JP4688026B2 - 部品認識装置及び部品実装装置 - Google Patents

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本発明は、例えば電子部品などの部品を認識する部品認識装置及び部品実装装置に関する。
従来から光ファイバー導管を利用して部品戴置位置情報を取り込むための装置と方法が知られている。すなわち、直線移動可能でかつ回動可能な支軸に保持された部品の画像が、画像処理コンピュータに結合されたカメラに光ファイバー導管を介して取り込まれて伝送される。画像処理コンピュータは、伝送された画像に基づいて支軸に保持された部品の載置位置を決定し、必要ならば、部品載置位置修正情報を発生するので、支軸及び保持された部品を決定された載置位置に移動させることができる。複数の光ファイバー導管は、ひとまとめにして結束され、多数の支軸に保持された部品の単一の結合された画像を提供し、結合された画像は、単一のカメラにより取り込まれるもので、画像処理コンピュータは、画像を分離し、多数の部品載置位置修正情報を決定する(従来技術1、下記特許文献1参照)。
また、複数の認識対象物を一度に保持する保持手段と、保持手段で保持された複数の認識対象物を照明する照明手段と、保持手段で保持された複数の認識対象物の全てを含む1つの像を入力とし、入力された画像を認識対象物の各々の像に分割して出力する光学手段(例えばプリズム)と、光学手段によって分割された各々の像を撮影し電気信号に変換する撮像手段(例えばCCDカメラ)と、撮像手段が出力する電気信号を画像メモリに記録し画像処理を行う画像処理手段とを備え、同時に複数の認識対象物の視覚認識を行うように構成した視覚認識装置が知られている(従来技術2、下記特許文献2参照)。
特表平10−511791号公報 特開平11−272854号公報
ところで、上記従来技術1では、撮像するべき画像分だけ光ファイバー導管が必要となるため、装置自体の小型化・簡略化が困難となり、また、製造コストも増大する問題がある。また、単一のカメラにより画像を取り込むため、部品1個当りの画像の分解性能が低下する問題がある。さらに、画像を分割しているため、解像度が悪く、認識精度が低下するという問題もある。
また、上記従来技術2では、光学手段により同一画面を分割して写し出すため、従来技術1と同様に、解像度が低下する問題かある。また、複数の撮像手段を用いるため、構成が複雑になり装置が大型化するとともに製造コストが増大する問題がある。さらに、光学手段により分割した複数の画像を再度1つの合成像に合成するため、この合成像から各々の認識対象物を分離して認識しようとすると、高解像度の撮像手段と高性能な画像処理手段が必要となり、装置の製造コストがさらに増大する問題がある。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、簡易な構成で製造コストを低減でき、かつ部品の認識精度を高めることができる部品認識装置及び部品実装装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、部品を認識する部品認識装置であって、複数の部品にそれぞれに対応するように配置され対応する前記部品に対して光を照射する複数の照射部と、複数の前記照射部からの光の出射を選択的に切り替え制御する制御部と、前記照射部から出射された光が前記部品の表面で反射されてなる反射光を受光することにより前記部品を撮像する単一の撮像部と、複数の前記部品で反射された反射光を前記撮像部に導く光路変更部と、前記撮像部で撮像された撮像データに基づいて前記部品を認識する撮像処理部と、を有する部品認識装置であって、前記光路変更部は、複数の前記部品で反射された反射光を前記撮像部に導くまでの複数の光軸を形成するものであり、光軸を直角に2つの反射面で折り曲げるための複数のプリズム又はミラーで構成され、かつ、複数のプリズム又はミラーが同じ高さに配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、部品を認識する部品認識装置であって、前記部品に対して光を照射する単一の照射部と、前記照射部から出射された光が前記部品の表面で反射されてなる反射光を受光することにより前記部品を撮像する単一の撮像部と、部品を保持し被実装部材に実装させる保持部と一体的に設けられるとともに前記部品で反射された反射光を前記撮像部に導く光路変更部と、前記撮像部で撮像された撮像データに基づいて前記部品を認識する撮像処理部と、を有する部品認識装置であって、前記光路変更部は、複数の前記部品で反射された反射光を前記撮像部に導くまでの複数の光軸を形成するものであり、光軸を直角に2つの反射面で折り曲げるための複数のプリズム又はミラーで構成され、かつ、複数のプリズム又はミラーが同じ高さに配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の部品認識装置において、前記撮像部は、部品を保持し被実装部材に実装させる保持部を支持する部材とは別の部材に固定されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の部品認識装置を備えた部品実装装置であって、前記撮像処理部の処理データに基づいて前記部品の位置を調整する位置調整部と、前記部品の位置が調整された前記部品を保持し被実装部材に実装させる保持部と、を含んで構成されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至のいずれか1項に記載の部品認識装置を備えた部品実装装置であって