JP4687822B1 - 抜枠鋳型造型装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シーケンサ200は、可動部材(下スクィーズボード4、下盛枠6、上枠10、マスタープレート22、押出プレート32)、シリンダ(枠セットスクィーズシリンダ2、下盛枠シリンダ5、上枠シリンダ9、パターンシャトルシリンダ21、モールド押出シリンダ31)及びシリンダ駆動機構(枠セットスクィーズシリンダ駆動機構400等)の各作動状態を監視し、当該抜枠鋳型造型装置100の作業工程において作動開始から所定位置に到達するまでの作動時間が異常動作時間設定値を経過したとき、操作パネル(タッチパネル300)における表示画面の表示及び入力スイッチの入力操作を介して機械停止復旧支援を行う。
【選択図】図17
Description
図1〜図5において、一実施形態に係る抜枠鋳型造型装置100は、上鋳型及び下鋳型からなる鋳型を造型する鋳型造型部100Aと、鋳型造型部100Aに下枠を進入及び後退させる下枠進退駆動部100Bと、鋳型造型部で造型された鋳型を外部に押出すモールド押出部100Cと、鋳型造型部100Aに鋳型砂を供給する鋳型砂供給部100Dとを備えて構成される。
抜枠鋳型造型装置100は、門型フレーム1を備える。門型フレーム1は、下部ベースフレーム1aと上部フレーム1bとを、平面視四隅においてコラム1cを介して一体的に連結して構成される。
下枠進退駆動部100Bは、コラム1cの左方又は右方(図1では左方)に配置される。
モールド押出部100Cは、コラム1cの左方に配置される。
鋳型砂供給部100Dは、上部フレーム1bに配設される。
次に、抜枠鋳型造型装置100により実施される鋳型造型方法を説明する。
鋳型造型部100Aにおいて、枠セットスクィーズシリンダ2のピストンロッド2aは後退端に位置し、下スクィーズボード4は下降端に位置する。また、下盛枠シリンダ5の上側のピストンロッド5aは後退端に位置し、下盛枠6は下降端に位置する。また、上枠シリンダ9のピストンロッド9aは前進端に位置し、上枠10は下降端に位置する。
パターンシャトルシリンダ21のピストンロッド21aを前進させる。このピストンロッド21aの前進により、マスタープレート22が前進し、上側の4個の鍔付ローラ22bのうち左側の2個の鍔付ローラ22bも一対の走行レール11上に載ると共に下側の4個の鍔付ローラ22cが一対のガイドレール25上から離れるようになり、ピストンロッド21aが前進端まで前進したとき、マスタープレート22、下枠23及びマッチプレート24が鋳型造型部100Aのコラム1cの内側の所定位置にセットされる。
枠セットスクィーズシリンダ2のピストンロッド2aを前進させて下スクィーズボード4を上昇させると共に、下盛枠シリンダ5を前進させて下盛枠6を上昇させ、下盛枠6の位置決めピン7を下枠23の位置決め孔(図示せず。)に挿通し、下枠23の下面に下盛枠6を重合し、下スクィーズボード4、下盛枠6、下枠23及びマッチプレート24により密閉された下鋳型空間を形成する。ここで、下スクィーズボード4と下スクィーズフレーム3は一体であるため、枠セットスクィーズシリンダ2を昇降させると、下スクィーズフレーム3も下スクィーズボード4と共に昇降する。
鋳型砂供給部100Dにおいて、サンドゲート42(図2)を閉じ、エアレーションタンク43に圧縮空気を供給する。エアレーションタンク43内の鋳型砂51は、圧縮空気の空気圧により、下側の砂導入孔43a及び下盛枠6の鋳型砂導入口6cを経て下鋳型空間に導入されると共に、上側の砂導入孔43a及び上枠10の鋳型砂導入口10cを経て上鋳型空間に導入される。
枠セットスクィーズシリンダ2のピストンロッド2aを更に前進させ、上鋳型空間内の鋳型砂52及び下鋳型空間内の鋳型砂53を上スクィーズボード8と下スクィーズボード4とによって挟圧し、スクィーズする。このスクィーズ工程S4においては、下スクィーズボード4の上昇に伴い、下盛枠6、下枠23、マッチプレート24及び上枠10も上昇し、それぞれ上昇端まで達する。
