JP2730518B2 - キーボード - Google Patents

キーボード

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JP2730518B2
JP2730518B2 JP7155545A JP15554595A JP2730518B2 JP 2730518 B2 JP2730518 B2 JP 2730518B2 JP 7155545 A JP7155545 A JP 7155545A JP 15554595 A JP15554595 A JP 15554595A JP 2730518 B2 JP2730518 B2 JP 2730518B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置の入力手
段として用いられるキーボード、特に、多重打鍵時にキ
ーオンしていないキーがオンしたように誤動作するいわ
ゆるゴーストキーを防止したキーボードに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】まず、
多重打鍵時におけるゴーストキーの発生を図8を用いて
説明する。キースイッチS11,S12,…,SmnはXライ
ンX1,X2,…,XmとYラインY1,Y2,…,Ynとの
交差点にマトリクス状に設けられている。また、Yライ
ンY1,Y2,…,Ynはプルアップ抵抗R1,R2,…,
nを介して電源端子VDDに接続されている。
【0003】XラインX1,X2,…,Xmは順次ローレ
ベル(VSS)とされ、各Xライン毎にYラインY1
2,…,Ynの電圧が読出される。たとえば、キースイ
ッチS11がオフ状態であれば、XラインX1がローレベ
ルのときにYラインY1がハイレベル(VDD)でいるこ
とにより該オフ状態が判別される。他方、キースイッチ
11がオン状態であれば、XラインX1がローレベルの
ときにYラインY1がローレベル(VSS)であることに
より該オン状態が判別される。
【0004】ところで、Xラインがローレベルとされて
いるときに、高速打鍵時にキースイッチS1n
2,n-1,S2nが同時にオンしたとすると、ゴースト電
流Igが、VDD→Rn-1→Yn-1→X2→Yn→X1の経路に
流れる。この結果、オフ状態であるキースイッチS
1,n-1があたかもオン状態にあると判別される。つま
り、この場合、キースイッチS1,n-1がゴーストキーで
ある。このようなゴーストキーの発生を防止し、キース
イッチのオンの順にスイッチのオンを確定させる機能を
Nキーロールオーバ機能と呼ぶ。
【0005】Nキーロールオーバ機能を実現するため
に、従来、各キースイッチにダイオードを接続していた
が、キースイッチの数だけのダイオードを必要とし、こ
の結果、キーボードの大型化及び製造コストの上昇を招
いていた。
【0006】このため、最近は、ファームウエアにより
Nキーロールオーバ機能を実現する疑似Nキーロールオ
ーバ機能が主流となった。疑似Nキーロールオーバ機能
の原理は、ゴーストキーが発生するオン状態のキースイ
ッチの組合せが発生した場合に、 順キー押下げの場合、3番目のキースイッチのオンコ
ードの出力停止、 同時キー押下げの場合、すべての同時オンのキースイ
ッチのオンコードの出力停止、 ゴーストキーのコードの出力停止を行うものである。
【0007】第1の従来の疑似Nキーロールオーバ機能
を有するキーボードは、キースイッチのオン、オフ状態
を記憶する1枚のキーマップ(たとえばRAMにより構
成)を設けている。このキーマップに基づいて、同一X
ライン上にオン状態にある2つのキースイッチ及びこれ
らのキースイッチのいずれか一方の同一Yライン上にオ
ン状態にある1つのキースイッチを検出した場合には、
つまり、ゴーストキーが発生するオン状態の3つのキー
スイッチを検出した場合には、上述の原理を実行するよ
うにしたものである(参照:特開昭61−32127号
公報)。しかしながら、上述の第1の疑似Nキーロール
オーバ機能を有するキーボードにおいては、キーマップ
が1枚であるので、キースイッチのオフ処理を行う際
に、オンコード(メイクコード)出力を行ったキースイ
ッチがオフとなったか疑似Nキーロールオーバ処理を行
ったキースイッチがオフとなったかを区別できないの
で、オフコード(ブレイクコード)を出力すべきか否か