、前記撮像処理部の処理データに基づいて前記部品の位置を調整する位置調整部と、前記部品が載置された第1載置部と被実装部材が載置された第2載置部との間を結ぶ第1方向に移動可能に設けられ、かつ前記第1載置部及び前記第2載置部との離間距離が変化する第2方向に移動可能に設けられ、前記部品の位置が調整された前記部品を保持し被実装部材に実装させる保持部と、を有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の部品実装装置において、前記撮像部は前記第1方向及び前記第2方向に対してそれぞれ略直交する部位に配置され、前記光路変更部により前記部品で反射された反射光の光路が前記第1方向及び前記第2方向に対してそれぞれ略直交する方向に変更されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の部品実装装置において、前記光路変更部の光反射面は、前記第1方向に対して平行に設定されていることを特徴とする。
発明によれば、照射部からそれぞれ対応する部品に光が照射され、部品の表面で反射された反射光が光路変更部により光路が変更されて撮像部で受光される。撮像部で撮像された撮像データは撮像処理部に送信され、部品が認識される。このように、光路変更部で光路が変更された反射光を撮像部で受光することにより部品を撮像するため、従来技術のように複数の光ファイバー導管を用いる必要がなく、装置の小型化・簡略化が可能となり、ひいては製造コストも低減させることができる。また、制御部により照射部を切り替え制御することにより、認識すべき部品のみに光を照射させることができる。これにより、認識すべき部品とは別の部品の反射光が撮像部に受光してしまうことを防止できる。この結果、撮像処理部における処理精度を大幅に高めることができ、部品を確実に認識することができる。また、制御部により照射部を切り替え制御することにより、単一の撮像部で複数の部品を撮像させることができる。この結果、各部品の個数だけ撮像部を設ける必要がなく、装置を小型化・簡略化させ、製造コストも大幅に低減させることができる。加えて、従来技術のように、部品の画像を分割し、あるいは分割した画像をさらに合成しているわけではないので、簡易な構成で撮像処理部における処理精度を大幅に高めることができる。
発明によれば、単一の照射部から部品に光が照射され、部品の表面で反射された反射光が光路変更部により光路が変更されて撮像部で受光される。撮像部で撮像された撮像データは撮像処理部に送信され、部品が認識される。このように、光路変更部で光路が変更された反射光を撮像部で受光することにより部品を撮像するため、従来技術のように複数の光ファイバー導管を用いる必要がなく、装置の小型化・簡略化が可能となり、ひいては製造コストも低減させることができる。また、光路変更部が移動可能となる保持部と一体的に設けられているため、保持部を移動させることにより、1つの部品で反射された反射光のみを撮像部に導くことができる。この結果、撮像処理部における処理精度を大幅に高めることができ、部品を確実に認識することができる。また、光路変更部が移動可能となる保持部に設けられているため、単一の照射部で複数の部品に光を照射させることができる。この結果、単一の照射部で足りるとともに制御部により照射部を切り替え制御する必要がないため、装置の小型化・簡略化が可能となり、ひいては製造コストも低減させることができる。加えて、従来技術のように、部品の画像を分割し、あるいは分割した画像をさらに合成しているわけではないので、簡易な構成で撮像処理部における処理精度を大幅に高めることができる。
発明によれば、光路変更部がプリズム又はミラーで構成されていることにより、既存の比較的安価な部材をそのまま利用することができる。この結果、装置自体を簡易化させることができ、製造コストも低減させることができる。
発明によれば、撮像部が保持部とは別の場所に固定されているため、撮像部が振動や衝撃などにより、位置ずれしたり、あるいは故障してしまうことを防止できる。この結果、撮像処理部における処理精度を大幅に高めることができ、部品を確実に認識することができる。
発明によれば、撮像処理部の処理データに基づいて部品の位置が位置調整部により調整される。そして、位置が調整された部品が保持部により保持されて被実装部材に実装される。このように、位置調整部により部品の位置が調整されるため、被実装部材への部品実装精度を大幅に高めることができる。さらに、撮像部が保持部とは別の場所で固定されている場合には、撮像部を保持部に設け保持部と共に移動させる構成と比較して、保持部の重量を軽減させることができる。この結果、保持部を高速で移動させることができ、部品の実装精度に加えて実装速度も大幅に向上させることができる。
発明によれば、撮像処理部の処理データに基づいて部品の位置が位置調整部により調整される。そして、位置が調整された部品が保持部により保持され、その保持部が第1方向及び第2方向に適宜移動することにより、部品が被実装部材に実装される。このように、保持部を2方向に移動させることにより、第1載置部又は第2載置部の近傍に障害物が存在している場合でも、その障害物を避けて部品を被実装部材に実装させることができる。また、特に、撮像部を保持部とは別の場所で固定させることにより、撮像部を保持部に設け保持部と共に移動させる構成と比較して、保持部の重量を軽減させることがでる。この結果、保持部を高速で移動させることができ、部品の実装速度を大幅に向上させることができる。