枠セットスクィーズシリンダ2のピストンロッド2aを後退させ、下スクィーズボード4を下降させる。下スクィーズボード4の下降に伴い、下枠23、マッチプレート24、マスタープレート22、下盛枠6も下降する。下降途中において、マスタープレート22の上側の4個の鍔付ローラ22bが一対の走行レール11上に載り、マスタープレート22、下枠23及びマッチプレート24の下降が停止し、下スクィーズボード4及び下盛枠6が下降を続行する。
ドロー工程S5において、マスタープレート22の上側の4個の鍔付ローラ22bが一対の走行レール11上に載ったとき、マスタープレート22は、パターンシャトルシリンダ21のピストンロッド21aの先端に連結状態となる。
枠セットスクィーズシリンダ2のピストンロッド2aを前進させて下スクィーズボード4を上昇させ、上鋳型54の下面に下鋳型55を接触させる。このときの枠セットスクィーズシリンダ2の前進出力は、スクィーズ工程S4時の前進出力よりも小さくかつ上鋳型54及び下鋳型55を押し潰すことがないよう設定される。
上枠シリンダ9のピストンロッド9aを後退させ、上枠10を上昇させる。上枠10の上昇により、上枠10から上鋳型54が抜枠される。抜枠後、上枠シリンダ9のピストンロッド9aを前進させ、上枠10を下降端(原位置)まで復帰させる。
枠セットスクィーズシリンダ2のピストンロッド2aを後退させ、下スクィーズボード4を下降端(原位置)まで復帰させる。また、下盛枠シリンダ5の上側のピストンロッド5aを後退させ、下盛枠6を下降端(原位置)まで復帰させる。
モールド押出シリンダ31のピストンロッド31aを前進させて押出プレート32を前進させ、下スクィーズボード4上の鋳型(上鋳型54及び下鋳型55)を搬送ラインに送り出す。
図15に示すように、抜枠鋳型造型装置100の電気系統はシーケンサ200を備え、シーケンサ200にタッチパネル300(図1〜図3)、ソレノイドバルブSV1,SV2,SV3,SV5,SV6,SV7,SV8及びカットバルブCVを電気的に接続して構成される。また、シーケンサ200には、モールド押出シリンダの帰端(後退端)を検出するためのセンサ、後述する圧力スイッチPS、供給される圧縮空気が一定圧力以上であることを監視する圧力センサ、各シリンダの行き端、帰り端を確認するリードスイッチ又は近接スイッチ、スクィーズ時に鋳型が一定の厚さに満たない厚さにならないよう監視する近接スイッチなど各種センサ500が電気的に接続される。
図16に示すように、枠セットスクィーズシリンダ駆動機構400は、圧縮空気源401とオイルタンク402とブースタシリンダ403とを備え、空気圧回路404と油圧回路405の複合回路からなるエア・オン・オイル方式で構成される。エア・オン・オイル方式とは、空気圧を油圧に変換して使用する空圧、油圧の複合機能をいう。エア・オン・オイル方式では、油圧ポンプを用いた専用の油圧ユニットを使用せず、圧縮空気源のみを用いる。
オイルタンク402は上部に空気圧室402aを有しており、空気圧室402aは、ソレノイドバルブSV1に連動して2位置制御されるバルブV1によって、圧縮空気源401及び大気(サイレンサ406)のいずれか一方と連通状態となる。ソレノイドバルブSV1は、非通電時には、バルブV1の制御ポートをサイレンサ407に連通してバルブV1を非作動状態に保ち、オイルタンク402の空気圧室402aをサイレンサ406に連通し、空気圧室402a内を大気圧に保つ。また、ソレノイドバルブSV1は、通電時には、バルブV1の制御ポートを圧縮空気源401に連通してバルブV1を作動状態に保ち、オイルタンク402の空気圧室402aを圧縮空気源401に連通し、空気圧室402a内に圧縮空気を供給する。
油圧回路405は、オイルタンク402と枠セットスクィーズシリンダ2の油圧室2eとの間を油圧配管412で連通すると共に、オイルタンク402側の油圧配管部412aの途中にスピードコントローラSC及びカットバルブCVを連通し、かつ、枠セットスクィーズシリンダ2側の油圧配管部412bにブースタシリンダ403の油圧室403dを連通し、さらに、枠セットスクィーズシリンダ2側の油圧配管部412bに圧力スイッチPSを連通して構成される。
