JP4685225B2 - 情報表示装置における故障検知時の表示方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報表示板の表示面が多段構成された情報表示装置において、該多段構成の1つの表示段が故障した場合に、正常な表示段を使用して表示内容を交互に表示するようにした故障検知時の表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ドライバーなどに道路情報を提供する道路情報表示装置には、情報表示板の表示面が図9(a)に示すように多段構成(図示例では上下二段構成)され、段単位で情報を表示するようにしたものがある。このような形式の情報表示装置の中には、情報表示板を構成する何れかの段に含まれるLEDなどからなる表示ユニットの何れかが故障し、その表示ユニットを含む横1行分の表示ユニットが表示不能となった場合には、誤認を防止するため図9(b)に示すように全ての表示内容を消すようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、表示ユニットの故障が発生した場合、通行止情報のような緊急情報が提供できないといった道路管理上の問題があった。また、故障が発生した場合に昼夜を問わず可能な限り迅速に修理を行なわねばならず、24時間常に保守要員を待機させておく必要があった。
【0004】
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、情報表示板の表示ユニットに故障が発生しても、故障した表示段の表示データを故障していない他の表示段に転送して交互に表示し、故障発生中においても全ての情報を中断することなく継続して表示できるようにした情報表示装置における故障検知時の表示方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の情報表示装置における故障検知時の表示方法は、情報表示板の表示面が少なくとも3つ以上の表示段で構成され、かつ各表示段毎に異なる情報を表示するようにした情報表示装置において、優先度の高い1つの表示データと優先度の低い複数の表示データを前記表示段で表示すると共に故障の発生した表示段の優先度を判定し、故障の発生した表示段が優先度の低い表示を行う表示段である場合には、当該故障した表示段の表示データを故障していない優先度の低い表示を行う他の表示段に転送し、当該故障していない表示段の表示データと、転送されてきた故障表示段の表示データとを交互に表示すると共に優先度の高い表示段で表示データを連続して表示するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
また、情報表示板の表示面が少なくとも3つ以上の表示段で構成され、かつ各表示段毎に異なる情報を表示するようにした情報表示装置において、優先度の高い1つの表示データと優先度の低い複数の表示データを前記表示段で表示すると共に故障の発生した表示段の優先度を判定し、故障の発生した表示段が優先度の高い表示を行う表示段である場合には、優先度の高い表示段の表示データを優先度の低い表示段の表示位置にシフトし、優先度の高い表示を連続して表示するとともに、前記優先度の低い表示段の表示データを故障していない他の表示段に転送し故障していない表示段の表示データと交互に表示するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
このような構成とした場合、ある表示段の表示ユニットに故障が発生しても、故障した表示段の表示内容を故障していない他の表示段に転送して交互に表示し故障発生中においても全ての情報を中断することなく継続して表示することができる。
【0009】
また、優先度の高い項目を故障していない表示段において連続表示することにより、事故に際しドライバーが対応するに必要とされる情報を確実に提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明方法を適用して構成した情報表示装置の一実施の形態を示すもので、情報表示板が上下の二段構成からなる場合の一例を示すものである。
【0011】
図において、1はLEDからなる表示ユニット(以下、単にユニットと呼ぶ)2を縦横に並べて2段の表示段によって構成された情報表示板、3は各LEDユニット2毎に配置され各々が直列接続された表示データラッチ用のシフトレジスタ、4は図示しない中央装置との間で情報の送受信を行なうとともに、内蔵した制御プログラムに従って各段のLEDユニット2を点灯制御する制御部である。
