JP4688250B2 - 画像処理装置における読み取り部分の構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、コピー機やイメージスキャナ等の原稿自動送り装置に適用するのに最適な画像処理装置における画像読み取り部分の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像読み取り部分の構造として、図6に示すものが従来から知られている。ただし、この図6は、コピー機のフタ側に設けた原稿搬送機構の読み取り部であるプラテンガラス1およびその周囲の必要部品のみを示したものである。
上記図6に示した従来の構造では、プラテンガラス1の真上に配置されたフィードローラ2aと、このフィードローラ2aに圧接される搬送ローラ2bとを設け、このフィードローラ2aに巻き付くようにして搬送された原稿が、プラテンガラス1上に導かれる。
【0003】
ただし、このプラテンガラス1上に原稿が導かれる直前に、2枚の樹脂フィルムからなるガイド部材3を設け、上記搬送原稿は、これら2枚のフィルム間を通って、プラテンガラス1上に導かれる。
なお、このガイド部材3は、それに用いた樹脂フィルムの弾性を利用して、その先端をプラテンガラス1に押し付けたときに、たわんで湾曲するようにしている。そして、樹脂フィルムがたわんだときの湾曲面で、搬送原稿を無理なくスムーズに搬送できるようにしている。
【0004】
上記のようにガイド部材3から押し出されるようにして、プラテンガラス1上に繰り出された搬送原稿は、さらに原稿押さえ部材4とプラテンガラス1との間に導かれ、そこで、図示していない画像読み取り部で、その画像内容が光学的に読み取られる。
【0005】
このようにした従来の構造において、ガイド部材3を設けた理由は、次のとおりである。
すなわち、搬送原稿がプラテンガラス1上に到達するときには、その原稿は、フィードローラ2aに巻き付くようにして搬送されてくる。したがって、原稿の搬送方向後端がフィードローラ2aと搬送ローラ2bとのニップ部から離れるときに、それをガイドする部材が何もなければ、原稿後端の反発力によって、それがプラテンガラス1上にたたき付けられる。原稿後端がプラテンガラスにたたき付けられるというのは、やや極端な表現かもしれない。しかし、現象としては、たたき付けられるといっても過言ではない。
【0006】
このように原稿の搬送方向後端が、プラテンガラスにたたき付けられると、その反動で原稿後端がバタ付いてぶれたりする。しかし、原稿の読み取り部の近傍で、原稿がぶれると、読み取り画像がゆがんだりする。
そこで、上記のようにガイド部材3を設けて、原稿の搬送方向後端がフィードローラ2aと搬送ローラ2bとのニップ部から離れるとき、プラテンガラス1上にソフトランディングさせるようにしている。原稿後端がソフトランディングすれば、当然のこととしてそれがぶれたりしない。したがって、この原稿のぶれが原因で発生していた読み取り画像のゆがみなどを防止できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにした従来の構造は、ガイド部材3として用いた2枚の樹脂フィルムを、その弾性を利用して湾曲させることによって、原稿の搬送経路をなめらかなものにしている。
しかしながら、図6からも明らかなように、ガイド部材3の下側の樹脂フィルムと、フィードローラ2aおよび搬送ローラ2bのニップ部との間に、段差hが形成されている。
このように段差hがあると、上記ニップ部を通過した原稿の搬送方向後端は、この段差hのためにぶれたりする。したがって、前記したようにこのぶれによって、読み取り画像にゆがみなどが発生するという問題があった。
【0008】
また、ガイド部材として樹脂フィルムを用いているが、樹脂フィルムは、長年使用していると、どうしても劣化してくる。もし、樹脂フィルムが劣化すれば、それをプラテンガラス1に押し付けたとしても、樹脂フィルムが理想的な曲線を描いて湾曲しなくなる。例えば、樹脂フィルムが直線状態で硬直化すれば、無理のないスムーズな搬送経路ができなくなる。
搬送経路に無理が生じれば、搬送原稿にも大きな負荷がかかり、その分、搬送原稿を傷めてしまう。
【0009】
特に、この画像読み取り部分では、大きな熱が発生して温度が上がるので、樹脂フィルムが劣化しやすい状況にある。。
そして、樹脂フィルムが劣化して損傷したりすれば、それこそ読み取り画像にゆがみが生じてしまう。読み取り画像のゆがみが、ガイド部材である樹脂フィルムの劣化に起因していたとしても、画像処理装置として、その原因を突き止めるのはかなり難しいのが現状である。なぜなら、読み取り画像のゆがみの原因は、それこそいろいろあるからである。
