JP2742754B2 - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置

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JP2742754B2
JP2742754B2 JP5120662A JP12066293A JP2742754B2 JP 2742754 B2 JP2742754 B2 JP 2742754B2 JP 5120662 A JP5120662 A JP 5120662A JP 12066293 A JP12066293 A JP 12066293A JP 2742754 B2 JP2742754 B2 JP 2742754B2
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武久 関
満 酒井
和久 村田
賛太郎 中島
浩 小野寺
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Seiwa Electric Mfg Co Ltd
Sharp Corp
Koito Industries Ltd
Nagoya Electric Works Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発光ダイオード等の表示
素子をマトリックス状に多数配置した表示ユニットを用
い、所望の位置の表示素子を点灯することにより任意の
文字や図形等を表示するための情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記した情報表示装置において、直列接
続された複数の表示ユニットのシフトレジスタに起因す
る故障を監視する装置として、本出願人の一人が先に出
願した特願平4−250751号に記載した技術があ
る。
【0003】この出願の内容は図5〜図7に示すもので
あり、図5は情報表示装置Dの正面図を示し、複数(例
えば、8×28=224個)の表示ユニット101 〜1
nがマトリックス状に配置され、かつ、各表示ユニッ
ト10は複数(例えば、16×16=256個)の表示
素子アレイ101からなり、同じくマトリックス状に配
置されている。
【0004】図6は前記図5における情報表示装置Dの
回路ブロック図を、図7は各表示ユニット10の回路ブ
ロック図を示し、図7において、各表示ユニット10は
前記表示素子アレイ101を駆動するためのドライバ1
02、256個の表示素子アレイ101に対応した必要
数のシフトレジスタ11、照合用シフトレジスタ10
3、比較器104、カウンタ105並びに2個の半導体
スイッチ106および切り換えスイッチ12とを備えて
いる。
【0005】このように構成した各表示ユニット10は
図6に示す如く、第1表示ユニット1のシフトレジスタ
11の入力端子は制御部20の制御回路21に接続さ
れ、また、N段目の表示ユニット10n のシフトレジス
タ11の出力端子は制御部20の監視回路23に接続さ
れている。
【0006】さらに、図6の破線で示すように、N段目
の表示ユニット10n のシフトレジスタ11から1段目
の表示ユニット1のシフトレジスタ11に向けて、その
出力端子をその前のシフトレジスタの入力端子にそれぞ
れ直列接続されると共に、N段目の表示ユニット10n
のシフトレジスタ11の入力端子は制御部20の制御回
路21に接続され、また、1段目のシフトレジスタ11
の出力端子は制御部20の監視回路23に接続されてい
る。
【0007】そして、各表示ユニット10は、各シフト
レジスタ11の入力側に順方向接続と逆方向接続とを切
り換える切り換えスイッチ12,12′を有している。
この切り換えスイッチ12,12′は、制御部20のC
PU22の制御により順逆方向接続の切り換えを行うも
のである。
【0008】次に、前記した構成の情報表示装置の動作
について説明するに、表示ユニット101 〜10n に順
方向に表示データを2度送り、制御回路21からの表示
データと監視回路23に入力したシフトレジスタ11を
経由した監視データとをCPU22で照合し、データの
不一致を検出した場合にスイッチ12を切り換え、シフ
トレジスタ11の接続を逆にする。
【0009】その後、シフトレジスタ11に取り込まれ
た表示データを監視回路23に逆方向から入力し、CP
U22で元のシフトレジスタデータとの照合を行うこと
により、そのデータ不一致から故障した表示ユニット1
0を検出するものである。
【0010】また、前記したような手段によって故障し
た表示ユニット10を検出した後、この故障した表示ユ
ニット10を除いて情報表示を行う場合には、試験ビッ
ト(例えば「1010・・・」)を監視するシフトレジ