シーケンサ200及びタッチパネル300は、図17及び図18に示す手順で抜枠鋳型造形装置100の機械停止時の復旧支援を行う。
自動運転が開始されると、シーケンサ200は、枠セットスクィーズシリンダ2等、各アクチュエータ(各シリンダ)の動作指令信号を監視し、上記鋳型造形方法の工程ごとに、作動開始から所定位置に到達するまでの作動時間が異常動作時間設定値例えば10秒以上になったか否かを判定する(S11)。
シーケンサ200は、作動開始から所定位置に到達するまでの作動時間が異常動作時間設定値以上になったと判断した場合、タッチパネル300にタイムオーバー表示点灯コマンドを送信し、このコマンドを受信したタッチパネル300は、図19に示すメイン画面におけるタイムオーバー表示部(入力スイッチ)を点灯する(S12)。
タッチパネル300は、タイムオーバー表示部がクリックされたか否かを判定する(S13)。
オペレータがタイムオーバー表示部をクリックした場合、タッチパネル300は、表示画面に図20に示す工程表示画面を表示する(S14)。
タッチパネル300は、工程表示画面において、「11U」表示部(入力スイッチ)を点滅状態させる(S15)。ここで、「11U」表示部の点滅は、枠セットスクィーズ(枠セット工程S2、スクィーズ工程S4及び枠合わせ工程S7)において、枠セットスクィーズシリンダ2が上昇行程動作中であることを示し、タイムオーバー表示が点灯したことにより、動作工程中に所定の設定時間が経過し、タイムオーバーが発生したことを表している。
タッチパネル300は、「11U」表示部がクリックされたか否かを判定する(S16)。
オペレータが「11U」表示部をクリックした場合、タッチパネル300は、図21(A)又は図22に示す枠セットスクィーズ上昇条件画面を表示する(S17)。ここで、図21(A)及び図22に示す枠セットスクィーズ上昇条件画面は、シーケンサ200のシーケンスラダー内のインターロック回路を表している。
シーケンサ200は、インターロック条件が成立しているか否かを判定する(S18)。
インターロック条件成立の場合、タッチパネル300は、枠セットスクィーズ上昇条件画面に表示されている機械停止復旧支援画面表示部(入力スイッチ)がオペレータによってクリックされたか否かを判定し(S19)、オペレータが機械停止復旧支援画面表示部をクリックした場合、後述する機械停止復旧支援画面1表示(S22)に移行する。
一方、インターロック条件不成立の場合、オペレータはインターロック条件を確認し(S20)、インターロック条件が不成立の場合、手動操作でインターロック条件を成立させる。そして、インターロック条件成立後、再起動した場合は正常運転に戻り、一方、再起動をしてもアクチュエータが動作しない場合、オペレータに機械停止復旧支援画面表示部(入力スイッチ)をクリックさせる指示表示を行い(S21)、オペレータが機械停止復旧支援画面表示部をクリックした場合、後述する機械停止復旧支援画面1表示(S22)に移行する。
タッチパネル300は、図23(A)に示す機械停止復旧支援画面1を表示する(S22)。ここで、機械停止復旧支援画面1には、「バルブへの出力はしています(インターロック条件成立)」、「実際にバルブに出力されているかバルブ本体の上部ランプの点灯を確認して下さい」の表示と、「YES」ボタン(入力スイッチ)、「NO」ボタン(入力スイッチ)の表示がされている。
オペレータは、機械停止復旧支援画面1に基づきバルブ本体の上部ランプの点灯の有無を確認し、上部ランプが消灯している場合には「NO」ボタンをクリックし、一方、上部ランプが点灯している場合には「YES」ボタンをクリックする(S23)。
機械停止復旧支援画面1の表示において「NO」ボタンがクリックされた場合、タッチパネル300は、図23(B)に示す機械停止復旧支援画面4を表示する(S24)。ここで、機械停止復旧支援画面4には、「対策 バルブまで出力が出ていません。下記項目をテスター等で確認してください。」、「シーケンサ出力ユニットの接点溶着(交換をして下さい)」、「制御盤内、2次側配線に断線が無いか確認して断線があれば交換してください」の表示がされている。
