JP4691044B2 - ファイバセンサ、ファイバセンサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表面プラズモン共鳴(SPR)センサ、透過・反射光強度計測、または蛍光バーコード認識計測などを利用して各種物質の物性や反応特性を測定する装置とその製造方法に関し、特に光ファイバを用いたファイバセンサおよびファイバセンサ装置に関する。
ファイバセンサ測定面形成の1例として金属中の自由電子によるプラズマ波の中で金属の表面に局在するものを、量子力学では、表面プラズモンと呼ぶ。この表面プラズモンは、プラズマ波と電磁波の混成状態であり、金属表面を伝播する。近年、表面プラズモンを光により共鳴励起(発生)させて、金属表面上に存在する物質の測定を行う技術が注目されている。この表面プラズモン共鳴(SPR)による測定は、特に蛋白質に代表される生体物質相互作用を、色素などを化学修飾なく、しかも、相互作用の動的挙動を精度良くリアルタイムに測定できる技術として注目を浴びている。
上述したSPRによる測定を利用した従来のプラズモンセンサ装置10(以下、SPR装置と呼ぶ)を図19に示す。このSPR装置10は、光ファイバ2の先端部に形成されたSPRセンサ1と、測定のための所定の波長や周波数の光を発光しビームスプリッター4およびファイバーカプラー5aを介してSPRセンサ1へ出力するための光源3と、SPRセンサ1で反射された反射光(光情報)をビームスプリッター4およびファイバーカプラー5aを介して検出するための光検出器8とで構成される。なお、光源3は、He−Neレーザー光源やハロゲンランプ等を用いているが、SPRセンサ1は、基本的に入射
角一定で測定するので、周波数可変タイプのものとしている。また、偏光を利用する場合には、1/2波長板や1/4波長板などの偏光素子5b、5cを配置させる。
図19に示す従来のSPRセンサ装置10では、光源3から出力した光がビームスプリッター4を透過し、光ファイバ2を介してSPRセンサ1の測定面6に照射される。測定面6に光を照射すると、測定面6において反射光が発生するが、その反射光は光ファイバ2、ビームスプリッター4を介して光検出器8に導入される。測定面6からの反射光は、たとえば図の矢印の方向(紙面に向って左から右)に流れる測定対象物質7が測定面6に結合することにより、強度が変化する性質を有する。このため、反射光の強度変化を測定することにより、測定対象物質7の特性や、反応、さらには物質間の相互作用等を、リアルタイムに測定することができる。
特開2001-165852号公報
しかしながら、上述した従来のSPR装置では、SPRセンサの導光コア先端に位置する測定面の形状が、円錐径5μmと微細であるため破損しやすい。また、その形状に精度良く加工するには多大な時間が必要となり、加工が困難であるという問題があった。
さらに、測定部は、円錐形状の導光コア先端と、平面形状であるクラッド先端との両者に、蒸着等により金属膜を固着させるが、両者は形状が異なるので蒸着源からの距離が不均一であり、均一な金属薄膜を形成(蒸着)することは困難であるという問題もある。
さらに、SPRセンサは、測定対象物質が流される検体容器に固定されているため、容易に着脱することができない。たとえば、ある測定対象物質の測定が終了した後、別の測定対象物質の測定を行う場合、再度SPRセンサを設置しなおさなければならず、測定準備に多大な時間を要するという問題も生じる。
さらに、複数の測定対象物質の特性を同時に測定する場合、複数のSPRセンサが必要となるため、各SPRセンサの設置に多大な時間を要するだけでなく、SPRセンサ装置自体が大型化してしまうという問題も生じる。
さらに、SPRセンサ装置には、測定対象物質を供給、排出するためのSUSチューブ、測定対象物質とSPRセンサを接触させるための検出用流路等の付属品が必要となることからコスト高となるだけでなく、SPRセンサ装置自体が大型化してしまうという問題も生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、小型で簡素化され、高精度で効率の良い測定を行うことが出来るSPRセンサ、透過・反射光強度計測、または蛍光バーコード認識計測などを利用したファイバセンサおよびファイバセンサ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、この発明のファイバセンサの第1の態様は、先端部の端面に測定面を有する光導波路が固定された光導波路ユニットと、前記測定面に接触させて測定が行なわれる測定対象の検体が流入出される検体流路を有し、1つの部材で構成されたチャンネルユニットとを備え、前記チャンネルユニットおよび前記光導波路ユニットは、前記光導波路の測定面が前記検体流路の壁面の一部となるようにコネクタ構造によって位置決めされると共に着脱可能に取り付けられていることを特徴とするファイバセンサである。
この発明のファイバセンサの第2の態様は、前記チャンネルユニットは、表面に貫通孔あるいは溝が形成された平板形状をなし、前記貫通孔あるいは前記溝が前記測定面を囲うように設置することで、前記測定面と、前記貫通孔あるいは前記溝とからなる前記検体流路を形成するように構成されているファイバセンサである。
