JP4690735B2 - ファン騒音低減装置及びファン騒音低減方法 - Google Patents

ファン騒音低減装置及びファン騒音低減方法 Download PDF

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本発明は、ファン騒音の低減装置及び低減方法に関するものであり、より詳細には、ファンの上流側流路(吸気側流路)及び下流側流路(吐出側流路)に伝播するファン騒音の対称性及び逆位相性を利用してファン騒音を低減するファン騒音低減装置及びファン騒音低減方法に関するものである。
騒音防止装置又は消音装置として、防音カバー、防音フード、 消音器等の受動型(パッシブ型)の装置と、対象騒音と同一振幅且つ逆位相の音波(位相が180 ゜ずれた音波)を制御音又は打消し音として放射する能動型(アクティブ型)の装置とに大別される。
受動型の騒音防止装置又は消音装置(以下、単に「消音装置」という)として、例えば、音源が発した音波の伝播経路に配置された吸音ダクト又は吸音チャンバ等の消音器が知られている(特開2004−251197号、特開平9−212175号公報等)。この種の消音器は、ダクト又はチャンバ内に配置した吸音材の吸音効果、空気流の容積変化時又は方向変化時等に生じる衝撃波の減衰干渉、或いは、空気流路内に発生する反射音と対象騒音との干渉などを利用して騒音を減衰させるように構成される。
他方、能動型の消音装置は、騒音の波形を分析して逆位相の音波を空気流路内に発生させ、音波干渉原理を利用して騒音減衰を図るように構成される(特開平9−54491号、特開平9−127956号、特開平10−20866号、特開平10−268872号、特開2002−244667号公報等)。
また、このような受動型消音装置及び能動型消音装置の双方を組み合わせた形式の消音装置が知られている(特開平3−174198号、特開平7−319482号公報)。更には、特殊な消音手段として、例えば、一対のファンを同期運転し、一方のファンの風切り音を他方のファンの風切り音で打ち消すように構成したものが知られている(特開2001−92013号公報)。
特開2004−251197号公報 特開平9−212175号公報 特開2001−92013号公報 特開平9−54491号公報 特開平9−127956号公報 特開平10−20866号公報 特開平10−268872号公報 特開2002−244667号公報
電子機器又はOA機器等に内蔵した電子部品は、温度条件に応じて、その特性が変化する。このため、発熱体となる電子部品、例えば、電源又は光源や、CPU(中央演算装置)又はメモリ等の半導体を内装したパソコン、液晶表示装置、プリンタ等の電子機器又はOA機器は、通常は、機内の電子部品を冷却するための空冷ファンを備える。殊に、比較的多量の熱を内部発生する電子機器又はOA機器、例えば、比較的多量の内部発熱が生じる液晶プロジェクタ等においては、複数の空冷ファン(複数の給気ファン及び/又は排気ファン)を設置する必要が生じ得る。このような空冷ファンの設置は、装置の過熱防止に有効である反面、空冷ファンが比較的大きなファン騒音を発生させるので、静粛性等の室内音環境を確保する上では望ましくない。
このような不都合を解消すべく、従来の受動型消音装置を電子機器等に配設することを想定し得る。しかしながら、この種の消音装置は、比較的大きな機内スペースを要する。このため、有効な消音効果を発揮する消音装置を設置可能なスペースを電子機器の機内領域に確保し難い。従って、従来の受動型消音装置によって十分な消音効果を得るように電子機器等を設計することは、極めて困難である。
他方、能動型消音装置は、例えば、空冷ファンを音源とした音波を打ち消すように制御音を発生する消音スピーカをファン騒音の伝播経路に配置するとともに、騒音(一次音)の音圧レベル等を検出するセンサマイクを系内に配置し、センサマイクの騒音信号に基づいて、ファン騒音と同振幅且つ逆位相の制御音(二次音)を消音スピーカから放射するように構成される。このような消音装置では、比較的複雑な制御が必要となるばかりでなく、ファンの上流側(吸気側)及び下流側(吐出側)の双方に制御音の音源を設ける必要が生じ、装置構成が複雑化してしまう。