判別が不可能であるという課題があった。また、疑似N
キーロールオーバ処理の対象となる3つのキースイッチ
が全く同時にオンとなったときには、1番目もしくは2
番目にゴーストキーを検出した場合に、ゴーストキーを
出力してしまうという課題がある。
【0008】第2の従来の疑似Nキーロールオーバ機能
を有するキーボードは、現在オン状態にあるキースイッ
チの位置をすべて記憶するキー位置バッファ、キー位置
バッファの記憶領域と対応した記憶領域を有しキースイ
ッチの4通り状態を記憶するステータスバッファ、オン
状態のキースイッチの数を記憶する押下数バッファ、新
たに押下されたキースイッチの位置を記憶する押下位置
バッファ、及び印字等の処理が決定されたキースイッチ
を記憶するキーバッファを有している。この結果、押下
数バッファにおける見かけ上のオン状態のキースイッチ
数が4以上の場合に、ゴーストキーが発生しているか否
かをキー位置バッファの記憶状態に基づいて行う(参
照:特開昭62−160520号公報)。しかしなが
ら、上述の第2の従来の疑似Nキーロールオーバ機能を
有するキーボードは、1キースイッチ当たりのキー位置
バッファが1バイト、ステータスバッファが1バイト、
押下位置バッファが1バイト、キーバッファが1バイト
というように合計1キースイッチ当たり4バイトのRA
Mが必要であるので、キー数に制限があるという課題が
ある。たとえばキーマトリクスが16×8の場合キー数
の最大値は128キーとなるが、この場合、512バイ
トものRAMが必要になる。さらに、多くのバッファデ
ータを扱うために処理が複雑になるという課題がある。
【0009】第3の従来の疑似Nキーロールオーバ機能
を有するキーボードにおいては、1スキャンライン毎に
オン状態にあるキースイッチが2個以上か否かを判別す
る。この結果、オン状態にあるキースイッチが2個以上
ある場合にのみ、当該スキャンライン上のキースイッチ
のオン、オフ状態と他のスキャンラインを再びスキャン
して得られたキースイッチのオン、オフ状態とを比較し
てゴーストキーの発生を判別する。この結果、ゴースト
キーが発生したと判別されたときには、ゴーストキーの
原因となった最後のキー及びゴーストキーに対してはメ
イクコードは出力せず、ブレイクコードを出力する(参
照:特開平3−172910号公報)。しかしながら、
上述の第3の従来の疑似Nキーロールオーバ機能を有す
るキーボードにおいては、ゴーストキーか否かを判別す
るのに全てのスキャンラインを再度スキャンするため
に、処理時間が長くなる高速打鍵に追従できないという
課題がある。また、キースイッチがオフに変化した場合
に、疑似Nキーロールオーバ処理を行ったかどうかにか
かわらずブレークコードを出力するために、システム本
体においてモードを変えてしまうようなキーの場合、モ
ードが変わってしまいその後の入力ができないという課
題もある。
【0010】従って、本発明の目的は、使用メモリ容量
を小さくでき、ゴーストキー処理を迅速かつ確実に行
い、かつモード変更がない疑似Nキーロールオーバ機能
を有するキーボードを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明は、複数のXラインと複数のYラインとが交
差する点に設けられた複数のキースイッチと、第1のタ
イミングにてXライン及びYラインを駆動して各キース
イッチのオン、オフ状態を読出して記憶する第1の記憶
手段(ビットマップ)と、第2のタイミングにてXライ
ン及びYラインを駆動して各キースイッチのオン、オフ
状態を記憶する第2のビットマップと、各キースイッチ
の確定したオン、オフ状態を記憶する第3のビットマッ
プとを設ける。第1、第2のビットマップに記憶された
オン、オフ状態が共にオフ状態となったオフ確定キース
イッチが発生したときに、第3のビットマップに記憶さ
れたオフ確定キースイッチの状態がオン状態の場合に、
第3のビットマップのオフ確定キースイッチの状態をオ
フ状態にする共にオフ確定キースイッチのブレークコー
ドを出力する。また、第1、第2のビットマップに記憶
されたオン、オフ状態が共にオン状態となったオン確定
キースイッチが発生したときに、第1、第2のビットマ
ップに記憶されている各キースイッチの最新のオン、オ
フ状態に基づいてオン確定キースイッチのオン状態がゴ