また、前記光導波路ユニットには流入用流路と流出用流路が形成され、流入用流路の一端が前記チャンネルユニットの検体供給口に、流出用流路の一端が前記チャネルユニットの検体排出口にそれぞれ接続されるように構成されているファイバセンサである。
この発明のファイバセンサの第3の態様は、前記光導波路は、m×n構造で光導波路ユニットに任意の間隔で配置されているファイバセンサである。
この発明のファイバセンサの第4の態様は、測定面が光導波路の端部に形成された第一の光導波路ユニットと、前記測定面からの光情報を検出する検出部と、前記測定面に接触させて測定が行なわれる測定対象の検体が検体流路を介して流入出されるチャンネルユニットとを備え、前記光導波路は前記測定面が前記チャンネルユニットの流路壁面の一部となるように前記第一の光導波路ユニットに設置され、前記光情報は、前記測定面からの透過光もしくは、反射光、蛍光、化学発光であることを特徴とするファイバセンサである。
この発明のファイバセンサの第5の態様は、測定面が光導波路の端部に形成された第一の光導波路ユニットと、前記測定面からの光情報を検出する検出部と、前記測定面へ光を伝播させる第二の光導波路ユニットと、前記測定面に接触させて測定が行なわれる測定対象の検体が検体流路を介して流入出されるチャンネルユニットとを備え、前記光導波路は前記測定面が前記チャンネルユニットの流路壁面の一部となるように前記第一の光導波路ユニットに設置され、
前記光情報は、前記測定面からの透過光もしくは、反射光、蛍光であることを特徴とするファイバセンサである。
この発明のファイバセンサの第6の態様は、測定面が光導波路の端部に形成された光導波路ユニットと、前記測定面に接触させて測定が行なわれる測定対象の検体が検体流路を介して流入出されるチャンネルユニットとを備え、
前記測定面は、前記光導波路が前記光導波路ユニットに設置され、少なくとも前記光導波路の先端部を覆うように前記光導波路ユニットの端面に測定面形成用コネクタを設置させ、前記測定面形成用コネクタを介して光導波路の先端部に金属粒子を含む溶媒を流入出させることにより形成されることを特徴とするファイバセンサである。
この発明のファイバセンサの第7の態様は、前記光導波路ユニットと、前記チャンネルユニットとは、位置決めピンを用いたコネクタ構造で結合されるとともに、前記検体流路が形成されることを特徴とするファイバセンサである。
この発明のファイバセンサの第8の態様は、前記光導波路ユニットの中には、前記チャンネルユニットへ測定対象の検体もしくは洗浄剤を流入出させるための流入出流路が形成されていることを特徴とするファイバセンサである。
この発明のファイバセンサの第9の態様は、前記光導波路ユニットには、前記チャンネルユニットへ測定対象の検体もしくは洗浄剤を流入出させるためのキャピラリが設置されることを特徴とするファイバセンサである。
この発明のファイバセンサの第10の態様は、前記測定面には、リガンド層を形成するための溶媒が供給され、リガンド層が形成された後に、測定対象の検体が供給されることを特徴とするファイバセンサである。
この発明のファイバセンサの第11の態様は、前記測定面は、プラズモン共鳴(SPR)センサにより形成されたことを特徴とするファイバセンサである。
この発明のファイバセンサ装置の第1の態様は、上述したファイバセンサと、前記光導波路ユニットを介して前記測定面へ照射させる測定光を供給するための少なくとも一つ以上の光源と、前記測定面からの光情報を検出する少なくとも一つ以上の光検出部とを備えたファイバセンサ装置である。
この発明のファイバセンサ装置の第2の態様は、前記光検出部は、前記測定面からの光情報を時間的もしくは空間的に切り替える切り替え手段を備えたことを特徴とするファイバセンサ装置である。
この発明のファイバセンサ装置の第3の態様は、前記切り替え手段として1個以上の穴の空いた1枚以上の遮光板を回転または動かす駆動装置を備えていることを特徴とするファイバセンサ装置である。
この発明のファイバセンサ装置の第4の態様は、前記検出部からの電気信号を時間的に分解することで信号を切り替えることを特徴とするファイバセンサ装置である。
この発明のファイバセンサ装置の第5の態様は、前記検出部への光信号を時間的に分解することで信号を切り替えることを特徴とするファイバセンサ装置である。
この発明のファイバセンサ装置による測定方法の第1の態様は、検体流路を介した第一の光導波路ユニット測定面の自己発光反応によって測定面から発せられる化学発光を光検出部で検出し、
検出した化学発光から測定対象の検体の特性を測定するファイバセンサ装置による測定方法である。
この発明のファイバセンサ装置による測定方法の第2の態様は、光源から光導波路に光を供給し、
光導波路を伝播してきた光を、検体流路を介して前記光導波路と対向位置に形成された測定面に照射し、
光を照射した測定面から発せられる透過光、反射光、もしくは蛍光を光検出部で検出し、
検出した透過光、反射光、もしくは蛍光から測定対象の検体の特性を測定するファイバセンサ装置による測定方法である。
