JP6101923B2 - レンジフード - Google Patents

レンジフード Download PDF

Info

Publication number
JP6101923B2
JP6101923B2 JP2012142644A JP2012142644A JP6101923B2 JP 6101923 B2 JP6101923 B2 JP 6101923B2 JP 2012142644 A JP2012142644 A JP 2012142644A JP 2012142644 A JP2012142644 A JP 2012142644A JP 6101923 B2 JP6101923 B2 JP 6101923B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
hood
noise
air
ventilation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012142644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014006014A (ja
Inventor
真理子 木村
真理子 木村
長田 篤
篤 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2012142644A priority Critical patent/JP6101923B2/ja
Publication of JP2014006014A publication Critical patent/JP2014006014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6101923B2 publication Critical patent/JP6101923B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Description

本発明は、レンジフードの通風路に付設してレンジフード運転時に発生する騒音を消音するための能動消音装置を備えたレンジフードに関するものである。
近年、台所に設置されるレンジフードは運転時に発生する騒音を低下することが求められている。このような課題を解決する手段の一つとして、レンジフード内に能動消音装置を搭載するという方法が挙げられる。
従来、この種の能動消音装置として、フード部内に通風路から隔たれた空間を別途設け、その内部に能動消音装置を構成するマイクロフォンやスピーカを配置した構造のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−337584号公報
しかしながら上記従来の特許文献1に記載の装置では、換気用ファンから発生する騒音が伝播する通風路内にマイクロフォンやスピーカを設置していないため、十分な消音効果を得ることが困難である。
したがって、能動消音装置により十分な消音効果を得るためには、マイクロフォンとスピーカを騒音が伝播する通風路内に設置する必要があるが、通風路内には、吸込口から吸い込んだ調理時に発生する高温高湿の油煙を含んだ空気が通過する。
そのため、マイクロフォンやスピーカが通風路内で露出していると、熱や水分や油付着によりマイクロフォンやスピーカの劣化が促進され時間とともに消音効果が低下し、長期使用できない、すなわち、早期の交換やメンテナンスが必要となるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するものであり、十分な消音効果が得られ、長期使用可能な能動消音装置を備えたレンジフードを提供することを目的とする。
そして、本発明は上記目的を達成するために、屋外に連通した吐出口と、調理時に発生する油煙を含んだ空気を吸い込む吸込口とを有するフードと、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ前記フード内の通風路内に空気を屋外に排気する換気用ファンとモータを備えたレンジフードにおいて、前記換気用ファンの上流側で、前記通風路内を伝播する騒音を検出する騒音検出マイクロフォンと、前記騒音検出マイクロフォンによって検出された騒音とは逆位相の音を前記通風路内に放出し、前記騒音を音響低減するスピーカとからなる能動消音装置と、前記フードの外壁面と前記通風路とを接続し、レンジフード外部の空気を流入させるバイパス経路を少なくとも一つ設け、前記フードの外壁面に対して前記通風路側の前記バイパス経路に面して前記スピーカを配置し、前記通風路に面して前記騒音検出マイクロフォンを配置するレンジフードであって、前記バイパス経路は、前記通風路を流れる空気の流れに対し、該バイパス経路を流れる空気の流れが鋭角となるように接続されている構造であり、これによって所期の目的を達成するものである。