発明によれば、撮像部が第1方向及び第2方向に対してそれぞれ略直交する部位に配置されており、光路変更部により部品で反射された反射光の光路が第1方向及び第2方向に対してそれぞれ略直交する方向に変更されるため、部品で反射された反射光が撮像部に受光されるまでの光路長を短くすることができる。これにより、装置で発生する振動や装置のメンテナンス等により光学系に位置ずれが生じた場合でも、反射光の光路長が短くなる分だけ、光学系の位置ずれによる誤差を最小限にとどめることができる。この結果、撮像処理部における撮像処理精度が低下することがなく、保持部による部品のピックアップミスを大幅に低減させることができる。また、撮像部が第1方向及び第2方向に対してそれぞれ略直交する部位に配置されているため、装置(例えば、撮像部)のメンテナンス性を向上させることができる。また、撮像部を部品の近傍に配置させることができ、装置を小型化させることができる。
発明によれば、光路変更部の光反射面が第1方向に対して平行に設定されているため、光路変更部が保持部とともに第1方向に移動した場合でも、撮像部に受光させる反射光の光量に誤差が生じることがない。この結果、撮像処理部における撮像処理精度が低下してしまうことを防止できる。
次に、本発明の第1実施形態に係る部品認識装置及び部品実装装置について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、電子部品素子を電子部品基板(パッケージ)に実装して電子部品を製造する場合について説明するが、本発明は、例えば、電子部品(チップ部品)を回路基板(マザーボード)に実装して集合回路を形成する場合にも用いることができ、さらに、電子部品以外の部品に対しても広く適用することができるものである。
図1に示すように、部品実装装置10は、位置補正アクチュエータ付きの部品供給ステージ12を備えている。この位置補正アクチュエータにより部品供給ステージ12を所定の方向に移動させることができる。なお、この位置補正アクチュエータは、後述の画像処理装置(撮像処理部)34の画像処理結果に基づいて制御される。
また、部品供給ステージ12の近傍には、電子部品素子(部品)A、Bを電子部品基板(図1では図示省略)に実装させるための部品実装ステージ14が配置されている。部品供給ステージ12及び部品実装ステージ14の上方には、部品供給ステージ12と部品実装ステージ14とを結ぶ第1方向(図1中矢印X方向)に延在した移動軸16が配置されており、この移動軸16には部品供給ステージ12上の電子部品素子(部品)A、Bを部品実装ステージ14に搬送するための部品実装ヘッド(保持部)18が移動可能となるように配置されている。また、部品実装ヘッド(保持部)18の下端面には吸着ノズル(保持部)20が取り付けられており、電子部品素子(部品)A、Bがこれらの吸着ノズル(保持部)20に吸引されるようになっている。なお、部品実装ヘッド(保持部)18は、部品供給ステージ12との離間距離を変更する第2方向(図1中矢印Z方向)にも移動可能となるように設けられている。この部品実装ヘッド(保持部)18の移動は、後述の制御部26により制御される。
また、部品供給ステージ12の上方には、部品供給ステージ12に載置された電子部品素子(部品)A、Bに光を照射するための照明装置(照射部)22、24が複数設けられている。この照明装置(照射部)22、24は、1つの照明装置(照射部)22(24)に対して部品供給ステージ12上の1つの電子部品素子(部品)A(B)を照射するものであり、部品供給ステージ12に載置できる電子部品素子(部品)A、Bの個数分だけ配置されている。また、各照明装置(照射部)22、24は、部品供給ステージ12上の各電子部品素子(部品)A、Bの各々に対応して光を照射できるように配置されている。
また、照明装置(照射部)22、24の近傍には、各照明装置(照射部)22、24のON、OFFを切り替え制御する制御部26が配置されている。この制御部26による切り替え制御により、各照明装置(照射部)22、24を単独で自由に駆動させることができる。
また、照明装置(照射部)22、24の近傍には、電子部品素子(部品)A、Bの表面で反射された光の光路を変更させ、後述のレンズに入光させる光路変更部材(光路変更部)28が配置されている。この光路変更部材(光路変更部)28は、電子部品素子(部品)A、Bの表面で反射された反射光を後述の第2プリズム28Cに導く第1プリズム28A、28Bと、第1プリズム28A、28Bで反射された反射光を後述のレンズ30に導く第2プリズム28Cと、で構成されている。なお、各プリズム28A、28B、28Cに替えてミラーを設けるようにしてもよい。
また、光路変更部材(光路変更部)28の上方には、レンズ30が配置されている。このレンズ30は、第2プリズム28Cで反射された反射光を集光させるものである。
また、レンズ30には、CCDカメラ(撮像部)32が接続されている。このCCDカメラ(撮像部)32は、部品実装ヘッド(保持部)18とは別の場所であり、例えば移動軸16のような移動しない部材に固定されており、自在移動させることができないようになっている。これにより、レンズ30で集光された反射光がCCDカメラ(撮像部)32に入射(入光)されるようになっている。なお、このCCDカメラ(撮像部)32は1個だけ設けられている。
また、CCDカメラ(撮像部)32の近傍には、CCDカメラ(撮像部)32で撮像された撮像データが送信され所定の画像処理を行う画像処理装置(撮像処理部)34が配置されている。この画像処理装置(撮像処理部)34にはモニタ36が取り付けられており、判定対象となる電子部品素子(部品)A、Bが映像としてモニタ36に表示されるようになっている。