この発明のファイバセンサ装置による測定方法の第3の態様は、一つの光源から複数の光導波路に光を供給し、
光導波路を伝搬してきた光を、検体流路内に形成された複数の測定面に同時に照射し、
光を照射した前記複数の測定面から発せられる透過光、反射光、もしくは蛍光、の各光情報を一つの光検出部で時間的、空間的に切り替えて検出するファイバセンサ装置による測定方法である。
この発明のファイバセンサ装置による測定方法の第4の態様は、検体流路内に形成された複数の測定面の自己発光反応によって測定面から発せられる化学発光の光情報を一つの光検出部で時間的、空間的に切り替えて検出するファイバセンサ装置による測定方法である。
この発明のファイバセンサ装置による測定方法の第5の態様は、前記切り替え手段として1個以上の穴の空いた1枚以上の遮光板を回転または動かす駆動装置を備えることを特徴とするファイバセンサ装置による測定方法である。
この発明のファイバセンサ装置による測定方法の第6の態様は、前記検出部からの電気信号を時間的に分解することで信号を切り替えることを特徴とするファイバセンサ装置による測定方法である。
この発明のファイバセンサ装置による測定方法の第7の態様は、前記検出部への光信号を時間的に分解することで信号を切り替えることを特徴とするファイバセンサ装置による測定方法である。
本発明のファイバセンサによれば、光導波路はその測定面がチャンネルユニットの流路壁面の一部となるように、光導波路ユニットに着脱可能となるように設置されているので、測定面もしくはチャンネルユニットが劣化もしくは破損した際、両者を容易に交換をすることができる。
また、本発明のファイバセンサによれば、光導波路はその測定面がチャンネルユニットの流路壁面の一部となるように設置され、前記光導波路は少なくとも1本以上で構成されているので、測定面の集積化、多芯化が可能となり、一度に多数の検体の特性を測定することができる。
さらに、本発明のファイバセンサによれば、測定面が光導波路の端部に形成された第一の光導波路ユニットと、前記測定面からの光情報を検出する検出部と、前記測定面へ光を伝播させる第二の光導波路ユニットと、前記測定面に接触させて測定が行なわれる測定対象の検体が検体流路を介して流入出されるチャンネルユニットとを備え、前記光導波路は前記測定面が前記チャンネルユニットの流路壁面の一部となるように前記第一光導波路ユニットに設置され、前記光情報は前記測定面からの透過光もしくは、蛍光、化学発光であるので、従来の反射光方式よりSN(Signal to Noise)比が改善され、高精度な測定を行うことができる。
さらに、本発明のファイバセンサは、光導波路はその測定面が前記チャンネルユニットの流路壁面の一部となるように前記光導波路ユニットに設置され、かつ前記測定面には前記チャンネルユニットに形成された流入出チャンネルを介して金属粒子を含む溶媒を流入出させることにより薄膜が形成されるので、前記測定面を形成するための金属粒子の供給が容易であり、金属粒子を光導波路の測定面を形成させる位置に容易に堆積させることができる。また、金属粒子の溶媒の流量、もしくは流れ方向を制御することにより、金属粒子の薄膜の膜厚、もしくはセンサ部形状の制御もしくは膜厚の均一化を実現することができる。
さらに、本発明のファイバセンサは、チャンネルユニットに洗浄剤を容易に供給することができるので、前記チャンネルユニットを、光導波路ユニットから取り外すことなく容易に洗浄することができる。
さらに、本発明のファイバセンサは、測定面が端部に形成された光導波路が2本以上設置されている場合、各測定面に複数種のリガンド層を形成するための溶媒を供給することができ、リガンド層が形成された後に、測定対象の検体が供給されるので、多種測定を効率的に実施することができる。
本発明のファイバセンサ装置によれば、上述したファイバセンサと、光導波路ユニットを介して前記測定面へ照射させる測定光を供給するための少なくとも一つ以上の光源と、測定面からの光情報を検出する少なくとも一つ以上の光検出部と切り替え部とを備えているので、装置全体の小型化が可能となる。
本発明の検体の測定方法によれば、光源から光導波路に光を供給し、光導波路を伝播してきた光を、検体流路内に形成された複数の測定面に照射し、光を照射した測定面から発せられる透過光、反射光、もしくは蛍光、化学発光を光検出部で検出し、検出した透過光、反射光、もしくは蛍光、化学発光から測定対象の検体の特性を測定するので、より高精度に検体の測定を行うことができる。
また、本発明の検体の測定方法によれば、一つの光源から複数の光導波路に光を供給し、光導波路を伝搬してきた光を、検体流路内に形成された複数の測定面に同時に照射し、光を照射した前記複数の測定面から発せられる透過光、反射光、もしくは蛍光、化学発光等の各光情報を一つの光検出部で時間的、空間的に切り替えて検出するので、一度に多数の検体の測定をより高精度に行うことができる。