【0010】
結局、劣化した樹脂フィルムそれ自体を交換することは、それほど難しい作業ではないが、その原因を突き止めるのに、多くの時間を費やしてしまう。そのために、ガイド部材である樹脂フィルムの劣化は、画像処理装置のメンテナンスという観点からも、大きな問題になっていた。
この発明の目的は、ガイド部材と、フィードローラおよび搬送ローラのニップ部との間の段差をなくすとともに、樹脂フィルムを用いることなくガイド部材を構成できるようにした画像処理装置の読み取り部分の構造を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ラテンガラス上を通過する原稿を読み取る画像読み取り部と、上記プラテンガラス上に原稿を搬送する搬送ローラ対と、上記搬送ローラ対で搬送される原稿を上記プラテンガラス上に案内する搬送経路と、上記プラテンガラスの上流側に配置され、上記搬送経路の一部を形成する上流側ガイドとを備えた画像処理装置における読み取り部分の構造を前提にするものである。
【0012】
第1の発明は、上記上流側ガイドが、上流側を上記搬送ローラ対のニップ部に向かって円弧状に隆起させ、その原稿搬送方向下流側の先端を、上記プラテンガラスに向けて付勢する付勢手段によって上記プラテンガラスに接触した状態を保つように回動自在に設、上記搬送経路と上記プラテンガラスの上面とを上記上流側ガイドを介して連続的につないだ点に特徴を有する。
【0013】
第2の発明は、上記上流側ガイドの原稿搬送方向下流側を、上記プラテンガラス側に湾曲させた点に特徴を有する。
の発明は、上記上流側ガイドを、上記搬送ローラ対のうち、一方の搬送ローラの支持軸に回動自在に取り付けた点に特徴を有する
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、図1〜図5に示している。ただし、図1は、原稿を搬送する装置全体を示したものである。
そこで、この図1に基づいて、先ず、原稿の搬送経路を簡単に説明する。
給紙トレー5に載せられた原稿は、そのトレー5の斜面に沿ってすべり、昇降トレー6の先端まで到達する。昇降トレー6は、原稿が装填された段階で上昇してその原稿をピックアップローラ7に圧接させる。この段階で、ピックアップローラ7が駆動して、昇降トレー6上の原稿を、一対の給紙ローラ8のニップ部に供給する。
【0015】
上記一対の給紙ローラ8は、もし原稿が複数枚あれば、その一番上の原稿を選択して一対のレジストローラ9に供給する。この一対のレジストローラ9で、原稿のスキュー量を修正して、さらにそれをフィードローラ10とピンチローラ11とのニップ部に導く。
なお、図中符号12は、エンプティセンサー13を作動させるためのアームで、昇降トレー6に原稿が導かれると、このアーム12が回動するとともに、その回動でエンプティセンサー13を作動させる。エンプティセンサー13が作動すると、図示していない本体側で、画像読み込むための準備態勢にはいるようにしている。
【0016】
上記のようにしてフィードローラ10とピンチローラ11とのニップ部に送られた原稿は、フィードローラ10と、その曲率に沿って設けたメインガイド14との間に導かれ、そこからプラテンガラス15上に搬送される。
なお、この発明の特徴は、メインガイド14からプラテンガラス15に原稿が搬送される構造に特徴を有するが、それについては、図2〜図5を用いて後で詳しく説明する。
【0017】
上記のようにプラテンガラス15に到達した原稿は、本体側に設けた画像読み取り部aでその画像を光学的に読み取られるとともに、さらに搬送されて下流側ガイド16に導かれ、そこから長紙用排紙トレー17あるいは短紙用排紙トレー18のいずれかに導かれる。
以上が、原稿の搬送経路で、次に、この発明の要旨となる読み取り部分の構造について詳しく説明する。
【0018】
この読み取り部分の構造は、図2に拡大して示している。ただし、フィードローラ10は、その回転軸19の軸方向に所定の間隔をおいて複数設けたもので、その周囲に摩擦部材20をはめている。
また、メインガイド14は、回転軸19の軸方向に連続するとともに、図3に示すように、フィードローラ10に対応した位置に切り欠き21を形成している。この切り欠き21は、図示のようにその上の方を幅狭部21aとし、その下の方を幅広部21bとしている。
【0019】
そして、個々のフィードローラ10に対応させて補助ガイド22を設けているが、その構成は次のとおりである。