また、屋外に連通した吐出口と、調理時に発生する油煙を含んだ空気を吸い込む吸込口とを有するフードと、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ前記フード内の通風路内に空気を屋外に排気する換気用ファンとモータを備えたレンジフードにおいて、前記換気用ファンの上流側で、前記通風路内を伝播する騒音を検出する騒音検出マイクロフォンと、前記騒音検出マイクロフォンによって検出された騒音とは逆位相の音を前記通風路内に放出し、前記騒音を音響低減するスピーカとからなる能動消音装置と、前記フードの外壁面と前記通風路とを接続し、レンジフード外部の空気を流入させるバイパス経路を少なくとも二つ設け、前記フードの外壁面に対して前記通風路側の前記バイパス経路に面して前記スピーカを配置し、前記スピーカを配置した前記バイパス経路とは別の前記通風路側のバイパス経路に面して前記騒音検出マイクロフォンを配置するレンジフードであって、前記バイパス経路は、前記通風路を流れる空気の流れに対し、該バイパス経路を流れる空気の流れが鋭角となるように接続されている構造であり、これによって所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、屋外に連通した吐出口と、調理時に発生する油煙を含んだ空気を吸い込む吸込口とを有するフードと、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ前記フード内の通風路内に空気を屋外に排気する換気用ファンとモータを備えたレンジフードにおいて、前記換気用ファンの上流側で、前記通風路内を伝播する騒音を検出する騒音検出マイクロフォンと、前記騒音検出マイクロフォンによって検出された騒音とは逆位相の音を前記通風路内に放出し、前記騒音を音響低減するスピーカとからなる能動消音装置と、前記フードの外壁面と前記通風路とを接続し、レンジフード外部の空気を流入させるバイパス経路を少なくとも一つ設け、前記フードの外壁面に対して前記通風路側の前記バイパス経路に面して前記スピーカを配置し、前記通風路に面して前記騒音検出マイクロフォンを配置するレンジフードであって、前記バイパス経路は、前記通風路を流れる空気の流れに対し、該バイパス経路を流れる空気の流れが鋭角となるように接続されている構造であるので、騒音検出マイクロフォンとスピーカを通風路内と同等の、騒音が伝播する空間内に配置することができ、騒音検出マイクロフォンとスピーカが通風路に面している場合と同等の十分な消音効果を得ることが可能となる。
同様に、屋外に連通した吐出口と、調理時に発生する油煙を含んだ空気を吸い込む吸込口とを有するフードと、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ前記フード内の通風路内に空気を屋外に排気する換気用ファンとモータを備えたレンジフードにおいて、前記換気用ファンの上流側で、前記通風路内を伝播する騒音を検出する騒音検出マイクロフォンと、前記騒音検出マイクロフォンによって検出された騒音とは逆位相の音を前記通風路内に放出し、前記騒音を音響低減するスピーカとからなる能動消音装置と、前記フードの外壁面と前記通風路とを接続し、レンジフード外部の空気を流入させるバイパス経路を少なくとも二つ設け、前記フードの外壁面に対して前記通風路側の前記バイパス経路に面して前記スピーカを配置し、前記スピーカを配置した前記バイパス経路とは別の前記通風路側のバイパス経路に面して前記騒音検出マイクロフォンを配置するレンジフードであって、前記バイパス経路は、前記通風路を流れる空気の流れに対し、該バイパス経路を流れる空気の流れが鋭角となるように接続されている構造であるので、騒音検出マイクロフォンとスピーカを通風路内と同等の、騒音が伝播する空間内に配置することができ、騒音検出マイクロフォンとスピーカが通風路に面している場合と同等の十分な消音効果を得ることが可能となる。
また、レンジフード外部の比較的低温で油や煙を含まないきれいな空気が前記通風路内の主流によって誘引され、バイパス経路を流れる。これにより騒音検出マイクロフォンやスピーカが高温多湿の油煙にさらされることを防ぎ、長期使用可能な能動消音装置をレンジフードに搭載することができる。
本発明の実施の形態1のレンジフードの横断面概略図 本発明の実施の形態2の能動消音装置の取り付けの状態を示す拡大横断面図 本発明の実施の形態2の能動消音装置の取り付けの状態を示す拡大側断面図 本発明の実施の形態3の能動消音装置の取り付けの状態を示す拡大横断面図
本発明の請求項1に係わるレンジフードは、屋外に連通した吐出口と、調理時に発生する油煙を含んだ空気を吸い込む吸込口とを有するフードと、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ前記フード内の通風路内に空気を屋外に排気する換気用ファンとモータを備えたレンジフードにおいて、前記換気用ファンの上流側で、前記通風路内を伝播する騒音を検出する騒音検出マイクロフォンと、前記騒音検出マイクロフォンによって検出された騒音とは逆位相の音を前記通風路内に放出し、前記騒音を音響低減するスピーカとからなる能動消音装置と、前記フードの外壁面と前記通風路とを接続し、レンジフード外部の空気を流入させるバイパス経路を少なくとも一つ設け、前記フードの外壁面に対して前記通風路側の前記バイパス経路に面して前記スピーカを配置し、前記通風路に面して前記騒音検出マイクロフォンを配置するレンジフードであって、前記バイパス経路は、前記通風路を流れる空気の流れに対し、該バイパス経路を流れる空気の流れが鋭角となるように接続されている構造を有する。
これにより、騒音検出マイクロフォンとスピーカを通風路内と同等の、騒音が伝播する空間内に配置することができ、騒音検出マイクロフォンとスピーカが通風路に面している場合と同等の十分な消音効果を得ることが可能となる。また、レンジフード外部の比較的低温で油や煙を含まないきれいな空気が前記通風路内の主流によって誘引され、バイパス経路を流れる。これにより騒音検出マイクロフォンやスピーカが高温多湿の油煙にさらされることを防ぎ、長期使用可能な能動消音装置をレンジフードに搭載することができる。
また、請求項2に係わるレンジフードは前記能動消音装置に誤差検出マイクロフォンを有し、前記スピーカを配置したバイパス経路よりも上流側で前記通風路に接続した別のバイパス経路を備え、前記通風路側の前記別のバイパス経路に面して前記誤差検出マイクロフォンを配置したものである。
