27により該シートの搬送方向長さLsを入力させ、入力された値を用いるようにすればよい。この場合、任意の長さのシートに対しても対応することが可能である。
本実施形態では、画像形成装置の制御部20において、最適な循環経路の搬送速度を算出したが、定型サイズの場合には、予め外部で算出したシートサイズとそのシートサイズに最適な循環経路の搬送速度との関係を示したテーブルをROM21に記憶させるようにしてもよい。この場合、画像形成装置内でその都度搬送速度を算出する必要がない。
本実施形態では、循環経路9においてシートSの表裏を反転させ、シートSの両面に画像を形成する場合に適用しているが、循環経路9にてシートSの表裏を反転させることなく、シートSの片面に合成画像を形成する場合にも適用可能である。
本実施形態では、電子写真方式の画像形成装置について説明したが、インクジェット記録方式等の画像形成装置にも適用可能である。
本実施形態の画像形成装置に係る主要部を示す構成図である。 循環経路のシート搬送に関連する制御ブロック図である。 循環経路のシート搬送に関連する制御フロー図である。 高生産性循環時間に設定するための循環経路の搬送速度を決定するためのフロー図である。
符号の説明
1 感光体
2 転写器
9 循環経路
10 デカーラローラ
11 反転排紙ローラ
13 ADU反転ローラ
15 第1ADU搬送ローラ
16 第2ADU搬送ローラ
17 第3ADU搬送ローラ
18 第4ADU搬送ローラ
19 ADUレジストローラ
20 制御部
21 ROM
22 RAM
23 定着出口センサ
24 反転排紙センサ
25 ADU搬送センサ
26 ADU出口センサ
27 ユーザインターフェース

Claims (4)

  1. シートの第1面と該シートの第2面の両面に対して画像を形成する画像形成装置において、
    前記シートのシートサイズを入力するシートサイズ入力部と、
    前記シートサイズ入力部により入力されたシートサイズのシートにおける第1面と該シートの第2面に画像形成を行う画像形成部と、
    前記画像形成部において前記第1面に画像形成が行われた前記シート前記画像形成部に向けて循環し、かつ、複数枚の前記シートサイズのシートを内蔵することができる循環経路と、
    前記循環経路に設けられ、前記シートを再度前記画像形成部に向けて搬送する再搬送手段と、
    前記循環経路に設けられ、前記シートを待機させる待機部と、
    前記シートサイズのシートを使用する場合に、シートに画像形成を開始してから次のシートに画像形成を開始するまでに要する時間を用紙間隔時間とし、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでの間に前記画像形成部を通過するシートの枚数を通過枚数とし、前記通過枚数を第1通過枚数としたときに、前記第1通過枚数に1加算した値と前記用紙間隔時間とを掛け合わせた時間である第1高生産性循環時間と、前記通過枚数を前記第1通過枚数とは異なる第2通過枚数としたときに、前記第2通過枚数に1加算した値と前記用紙間隔時間とを掛け合わせた時間である第2高生産性循環時間とを、算出する高生産性循環時間算出手段と、
    前記再搬送手段が前記循環経路における所定の区間にて前記シートを第1搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて待機しない場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第1ノンストップ循環時間と、前記再搬送手段が前記循環経路における前記所定の区間にて前記シートを第1搬送速度とは異なる第2搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて待機しない場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第2ノンストップ循環時間とを、算出するノンストップ循環時間算出手段と、
    前記再搬送手段が前記所定の区間にて前記シートを前記第1搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて最大待機可能時間待機する場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第1最大待機循環時間と、前記再搬送手段が前記所定の区間にて前記シートを前記第2搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて最大待機可能時間待機する場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第2最大待機循環時間とを、算出する最大待機循環時間算出手段と、
    前記第1ノンストップ循環時間から前記第1最大待機循環時間までの範囲に前記第1高生産性循環時間と前記第2高生産性循環時間のそれぞれが含まれるか否かの可否判断を行い、該可否判断により、
    (a)前記範囲に前記第1高生産性循環時間が含まれると判断した場合、前記第1通過枚数を通過枚数として設定するとともに、前記第1搬送速度を前記所定の区間における前記再搬送手段の搬送速度として設定し、