【0012】
次に、上記実施の形態に係る情報表示装置の動作を、図2のフローチャート並びに図3および図4の故障表示例を参照しながら説明する。なお、情報表示板1に表示される表示データは、例えば、高速道路のインターチェンジ出口手前の情報板で事故の際に表示される「ここで出よ」「事故通行止」とし、図3(a)のように表示されるものとする。
【0013】
さて、図示しない中央装置から前記「ここで出よ」「事故通行止」の表示データが送られてくると、該表示データは制御部4内の図示しないメモリに格納される。そして、制御部4は、この送られてきた表示データを、例えば16X16素子のLEDから構成されるLEDユニットを単位として、それらのLEDユニットを直列接続した表示データの送信順序に表示データの配列を変換して記憶する(ST1)。
【0014】
なお、各段を構成するLEDユニットの数は表示しようとする文字等の大きさによって変化するが、その制御は同一であるため、図1のように各段上下に1つずつの表示ユニットによって説明する。
【0015】
次に、制御部4は、この変換された上段側の表示データ「ここで出よ」を上段側のLEDユニットに向けて送出する(ST2)。この表示データは上段側の各LEDユニット2のシフトレジスタ3に順次シフトされながら送られ、当該表示データの対応する位置の各LEDユニットのシフトレジスタ3に順次ラッチ(記憶)される。
【0016】
そして、上段側のシフトレジスタ3に送られた表示データは、上段側の最終端のシフトレジスタ3から監視用データとして制御部4に返送される。
【0017】
制御部4は、この返送されてきた監視用データと、上段側のLEDユニット2に向けて送り出された表示データとを比較照合することにより、上段側のLEDユニット2に故障が発生していないか否かを判定する(ST3)。
【0018】
そして、上段側のLEDユニット2に故障が発生していない場合(ST3のY側)には、ST4に移行する(なお、故障があった場合(ST3のN側)については後述する)。
【0019】
処理がST4に移行すると、上段側のLEDユニット2には、前述した上段側の表示データ「ここで出よ」が図3(a)のように正常に表示される。
【0020】
次に、制御部4は、表示可能な表示段を記憶するとともに下段側のLEDユニット2についての送信順に配列が変換された表示データ「事故通行止」を下段側のLEDユニット2に向けて送出する(ST5)。
【0021】
この表示データは下段側の各LEDユニット2のシフトレジスタ3に順次シフトされながら送られ、表示データが対応する位置のシフトレジスタ3に順次ラッチされる。
【0022】
下段側のシフトレジスタ3に送られた表示データは、下段側の最終端のシフトレジスタ3から監視用データとして制御部4に返送される。
【0023】
制御部4は、この返送されてきた監視用データと、下段側のLEDユニット2に向けて送り出された表示データとを比較照合することにより、下段側のLEDユニット2に故障が発生していないか否かを判定する(ST6)。
【0024】
下段側のLEDユニット2に故障が発生していない場合(ST6のY側)には、ST7に移行し、下段側のLEDユニット2には、前述した下段側の表示データ「事故通行止」が図3(a)のように正常に表示される。
【0025】
一方、ST6において、下段側のLEDユニット2に故障が発生していると判定された場合(ST6のN側)には、LEDユニットの故障を通知し(ST8)、ST9に移行する。
【0026】
下段側のLEDユニット2に故障が発生していると判定された場合、制御部4は、故障が発生している下段側についての表示データ「事故通行止」を上段側のLEDユニット2に送出し(ST9)、図3(b)のように上段側のLEDユニット2に表示されている上段側の表示データ「ここで出よ」に代わって、下段側の表示データ「事故通行止」を表示する(ST10)。
【0027】
そして、下段側の表示データ「事故通行止」の表示を一定時間行なった後(ST11)、制御部4から再び上段側についての表示データ「ここで出よ」を上段側のLEDユニット2に送出し(ST12)、それまで表示されていた下段側の表示データ「事故通行止」に代わって、上段側の表示データ「ここで出よ」を上段側のLEDユニット2に表示する(ST13)。