これにより、騒音検出マイクロフォンがスピーカを備えたバイパス経路から通風路内に流出されるきれいな空気を直接受けるため、騒音検出マイクロフォンにバイパス経路を設けず簡単な構造で、騒音検出マイクロフォンを高温多湿の油煙から保護する効果を奏する。
また、請求項3に係わるレンジフードは、屋外に連通した吐出口と、調理時に発生する油煙を含んだ空気を吸い込む吸込口とを有するフードと、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ前記フード内の通風路内に空気を屋外に排気する換気用ファンとモータを備えたレンジフードにおいて、前記換気用ファンの上流側で、前記通風路内を伝播する騒音を検出する騒音検出マイクロフォンと、前記騒音検出マイクロフォンによって検出された騒音とは逆位相の音を前記通風路内に放出し、前記騒音を音響低減するスピーカとからなる能動消音装置と、前記フードの外壁面と前記通風路とを接続し、レンジフード外部の空気を流入させるバイパス経路を少なくとも二つ設け、前記フードの外壁面に対して前記通風路側の前記バイパス経路に面して前記スピーカを配置し、前記スピーカを配置した前記バイパス経路とは別の前記通風路側のバイパス経路に面して前記騒音検出マイクロフォンを配置するレンジフードであって、前記バイパス経路は、前記通風路を流れる空気の流れに対し、該バイパス経路を流れる空気の流れが鋭角となるように接続されている構造を有する。
これにより、騒音検出マイクロフォンとスピーカを通風路内と同等の、騒音が伝播する空間内に配置することができ、騒音検出マイクロフォンとスピーカが通風路に面している場合と同等の十分な消音効果を得ることが可能となる。また、レンジフード外部の比較的低温で油や煙を含まないきれいな空気が前記通風路内の主流によって誘引され、バイパス経路を流れる。これにより騒音検出マイクロフォンやスピーカが高温多湿の油煙にさらされることを防ぎ、長期使用可能な能動消音装置をレンジフードに搭載することができる。
また、請求項4に係わるレンジフードは前記能動消音装置に誤差検出マイクロフォンを有し、前記スピーカを配置したバイパス経路よりも上流側で前記通風路に接続した別のバイパス経路を備え、前記通風路側の前記別のバイパス経路に面して前記誤差検出マイクロフォンを配置したものである
これにより、誤差検出マイクロフォンを通風路内と同等の、騒音が伝播する空間内に配置することができ、誤差検出マイクロフォンが通風路に面している場合と同等の高い精度の消音効果のセンシングが可能となる。また、レンジフード外部の比較的低温で油や煙を含まないきれいな空気が前記通風路内の主流によって誘引され、バイパス経路を流れるので、誤差検出マイクロフォンが高温多湿の油煙にさらされることを防ぐことができる。
また、請求項5に係わるレンジフードはバイパス経路は、前記通風路壁面に前記通風路と反対側に突出した孔部と、前記孔部に対向してフードの外壁面に設けた、前記孔部と同数の孔と、前記孔部と前記孔とを接続した屈曲性を有する筒状の管とで構したものである
これにより、フード内の通風路以外の空間に設けるレンジフードの他の構成部品の設置場所によらずバイパス経路を設けることが可能となり、施工性が向上する効果を奏する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施の形態のレンジフード1は、屋外に連通した吐出口2と、調理時に発生する油煙を含んだ空気を吸い込む吸込口3とを有するフード4と、吐出口2と吸込口3とを結ぶフード4内の通風路6内に空気を屋外に排気する換気用ファン7と、フード4内の通風路6外に換気用ファン7を駆動するモータ8と、通風路6内の吸込口3近傍に設置して吸い込んだ空気から油塵を除去するフィルタ5と、吸込口3近傍のフィルタより上流側に設置して風が流れやすくするための整流板15を備えたものである。
そして、レンジフード1に付設する能動消音装置13は、通風路6内を伝播する騒音を検出する騒音検出マイクロフォン9と、騒音検出マイクロフォン9によって検出された騒音とは逆位相の音を通風路6内に放出するスピーカ10と、スピーカ10から通風路6内に放出された音によって減衰した騒音を検出する誤差検出マイクロフォン12から構成されている。
上記構成により、吸込口3から吸い込まれた空気は通風路6内を、フィルタ5、換気用ファン7の順で通過した後、吐出口2からフード外へと排気される。
図1に示すように、騒音検出マイクロフォン9とスピーカ10と誤差検出マイクロフォン12は換気用ファン7の上流側に、空気の流れの下流側からこの順に配置している。
この際、フード4の外壁面と通風路6とを接続し、レンジフード1外部の空気を流入させるバイパス経路11を3本設け、バイパス経路11内の出口近傍、すなわち、通風路6近傍のバイパス経路11に面して騒音検出マイクロフォン9およびスピーカ10および誤差検出マイクロフォン12を配置する。ここで、バイパス経路11は例えば角管である。
なお、今回消音対象とする音の周波数は低周波域であり、低周波域に対応するスペックのスピーカ10の径は、騒音検出マイクロフォン9および誤差検出マイクロフォン12の径より大きいことから、スピーカ10を配置するバイパス経路11の角管径は騒音検出マイクロフォン9および誤差検出マイクロフォン12を配置するバイパス経路11の角管径よりも大きくなる。
また、バイパス経路11は通風路6に対し、上流側へ角度をもって接続されることが好ましい。これにより、バイパス経路11内の空気が通風路6内の主流から受ける抵抗が低減され、より滑らかに通風路6内へ流入する効果が期待できる。
更に、バイパス経路11の換気用ファン7側壁面はバイパス経路11内の気流により通風路6内の主流にさらされることは無いが、バイパス経路11の吸込口3側壁面は通風路6内の主流が回り込み、高温高湿の油煙を含んだ空気にさらされる可能性がある。したがって、騒音検出マイクロフォン9およびスピーカ10および誤差検出マイクロフォン12は、バイパス経路11の換気用ファン7側壁面に配置するものとする。