なお、本実施形態の部品認識装置は、上記した各照明装置(照射部)22、24と、光路変更部材(光路変更部)28と、レンズ30と、CCDカメラ(撮像部)32と、画像処理装置(撮像処理部)34と、で構成されている。
次に、第1実施形態に係る部品実装装置10の作用及び効果について説明する。
図1及び図2に示すように、部品供給ステージ12上の1つの電子部品素子(部品)Aを認識する場合には、制御部26により照明装置(照射部)22のみを駆動させる。これにより、照明装置(照射部)22から光が出射され、電子部品素子(部品)Aに光が照射される。なお、このとき、照明装置(照射部)24から光が出射されておらず、電子部品素子(部品)Bの表面には光が照射されていない。
電子部品素子(部品)Aに光が照射されると、光が電子部品素子(部品)Aの表面で反射され、その反射光が第1プリズム28Aに入射される。その反射光が第1プリズム28Aに入射されると、反射光は第1プリズム28Aのプリズム面で反射されて、第2プリズム28Cに入射される。
また、反射光が第2プリズム28Cに入射されると、反射光は第2プリズム28Cのプリズム面で反射されて、レンズ30に入射される。レンズ30に入射した反射光は集光されて、CCDカメラ(撮像部)32に入射される。CCDカメラ(撮像部)32に入射した反射光は、電子部品素子(部品)Aの撮像データとして画像処理装置(撮像処理部)34に送信され、画像処理装置(撮像処理部)34で画像処理が実行されて電子部品素子(部品)Aの良否が判定されるとともに、部品供給ステージ12上の電子部品素子(部品)Aの位置が特定される。そして、画像処理装置(撮像処理部)34による画像処理が終了すると、モニタ36にその結果が表示され、作業者は電子部品素子(部品)Aの状態を容易に確認することができる。
ここで、図3に示すように、仮に、照明装置(照射部)24からも光が出射され、電子部品素子(部品)Bの表面にも光が照射してしまうと、電子部品素子(部品)Aの表面で反射した反射光と電子部品素子(部品)Bの表面で反射した反射光とがCCDカメラ(撮像部)32に同時に入射して、モニタ36には、「A」と「B」とが重なり合って表示されるため、不適となる。
また、画像処理装置(撮像処理部)34には電子部品素子(部品)A、Bの位置に対する情報が規定データとして記憶されており、この規定データと画像処理装置(撮像処理部)34により特定された電子部品素子(部品)Aの位置データ(処理データ)に基づいてその位置を修正(補正)する必要があるか否かが判断される。この結果、電子部品素子(部品)Aの位置を修正(補正)する必要があると判断されると、位置補正アクチュエータが制御されて部品供給ステージ12が所定の方向に移動される。これにより、電子部品素子(部品)Aの位置を修正(補正)することができる。
一方、部品供給ステージ12上の1つの電子部品素子(部品)Bを認識する場合には、制御部26により照明装置(照射部)24のみを駆動させる。これにより、照明装置(照射部)24から光が出射され、電子部品素子(部品)Bに光が照射される。後は、電子部品素子(部品)Aの状態を認識する場合と同様であり、画像処理装置(撮像処理部)34で画像処理が実行されて電子部品素子(部品)Bの良否が判定されるとともに、部品供給ステージ12上の電子部品素子(部品)Bの位置が特定される。そして、画像処理装置(撮像処理部)34による画像処理が終了すると、モニタ36にその結果が表示され、作業者は電子部品素子(部品)Bの状態を容易に確認することができる。
また、同様にして、この規定データと画像処理装置(撮像処理部)34により特定された電子部品素子(部品)Bの位置データ(処理データ)に基づいてその位置を修正(補正)する必要があるか否かが判断される。この結果、電子部品素子(部品)Bの位置を修正(補正)する必要があると判断されると、位置補正アクチュエータが制御されて部品供給ステージ12が所定の方向に移動される。これにより、電子部品素子(部品)Bの位置を修正(補正)することができる。
上記のように位置が修正(補正)され、かつ欠陥のない電子部品素子(部品)A、Bが部品供給ステージ12に載置された状態になると、部品実装ヘッド(保持部)18が部品供給ステージ12の上方に位置するように第1方向(図1中矢印X方向)の部品供給ステージ12側に移動され、その後、電子部品素子(部品)A(B)に接触するように第2方向(図1中矢印Z方向)の下方向側に移動される。
次に、吸着ノズル(保持部)20の先端に空気吸引力により電子部品素子(部品)A(B)が吸着された後、部品実装ヘッド(保持部)18が部品供給ステージ12から離間するように第2方向(図1中矢印Z方向)の上方向側に移動され、その後、部品実装ヘッド(保持部)18が部品実装ステージ14の上方に位置するように第1方向(図1中矢印X方向)の部品実装ステージ14側に移動される。そして、部品実装ヘッド(保持部)18により電子部品素子(部品)A(B)が部品実装ステージ14上に載置された電子部品基板に実装される。このように、実装される前の電子部品素子(部品)A(B)の位置を修正(補正)することにより、電子部品素子(部品)A(B)の電子部品基板に対する実装精度を大幅に高めることができる。また、部品実装ヘッド(保持部)18を2方向に移動させることにより、部品供給ステージ(第1載置部)12又は部品実装ステージ(第2載置部)14の近傍に障害物が存在している場合でも、その障害物を避けて電子部品素子(部品)A(B)を電子部品基板に実装させることができる。
以上のように、光路変更部材(光路変更部)28で光路が変更された反射光をCCDカメラ(撮像部)32で受光することにより電子部品素子(部品)A(B)を撮像するため、従来技術のように複数の光ファイバー導管を用いる必要がなく、部品認識装置(部品実装装置10)の小型化・簡略化が可能となり、ひいては製造コストも低減させることができる。