スタ103を従来のシフトレジスタ11に直列接続し、
この試験ビットを含む表示データを順方向と逆方向から
入力し、比較器104で照合不一致を検出する。
【0011】この検出回数をカウンタ105で計数し、
2度検出した場合に半導体スイッチ106を開放するこ
とで故障した表示ユニット10のみを切り離す。そし
て、故障した表示ユニット10の前後の表示ユニット1
0に対してそれぞれ順方向および逆方向から表示データ
を転送し、故障した表示ユニット10を除いたシフトレ
ジスタ11に表示データを取り込むことにより、表示を
実行するものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した出
願の技術にあっては、故障した表示ユニット10の前後
の表示ユニット10に対して順方向と逆方向の2系統か
ら表示データを送るために、表示データの制御/監視の
プログラムおよび回路構成が複雑になり、また、表示デ
ータに試験ビットを追加するため、データ量が多くなる
という問題があった。
【0013】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、故障した表示ユニッ
トのシフトレジスタを切り離して前後の表示ユニットを
接続し、順方向のみから圧縮した表示データを送出する
ことにより表示制御を行うことができるので、回路の簡
素化がはかれると共にソフトに負担の少ない表示が行え
る情報表示装置を提供せんとするにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の情報表示装置は
前記した目的を達成せんとするもので、その手段は、表
示素子をマトリックス状に多数配置した表示素子アレイ
と、該表示素子アレイの各表示素子を点灯制御するため
の表示データを取り込むシフトレジスタを内蔵した表示
素子駆動回路と、故障した表示ユニットの個別信号の入
力により故障した表示ユニットを切り離すスイッチとを
含む表示ユニットの複数個を直列接続した表示部と、該
複数個の表示ユニットに対して表示データを送出すると
共に前記シフトレジスタを経由して返送される監視デー
タと前記表示データとの照合を行う制御部とからなる情
報表示装置であって、前記制御部において、前記照合の
結果が不一致であると判断した場合に故障した表示ユニ
ットを検出し、その後、故障した表示ユニットに個別信
号を送って前記スイッチで故障した表示ユニットの切り
離しを行うと共に、故障した表示ユニット分のデータを
除いた表示データを転送するようにした情報表示装置で
ある。
【0015】
【作用】前記した如く構成した本発明の情報表示装置
は、制御回路から送られ各シフトレジスタに取り込まれ
た表示データを逆方向から監視回路に返送し、CPUで
故障したシフトレジスタを含む表示ユニットの検出を行
う。次いで、故障した表示ユニットに個別信号を送り、
故障した表示ユニットを切り離し、該故障した表示ユニ
ット分の表示データを除く表示データを転送することに
より表示を行うようにしたものである。
【0016】
【実施例】次に、本発明に係る情報表示装置の一実施例
を図1、図2と共に説明する。図1は情報表示装置の回
路ブロック図、図2は同上における各表示ユニットの回
路ブロック図である。なお、前記した図5〜図7と同一
符号は同一部分を示し説明は省略する。図2において、
3は表示素子アレイ101の各発光ダイオードを点灯制
御するための表示素子駆動回路である。
【0017】表示素子駆動回路3は、図1における制御
部20の制御回路21からの信号線S−INを介して送
られる表示データの信号線CLKからのクロック信号に
同期して取り込むための256段(16×16)構成の
両方向のシフト機能を有するシフトレジスタ31と、該
シフトレジスタ31に取り込まれた表示データを信号線
LATCHからの信号により記憶するラッチ回路23
と、ラッチされた表示データに従い表示素子アレイ10
1の中の対応する表示装置を点灯制御するドライバ回路
33と、前記シフトレジスタ31の切り離しを行うアナ
ログスイッチ34,34′と、アンド回路35およびイ
ンバータ36とから構成されている。
【0018】なお、シフトレジスタ31には信号線CL
Kと、シフトレジスタ31のデータのシフト方向を左方
向に切り換えるシフトレフト信号を送出する信号線SH
IFTが接続され、また、アンド回路35の一方の端子
には信号線ENABLEが他方の端子にはインバータ3
6を介して個別信号を送出する信号線DETOURが接
続されている。さらに、アナログスイッチ34,34′
にも同じく信号線DETOURが接続されている。
【0019】図1は前記した構成の表示ユニット10を
複数個直列接続した表示部1を示し、この情報表示装置