また、受動型消音装置及び能動型消音装置を組み合わせた従来の消音装置では、異なる形式の消音機能を両立すべく装置構成を複雑又は大型のものに設計する必要が生じたり、或いは、空気流路の構造に制約が生じるなどの問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、装置構成を比較的簡易且つ小型に設計することができ、しかも、ファンの上流側及び下流側の騒音を同時に低減することができるファン騒音低減装置及びファン騒音低減方法を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、電子機器等の冷却用小形ファンとして使用される軸流ファンにおける騒音の双方向性に着目し、本発明を達成したものである。
即ち、本発明は、軸流ファンのファン騒音を低減するファン騒音低減装置において、以下の構成を備えたファン騒音低減装置を提供する。
(1)軸流ファンの吸気流路及び吐出流路を隔壁によって区画し、該流路を隔壁の両側に平行に配置し、ファン騒音によって振動可能な可撓性膜によって前記隔壁の少なくとも一部を形成し、前記吸気流路及び吐出流路のファン騒音によって各流路のファン騒音を互いに干渉させて打ち消すようにしたことを特徴とするファン騒音低減装置。
(2)軸流ファンの吸気流路及び吐出流路を隔壁によって区画し、該流路を隔壁の両側に平行に配置し、各面が吸気流路及び吐出流路に夫々面する平面スピーカによって前記隔壁の少なくとも一部を形成し、前記吸気流路及び吐出流路のファン騒音を前記平面スピーカの振動及び/又は発信音によって同時に減衰させるようにしたことを特徴とするファン騒音低減装置。
(3)軸流ファンの吸気流路及び吐出流路を隔壁によって区画し、該流路を隔壁の両側に平行に配置し、ファン騒音によって振動可能な可撓性膜と、各面が吸気流路及び吐出流路に夫々面する平面スピーカとによって前記隔壁の少なくとも一部を形成し、前記吸気流路及び吐出流路のファン騒音によって各流路のファン騒音を互いに干渉させて打ち消すとともに、前記平面スピーカの振動及び/又は発信音によって各流路のファン騒音を同時に減衰させるようにしたことを特徴とするファン騒音低減装置。
本発明は又、軸流ファンのファン騒音を低減するファン騒音の低減方法において、以下の構成を有するファン騒音低減方法を提供する。
(1) 軸流ファンの吸気流路及び吐出流路を区画する該流路間の隔壁を少なくとも部分的に可撓性膜によって形成し、前記軸流ファンを音源とした前記吸気流路及び吐出流路のファン騒音を前記音源から等距離を隔てた位置において前記可撓性膜の各面に作用せしめ、該可撓性膜の各面に作用する各流路の逆位相のファン騒音が相互干渉して互いに打ち消し合うことにより、前記吸気流路及び吐出流路の各ファン騒音を同時に低減することを特徴とするファン騒音低減方法。
(2) 軸流ファンの吸気流路及び吐出流路を区画する該流路間の隔壁を少なくとも部分的に平面スピーカによって形成して、互いに逆位相の振動及び/又は発信音を前記平面スピーカの各面に生じさせ、前記軸流ファンを音源として該音源から等距離を隔てた位置において前記吸気流路及び吐出流路に生じる互いに逆位相のファン騒音を、前記平面スピーカの振動及び/又は発信音によって同時に低減することを特徴とするファン騒音低減方法。
(3)軸流ファンの吸気流路及び吐出流路を区画する該流路間の隔壁を少なくとも部分的に可撓性膜及び平面スピーカによって形成し、前記軸流ファンを音源とした前記吸気流路及び吐出流路のファン騒音を前記可撓性膜の各面に作用せしめ、該可撓性膜の各面に作用する逆位相のファン騒音の干渉によって各流路のファン騒音を低減させるとともに、前記吸気流路及び吐出流路のファン騒音を前記平面スピーカの振動及び/又は発信音によって低減させることを特徴とするファン騒音低減方法。
本発明の上記構成によれば、吸気流路及び吐出流路は、隔壁によって仕切られ、隔壁の少なくとも一部は、可撓性膜及び/又は平面スピーカによって形成される。軸流ファンの騒音は、主として、動翼の風切り音からなる。吸気側及び吐出側の双方向に拡散するファン騒音は、逆位相の音波として吸気流路及び吐出流路に伝播する。吸気流路及び吐出流路に拡散したファン騒音は、逆位相の音波として可撓性膜及び/又は平面スピーカに入射する。各流路のファン騒音は、可撓性膜を介して干渉し、互いに打ち消し合う。また、各流路のファン騒音は、平面スピーカの各面に励起した振動によって同時に減衰し、或いは、平面スピーカの各面が放射する制御音によって同時に減衰する。