本発明のファイバセンサの一実施形態を示す概略構成図である。 図1に示す本発明のファイバセンサの上面図である。 (a)、(b)は本発明のファイバセンサの光導波路ユニットの一実施形態を示す概略構成図である。 本発明のファイバセンサの一実施形態を示す概略構成図である。 (a)、(b)は本発明のファイバセンサの一実施形態を示す概略説明図である。 (a)、(b)本発明のファイバセンサの一実施形態を示す概略断面図である。 (a)から(d)は本発明のファイバセンサの一実施形態を示す概略構成図である。 本発明のファイバセンサの一実施形態を示す概略構成図である。 (a)、(b)は本発明のファイバセンサの一実施形態を示す概略構成図である。 本発明のファイバセンサの一実施形態を示す概略構成図である。 本発明のファイバセンサの一実施形態であるリガンド形成方法を示す概略構成図である。 図11に示すリガンド形成方法の一部拡大図である。 本発明のファイバセンサ装置の一実施形態を示す概略構成図である。 複数の光導波路が円上に配置され、検出器が1個の場合、遮光板を回転移動させて空間的に切り替える態様を示す図である。 複数の光導波路が円弧上に配置され、検出器が1個の場合、遮光板を回転移動させて空間的に切り替える態様を示す図である。 複数の光導波路が直線および2次元に配置され、検出器が1個の場合、遮光板を上下移動、直線移動させて空間的に切り替える態様を示す図である。 複数の光導波路が2次元に配置され、検出器が1個の場合、検出器を移動させて空間的に切り替える態様を示す図である。 複数の光導波路が直線状に配置され、検出器が1個で、遮光板が固定されている場合、検出器を移動させて空間的に切り替える態様を示す図である。 従来のプラズモンセンサ装置を示す概略構成図である。
符号の説明
100、120、140、172 ファイバセンサ
102 光導波路ユニット
102a 嵌挿凸部
103a 流入用流路
103b 流出用流路
104 チャンネルユニット
104a 嵌合孔
105a 流入用チューブ
105b 流出用チューブ
106 光導波路
106a 先端部
107 測定面形成用コネクタ
108 測定面
109 ガラスチューブ
110 検体供給口
112 検体流路
114 検体排出口
122 光導波路ユニット
124 流入用流路
126 流出用流路
128 流路
150 リガンド形成冶具
152 リガンド溶媒供給用チューブ
154 リガンド供給用コネクタ
156 受容体ユニット
156a、156b 貫通穴
158 リガンド溶媒排出用チューブ
160 リガンド排出用コネクタ
162 受容体ビーズ
170 ファイバセンサ装置
174 光源
176 計測部
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1には、本発明に係るファイバセンサ100の実施形態の一例の斜視図が示されている。このファイバセンサ100は、光導波路ユニット102にチャンネルユニット104がコネクタ構造により取り付けられて構成されている。コネクタ構造とは、チャンネルユニット104に形成された嵌合孔104aに嵌合する嵌挿凸部102aが光導波路ユニット102に形成され、嵌合孔104aと嵌挿凸部102aを接合することにより位置決め容易に接続が可能な構造のことである。なお、図示しないが、光導波路ユニット102には、嵌挿凸部102aを形成させずに嵌合孔を形成し、嵌挿ピン等を用いてチャンネルユニット104と接続させても良い。また、必要に応じて、両ユニットの接続固定を行う固定用クリップを使用してもよい。
次に、光導波路ユニット102について説明する。光導波路ユニット102は、図2に示すように、先端部106aにプラズモン共鳴(SPR)により形成されるか、あるいは多層反射膜や鏡面処理された測定面108を有する光導波路106を設置、固定して構成される。なお、光導波路106は、その測定面108がチャンネルユニット104の壁面の一部となるように、光導波路ユニット102に固定される。図2では、光導波路106はその測定面108が光導波路ユニット102の端面と同一面上に位置するように固定されているが、光導波路106は非同一面上で固定させてもよく、チャンネルユニット104の壁面の一部となればよい。
また、光導波路ユニット102は、図3(a)、(b)に示すように、光導波路106を多芯配置構成としてもよい。光導波路106の配置構成は、m×n構成からなり、例えば図3(a)に示す一次元配列構成の一例としては1×4構成、図3(b)に示す二次元配列構成の一例としては3×4構成としてもよく、特に限定されるものではない。各光導波路106の先端には、それぞれ測定面108がそれぞれ形成されているため、一度に、光導波路106の設置数分だけ、検体の測定を行うことができる。
さらに、図4に示すように、光導波路ユニット102には検体流入出用の流入用流路103aと、流出用流路103bを必要に応じて形成させてもよい。この場合、流入用流路103aの一端は流入用チューブ105aに接続され、流入用流路103aのもう一端は後述するチャンネルユニット104の検体供給口110(図7を参照)に接続されている。
また、流出用流路103bの一端は流出用チューブ105bに接続され、流出用流路103bのもう一端は後述するチャンネルユニット104の検体排出口114(図7を参照)に接続されている。