【0028】
この上段側の表示データ「ここで出よ」の表示を一定時間行なった後(ST14)、再びST9に戻り、制御部4から再び下段側についての表示データ「事故通行止」を上段側のLEDユニット2に送出し、それまで表示されていた上段側の表示データ「ここで出よ」に代わって、下段側の表示データ「事故通行止」を一定時間表示する(ST10)。
【0029】
以後、この「ここで出よ」と「事故通行止」の表示を一定時間毎に交互に繰り返す(ST9〜ST14)。
【0030】
この結果、図3(a)に示すように下段側のLEDユニット2に故障が発生した場合、図3(b)に示すように、故障していない上段側のLEDユニット2に、上段側の表示データ「ここで出よ」と、下段側の表示データ「事故通行止」が中断することなく交互に表示される。
【0031】
一方、ST3において、上段側のLEDユニット2に故障が発生していると判定された場合(ST3のN側)、LEDユニットの故障を通知し(ST15)、ST16に移行する。
【0032】
処理がST16に移行すると、制御部4は、故障の発生している上段側の表示データ「ここで出よ」を下段側のLEDユニット2に送出する。
【0033】
この表示データは下段側の各LEDユニット2のシフトレジスタ3に順次シフトされながら送られ、表示データが対応する位置のシフトレジスタ3に順次ラッチされる。
【0034】
下段側のシフトレジスタ3に送られた表示データは、下段側の最終端のシフ
トレジスタ3から監視用データとして制御部4に返送される。
【0035】
制御部4は、この返送されてきた監視用データと、下段側のLEDユニット2に向けて送り出した表示データとを比較照合することにより、下段側のLEDユニット2に故障が発生していないか否かを判定する(ST17)。
【0036】
下段側のLEDユニット2に故障があった場合(ST17のN側)は、情報の表示は不可能であるので処理はST18に移行し、情報表示装置が表示不能になったことを所定の方法で発信した後、処理を終了する。この警告を受信することによって初めて、管理者は情報表示装置の緊急の修理手配を行なう。
【0037】
一方、下段側のLEDユニット2の何れにも故障がなかった場合(ST17のY側)は、処理はST19に移行し、下段側のLEDユニット2に、前述した上段側の表示データ「ここで出よ」が表示される。
【0038】
そして、上段側の表示データ「ここで出よ」の表示を一定時間行なった後(ST20)、制御部4から下段側の表示データ「事故通行止」を下段側のLEDユニット2に送出し(ST21)、それまで表示されていた上段側の表示データ「ここで出よ」に代えて、下段側の表示データ「事故通行止」を下段側のLEDユニット2に表示する(ST22)。
【0039】
この下段側の表示データ「事故通行止」の表示を一定時間行なった後(ST23)、再びST19に戻り、制御部4から再び上段側についての表示データ「事故通行止」を下段側のLEDユニット2に送出し、それまで表示されていた下段側の表示データ「事故通行止」に代わって、上段側の表示データ「ここで出よ」を一定時間表示する(ST19)。
【0040】
以後、この「ここで出よ」と「事故通行止」の表示を一定時間毎に交互に繰り返す(ST19〜ST23)。
【0041】
この結果、図4(a)に示すように情報表示板1の上段側の表示ユニットに故障が発生した場合、図4(b)に示すように、故障していない下段側に上段側の表示データ「ここで出よ」と、下段側の表示データ「事故通行止」が交互に表示される。
【0042】
このようにして、情報表示板の表示ユニットに故障が発生しても、故障した表示段の表示内容を故障していない上下何れかの他の表示段に転送して交互に表示し、故障発生中においても全ての情報を中断することなく継続して表示することができる。
【0043】
なお、上記実施の形態では、説明を簡単とするために、上下二段の表示形式とした場合を例に上げて説明したが、本発明は、上下二段の表示形式だけに限られるものではなく、それ以上の多段表示の場合にも適用できるものである。
そして、故障した表示段の他に複数の表示段が使用可能な場合には、以下に説明する別の実施形態が利用される。
【0044】
例えば、図5に示すように3段の表示段を持ち、それぞれの表示段で「場所」の項目(例えば、「この先」)、「状況」の項目(例えば、「崖崩れ」)、「規制」の項目(例えば、「通行止」)を表示する場合には、ドライバーに下段の「通行止」を確実に伝えることが重要であり、優先度が高い下段の項目が連続して表示される制御を実行する。