他の観点より、本発明は、軸流ファンのファン騒音を低減するファン騒音低減装置において、
隔壁によって軸流ファンの吸気流路及び吐出流路区画され
該隔壁前記軸流ファンの回転軸線と直交する動翼の回転平面上に位置決めされ
該隔壁の少なくとも一部可撓性膜によって形成されており
前記可撓性膜は、前記軸流ファンを音源とした前記吸気流路及び吐出流路のファン騒音が前記音源から等距離を隔てた位置において前記可撓性膜の各面逆位相のファン騒音として作用するように配置されており、
該可撓性膜の各面に作用するファン騒音の相互干渉によって前記吸気流路及び吐出流路の各ファン騒音が互いに打ち消し合うことにより、前記吸気流路及び吐出流路の各ファン騒音が同時に低減するようにしたことを特徴とするファン騒音低減装置を提供する。
本発明は又、軸流ファンのファン騒音を低減するファン騒音低減装置において、
隔壁によって軸流ファンの吸気流路及び吐出流路が区画され、
該隔壁が前記軸流ファンの回転軸線と直交する動翼の回転平面上に位置決めされ
該隔壁の少なくとも一部が平面スピーカによって形成されており、
前記軸流ファンを音源として該音源から等距離を隔てた位置において前記吸気流路及び吐出流路に生じる互いに逆位相のファン騒音が、前記平面スピーカの各面に生じる互いに逆位相の振動及び/又は発信音の作用によって同時に低減するようにしたことを特徴とするファン騒音低減装置を提供する。
本発明によれば、装置構成を比較的簡易且つ小型に設計することができ、しかも、ファンの上流側及び下流側の騒音を同時に低減することができるファン騒音低減装置及びファン騒音低減方法が提供される。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る空冷ファンユニットを示す概略平面図であり、図2、図3及び図4は、図1に示すI−I線、II−II線及びIII−III線における空冷ファンユニットの断面図である。
液晶プロジェクタやプリンタ等の電子機器に装備可能な空冷ファンユニット1が、図1に示されている。空冷ファンユニット1は、軸流ファン2、吸気流路3及び吐出流路4を備える。吸気流路(上流側流路)3は、軸流ファン2の吸気口5と連通し、吐出流路(下流側流路)4は、軸流ファン2の吐出口6と連通する。軸流ファン2のファンケーシング9内には、ファンモータ7が配置され、ファンモータ7は、給電線(図示せず)を介して電源(図示せず)に接続される。所定枚数(例えば、8枚)の動翼8が、ファンモータ7の回転駆動部廻りに等間隔に配置される。動翼8は、ファンモータ7の回転軸線10を中心に回転し、図1に矢印で示す如く、回転軸線方向の気流を発生させる。
吸気流路3及び吐出流路4は、左右の側壁20、端壁21、頂壁22、底壁23及び隔壁30、31によって区画され、回転軸線10と直交する方向に平行に延びる。側壁20、端壁21、頂壁22及び底壁23は、一面が開放した一体的な直方体形状の筐体を形成し、隔壁30は、筐体内の領域を左右均等に分割するように筐体の中心線上に延在する。所望により、流路3、4に面する側壁20、端壁21、頂壁22、底壁23及び隔壁30、31の面は、吸音材25で被覆される。
隔壁30は、回転軸線10と直交する動翼8の回転平面上に位置決めされる。吸気流路3及び吐出流路4は、均等な流路断面の並列流路として隔壁30の両側に対称に配置される。隔壁30の端部に連接した隔壁31は、隔壁30と直交する方向(端壁21と平行)に隔壁30の端部から左右対象に延びる。隔壁31の全長(平面壁長)は、軸流ファン2の奥行寸法に相応する寸法に設定され、軸流ファン2を収容可能な領域が壁体31及び端壁21の間に形成される。軸流ファン2は、回転軸線10を隔壁30、吸気流路3及び吐出流路4と直交する向きに配向した状態で壁体31及び端壁21の間に配置される。吸気口5及び吐出口6に臨む吸気領域3a及び吐出領域4aが、吸気流路3及び吐出流路4の端部に形成される。