図3に示すように、補助ガイド22は一対の支持片26,26を備え、この支持片26,26で搬送ローラ23を挟むようにするとともに、搬送ローラ23の軸24に支持片26,26を回動自在に取り付けている。
このようにした搬送ローラ23は、フィードローラ10に接触し、それら両者のニップ部に原稿を導くとともに、フィードローラ10の回転力で、上記ニップ部の原稿を搬送するようにしている。すなわち、上記フィードローラ10とこれに接触する搬送ローラ23とでこの発明の搬送ローラ対を構成している。
【0020】
さらに、上記補助ガイド22は、その支持片26に形成した第1、2ガイド部26a、26bと、原稿搬送方向前端側に設けた第3ガイド部25とを備えている。
上記第1ガイド部26aは円弧状にするとともに、その円弧は、搬送ローラ23の円周の曲率と同じ曲率にしている。したがって、この第1ガイド部26aの円弧が、第1ガイド部の円弧部分となる。
【0021】
また、第2ガイド部26bは、上記第1ガイド部26aの円弧部分の原稿搬送方向前端から連続させている。したがって、フィードローラ10と搬送ローラ23とのニップ部を通過した直後の原稿の搬送方向後端は、第1ガイド部26aの円弧部から第2ガイド部26bにスムーズに移行することになる。このようにスムーズに移行するので、上記ニップ部を通過した原稿は第2ガイド部26bにソフトランディングできる。
【0022】
上記第2ガイド部26bの原稿搬送方向前端に、第3ガイド部25を連続させるとともに、この第3ガイド部25の幅をメインガイド14の前記幅広部21bとほぼ対応させている。
また、この第3ガイド部25は、その表面を湾曲させているが、その曲率は、第2ガイド部26bから、プラテンガラス15に対する画像読み取り部aの読み取りラインまでを、なめらかな曲線で結ぶ線に沿ったものにしている。
【0023】
なお、第1ガイド部26aよりも原稿搬送方向後側には、図2に示すように第4ガイド部26cを連続させ、フィードローラ10とメインガイド14との間に搬送された搬送原稿を、搬送ローラ23とフィードローラ10とのニップ部に正確に搬送するようにしている。
【0024】
上記のようにした補助ガイド22は、その一端にスプリング27を引っ掛けるとともに、このスプリング27の他端をフタ側に引っ掛けている。そして、このスプリング27のバネ力で、補助ガイド22が、図2において時計方向に回動する勢力が付与されるようにしている。言い換えると、この補助ガイド22は、その第3ガイド部25の先端を、プラテンガラス15に弾力的に接触させるようにしている。
【0025】
また、上記補助ガイド22は、その第3ガイド部25の先端をプラテンガラス15に圧接させている状態で、図3に示すように、その頂部25aが、メインガイド14よりも、フィードローラ10側に突出するようにしている。さらに、上記頂部25aは、メインガイド14の原稿搬送方向先端よりも、後方に位置させている。つまり、メインガイド14と第3ガイド部25とをオーバーラップさせている。したがって、フィードローラ10と搬送ローラ23とのニップ部を通過した搬送原稿は、プラテンガラス15に至るまで、この第3ガイド部25に沿ってスムーズに移行することになる。
【0026】
なお、図中符号28は搬送位置検出センサーで、フィードローラ10と搬送ローラ23とのニップ部を通過した原稿の搬送方向先端あるいはその後端が通過したことを検出するためのものである。このようにセンサー28で原稿の搬送方向先端あるいはその後端を検出するようにしたのは、次の理由からである。すなわち、原稿の搬送方向先端がこの搬送位置検出センサー28を通過した時点で、その何秒後かに原稿の上記先端が画像読み取り部aに到達することを、本体側に知らせる。このセンサー28からの信号を受けた本体側では、所定の時間経過後に画像読み取り部aを動作させて、その原稿の画像を読み取るものである。
【0027】
したがって、搬送位置検出センサー28は、原稿の搬送位置を正確に検出しなければならない。このような意味からも、搬送位置検出センサー28の上流側直近に、搬送ローラ23を設けている。すなわち、搬送位置検出センサー28に到達する搬送原稿がフラフラとして安定してなければ、搬送位置検出センサー28の検出精度も悪くなる。この検出精度が悪くなれば、画像読み取り部aの読み取り動作タイミングもずれてしまうので、正確な画像読み取りができなくなってしまう。そこで、搬送位置検出センサー28の上流側直近に搬送ローラ23を設けて、搬送原稿を安定させるようにしている。
【0028】
上記プラテンガラス15とフィードローラ10との間には、原稿押さえガイド29を設けている。この原稿押さえガイド29は、搬送原稿をプラテンガラス15に密着させて、画像読み取り部aの画像読み取り機能を安定化させるようにしている。