ーストキーの発生原因となったか否かを判別する。この
結果、オン確定キースイッチがゴーストキーの発生原因
となったときに、エラーコードを出力する。他方、オン
確定キースイッチがゴーストキーの発生原因となってな
いときに、第3のビットマップのオン確定キースイッチ
の状態をオフ状態にすると共にオン確定キースイッチの
メイクコードを出力するものである。
【0012】
【作用】上述の手段によれば、異なるタイミングにて2
つのビットマップに記憶されたキースイッチのオン、オ
フ状態が一致したときにキースイッチのオン状態もしく
はオフ状態を確定させているので、キースイッチのチャ
タリング待ち処理をも行うことになる。
【0013】
【実施例】図1は本発明に係るキーボードの一実施例を
示す回路図である。図1においても、図8と同様に、X
ラインX1〜XmとYラインY1〜Ynとの交差する点にキ
ースイッチS11,S12,…,Smnが設けられ、Yライン
1,Y2,…,Ynはプルアップ抵抗R1,R2,…,Rn
を介してハイレベル電子端子VDDに接続されている。
【0014】XラインX1,X2,…,XmはXスキャン
ドライバ1によって順次選択駆動される。つまり、Xラ
インX1,X2,…,Xmは順次ローレベル電源端子VSS
に接続される。他方、YラインY1,Y2,…,YnはY
レシーバ2に接続され、選択されたXラインたとえばX
1に接続された1列のキースイッチS11,S12,…,S
1nのオン、オフ状態がYレシーバ2によって一括読取ら
れる。
【0015】Xスキャンドライバ1及びYレシーバ2は
CPU3、プログラム等が格納されているROM4及び
一時的なデータを格納するRAM5に接続されている。
【0016】図2は図1のRAM5の記憶内容を示す。
すなわち、nビットのSD領域はあるXラインがローレ
ベルにされたときにYレシーバ2によって読取られた1
例のキースイッチのオン、オフ状態(以下、スキャンデ
ータSDとする)を格納する。また、キースイッチ
11,S12,…,Smnに対応したm×nビットのビット
マップA,B及びCをRAM5内に設ける。
【0017】ビットマップA,BはキースイッチS11
12,…,Smnの異なるタイミングでのオン、オフ状態
を記憶するものであり、これにより、チャタリング待ち
処理を行う。また、ビットマップCはキーコード出力で
ある。
【0018】図3は図2のビットマップA,Bの作用を
説明する図である。すなわち、ビットマップA,Bはキ
ースイッチS11,S12,…,Smnに対応した1つの2m
×nのビットマップとして作用し、XラインたとえばX
3は図3のアドレスX3及びXm3の両方に対応する。つま
り、Xラインがスキャンされるときには、図3におい
て、X1→X2→…→Xm→Xm+1→Xm+2→…→X2mの順
に選択される。従って、図3におけるアドレスXm+1
選択されているXラインX1の場合には、斜線に示す領
域にキースイッチS11,S12,…,Smnの最新状態が格
納されていることになる。
【0019】図4はビットマップA,B及びCの値とキ
ースイッチの状態との関係を示す図である。すなわち、
A=B=C=”0”のときには、キーはオフ状態であ
り、AもしくはB=”1”かつC=”0”のときには、
キーのオン状態のチャタリング待ち状態もしくは疑似N
キーロールオーバ処理中、A=B=”1”かつC=”
0”のときには、キーのオン状態確定、A=B=C=”
1”のときには、キーはオン状態つまりメイクコード出
力状態であり、AもしくはB=”1”かつC=”1”の
ときは、キーのオフ状態のチャタリング待ち状態、A=
B=”0”かつC=”1”のときには、キーはオフ状態
つまりブレークコード出力状態である。
【0020】次に、図5〜図7に示す図1のROM4に
格納されたプログラムにより図1のCPU3の動作を説
明する。図5において、iは図3のビットマップのアド
レスX1,X2,…,X2mに対応し、従って、1,2,
…,2mの順に変化する。また、kはXラインX1
2,…,Xmに対応し、従って、1,2,…,mの順に
変化する。
【0021】まず、ステップ501〜503において、
iをkに変換する。すなわち、ステップ501におい
て、i≦m(ビップマップA)か否かを判別する。この
結果、i≦m(ビップマップA)であれば、ステップ5
02にてk←iとする。他方、i>k(ビットマップ
B)であれば、k←i−mとする。