また、制御部26により照射装置(照射部)22、24を切り替え制御することにより、認識すべき電子部品素子(部品)A(B)のみに光を照射させることができる。これにより、認識すべき電子部品素子(部品)A(B)とは別の電子部品素子(部品)B(A)の反射光がCCDカメラ(撮像部)32に受光してしまうことを防止できる。この結果、画像処理装置(撮像処理部)34における電子部品素子(部品)A(B)の処理精度を大幅に高めることができ、電子部品素子(部品)A(B)を確実に認識することができる。
また、制御部26により照射装置(照射部)22、24を切り替え制御することにより、単一のCCDカメラ(撮像部)32で複数の部品を撮像させることができる。この結果、各電子部品素子(部品)A、Bの個数だけCCDカメラ(撮像部)を設ける必要がなく、部品認識装置(部品実装装置10)を小型化・簡略化させ、製造コストも大幅に低減させることができる。
また、従来技術のように、部品の画像を分割し、あるいは分割した画像をさらに合成しているわけではないので、簡易な構成で画像処理装置(撮像処理部)34における処理精度を高めることができる。
また、光路変更部材(光路変更部)28がプリズム又はミラーで構成されていることにより、既存の比較的安価な部材をそのまま利用することができる。この結果、装置自体を簡易化させることができ、製造コストも低減させることができる。
また、CCDカメラ(撮像部)32が保持部とは別の場所に固定されているため、CCDカメラ(撮像部)32が振動や衝撃などにより、位置ずれしたり、あるいは故障してしまうことを防止できる。この結果、画像処理装置(撮像処理部)34における画像処理精度を大幅に高めることができ、電子部品素子(部品)A(B)を確実に認識することができる。
さらに、画像処理装置(撮像処理部)34の処理データに基づいて電子部品素子(部品)A、Bの位置が位置補正アクチュエータにより調整され、部品実装ヘッド(保持部)18により電子部品素子(部品)A、Bの位置が調整された電子部品素子(部品)A、Bが保持されて電子部品基板に実装されるため、電子部品基板への部品実装精度を大幅に高めることができる。また、CCDカメラ(撮像部)32を部品実装ヘッド(保持部)18とは別の場所で固定させることにより、CCDカメラ(撮像部)32を部品実装ヘッド(保持部)18に設け部品実装ヘッド(保持部)18と共に移動させる構成と比較して、部品実装ヘッド(保持部)18の重量を軽減させることがでる。この結果、部品実装ヘッド(保持部)18を高速で移動させることができ、電子部品素子(部品)A、Bの実装速度を大幅に向上させることができる。
なお、上記第1実施形態の部品実装装置10では、複数の照明装置(照射部)22、24の駆動を制御部26により切り替え制御する構成を例にとり説明したが、例えば、照明装置(照射部)22、24は常時駆動させておき、判定対象となる電子部品素子以外の電子部品素子で反射される反射光を遮断するように構成してもよい。具体的には、第2プリズム28Cに反射光が入射しないように第1プリズム28A、28Bの位置を変更させる機構を設けることや、反射光の光路上にシャッタなどの遮蔽物を設けることが考えられる。なお、照明装置(照射部)22、24は斜光照明の構成で説明したが、同軸照明の構成であっても良い。
次に、本発明の第2実施形態に係る部品認識装置及び部品実装装置について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態でも同様に、電子部品素子を電子部品基板(パッケージ)に実装して電子部品を製造する場合について説明するが、本発明は、例えば、電子部品(チップ部品)を回路基板(マザーボード)に実装して集合回路を形成する場合にも用いることができ、さらに、電子部品以外の部品に対しても広く適用することができるものである。
図4に示すように、部品実装装置50は、複数の電子部品素子(部品)A、Bが載置される位置補正アクチュエータ付きの部品供給ステージ52を備えている。部品供給ステージ52は、所定の方向に延びる第1レール54とこの第1レール54に対して略直交する方向に延びる第2レール56とにより移動可能となるように支持されている。このため、部品供給ステージ52は、位置補正アクチュエータにより、第1レール54の軸方向と第2レール56の軸方向に移動することができる。なお、この位置補正アクチュエータは、後述の画像処理装置(撮像処理部)82の画像処理結果に基づいて制御される。
また、部品供給ステージ52の近傍には、複数の電子部品基板88が載置されている部品実装ステージ58が配置されている。部品実装ステージ58は、第1レール54の軸方向と同じ方向に延びる第3レール60により移動可能となるように支持されている。これにより、部品実装ステージ58は、第3レール60の軸方向に移動することができる。
また、部品供給ステージ52及び部品実装ステージ58の上方には、部品供給ステージ52と部品実装ステージ58とを結ぶ第1方向(図4中矢印X方向)に延在した移動軸62が配置されている。また、この移動軸62には移動軸62の軸方向に移動可能となるように台座部64が取り付けられている。この台座部64の移動は、制御部86により制御される。