ただし、この原稿押さえガイド29があっても、原稿の搬送方向後端がメインガイド14および第3ガイド部25から離れて、プラテンガラス15に着地したときには、搬送原稿がぶれるので、読み取った画像がゆがんでしまうことがある。したがって、この原稿押さえガイド29があったとしても、原稿後端を滑らかにガイドするために、前記補助ガイド22が必要になる。
【0029】
上記プラテンガラス15のさらに下流側には、前記した下流側ガイド16を設けている。この下流側ガイド16は、原稿の搬送方向先端部分をすくい上げるための傾斜部16aを形成している。このように傾斜部16aを設けたので、プラテンガラス15を通過した原稿の搬送方向先端をすくい上げることができる。もし、この下流側ガイド16がなければ、原稿の搬送方向先端が、その搬送方向を上昇させようとしたとき、何かに引っかかるおそれがある。搬送方向先端が何かに引っかかれば、原稿が、後から押される力でたわんでしまう。このたわみは、当然のこととして、画像読み取り部aの読み取り精度にも影響を及ぼすことになる。しかし、上記した下流側ガイド16を設けておけば、搬送原稿がたわんだりしなくなる。
【0030】
なお、図中符号30はフラッパで、図示していないソレノイドを励磁させることによって回動するものである。そして、ソレノイドを非励磁の状態に保っているとき、フラッパ30は、図示の位置を保つ。この図示の位置においては、搬送原稿を、排紙搬送経路31を経由して短紙用排紙トレー18側に導く。反対に、ソレノイドを励磁すると、フラッパ30が図2において反時計方向に回動して、搬送原稿を、排紙搬送経路32を経由して長紙用排紙トレー17側に導く。
【0031】
次に、この実施態様に示した構造の作用を、図2を中心にして説明する。
先ず、メインガイド14とフィードローラ10との間の給紙搬送経路33に導かれた原稿は、先ず、補助ガイド22の第4ガイド部26cにガイドされて、フィードローラ10と搬送ローラ23とのニップ部に導かれる。
このようにガイド部26cが原稿をガイドするので、上記ニップ部に導かれる原稿にジャムが生じたりしない。もし、ジャムが発生すると、補助ガイド22の第3ガイド部25でどのようにガイドしたとしても、原稿の搬送方向先端部分がプラテンガラス15に安定的に供給されなくなる。そのために画像の読み取りも正確に行えないこともでてくる。
しかし、上記のように第4ガイド部26cを設けておけば、そのような問題は発生しない。
【0032】
第4ガイド部26cでガイドされながら、上記ニップ部に導かれてそこを通過した原稿の搬送方向先端は、補助ガイド22にガイドされて、プラテンガラス15上に導かれる。このとき、原稿の搬送方向先端を、搬送位置検出センサー28が検出して、その検出信号を本体側に送信する。この信号を受信した本体側では、時間をカウントして、所定時間経過後に画像読み取り部aを動作させる。
【0033】
また、上記ニップ部を通過した原稿の搬送方向先端は、ガイド部材の第1ガイド部26a、第2ガイド部26bおよび第3ガイド部25を通って、プラテンガラス15にソフトランディングする。なお、この実施態様においては、第3ガイド部25の先端部分を尖らせて、第3ガイド部25とプラテンガラス15とが、段差を形成せずに連続するようにしている。したがって、原稿の搬送方向先端は、プラテンガラス15にスムーズに移行できる。このようにスムーズに移行できるので、搬送原稿がたわんだりしない。
【0034】
上記のようにしてプラテンガラス15に移行した原稿の搬送方向先端は、画像読み取り部aを通過して画像を読み取られ、さらに、その搬送方向先端が下流側ガイド16の傾斜部16aにすくい上げられて、排紙搬送経路31あるいは32のいずれかにスムーズに導かれる。したがって、ここでも、原稿の搬送方向先端が、引っかかって原稿がたわんだりしない。
原稿の搬送方向先端が上記のようにスムーズに搬送された後は、原稿の搬送方向後端が、フィードローラ10と搬送ローラ23とのニップ部に導入されるとともに、そこを通過する。
【0035】
原稿の搬送方向後端が、上記ニップ部を通過した瞬間は、その後端が第1ガイド部26aおよび第2ガイド部26bで受けられるので、原稿の反発力でその後端が補助ガイド22の第3ガイド部25にたたき付けられるようなことがなくなる。したがって、ここでも原稿の搬送方向後端のぶれを防止できる。なお、フィードローラ10と搬送ローラ23とのニップ部のように、画像読み取り部aからやや離れているところでも、原稿の搬送方向後端がバタ付くと、その振動が画像読み取り部aを通過中の原稿に伝わることがある。