【0022】ステップ504にて、kライン(Xライン
kを指す)を選択してローレベル(VSS)にする。次
いで、ステップ505にて、YラインY1,Y2,…,Y
nの電圧つまりキースイッチSk1,Sk2,…,Sknのオ
ン、オフ状態が読出され、RAM5のスキャンデータ領
域SDに格納される。
【0023】ステップ506では、キースイッチSk1
k2,…,Sknの中にオン状態もしくはオフ状態への変
化が確定したキースイッチがあるか否かを判別する。オ
ン状態もしくはオフ状態への変化が確定したキースイッ
チがあるときにはステップ507に進み、他方、オン状
態もしくはオフ状態への変化が確定したキースイッチが
ないときには、ステップ508に直接進む。なお、ステ
ップ506の詳細については、図6を用いて後述する。
【0024】ステップ507では、ステップ506にて
オン状態への変化が確定したキースイッチがゴーストキ
ーの発生原因となったか否かを判別し、また、変化が確
定したキースイッチのコード出力を行う。ステップ50
7の詳細についても図7を用いて後述する。
【0025】ステップ508〜510は、ステップ50
1〜507の動作を、i=1〜2mについて繰返し実行
させるものである。
【0026】図6は図5のステップ506の詳細を示す
ルーチンである。ステップ601では、ステップ505
にて読取られたスキャンデータSDと図3のビットマッ
プA+Bのiラインとを比較し、オン状態もしくはオフ
状態への変化があったキースイッチを検出する。たとえ
ば、i=m+1であれば、スキャンデータSDと図3の
アドレスXm+1のデータと比較し、1ビットたとえば図
3のビット(Xm+1,Yn-1)でも異なれば、オン状態も
しくはオフ状態への変化をしたキースイッチがあったと
し、他方、すべてのビットが同一であれば、オン状態も
しくはオフ状態への変化をしたキースイッチはなかった
とする。この結果、オン状態もしくはオフ状態への変化
をしたキースイッチがあったときには、ステップ602
に進み、他方、オン状態もしくはオフ状態への変化をし
たキースイッチがなかったときに図5のステップ508
に直接進む。
【0027】ステップ602では、スキャンデータSD
を図3のビットマップA+Bのiラインたとえばアドレ
スXm+1のライン(i=m+1)に書込む。
【0028】ステップ603〜605では、図3のビッ
トマップA+Bにおけるiラインをこのiラインが属す
るビットマップたとえばBからもう一方のビットマップ
たとえばAの対応するpラインに変換する。たとえば、
図3におけるアドレスXm+1をアドレスX1に変換する。
つまり、ステップ603にて、i≦m(ビットマップ
A)か否かを判別し、この結果、i≦m(ビットマップ
A)であればステップ604に進み、p←i+m(ビッ
トマップB)とし、他方、i>m(ビットマップB)で
あればステップ605に進み、p←i−m(ビットマッ
プA)とる。
【0029】ステップ606では、ステップ505にて
読取られたスキャンデータSDのうちステップ601に
てオン状態もしくはオフ状態への変化したキースイッチ
の状態が図3のビットマップA+Bのpラインのデータ
により既に変化しているか否かを判別する。たとえばp
=1であれば、スキャンデータSDと図3のアドレスX
1のデータと比較し、上述の1ビットたとえば(Xm+1
n-1)に対応するビット(X1,Y1)のデータが既に
変化しているか否かを判別する。この結果、pラインの
対応するビットが既に変化していれば、オン状態もしく
はオフ状態への変化が確定したキースイッチが発生した
とし、図5のステップ507に進む。他方、pラインの
対応するビットが変化していなければ、オン状態もしく
はオフ状態への変化が確定したキースイッチが発生して
いないとし、図5のステップ508に進む。
【0030】このように、図6においては、ビットマッ
プA,Bの両方においてデータが変化したことによりキ
ースイッチのオン状態、オフ状態の確定を行っている。
従って、ビットマップA,Bのスキャン周期をキースイ
ッチのチャタリング時間より長く設定することによりチ
ャタリング待ち時間に利用し、処理時間の短縮を図るこ
とができる。たとえば、図5のルーチンにおいて、スキ
ャン周期がキースイッチのチャタリング時間より短い場
合には、アイドルステップを導入することによりスキャ