また、台座部64には、部品供給ステージ52上の電子部品素子(部品)A、Bを部品実装ステージ58に搬送するための部品実装ヘッド(保持部)66が移動可能となるように配置されている。また、部品実装ヘッド(保持部)66は、部品供給ステージ52との離間距離を変更する第2方向(図4中矢印Z方向)にも移動可能となるように設けられている。この部品実装ヘッド(保持部)66の移動は、制御部86により制御される。また、部品実装ヘッド(保持部)66の下端面には2つの吸着ノズル(保持部)68、70が取り付けられており、電子部品素子(部品)A、Bがこれらの吸着ノズル(保持部)68、70に吸引されるようになっている。
また、部品実装ヘッド(保持部)66の移動軸方向の一方側側面には、光を出射する照明装置(照射部)72が取り付けられている。この照明装置(照射部)72の下端面には、照明装置(照射部)72から出射された光を透過させるとともに電子部品素子(部品)A、Bで反射された反射光の光路を第1方向及び第2方向のそれぞれに略直交する方向に変更する供給部認識プリズム(光路変更部)74が取り付けられている。これにより、照明装置(照射部)72から出射された光は、供給部認識プリズム(光路変更部)74を透過して鉛直下方に進み、照明装置(照射部)72の鉛直下方に位置する電子部品素子(部品)A、Bの表面で反射された反射光が供給部認識プリズム(光路変更部)74の反射面で光路が第1方向及び第2方向のそれぞれに略直交する方向に変更され、後述の光路変更部材76に入射する。また、供給部認識プリズム(光路変更部)74の光反射面は、移動軸62の軸方向に対して略平行となるように設定されている。これにより、部品実装ヘッド(保持部)66と共に供給部認識プリズム(光路変更部)74が移動することにより、後述のCCDカメラに受光させる反射光の光量に誤差が生じることがない。この結果、後述の画像処理装置(撮像処理部)82における画像処理精度が低下してしまうことを防止できる。以上のように、本実施形態では、部品実装ヘッド(保持部)66と共に照明装置(照射部)72及び供給部認識プリズム(光路変更部)74が移動軸62上を移動できるように構成されている。なお、供給部認識プリズム(光路変更部)74に替えて、反射ミラー(図示省略)を設けてもよい。
また、部品供給ステージ52の近傍には、反射光を所定の方向に変更する光路変更部材76と、レンズ78と、CCDカメラ(撮像部)80とが配置されている。CCDカメラ(撮像部)80は部品実装ヘッド(保持部)66とは別の場所であり、例えば移動軸62のような移動しない部材に取り付けられており、自在に移動させることができないようになっている。なお、光路変更部材76と、レンズ78と、CCDカメラ(撮像部)80は、上記第1実施形態に係る部品実装装置のものとそれぞれ実質上同一の構成である。CCDカメラ(撮像部)32は、固定されており、自在に移動させることができないようになっている。
また、CCDカメラ(撮像部)80の近傍には、第1実施形態に係る部品実装装置10と同様に、CCDカメラ(撮像部)80で撮像された撮像データが送信され所定の画像処理を行う画像処理装置(撮像処理部)82が配置されている。この画像処理装置(撮像処理部)82にはモニタ84が取り付けられており、判定対象となる電子部品素子(部品)A、Bが映像としてモニタ84に表示されるようになっている。
なお、本実施形態での部品認識装置は、上記した照明装置(照射部)72と、供給部認識プリズム(光路変更部)74と、光路変更部材76と、レンズ78と、CCDカメラ(撮像部)80と、画像処理装置(撮像処理部)82と、で構成されている。
次に、第2実施形態に係る部品実装装置50の作用及び効果について説明する。なお、第1実施形態に係る部品実装装置10の作用及び効果と共通する作用及び効果については、適宜説明を省略する。
図4に示すように、制御部86により台座部64が移動軸62上を部品供給ステージ52側に移動される。これにより、部品実装ヘッド(保持部)66と照明装置(照射部)72と供給部認識プリズム(光路変更部)74が台座部64と共に部品供給ステージ52側に移動する。
また、照明装置(照射部)72からは光が常時出射されており、部品実装ヘッド(保持部)66の移動と共に、照明装置(照射部)72の鉛直下方に位置する電子部品素子(部品)Aの表面に光が照射される。なお、このとき、電子部品素子(部品)Aに隣接する電子部品素子(部品)Bには光が照射されない。
また、部品供給ステージ52上の電子部品素子(部品)Aに光が照射されると、電子部品素子(部品)Aの表面で反射され、その反射光が供給部認識プリズム(光路変更部)74に入射される。供給部認識プリズム(光路変更部)74に反射光が入射されると、その反射光の光路が第1方向(図4中矢印X方向)及び第2方向(図4中矢印Z方向)にそれぞれ直交する方向(図4中矢印Y方向)に変更され、光路変更部材76に入射される。その後、反射光は、レンズ78により集光されて、CCDカメラ(撮像部)80に入射される。
また、部品実装ヘッド(保持部)66は移動し続けているため、部品実装ヘッド(保持部)66が電子部品素子(部品)Aに隣接する電子部品素子(部品)Bの上方に位置すると、電子部品素子(部品)Bの表面に光が照射される。なお、このとき、電子部品素子(部品)Bに隣接する電子部品素子(部品)Aには光が照射されない。部品供給ステージ52上の電子部品素子(部品)Bに光が照射されると、電子部品素子(部品)Bの表面で反射され、その反射光が供給部認識プリズム(光路変更部)74に入射される。供給部認識プリズム(光路変更部)74に反射光が入射されると、その反射光の光路が第1方向及び第2方向にそれぞれ直交する方向に変更され、光路変更部材76に入射される。その後、反射光は、レンズ78により集光されて、CCDカメラ(撮像部)80に入射される。