【0045】
ここで、上記の制御方法について図1と図6,7のフローチャートおよび図8に示す表示例を用いて説明する。なお、情報表示装置の構成は、情報表示板1の表示段が3段になる以外、図1に同じである。
初めに、前記実施例と同様に図示しない中央装置から送信された表示データ(例えば「この先 崖崩れ 通行止」)を、図1の制御部4の図示しないメモリに記憶する(ST101)。次に、入力した表示データの配列をLEDユニット2を単位としてLEDユニットを直列接続した表示データの送信順序に変換し、上中下の各表示段に表示データを送出する(ST102)。
【0046】
次に、前記と同様にLEDユニットのシフトレジスタ3に記憶された表示データは、最終端のシフトレジスタ3から監視用データとして制御部4に返送された表示データと比較照合される(ST103)。
【0047】
そして、比較照合によって故障した表示段が無い場合(ST104の「無」側)には、ST105に移行し、シフトレジスタに記憶した表示データを各LEDユニット2で表示し、処理を終了する。
【0048】
一方、故障有りと判定された場合には、LEDユニットの故障を通知し(ST106)、ST107に移行し、故障した表示段の段数を判定する。
そして、故障した表示段が複数段を有する装置の中で1段である場合(ST107のY側)には、本実施の形態の主たる目的である優先度の高い表示を優先して表示するところの次の処理を実行する。
【0049】
初めに、優先度の高い項目を表示する下段の表示段の故障か否かを判定する(ST108)。そして、故障した表示段が下段である場合(ST108のY側)には、表示可能な表示段を記憶するとともにST109に移行する。
【0050】
次に、ST109において下段用の表示データを読み出して上段のLEDユニット2に、又、上段用の表示データを制御部から読み出して中段のLEDユニット2に送出し、次のST110で1秒が経過するまで(ST111)、図8(a)の左側の表示を行う。
【0051】
そして、同様の処理を下段用と中段用の表示データについて実行し(ST112〜ST114)、図8(a)の右側に示す表示を行い、以下、ST109に戻りST109〜ST114の処理を繰り返し、図8(a)に示す交互表示を実行する。
【0052】
次に、故障した表示段が優先度の低い上段の場合(ST115のY側)には、前記の実施の形態と同様に、故障していない中段のLEDユニットに最初に上段用の表示データを、下段のLEDユニットに下段用の表示データを読み出して送出し(ST116)、図8(b)の左側の表示を、一定時間(1秒)経過するまで行う(ST117、118)。
【0053】
同様にして、中段のLEDユニットに中段用の表示データを、下段のLEDユニットに下段用の表示データを読み出して送出し(ST119)、図8(b)の右側の表示を、一定時間(1秒)経過するまで行う(ST120、121)。以下、ST116に戻り、ST116〜ST121を繰り返し、図8(b)に示す交互表示を実行する。
これによって、優先度の高い下段は下段用の表示データの連続した表示が、低い中段では上段用と中段用の表示データの交互表示が実行される。
【0054】
また、故障した表示段が同じく優先度の低い中段の場合も上記した上段が故障した場合と同様で、ST122〜ST127において上段には上段用と中段用の表示データが送出し表示され、下段のLEDユニットに対しては下段用の表示データが送出し表示され、図8(c)に示す交互表示が実行される。
【0055】
次に、複数の表示段が同時に故障した場合について説明する。前記ST107において、故障した表示段が1段でない場合(ST107のN側)には、ST128に移行し故障した段数が2段か否かの判定を行う。
【0056】
そして、2段でない、すなわち3段全てが故障した場合(ST128のN側)には、情報表示板が表示不能になったことの警告を所定の方法で発信(ST129)した後、処理を終了する。
【0057】
一方、表示段が2段故障した場合(ST128のY側)には、表示可能な表示段を記憶するとともに、最初に下段用の表示データを制御部から読み出して、故障していない表示段のLEDユニットに送出し、一定時間(例えば2秒)経過するまで表示を行う(ST131、132)。
【0058】