ここで、フード4の外壁面近傍の空間は油煙の発生源から十分離れており、油煙を含んだ空気の流路から外れていることから、バイパス経路11に流入する空気は比較的低温で油煙を含んでおらず、十分きれいであると考えられる。
なお、油煙の発生源からの気流の影響をより妨げるため、バイパス経路11の入口に油煙遮断用の壁部を設けても良い。また、油煙の発生源から更に離れた空間までチューブ等を利用してバイパス経路11を延長しても良い。
上記の構造とすることにより、騒音検出マイクロフォン9とスピーカ10と誤差検出マイクロフォン12を通風路内と同等の、騒音が伝播する空間内に配置することができ、騒音検出マイクロフォン9とスピーカ10と誤差検出マイクロフォン12が通風路6に面している場合と同等の十分な消音効果を得ることが可能となる。
また、換気用ファン7の上流側の空気は換気用ファン7によって吸引されるので、換気用ファン7上流側の通風路6内はバイパス経路11内よりも低圧になる。その結果、高温高湿の油煙を含んだ空気が逆流してバイパス経路11内に侵入することなく、レンジフード1外部の比較的低温で油や煙を含まないきれいな空気が通風路6内の主流によって誘引され、バイパス経路11を流れる。これにより、騒音検出マイクロフォン9とスピーカ10と誤差検出マイクロフォン12とが高温多湿の油煙にさらされることを防ぐことができるものである。
なお、ここでは消音精度を高めるべくフィードバック制御を行うため、誤差検出マイクロフォン12を使用しているが、消音効果が安定して得られれば、誤差検出マイクロフォン12を使用しなくてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2において、実施の形態1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図2は、能動消音装置13の横断面図を示すものである。実施の形態1との違いは、騒音検出マイクロフォン9をバイパス経路11内には設けず、通風路壁面14に配置している点である。
このとき、騒音検出マイクロフォン9はスピーカ10を備えたバイパス経路11出口の通風路壁面14の下流側で、バイパス経路11から流出する空気の流路上となるような位置、つまり、図3に示す斜線範囲内に配置することとする。また、今回消音対象とする音の周波数は低周波域であり、低周波域に対応するスペックのスピーカ10の径は、騒音検出マイクロフォン9および誤差検出マイクロフォン12の径より大きいことから、スピーカ10を配置するバイパス経路11の出口幅は騒音検出マイクロフォン9の幅よりも大きくなる。
このような配置とすることにより、図3に示すように、騒音検出マイクロフォン9がスピーカ10を備えたバイパス経路11から通風路6内に流出するきれいな空気を直接受けるため、騒音検出マイクロフォン9にバイパス経路11を設けずに簡単な構造で、騒音検出マイクロフォン9を高温多湿の油煙から保護することが可能となる。
なお、ここでは消音精度を高めるべくフィードバック制御を行うため、誤差検出マイクロフォン12を使用しているが、消音効果が安定して得られれば、誤差検出マイクロフォン12を使用しなくてもよい。すなわち、システムの簡易化のためフィードフォワード制御を行う場合、誤差検出マイクロフォン12が不要となり、同時に誤差検出マイクロフォン12を配置するバイパス経路11も不要となるので、設置するバイパス経路11は一本だけ設ければよい。
(実施の形態3)
実施の形態3において、実施の形態1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4は、能動消音装置13の横断面図を示すものである。実施の形態1との違いは、通風路壁面14に通風路6と反対側に突出した孔部16を少なくとも一つ設け、フード4の外壁面に孔部16に対向した、孔部16と同数の孔17を設け、孔部16とフード4の外壁面の孔17とを屈曲性を有する材質からなる筒状の管18で接続することによりバイパス経路11を構成している点である。
このとき、バイパス経路11内の空気をより滑らかに通風路6内へ流入させるため、通風路壁面14に設けた孔部16の吐出口側壁面を孔部16の出口側開口径を入口側開口径より大きくなるように傾斜させている。これにより、バイパス経路11内の空気が主流から受ける抵抗が低減され、より滑らかに通風路6内へ流入する効果が期待できる。
なお、製品の安全性を保つため、管18は難燃性の材料からなることが好ましい。このような構成とすることにより、フード4内の通風路6以外の空間に設けるレンジフード1の他の構成部品の設置場所によらずバイパス経路11を設けることが可能となり、施工性が向上するという効果が期待できる。
また、実施の形態1〜3では換気用ファン7の吐出方向に面したフード4の側外壁面に孔17を設けているが、反対側の側外壁面や上外壁面に設けた場合、バイパス経路11の長さを短縮することができる。
本発明にかかるレンジフード用能動消音装置は、十分な消音効果を得るとともに、性能劣化の要因となる熱・水分・油からマイクロフォンやスピーカを守り、長期使用可能であることから、高温・高湿環境下における換気装置や、油煙を含む環境下における換気装置に搭載する消音装置として有用である。
1 レンジフード
2 吐出口
3 吸込口
4 フード
5 フィルタ
6 通風路
7 換気用ファン
8 モータ
9 騒音検出マイクロフォン
10 スピーカ
11 バイパス経路
12 誤差検出マイクロフォン
13 能動消音装置
14 通風路壁面
15 整流板
16 孔部
17 孔
18 管