所定寸法の開口部32、33が、所定間隔を隔てて隔壁30に配置される。開口部32、33には、可撓性膜40及び平面スピーカ50が張設される。可撓性膜40は、流路3、4に伝播した音波によって振動可能な合成樹脂、エラストマー又は金属の薄膜からなり、平面スピーカ50は、圧電(ピエゾ)素子を取付けた膜部材からなる。変形例として、可撓性膜40を布、紙又は繊維質材料によって形成しても良い。
平面スピーカ50の圧電素子は、電気配線61を介して電源制御装置60に接続され、電源制御装置60は、圧電素子に電圧を印加し、平面スピーカ50の振動を励起する。音響センサ70(マイクロホン)が、制御信号線62を介して電源制御装置60に接続され、誤差マイク71が、制御信号線63を介して電源制御装置60に接続される。
可撓性膜40は、軸流ファン2に比較的近い位置において隔壁30に配置され、可撓性膜40の各面は、吸気流路3及び吐出流路4に面する。平面スピーカ50は、可撓性膜40と比べ、軸流ファン2から相対的に離間した位置に配置される。音響センサ70は、吸気領域3aにおいて側壁20に配置される。平面スピーカ50と音響センサ70とは、電源制御装置60の動作時間を確保可能な距離を隔てる。従って、電源制御装置60は、音響センサ70の検出結果(騒音の波形等)を分析し、平面スピーカ50の圧電素子に印加すべき電圧を最適化することができる。誤差マイク71は、吸気流路3の上流端(平面スピーカ50の上流側)において側壁20に配置され、誤差マイク71の検出結果(騒音の波形等)も又、電源制御装置60に入力される。電源制御装置60は、誤差マイク71の検出結果に基づき、平面スピーカ50の圧電素子に印加すべき電圧をフィードバック制御することができる。なお、誤差マイク71は、吐出流路4に配置しても良い。
次に、空冷ファンユニット1の作動について説明する。
空冷ファンユニット1は、電子機器の機内空間を冷却するように電子機器の筐体等に配設される。軸流ファン2と反対の側に位置する空冷ファンユニット1の開口端11、12には、吸気側ダクト13及び吐出側ダクト14(図1に破線で示す)が夫々接続される。
電子機器の機内温度が上昇すると、空冷ファンユニット1は、軸流ファン2を駆動し、動翼8を回転させる。軸流ファン2は、吸気側ダクト13を介して室内の空気又は電子機器内の空気を吸引する。室内の空気又は電子機器内の空気は、図1に矢印Aで示す如く、軸流ファン2の吸気圧力下に吸気流路3内に誘引される。吸気流Aは、吸気領域3aにおいて吸気口5から軸流ファン2に吸引され、軸流ファン2の吐出口6から吐出領域4aに流出し、図1に矢印Bで示す吐出流として、吐出流路4に送出される。吐出流路4の吐出流Bは、吐出側ダクト14を介して室内空間又は機内領域に流出する。
軸流ファン2の作動時には、軸流ファン2を音源とした騒音が発生する。軸流ファン2の騒音は、主として動翼8の風切り音であり、吸気側及び排気側の騒音は、逆位相の音波として各流路に対称に拡散する。
図5は、軸流ファン2の上流側(吸気流路3の側)に伝播するファン騒音の周波数特性を示す線図であり、図6は、軸流ファン2の下流側(吐出流路4の側)に伝播するファン騒音の周波数特性を示す線図である。
本発明者は、図18に示す如く、可撓性膜40及び平面スピーカ50を備えていない空冷ファンユニットの実験モデル(空冷ファンユニット100)を比較例として製作し、空冷ファンユニット100における軸流ファン2のファン騒音を測定した。図5及び図6には、空冷ファンユニット100におけるファン騒音の測定値が示されている。
図5及び図6に示す如く、上流側流路(吸気流路3)に伝播するファン騒音(図5)と、下流側流路(吐出流路4)に伝播するファン騒音(図6)とは、実質的に同じ周波数特性及び振幅を有し、ファン騒音の卓越部分は、約850Hz及び約1700Hzの周波数域に顕れる。
図7に示す線図は、図5及び図6に示す測定結果を合成したものであり、上流側(吸引側)及び下流側(吐出側)の各ファン騒音の位相差が図7に示されている。
図7に示すように、吸気流路3及び吐出流路4を夫々伝播するファン騒音は、卓越部分の周波数域(約850Hz及び約1700Hz)において、互いに逆位相(180°)を示す。従って、軸流ファン2から等距離を隔てた吸気流路3及び吐出流路4の各部分に伝播したファン騒音を干渉させた場合、各流路の騒音は相互干渉し、互いに打ち消し合うように作用する。