Dの各表示ユニット10には信号線DETOURがそれ
ぞれ接続され、各表示ユニット10の切り離しを行うよ
うに構成されている。
【0020】4は前記表示部1を制御する制御部であ
り、41は各表示ユニット10に対して表示データ、イ
ネーブル信号、ラッチ信号、クロック信号、シフトレフ
ト信号、個別信号を送出する制御回路、42は該制御回
路41の各表示ユニット101〜10n から返送される
監視データを入力する監視回路、43は表示データD1
と、監視データD2 ,D3 とを照合すると共に、故障し
た表示ユニットを除く圧縮データを作成するCPUであ
る。
【0021】次に、前記した回路構成の動作を図3のフ
ローチャート図と共に説明する。先ず、制御回路41か
ら表示データD1 を信号線S−IN、アナログスイッチ
34を介して表示ユニット10の表示素子駆動回路3に
2度転送する(ステップS1)。この表示データD1
送られた表示素子駆動回路3のシフトレジスタ31は最
初に取り込まれた表示データD1 を監視データD2 とし
て監視回路42に送る(ステップS2)。
【0022】ここで、監視回路42は表示データD1
監視データD2 をCPU43に送出し、該CPU43は
2つのデータが一致しているか否かを照合する(ステッ
プS3)。そして、CPU43が一致していると判断す
ると、制御回路41から信号線LATCHを介してラッ
チ信号を送出し、シフトレジスタ31に取り込んだ表示
データD1 をラッチ回路32で記憶する(ステップS
4)。
【0023】ラッチ回路32で記憶された表示データD
1 は、ドライバ33のイネーブル端子に信号線ENAB
LEを介してイネーブル信号を送出し、表示素子アレイ
101の表示データD1 に該当する素子を駆動して表示
を行う(ステップS5)。この時、信号線DETOUR
から信号が送られないためインバータ36の出力はハイ
レベルとなり、アンド回路35からドライバ33に対し
てイネーブル信号が出力される。
【0024】また、前記ステップS3における照合にお
いて、CPU43が一致していないと判断すると、該C
PU43は図1におけるスイッチSWを切り換える出力
を送出し、該スイッチSWを実線とは反対の方向に切り
換え表示ユニット10と監視回路32とを接続する(ス
テップS6)。
【0025】この状態において、CPU43は信号線S
HIFTを介してシフトレジスタ31のシフトレフト端
子Lにハイレベルのシフトレフト信号を送出すると共
に、信号線CLKを介してクロック端子にクロック信号
を入力する(ステップS7)。そして、シフトレジスタ
31に2回目に取り込まれた表示データD1 を監視デー
タD3 として逆方向から監視回路42に入力する(ステ
ップS8)。
【0026】CPU43は監視回路42から出力される
監視データD3 と表示ユニット10から出力される1回
目の表示データD1 との照合不一致の先頭に当たる表示
ユニット10を検出する(ステップS9)。なお、この
照合不一致が起きた表示ユニット以降のユニットからの
監視データは「111・・・」または「000・・・」
になり、照合不一致となる。
【0027】そして、故障した表示ユニットを検出する
と、CPU43は信号線DETOURを介して当該故障
ユニットにハイレベルの個別信号を送り、スイッチ34
を開放すると共にスイッチ34′を閉成状態になし、故
障したシフトレジスタ3を含む表示ユニットを切り離
す。また、インバータ36の出力をローレベルにして、
アンド回路35からのイネーブル出力を禁止する(ステ
ップS10)。これにより、故障により切り離した表示
ユニットを消灯する。
【0028】次いで、CPU43は故障した表示ユニッ
トを除く圧縮した表示データを作成し(ステップS1
1)すると共に、スイッチSWを復帰させて表示ユニッ
ト10と制御回路41とを接続する(スイッチ12)。
そして、CPU43は制御回路31から信号線S−IN
を介して圧縮した表示データを表示ユニット10に2度
転送する(ステップS13)。
【0029】2度転送された表示データの1回目の表示
データはシフトレジスタ31を介して監視データD2
して監視回路42に入力され(ステップS14)、以
下、ステップS3に戻りステップS6以降の動作を両デ
ータの照合が一致し、表示が実行されるまで繰り返し行
われるものである。
【0030】なお、ドライバ33のイネーブル端子への
入力信号を禁止しても、ラッチ回路23には前に記憶さ
れた表示データが残っているため、ラッチ回路23のリ
セット端子に対して信号線DETOURの信号を送り表
示データをクリアすることで、故障した表示ユニットの
消灯制御を完全に行うようにしてもよい。
【0031】また、前記した実施例にあっては、両方向
のシフト機能を有するシフトレジスタ31を、また、表