しかし、この実施態様によれば、上記ニップ部通過直後のバタ付きも防止できるので、画像読み取り部aの読み取り精度を安定させることができる。
【0036】
上記のようにして原稿の搬送方向後端がニップ部を通過すると、それを搬送位置検出センサー28で検出し本体側に送信する。センサー28の検出信号を受信した本体側では、所定時間経過後に画像読み取り装置aの作動を停止することになる。
この搬送位置検出センサー28を通過した原稿の搬送方向後端は、そのまま第3ガイド部25に沿って移動し、プラテンガラス15にソフトランディングする。このように、原稿の搬送方向後端は、プラテンガラス15にスムーズに移行し、そこにおいては、上記後端がバタ付いたりするような要因がいっさいない。したがって、画像読み取り部aの読み取り精度も安定したものになる。
【0037】
なお、上記実施態様では、補助ガイド22が、この発明の上流側ガイドを構成するものである。
ただし、この発明では、メインガイド14を上流側ガイドとしてもよい。このようにメインガイド14を上流側ガイドとするときには、そのメインガイド14を部分的に円弧状に隆起させることが考えられる。すなわち、補助ガイド22の第1ガイド部26a、第2ガイド部26bおよび第3ガイド部25に沿った形の隆起部を設ければよいことになる。
【0038】
【発明の効果】
第1〜第の発明によれば、原稿の搬送方向後端が、上流側ガイドに沿って移動し、プラテンガラスにソフトランディングするので、原稿の搬送方向後端は、プラテンガラスにスムーズに移行する。したがって、上記後端がバタ付いたりするような要因がいっさいなくなり、画像読み取り部aの読み取り精度も安定したものになる。
【0039】
さらに、付勢手段によって上流側ガイドの先端をプラテンガラスに向かって付勢してプラテンガラスに接触させる付勢手段を設けたので、たとえ、上流側ガイドが材質的に劣化しても、ガイド機能が損なわれることはない。したがって、上流側ガイド部材は、それを長年使用しても、従来のフィルムに比べて搬送原稿をいつも安定した状態にしておけるとともに、画像読み取り精度も安定させることができる。言い換えると、上流側ガイドは、読み取り画像のゆがみの要因にならない。そのために、たとえ、読み取り画像がゆがんだとしても、補助ガイドは点検の必要がない。点検の必要がないということは、それだけ点検箇所を絞り込むことができ、故障時の作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原稿搬送機構の全体図である。
【図2】要部の側面図である。
【図3】要部の斜視図である。
【図4】フィードローラと上流側ガイドとの関係を示した斜視図である。
【図5】下流側ガイドを示した斜視図である。
【図6】従来の構造の説明図である。
【符号の説明】
10 フィードローラ
14 メインガイド
15 プラテンガラス
16 下流側ガイド
16a 傾斜部
22 補助ガイド
23 搬送ローラ
25 第3ガイド部
26 支持片
26a 第1ガイド部
26b 第2ガイド部
26c 第4ガイド部
27 補助ガイドにバネ力を付与するスプリング
28 搬送位置検出センサー
29 原稿押さえガイド

Claims (3)

  1. プラテンガラス上を通過する原稿を読み取る画像読み取り部と、上記プラテンガラス上に原稿を搬送する搬送ローラ対と、上記搬送ローラ対で搬送される原稿を上記プラテンガラス上に案内する搬送経路と、上記プラテンガラスの上流側に配置され、上記搬送経路の一部を形成する上流側ガイドとを備えた画像処理装置における読み取り部分の構造において、上記上流側ガイドは、上流側を上記搬送ローラ対のニップ部に向かって円弧状に隆起させ、その原稿搬送方向下流側の先端を、上記プラテンガラスに向けて付勢する付勢手段によって上記プラテンガラスに接触した状態を保つように回動自在に設、上記搬送経路と上記プラテンガラスの上面とを上記上流側ガイドを介して連続的につないだことを特徴とする画像処理装置における読み取り部分の構造。
  2. 上記上流側ガイドの原稿搬送方向下流側を、上記プラテンガラス側に湾曲させたことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置における読み取り部分の構造。
  3. 上記上流側ガイドを、上記搬送ローラ対のうち、一方の搬送ローラの支持軸に回動自在に取り付けたことを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置における読み取り部分の構造。
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