本発明の第2実施形態に係る空冷ファンユニット1’が、図19に示されている。空冷ファンユニット1’は、図1〜図4に示す空冷ファンユニット1(第1実施形態)の変形例であり、図19に示す如く、平面スピーカ50を備えず、可撓性膜40のみを備える。本発明者は、空冷ファンユニット1’における軸流ファン2のファン騒音を測定した。
図8及び図9には、空冷ファンユニット1’のファン騒音測定値が示されている。図8は、軸流ファン2の上流側(吸気流路3の側)に伝播するファン騒音の周波数特性を示す線図であり、図9は、軸流ファン2の下流側(吐出流路4の側)に伝播するファン騒音の周波数特性を示す線図である。なお、図8及び図9には、前述の空冷ファンユニット100(図18)のファン騒音測定値が、比較例として破線で示されている。
図8及び図9に示す如く、隔壁30の一部を可撓性膜40によって形成した空冷ファンユニット1’においては、卓越部分(約850Hz及び約1700Hz)の騒音値は、顕著に低下する。即ち、可撓性膜40は、音源(軸流ファン2)から等距離を隔てた位置において吸気流路3及び吐出流路4に面することから、吸気流路3及び吐出流路4に夫々伝播したファン騒音は、逆位相の音波として可撓性膜40に作用し、可撓性膜40を介して互いに打ち消し合うように干渉する。
図10は、空冷ファンユニット1’のファン騒音レベル(第2実施形態)と、空冷ファンユニット100のファン騒音レベル(比較例)とを対比して示す線図である。
前述の如く、可撓性膜40は、吸気流路3及び吐出流路4の騒音を互いに打ち消し合う干渉作用を発揮するので、可撓性膜40を備えた空冷ファンユニット1’においては、吸気流路3及び吐出流路4の騒音レベルは、図10に示す如く、かなり低減する。
本発明の第3実施形態に係る空冷ファンユニット1”が、図20に示されている。空冷ファンユニット1”は、図1〜図4に示す空冷ファンユニット1(第1実施形態)の変形例であり、図20に示す如く、可撓性膜40を備えず、平面スピーカ50のみを備える。本発明者は、空冷ファンユニット1”における軸流ファン2のファン騒音を測定した。
図11及び図12には、空冷ファンユニット1”のファン騒音測定値が示されている。図11は、軸流ファン2の上流側(吸気流路3の側)に伝播するファン騒音の周波数特性を示す線図であり、図12は、軸流ファン2の下流側(吐出流路4の側)に伝播するファン騒音の周波数特性を示す線図である。なお、図11及び図12には、前述の空冷ファンユニット100(図18)のファン騒音測定値が、比較例として破線で示されている。
図11及び図12に示す如く、平面スピーカ50を開口部33に張設した空冷ファンユニット1”においても又、吸気流路3及び吐出流路4のファン騒音は低減する。平面スピーカ50は、音源(軸流ファン2)から等距離を隔てた位置において吸気流路3及び吐出流路4の双方に面する。電源制御装置60は、音響センサ70の検出値に基づき、吸気流路3の騒音の波形等を分析し、吸気流路3の騒音と逆位相の振動及び制御音を生じさせるように平面スピーカ50を作動する。平面スピーカ50は、その各面に逆位相の振動を励起するとともに、平面スピーカ50の各面から逆位相の制御音を放射する。吸気流路3及び吐出流路4の対称性、吸気側騒音及び吐出側騒音の逆位相性により、平面スピーカ50の振動及び制御音は、吐出流路4の騒音と逆位相の振動及び制御音となる。かくして、平面スピーカ50は、吸気流路3及び吐出流路4のファン騒音と逆位相の振動及び制御音を各面に発生し、各流路のファン騒音を同時に減衰させる。
図13は、空冷ファンユニット1”のファン騒音レベル(第3実施形態)と、空冷ファンユニット100のファン騒音レベル(比較例)とを対比して示す線図である。
図13に示す如く、吸気流路3及び吐出流路4の騒音は、平面スピーカ5の作動によって低減する。
図14及び図15は、第1実施形態の空冷ファンユニット1(図1〜図4)のファン騒音測定値を示す線図である。図14には、吸気流路3に伝播したファン騒音の周波数特性が示され、図15には、吐出流路4に伝播したファン騒音の周波数特性が示されている。また、図16は、空冷ファンユニット1のファン騒音レベル(第1実施形態)と、空冷ファンユニット100のファン騒音レベル(比較例)とを対比して示す線図である。