    (b)前記範囲に前記第1高生産性循環時間が含まれず、前記範囲に前記第2高生産性循環時間が含まれると判断した場合、前記第2通過枚数を通過枚数として設定するとともに、前記第1搬送速度を前記所定の区間における前記再搬送手段の搬送速度として設定し、
    (c)前記範囲に前記第1高生産性循環時間と前記第2高生産性循環時間のいずれもが前記範囲に含まれないと判断した場合、前記第1ノンストップ循環時間を前記第2ノンストップ循環時間に置き換え、前記第1最大待機循環時間を前記第2最大待機循環時間に置き換え、前記可否判断を行う、制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2搬送速度は前記第1搬送速度よりも遅いこと、を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. シートの第1面と該シートの第2面の両面に対して画像を形成する画像形成装置において、
    前記シートのシートサイズを入力するシートサイズ入力部と、
    前記シートサイズ入力部により入力されたシートサイズのシートにおける第1面と該シートの第2面に画像形成を行う画像形成部と、
    前記画像形成部において前記第1面に画像形成が行われた前記シートを前記画像形成部に向けて循環し、かつ、複数枚の前記シートサイズのシートを内蔵することができる循環経路と、
    前記循環経路に設けられ、前記シートを再度前記画像形成部に向けて搬送する再搬送手段と、
    前記循環経路に設けられ、前記シートを待機させる待機部と、
    を有する画像形成装置に用いられる搬送速度設定プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記シートサイズのシートを使用する場合に、シートに画像形成を開始してから次のシートに画像形成を開始するまでに要する時間を用紙間隔時間とし、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでの間に前記画像形成部を通過するシートの枚数を通過枚数とし、前記通過枚数を第1通過枚数としたときに、前記第1通過枚数に1加算した値と前記用紙間隔時間とを掛け合わせた時間である第1高生産性循環時間と、前記通過枚数を前記第1通過枚数とは異なる第2通過枚数としたときに、前記第2通過枚数に1加算した値と前記用紙間隔時間とを掛け合わせた時間である第2高生産性循環時間とを、算出する高生産性循環時間算出ステップと、
    前記再搬送手段が前記循環経路における所定の区間にて前記シートを第1搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて待機しない場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第1ノンストップ循環時間と、前記再搬送手段が前記循環経路における前記所定の区間にて前記シートを第1搬送速度とは異なる第2搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて待機しない場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第2ノンストップ循環時間とを、算出するノンストップ循環時間算出ステップと、
    前記再搬送手段が前記所定の区間にて前記シートを前記第1搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて最大待機可能時間待機する場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第1最大待機循環時間と、前記再搬送手段が前記所定の区間にて前記シートを前記第2搬送速度で搬送し、かつ該シートが前記待機部にて最大待機可能時間待機する場合に、前記シートの第1面の先端が前記画像形成部を通過してから前記循環経路を経由して該シートの第2面の先端が前記画像形成部にくるまでに要する時間である第2最大待機循環時間とを、算出する最大待機循環時間算出ステップと、
    前記第1ノンストップ循環時間から前記第1最大待機循環時間までの範囲に前記第1高生産性循環時間と前記第2高生産性循環時間のそれぞれが含まれるか否かの可否判断を行い、該可否判断により、
    (a)前記範囲に前記第1高生産性循環時間が含まれると判断した場合、前記第1通過枚数を通過枚数として設定するとともに、前記第1搬送速度を前記所定の区間における前記再搬送手段の搬送速度として設定し、
    (b)前記範囲に前記第1高生産性循環時間が含まれず、前記範囲に前記第2高生産性循環時間が含まれると判断した場合、前記第2通過枚数を通過枚数として設定するとともに、前記第1搬送速度を前記所定の区間における前記再搬送手段の搬送速度として設定し、
    (c)前記範囲に前記第1高生産性循環時間と前記第2高生産性循環時間のいずれもが前記範囲に含まれないと判断した場合、前記第1ノンストップ循環時間を前記第2ノンストップ循環時間に置き換え、前記第1最大待機循環時間を前記第2最大待機循環時間に置き換え、前記可否判断を行う、搬送速度設定ステップと、
    を実行させることを特徴とする搬送速度設定プログラム。
  4. 前記第2搬送速度は前記第1搬送速度よりも遅いこと、を特徴とする請求項3に記載の搬送速度設定プログラム。
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