示ユニット10に対して1対1の個別信号のための信号
線DETOURを使用する場合を示したが、本発明はこ
の方法に限定されるものではない。
【0032】すなわち、図4に示す如く一方向のシフト
機能を有するシフトレジスタ31′と前後の接続を逆に
するスイッチ37,37′を用い、シフトレジスタ3
1′から監視データを前記と同様に逆方向に排出しても
よく、また、表示ユニット10にアドレスを設定し、カ
ウンタ38でクロックを計数し、該当するクロック数を
入力した場合に比較器39から信号を出力し、スイッチ
34,34′により表示ユニットを開放するようにして
もよい。
【0033】なお、図4における監視データの逆方向の
排出は、各表示ユニットの256ビットを単位として行
われるが、CPU43でそのデータを順方向のデータに
置き換える処理は大きな負担を伴うことなく実施するこ
とが可能である。また、複数の信号線を用いて表示ユニ
ットの個別信号をコードで送る等、種々の方法を用いる
ことが可能である。さらに、本実施例における制御部4
はロジック回路の組み合わせであってもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明は前記したように、制御回路から
送られ各シフトレジスタに取り込まれた表示データを逆
方向から監視回路に返送し、CPUで故障したシフトレ
ジスタを含む表示ユニットの検出を行い、さらに、故障
した表示ユニットに個別信号を送り、故障した表示ユニ
ットを切り離し、該故障した表示ユニット分の表示デー
タを除く表示データを転送することにより表示を行うよ
うにしたので、故障した表示ユニットのみを切り離す簡
単な回路の追加と、ソフトに負担の少ない故障表示ユニ
ットを除く圧縮表示データの順方向からの再送で表示を
行うことができる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報表示装置の一実施例を示す回路ブ
ロック図である。
【図2】同上の表示ユニットの回路ブロック図である。
【図3】図1の回路ブロックの動作説明のためのフロー
チャート図である。
【図4】他の実施例の表示ユニットの回路ブロック図で
ある。
【図5】情報表示装置の正面図である。
【図6】従来例の情報表示装置の回路ブロック図であ
る。
【図7】同上の表示ユニットの回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 表示部 3 表示素子駆動回路 4 制御部 10 表示ユニット 101 表示素子アレイ 31 シフトレジスタ 41 制御回路 42 監視回路 43 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000243881 名古屋電機工業株式会社 愛知県名古屋市中川区横堀町1丁目36番 地 (72)発明者 関 武久 東京都中央区八丁堀1丁目6番2号 株 式会社ドーシス内 (72)発明者 酒井 満 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株式会社内 (72)発明者 村田 和久 奈良県大和郡山市美濃庄町492番地 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 中島 賛太郎 京都府城陽市寺田新池36番地 星和電機 株式会社内 (72)発明者 小野寺 浩 愛知県海部郡美和町大字篠田字面徳29− 1 名古屋電機工業株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示素子をマトリックス状に多数配置し
    た表示素子アレイと、該表示素子アレイの各表示素子を
    点灯制御するための表示データを取り込むシフトレジス
    タを内蔵した表示素子駆動回路と、故障した表示ユニッ
    トの個別信号の入力により故障した表示ユニットを切り
    離すスイッチとを含む表示ユニットの複数個を直列接続
    した表示部と、該複数個の表示ユニットに対して表示デ
    ータを送出すると共に前記シフトレジスタを経由して返
    送される監視データと前記表示データとの照合を行う制
    御部とからなる情報表示装置であって、 前記制御部において、前記照合の結果が不一致であると
    判断した場合に故障した表示ユニットを検出し、その
    後、故障した表示ユニットに個別信号を送って前記スイ
    ッチで故障した表示ユニットの切り離しを行うと共に、
    故障した表示ユニット分のデータを除いた表示データを
    転送するようにしたことを特徴とする情報表示装置。
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