空冷ファンユニット1は、可撓性膜40を介してなされる吸気側騒音及び吐出側騒音の干渉による騒音減衰作用を発揮するとともに、吸気側騒音及び吐出側騒音と平面スピーカ50の振動及び制御音との音波干渉による騒音減衰作用を発揮する。従って、空冷ファンユニット1は、吸気流路3及び吐出流路4のファン騒音を前述の第2及び第3実施形態よりも更に低減させるので、ファン騒音は、図14乃至図16に示す如く、大きく低減する。
図17は、空冷ファンユニット1のファン騒音レベル(第1実施形態)と、空冷ファンユニット1’のファン騒音レベル(第2実施形態)と、空冷ファンユニット100のファン騒音レベル(比較例)とを対比して示す線図である。
可撓性膜40及び平面スピーカ50を備えない空冷ファンユニット100と対比し、可撓性膜40を備えた空冷ファンユニット1’は、図17に示す如く、顕著な騒音減衰効果を発揮する。そして、可撓性膜40及び平面スピーカ50の双方を備えた空冷ファンユニット1は、更に顕著な騒音減衰効果を発揮する。空冷ファンユニット1’(第2実施形態)の騒音減衰効果と、空冷ファンユニット1(第1実施形態)の騒音減衰効果との相違は、平面スピーカ50の作動・非作動の相違として把握しても良い。
図21は、本発明の第4実施形態に係る空冷ファンユニットを示す概略平面図である。
本実施形態では、軸流ファン2は、空冷ファンユニット1Aの中央部に配置され、吸気流路3及び吐出流路4は、軸流ファン2の反対側に延びる延長部分3b、4bを含む。回転軸線10と直交する動翼8の回転平面Pが図21に仮想線で示されている。隔壁30は、回転平面P上に位置する。延長部分3b、4bを区画する隔壁30’が、隔壁30と反対の側において回転平面P上に配置される。隔壁30’は、少なくとも部分的に可撓性膜40及び/又は平面スピーカ50によって形成される。
空冷ファンユニット1は、吸気流路3及び吐出流路4の対称性、吸気側騒音及び吐出側騒音の逆位相性より、可撓性膜40を介してなされる吸気側騒音及び吐出側騒音の干渉による騒音減衰作用を発揮し、或いは、平面スピーカ50の振動及び/又は制御音による騒音減衰作用を発揮する。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変形又は変更が可能である。
例えば、図22〜図24は、空冷ファンユニットの変形例を示す概略平面図である。各図において、上記実施形態の各構成要素と実質的に同一又は均等な構成要素には、同一の参照符号が付されている。
図22に示す空冷ファンユニット1Bは、電子機器の筐体90に取付けられる。空冷ファンユニット1Bは、所定角度(本例では直角)をなして流入する吸気流Aを吸気流路3に受入れ、吐出流路4の吐出流Bを所定方向(本例では直角方向)に吐出し、筐体90内の領域に流入させる。
図23に示す空冷ファンユニット1Cは、吸気流路3及び吐出流路4を短縮した比較的コンパクトな構成を有する。吸気流A及び吐出流Bは、空冷ファンユニット1C内で若干迂回するが、全体的に概ね直線的な形態を有する流路を経て筐体90内の領域に導入される。
図24に示す空冷ファンユニット1Dは、吸気流路3及び吐出流路4を直線的に整列した構成を有する。吸気流A及び吐出流Bは、空冷ファンユニット1D内において偏向せず、軸流ファン2によって同一方向に圧送される。吸気流路3及び吐出流路4は、軸流ファン2の両側に拡大した拡大領域3c、4cを夫々有する。吸気流路3及び吐出流路4を分離する隔壁30”が軸流ファン2の回転平面P上において軸流ファン2の両側に延びる。隔壁30”の少なくとも一部は、可撓性膜40及び/又は平面スピーカ50によって形成される。
このような空冷ファンユニット1B、1C、1Dは、前述の各実施形態と同様、吸気流路3及び吐出流路4の対称性、吸気側騒音及び吐出側騒音の逆位相性より、可撓性膜40を介してなされる吸気側騒音及び吐出側騒音の干渉によって騒音減衰作用を発揮し、或いは、平面スピーカ50の振動及び/又は制御音によって騒音減衰作用を発揮する。
また、本発明の騒音低減装置は、その用途に応じて適宜設計変更し得るものであり、例えば、その用途によっては、上記可撓性膜を単なる孔部又は開口部に変更し、同様のファン騒音低減効果を得ることも可能である。