ン周期を大きくする。
【0031】図7は図5のステップ507の詳細を示す
ルーチンである。ステップ701では、確定キースイッ
チSkjたとえばS1,n-1がオン状態の確定かオフ状態の
確定かを判別する。たとえば、スキャンデータSDもし
くはビットマップA(もしくはB)の対応データが”
1”か”0”かを判別する。確定キースイッチS1,n-1
がオフ状態であれば、ステップ702〜704に進み、
他方、確定キースイッチS1,n-1がオン状態であれば、
ステップ705〜710に進む。
【0032】ステップ702〜704について説明す
る。ステップ702では、ビットマップCのキースイッ
チSkjに対応するビット(k,j)たとえば(1,n−
1)が”1”か否かを判別する。この結果、Skj=”
1”のときのみ、ステップ703,704に進み、他
方、Skj=”0”のときには、図5のステップ508に
直接進む。ステップ703では、ビットマップCのキー
スイッチSkjに対応するビット(k,j)を”0”と
し、ステップ704では、キースイッチSkjのブレーク
コードを出力する。このように、ステップ702〜70
4においては、キースイッチが離れてオフ状態に確定し
た場合には、ビットマップCのキースイッチのメークコ
ードが出力した場合のみブレークコードを出力する。従
って、システム本体においてモードを変更してしまうよ
うなキーでもモード変更はなく、従って、その後の入力
不可能を回避できる。
【0033】ステップ705,706は、オン確定スイ
ッチたとえばS1,n-1がゴーストキーの発生原因となっ
たか否かを判別する。すなわち、ステップ705では、
オン確定スイッチとS1,n-1と同一Xライン上に他のス
イッチがオン状態にあるか否かを判別する。たとえば、
スキャンデータSDのうちオン確定スイッチS1,n-1
データをマスクし、その結果が00Hか否かを判別す
る。この結果、00Hであれば同一Xラインに他にオン
状態のキースイッチが存在しないのでステップ709,
710に進む。他方、00Hでなければ同一Xラインに
オン状態のキースイッチたとえばS1nが存在するので、
ステップ706に進む。ステップ706では、オン確定
スイッチたとえばS1,n-1と同一Yラインにオン状態の
キースイッチが存在するか否か判別する。この場合、キ
ースイッチS1nのデータをマスクしたスキャンデータS
DとビットマップA+Bの最新状態とのアンド論理が0
Hか否かにより判別する。ここで、ビットマップA+
Bの最新状態は、i=m+1とすれば、図3の斜線領域
である。この結果、同一Yラインにオン状態のキースイ
ッチが存在するときには、ステップ707,708に進
み、他方、同一Yラインにオン状態のキースイッチが存
在しないときには、ステップ709,710に進む。
【0034】ステップ707は、オン確定キースイッチ
の確定したビットマップたとえばBの反対側のビットマ
ップの対応する値をクリアする。具体的には、図3のビ
ットマップA+Bのkラインのオン確定キースイッチの
値をビットマップCの対応値に変換する。次に、ステッ
プ708にてゴーストキー発生のためにエラーコードを
出力する。これにより、操作者に疑似Nキーロールオー
バの処理を行ったことを知らせる。なお、オートリピー
ト中のキースイッチがあった場合には、そのオートリピ
ートを停止する。また、ゴーストキー発生パターンであ
る3つのキースイッチが同時に押下された場合には、ど
のキースイッチがゴーストキーの発生原因か判別不可能
であるので、3つのキースイッチともコード出力せず、
エラーコードを出力する。
【0035】ステップ709では、ビットマップCのキ
ースイッチSkjに対応するビット(k,j)を”1”と
し、ステップ710では、キースイッチSkjのメイクク
コードを出力する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
り込みによりゴーストキーが発生した場合、ゴーストキ
ー発生原因になった最後のキースイッチ、同時押下の場
合は全ての対象キースイッチのメイクコードを出力せず
にエラーコードを出力し、システム及び操作者に疑似N
キーロールオーバの処理を行ったことを知らせることに
より、入力ミスやシステムの誤作動を防ぎ、疑似的にN
キーロールオーバを実現できる。また、キースイッチが