次に、測定面108の形成方法について、図5(a)、(b)を参照して説明する。図5(a)は測定面108の形成前の構成斜視図であり、図5(b)は測定面108の形成時(組立後)の一部拡大断面図である。測定面108は、まず、光導波路ユニット102に光導波路106を取り付け、光導波路ユニット102に金属粒子を含む溶媒を流入出するガラスチューブ109(詳細な構成は図6を参照)が取り付けられた測定面形成用コネクタ107を対抗配置させる。金属粒子を含む溶媒をガラスチューブ109と測定面形成用コネクタ107を介して光導波路106の先端部106aに供給することにより測定面108が形成される。測定面108の膜厚は、溶媒の供給量もしくは供給速度等を変化させることにより制御することができる。なお、測定面形成用コネクタ107は、図1に示すチャンネルユニット104を代用してもよい。
図5(a)、(b)では、光導波路106が多芯化されている場合について説明したが、測定面形成用コネクタ107にガラスチューブ109を多芯化配置させることにより、一度に複数の光導波路106の先端に測定面108を形成させることが可能となる。なお、この光導波路106の多芯構造は、単芯構造にも適用出来る。
上述した構成では、リガンドを測定面に形成することが可能である。多芯構造の光導波路の各測定面に、それぞれ複数種のリガンド溶媒を送ることにより、多種のリガンドを形成させることができる。この手法は、コネクタ構造の組み込んだ状態で実施することが出来るので、多種の検体測定を効率的に実施することができる。
次に、図5(a)、(b)に示した測定面形成用コネクタ107に接続されているガラスチューブ109の一例を、図6(a)、(b)を参照して説明する。図6(a)に示すガラスチューブ109は、断面円形で二層構造の2重管構成であり、内層側の管が溶媒の排出用であり、外層側の管が溶媒の供給用となっている。また、図6(b)に示すガラスチューブ109は、断面円形で二層構造の多穴管構成であり、内層側の管が溶媒の排出用であり、外層側の4つの管が溶媒の供給用である。なお、ガラスチューブ109は、図6(a)、(b)に示す構造に限定されるものではない。例えば、供給用の管と排出用の管を逆の用途として使用しても良い。また、図6(b)の供給用の管の数は4つに限定されるものではなく、必要に応じて変えればよい。
なお、図6(a)、(b)に示すように、二層構造のガラスチューブ109の内外を、場合に応じて溶媒排出用と供給用で使い分けると、金属膜の形成厚み状態を制御することが可能であり、センサ感度を調整することができる。
次に、チャンネルユニット104について説明する。チャンネルユニット104は、図7(a)から(d)に示すように、測定対象の検体を供給するための検体供給口110と、検体が流れる検体流路112と、検体を排出するための検体排出口114が形成されている。検体流路112の流路形状は、図7(a)から(d)に示すように、(a)基本型、(b)反応物検出型、(c)、(d)二次元配列対応型等が考えられ、測定目的に選択すればよく、特に限定されるものではない。また、光導波路106の先端に形成された測定面108(図2参照)が、検体流路112の壁面の一部となるような形状であれば良い。
次に、図8を参照して、ファイバセンサ120の他の実施形態を示す。なお、図1に示すファイバセンサ100と同じものについては同じ符号を付して説明する。図8に示すファイバセンサ120は、図1に示すファイバセンサ100に、さらに第二の光導波路ユニット122を設置して構成されている。第二の光導波路ユニット122は、第一の光導波路ユニット102にチャンネルユニット104を挟んで対向配置され、第一の光導波路ユニット102に取り付けられた光導波路106に形成された測定面108へ光を供給するためのものである。このため、図8に示すファイバセンサ120は、第二の光導波路ユニット122側に設置された光源から入力された測定用の光が測定面108に照射され、測定面108からの透過光もしくは蛍光、化学発光を第一の光導波路ユニット102を介して検出部で受光する構成となっている。
検出部は、光導波路が複数の場合、光検出器は1個以上あれば良い。光検出器が1個の場合は図14に示すように遮光板を回転させる等移動させて空間的に切り替えれば良いし、遮光板の移動を一定にして検出器からの信号を時間的に切り替えても良い。
遮光板の移動方法は図15、16に示すように光導波路の形状に合わせて直線的でも、円弧状でも、2次元及び3次元でも切り替えが出来れば良い。また、遮光板の形状は円でも方形でも選択された信号が通過できれば良い。検出器を図17のように移動させても良い。光検出器の移動方法は光導波路の形状に合わせて直線的でも、円弧状でも、2次元及び3次元でも切り替えが出来れば良い。また図18のように固定の遮光板と組み合わせて光検出器を移動させても良い。また、光検出器を移動させるかわりに複数配置しても良い。
なお、図示しないが、第二の光導波路側に光源を配置せず(図1参照)、第一の光導波路側に光源と、検出部の両方を配置させてもよい。この場合、第一の光導波路側から測定用の光を入力させ、測定面108からの反射光を、第一の光導波路を介して途中で検出部に反射光が伝搬されるようにプリズム、ミラー等により光路をシフトさせればよい。この構成は、光導波路が単数の場合と、複数の場合のいずれにも適用可能である。