また、CCDカメラ(撮像部)80に入射した反射光は、電子部品素子(部品)A、Bの撮像データとして画像処理装置(撮像処理部)82に送信され、画像処理が実行される。画像処理装置(撮像処理部)82で画像処理が実行されて電子部品素子(部品)A、Bの良否が判定されるとともに、部品供給ステージ52上の電子部品素子(部品)A、Bの位置がそれぞれ特定される。そして、画像処理装置(撮像処理部)82による画像処理が終了すると、モニタ84にその結果が表示され、作業者は電子部品素子(部品)Aの状態を容易に確認することができる。
また、画像処理装置(撮像処理部)82には電子部品素子(部品)A、Bの位置に対する情報が規定データとして記憶されており、この規定データと画像処理装置(撮像処理部)82により特定された電子部品素子(部品)A、Bの位置データ(処理データ)に基づいてその位置を修正(補正)する必要があるか否かが判断される。この結果、電子部品素子(部品)A、Bの位置を修正(補正)する必要があると判断されると、画像処理装置(撮像処理部)82により特定された電子部品素子(部品)A、Bの位置データの平均値が算出される。画像処理装置(撮像処理部)82によりこの平均値が算出されると、この平均値に基づいて位置補正アクチュエータが制御されて部品供給ステージ52が所定の方向に移動される。これにより、電子部品素子(部品)A、Bの位置を修正(補正)することができる。
上記のように位置が修正(補正)され、かつ欠陥のない電子部品素子(部品)A、Bが部品供給ステージ52に載置された状態になると、部品実装ヘッド(保持部)66の2つの吸着ノズル(保持部)68、70により電子部品素子(部品)A、Bが同時に吸引(ピックアップ)され、部品実装ステージ58上に載置された2つの電子部品基板88、89上に同時に実装される。このように、実装される前の電子部品素子(部品)A、Bの位置を修正(補正)することにより、電子部品素子(部品)A、Bの電子部品基板88、89に対する実装精度を大幅に高めることができる。特に、部品実装ヘッド(保持部)66が移動軸62上を移動しているため、電子部品素子(部品)A、Bの位置が修正(補正)された後、瞬時に電子部品素子(部品)A、Bがピックアップされる。この結果、電子部品基板88、89に電子部品素子(部品)A、Bを実装する実装速度を大幅に向上させることができる。
以上のように、供給部認識プリズム(光路変更部)74が移動可能となる部品実装ヘッド(保持部)66に設けられているため、部品実装ヘッド(保持部)66を移動させることにより、1つの電子部品素子(部品)A(B)で反射された反射光のみをCCDカメラ(撮像部)80に導くことができる。この結果、画像処理装置(撮像処理部)82における処理精度を大幅に高めることができ、電子部品素子(部品)A(B)を確実に認識することができる。
また、供給部認識プリズム(光路変更部)74が移動可能となる部品実装ヘッド(保持部)66に設けられているため、単一の照明装置(照射部)72で複数の電子部品素子(部品)A、Bに光を照射させることができる。この結果、単一の照明装置(照射部)72で足りるとともに制御部86により照明装置を切り替え制御する必要がないため、複雑な制御が不要となるとともに、装置の小型化・簡略化が可能となり、ひいては製造コストも低減させることができる。
また、CCDカメラ(撮像部)80が第1方向(図4中矢印X方向)及び第2方向(図4中矢印Z方向)に対してそれぞれ略直交する部位に配置されており、供給部認識プリズム(光路変更部)74により電子部品素子(部品)A、Bで反射された反射光の光路が第1方向(図4中矢印X方向)及び第2方向(図4中矢印Z方向)に対してそれぞれ略直交する方向(図4中矢印Y方向)に変更されるため、電子部品素子(部品)A、Bで反射された反射光がCCDカメラ(撮像部)80で受光されるまでの光路長を短くすることができる。これにより、部品実装装置50で発生する振動や部品実装装置50のメンテナンス等により光学系に位置ずれが生じた場合でも、反射光の光路長が短くなる分だけ、光学系の位置ずれによる誤差を最小限にとどめることができる。この結果、画像処理装置(撮像処理部)82における画像処理精度が低下することがなく、部品実装ヘッド(保持部)66による電子部品素子(部品)A、Bのピックアップミスを大幅に低減させることができる。
また、CCDカメラ(撮像部)80が第1方向(図4中矢印X方向)及び第2方向(図4中矢印Z方向)に対してそれぞれ略直交する部位に配置されているため、部品実装装置50(例えば、CCDカメラ(撮像部)80)のメンテナンス性を向上させることができる。また、CCDカメラ(撮像部)80を電子部品素子(部品)A、Bの近傍に配置させることができ、部品実装装置50を小型化させることができる。さらに、CCDカメラ(撮像部)80を部品実装ヘッド(保持部)66とは別の場所で固定させることにより、CCDカメラ(撮像部)80を部品実装ヘッド(保持部)66に設けこの部品実装ヘッド(保持部)66と共に移動させる構成と比較して、部品実装ヘッド(保持部)66の重量を軽減させることがでる。この結果、部品実装ヘッド(保持部)66を高速で移動させることができ、電子部品素子(部品)A、Bの実装速度を大幅に向上させることができる。
特に、本実施形態の部品実装装置50では、2つの電子部品素子(部品)A、Bを2つの吸着ノズル(保持部)68、70で同時にピックアップしているため、2つの電子部品素子(部品)A、Bを同時に電子部品基板88、89に実装させることができる。この結果、電子部品素子(部品)A、Bの実装効率を大幅に向上させることができる。なお、2つの電子部品素子(部品)A、Bを2つの吸着ノズル(保持部)68、70で同時にピックアップしている構成を説明したが、この構成に限られるものではなく、例えば、部品実装ヘッドに吸着ノズルを3個以上取り付け、3個以上の電子部品素子(部品)を3個以上の吸着ノズルで同時にピックアップし、かつ同時に3枚以上の電子部品基板に実装させるようにしてもよい。