機械停止復旧支援画面1の表示において「YES」ボタンがクリックされた場合、タッチパネルは、図23(C)に示す機械停止復旧支援画面2を表示する(S25)。ここで、機械停止復旧支援画面2には、「バルブ本体へは信号は出力されています」、「目視にてシリンダ周りの砂積もりや機械的干渉はありませんか」の表示と、「YES」ボタン(入力スイッチ)、「NO」ボタン(入力スイッチ)の表示がされている。
オペレータは、機械停止復旧支援画面2の表示を見て、シリンダ周りの砂積もりや機械的干渉の有無を目視にて確認し(S26)、シリンダ周りの砂積もりや機械的干渉が有る場合、「YES」ボタンをクリックし、一方、無い場合、「NO」ボタンをクリックする。
機械停止復旧支援画面2の表示において「YES」ボタンがクリックされた場合、タッチパネルは、図24(A)に示す機械停止復旧支援画面5を表示する(S27)。ここで、機械停止復旧支援画面5には、「対策 シリンダの動作が妨げられています ・異物・干渉物を除去してください」の表示がされている。
機械停止復旧支援画面2の表示において「NO」ボタンがクリックされた場合、タッチパネルは、図23(D)に示す機械停止復旧支援画面2を表示する(S28)。ここで、機械停止復旧支援画面3には、「実際にバルブ本体は出力されています」、「シリンダの動作を干渉するものはありません」、「バルブからエアーが出ていますか(継ぎ手からホースを取り外して確認)」の表示と、「YES」ボタン(入力スイッチ)、「NO」ボタン(入力スイッチ)の表示がされている。
オペレータは、機械停止復旧支援画面3の表示を見て、バルブからのエアー又は油の供給が有るか無いかを確認し、供給が有る場合、「YES」ボタンをクリックし、一方、無い場合、「NO」ボタンをクリックする。
機械停止復旧支援画面3の表示において「YES」ボタンがクリックされた場合、タッチパネルは、図24(B)に示す機械停止復旧支援画面6を表示する(S27)。ここで、機械停止復旧支援画面6には、「対策 シリンダ本体に問題があります シリンダからエア漏れ油漏れしていませんか? 部品交換又はシリンダを解体して確認してください」の表示がされている。
機械停止復旧支援画面3の表示において「NO」ボタンがクリックされた場合、タッチパネルは、図24(C)に示す機械停止復旧支援画面7を表示する(S31)。ここで、機械停止復旧支援画面7には、「バルブに不具合があります」、「バルブを交換するか解体清掃等をして原因を調査してください」の表示がされている。
4 下スクィーズボード(可動部材)
5 下盛枠シリンダ(可動部材用シリンダ)
6 下盛枠(可動部材)
8 上スクィーズボード
9 上枠シリンダ(可動部材用シリンダ)
10 上枠(可動部材)
21 パターンシャトルシリンダ(可動部材用シリンダ)
22 マスタープレート(可動部材)
23 下枠
24 マッチプレート
31 モールド押出シリンダ(可動部材用シリンダ)
32 押出プレート(可動部材)
51 鋳型砂
54 上鋳型(鋳型)
55 下鋳型(鋳型)
100 抜枠鋳型造型装置
200 シーケンサ(制御回路)
300 タッチパネル(操作パネル)
401 圧縮空気源(空気圧回路)
402 オイルタンク(空気圧回路及び油圧回路)
403 ブースタシリンダ(空気圧回路及び油圧回路)
404 空気圧回路
405 油圧回路
500 センサ
V1,V2a,V2b バルブ(空気圧回路)
CV カットバルブ(ソレノイドバルブ、油圧回路)
SV1,SV2,SV3,SV5,SV6,SV7,SV8 ソレノイドバルブ(空気圧回路)
PS 圧力スイッチ(センサ)
Claims (14)
- 鋳型砂から鋳型を造型し搬送ラインへ押出すまでの作業を実施する複数の可動部材と、各可動部材を作動する可動部材用シリンダと、空気圧回路又は空気圧回路と油圧回路との複合回路からなり、前記各シリンダを駆動するシリンダ駆動機構と、各シリンダ駆動機構の構成要素であるソレノイドバルブへの通電制御を行う制御回路と、表示画面及び入力スイッチを有し、前記制御回路から指令信号を受信すると共に前記入力スイッチからの入力信号を前記制御回路に送信する操作パネルとを備える抜枠鋳型造型装置であって、