次に、上段用と中段用の表示データを読み出して、故障していない表示段のLEDユニットに送出し、各々一定時間(例えば1秒)が経過する表示を行う。ステップST130〜ST138の処理を繰り返すことで、図8(d)に示す交互表示を実行する。
【0059】
なお、第2の実施形態において、優先度の高い下段が故障した場合にのみその表示位置を上段に変更する方法を例示したが、上段や中段が故障した場合においても下段用の表示データの表示位置を変更して、上段または中段で表示するようにしてもよい。
【0060】
また、上記においては、表示段が3段までの表示方法について説明したが、表示段が3段以上においても本願の方法を利用することが可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る情報表示装置における故障検知時の表示方法によれば、情報表示板の表示ユニットに故障が発生しても、故障した表示段の表示内容を故障していない他の表示段に転送して交互に表示し、故障発生中においても全ての情報を中断することなく継続して表示することができる。このため、故障発生時においても、表示情報をドライバーなどに正確に伝えることが可能となり、道路管理上の安全性を向上させることができる。
【0062】
また、複数段の表示段を有する表示板の一部が故障した場合でも、優先度の高い表示段の表示項目を連続して表示するようにしたため、重要な表示項目を見逃すことがないといった効果を有する。
【0063】
さらに、一部に故障が発生しても、直ちに修理を行なう必要がなくなるため、常に保守要員を待機させておく必要がなくなり、人件費や管理労力を軽減することができる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用して構成した情報表示装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】実施の形態に係る情報表示装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】(a)(b)は情報表示板の下段側に故障が発生した場合の表示状態の例を示す図である。
【図4】(a)(b)は情報表示板の上段側に故障が発生した場合の表示状態の例を示す図である。
【図5】3段の表示段を持つ情報表示板の説明図である。
【図6】別の実施の形態に係る情報表示装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】図6の続きを示すフローチャートである。
【図8】(a)(b)(c)は情報表示板の1つの表示段が故障した場合、(d)は2つの表示段が故障した場合の表示状態の例を示す図である。
【図9】(a)(b)(c)は従来の情報表示装置における故障が発生した場合の表示状態の例を示す図である。
【符号の説明】
1 情報表示板
2 LEDユニット(表示ユニット)
3 シフトレジスタ
4 制御部
Claims (2)
- 情報表示板の表示面が少なくとも3つ以上の表示段で構成され、かつ各表示段毎に異なる情報を表示するようにした情報表示装置において、
優先度の高い1つの表示データと優先度の低い複数の表示データを前記表示段で表示すると共に故障の発生した表示段の優先度を判定し、故障の発生した表示段が優先度の低い表示を行う表示段である場合には、当該故障した表示段の表示データを故障していない優先度の低い表示を行う他の表示段に転送し、当該故障していない表示段の表示データと、転送されてきた故障表示段の表示データとを交互に表示すると共に優先度の高い表示段で表示データを連続して表示するようにしたことを特徴とする情報表示装置における故障検知時の表示方法。 - 情報表示板の表示面が少なくとも3つ以上の表示段で構成され、かつ各表示段毎に異なる情報を表示するようにした情報表示装置において、
優先度の高い1つの表示データと優先度の低い複数の表示データを前記表示段で表示すると共に故障の発生した表示段の優先度を判定し、故障の発生した表示段が優先度の高い表示を行う表示段である場合には、優先度の高い表示段の表示データを優先度の低い表示段の表示位置にシフトし、優先度の高い表示を連続して表示するとともに、前記優先度の低い表示段の表示データを故障していない他の表示段に転送し故障していない表示段の表示データと交互に表示するようにしたことを特徴とする情報表示装置における故障検知時の表示方法。
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