Claims (5)

  1. 屋外に連通した吐出口と、調理時に発生する油煙を含んだ空気を吸い込む吸込口とを有するフードと、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ前記フード内の通風路内に空気を屋外に排気する換気用ファンとモータを備えたレンジフードにおいて、前記換気用ファンの上流側で、前記通風路内を伝播する騒音を検出する騒音検出マイクロフォンと、前記騒音検出マイクロフォンによって検出された騒音とは逆位相の音を前記通風路内に放出し、前記騒音を音響低減するスピーカとからなる能動消音装置と、前記フードの外壁面と前記通風路とを接続し、レンジフード外部の空気を流入させるバイパス経路を少なくとも一つ設け、前記フードの外壁面に対して前記通風路側の前記バイパス経路に面して前記スピーカを配置し、前記通風路に面して前記騒音検出マイクロフォンを配置するレンジフードであって、前記バイパス経路は、前記通風路を流れる空気の流れに対し、該バイパス経路を流れる空気の流れが鋭角となるように接続されているレンジフード。
  2. 前記スピーカを備えた前記バイパス経路出口の通風路壁面の下流側に、前記騒音検出マイクロフォンを配置することを特徴とする請求項に記載のレンジフード。
  3. 屋外に連通した吐出口と、調理時に発生する油煙を含んだ空気を吸い込む吸込口とを有するフードと、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ前記フード内の通風路内に空気を屋外に排気する換気用ファンとモータを備えたレンジフードにおいて、前記換気用ファンの上流側で、前記通風路内を伝播する騒音を検出する騒音検出マイクロフォンと、前記騒音検出マイクロフォンによって検出された騒音とは逆位相の音を前記通風路内に放出し、前記騒音を音響低減するスピーカとからなる能動消音装置と、前記フードの外壁面と前記通風路とを接続し、レンジフード外部の空気を流入させるバイパス経路を少なくとも二つ設け、前記フードの外壁面に対して前記通風路側の前記バイパス経路に面して前記スピーカを配置し、前記スピーカを配置した前記バイパス経路とは別の前記通風路側のバイパス経路に面して前記騒音検出マイクロフォンを配置するレンジフードであって、前記バイパス経路は、前記通風路を流れる空気の流れに対し、該バイパス経路を流れる空気の流れが鋭角となるように接続されているレンジフード。
  4. 前記能動消音装置に誤差検出マイクロフォンを有し、前記スピーカを配置したバイパス経路よりも上流側で前記通風路に接続した別のバイパス経路を備え、前記通風路側の前記別のバイパス経路に面して前記誤差検出マイクロフォンを配置した請求項1または3に記載のレンジフード。
  5. バイパス経路は、前記通風路壁面に前記通風路と反対側に突出した孔部と、前記孔部に対向してフードの外壁面に設けた、前記孔部と同数の孔と、前記孔部と前記孔とを接続した屈曲性を有する筒状の管とで構成した請求項1〜4のいずれか一つに記載のレンジフード。
JP2012142644A 2012-06-26 2012-06-26 レンジフード Active JP6101923B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012142644A JP6101923B2 (ja) 2012-06-26 2012-06-26 レンジフード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012142644A JP6101923B2 (ja) 2012-06-26 2012-06-26 レンジフード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014006014A JP2014006014A (ja) 2014-01-16
JP6101923B2 true JP6101923B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=50103895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012142644A Active JP6101923B2 (ja) 2012-06-26 2012-06-26 レンジフード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6101923B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6318361B2 (ja) * 2014-03-25 2018-05-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンジフード
CN111043637B (zh) * 2020-01-02 2021-10-29 宁波方太厨具有限公司 一种吸油烟机噪音的智能调节方法
KR20220159233A (ko) * 2021-05-25 2022-12-02 삼성전자주식회사 레인지 후드