なお、第二の光導波路ユニット122は、図9に示すように、測定用光の受光側の光導波路数と同数の照射用の光導波路を設けた多芯構造としている。これは、同時に多芯(多種)の測定を実施することができるからである。なお、図示しないが、第二の光導波路ユニット122に設置する光導波路の数と、第一の光導波路ユニット102に設置する光導波路の数は、必ず同数にする必要はない。測定面108からの光情報を受光することができる必要最低限以上の光導波路の数を設置すればよい。
また、第二の光導波路ユニット122は、図9に示すように、検体流入出用の流入用流路124と、流出用流路126とを必要に応じて形成させてもよい。この場合、流入用流路124の一端は流入用チューブ105aに接続され、流入用流路124のもう一端はチャンネルユニット104の検体供給口110(図7を参照)に接続されている。また、流出用流路126の一端は流出用チューブ105bに接続され、流出用流路126のもう一端はチャンネルユニット104の検体排出口114(図7を参照)に接続されている。
次に、図8および図9の他実施例について図10を参照して説明する。図10に示すファイバセンサ140は、チャンネルユニットを配置させずに第二の光導波路ユニットの端面に、検体の流路128を形成させたものである。それ以外は、図8と同様の構成である。このような構成にすると、チャンネルユニットが不要となり、より簡易な構成となる。
次に図11を参照して、リガンド形成方法の他実施例を説明する。
図11に示すリガンド形成冶具150は、リガンド溶媒供給用チューブ152を備えたリガンド供給用コネクタ154と、受容体ユニット156と、リガンド溶媒排出用チューブ158を備えたリガンド排出用コネクタ160とが、順にコネクタ構造で接続されている。なお、受容体ユニット156は、図12に示すように、径が異なる2つの貫通穴156a、156bが複数個所形成され、各貫通穴の径の大きい方(図12では貫通穴156a)に、測定対象検体である受容体ビーズ162が収納されることになる。また、リガンド溶媒供給用チューブ152およびリガンド溶媒排出用チューブ158は、上述した図6(a)、(b)に示す構造のチューブを使用してもよい。
次に図11および図12を参照し、リガンド形成冶具150を用いて受容体ユニット156に受容体ビーズ162を収納させる方法について説明する。まず、リガンド供給用コネクタ154と、受容体ユニット156と、リガンド排出用コネクタ160とをコネクタ構造で接続する。この際、受容体ユニット156は、径の大きい貫通穴156aの方をリガンド供給用コネクタ154側に向けて接続させる。
次に、リガンド溶媒供給用チューブ152と、リガンド供給側コネクタ154を介して受容体ユニット156に受容体ビーズ162を含んだリガンド溶媒を供給する。受容体ユニット156では、径の小さい貫通穴156bからは、受容体ビーズ162が通過しないように設計されているため、受容体ユニット156に受容体ビーズ162がトラップ(収納)されることになる。なお、不要な溶媒は受容体ユニット156を通過し、リガンド排出用コネクタ160を介してリガンド溶媒排出用チューブ158から排出される。
上述のように受容体ユニット156に形成された検体(受容体ビーズ162)は、図1または図8に示すようなファイバセンサのチャンネルユニットの代わりに組み込んだ構成で測定することになる。この場合、光導波路ユニットに設置された光導波路の先端には測定面を形成させなくてもよい。図1の構成であれば、図示しないが、光導波路ユニットから検体に光を照射させ、検体からの反射光を測定することにより検体の測定を行う。図8の構成であれば、図14に示すように、第一の光導波路ユニットから検体に光を照射させ、検体からの透過光を、第二の光導波路を介して検出部で測定することにより検体の測定を行う。また、この受容体ビーズを蛍光バーコード認識させている場合には、受容体ビーズからの蛍光を測定することにより検体の測定を行う。
次に、図13を参照して、ファイバセンサ装置の実施形態を示す。図13に示すファイバセンサ装置170は、図8に示すファイバセンサ172に加え、さらに測定光を発生させる光源174と、測定面からの透過・反射光、あるいは蛍光、化学発光などの光情報を受光し解析する計測部176とを備えている。図13に示すファイバセンサ装置170では、ファイバセンサ172の測定面を有する光導波路が複数設置されているのに対し(詳細は図8を参照)、光源174および計測部176が一つずつのみ設置されている。つまり、一つの光源174から測定用の光が出力された後、スプリッタ等により分岐されて、照射側の複数の光導波路に伝搬されることになる。また、複数の測定面からの透過光、蛍光、化学発光等を複数の受光側の光導波路で受光し、時間的もしくは空間的に切り替えて計測部176において測定する。