離された場合は、そのキーのメークコードが出力された
かどうかがビットマップCに記憶されているので、キー
マップCのチェック行い、メークコードを出力した場合
のみブレイクコードを出力することにより、システム本
体においてモードを変えてしまうようなキースイッチの
場合でもモードが変わることがなく、その後の入力がで
きなくなることもない。さらに、疑似Nキーロールオー
バの処理を行う上で使用するメモリの量は、たとえば1
Xライン当たり3バイトのため16×8のキーマトリク
スの場合、48バイトの少ない量のRAMで処理できる
ので、メモリ容量を小さくできる。さらにまた、キース
キャンとチャタリング待ち処理が同時処理できるので、
キースイッチの変化からキーコードの出力までの時間
が、疑似Nキーロールオーバの処理を行わない従来のキ
ーボードと同様の時間で処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキーボードの一実施例を示す回路
図である。
【図2】図1のRAMの記憶内容を示す図である。
【図3】図2のビットマップA,Bの作用を説明する。
【図4】図1のキースイッチの状態を示す図である。
【図5】図1のCPUの動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】図5の部分的な詳細を示すフローチャートであ
る。
【図7】図5の部分的な詳細を示すフローチャートであ
る。
【図8】ゴーストキーを説明する回路図である。
【符号の説明】 X1,…,Xm…Xライン Y1,…,Yn…Yライン S11,…,Smn…キースイッチ R1,…,Rn…プルアップ抵抗 1…Xスキャンドライバ 2…Yレシーバ 3…CPU 4…ROM 5…RAM

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のXライン(X1,X2,…,Xm
    と複数のYライン(Y1,Y2,…,Yn)とが交差する
    点に設けられた複数のキースイッチ(S11,S12,…,
    mn)と、 第1のタイミングにて前記Xライン及び前記Yラインを
    駆動して前記各キースイッチのオン、オフ状態を読出し
    て記憶する第1の記憶手段(A)と、 第2のタイミングにて前記Xライン及び前記Yラインを
    駆動して前記各キースイッチのオン、オフ状態を記憶す
    る第2の記憶手段(B)と、 前記各キースイッチの確定したオン、オフ状態を記憶す
    る第3の記憶手段(C)と、 前記第1、第2の記憶手段に記憶されたオン、オフ状態
    が共にオフ状態となったオフ確定キースイッチが発生し
    たときに、前記第3の記憶手段に記憶された前記オフ確
    定キースイッチの状態がオン状態の場合に、前記第3の
    記憶手段の該オフ確定キースイッチの状態をオフ状態に
    する共に該オフ確定キースイッチのブレークコードを出
    力する手段と、 前記第1、第2の記憶手段に記憶されたオン、オフ状態
    が共にオン状態となったオン確定キースイッチが発生し
    たときに、前記第1、第2の記憶手段に記憶されている
    前記各キースイッチの最新のオン、オフ状態に基づいて
    前記オン確定キースイッチのオン状態がゴーストキーの
    発生原因となったか否かを判別する手段と、 前記オン確定キースイッチがゴーストキーの発生原因と
    なったときにエラーコードを出力する手段と、 前記オン確定キースイッチがゴーストキーの発生原因と
    なってないときに、前記第3の記憶手段の前記オン確定
    キースイッチの状態をオフ状態にすると共に前記オン確
    定キースイッチのメイクコードを出力する手段とを具備
    するキーボード。
  2. 【請求項2】 前記第1のタイミングと前記第2のタイ
    ミングはチャタリングを吸収できる時間以上離れている
    請求項1に記載のキーボード。
  3. 【請求項3】 さらに、前記オン確定キースイッチゴー
    ストキーの発生原因となったときに前記第1、第2の記
    憶手段のうち少なくとも一方の前記オン確定キースイッ
    チの状態をオフ状態にする手段を具備する請求項1に記
    載のキーボード。
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