さらに、供給部認識プリズム(光路変更部)74の光反射面が第1方向(図4中矢印X方向)に対して平行に設定されているため、供給部認識プリズム(光路変更部)74が部品実装ヘッド(保持部)66とともに移動軸62上を移動した場合でも、CCDカメラ(撮像部)80に受光させる反射光の光量に誤差が生じることがない。この結果、画像処理装置(撮像処理部)82における画像処理精度が低下してしまうことを防止できる。
本発明の第1実施形態に係る部品認識装置の概略構成図である。 部品が撮像処理部に表示される基本原理を示す概念図である。 部品が撮像処理部に表示される基本原理を示す概念図である。 本発明の第2実施形態に係る部品実装装置の概略構成図である。
符号の説明
10 部品実装装置
12 部品供給ステージ(第1載置部)
14 部品実装ステージ(第2載置部)
18 部品実装ヘッド(保持部)
20 吸着ノズル(保持部)
22 照明装置(照射部)
24 照明装置(照射部)
26 制御部
28 光路変更部材(光路変更部)
32 CCDカメラ(撮像部)
34 画像処理装置(撮像処理部)
50 部品実装装置
52 部品供給ステージ(第1載置部)
58 部品実装ステージ(第2載置部)
66 部品実装ヘッド(保持部)
68 吸着ノズル(保持部)
70 吸着ノズル(保持部)
72 照明装置(照射部)
74 供給部認識プリズム(光路変更部)
80 CCDカメラ(撮像部)
82 画像処理装置(撮像処理部)
A、B 電子部品素子(部品)

Claims (7)

  1. 部品を認識する部品認識装置であって、
    複数の部品にそれぞれに対応するように配置され対応する前記部品に対して光を照射する複数の照射部と、
    複数の前記照射部からの光の出射を選択的に切り替え制御する制御部と、
    前記照射部から出射された光が前記部品の表面で反射されてなる反射光を受光することにより前記部品を撮像する単一の撮像部と、
    複数の前記部品で反射された反射光を前記撮像部に導く光路変更部と、
    前記撮像部で撮像された撮像データに基づいて前記部品を認識する撮像処理部と、
    を有する部品認識装置であって、
    前記光路変更部は、複数の前記部品で反射された反射光を前記撮像部に導くまでの複数の光軸を形成するものであり、光軸を直角に2つの反射面で折り曲げるための複数のプリズム又はミラーで構成され、かつ、複数のプリズム又はミラーが同じ高さに配置されていることを特徴とする部品認識装置。
  2. 部品を認識する部品認識装置であって、
    前記部品に対して光を照射する単一の照射部と、
    前記照射部から出射された光が前記部品の表面で反射されてなる反射光を受光することにより前記部品を撮像する単一の撮像部と、
    部品を保持し被実装部材に実装させる保持部と一体的に設けられるとともに前記部品で反射された反射光を前記撮像部に導く光路変更部と、
    前記撮像部で撮像された撮像データに基づいて前記部品を認識する撮像処理部と、
    を有する部品認識装置であって、
    前記光路変更部は、複数の前記部品で反射された反射光を前記撮像部に導くまでの複数の光軸を形成するものであり、光軸を直角に2つの反射面で折り曲げるための複数のプリズム又はミラーで構成され、かつ、複数のプリズム又はミラーが同じ高さに配置されていることを特徴とする部品認識装置。
  3. 前記撮像部は、部品を保持し被実装部材に実装させる保持部を支持する部材とは別の部材に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の部品認識装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の部品認識装置を備えた部品実装装置であって、
    前記撮像処理部の処理データに基づいて前記部品の位置を調整する位置調整部と、
    前記部品の位置が調整された前記部品を保持し被実装部材に実装させる保持部と、
    を含んで構成されることを特徴とする部品実装装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の部品認識装置を備えた部品実装装置であって、
    前記撮像処理部の処理データに基づいて前記部品の位置を調整する位置調整部と、
    前記部品が載置された第1載置部と被実装部材が載置された第2載置部との間を結ぶ第1方向に移動可能に設けられ、かつ前記第1載置部及び前記第2載置部との離間距離が変化する第2方向に移動可能に設けられ、前記部品の位置が調整された前記部品を保持し被実装部材に実装させる保持部と、
    を有することを特徴とする部品実装装置。
  6. 前記撮像部は前記第1方向及び前記第2方向に対してそれぞれ略直交する部位に配置され、
    前記光路変更部により前記部品で反射された反射光の光路が前記第1方向及び前記第2方向に対してそれぞれ略直交する方向に変更されることを特徴とする請求項5に記載の部品実装装置。
  7. 前記光路変更部の光反射面は、前記第1方向に対して平行に設定されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の部品実装装置。
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