光導波路が複数の場合、光検出器は1個以上あれば良い。光検出器が1個の場合は図14に示すように遮光板を回転させる等移動させて空間的に切り替えれば良いし、遮光板の移動を一定にして検出器からの信号を時間的に切り替えても良い。遮光板の移動方法は図15、16に示すように光導波路の形状に合わせて直線的でも、円弧状でも、2次元及び3次元でも切り替えが出来れば良い。また、遮光板の形状は円でも方形でも選択された信号が通過できれば良い。光検出器を図17のように移動させても良い。光検出器の移動方法は光導波路の形状に合わせて直線的でも、円弧状でも、2次元及び3次元でも切り替えが出来れば良い。また図18のように固定の遮光板と組み合わせて光検出器を移動させても良い。また、光検出器を移動させるかわりに複数配置しても良い。
このため、図13に示すファイバセンサ装置では、図示しないが、一度に光導波路106の設置数分だけ、検体の測定を行うことができる。
次に図13を参照して、ファイバセンサ装置170を用いた検体の測定方法について説明する。まず、一つの光源172から複数の光導波路に対し測定用の光を供給する。この際、図示しないが、1×n(nは設置されている照射側の光導波路の数)のスプリッタにより、光源172からの測定用の光を分岐する。次に照射側の光導波路を伝播してきた測定用の光を、前記光導波路の先端部に形成された測定面に照射する。測定面にはリガンド層が形成され、そのリガンド層には検体がトラップされている状態である。この検体の状態により、測定面からの透過光の状態が変化することになる。次に、測定面から発せられる透過光を受光側の光導波路で受光し、最後に、計測部176にて検出した透過光、反射光、あるいは蛍光、化学発光などの光情報から測定対象の検体の特性を測定する。なお、照射側および受光側の光導波路が複数設置されている場合は、各測定面から発せられる各透過光、反射光、あるいは蛍光、化学発光などの光情報を一つの光検出部で時間的、空間的に切り替えて検出する。
光導波路が複数の場合、図14に示すように遮光板を回転させる等移動させて空間的に切り替えれば良いし、遮光板の移動を一定にして検出器からの信号を時間的に切り替えても良い。遮光板の移動方法は図15、16に示すように光導波路の形状に合わせて直線的でも、円弧状でも、2次元及び3次元でも切り替えが出来れば良い。また、遮光板の形状は円でも方形でも選択された信号が通過できれば良い。光検出器を図17のように移動させても良い。光検出器の移動方法は光導波路の形状に合わせて直線的でも、円弧状でも、2次元及び3次元でも切り替えが出来れば良い。また図18のように固定の遮光板と組み合わせて光検出器を移動させても良い。
なお、図示しないが、上述したファイバセンサ100、120、140、172およびファイバセンサ装置170で用いる光導波路ユニットは、その端面を傾斜させた構成としてもよい。好ましくは、この端面の傾斜角度を、光の伝搬方向(光軸)に対して8°にする。このような構成にすると、何らかの原因により戻り光が発生したとしても、光源に戻ることがなく、光源の制御を良好に行うことができる。

Claims (24)

  1. 先端部の端面に測定面を有する光導波路が固定された光導波路ユニットと、前記測定面に接触させて測定が行なわれる測定対象の検体が流入出される検体流路を有し、1つの部材で構成されたチャンネルユニットとを備え、前記チャンネルユニットおよび前記光導波路ユニットは、前記光導波路の測定面が前記検体流路の壁面の一部となるようにコネクタ構造によって位置決めされると共に着脱可能に取り付けられていることを特徴とするファイバセンサ。
  2. 前記チャンネルユニットは、表面に貫通孔あるいは溝が形成された平板形状をなし、前記貫通孔あるいは前記溝が前記測定面を囲うように設置することで、前記測定面と、前記貫通孔あるいは前記溝とからなる前記検体流路を形成するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のファイバセンサ。
  3. 前記光導波路ユニットには流入用流路と流出用流路が形成され、流入用流路の一端が前記チャンネルユニットの検体供給口に、流出用流路の一端が前記チャネルユニットの検体排出口にそれぞれ接続されるように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のファイバセンサ。
  4. 前記光導波路は、m×n構造で光導波路ユニットに任意の間隔で配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のファイバセンサ。
  5. 前記測定面からの光情報を検出する検出部を備え、前記光情報は、前記測定面からの透過光もしくは、反射光、蛍光、化学発光であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のファイバセンサ。
  6. 前記測定面からの光情報を検出する検出部と、前記測定面へ光を伝播させる第二の光導波路ユニットとを備え、前記光情報は、前記測定面からの透過光もしくは、反射光、蛍光であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のファイバセンサ。
  7. 測定面が光導波路の端部に形成された光導波路ユニットと、前記測定面に接触させて測定が行なわれる測定対象の検体が検体流路を介して流入出されるチャンネルユニットとを備え、