本発明のファン騒音低減装置及びファン騒音低減方法は、大型コンピュータ、液晶プロジェクタ、パソコン、液晶表示装置、プリンタ、複写機等の電子機器又はOA機器の電子部品を冷却する冷却ファンに好ましく適用され、ファン騒音を効果的に防止する手段として使用される。本発明のファン騒音低減装置及びファン騒音低減方法は又、建築物、電子部品製造設備、プラント、変電・受電設備等の冷却ファン又は換気ファンや、内部発熱が生じる一般家電、AV機器、通信機器の冷却ファン又は換気ファン等に適用され、ファン騒音を防止する装置又は方法として使用することができる。
本発明の第1実施形態に係る空冷ファンユニットを示す概略平面図である。 図1に示すI−I線における空冷ファンユニットの断面図である。 図1に示すII−II線における空冷ファンユニットの断面図である。 図1に示すIII−III線における空冷ファンユニットの断面図である。 軸流ファンの上流側(吸気流路の側)に伝播するファン騒音の周波数特性を示す線図である。 軸流ファンの下流側(吐出流路の側)に伝播するファン騒音の周波数特性を示す線図である。 上流側(吸引側)及び下流側(吐出側)の各ファン騒音の位相差を示す線図である。 第2実施形態の空冷ファンユニットのファン騒音測定値を示す線図であり、軸流ファンの上流側(吸気流路の側)に伝播するファン騒音の周波数特性が示されている。 第2実施形態の空冷ファンユニットのファン騒音測定値を示す線図であり、軸流ファンの下流側(吐出流路の側)に伝播するファン騒音の周波数特性が示されている。 第2実施形態の空冷ファンユニットのファン騒音レベルと、比較例に係る空冷ファンユニットのファン騒音レベルとを対比して示す線図である。 第3実施形態の空冷ファンユニットのファン騒音測定値を示す線図であり、軸流ファンの上流側(吸気流路の側)に伝播するファン騒音の周波数特性が示されている。 第3実施形態の空冷ファンユニットのファン騒音測定値を示す線図であり、軸流ファンの下流側(吐出流路の側)に伝播するファン騒音の周波数特性が示されている。 第3実施形態の空冷ファンユニットのファン騒音レベルと、比較例に係る空冷ファンユニットのファン騒音レベルとを対比して示す線図である。 第1実施形態の空冷ファンユニットのファン騒音測定値を示す線図であり、軸流ファンの上流側(吸気流路の側)に伝播するファン騒音の周波数特性が示されている。 第1実施形態の空冷ファンユニットのファン騒音測定値を示す線図であり、軸流ファンの下流側(吐出流路の側)に伝播するファン騒音の周波数特性が示されている。 第1実施形態の空冷ファンユニットのファン騒音レベルと、比較例に係る空冷ファンユニットのファン騒音レベルとを対比して示す線図である。 第1実施形態の空冷ファンユニットのファン騒音レベルと、第2実施形態の空冷ファンユニットのファン騒音レベルと、比較例に係る空冷ファンユニットのファン騒音レベルとを対比して示す線図である。 比較例に係る空冷ファンユニットを示す概略平面図である。 本発明の第2実施形態に係る空冷ファンユニットを示す概略平面図である。 本発明の第3実施形態に係る空冷ファンユニットを示す概略平面図である。 本発明の第4実施形態に係る空冷ファンユニットを示す概略平面図である。 空冷ファンユニットの変形例を示す概略平面図である。 空冷ファンユニットの他の変形例を示す概略平面図である。 空冷ファンユニットの更に他の変形例を示す概略平面図である。
符号の説明
1,1’、1”、1A、1B、1C、1D 空冷ファンユニット(第1〜第4実施形態及び変形例)
2 軸流ファン
3 吸気流路
4 吐出流路
30,30’、30” 隔壁
40 可撓性膜
50 平面スピーカ
60 電源制御装置

Claims (8)

  1. 軸流ファンのファン騒音を低減するファン騒音低減装置において、
    軸流ファンの吸気流路及び吐出流路を隔壁によって区画し、該流路を隔壁の両側に平行に配置し、ファン騒音によって振動可能な可撓性膜によって前記隔壁の少なくとも一部を形成し、前記吸気流路及び吐出流路のファン騒音によって各流路のファン騒音を互いに干渉させて打ち消すようにしたことを特徴とするファン騒音低減装置。
  2. 軸流ファンのファン騒音を低減するファン騒音低減装置において、