前記制御回路は、前記可動部材、前記シリンダ及び前記シリンダ駆動機構の各作動状態を監視し、当該抜枠鋳型造型装置の作業工程において作動開始から所定位置に到達するまでの作動時間が異常動作時間設定値を経過したとき、前記操作パネルにおける前記表示画面の表示及び前記入力スイッチの入力操作を介して機械停止復旧支援を行う
ことを特徴とする抜枠鋳型造型装置。 - 前記シリンダは、枠セットスクィーズシリンダを含み、該枠セットスクィーズシリンダを駆動する枠セットスクィーズシリンダ駆動機構は、空気圧回路と油圧回路との複合回路からなり、前記表示画面に、前記枠セットスクィーズシリンダの工程表示が行われることを特徴とする請求項1に記載の抜枠鋳型造型装置。
- 前記表示画面に、スクィーズ上昇条件の成立を確認する表示が行われることを特徴とする請求項2に記載の抜枠鋳型造型装置。
- 前記表示画面に、機械停止復旧支援画面が表示されることを特徴とする請求項3に記載の抜枠鋳型造型装置。
- 前記機械停止復旧支援画面に、アクチュエータの動作を確認する画面が表示されることを特徴とする請求項4に記載の抜枠鋳型造型装置。
- 前記機械停止復旧支援画面に、バルブコネクタを確認する画面が表示されることを特徴とする請求項4に記載の抜枠鋳型造型装置。
- 前記機械停止復旧支援画面に、アクチュエータ・ワークの干渉・動作を妨げる異物を確認する画面が表示されることを特徴とする請求項4に記載の抜枠鋳型造型装置。
- 前記機械停止復旧支援画面に、バルブからのエアー・油の供給を確認する画面が表示されることを特徴とする請求項4に記載の抜枠鋳型造型装置。
- 前記機械停止復旧支援画面に、対策画面が表示されることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の抜枠鋳型造型装置。
- 前記シリンダは、パターンシャトルシリンダを含むことを特徴とする請求項2に記載の抜枠鋳型造型装置。
- 前記シリンダは、下盛枠シリンダを含むことを特徴とする請求項10に記載の抜枠鋳型造型装置。
- 前記シリンダは、上枠シリンダを含むことを特徴とする請求項11に記載の抜枠鋳型造型装置。
- 前記シリンダは、モールド押出シリンダを含むことを特徴とする請求項12に記載の抜枠鋳型造型装置。
- 鋳型砂から鋳型を造型し搬送ラインへ押出すまでの作業を実施する下スクィーズボード、下盛枠、上枠、マスタープレート及び押出プレートと、
前記下スクィーズボードを作動する枠セットスクィーズシリンダ、前記下盛枠を作動する下盛枠シリンダ、前記上枠を作動する上枠シリンダ、前記マスタープレートを作動するパターンシャトルシリンダ及び前記押出プレートを作動するモールド押出シリンダと、
空気圧回路と油圧回路との複合回路からなる枠セットスクィーズシリンダ駆動機構を含み、前記各シリンダを駆動するシリンダ駆動機構と、
各シリンダ駆動機構の構成要素であるソレノイドバルブへの通電制御を行う制御回路と、
表示画面及び入力スイッチを有し、前記制御回路から指令信号を受信すると共に前記入力スイッチからの入力信号を前記制御回路に送信する操作パネルと、
を備える抜枠鋳型造型装置であって、
前記制御回路は、前記可動部材、前記シリンダ及び前記シリンダ駆動機構の各作動状態を監視し、当該抜枠鋳型造型装置の作業工程において作動開始から所定位置に到達するまでの作動時間が異常動作時間設定値を経過したとき、前記操作パネルにおける前記表示画面の表示及び前記入力スイッチの入力操作を介して機械停止復旧支援を行い、
前記表示画面に、前記枠セットスクィーズシリンダの工程表示、スクィーズ上昇条件の成立を確認するための表示、機械停止復旧支援画面が表示され、
前記機械停止復旧支援画面に、アクチュエータの動作を確認させる画面、バルブコネクタを確認させる画面、アクチュエータ・ワークの干渉・動作を妨げる異物を確認させる画面、バルブからのエアー・油の供給を確認させる画面及び対策画面が表示されることを特徴とする抜枠鋳型造型装置。
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