    前記測定面は、前記光導波路が前記光導波路ユニットに設置され、少なくとも前記光導波路の先端部を覆うように前記光導波路ユニットの端面に測定面形成用コネクタを設置させ、前記測定面形成用コネクタを介して光導波路の先端部に金属粒子を含む溶媒を流入出させることにより形成されることを特徴とするファイバセンサ。
  8. 前記光導波路ユニットと、前記チャンネルユニットとは、位置決めピンを用いたコネクタ構造で結合されるとともに、前記検体流路が形成されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1つに記載のファイバセンサ。
  9. 前記光導波路ユニットの中には、前記チャンネルユニットへ測定対象の検体もしくは洗浄剤を流入出させるための流入出流路が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1つに記載のファイバセンサ。
  10. 前記光導波路ユニットには、前記チャンネルユニットへ測定対象の検体もしくは洗浄剤を流入出させるためのキャピラリが設置されることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1つに記載のファイバセンサ。
  11. 前記測定面には、リガンド層を形成するための溶媒が供給され、リガンド層が形成された後に、測定対象の検体が供給されることを特徴とする請求項1に記載のファイバセンサ。
  12. 前記測定面は、プラズモン共鳴(SPR)センサに使用されることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1つに記載のファイバセンサ。
  13. 請求項1から請求項12のうち少なくとも1項に記載されたファイバセンサと、前記光導波路ユニットを介して前記測定面へ照射させる測定光を供給するための少なくとも一つ以上の光源と、前記測定面からの光情報を検出する少なくとも一つ以上の光検出部とを備えたファイバセンサ装置。
  14. 前記光検出部は、前記測定面からの光情報を時間的もしくは空間的に切り替える切り替え手段を備えたことを特徴とする請求項13に記載のファイバセンサ装置。
  15. 前記切り替え手段として1個以上の穴の空いた1枚以上の遮光板を回転または動かす駆動装置を備えていることを特徴とする請求項14に記載のファイバセンサ装置。
  16. 前記検出部からの電気信号を時間的に分解することで信号を切り替えることを特徴とする請求項14に記載のファイバセンサ装置。
  17. 前記検出部への光信号を時間的に分解することで信号を切り替えることを特徴とする請求項14に記載のファイバセンサ装置。
  18. 請求項13から請求項17のうち少なくとも1項に記載されたファイバセンサ装置による測定方法であって、
    検体流路を介した第一の光導波路ユニット測定面の自己発光反応によって測定面から発せられる化学発光を光検出部で検出し、
    検収した化学発光から測定対象の検体の特性を測定するファイバセンサ装置による測定方法。
  19. 請求項13から請求項17のうち少なくとも1項に記載されたファイバセンサ装置による測定方法であって、
    光源から光導波路に光を供給し、
    光導波路を伝播してきた光を、検体流路を介して前記光導波路と対向位置に形成された測定面に照射し、
    光を照射した測定面から発せられる透過光、反射光、もしくは蛍光を光検出部で検出し、
    検出した透過光、反射光、もしくは蛍光から測定対象の検体の特性を測定するファイバセンサ装置による測定方法。
  20. 請求項13から請求項17のうち少なくとも1項に記載されたファイバセンサ装置による測定方法であって、
    一つの光源から複数の光導波路に光を供給し、
    光導波路を伝搬してきた光を、検体流路内に形成された複数の測定面に同時に照射し、
    光を照射した前記複数の測定面から発せられる透過光、反射光、もしくは蛍光、の各光情報を一つの光検出部で時間的、空間的に切り替えて検出するファイバセンサ装置による測定方法。
  21. 請求項13から請求項17のうち少なくとも1項に記載されたファイバセンサ装置を用いて、
    検体流路内に形成された複数の測定面の自己発光反応によって測定面から発せられる化学発光の光情報を一つの光検出部で時間的、空間的に切り替えて検出するファイバセンサ装置による測定方法。
  22. 前記切り替え手段として1個以上の穴の空いた1枚以上の遮光板を回転または動かす駆動装置を備えることを特徴とする請求項20に記載のファイバセンサ装置による測定方法。
  23. 前記検出部からの電気信号を時間的に分解することで信号を切り替えることを特徴とする請求項20に記載のファイバセンサ装置による測定方法。
  24. 前記検出部への光信号を時間的に分解することで信号を切り替えることを特徴とする請求項20に記載のファイバセンサ装置による測定方法。
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