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58150714U (ja) * 1982-04-02 1983-10-08 株式会社竹中工務店 レンジフ−ド
JP3101116B2 (ja) * 1993-02-23 2000-10-23 松下電工株式会社 排気装置
JP3138373B2 (ja) * 1993-10-26 2001-02-26 石川島播磨重工業株式会社 アクティブ消音装置
JPH07248138A (ja) * 1994-03-11 1995-09-26 Matsushita Seiko Co Ltd 換気装置
JP3568365B2 (ja) * 1997-06-27 2004-09-22 大阪瓦斯株式会社 能動騒音制御システム
JP3897466B2 (ja) * 1998-10-29 2007-03-22 大阪瓦斯株式会社 能動消音装置
JP4690735B2 (ja) * 2005-01-31 2011-06-01 国立大学法人横浜国立大学 ファン騒音低減装置及びファン騒音低減方法
JP2007017118A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd レンジフード用消音装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014006014A (ja) 2014-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6413095B2 (ja) レンジフード
ITMC20090032A1 (it) Modulo silenziatore per cappa di aspirazione fumi.
JP2011137560A (ja) 空気調和機
JP5974288B2 (ja) レンジフード
JP6101923B2 (ja) レンジフード
JP5923690B2 (ja) レンジフード
ATE345436T1 (de) Gerät zur erzeugung eines luftstromes in schallgedämmter ausführung für entstauber
JP6007416B2 (ja) 換気装置
JP6229138B2 (ja) レンジフード
WO2016047069A1 (ja) 能動消音装置および送風装置
JP2016176453A (ja) 送風装置
JP5521648B2 (ja) 消音ボックス付送風機
JP6221051B2 (ja) 能動型消音装置
JP6405533B2 (ja) レンジフード
JP6248285B2 (ja) レンジフード
JP6357642B2 (ja) レンジフード
JP6191005B2 (ja) 換気扇
JP2017129322A (ja) 送風装置
JP6589131B2 (ja) 送風装置
JP6439139B2 (ja) 送風機
JP2011094893A (ja) 換気装置
JP6318361B2 (ja) レンジフード
JP6236628B2 (ja) 能動消音装置
JP6229153B2 (ja) 能動消音装置を備えた送風機
JP4441307B2 (ja) 音響検出構造及び音響検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150312

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150624

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170130

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6101923

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151