    軸流ファンの吸気流路及び吐出流路を隔壁によって区画し、該流路を隔壁の両側に平行に配置し、各面が吸気流路及び吐出流路に夫々面する平面スピーカによって前記隔壁の少なくとも一部を形成し、前記吸気流路及び吐出流路のファン騒音を前記平面スピーカの振動及び/又は発信音によって同時に減衰させるようにしたことを特徴とするファン騒音低減装置。
  3. 軸流ファンのファン騒音を低減するファン騒音低減装置において、
    軸流ファンの吸気流路及び吐出流路を隔壁によって区画し、該流路を隔壁の両側に平行に配置し、ファン騒音によって振動可能な可撓性膜と、各面が吸気流路及び吐出流路に夫々面する平面スピーカとによって前記隔壁の少なくとも一部を形成し、前記吸気流路及び吐出流路のファン騒音によって各流路のファン騒音を互いに干渉させて打ち消すとともに、前記平面スピーカの振動及び/又は発信音によって各流路のファン騒音を同時に減衰させるようにしたことを特徴とするファン騒音低減装置。
  4. 軸流ファンのファン騒音を低減するファン騒音の低減方法において、
    軸流ファンの吸気流路及び吐出流路を区画する該流路間の隔壁を少なくとも部分的に可撓性膜によって形成し、
    前記軸流ファンを音源とした前記吸気流路及び吐出流路のファン騒音を前記音源から等距離を隔てた位置において前記可撓性膜の各面に作用せしめ、
    該可撓性膜の各面に作用する各流路の逆位相のファン騒音が相互干渉して互いに打ち消し合うことにより、前記吸気流路及び吐出流路の各ファン騒音を同時に低減することを特徴とするファン騒音低減方法。
  5. 軸流ファンのファン騒音を低減するファン騒音の低減方法において、
    軸流ファンの吸気流路及び吐出流路を区画する該流路間の隔壁を少なくとも部分的に平面スピーカによって形成して、互いに逆位相の振動及び/又は発信音を前記平面スピーカの各面に生じさせ、
    前記軸流ファンを音源として該音源から等距離を隔てた位置において前記吸気流路及び吐出流路に生じる互いに逆位相のファン騒音を、前記平面スピーカの振動及び/又は発信音によって同時に低減することを特徴とするファン騒音低減方法。
  6. 軸流ファンのファン騒音を低減するファン騒音の低減方法において、
    軸流ファンの吸気流路及び吐出流路を区画する該流路間の隔壁を少なくとも部分的に可撓性膜及び平面スピーカによって形成し、前記軸流ファンを音源とした前記吸気流路及び吐出流路のファン騒音を前記可撓性膜の各面に作用せしめ、該可撓性膜の各面に作用する逆位相のファン騒音の干渉によって各流路のファン騒音を低減させるとともに、前記吸気流路及び吐出流路のファン騒音を前記平面スピーカの振動及び/又は発信音によって低減させることを特徴とするファン騒音低減方法。
  7. 軸流ファンのファン騒音を低減するファン騒音低減装置において、
    隔壁によって軸流ファンの吸気流路及び吐出流路区画され
    該隔壁前記軸流ファンの回転軸線と直交する動翼の回転平面上に位置決めされ
    該隔壁の少なくとも一部可撓性膜によって形成されており
    前記可撓性膜は、前記軸流ファンを音源とした前記吸気流路及び吐出流路のファン騒音が前記音源から等距離を隔てた位置において前記可撓性膜の各面逆位相のファン騒音として作用するように配置されており、
    該可撓性膜の各面に作用するファン騒音の相互干渉によって前記吸気流路及び吐出流路の各ファン騒音が互いに打ち消し合うことにより、前記吸気流路及び吐出流路の各ファン騒音が同時に低減するようにしたことを特徴とするファン騒音低減装置。
  8. 軸流ファンのファン騒音を低減するファン騒音低減装置において、
    隔壁によって軸流ファンの吸気流路及び吐出流路区画され
    該隔壁前記軸流ファンの回転軸線と直交する動翼の回転平面上に位置決めされ
    該隔壁の少なくとも一部平面スピーカによって形成されており
    前記軸流ファンを音源として該音源から等距離を隔てた位置において前記吸気流路及び吐出流路に生じる互いに逆位相のファン騒音が、前記平面スピーカの各面に生じる互いに逆位相の振動及び/又は発信音の作用によって同時に低減するようにしたことを特徴とするファン騒音低減装置
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